ゲームブックリプレイ・ミストキャッスル

2009年9月23日 (水)

ミストキャッスルリプレイ3-20 最後に振り返って……

F 安納耕治

著作『夢幻の双刃』の主人公。

虚弱で貧弱だが悪燃費の特殊能力と姉への愛で魔物と戦う好青年。

 

F_3 秋月徹也

著作『夢幻の双刃』の主人公その2。

直情・短慮・迷走癖の三重苦にもめげず魔物と戦う好青年。

 

徹也「3回目のプレイ、2回目のクリアだな。これでひとまず、ミストキャッスルは終了って事でいいだろ」

耕治「ソロで3キャラ動かしたから、あまりソロプレイの例にはならないけどね。クリアーまでの最適効率みたいな物は大方わかったつもりだよ。とはいえ、MAPのランダム作成で運が絡んでくるから、どれだけ遊んでも絶対に楽勝とはいかないけどね」

徹也「ま、それは仕方ねえだろ。ランダム生成MAPにしてあるのも、多人数で遊べるシナリオサプリメントとしての特性を持たせるためだろうからな」

耕治「一緒に遊ぶ他のメンバーも持ってたから中身が全部バレてます……じゃ困るしね」

徹也「じゃ、最後って事で、俺らの最終状態をここに記録しておくか」

 

コウジ  人間・男・18歳

技能:マギテック(10)/シューター(11)/スカウト(10)/エンハンサー(1)

能力値:器用度21 敏捷度19+2 筋力13 生命力17 知力25 精神力20

最大HP:50 最大MP:50 

特技:精密射撃 両手利き 二刀流 命中強化 命中強化Ⅱ 射手の体術

ファストアクション トレジャーハント 影走り

装備:武器:デリンジャー+1(×2) 鎧:ハードレザー

頭:マギスフィア(小) 耳:マギスフィア(小) 顔:― 首:マギスフィア(中) 

背中:マギスフィア(大) 右手:疾風の腕輪 左手:マナリング 腰:ガンベルト

その他:壊すための指輪を装備(主に俊足の指輪)

 

テツヤ  人間 グラップラー(11)/スカウト(9)/プリースト(9)/エンハンサー(5)

器用度20 敏捷度24 筋力18+2 生命力15 知力20 精神力18 

最大HP:63 最大MP:45 

特技:魔力撃 両手利き 二刀流 頑強 魔力撃強化 飛び蹴り

追加攻撃 投げ攻撃 カウンター ファストアクション トレジャーハント 影走り

装備:武器:ハードノッカー+1 スタンパー+1 鎧:アラミドコート

頭:― 耳:― 顔:― 首:幸運のお守り 

背中:― 右手:怪力の腕輪 左手:壊すための指輪を装備(主に俊足の指輪) 腰:ブラックベルト

その他:聖印

 

Photoマサシ  人間 ファイター(11)/プリースト(10)/セージ(9)/レンジャー(1)/エンハンサー(1) 

器用度21 敏捷度22 筋力18+2 生命力17 知力20 精神力19 

最大HP:80 最大MP:49 

特技:魔法拡大/数 魔力撃 マルチアクション 頑強 武器習熟/槍 足さばき

タフネス 鋭い目 弱点看破 マナセーブ

装備:武器:ノーマルランス+1 鎧:イスカイアの魔導鎧 盾:カイトシールド

頭:とんがり帽子 耳:― 顔:― 首:光のアミュレット 

背中:― 右手:怪力の腕輪 左手:壊すための指輪を装備(主に知性の指輪) 腰:ブラックベルト

その他:聖印

 

徹也「いや、随分と強くなったもんだ。レベル15程度までの敵ならほぼ問題なく倒せるからな」

耕治「このデータも、ルールに追加や版上げがなされるうちに弱く古臭いものになっちゃうんだろうね」

徹也「嫌な事言うな、お前は」

耕治「いや、悲観してるわけじゃないよ。作品が長続きして進化し続けるのは良い事だからさ。ソードワールド2.0も長続きすればいいねって事」

徹也「そうだな。及ばずながら、前途を祈っておくか」

耕治「ここまで読んでくださった方、長々と御付き合いありがとうございました」

徹也「どうせまたじきに何かやるから、その時にはよろしくな!」

耕治「実は予定だけならもうあるんだけど……まぁその時にね」

徹也「へっ、大した内容でもないクセに勿体ぶるなっての」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月21日 (月)

ミストキャッスルリプレイ3-19 清算

【ついに強敵全てを葬り去った三人。いよいよ脱出の時が来た。最後に待ち受ける物は……】

F_2

コウジ  人間 マギテック(10)/シューター(11)/スカウト(10)/エンハンサー(1)

器用度21 敏捷度19+2 筋力13 生命力17 知力25 精神力20 

好きな物:故郷の姉ちゃん  嫌いな物:フラグミス

 

F_3 テツヤ  人間 グラップラー(11)/スカウト(9)/プリースト(9)/エンハンサー(5)

器用度20 敏捷度24 筋力18+2 生命力15 知力20 精神力18 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物  嫌いな物:足の長いイケメン

 

Photoマサシ  人間 ファイター(11)/プリースト(10)/セージ(9)/レンジャー(1)/エンハンサー(1) 

器用度21 敏捷度22 筋力18+2 生命力17 知力20 精神力19 

好きな物:正直者  嫌いな物:拳骨バカ

 

(今回のMAP)

315                  

 

 

 

 

コウジ「ついに最終ミッションですが、ここに来て凄く大きなミスが発覚しました

テツヤ「チッ、わかってるよ。俺はまだ<飛び蹴り>を習得してなかったし、<強化魔力撃>との併用も出来ないんだろ

マサシ「ははっ、自動習得特技と勘違いしていた上に『宣言を要する戦闘特技は併用できない』を忘れてたな」

テツヤ「うっせー。魔力撃は9レベルになったら強化魔力撃に進化すると思い込んでた(※大間違い)し、<飛び蹴り>は補助動作だと思い込んでた(※大間違い)んだよ! それに飛び蹴りでギリギリ倒せた奴なんていねえだろ! 正当なルール運用してても結果は変わってねえよ!

マサシ「おやま、イカサマヤローが開き直ったぜ」

テツヤ「テメエ! 原作正ルートで死ぬ脇役の分際で!

コウジ「まぁまぁ、落ち着いてテツヤ。もちろん、今から2話ぶんをやり直したりはしないよ。TRPGは大概の場合、過去のルールミスがわかってもいちいちやり直さない物だからね。それにしょっちゅう死ぬのはテツヤも同じじゃないか。だから落ち着いて、このイカサマヤロー

テツヤ「てめー喧嘩売ってるならタダで買ってやるぞコノヤローバカヤロー!」

コウジ「その値段では売れません。というわけでそろそろレベルアップ作業を終えるよ。皆11レベルになったから、新しい戦闘特技を覚えられるね」

テツヤ「チッ。だったら俺は<飛び蹴り>だ。間違ってた状態にちっとでも近づけるためにな。<強化魔力撃>と併用できない以上、使う事は無えだろうが」

コウジ「じゃあ僕は<射手の体術>だよ。これはシューター技能を回避の判定に使えるというものさ。これで防御面も少しはマシになったよ。まぁ使わないだろうけど」

マサシ「ほんじゃ俺は<足さばき>にでもすっか。これで魔法を使いながらの制限移動でも接敵できるだろ。ま、使わないだろうけどな」

 そもそも何を覚えても、もう駆使して戦う敵がいないのだ。

コウジ「じゃあラストミッション開始だ。出発するよ」

 拠点を出た三人、東へと向かう。

【明かりの灯る館】E-4

Photo サンドリーヌ

「まさか、この街の上位蛮族を全て倒してしまうなんて……。

これからどうなさいますの?

ここに来たという事は……」

コウジ「はい、貴女からの最後の依頼を請けに来ました

 既に知っておられる方も多かろうが、このサンドリーヌ、蛮族でありながら人間の青年を愛してしまい、この街から(彼とその妹を連れて)脱出し、どこかで静かに暮らす事を希望しているのだ。

マサシ「とはいっても、他の上位蛮族が全滅しているんだ。いっそここに残って支配者にでもなるかい? そうすりゃ望み通りの生活も送れるだろうぜ」

サンドリーヌ「いえ……やはりこの街から出たいと思います。この街の蛮族達に人間との共存を訴えても聞かないでしょう」

テツヤ「ま、そうだろうな。きっかけ無しで生活と価値観を反転させるのは無理だろうよ」

サンドリーヌ「それに、最近は野良熊や野良象や野良恐竜が出歩くようになっていて……私にとっても結構命がけな場所になっているのですわ」

コウジ「うん、正直街の住人がどうやって生き延びているのか不思議に思ってました。一緒に街を出ましょう」

 こうしてサンドリーヌとその恋人クリス、クリスの妹ハイネとともに街を出る事になった。サンドリーヌは水門の合言葉3つのうち2つまでを知っていたが、コウジ達三人はあえて拠点へ引き返す。

【三色の天幕】C-4

 街を出る方法の一つ。それは街一番の商人ザバールに脱出の手引をしてもらう事である。これにはこの商店で買い物をした時に記録される「ザバールポイント」が一人6000点必要になるのだ。

 なお、三人は今迄に総計38000点以上のポイントを貯めている。

Photo_2 ザバール

「これで途中からの細かい計算を忘れてたっていうんだから驚きだね。

ま、君達がそれだけよく働いてくれたって事なんだけど。

色々あったが、終わってみると大した買い物だったわけだ、君達は」

テツヤ「へっ、こっちも世話になったな。じゃあ6人ぶんの手引を頼むぜ」

サバール「いや、サンドリーヌさん達は自分達のポイントを持っている。だから必要なのは君達三人ぶんだけだね」

コウジ「なんだ、そうですか。それじゃあ20000点以上余るね……じゃあこの店にある剣の欠片を全部ください」

ザバール「在庫は30個ほどだが……ま、持っていくといい。それじゃあ脱出用の馬車を用意するよ」

マサシ「サンキュー。それじゃ、達者でな」

サバール「お互いにね」

 こうして三人は奴隷の首輪を外して貰った。そしてザバールの外部取引用の馬車に潜り込み、使用人に紛れて外を目指す。

【脱出】

 一行を乗せた荷馬車は、無事に叫びの門を出る。霧の街の影は、徐々に赤茶けた地平線の彼方に遠ざかり、やがて消える。その頃になって、一行はようやく、あの恐るべき街からの脱出に成功した事を実感した。一行が歓喜したとき、それを待ち構えていたかのように、最後の敵が獰猛なその姿を現した。

 最後の敵はレッサードラゴン。13レベルモンスター、剣の欠片で強化されたボス級の敵である。他にも多数の敵が出現しており、ザバールの雇った護衛達はそちらの迎撃を行っている。

テツヤ「こいつで終わりか! やってやるぜ!」

 1ラウンド目。先攻権は奪取。複数部位型の敵なので、まずはコウジが散弾を撃つ。

コウジ「ファストアクションとリピートアクションを併用した8連発だ。受けろっ!」

 散弾が翼を引き裂き、胴体にめり込み、頭を撃ち抜いた。7発が命中、合計143点のダメージを全部位に与える。ドラゴンの部位には最大でも119点のHPしか無い。コア部位である頭も含め、全てが粉砕されてしまい、竜はその巨体を地に沈めた。

テツヤ「……ラストバトルなのに何もしてねえわ」

マサシ「ははっ、俺もだ」

 周囲を見れば、護衛達も勝利を収めつつある。ほっと一息、後はカシュカーンの街へ入るだけ。

 だが……

?????????「その前に、私と最後の決着をつけてもらおうか」

テツヤ「なんだと? 誰だ! もう誰も残ってない筈だぜ」

?????????「フッ、連れない事を言うな。せっかくの最大決戦をルールミスを残したまま終わらせてはつまらなかろう……そう天の御達しがあってな。ここで真の最終決戦を行おうというわけだ」

マサシ「ま、やり直しが一戦ぐらいあってもいいかね。で、あんたが再戦の相手ってわけだ」

 

 

 

 

  

Photo_3 ヤーハッカゼッシュ

「そう。私は帰ってきた。

真の決着をつけるために。

そのためだけにな」

 というわけで、本来もうゲーム終了ですが、彼との戦闘のみやり直す事とします。この戦闘での経験値・ドロップアイテムは無しという扱いです。

テツヤ「ふん、構いやしねえよ。すっきり終わらせてやるぜ、旦那!」

ヤーハッカゼッシュ「そうか。ならば私も本当の力を見せねばなるまい……!」

 緑将は擬態を解き、15レベルモンスター・ジェイドバジリスクとしての真の姿を露わにする!

 

 

 

2  

 

 

 

 

 

テツヤ「いやこれ絶対違う

コウジ「でもジェイドバジリスクの変身後イラストが何処にも無いんだよね

テツヤ「それでももうちょっと似てる物は出せ!」

コウジ「仕方ないなあ……じゃあこれで」

2_2 

テツヤ「これも何か違うんだが、まぁさっきよりは近いか……」

マサシ「ははっ、恐竜じゃねえかこれ」

コウジ「まぁ大きなトカゲには違いないからさ。人から変身する所は同じだし」

 

 ともかく戦闘開始である。

 1ラウンド目。もはや出し惜しみは無し、指輪を壊して達成値を上げながら先攻権奪取。

マサシ「まずは俺がバトルソングだ。結局、最後までこれに御世話になりっぱなしだったぜ」

コウジ「僕はさっき同様の8連射。キャッツアイも併用して、21点まで上げた命中値で撃ち込む!」

 ジェイドバジリスク(4部位)の回避値は16~19。サイコロ2個の判定同士では結構有利である。結果、8発のうち……

1 コウジ

「あ。8発全部命中しちゃった。

とりあえずダメージロール……

ええっと、全部位に182点のダメージだね。

一番固い部位でもHPは114しかないから、全部位を破壊したよ。

戦闘レベル、ターゲット確認。破壊終了。よって僕らの勝ちだ

テツヤ「な、何だってぇ!? どうなってるんだおい!」

マサシ「部位が多いぶん、増幅分のHPは各部位に分散しちまうからな。これまでの戦闘でもうわかってるだろ」

コウジ「確かに全弾命中は出来過ぎだけど、6発も当たれば致命傷だったわけだから、もう少し期待値通りに行っても結果は同じだったよ」

3 ヤーハッカゼッシュ

見事だ、人間達よ。

お前達のレベルが上がってから出てきた事も敗因かもしれんが、負け惜しみは言うまい。

胸を張れ。そして人間の街へ凱旋するのだ。

私に勝利した者としてな……」

 今度こそ本当に、ヤーハッカゼッシュは息絶えた。気がつくとその姿は消えており、どこにも跡一つ見えない。

 果たして、この戦いは夢か幻だったのか……?

