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2018年5月13日 (日)

自卓リプレイ SW2.0 第7話の1

商人ショトスの経営する工場で、違法ヤク製造の現場を抑えた一行。
ショトス本人は捕まらなかったが、まぁそれも時間の問題。後なるようになるだろう。
とすると、PC達は当面何をすればいいのか、という話になるが……。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:20+1
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:5/ライダー:4
戦闘特技:武器習熟A/フレイル、全力攻撃、武器習熟S/フレイル
騎竜:飛竜

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:23+1
敏捷:24+1
筋力:15
生命:15
知力:12
精神:11
フェンサー:5/ライダー:5
/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動、武器習熟A/スピア
騎竜:亀

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:8
生命:12
知力:25+1
精神:23

コンジャラー:5/セージ:4
戦闘特技:魔法拡大/数、武器習熟A/スタッフ、MP軽減/操霊魔法

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16+2
敏捷:17+2
筋力:8
生命:12
知力:20
精神:21

プリースト(ル=ロウド):5/スカウト:3/アルケミスト1
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導
符術:パラライズミスト

シナリオ開始前、いろいろと調整する一行……とGM。

GM「今回から防御ファンブルを採用しようと思う」

サグウェン「なにぃ!?」

危ない橋を渡りたくないプレイヤーからのブーイング。
「敵も同じ条件だから」で押し通す事にする。

前衛が割と回避力高めだからな……それに当てる敵を多くすると、単に能力を殺す事になるし。
おおむね問題無いがもし事故るとヤバい、という状態にすれば、戦闘バランスをいじらないで緊迫感を生む事もできるだろう。

調査依頼

PC一行は、ドラゴンベースのマジンファーザーに呼び出される。

マジンファーザー(GM)「ショトスは現在、手配中だ。そう長くはかからないだろう。というわけで、君達には地図にあった地点を調べてもらいたい」

PC達が、前回のシナリオで入手した地図。
そこに記された場所は山中の只中であり、特に何も無い筈の所だ。

シエン「ありましたね、そんな地図。仕方がありませんね……報酬は?」

GM「そりゃ当然……ん? シナリオに書いてねぇな」

セルジオ「ただ働ききはちょっと……」

単なる書き忘れだ。
いそいでルールブック2巻をひっぱりだし、適当な額を約束し、半分ほどを前金として渡す。
だいたい半額を先に渡して、消耗品その他をいくらか買う余裕を作るのがウチのグループのよくあるやり方だ。
適当に何か買い足し、あるいは大事に懐にいれ、出発前の準備は終了。

街道

調査地点の側、山の麓までは街道もある。
一行は当然その道を行くわけだが……

GM「陽が傾くころ、宿が見えるぞ。村ではなく、旅人が寝泊まりするための野中の一軒家だ」

シエン「泊まるしかありませんね」

宿屋に入る一行を、肥えた宿の親父が出迎える。客はPC達だけだ。

宿親父(GM)「いらっしゃい。部屋はあいてるよ。馬小屋もあいてるよ」

サグウェン「馬小屋というか、この地方なら竜小屋だろ」

一行は部屋に泊まる事にする。
WIZみたいに馬小屋がタダならそっちに泊まったかもしれないが、そういうわけでは無いので普通に一部屋とる事にした。

GM「部屋泊まりなら、晩飯がサービスで出るとシナリオに書いてあるな」

サグウェン「メシを食わないと何かペナルティーがあったんだっけか」

GM「睡眠と同じで、必要量を取らないと最大HP・MPが一時的に減少とかだっけな。まぁ絶食・不眠を余儀なくされてから確認すればいいだろう。ルール的には握り飯と水、3時間の睡眠があれば、一生平気で生きていられる筈だ」

リアルでやれば極端に短い一生になるだろうが。

GM「じゃ、メシ食ってお前らは寝た。それでいいな? 話を進めるぞ」

セルジオ「うん」

GM「じゃ、生命抵抗しろ」

シエン「おや?」

サグウェン「おい? このGMのシナリオで宿屋に泊まると必ず一服盛られるんだが!?」

GM「じゃあなんで何も疑わずにメシ食ってんだ」

セルジオ「ええ……世の中に安心して泊まれる宿屋は無いんか?」

シエン「宿屋が出てきたら盛られる事前提にせにゃならんの!?」

話の中で描写されない普通に宿は普通にメシ食って終わってんだよ。
これで整合性は完璧。

食った毒に抵抗判定を行った結果、セルジオはやたらとぐっすり寝てしまう。
もちろん夜中に黒ずくめの刺客が踏み込んできて、景気良く刃物を振り回してくれる。

シエン「あれ? 夜中、こちらが寝てる筈の時間に? じゃあこちらの武装は……」

GM「シナリオには特に何も書いてないな。好きにしていいぞ」

というわけで、刺客が刃物を振り回している間(たぶん3秒ぐらい)に、薬に抵抗したPCは武具を装着したまま飛び起きて万全の体勢をとって戦闘に挑む。

メシ食って薬が効いたら即踏み込んできた、にしとけば良かっただけではあるが、シナリオ作成中はすっかり失念してたんだからまぁ仕方がない。

セルジオは寝てる状態から戦闘開始。
しかも馬小屋では無いので、竜も使わせてもらえない酷い状態だ。

敵は【山賊の首領】と同じ戦闘力。それが4体だ。
しかも先手を敵に取られてしまう。

GM「では簡易戦闘ルールで。寝てる次男は後衛配置な」

しかもここで気づいたが、シエンはゴーレム作ってないしザウェル(NPC)は防具も装備してねぇ(最初のシナリオからここまで、購入せずにきていた)。

敵が四体全部前衛に出てきて挑む事は明白。
その半分(二人)は前に出なければいけないので、PC側は本来後衛のシエンかザウェル(NPC)を前に出し、見殺しにする必要が出て来るだろう。