テツヤ「緑将の旦那……もっと格好良いイラストを見つけてやれなくてすまねえ。成仏してくれ、あばよ」

 敵同士とはいえ、戦いが終われば憎しみは無い。ただ冥福を祈るのみ。

 三人はザバールの護衛達と別れ、サンドリーヌ達を連れてカシュカーンの街へと向かう。門を潜り抜けて後、ほどなくしてカシュカーンは霧の街から脱出した者を迎えて大騒ぎとなった。

 やがて一行は王位継承権5位、自身も神官戦士で蛮族との戦いの最前線にいる“姫将軍”マグダレーナ・イエイツの前に通される。

 

2_3 マグダレーナ

「お前達が霧の街から戻ってきた冒険者か。

まことにごくろうであった。

あの街はいずれ奪還作戦を行うつもりだが、情報の提供者として、そしてその時の戦力として、我々に協力してはもらえぬか」

 

テツヤ「協力つってもな。あの街、今ならもう戦力ガタガタだぜ」

マサシ「これが情報提供。戦力としての協力はもうしちまってるな。姫さん、二つとも御頼み叶えたぜ」

マグダレーナ「なんと、それは驚……」

Photo_4 バルクマン

「こらこら、お前ら。

いくら大業を成したとはいえ、姫の御前でその態度は何だ。

もう少し口の利き方に気をつけよ」

コウジ「御言葉ですがバルクマン殿。僕らはもう姫様と御友達です

バルクマンとテツヤとマサシと姫「はあ?」

コウジ「今まで集めた剣の欠片554個、全て名誉点に変換しました。そして得た1900点以上の名誉点をコネクションの獲得に費やします。信頼度によって必要となる名誉点は異なりますが、マグダレーナ姫との『貴重な友人(信頼度最高)』に要するポイントは1700点なので足りています。NPCとのコネクション成立にはゲームマスターの許可が必要ですが、ソロプレイではプレイヤー=ゲームマスターなので許可は出しましたし出ました。以上の理由で、姫と僕らは友人です

マグダレーナ「いや、そんな事を急に言われても……」

コウジ「というわけで姫。友人からの頼みを一つ聞いていただけませんか

マグダレーナ「え、ええっ!?」

バルクマン「おい貴様! いくらなんでも無礼……」

コウジ「あの街の上位蛮族だったにも関わらず、人間との共存を望む御婦人とその家族に、安心して暮らせる場所を与えていただきたく思います」

バルクマン「そこの御婦人が!? しかし、元蛮族と聞いては……」

マサシ「おおっと親愛なる姫君、俺からの願いはそこの兄ちゃんを静かにさせてもらう事な」

バルクマン「お前……!」

テツヤ「んじゃマイフレンド。俺からの願いは、暮らせる場所を与えた後もできるだけサンドリーヌさん達の事をよろしく頼むって事で一つ。姫さんの負担にならない範囲でいいからよ」

マグダレーナ「……ふふ、よかろう。それだけの事はしたのだ。私が責任をもって引き受けよう」

Photo_5 サンドリーヌ

「あ、ありがとうございます!

何と御礼を申し上げれば良いのやら……

この御恩は忘れません」

 

 知っている限りの情報を教えた後、三人はカシュカーンを後にした。既に支配者階級が壊滅状態になった霧の街の攻略は、姫の率いる軍が成し遂げるだろう。勢力図も大きく動くかもしれない。

 だがそれはあくまでこの世界の事。異邦人の三人は関わらぬ事にしておいたのだ。

コウジ「これにて一件落着だね。今回も結局、サンドリーヌさん達を連れて脱出になっちゃったけど」

テツヤ「はん、ハッピーエンドに越した事は無えし、善人が報われるに越した事は無えよ」

マサシ「とりあえず家に帰るとすっか。長旅だったからな、ちょいと布団でごろごろしてえわ」

コウジ「そうだね。今は帰ろうか。姉ちゃんも待ってるだろうしね」

 こうして三人、カシュカーンの街を後にする。

 またいずれ、どこかを旅するとしても……今は休息の時なのだ。

【終】

(C)グループSNE/富士見書房 
(C)石森プロ/東映

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月18日 (金)

ミストキャッスルリプレイ3-18 バトルロード

【物資の買い込みばかりか装備の新調まで行う三人、連れだって拠点を出る。その顔には今まで無かった緊張と決意が漲っていた。三人の目的とは……】

F_2

コウジ  人間 マギテック(10)/シューター(10)/スカウト(9)/エンハンサー(1)

器用度20 敏捷度19+2 筋力13 生命力17 知力25 精神力20 

好きな物:故郷の姉ちゃん  嫌いな物:フラグミス

 

F_3 テツヤ  人間 グラップラー(9)/スカウト(9)/プリースト(9)/エンハンサー(5)

器用度20 敏捷度23 筋力18+2 生命力15 知力20 精神力18 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物  嫌いな物:足の長いイケメン

 

Photoマサシ  人間 ファイター(9)/プリースト(9)/セージ(9)/レンジャー(1)/エンハンサー(1) 

器用度20 敏捷度22 筋力18+2 生命力17 知力20 精神力19 

好きな物:正直者  嫌いな物:拳骨バカ

 

(今回のMAP)

315                  

 

 

 

 

コウジ「マギスフィア(大)を10個、常時1個を装備。20点の魔晶石も10個。俊足の指輪は闘技場の報酬として貰った分もあわせて20個以上ある。こっちのアイテムはOKだよ」

テツヤ「俺は特に装備に変更なしだ。5点の魔晶石が残ってたな。それをくれ。指輪も半分貰うぜ」

マサシ「俺は武具を新調しといたぜ。9レベルになって習得した<武器習熟:槍>で、やっと原作どおりに槍装備だ。あと知性の指輪も10個ほど用意させてもらった。こっちの道具もOKだな」

コウジ「前回得た16790点の経験値でレベルも上がったね。僕はあえて方向性を偏らせて<命中強化Ⅱ>だ。正直、この特技はミストキャッスルでもないと取らない物だと思うけど。今回はこの街に徹底特化するよ。目標のために、ね

テツヤ「ネームドクラスの蛮族全滅作戦な……。しかもクレアクレアさんが持ってる守りの剣の力は借りず、ひたすら正面から力押しとはよ」

マサシ「ははっ、ソロで3人パーティなんて難易度ベリーイージーモードでやってんだ。そのぐらいやって終えても悪くねえ」

コウジ「★を経験値に換算するため、ランダムミッションを請けておいたよ。依頼は人探しだ。まずは麻薬窟に行くよ」

【麻薬窟】B-3

 ここで探し人(奴隷の女性)が翡翠の塔へ向かったと聞かされる。だが三人はあえて北西へと向かった。

【ブラグザバス神殿】A-1

 神殿には入らず、周囲を囲む湖をぐるりと周る三人。不審者を追い払おうとセイレーンが3匹飛んでくるが……

コウジ「ごめん、邪魔だから消毒するね」

 散弾2連射で一瞬のうちに葬った。

 そのまま外周にそって神殿の裏。池にボートを浮かべ、大神官の“澱みの毒”イヴァンが物想いに耽っている。彼が何を考えているのか、気になる人は作品を購入されたし。三人にとっては興味の無い事、武器を手に大股で迫った。

Photo イヴァン

「何か用かな?

僕は君たちに用も興味もないけれど……」

 

テツヤ「率直に言うが、死んでもらう。理由は聞く必要ねえな?」

 テツヤの言葉が終るか否かのうちに、池から飛沫をあげて魔物が姿を現した。護衛のスキュラ2匹である。

マサシ「ま、何か潜んでた事は気配でわかってたけどな。3対3だ、遠慮はしないぜ? 1匹相手でもしないけどな」

 スキュラは8レベル、イヴァン(邪教の大神官)は13レベルの敵である。今までで最強の編成である事は確かだ。

 1ラウンド目。コウジが散弾4連射。スキュラの部位が多い(4部位)ので、全てを巻き込む事はできない。だがコア部位(潰されたら死ぬ部位)はあくまで一つ。連射が終わると、スキュラは全滅していた。イヴァンも散弾が2発ほど流れ、少々のダメージを受けている。

 13レベルモンスターとして15点の回避力を誇るイヴァンだが、コウジの命中値は特技装備込みで17。さらに錬技<キャッツアイ>で1点上げる事もできるのだ。これでは滅多な事では避けられない。

テツヤ「とどめだ……覚悟!」

 エンハンサー技能を5まで上げ、テツヤは<スフィンクスノレッジ>を習得。これは1ターンの間、知力を12点上げるというもの。強化魔力撃と併用する事により、命中・ダメージを2点ずつ上げる事ができる。この時のテツヤの命中値はキックで17、パンチが19。ダメージは1発あたり30前後。これが最大で7回連続して敵を襲う。

 100点以上のダメージが炸裂し、弱っていたイヴァンは吹っ飛んで池に叩き落された。後には躯が浮かぶのみ……。

テツヤ「新技の威力は上々だぜ。次に行くか」

 倒した証とばかりに、敵が持っていたアイテム女神のヴェールを貰って行く。彼が誰にこれを渡すつもりだったのか……それは三人には関係の無い話だ。

 

 一路、南東へ。ランダムイベントで奴隷をいたぶっているガルーダがいたが、12レベルのボス級蛮族を三人は軽く葬って先へ進む。ワンダリングモンスターとして出る最強クラスの敵だが、もう三人の敵ではない。

 途中、娼婦街で一泊してからさらに南東を目指す。

【ダルクレム神殿】E-7

 骸骨でできた神殿に入ると、十数名の部下を従えた大神官が出迎えてくれた。ブラッドトロール(13レベルモンスター)の“豪将”プトゥートである。

Photo_2 プトゥート

「むむ? お前らの顔には見覚えがあるぞ……

闘技場を制覇した人間どもではないか!

ちょうど良い、一度、手合わせしたいと思っていた所だ」

 プトゥートは練習試合をやらないかと持ちかけてくる。模擬戦とはいうが、その実は4ラウンド目以降ならいつでも中断できるというだけの真剣勝負である。だが模擬戦では、プトゥートは部下をつれず一人で戦うのだ。これはチャンスである。三人の返事は……

コウジ「ごめんなさい。今日はあなたの首を獲りに来たんです」

 異邦人であり、依頼されたわけでもなく、どうせこの街を去る三人である。せめて騙し討ちみたいな真似はするまいと、ここに来て妙に正直になってしまった。

プトゥート「ほう? その言葉、口にしたからには冗談で済まんぞ」

 プトゥートの合図とともに、10匹のボガードと3匹のトロールが、彼とともに襲いかかってくる……!

 1ラウンド目。先攻は奪取。まずはマサシがバトルソングを歌う。次に……

コウジ「僕も新しく覚えた呪文を試させてもらうよ」

 リピートアクション! 背負った大マギスフィアが砕けるとともに、コウジの分身が生み出された。この分身はコウジと全く同じ行動を同じ能力で行うのだ。ただしMPを消費する行動をとれば、それは本体であるコウジが消耗せねばならない。無論、そのために20点の魔晶石をいくつも購入したのだが。

 両手拳銃とファストアクションにより4連射、分身も同じだけ撃つので合計8連射! ボガードとトロールが次々と吹き飛んでいく。撃ち終えた時、立っていた敵は傷口から血を流すプトゥートただ独り……!

プトゥート「我が部下が、一瞬で……!?」

テツヤ「そしてアンタもな!」

 176点のHPを95まで減らされたプトゥートにテツヤの連続攻撃が炸裂。126点の総ダメージ。拳の雨を食らい、ブラッドトロールは大音響とともに床に崩れ落ちた。

【翡翠の塔】固定3

 ここで探し人がガルーダに襲われているのを発見。当然、敵を血祭りにあげて運河に投げ込んでおく。可哀想だが、彼女にはいましばらく三人に付き合ってもらおう。

 ザバールポイントが余っていたので手に入れた運河通行証。これを使って塔のある島へ渡り、守衛のリザードマンマリーナ達をあっさり屠る。

コウジ「まずは最下層から行こうか」

 階段を下りる三人、湿った巨大な空洞に出る。ここにはヘルスキュラ(11レベルモンスター)の“汚水の女王”オンディーヌが住んでいるのだ。

オンディーヌ「オ腹空イタ~……アア、餌ガ来タヨ!」

マサシ「おやま、こいつは直球だこと」

テツヤ「へっ、こういう奴の方が気兼ねなく葬れるってもんだぜ」

 オンディーヌは部下としてカーストアーマー(12レベルモンスター)を連れている。本人も4部位のモンスターであり、結構数で攻めるタイプかもしれない。

 1ラウンド目。コウジの4連射が火を噴く。たちまち血まみれとなって断末魔をあげるオンディーヌ。タフなカーストアーマーは持ち堪えるものの、HP強化のされていない雑魚モンスター。瀕死に陥り、テツヤのキックで砕け散った。

コウジ「数も質も半端だったから楽勝だったね。それじゃあ上へ引き返そうよ。この塔にはあと2匹いるからさ」

 

 塔の中層部。わけのわからない機械と死体の細切れ、そして手術台が並ぶ空間。そこでは一人のタビットが、楽しそうに死体をこねくりまわしていた。血の染み散らばる吐き気を催すような部屋で、そのタビットは三人の方へ振り替える。

Photo_3 ムギド

「イッヒッヒ。

何の用で来たのかな~ぁ?

改造して欲しいなら喜んでやってあげるけど?」

コウジ「ごめんなさい。あなた含め、この塔の蛮族を退治に来たんです」

ムギド「こりゃあ参ったね~。今度の材料は活きが良すぎて、絞める所から始めないといけないのか~。ウヒヒッヒ~」

 このタビット、実はレッサーヴァンパイアであり、11レベルのモンスターでもあるのだ。ただし部屋があまりに変態じみて部下も入りたがらないのか、単独でここにいるようである。

 1ラウンド目。テツヤの連続攻撃が見事に炸裂。ダメージはあまり奮わないが全段命中し、132点あったHPを一瞬でゼロに引きずり落とした。

 格闘ゲームでいう所の10割コンボのごとしである。部屋にある「材料」同様になってしまったムギドを見下ろし、肩を竦める三人。

コウジ「ミストキャッスルの売りの一つが、この人による魔改造で改造人間になる事なんだけど。僕らはとうとう、一度も御世話にならなかったね」

テツヤ「全滅からの復活として、救済手段なんだがな。俺らはついに自ら背水の陣をしいたってわけだ」

マサシ「へっ、どうせ終了は目の前だ。いまさら弱気は無しだぜ」

 互いに頷きあい、三人は部屋の階段を登る。この塔には、敵はあと一人しかいない。

 

 最上階には、広い玉座の間があった。多数の翡翠像が飾られ、その中央にある椅子に壮年の男が座っていた。彼は余裕と飽きと僅かな期待の混ざった笑みを浮かべている。

Photo_4 ヤーハッカゼッシュ

「話はだいたい聞いている。

人間でありながら、力のある蛮族を狩っている連中がいるとな。

我が元へ来ないかといくらか期待していたが、本当に応えてくれるとは喜ばせてくれるではないか。

これなら楽しませてくれる事も期待していいかもしれんな……」

 そう言うと、彼は椅子からゆっくりと立ち上がった。

コウジ「楽しめるとは思えませんが、お相手はしてもらいます」

テツヤ「短い付き合いになるが、よろしくな。総大将」

マサシ「遺書したためる暇は無えぞ。互いにな」

 ジェイドバジリスク・変身前はレベル14。三人は彼に挑む。

 指輪を壊しながら、弱点(冷気攻撃に弱い)を見抜き、先手を取る。

 1ラウンド目。バトルソングを歌うマサシ。これで後の二人は命中+2、テツヤはダメージにも+2。

 コウジは最大攻撃の8連射を慣行。エフェクトバレットで冷気弾を作り、片っぱしから撃ち込む。錬技キャッツアイと補助魔法ターゲットサイトも併用、命中値は21。敵の回避値は16、ダイス目が不調だがそれでも6発命中。140点のダメージ。

 だが敵のHPは168。28点残ってしまう。

コウジ「これで倒せないとは流石。でも……」

テツヤ「悪いな、大将。終いだ」

 飛び蹴り、そして渾身の鉄拳。魔力で増幅された威力が体を打ち抜き、“翠将”はついに膝をついた。

Photo_5ヤーハッカゼッシュ

「……見事、としか言えんな。

期待を遥かに超えている。

俺の真の力も見せてやりたかったが……不甲斐なさを許せ」

コウジ「こちらこそ、非礼をお許しください」

テツヤ「ま、何もさせずに倒すってのも、試合ならぬ戦闘だからという事で勘弁してくれや」

マサシ「仮に変身してから戦っても、ちょっと手順が変わるだけで結果は同じだったと思うしよ

 ヤーハッカゼッシュは息絶えた。最期に何を想ったか……知る術なく、知った所で如何ともしようがない。三人はあえて躯をそのままに、王座の間を、翡翠の塔を後にする。

 そして……

【娼婦街】C-5

Photo_6  アリアドネ

「はい、報酬よ。全部お金でいいのよね?

しかしまさかここまでやってくれるなんて……。

この街の上位蛮族、もう全滅同然よ」

コウジ「確かにあと一人、残ってますね」

 金を仕舞う三人。しかし探し人だった奴隷娘の姿は無い。三人は武器を取りだした。怪訝な顔のアリアドネ。

コウジ「ここに来る前、あえて遠回りして木漏れ日の施療院に寄りました。ウルスラさんの所で情報を聞いたんです。この街に、外の蛮族勢力から、ヤーハッカゼッシュの勢力を削ぐための刺客が送り込まれた、と。刺客は街の住民に溶け込み、反抗勢力に潜んで活動しているとの事です」

アリアドネ「……」

テツヤ「ウルスラさん、そいつの名前も知ってたぜ

アリアドネ「そう……」

マサシ「まぁなんだ、ヤーハッカゼッシュに何かしてやる義理は無えんだが。蛮族の暗躍を黙って見てる理由もなくてよ」

 物陰からレッサーヴァンパイアが2匹、姿を見せる。アリアドネの本当の部下である。アリアドネも人間離れした身軽さで間合いを離して身構えた。リャナンシーアサシン(15レベルモンスター)との戦闘である。

アリアドネ「知られた以上、生かしてはおけないの。ごめんね」

コウジ「生かしてもらいますので、お構いなく」

 1ラウンド目。景気よく指輪を壊して先攻奪取。三人の攻撃となるのだが、リャナンシーアサシンの回避値は20。可能な増幅措置全てをとっても、安定して当てる事は難しい。

 とりあえずマサシはバトルソング。これで後の二人をサポートする。

 コウジはファストアクション・リピートアクションを使って散弾8連射。キャッツアイとターゲットサイトも使うが、これでも命中値21。命中率は6割程度。

 ……なのだが、ダイス目が微妙な所で良い。敵の回避値をギリギリ上回る値が何度も出る。運命変転まで使って、合計7発命中。183点の敵HPをいきなり28まで減らす。無論、レッサーヴァンパイアには全弾命中。一瞬で葬り去った。

 重傷でふらつくアリアドネにテツヤが襲いかかる! こちらの命中値も21(キックは19)。蹴りは外れたが拳が2+2の4発命中。66点の総ダメージを与えて壁に叩きつけた。

Photo_7 アリアドネ

「……正直、言うとね。

途中から、あんた達が厄介な存在になってきたなって思ってたの。

やっぱり、手を打っておくべきだったなあ……」

コウジ「そうですね。僕たちをここまでにしてしまった大きな要因の一つが、貴女から請けた依頼とその報酬だったわけですし

 特別クエスト2:名のある蛮族の討伐が、経験値的に大きすぎた。あれが無ければこんなに無茶なバトルはやってなかっただろう。

テツヤ「手駒を育てる手腕は、あんた最高だったぜ? 乗りこなす事には失敗しちまったわけだがよ……」

マサシ「“月夜蜂”のお姉さま方にはなんとか誤魔化しとくわ。あばよ」

 息絶えたアリアドネの亡き骸に毛布を被せ、組織のメンバーを呼ぶ。泣いて動揺する彼女達には、蛮族の刺客が襲ってきたと嘘をついておいた(丁度、レッサーヴァンパイアの死体が2つ転がっていたのも幸いした)。

 ウルスラに預けていた奴隷娘を連れ、三人は拠点へ戻る。

【三色の天幕】C-4

Photo_8 ザバール

「君たちが連れ帰ってくれた娘から聞いたよ。

ヤーハッカゼッシュを倒したって?

まさか君達がここまでやらかすとはね……。

これから一体どうする気だい?」

コウジ「あと一人、名のある上位蛮族がいます。その始末に、あと一度だけザバールさんの力を借ります」

ザバール「ほほう? どういう事かな?」

 それは次回、今回の最終回に持ち越す事になる。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年9月13日 (日)

ミストキャッスルリプレイ3-17 霧街名物・殺死阿武(コロシアム)

【物資を買い込んでは背負い袋に詰め込む三人。しかし街の地図を前に何やら相談中。脱出するわけではなさそうだ……】

F_2

コウジ  人間 マギテック(8)/シューター(8)/スカウト(8)/エンハンサー(1)

器用度20 敏捷度18+2 筋力13 生命力17 知力25 精神力20 

好きな物:故郷の姉ちゃん  嫌いな物:フラグミス

 

F_3 テツヤ  人間 グラップラー(9)/スカウト(8)/プリースト(8)

器用度20 敏捷度23 筋力18+2 生命力15 知力19 精神力18 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物  嫌いな物:足の長いイケメン

 

Photoマサシ  人間 ファイター(8)/プリースト(8)/セージ(8)/レンジャー(1)/エンハンサー(1) 

器用度20 敏捷度22 筋力18+2 生命力16 知力20 精神力19 

好きな物:正直者  嫌いな物:拳骨バカ

 

(今回のMAP)

315                  

 

 

 

 

テツヤ「やれやれ、久しぶりにリプレイ再開だぜ。いい加減、今回も長引いてるよな」

コウジ「そうだね。全記事含めて、今回でちょうど100回目だしね。記念に今日はパーッとお祭りにでも行こう」

マサシ「へえ、いいねえ。で、どこでやってるんだ?」

コウジ「闘技場で消毒パーティを。出血大サービスで

テツヤ「……今さら見世物試合に出る意味あんのか?」

コウジ「せっかくイベントがあるんだから色々とやらないとね。じゃあザバールさんから何か仕事請けてくるよ」

【廃墟】B-6

テツヤ「仕事は魔物の討伐か。しかし2カ所で魔物を倒せってもなあ……」

トロールA「なんだお前ら? 食っちまうぞ!」

コウジ「今さら6レベル程度のモンスターじゃあね」

トロールB「聞いてるのかオマエラ」

マサシ「ははっ、真面目にやれや」

トロールA「ようし、ブッ殺してやる!」

テツヤ「はいはい、あらよっと」

 強化魔力撃上乗せ飛び蹴り+(強化魔力撃上乗せパンチ×2+強化魔力撃上乗せ追加攻撃)×2の7回攻撃が炸裂。トロールAとB死亡。

テツヤ「強化魔力撃って命中も上昇すんのな。よほど敵のレベルが高くないと外れないぜ」

コウジ「トロールクラスだと、この間までネームドクラスの強敵だったのになあ。もうテツヤ一人で倒せてしまうね」

マサシ「ま、もう片方もさっさと片付けっか」

【常夜の回廊】D-7

 ここに出現するモンスターはゴルゴル。いわゆるゴリラである。

テツヤ「また野生の王国化してんのか、この街は

コウジ「場所とモンスターがどうも合ってないような気がするなあ……」

 とりあえず1ターン目にテツヤが殴りまくって撃破。

コウジ「けど問題は、この回廊から出るのに運が絡むって事なんだよね

 方法発見に要判定、成功しても実際に出られる可能性は半々(失敗すれば闇の中でアンデッドモンスターとの戦闘)、そして出られても出先はランダムだ。

 とにかく実行。結果、モンスターとは出あわず、北側に出る事ができた。

【処刑場】D-6

 夜になったのでワンダリングモンスター出現判定。運悪く出現、ゴーストホースに襲われる。

テツヤ「あん? こいつ、暗視能力を持ってる奴が姿を見つけるまで見る事ができないとか書いてあるぞ

コウジ「あれ? 松明で照らせばいいとかじゃないのかな?」

マサシ「魔法か種族の特殊能力でなんとかすんのかもな。……どうも俺らの手持ちの手段じゃ見つけられそうにねえが」

テツヤ「チッ、どうする!?」

コウジ「うん、大丈夫。逃げよう

 先制判定には成功。先手を取ったので逃亡。運命変転も使用し、楽々逃げ切る。

テツヤ「やれやれ、まさかワンダリングモンスターから逃げる羽目になるとはな」

コウジ「もっと探せば倒す方法もあったのかもしれないけど……別にイベント絡みじゃないしね」

【娼婦街】C-5

 ここで一泊する三人。一日一度は睡眠をとらないと行動にペナルティーを受けるのだ。次の日、いよいよ闘技場へ!

【闘技場】B-5

 敵は全て剣の欠片で強化されており、運が悪いと連戦を強いられるこの闘技場。しかし1戦ごとに★と賞品を貰える、伸るか反るかの強いステージだ。

コウジ「じゃあさっそく戦おうか」

テツヤ「うわっ、魔晶石いっぱい持ってきたなお前」

コウジ「5点が20個。あと俊足の指輪も10個あるから、テツヤが半分持って。これを壊しながらなら先制はほぼとれる筈だよ」

マサシ「しかし敵が固いとダルいな。しかも全試合、敵が複数出るじゃねえか」

コウジ「だからここでは戦闘ルールをちょっと簡略化するね。範囲攻撃は、命中・ダメージ両ロールを一括で行うよ

テツヤ「て事は……クリティカルしたら命中した敵全部に大ダメージで、外れたら範囲内の敵全部に外れるのか!

コウジ「うん。1ゾロ出た時のフォローよろしく。それじゃあ戦闘開始!」

テツヤ「おいィ!?」

★1試合目 ラプテラス2匹

テツヤ「初っ端から9レベルモンスター2匹か!

コウジ「こいつらはワンダリングモンスター表から選ばれたからね。でも以前勝ってる相手だし、大丈夫」

 以前の通り、散弾でズタズタにしてからテツヤがとどめ。

★2試合目 ゴブリン3兄弟

テツヤ「急にめっちゃレベルダウンしたぞ!

コウジ「ここからは敵が固定だからね」

 弾が勿体ないので、テツヤが飛び蹴り→ラッシュ1回目→ラッシュ2回目で全滅させた。

 男塾のトーナメントにて、ザコチームがJ一人に全滅したのをなんとなく思い出す。

★3試合目 ボガード1匹 レッドキャップ3匹

 コウジの散弾2連射で消し飛んだ。

★4試合目 悪に手を染めた神官1匹 山賊の弓兵1匹 山賊の突撃兵2匹

 同じく散弾の餌食。

★5試合目 ケンタウロス3匹

 散弾ドキューン。血飛沫と血煙が客を沸かせる。

★6試合目 ガストナイト1匹 ガストルーク4匹

 散弾2発でルーク全滅。弾が勿体ないのでテツヤがナイトにとどめ。

マサシ「ははっ、俺、後ろで体育座りしてるだけだな」

★7試合目 レッサーオーガ1匹 ゴブリンシスター1匹 グレムリン2匹

 散弾で消毒OK。実はダメージで1回1ゾロ出した(1発ミスった)けど、まぁ最大で4連射できるので……。この戦闘ではミス含めて3連射でカタがついた。

★8試合目 ヒポグリフ1匹 ハルピュイア3匹

 今度はダイス目がよく、2連射で敵が全部落ちる。

コウジ「♪~♪~♪~」

テツヤ「上機嫌だな。楽だが暇だぜ」

マサシ「ははっ、俺なんて1試合目から何もしてねえ

★9試合目 ボガーズソードマン1匹 ディープグレムリン1匹 ボガード2匹

 ダイス目が自動失敗しない程度にヘボい目が出る。ダメージロールで3・3・4とか何コレ。まぁ3連射で敵が悲鳴上げて撃ち殺されるけど。

★10試合目 サンダーバード1匹 ヘルハウンド1匹

 鳥もワン公も容赦せずに射殺。檻から出されるなり何もできず撃たれる姿に、思わず動物愛護の精神が湧いてくる。

コウジ「今夜は鍋が食べたいね」

テツヤ「まさか目の前のソレを持ち帰る気か」

★11試合目 ゴブリンシャーマン1匹 ボガードトルーパー1匹 ボガーズソードマン2匹

 レベル4~5、しかも範囲攻撃に全員納まるようではもう敵ではない。次々と吹き飛ぶ敵を見ていると、時は正に世紀末。淀んだ霧の街角で僕らは出会った……。

★12試合目 レッサーオーガ1匹 ドゥーム3匹

 ドゥームは部位数2なので、敵の数としては7匹と同じ。散弾の範囲に収まりきらないので、この戦闘ではテツヤも駆り出される事になる。散弾が1発外れたので4連射フルに使い、オーガとドゥーム1匹を撃破。半壊したドゥーム2匹をテツヤがたたみ掛けてスクラップにしてしまう。

マサシ「そして俺は後ろで傍観、と。ラジオ体操でもしとくかね」

★★13試合目 ケンタウロスインペイラー1匹 ディープグレムリン1匹 ケンタウロス5匹

マサシ「こいつは数できやがったなあ。部位1の敵ばかりなのに7匹かよ」

コウジ「さっきと同じ調子でやれるよ」

 巻き込んだ敵はダイスでランダムに決定。なんとした事か、目標は全てケンタウロス! 散弾2連射で粉砕するものの、インペイラーとグレムリンの高レベル組が無傷で残る事に。
 飛び蹴りから始まるテツヤの強化魔力撃7連打。1・3・3のセットのうち、4発でインペイラー粉砕。しかし1ゾロをふり、グレムリンを瀕死で残してしまう!

マサシ「ははっ、やっと出番かよ」

 剣で一撃、一刀両断。マサシが+1の魔剣を購入して、初めて倒した敵である。

テツヤ「今まで鞘に納めっ放しだったのか!」

マサシ「歌ってばかりだったからな、俺」

★★14試合目 トロール1匹 山賊の首領4匹

 散弾4連射が無駄にクリティカル2回。何もさせずに敵を全滅。

マサシ「ま、ここまで敵の攻撃は1発もきてないんだがな」

★★15試合目 リザードマンマリーナ2匹 リザードマンテイマー1匹

 散弾4連射でテイマー死亡、ダメージロールがあまり奮わず、マリーナはHP4で生き残る。無論、テツヤの攻撃で2匹とも死亡。

コウジ「そろそろMPが切れかけだよ。魔晶石で軽減しながらだけど、ちょっと足が出るからね」

テツヤ「つーか流石にダレてきた。連戦かどうかの判定はどうなってるよ?」

コウジ「大丈夫。7試合終えた時点で、絶対に帰還を許可されるから

 蛮族が大ブーイングしまくる中、悠然と賞金・賞品を受け取って外へ出る三人。1移動で拠点へ戻る事ができるので、HP・MP・消耗品等を補充する。

 そして翌朝、またもや闘技場へ足を運ぶのであった。

コウジ「ま、相当に嫌がられているとは思うけどね。蛮族が一方的に駆逐される所ばかり客に見せているわけだからさ

テツヤ「客も蛮族だからな。ま、俺らの知ったこっちゃねえ。むしろザマアミロだぜ」

 客がブーイングと座布団を放り投げる中、三人は再び闘技場で敵を迎える!

★★16試合目 ミノタウロス1匹 ムリアンの群れ3匹

 流石に7レベル、強化されてHP100オーバーの敵が出始めると散弾連射だけでカタはつかない。ムリアンの群れ(アリの群れだと思ってまぁ構わない)を散らすものの、ミノタウロスは持ち堪える。
 だがテツヤの連続攻撃が炸裂すると、無情にも全身複雑怪奇骨折で絶命するのであった。
 なお、この戦闘からはマサシもとりあえずバトルソングを歌っておく事にする。

マサシ「仕事はできたが体育座りしながらでもOKだな」

コウジ「それで求められている事をこなしていれば問題ないよ」

★★17試合目 オーガ1匹 名高い狩人1匹 腕利きの傭兵2匹

 1ゾロをふって散弾を1発外してしまったため、なんと敵が4匹とも生き残ってしまう! テツヤの攻撃で、飛び蹴りで狩人撃破・ラッシュ1でオーガ撃破・ラッシュ2で傭兵を1匹撃破……しかし自軍ターンここまで。
 物凄く久しぶりに、敵の反撃である!
 前衛に出たのはテツヤのみ、敵ができるのは物理攻撃のみ。テツヤに斬りかかってきたので、戦闘特技<カウンター>で逆にとどめをさした。

テツヤ「よーし! どんなもんよ!」

マサシ「やっぱり1ターンキルなんだな」

コウジ「今回のプレイだと初めて使ったね。カウンター」

★★★18試合目 シザースコーピオン1匹 アラクネ1個

 シザースコーピオンには見覚えがある。以前、手紙の配達の時に現れた上位蛮族のダマスケスノである。

ダマスケスノ「あの時の人間どもよ! 今回は逃げ場はないぞ。貴様らが好き勝手できるのもここまで、引導を渡してやるわ!」

 1ターン目。散弾4連射でダマスケスノとアラクネが粉々。

ダマスケスノ「ウギャーッ!」

 シザースコーピオンは3部位のモンスターであり、増加HPも3分割なのだ。よって1部位あたりはそんなに固くならないのである。

テツヤ「最初に会った時ならこうはならなかったんだろうが……時の経過は無情だな」

コウジ「うん、まぁ、フィクションの世界では蟹って辛い地位にあるからさ

マサシ「そいつサソリだぜ」

★★★19試合目 ヒルジャイアント1匹 トロール2匹

 散弾4連射でトロール粉砕、ジャイアント重傷。テツヤが駆け寄って飛び蹴りで上半身(コア部位)を打ち抜き、とどめをさす。

テツヤ「ライダーキック! 決まったぜ……」

★★★20試合目 オーガバーサーカー1匹 ワイバーン1匹

 ワイバーンは散弾連射であっけなく沈没。オーガバーサーカーは持ち堪えるものの、テツヤのラッシュまでは耐え切れずに轟沈。

 そしてこれが闘技場の最終試合である。オーガの断末魔とともに、闘技場は三人へ出せるカード全てを失った。客がどれほど激昂しようと、三人の勝ち名乗りを妨げる物は無いのだ。

 

テツヤ「フゥーッ、良い気分だぜ。なんか賞品も無茶苦茶貰えたしな」

 20試合分の賞金・賞品・戦利品が山積みになっている。賞品の中にアラクネ(多脚型騎乗用機械。ダマスケスノが使っていた物と同種)があったが、三人ともライダー技能を持っていないので乗る事はできない。よってこれに勝ち得た品を乗せ、台車として使う事にした。

マサシ「売ればまた万単位の金になるな。さっさとザバールさんのテントに戻るか」

コウジ「うん、その前に……」

【娼婦街】C-5

テツヤ「またここか?」

コウジ「特別クエスト2、名のある蛮族の討伐で報酬を貰えるからね。闘技場の対戦相手にはネームドクラスの番族が結構いたんだ。だから今まで、闘技場にはよらなかったんだよ」

 勘定すると、★と経験値がかなりの数になった。再び万単位の金が入ったのでアラクネに詰め込む。

【三色の天幕】C-4

コウジ「ザバールさん、仕事終わりました。ついでにこれ買い取ってください」

Photo ザバール

「まぁいいけどね。

しかし君たち、そろそろ所持金が30万以上になってるよ。

この街でこんなに貯めてどうするんだい?」

 

コウジ「まぁ捨てる理由もありませんから。それに消耗品を買い足す必要もありますし」

テツヤ「まだ何かするわけか? これ以上何と戦……おいおい、まさか」

コウジ「さて、ね? とりあえず持ち物の整理でもしようかな。闘技場の敵は全部剣の欠片持ちだから、全部倒した僕らは随分と欠片を貯めこんでるよ。闘技場だけで308個入手、今までの手持ちと合わせて430個

テツヤ「これ、この街の外なら名誉点(冒険者としての名声の尺度)に換算できるんだよな? だいたいどのぐらいよ?」

コウジ「王様と友達ぐらいにならなれるレベル

テツヤ「なんともな……」

コウジ「街から出られれば国に名が知られるぐらいの英雄ってわけだね。ま、それもまだ先の事さ」

 その前にちょっとする事があるのだ。次回以降、それに着手できるだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年9月 2日 (水)

ミストキャッスルリプレイ3-16 そろそろ街なんかどうか怪しい

【金は既に飽和状態。背負い袋にアイテム詰め込み、三人はさらにレベルアップを図る。もう目的忘れてるんじゃないだろうか……】

F_2

コウジ  人間 マギテック(8)/シューター(8)/スカウト(8)/エンハンサー(1)

器用度20 敏捷度18+2 筋力13 生命力16 知力25 精神力20 

好きな物:故郷の姉ちゃん  嫌いな物:フラグミス

 

F_3 テツヤ  人間 グラップラー(8)/スカウト(8)/プリースト(8)

器用度19 敏捷度23 筋力18+2 生命力15 知力19 精神力18 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物  嫌いな物:足の長いイケメン

 

Photoマサシ  人間 ファイター(8)/プリースト(8)/セージ(8)/レンジャー(1)/エンハンサー(1) 

器用度20 敏捷度22 筋力17+2 生命力16 知力20 精神力19 

好きな物:正直者  嫌いな物:拳骨バカ

 

(今回のMAP)

315                  

 

 

 

 

コウジ「出発前にザバールさんからミッションとクエストを請けて来たよ。インクの入手ドゥルマイユ卿の救出が今回の目的だ」

テツヤ「出発前に金を預けていくか。いろいろマジックアイテム買って強化しといたが、まだ10万以上余ってるからな……

マサシ「ははっ、武具の習熟とってないから、金はあってもショボイ武具で戦ってるよな俺ら

コウジ「一応、全員の武器は+1の魔法の武器に買い替えておいたし、消耗品・装備品といろいろ買ってあるけどね」

 ともあれ、まずは市場へ出発。

【露天市場】B-4

 ここで道具屋に行き、インクの材料をとってきてくれと言われる。収集する場所はランダム……今回は帰らずの街だった。

テツヤ「あそこって幻獣が沸いたよな。チッ、面倒な」

コウジ「★も貰えるからぼやかない。じゃあ行くよ」

【“木漏れ日の”施療院】C-3

テツヤ「今更ここに何の用があるんだ?」

コウジ「レベル8で発生するクエストがあるからね。他のクエストを全部こなしても発生するけど、麻薬委任状を他の人に渡しちゃったから、レベルを上げる方法でしか取れない依頼になっていたんだ」

 ここらへんはちょっと解釈の分かれる所だが、ここでの“俺ルール”はこういう事でいかせてもらう。

Photo ウルスラ

「でも気を付けなよ。

銀水晶のプレートの入手だけど、翡翠の塔の地下にいるキマイラが守っているからね。

はっきり言って危険だよ?」

 

テツヤ「そこって最強ボスの家じゃねえか。まぁ、ラスボスには自分の部屋から動かない奴も多いけどよ」

コウジ「でもヤーハッカゼッシュさんはイベント次第で街を歩いてたりする

マサシ「ま、倒さなくてもいいボスが自室から動かないんじゃ、永久に出番無さそうだわな」

【翡翠の塔】固定3

 目の前には、幅が10mはありそうな運河が横たわっている。水はよどみ、汚れている。腐った水の臭いが鼻孔を刺激していた。運河の岸には、数艘の小舟がつなぎとめられており、その傍らに蛮族の見張りが立っている。

 運河の向こうには、緑色に美しく輝く塔がそびえ立っている。霧の街を支配する“翠将”ヤーハッカゼッシュがいる翡翠の塔だ。

コウジ「じゃあ運河を渡ろうか。まずは船を貸してもらわないと」

テツヤ「運河通行証はサンドリーヌさんにあげちまったぜ。今回は使わないと思ってたからな」

コウジ「仕方ないね。まずは船の番をしているリザードマンマリナーさん達に頼んでみよう」

 1ラウンド目。先攻権奪取。コウジが散弾4連射するも、ボス各として強化されたマリナーはしぶとく、片方が生き残ってしまう。

 当然のようにテツヤがとどめをさした。

テツヤ「いきなり片づけちまったが、頼むんじゃなかったのか」

コウジ「うん、始めから始末した後で頼むつもりだったよ。御断りも無いし、さっそく船を借りよう」

 運河を渡ると塔の元へたどり着く。だが塔のある島には入口らしき物が見当たらない。探索判定に成功せねばならないのだが、そのためには見張りの蛮族と戦わねばならないのだ。

 出現したのはケンタウロスインペイラー(ボス)と、それが率いるケンタウロス3匹。

 戦闘開始。1ラウンド目、コウジの散弾2連射でザコ全滅のボス重傷。ファストアクションによるさらなる2連射でボスも死亡。

コウジ「消毒おしまい。さ、探索といこうか。ここは固定値だから簡単だね。はい、入口発見」

テツヤ「なんか遠足気分だな。一応、最強ボスの家なんだがよ」

 塔の内部MAPはゲームマスターが自由に作成して良いと書いてある。ソロプレイ=己がGMなので、GM権限によりMAP作成。全てのフロアは上下階への螺旋階段とタコ部屋と便所しか無い事にする。

コウジ「これで地下まで楽々だね」

テツヤ「この内部構造じゃあ本気でただの塔じゃねえか……」

 地下で寝そべっているキマイラ発見。そいつは三人を見ると、ゆっくりと身を起こした……。

Photo_2 ガド・ボデック

「去れ。

……死がうぬの血を飲み干す前に」

 

 

テツヤ「へえ、落ち着いたもんだな」

コウジ「彼は“万里の咆哮”の異名をとる上位蛮族でもあるからね。そして彼は翠将の命令により、銀水晶のプレートを守っているんだ。プレートは普段、彼がじゃれるためのオモチャになってる」

ガド「だから渡さないぞワンワン」

テツヤ「絶対こんなキャラじゃねええええ!」

 まぁ交渉の余地も無いので戦う事にした。

 1ラウンド目。先攻権奪取。コウジがドカドカ散弾4連射するとあら不思議、ボス各としてHPの強化されたキマイラの頭が全滅して即死ナリ。

コウジ「複数部位のモンスターは、強化されたHPが各部位に分散されるからね。キマイラは色々あって5部位だから、増強されたHPも5分割なんだ」

テツヤ「だからってなあ……」

 なお、毎回こんな事やってるとMPの消費もバカにならないが、金に任せて魔晶石を大量に買ってあるのでまぁ問題ない。このレベルの敵を倒すと、1回で1000~数千Gぐらいは入ってくるので赤字にもならない。

コウジ「プレート奪取、と。じゃあ塔から出ようか」

テツヤ「そうすっか。やれやれ……」

【帰らずの街】E-5

 目的地についたので、さっそくインクの材料・夜の石を探す。探索判定を行い、ワンダリングモンスター判定を行い、また探し……

コウジ「モンスターが出てきちゃったね。なんか空を飛んできたよ」

マサシ「ありゃあラプテラスだ。細かい事はおいといて、まぁ翼竜だと思えば概ね間違いねえ」

テツヤ「ついに恐竜まで沸いて出たぞ、この街はよ!

コウジ「付け加えるなら2匹きたよ」

テツヤ「どこに生息してたんだ、そんな物がよ!」

 というわけで9レベルモンスター2匹と遭遇戦。厄介な事に、このモンスターは部位が多い(1匹4部位)。これが2匹なので合計8部位。しかしコウジの範囲攻撃は5匹までしかまきこめない。その上、頭を潰さないと死なないのに、胴体のHPを0にしないと頭を狙う事ができないのだ!

コウジ「うん、近接・射撃の的にならないと書いてあるね。なら攻撃対象にならないわけだから、範囲攻撃で巻き込む対象は6か所だね。目標をランダムで決めて……と。2匹目の翼の片方以外の5カ所を散弾で撃つよ」

 1ラウンド目。散弾ドンドーン。胴体を撃ち抜かれ、翼を破かれ、2匹の翼竜は地に落ちる。

コウジ「で、テツヤが頭を狙って叩いちゃって」

マサシ「俺もバトルソング歌うわ」

テツヤ「へいへい。まずは片方に3連撃と……」

 1匹ずつ頭を潰され、でかい爬虫類はくたばった。

コウジ「材料も集まったし、この街から出るよ」

テツヤ「でも幻獣が出るんだろ。恐竜の次は何なんだよ」

 コカトリスが2匹だった。このゲームのコカトリスは10レベルの強モンスターで、人間よりも大きい巨鳥である。

テツヤ「……この街ってよ。そこらの家は全部ハリボテで、中にはふさふさ生い茂った木がいっぱい生えてて、実は動物園になってるんじゃねえだろうな」

コウジ「ちょっと前からクマとかゾウとか出てるしね」

マサシ「へっ、それ言うなら最強ボスも人間に化けてるトカゲじゃねえか」

 霧の野生公園・ミストズーは本体2800円で好評発売中ですっ!

 1ラウンド目。先手もとったし、いつもどおり散弾撃ちまくるよ。片方はボス各になっててHPが128点あったけど、銃で痛めつけてテツヤが殴ったら死んだよ。マサシは歌ってたよ。

コウジ「次は牢屋からドゥルマイユ卿を助けないと。でももう遅い時間だから、側にある鮮血城で泊めてもらうね」

テツヤ「牢屋破りか。ランダムイベントで牢の鍵は手に入れてあるが、また戦闘連発だな」

マサシ「ははっ、どうせトラだのワニだのの牢番を1ターンキルだろ」

【牢獄】F-7

 恐れる事無く牢に忍び込む三人。鍵を持っていたので中に入る事は苦労しない。だが監獄内では常にランダムで遭遇の可能性がある。

 

 しかしあっさりドゥルマイユ卿を見つけて脱出した。

 

テツヤ「はあ? なんだこりゃ」

コウジ「遭遇がランダムだからね。出ない事もあるよ。ドゥルマイユ卿を探し当てるのに高難易度の判定がいるけど、指輪を壊して運命変転も使えば全然問題ない。即行で見つけてすぐに出てきて、結果的に遭遇なしだよ」

テツヤ「敵もいい加減、出るのが嫌になったのかもな……」

マサシ「へっ、好都合じゃねえか。何も困らねえだろ?」

 

 その後、娼婦街に立ち寄って名のある蛮族を倒した事を報告(★と金になる)。ウルスラにプレートを渡し、市場でインクを作ってもらう。ザバールの元へ戻るまで、結局これ以上の面倒事はなかった。

コウジ「というわけでこっちがドゥルマイユ卿、これがインクです」

Photo_3 ザバール

「お、御苦労。

最近、ちゃんと仕事してくれるね。

正直、こんな日が来るとは思わなかったよ」

 

コウジ「珍しく気が合いますね。僕もです」

テツヤ「チッ、鬱陶しい会話はやめな。レベルアップ作業するぜ」

 敵から貰えるぶんもクエストによる入手も経験値量が上がっているが、必要経験値も上がっている。なんとか足りたので、テツヤのグラップラー技能を9に上げる事にした。

コウジ「これで<魔力撃強化>と<飛び蹴り>が習得できるよ」

テツヤ「命中にも補正が入って、かつ攻撃回数も1回増加か。ますます短期決戦型になっちまってるな」

 まぁキャラが3人もいるので、長々と戦闘するとサイコロをふるのが面倒になる。やはり短期決戦の方が良い。短い方がリプレイ書くのも楽だしね。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年8月18日 (火)

ミストキャッスルリプレイ3-15 バジリスクゲー

【いい加減クリアできるレベルだというのに、まだ何かやり足りないようだ。夜中に宿屋を出る三人。今さらどこへ行くのやら……】

F_2

コウジ  人間 マギテック(7)/シューター(7)/スカウト(7)/エンハンサー(1)

器用度20 敏捷度18+2 筋力13 生命力16 知力25 精神力19 

好きな物:故郷の姉ちゃん  嫌いな物:フラグミス

 

F_3 テツヤ  人間 グラップラー(7)/スカウト(7)/プリースト(7)

器用度19 敏捷度23 筋力17+2 生命力15 知力19 精神力18 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物  嫌いな物:足の長いイケメン

 

Photoマサシ  人間 ファイター(7)/プリースト(7)/セージ(7)/レンジャー(1)/エンハンサー(1) 

器用度20 敏捷度22 筋力16+2 生命力16 知力20 精神力19 

好きな物:正直者  嫌いな物:拳骨バカ

 

(今回のMAP)

315                  

 

 

 

 

【ヤムールの酒場】A-2

 深夜に宿を抜け出し、通りにいる乞食に近寄る三人。乞食どもは見かけ無反応だが、コウジが構わず銃口を向ける。引き金を引く直前、乞食どもは尋常ならざる身のこなしで飛び退き、戦闘態勢をとった。纏うボロを脱ぎ捨てると、その下から現れたのは……

コウジ「ボス各フェイスレスと4匹のガストナイトだね。彼らが“死装の踊り手”パウネーラとその部下達だ」

Photo パウネーラ

「我らの監視に気づいたか。

ならば大人しく立ち去れば良い物を……。

後悔するぞ、小僧!」

 ヤーハカゼッシュの部下にして間者、8レベルの蛮族パウネーラとの戦闘になる。強力な魔法を使い、それを食らえばただでは済まない。

 1ラウンド目。先制値はたいした事ないので先攻奪取。コウジの散弾連発でガストナイト全滅。パウネーラも大ダメージでへろへろになる。

 追い打ちでテツヤの攻撃。最初の1発で倒れられてしまった。

マサシ「魔法を食らえばタダでは済まなかったが、食らわなかったからタダで済んじまったな」

コウジ「これで上位蛮族をまた一人葬った、と。じゃあ最後の未開封マスへ向かおうか」

 夜明けを待って、三人は北へと向かう。

【ブラグザバス神殿】A-2

 広大な池の真ん中には、慎ましげな白亜の建造物が鎮座している。藻類がはびこる池の緑色の水面を真っ直ぐに貫いて伸びる細い橋もまた、真っ白な石で造られていた。橋の入り口の部分には鉄製のアーチがあり、その上に“腐敗の女神”ブラグザバスの聖印が掲げられている。

 ここは、霧の街のブラグザバス神殿だ。

 見たところ、門衛らしい蛮族の姿はなく、アーチの柱の傍らに金属製の銅鑼が置かれているだけである。

コウジ「じゃあ入ろうか。正面からね」

 橋にはちょっとしたトラップがあり、渡ろうとする者を池に落とそうとするのだが、ここはなぜか判定値が完全固定。突破のための目標値13はこのレベルなら1ゾロ(自動失敗)ぐらいでないとミスしない値だ。楽々突破。

 橋を渡って堂々と神殿へ入る三人。礼拝堂に足を踏み入れると、ラミアが三匹出てくる。当然、無断で入ってきた三人を歓迎していない。

ラミア「ここは神殿の領域。余人が足を踏み入れることは許されていない。立ち去りなさい」

テツヤ「サンドリーヌさんの親戚達か。笛を持ってる奴もいるな。戦闘となれば仲間を呼ぶ気だろうが……」

コウジ「呼ばせなけりゃ問題ないよ」

 1ラウンド目。コウジの範囲攻撃が炸裂。今さらボス各でも無い6レベルモンスターどもは塵芥のごとく吹き飛ぶのみ。

コウジ「隣の部屋にハタロン腐水がたくさんあったよ。これ、ポーションなんだけど、プレイヤーが使っても気を失うだけなんだよね」

マサシ「はっ、NPCには欲しがる奴もいるんだろ? よほど夜中の寝付きが悪い方なんだろうぜ」

テツヤ「当然のように強盗してそういう会話するお前らの将来が心配だ……」

 神殿を通り抜けて裏に出ると、池に小舟を浮かべて誰かが乗っている。

Photo_2 イヴァン

「やあ、僕はイヴァン・アイヴァン。

“澱みの毒”と呼ばれる者だよ。

なんの運命のいたずらか、いまはブラグザバス様にお仕えし、この神殿の大神官を務めている。

で、君達は?」

テツヤ「まぁ通りすがりの者だな。この街を出ようとあれこれやってんだがよ」

イヴァン「あ、そう」

コウジ「さっき神殿で暴れちゃったけど悪気は無いよ。欲はあったけど」

イヴァン「ふうん」

マサシ「アンタ、しんどいんか?」

イヴァン「別に」

 暖簾に腕押し。終いにはやる気なさそうに船に寝転ぶ彼を、三人は後にして神殿を出る。

【《灼熱の踊り子》亭】C-1

 ミッションイベント発生。探しているNPCは叫びの門にいると判明。

 まぁそんな情報もそこそこに、三人は宿屋へと乗り込む。中では上位蛮族、バジリスクの“黒こげにする”ジャバディーンが人族を踊り焼きにして仲間に振舞っているのだ。

コウジ「じゃあ以前請けたクエストをこなすため、元気よく飛びこむよ」

 中にはジャバディーンの“客”が多数。ドレイクバロン(9レベル)が三匹、しかも1匹はボス各。

テツヤ「客の方がジャバディーン(8レベル)より強いじゃねえか

マサシ「強いお方だからもてなしてたんだろうよ」

 1ラウンド目。先制値が結構高い(17)相手だが、指輪を消費して達成値を+2しながら先攻奪取。

 まずはマサシが<バトルソング>で援護。命中確率を安定させる。後にコウジの散弾連射で非ボスの2匹を掃射、ボス各に大ダメージ。テツヤがどつきまわしてとどめ。

コウジ「次は店主だ! いっけー!」

テツヤ「行かいでか! そっ首貰った!」

ジャバディーン「くっ、者ども出あえ!」

 遭遇表の関係で、出あう部下はバジリスク1匹だけ。ボス各バジリスクとザコバジリスクとの戦闘に突入。

マサシ「さっきより弱い編成じゃねえか

 1ラウンド目。マサシがバトルソングで援護。テツヤのラッシュが運命変転も使って6発命中、100点オーバーの総計ダメージでジャバディーンを即死させた。

 ザコはコウジが撃ち殺しておいた

 あと、厨房奥につかまってる人族の皆さんを助ける時に、見張り番でバジリスクがもう一匹いた。無論、袋叩きにして葬っておいた。

マサシ「振り返りゃ、店主も従業員も全員バジリスクだったな

コウジ「これで店仕舞いだね。不景気はとどまる所を知らないなあ」

テツヤ「こんな店が景気良くてたまるか。これでいいんだよ。ケッ」

【追い剥ぎ小路】F-1

 確保した人々を“風の旅団”に預ける。ついでにまだこなしていないクエストを終わらせておく事にする。

コウジ「<剣のかけら>の収集は必要な数をもう持ってるからここで終了。《灼熱の踊り子》亭の奴隷の解放は今終わらせたからここで終了。……ここで請けられるクエストは全部終わったね」

マサシ「もうここには用はねえってわけだ」

テツヤ「ぶっちゃけすぎだ。礼は言っとけよ」

【叫びの門】固定3

 NPC発見。浮民の老婆エダがチンピラに喧嘩を売られている。

テツヤ「俺らが買ってやるぜ。テメエらこっち向けや!」

チンピラ「やるかテメエ!」

 簡潔な交渉の結果、戦闘開始。敵は怪力無双の腕自慢モンスターレベルにして9、かなりの猛者だ。

 1ラウンド目。マサシがバトルソングで援護。コウジが散弾乱射。弱った敵をテツヤがファストアクションで3発ずつ攻撃。合計7発ずつの攻撃の前に、さしもの腕自慢も躯と化した。

テツヤ「さ、行くか婆ちゃん」

エダ「すまんねえ。ありがとうよ」

コウジ「良い事をした後は気持ちがいいね」

マサシ「戦闘に関しちゃ、いつも同じ事しかやってないけどな」

【泉のある広場】E-3

 “縊り屋”モ・ルゲというボガードが人狩りしている広場。

 目ざわりなので、部下のバジリスク共々始末しておいた。

マサシ「今さら3レベルのモンスター相手かよ」

テツヤ「ゴミ掃除だ。そう思え」

コウジ「なんか今回はバジリスクとばかり戦っているなあ

【“木漏れ日の”施療院】C-3

 ここでもクエストを終わらせておく。

コウジ「<ハタロン腐水>の入手、完了。鮮血城の図書館の使用許可も達成。ここは後一つ残っているね」

【麻薬窟】B-3

 販売所を襲撃し、売人“夢渡しの”ベルゼバリィを殺害。夢薬販売委任状を奪取する。

マサシ「ははっ、いよいよ記述がメモレベルになってきたな」

コウジ「レッサーオーガ(4レベル)とかザコバジリスクとか、バトルソング無しでもワンターンキルだし。詳細を書いても仕方ないよ」

テツヤ「ボス各だっていつもワンターンキルじゃねえか。バトルソングの有り無ししか違わねえだろ」

 まぁ必勝パターンが出来ていると、プレイする側としては楽ではある。

 あと、そろそろバジリスクのデータを半分ぐらいなら暗記できそうだ。

【娼婦街】C-5

 ここでもクエストを請ける三人。この場で終わらせる事ができる物は全てこなしておこうというわけだが、ここは今まで一つも終わらせていなかったため、全てのクエストが未終了。そしてこの時点で、全てのクエストの達成条件を満たしている。

 片っ端から「請ける」「できた」「金くれ」を一言ずつ言う三人。一歩も動かずに金だけがぽんぽんと財布に転がり込んでくる。リアルでこんな人間がいたら無駄に妬まれる事は間違いない。

コウジ「あと、前に請けた特別クエスト名のある蛮族の討伐も、結構達成しているね。これの分の報酬も合計して、今の所持金に加えて……ええと、所持金が14万ちょっとになったね

テツヤ「桁が一個おかしいな。何に使うんだ、それ」

コウジ「そりゃ指輪とか魔晶石とか、いくらでも使えるでしょ。それでさらに敵を片っ端から消毒できるし」

マサシ「ははっ、もう手段も目的もあったもんじゃねえな」

 終盤で金が余りだすのはRPGではよくある事だ。最初から最後までずっとカツカツ金欠とか、正直御免被りたい。

【三色の天幕】C-4

 ようやく拠点に帰って来た三人。ザバールの元へ婆ちゃんを連れていく。

Photo ザバール

「君らね。お年寄りをちょっと連れまわしすぎじゃないかね。

最近あちこちで上位蛮族の連中と揉めてるみたいだし、

やんちゃもほどほどにしなさい」

コウジ「わかりました。報酬は現金でお願いします」

ザバール「一つ言っておく事がある。嘘でも反省の色という物は見せておいた方がいい……

 大量に集めた★を経験値に換算、敵を倒したぶんと合計。総計1万点を突破。これで全員のレベルを8に上げる事ができる。

コウジ「僕やマサシなら9レベルにも手が届くんだけど、ここはテツヤの成長を待って止めておくよ」

テツヤ「うん? やっぱ特技の問題か?」

コウジ「そう。まぁこれは到達してからでもいいでしょ。それまで生きていられるかどうかもわかんないし」

マサシ「でもな。こう言っちゃなんだが、よほどの無茶をせん限り、もう負ける気がしねえんだよな」

テツヤ「言いたかねえが同感だ」

コウジ「やっぱりソロで三人パーティはやりすぎなのかな。それとも、期せずしてミストキャッスルにほぼ最適な編成を組めてしまっているのかな?」

 どちらにしろ、この街の住民にとっては迷惑な存在なのだ。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2009年8月15日 (土)

ミストキャッスルリプレイ3-14 インフレワールド突入

【MAP完成もあと少し。脱出も目前だが、ついでならばと三人は地図の完成を試みる……】

F_2

コウジ

人間
マギテック(7)/シューター(7)/スカウト(7)/エンハンサー(1)

器用度20 敏捷度18+2 筋力13 生命力16 知力24 精神力19 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(7)/スカウト(7)/
プリースト(7)

器用度19 敏捷度23 筋力17+2 生命力15 知力18 精神力18 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photoマサシ

人間
ファイター(7)/プリースト(7)/セージ(7)/レンジャー(1)/エンハンサー(1) 

器用度20 敏捷度22 筋力16+2 生命力15 知力20 精神力19 

好きな物:正直者
嫌いな物:拳骨バカ

(今回のMAP)

314

コウジ「今回、始める前に一つ作業をお願い。二人とも、レベルを7に上げておいて

テツヤ「ん? 誰もレベル8になれないのに、均一に7にしちまうのか? ワンダリングモンスター表との兼ね合いで、平均を6.3にしといた方が得なんじゃなかったか?」

コウジ「レベル8に劇的に強くなる魔法や特技が無いから、今回はレベル7で新特技を得た方が強化になりそうなんだ

テツヤ「要するに、俺にも<ファストアクション>を習得しろって事だな。ま、了解だ」

これでコウジが全体攻撃4連射、テツヤが単体に魔力撃上乗せ打撃6連打をできるようになる。

マサシ「うーわ、すげえバカな編成になってきたな」

だが攻撃力だけでは心許ない。テツヤとマサシの特技は<頑強>を選び、最大HPを15上げておく。これで不意の事故にも耐えられるだろう。
なお、マサシはファイター7レベルによる自動習得<タフネス>により、さらに最大HPが15上がる。

最大HP一覧

コウジ:37

テツヤ:51

マサシ:66

テツヤ「回避力0のコウジが一番虚弱とはな……

コウジ「頑張って先手を取ろうね。僕のために。じゃあザバールさんから仕事を請けてから出発するよ」

Photo ザバール
「今回もNPCの捜索を頼もうか。
エダという老婆が灼熱の踊り子亭にいるはずだから、ここへ連れて来るように」

【港】固定1

 シェス湖に注ぐ川を利用した港だ。多くの船が停泊しているが、そのほとんどはシェス湖から外洋に出て略奪を行う蛮族の海賊船のようだ。
荷運びのために、たくさんの奴隷たちが働かされている。

テツヤ「ここから北に進んで、残りのマスを開けようって事だな」

コウジ「せっかくだからイベントをこなしていこうよ。特に用事が無かったから、ここのイベントが手つかずなんだよね」

というわけで停泊している海賊船に乗り込む三人。
当然ながら海賊に見つかる。海賊といっても蛮族なのだが……

コウジ「レベル7以降は高レベル遭遇表に以降するよ。敵のレベルは高いけど、出る敵はレベルごとに固定になる。だからここの海賊さんはバジリスクだ」

テツヤ「おいおい、上位蛮族としてネームドモンスターになってるような奴じゃねえか

コウジ「剣のかけらでHPが強化されてないから、ネームドモンスターよりは弱いよ。HPとMP以外は全く同じだけどね」

1ラウンド目。
先手をとったのでテツヤが殴りかかる。3発ほど命中した所でKO。何もさせずに叩きのめした。

テツヤ「チッ、まだ攻撃回数は残ってたんだがな」

マサシ「ははっ、もう何がなんだか」

この間までのボスとほぼ同格の敵がザコで出て来て、ゴミのように蹴散らされる。昔の少年ジャンプの漫画のようだ。

船の奥へ進むと、誰か人間が蛮族にいたぶられていた。

テツヤ「もちろん止めるぜ! 敵が固定ならまたバジリスクだろ、さっきの手応えからして問題はねえ!」

コウジ「あれ? ボスキャラだって書いてあるよ。という事は1ランク上、しかもHP強化されて出てくるね。という事は……」

ドレイクバロン「ほう、ネズミが忍び込んできおったわ」

マサシ「おやま。こいつ、9レベルモンスターなんだよな」

テツヤ「チッ……やってやりゃあいいんだろ!」

1ラウンド目。
先攻は奪取。ここでマサシが新たに覚えた魔法<バトルソング>を使用。これは魔法の歌を歌い、味方全体の命中値と物理攻撃力を2点ずつ上げるという魔法だ。強力な補助魔法だが、効果時間は歌っている間のみ。持続させている間は他の行動を取れない。
これで強化されたテツヤの攻撃が5発命中。98点のHPを19点まで減らす。
そこにコウジの射撃が2発命中。ドレイクバロンも1ラウンドで沈んだ。

なおバジリスク系・ドレイク系のモンスターは変身種族であり、人間の姿から魔物の姿へ変身すると、HPが全回復し能力もアップする。
だが変身は己の手番でないとできないと書いてあるので、1ラウンドで沈めれば特に問題は無い。

甚振られていた人間を助けてみると、バルカナスと名乗る男だった。彼は海賊に捕えられて投獄されたドゥルマイユ卿の家臣であり、彼を助けて欲しいという。

バルカナス「お願いでございます。ご主人様を助けてください」

テツヤ「話はわかったが、まずあんたがどこかへ避難すんのが先じゃねえの」

バルカナス「それなら心当たりがあります。この街で宿屋を営むヤムールという知人がおりまして、彼なら私を匿ってくれるはずです」

コウジ「あの人か! そういうえば今回はまだ会ってないね。僕らも一緒に行こうか」

こうしてミッションバルカナスの護衛を請ける事になった。
目的地は近いはずなので、NPCの捜索よりも先に終わらせる事にする。

北の3マスのどれかが目的地であり、すぐ終わる……と思いきや、ミッションイベント発生。濃霧が発生して見通しがとんでもなく悪い。よって目的地に着くまで、移動先は3分の2の確率でランダムである。

テツヤ「マジかよ!」

コウジ「目的地が離れていたら苦行になりかねないミッションだね、これは」

さっそくサイコロで行き先を決めると……西。そっちには行けないのでふり直し、自由に決められると出たので北へ進む。

【奴隷宿《裸足の王様》亭】A-3

いまにも崩れそうなおんぼろ建物の上に、「《裸足の王様》亭」と書かれた看板が掲げられている。
建物には、たくさんの浮民や奴隷が出入りしており、繁昌している様子だ。

テツヤ「宿や宿でも目当ての宿じゃねえな。まぁ適当にイベントだけこなしていくか」

安いだけが取り柄の飯を食い、粗末な部屋に泊って消耗したMPを回復する。部屋に罠を仕掛けていた主人の尻を蹴飛ばし、手早く宿を後にした。

再びランダムに行き先決定。運良く、好きな方向に進めとの事。結局、思い通りに北へ進む事ができた。

【ヤムールの酒場】A-2

ほったて小屋のような小さな家々が建ち並ぶ界隈に、1軒だけ立派な3階建ての建物が姿を現す。
見ると、建物には交易共通語と汎用蛮族語で「ヤムールの酒場」と書かれた看板が掲げられており、たくさんの奴隷や浮民達が出入りしている。
 

テツヤ「あったあった! 今回は初めて来るってのに、なんだか帰って来たって気がするぜ。さっそく入ろうや」

コウジ「うん、でも宿屋の前で暴れている幻獣を始末してからね」

若い竜、ドラゴネット(10レベルモンスター)が宿屋の前で人々を襲っている。

テツヤ「ついにドラゴンまで街に這い出してきやがったか……。無茶苦茶な生態系の街だな」

1ラウンド目。
マサシが再びバトルソングで援護。コウジが散弾を乱射する。ドラゴネットは飛行能力により近接攻撃に対し高い回避力を持っているのだが、翼を破られるとこの能力が失われるのだ。よってまず射撃による範囲攻撃を叩き込む。これにより翼が破壊され、本体も重傷をおった。

そしてテツヤが連続攻撃で容赦なくとどめ。

テツヤ「はん。ドラゴンとはいえ、子供じゃこんなもんか」

マサシ「なんかここん所、ずっとワンターンキルしかしてねえよな俺ら」

敵を始末すると、宿屋からヤムールが顔を見せる。

Photo_2 ヤムール
「そいつをやっつけてくれて助かったよ。
店の前で人が襲われるのは、いい気分じゃなかったからな。
ありがとう。
と……バルカナスもいるのか」

バルカナスも連れて、一行は宿に入る。
これで今回のミッションは達成。レベルアップとなるが……

コウジ「こなしたイベントも戦闘も少ないから、技能は何も上げられないね」

テツヤ「ま、しょうがねえわ。そんな時もあるだろうよ。前回が景気良すぎたんだろうさ。レベルもそろそろ打ち止めかね」

実はそんな事は無いのだ。次回に向けて、大幅レベルアップ計画を検討中なのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年8月12日 (水)

ミストキャッスルリプレイ3-13 間延び道中

【レベル的にはあと一息。最後に向けて、三人は修行がてらにMAPを埋める。出てくる敵も強くなっている現状、果たしてどうなるか……】

F_2

コウジ

人間
マギテック(6)/シューター(6)/スカウト(7)/エンハンサー(1)

器用度19 敏捷度18+2 筋力13 生命力16 知力24 精神力19 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(6)/スカウト(6)/
プリースト(6)

器用度19 敏捷度22 筋力17+2 生命力15 知力18 精神力18 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photoマサシ

人間
ファイター(6)/プリースト(6)/セージ(6)/レンジャー(1)/エンハンサー(1) 

器用度20 敏捷度21 筋力16+2 生命力15 知力20 精神力19 

好きな物:正直者
嫌いな物:拳骨バカ

(今回のMAP)

313 コウジ「冒険者レベルが奇数になったので、僕は新たな戦闘特技を習得できる。今回は<命中強化>を習得して、命中値を1上げるよ

テツヤ「こっちの<射手の体術>の方が良くないか? シューター技能で回避ができるようになるぞ」

コウジ「うん、本当ならそうなんだけど。ミストキャッスルでは後衛が物理攻撃で狙われる機会が意外と少ないからね」

マサシ「ははっ、このゲーム用の特化だな。TRPGのキャンペーンでこんな偏った事したら、ゲームマスターが喜んで集中的に狙ってくるだろうぜ

偏らせたからといってつつくのが悪いのか、偏らせるのが悪いのか。
たぶん程度の問題なのだろう。

ザバールからランダムミッションNPCの捜索を請る三人。捜す相手は浮民の若者オスカー、目的地はティダン神殿跡。それが南にあったので、三人は進路をそちらにとる。

コウジ「ついでにMAP南側の探索もやるよ。開いてないマスが多いから丁度いいね」

テツヤ「よっぽどの敵でないと大丈夫なレベルだしな。ちっとフラつくか」

【娼婦街】C-5

コウジ「ここでクエストを請け負っておくよ。名のある蛮族の討伐を依頼されるようになったからね」

テツヤ「リストにあるネームドモンスターを倒してこい、か。今回、そういう敵は全然倒してねーな」

コウジ「うん、このクエストがある事を知っていたからわざと避け続けておいた。ここからは逆にできるだけ首を狙っていくから

マサシ「狩られる側から狩る側に、か。相変わらず前知識ありきなプレイだなコレ」

それ故の効率バカなプレイもまた楽しいものだ。
良いゲームとは、繰り返し遊んで楽しい物だと個人的に思っている。

【ティダン神殿跡】C-6

無惨に破壊された廃墟だ。黒く焼け焦げた痕があり、火を放たれたのだとわかる。
よく見ると、崩れた柱のひとつにティダンの聖印が刻まれている。かつて、ここはティダンの神殿だったのだ。

人探しイベントは、必ず最初の目的地に目当ての人物がいない。通行人に小銭を渡して情報を聞き、相手が本当にいる場所を教えてもらう必要があるのだが……

テツヤ「叫びの門かよ。ここから北東じゃねえか」

コウジ「東側ならまぁ好都合だよ。南一帯を開きながら行こう」

マサシ「先にこの神殿跡の捜索な」

地下で亡者と戦い、小銭と水門の開閉コード2を得られる。
さて戦闘だが……

テツヤ「ザコアンデッドが2匹出たぜ!」

最下級の吸血鬼、ブラッドサッカーが出現

コウジ「先手をとったので<ファストアクション>で2回行動。二刀流+銃で4回攻撃。<ショットガン・バレット>で弾を範囲攻撃にして、敵2匹に4連射。2匹に約60点のダメージだね

1ラウンド目。2匹とも粉々。

マサシ「うわっ、つまんねえ戦闘だな

テツヤ「自軍PTでも壊滅な攻撃だな……」

コウジ「結構消耗が激しいけどね。まぁ5点の魔晶石を10個ほど買い込んであるから、そこそこ気軽に使えるけど

【廃墟】B-6

通行人を捕まえて遺跡の探索を強制的にやらせるオーガ、ズ・グリのいる場所。

Photo ズ・グリ
「おう、いい所に来た奴がいるな。
おい、お前。遺跡に入れ。財宝、取ってこい。
逆らえば殺すぞ」

テツヤ「逆らってやるよこのデク」

戦闘になるが、まずはズ・グリの部下と戦いになる。

ケンタウロスインペイラーが1匹。袋叩きにして撃破。

ズ・グリ「なかなかやるな。もう一度だけ選ばせて……」

テツヤ「テメエの最期を選択だ!」

オーガ(ボス)と戦闘。
コウジの4連射で半殺し、マサシが<セイクリッドウェポン>で強化して、テツヤの連続攻撃で始末。

ズ・グリ「ぶべらっ」

マサシ「はい終了。全然盛り上がらねえボス戦だな」

コウジ「邪魔者が消えた所で遺跡に入ろうか」

中では戦闘機械のドゥームと2度ほど遭遇したが……

コウジ「先手を取ってファスト(略 4連射で(略 ダメージが(略」

1ラウンドで終了。リボルバー拳銃の散弾でボンボン吹っ飛ぶ機械砲台とかハリボテすぎる。

テツヤ「やれやれ、戦利品は、と……俺の仕事も最近は半分がた採集係だな」

魔法(ギャザー)と技能(トレジャーハント)と装備品(幸運のお守り)により、テツヤは戦利品の発見ダイスロールに+3の補正があるのだ。

マサシ「はは、俺は最近ヒマが多いぜ」

彼がザコ戦でやる仕事はほぼ無いのだ。

路地裏】B-7 

気がつくと、複雑に入り組んだ細い路地に迷い込んでいた。あてもなく歩いていると、道端にボロ切れが落ちている。
と、ボロ切れがもぞもぞと動きはじめる。ボロ切れだと思ったのは、ボロをまとったきたならしい老婆だった。
 

テツヤ「この場所、前のプレイでもMAPの隅にあったな……」

老人達から昔話を聞いたりしながら路地裏を彷徨う三人。
最初に遭遇する婆さんに小銭を払って道案内してもらえばすぐに出られるのだが、甘く見て自力脱出を試みたのが悪かった。

この路地裏、ワンダリングモンスターと遭遇する事があるのだが……

マサシ「おっと、エレファントが出てきた。襲いかかってくるぜ」

テツヤ「なんで路地裏にゾウが出るんだよ

コウジ「デザイナーは野犬とかに遭遇するイメージで動物型モンスター表をセレクトしたんだろうけど……キャラクターのレベルで敵のレベルも変わるから、今の僕らだと大型の動物が出るんだよね」

ゾウを1ラウンドで撃破。極○空手もビックリだ。

マサシ「おっと、次はグリズリーだ。今回は運が悪いねえ」

テツヤ「運の悪さ以前におかしいとは思わんのか?

クマ(しかも2匹)を1ラウンドで撃破。

コウジ「うーん、なかなか出口が見つからないなあ。またゾウが出てきたぞう」

テツヤ「わかったわかった、やってやるよ! 野良象でも野良熊でもな!」

やっぱり1ラウンドで撃破。

さらに落とし穴に落ちかけたりした挙句、東隣のマスへ出る事に成功した。

テツヤ「こんな危険な路地で生活してる爺さんとか婆さんは何者なんだよ……」

【涸れ井戸】C-7

寂れた裏通りの四つ辻の真ん中に井戸がある。
井戸の脇には、釣瓶竿を支えていた鉄の柱が残っている。

井戸をのぞき込むと、深さは5mほどであることがわかる。また、底には水面は見えず、打ち捨てられたガラクタが積み上がっている。どうやら、涸れ井戸のようだ。

コウジ「ここにもネームドモンスターがいた筈だね。降りよう」

マサシ「狩る気満々だな。オッケー、行こうぜ」

マダム・ヘドロンが部下の蛮族とともにいる。
ヘドロンはリザードマンテイマー(レベル6)、部下はダークトロール(レベル8)だ。

テツヤ「部下の方が強え! つーか今まで出た中で最高レベルだぞ!」

マサシ「判定成功。トロールの方は弱点を見抜いたぜ」

これによりダークトロールへの魔法ダメージには+2の補正が入る。

コウジ「そして僕の銃は魔法ダメージだ」

1ラウンド目。
散弾銃4連射によりトロール死亡。HPが強化されていたヘドロンは死にかけで耐える。
でもテツヤがとどめ。

テツヤ「本当にルーチンワークな戦闘だ……」

マサシ「ほら、早いとこ戦利品捜してくれよ」

戦利品をかき集めて井戸を出る。一旦娼婦街に戻って休憩。

翌日。
再びC-7を通って未知のマスへ挑もうとしたが、ランダムイベントにより霧が発生。移動方向もランダムになり、また路地裏に突入する羽目に。
しかもぐるぐると彷徨い時間を潰し、出た場所は北の廃墟。そこで道端に寝転んでいたデュラハンに襲われ、なんかどんどん疲労する。

テツヤ「なんでデュラハンが道端に寝転がってるんだよ!」

コウジ「デュラハンにも浮浪者はいるかもしれないじゃない。この不景気なご時世、誰がいつ生活苦になるかわからないよ」

こうして丸一日、ただ彷徨っただけでまた寝に戻った。

マサシ「ははっ、だんだんだらけて来てねえ?」

常夜の回廊】D-7

突然、周囲が暗闇に覆われる。青白い明かりが、闇の中にぽつりぽつりと浮かんでいるのが見える。 

テツヤ「確か脱出の方法がわからないと延々と迷い歩く場所だったな」

コウジ「そして脱出の方法はセージ技能で見抜けるよ」

マサシ「皆までいうな。ほらよ、判定成功。目を瞑って、周囲の灯りを見ないようにして歩きな」

脱出には成功するが、出る方向はランダム。東に行きたかったが出たのは北。

処刑場を通り抜け、東のマスへ踏み込む。

嘆きの広場】E-6

ここは、石畳が敷き詰められた広場だ。いくつもの長さの違う円筒を束ねた金属製のモニュメントが並んでおり、風が吹くたびに泣き声に似た音を立てている。
その周囲には、人間やエルフやドワーフなどの姿をした石像が数十体も置かれている。これらは、すべてまるで本物のように精密にできており、いずれも鎧を身につけて武器を構えた戦士や騎士のようである。
 

テツヤ「石化モンスターが出るんだろ、ここは。で、何が相手だよ」

コウジ「あの人じゃないかな?」

Photo_2 彼は上位蛮族、“出来損ないの”ヒューリカ

数十年前の人間軍との戦闘で負傷し、魔物化できなくなったバジリスクである。
それ故に仲間内では不名誉な仇名をつけられ、彼自身もそれにコンプレックスを持っているようだ。

テツヤ「まぁ襲ってくるならやっちまうしかねえな」

ヒューリカ「なんだよ? 下衆のくせに、おまえらも俺を笑うのかっ!」

マサシ「自分からかかってきてそれはねえよな……このあんちゃん、ちょっとアレじゃねえ?」

コウジ「うん、ハチの巣にして風通しをよくしてあげれば落ち着くんじゃないかな。静かにはなると思うよ

1ラウンド目。
お供に連れてた2体のドゥームごと散弾の的にする。
ヒューリカ本人だけしぶとく生き残ったが、テツヤが殴ってブチ殺しておいた。

コウジ「ネームドモンスター、さらに一匹撃破……と」

テツヤ「結構金目の物持ってたぜ。さ、行くか」

マサシ「しかし“外見年齢:設定14歳”には見えないあんちゃんだったな」

こんなパンクな人をローティーンに見ろと言われても正直困る。

廃屋】F-6 

石造りの高い塀が続いている。と、塀の一部が崩れており、中に入れそうな場所がある。崩れた部分から向こう側をのぞき込むと、荒れ果てた庭と古びた建物が見える。
庭には、塀から建物に向かって踏みしめられた小道ができていて、何者かが出入りしているのがわかる。しかし、建物に明かりは灯っていない。
 

ゾンネンフェレスってトロールがいたのでブチ殺しておいた。

テツヤ「いや、もうちょい細かく書けよ」

コウジ「でも本当にそれ以外、記載する事が無い場所なんだよね

牢獄】F-7 

5mほどもある高い塀が牢獄を取り囲んでいる。
壁は垂直で表面はつるつるとしているため、上る事はできそうにない。
 

用が無いので素通り。

【ダルクレム神殿】E-7

十数本の、高さが不揃いなねじれた尖塔が空に向かってそそり立っている。その壁には、無数の髑髏が塗り込まれており、髑髏と髑髏の隙間には肋骨や大腿骨などがびっしりと並べられている。
もっとも高い主塔に刻まれた開口部には、高さが5mほどもありそうな赤銅色の巨大な両開きの扉が取り付けられている。ここは、ダルクレムの神殿なのだ。
いま、両開きの扉は開かれ、その両脇には1体ずつの蛮族の門衛が立っている。

敵が強いので入らない。

テツヤ「やっと南側が埋まったが、最後になって急に手抜きになったな

コウジ「劇的な事が起こらない場所が固まったからね。これもランダム性故だよ」

マサシ「ま、門はすぐ近くだ。行こうぜ」

【叫びの門】固定2

ここでイベント発生。探していた人が瓦礫に埋まっている。
筋力判定だが、難易度は高め。運悪く全員が失敗……

マサシ「おっと、運命変転で俺が成功させておくわ。どうせ戦闘じゃ俺はこの能力使わねえしな」

こうしてテツヤとコウジの運命変転を温存する事ができる。ヒマが多いという事もまた役割なのだ。

目当ての人物を助け出し、後は戻るだけなのだが……

【牧場】F-3

テツヤ「ここに来たって事は、牧場破りをするわけだな」

コウジ「そろそろハイネさんを助けるクエストを請けるころだからね。あらかじめ条件を満たしておくよ」

壁を越えて侵入した三人、首尾よくハイネに接触成功。
しかし彼女の首輪を解錠する鍵も必要なので、管理施設に殴りこみをかける事にした。管理人としてゴブリンシャーマンが2匹いたが……

コウジ「くらえっ!」ドキューン

1ラウンドでハチの巣。終了。

まんまと鍵をせしめ、三人+NPC二人は牧場を脱出。

【明かりの灯る館】E-4

Photo_3 ハイネ
「兄さん!
クリス兄さんなのね!」

クリス「ハイネ!
そうだよ!
僕だよ!」

Photo_4 サンドリーヌ
「これでもう街に未練はありません。
後、貴方達に頼みたい事は一つ……」

テツヤ「おおっと、それはまた今度にしてくだせえや。
今はやりかけのクエストを終わらせねえと」

コウジ「ちょっとレベルをあげたらすぐ戻ってきますから。
もうちょっと待ってくださいね」

というわけで街を脱出するクエストの手前までは達成。
ストーリーを進め、三人は拠点へと帰還する。

【三色の天幕】C-4

Photo_5 ザバール
「随分と時間がかかったね。
ま、やってくれたなら文句はないよ。
報酬は金とポイントのどっちがいいかな?」

コウジ「現金です。ポイントはもう充分貯まったので、そんなもん要りません」

ザバール「そうかい。とりあえず口の利き方は考えた方がいい……

そして経験値の計算。
こなしたイベントが多く、敵のレベルも上がっているので、今までで最高の点数が転がり込んでくる。

マサシ「おやま。累積経験値が1万点を超えちまったよ」

コウジ「うーん、もうちょっとで次のレベルへ行けたんだけど。まぁ次回は確実に到達できるから良しとするよ」

北西の未開封マス3つを開ける頃にはクリアーレベルになるだろう。
今回のプレイもそろそろ大詰めである。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年8月 9日 (日)

ミストキャッスルリプレイ3-12 走れメロスのように

【強盗稼業で好き放題した三人、今回はちょっと心根を入れ替えて真面目に話しを進める事にする。とりあえず現況を振り返ってみるが……】

F_2

コウジ

人間
マギテック(6)/シューター(6)/スカウト(5)/エンハンサー(1)

器用度19 敏捷度18+2 筋力13 生命力15 知力24 精神力19 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(5)/スカウト(5)/
プリースト(5)

器用度18 敏捷度22 筋力17+2 生命力15 知力18 精神力18 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photoマサシ

人間
ファイター(5)/プリースト(5)/セージ(5)/レンジャー(1)/エンハンサー(1) 

器用度20 敏捷度21 筋力16+2 生命力14 知力20 精神力19 

好きな物:正直者
嫌いな物:拳骨バカ

(今回のMAP)

312 コウジ「前回の稼ぎのおかげで、あと少しで平均レベルが6になるぐらい経験値が貯まってる。
今回は割と地道に働く事にするよ」

テツヤ「前回が世紀末の野盗みてえだったからな……。
今回はちと真面目にやるとすっか」

マサシ「ははっ、どうせ蛮族みかけたら『汚物は消毒だーっ!』なんだろ?」

テツヤ「このゲーム、基本『敵はすべて攻撃的です』みたいなルールなんだから仕方ねえわ」

コウジ「うん、合法だね。
さっそくザバールさんから仕事を請けよう」

Photo

ザバール
「真面目に働くなら感心なんだがね……。
今ある仕事、手紙の配達なんだよね。
君達、これを請けたらその場で『ギブアップ!』とか言い出すだろ?
上位蛮族が出るからってさ」

コウジ「いえ、やりますよ。別に問題ありませんし」

テツヤ「おおっ!? 何時になく強気だな」

コウジ「レベルが上がって資金も増えたから、対処方法もできたんだよ。だから問題無い――ちゃんと下準備しておけばの話だけどね」

コウジの言い分に乗り、三人は消耗品を買い集める。

コウジ「出発前にザバールさんからクエストを請けるよ。抵抗組織の探索というクエストがあるけど、僕らは各組織の拠点と首領を知っているから、何もせずにこの場で達成する事ができる。これで★入手、と。あ、報酬はザバールポイントで受け取るから」

ザバール「はいはい。こっちとしては仕事さえちゃんとして貰えればいんだけどね……。努力せずにできる事しかしない人間は世の中に必要とされない、という事は覚えておいた方がいい」

まぁこれはゲームだから楽に越した事もない。

【木漏れ日の施療院】C-3

手紙を渡す相手は二人。その片方は顔なじみでもあるグラスランナー、ニルスだ。
というわけで施療院に来た三人だが……。

テツヤ「いねえな。遭遇がランダムだから仕方ねえが」

コウジ「その場合、ウルスラさんに渡してもいいらしいよ」

Photo ウルスラ
「はいよ。預かっとけばいいんだね。
なんかあんたらからは物を押し付けられてばかりな気もするよ。
今、返事を書くからちょっと待っておくれ」

テツヤ「本人が不在でも返事は渡してもらえるんだな……」

マサシ「ゲームの都合だろ。出現率6分の1の相手を待ち続けるよりは断然いいじゃねえの

ここでは棒立ちで請けられる仕事もないので先へ進む。
本当なら次に目指すのはB-1なのだが、進路は北東へ取る事にした。

【追い剥ぎ小路】F-1

テツヤ「なんでこんなに大回りなんだ?」

コウジ「もちろんクエストを請けるためだよ」

一つは守りの剣の在処を捜してくる事(荒れ果てた庭園にある事をもう知っている)。
もう一つは叫びの門で蛮族の動向を監視する事だ。監視の方はこんな時でもないとやる機会が無いので、珍しく引き受けてから現地へ出向く。

【叫びの門】固定2

一日かけて出入りする蛮族を見張らねばならない。
だが50%近い確率で蛮族が出没する可能性が6回あるという、結構過酷な任務だ。

テツヤ「くそ! 言ってる端から蛮族が出やがった!」

コウジ「汚物は消毒どきゅーんドキューン」

マサシ「ははっ、楽しそうで何よりだぜ」

ドレイクが1匹出現。3人がかり6回攻撃でフクロ。

テツヤ「ちっ、ゴブリンシャーマンの2匹連れも来た!」

コウジ「散弾2連発を食らえー」

マサシ「ははっ、HPが低めだから簡単に転がりやがる」

ゴブリンシャーマン2匹、1ターン目で掃討。

テツヤ「またなんか来たぞ!」

コウジ「一匹じゃない。まぁ的だね」

マサシ「ほらテツヤ、ぼさぼさしてないでブン殴っちまいな」

ケンタウロスインペイラー出現。1ターンで滅多打ち。

言われたとおりに見張りをこなしたので、眠い目をこすりながら引き上げる。

テツヤ「なんかもうザコ戦は手抜きなルーチンワークだな

コウジ「ついでにサンドリーヌさんの館にも寄ってクエストをこなしておくよ。クリスの妹さんを助け出す以外のクエストは、今回ですべてこなす事ができるね

マサシ「いつの間にか大詰めじゃねえの」

コウジ「クリアレベル7以上のゲームで、今5レベル突破だからね」

テツヤ「その割には、今回はまだ開いてないマスがMAPにあるな……。経験値稼ぎの効率がわかってきたからか?」

コウジ「単なる運もあると思うよ。とりあえず引き返そう」

追い剥ぎ小路を通り、報酬を受け取ってから西へと向かう。

【《灼熱の踊り子》亭】C-1

通りを歩いていくと、やがて黒い石で造られた建物が見えてくる。
建物は全体に人族のものと思しき髑髏によって飾られており、おどろおどろしい雰囲気だ。汎用蛮族語で「《灼熱の踊り子》亭」と書かれた看板が掲げられている。

テツヤ「確か蛮族が経営してる飯屋だったな」

コウジ「今はスルーするよ。仕事と関係ないからね」

テツヤ「ふん、じきに殴りこんでやるさ」

【剣闘士の宿舎】B-1

通りの真ん中に、両手剣を天に向かって突き上げるリルドラケンの石像が建っている。
その傍らにある大きな建物の上には、像と同じ意匠を施した紋章が掲げられている。屈強な男たちが、その建物の中に入っていく。
 

この宿舎の主、元剣闘士の王者だったドン・ブカドゥが2つ目の手紙を渡す相手だ。
彼から返事をもらい、三人は三色の天幕へ帰ろうとするが……

ここでイベント発生。上位蛮族が現れ、手紙を渡せと迫ってくる。
今回現れたのは、狂えるハサミ”ダマスケスノ。アンドロスコーピオンの上位種であり、サソリの下半身と戦士の上半身をもつ魔物だ。しかもダマスケスノはアラクネという蜘蛛型多脚戦車に乗っており、戦闘力をさらに上げているのだ。

ダマスケスノ「というわけで俺には逆らわない方がいい。さあ、おとなしく手紙を渡してもらおうか……」

コウジ「よし逃げよう

テツヤ「逃げられるのか? あの戦車、移動力が高めらしいが」

コウジ「ミストキャッスルの逃亡ルールによれば、移動力は難易度にいっさい関与しないみたいなんだね。問題なのは自分たちのレベル、敏捷度ボーナス、敵のモンスターレベルだよ。さ、俊足の指輪を壊して」

消耗品として使うことで敏捷度を13(ボーナスにして約2)上げる事のできる指輪を、このミッションを請けた時にあらかじめ一人2個ほど買い込んでおいたのである。無論、逃亡判定を有利にするためだ。
人間の持つ“運命変転”能力と併用すれば、現在のレベルと能力値なら、先攻さえとればレベル10以下の敵からは安定して逃げる事ができる。

そしてスカウト2人体制のこのパーティにとって、先攻奪取は得意分野だ。

ダマスケスノ「ちょ、お前ら待たんか!」

コウジ「お断りします」

テツヤ「あばよ!」

マサシ「ははっ、またな!」

手紙の配達の目的はあくまで手紙を届け返事を持ち帰る事。
敵と戦う必要はないのだ。

【三色の天幕】C-4

ザバール「確かに返事の手紙を受け取ったよ。お疲れさん」

報酬を受け取り、三人は★を経験値に換算する。

テツヤ「おやま、そんなに大変でもなかったが、結構な量になったな」

コウジ「レベルの高いクエストは★を複数もらえるからね。これで平均レベル6、誰か一人は7になれるよ。現状、先行は僕一択かな」

マサシ「別に構わんが、理由は聞いていいよな?」

コウジ「スカウトを7にする事で<ファストアクション>の特技を覚える事ができるからだよ。1ターン目の先攻時だけだけど、2回行動が可能になる。だからスカウトを習得してる僕かテツヤが率先して7にするのがいいんだけど、テツヤは経験値が足りないからレベル7になれない」

テツヤ「あ? 本当だ、なんで俺だけ低めなんだ?」

コウジ「担当する技能の違いだよ。要経験値が高めの技能と少しだけ安めの技能の2種類があるんだけど、僕はシューター・マサシはセージが安めなのに対し、テツヤの技能は全部高めなんだ」

テツヤ「チッ、しょうがねえな」

リプレイ「たのだん」で著者キャラのシャーリィがファイターではなくフェンサー技能をとっているのも、この経験値テーブルを意識しての事らしい。
結果、少々残念な場面が多くなっているが、コウジは今のところそんな目には遭っていない。
無論、後ろに引き籠っているからである。ミストキャッスルに後ろから不意打ちしてくる敵がいなくて良かった……。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年8月 7日 (金)

ミストキャッスルリプレイ3-11 消毒祭り

【当面の目標が無くなった筈の三人。しかし何やら怪しげな企みがあるようだ……】

F_2

コウジ

人間
マギテック(5)/シューター(5)/スカウト(5)/エンハンサー(1)

器用度19 敏捷度17+2 筋力13 生命力15 知力24 精神力19 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(4)/スカウト(4)/
プリースト(4)

器用度18 敏捷度22 筋力16+2 生命力15 知力18 精神力18 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photoマサシ

人間
ファイター(4)/プリースト(4)/セージ(4)/レンジャー(1)/エンハンサー(1) 

器用度20 敏捷度20 筋力16+2 生命力14 知力20 精神力19 

好きな物:正直者
嫌いな物:拳骨バカ

(今回のMAP)

311 コウジ「MP4点の魔晶石をたくさん。
銃弾も50発ほど用意しといたよ」

マサシ「これで奴隷市場の蛮族どもを片っ端から撃ち殺す事ができるな。
さっそく奴隷の強奪に行こうぜ」

テツヤ「どっちが無法者だか、もうわかりゃしねえな

コウジ「じゃあザバールさんから何か仕事を請けてくるよ。
★を稼いでも、ミッションをクリアしないと経験値に換算されないからね。だから何か仕事ください」

Photo

ザバール
「どうして君達はそういう話を聞こえる所でするのかね。
今ある仕事と言えば荷物の輸送だけだが、先に言わせてもらえば強奪してきた奴隷達は輸送していらないからね」

奴隷を連れ出してもどこかへ預けねばならないが、受け入れ先に三色の天幕は入っていないのだ。

コウジ「そっちはご心配なく。それじゃあ行ってきます」

闘技場】B-5 

テツヤ「……なんでこんな所に来てるんだ俺ら?」

コウジ「荷物の受け取り先が二つあるんだけど、その一方がB-6なんだよね。当然、今は闘技場には入らないよ。ここはまた後でね」

マサシ「ま、もうじきに嫌になるぐらい戦わなにゃならんからな」

【廃墟】B-6
いくつもの建物が倒壊し、荒廃するにまかせたままの廃墟だ。
死肉を貪る猛禽が、頭上を飛んでいる。

テツヤ「この中にゃネームドクラスの蛮族がいたと思うんだが……」

コウジ「ルールどおりだとミッションイベントが固定イベントより優先で起こるから、先に遭遇するのは荷物の受け渡し人だね」

Photo_4 コンラッドという名誉蛮族から荷物を受け取る。
中身はよくわからないが、雰囲気的に詮索するのは良く無さそうな気がする。
もしかしたら意外に凄い物かもしれない。
それこそ世界の平和を守れるような……

テツヤ「そんな凄い物をあのウサギがほいほい受け取れるのか……?」

コウジ「一旦三色の天幕へ戻るよ。次の目的地はサカロス神殿跡だからね」

途中は特に大きな事件も無かったので省略。

今まで開けたマスを通り抜けるだけなのでおかしな事は特に起きない。
2つ目の荷物を抱え、三人は木漏れ日の施療院へと辿り着いた。ここで宿泊し、明け方未明に奴隷市場へと向かう。

さあ、パーティーの始まりだ……。

奴隷市場】B-2

市場へと入った三人、周囲を見渡しながら相談する。

テツヤ「確か奴隷5人かっぱらう毎に★一つ、一日に稼げる★は5つまで……だから25人が一度に救助する最適効率なんだったな」

コウジ「あ、それは勘違いだったよ。ここで戦闘を起こして脱出するだけでも★は一つもらえるんだって。だから20人が一度に助け出す目標数だね」

テツヤ「おやま、前回のプレイは間違いだったかよ。ま、わかった所で始めるとすっか」

唐突に武器を構え、市場の奥へと駆け込む三人。
奴隷達の置き場を守ろうと立ち塞がる蛮族どもへと無謀とも思える突撃をかける。市場では敵の出現数は三倍になる。

第1戦:ボガード9匹

コウジの二丁拳銃が散弾を放ち、約半数が1ターン目で吹き飛ぶ。その後テツヤとマサシが接近して攻撃。

テツヤ「チッ、数が多すぎだ! 反撃を受けるのは避けられねえな!」

コウジ「まぁ初めから無傷で済むとも思ってないけどね。僕は戦闘毎に4点の魔晶石を1個使い捨てるから、HPの回復はマサシにやらせといて」

2ターン目で敵を全滅。基本はこのパターンで戦う。

敵を蹴散らして市場の奥へ。奴隷5人入りの檻が沢山あるが、一つ開けようとする度に戦闘が発生だ。
スカウト技能の持ち主を2人揃えているので檻を開ける事自体はほぼ成功する。次々と檻を開けるが、当然戦闘も次々と発生。

第2戦:リザードマン3匹

コウジの散弾拳銃だけで3匹とも吹き飛んだ。

マサシ「はっ、無双状態って奴だな」

コウジ「うん、どんどん来い! だよ」

第3戦:リザードマン3匹

第4戦:リザードマン6匹

第5戦:リザードマン6匹

テツヤ「本当にリザードマンばっかりどんどん来やがった!」

マサシ「おやま、敵さんに口上を曲解されたかね」

コウジ「僕が一度に撃てる敵は5匹までだけど、漏らしたぶんが1匹ならテツヤで潰せるから問題無いよ」

20匹近いリザードマンが次々と蜂の巣になっていく。なんでこんなにリザードマンばかりが沸くのか。リザードマン村で奴隷料理祭りでも開催される日だったのかもしれない。
とにかく順調に奴隷達を20人救助。後は脱出するだけだが、市場へ戻るのに1回、外へ出るのに1回の戦闘がある。

第6戦:リザードマン3匹

第7戦:ボガード9匹

テツヤ「こんだけ戦って出てきた敵は二種類かよ! ボガードとリザードマンはもう一生分見た気がするぜ!

マサシ「なんだかんだ言って勝てるんだからたいしたもんだ。といっても、こちらにもあんまり余力は無いけどな」

コウジ「外に出てしまえばこちらの物だよ。逃げ込む先jは目の前だからね」

そう、奴隷達の引取り手の一つが木漏れ日の施療院のウルスラ。1回の移動で行ける場所なのだ。

Photo_5 ウルスラ
「うっわー、こりゃまた大勢つれてきたねえ。
……なんか前もこんな事があったような気がするよ」

テツヤ「そういや前のプレイでも奴隷の放り込み先はここだったな

マサシ「ははっ、同じ事ばっか繰り返して飽きねえ?」

コウジ「別に。ここで休んでHPとMPが回復したらもう1回行くし。25人以上助けたら翌日から警備が強化されちゃうけど、まだ20人だから出てくる敵は変わらない。さっき勝てたんだから次もまぁ勝てるでしょ。やらない手は無いよ」 

というわけで、翌日、さっそく市場へ突撃である。
北斗神拳の使い手がいたらこっちが野盗扱いされて殺されそうだ。

コウジ「こんにちはー。さあ、どんどん撃ちまくるよー」

たちまち上がる蛮族どもの悲鳴。

第1戦:ディープグレムリン3匹

コウジ「楽勝。HPが低い敵はガンガン吹っ飛ぶからいいね!

テツヤ「そう言う事は聞かさなくていいわ……」

第2戦:レッサーオーガ3匹

第3戦:レッサーオーガ3匹

コウジ「これは参ったな……。レッサーオーガはタフだから、僕の掃射でも1ラウンドじゃ死なないんだよね。弱った敵のうち2匹をテツヤとマサシで潰すとして、ほぼ確実に反撃が1回くる

テツヤ「チッ、俺ら前衛組が耐えればいんだろ!」

マサシ「おっと、コイツら魔法も使うじゃねえか。運が悪いと助けた奴隷が狙われるな」

テツヤ「マジか!」

敵の行動はサイコロでランダムに決めているが、運良く奴隷は狙われなかった。
代わりにテツヤやマサシへとんでもない目で命中し、運悪く期待値より大きなダメージばかり貰ったが……。

第4戦:ボガーズソードマン6匹

第5戦:レッサーオーガ3匹

テツヤ「オーガ多すぎだろ! リザードマン祭りの次はオーガの洪水かよ!」

コウジ「どうも僕らのプレイはダイス目が偏るね……。転がす場所が歪んでるのかな?」

マサシ「ほらほら、喋ってないで手を動かせよ。こいつらを倒せば奴隷20人確保だ。外へ向かえるぜ」

テツヤが攻撃魔法でHPを半分削られたりしながらも敵を撃破。
23人の大集団で市場の外へ向かい疾走する。

第6戦:レッサーオーガ3匹

第7戦:リザードマン6匹

テツヤ「うっおー、見るだけでもうゲップの出そうな編成だ!!

コウジ「でもプレイする側にとっては、同じデータを参照すればいいから楽なんだよね。毎回違う敵が出られる方が実は面倒臭い」

マサシ「あと一息だ、どんどん撃てよ」

コウジ「うん、撃ちながら喋ってるから大丈夫」

蜂の巣にした蜥蜴を尻目に市場の外へ。再び施療院へと転がり込む。

ウルスラ「あんたらのせいで街の人口分布が変わっちゃいそうだよ」

コウジ「まぁそれでも困る人はいないから大丈夫だよ」

テツヤ「こんな貧乏そうで病人ごろごろな場所に何十人も詰め込んだら、現実なら大困りしそうなもんだがな……」

マサシ「疫病蔓延ルールの登場かね。使い道がどれほどのユーザーにあるのか怪しいもんだがよ」

個人的に病気治療のルール・解説で一番面白かったTRPGはウォーハンマーである。狂気の治療のため、焼けた鉄を頭に押し付けるゲームが日本で流行らなかったのも仕方が無いといえば仕方が無い。
身内内では皆が大喜びだったものだが……。

【三色の天幕】C-4

★を稼いで戻ってきた三人。ミッションイベントで食虫植物がテントの側に生えていたりもしたが、いい加減に戦闘もゲップ状態だったのでサクッと終わらせる。

テツヤ「サクッと終わってねえだろ。三人がかりでやっと倒せるタフな敵が2匹も出やがってよ」

コウジ「マサシが毒食らってもがいたりもしたけど、まぁ概ね問題なく勝ったじゃない」

マサシ「ま、生きてれば問題ねえわ。さっさとウサギさんに荷物渡そうぜ」

ザバールに荷物を渡してミッション終了。経験値を換算すると、5000近い点数になっていた。
敵がべらぼうに多かったので、本来ならたいした事の無い敵からの経験値が膨大な値になっていたのだ。

テツヤ「倒した敵のレベル合計が246だからな……総数68匹とか、アナログゲーム1回のプレイで相手する数じゃねえよ」

コウジ「皆が5レベルにアップだね。誰か一人は6レベルの域に入れるよ」

マサシ「お前がレベル6にすりゃいい。まず敵に散弾浴びせてばっかだからな」

というわけでコウジが6、他の二人が5レベルに。そろそろネームドモンスターを相手にできるレベルである。
そろそろ未開封の地域を開けて回ってもいい頃か。しかし今回はここまで。

(C)村枝賢一 石ノ森章太郎/講談社

| | コメント (2) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