GM「しゃあないな。先制判定は1足りなかっただけだろ? まだ1ラウンド目が始まる前だし、ザウェルが【運命変転】使えばPC側が取れるんだから使った事にしとけ」

シエン「え? 【運命変転】て1シナリオ1回じゃなかったっけ。ここで使うべきかな」

GM「1日1回だぞ。お前の種族も人間なのに何を勘違いしてんだ」

というわけでPC側が先攻という事になった。
敵4体を長兄サグウェン単独で食い止める事になるが、まぁ相手よりレベルも高いしそうすぐにはやられないだろう。

戦闘開始。
PC側は全員後衛から開始。
セルジオはシエンが主動作で起こす。

GM「毒の後遺症はまだ残っているので、あらゆる行為判定に2点のペナルティーがある……とシナリオにはあるな」

書いたの俺だけど。
仕方ないのでそれを【キュア・ポイズン】で治療し、サグウェンとセルジオの二人が敵に突撃。

竜に乗ってないのでいつもより戦闘力は落ちている筈だが、ダイス目が順調で、特に危なげなく勝利。
敵の【全力攻撃】が全部避けられたからね、仕方ないね。

戦利品を剥いだ後、PC一同は宿屋の親父に詰め寄ろうとする。

セルジオ「宿屋の親父はどこだ!? 逃げたのか?」

GM「刺客の覆面はぐと、その一人が親父だよ」

親父は「金で雇われて魔がさした、助けてくれ」と命乞い。金を受け取る筈だった場所は……PC一同が向かっている山中だった。
そこに昔の遺跡があるらしい。

山中の遺跡

翌日、PC一同は山の中へ入っていく。
地図に記された場所は、遠目には大きな岩がゴロゴロしているだけだ。
だが現場に行ってみると、大岩の隙間に地下への階段が隠されていた(判定無しで発見)。

地下へ降りていくと、人工の部屋に着く。
7 PC達が来たのは1番の部屋。
南には壁が無く、通路に直に続いている……のだが、通路には床が無い

しかし中空に支えられるレールがあり、PCの眼前には全員が竜ごと乗れるゴンドラが一台。
もちろん、これに乗れと言う事だ。

セルジオ「でもレールがあるんだから、その上は歩けるだろ?」

GM「歩けないとシナリオに書いてあるな。歩けないぞ」

セルジオ「……」

サグウェン「でも俺の竜は飛べるから、俺は乗らなくていいよな?」

GM「それはそうだが、まぁ説明を聞け」

警戒するのはわかるが、残念ながら無駄な事だ。

仕方なくゴンドラに乗りこむPC一同。
ちょっと調べた結果(判定無し)、このゴンドラはこの迷宮を移動するためのモノレールである事、そして移動に使われるエネルギーが全く無い事がわかる。
動力が断線してて、動かないのだ。

シエン「ええ? どうすれば?」

だが非常用の動力があるので、それを使えばゴンドラは動く。
非常動力はいわゆる自転車の形をしており、これを死ぬ気で漕いで発電する事で、数トンのゴンドラを動かす電力を供給する事もできるのだ。

なおこれにより、発電したPCはHP最大値が1d6減少する(回復は数日の休息の後……つまりこのシナリオ終了後)。
ただし目標値13の生命抵抗判定に成功すれば、減少は出目の半分で済む。しかも端数切捨てなので、出目が「1」なら減少値は「0」だ。

1回の判定(と最大HP減少)で移動できるのは、部屋から部屋への一度のみ。
多くの部屋をぐるぐる廻ると最大HPがどんどん削られていくという、心理的な圧迫感を狙ったダンジョンである。

こうして回復不可能ダメージと付き合わされるダンジョン巡りが始まった。

セルジオ「仕方ないな……。じゃあ俺から漕ぐとしよう。よいしょ」

判定の結果、彼の最大HPが2点減少。

GM「よし、じゃあ好きな部屋まで漕げ。隣だろうが反対側だろうが、1回の移動は1回だからな」

なお、1番の部屋以外はちゃんと扉があるので、目の前を通り過ぎるだけでは何がある部屋なのかはわからない。

サグウェン「じゃあどこから入ればいいのかわからないじゃないか」

GM「まぁ最初の何回かは感で選ぶしかないな」

よって発電担当した者が適当に選ぶ事にする。
セルジオが選んだのは3番の部屋。

そこはかつて図書室か資料室だったらしく、いくつもの本棚が並んでいる。
しかし中身がごっそり持ちだされ、めぼしい物は何も無い。

シエン「ハズレですな」

何も無いだけの部屋でもPC達にダメージが蓄積される、イカすダンジョンだ。

というわけで次の部屋へ。
次の発電担当を、最大HPと相談しながら決める。

セルジオ「うん、また俺だよね」

HPだけならサグウェンの方が高いのだが、前衛で回避力もセルジオほどでは無い……という事で今回は免除された。
助け合いの精神が美しくて涙。

次に選んだのは8番の部屋。
扉を調べて見ると、魔法文明語で『リフレッシュルーム。効能・疲労回復。利用グループはメタルカードを入れてください』と書いてあり、カードを差し込むスリットが一つ。

シエン「ここで減少した最大HPを回復できると見た。……カードがどこにあるのかわからないけど」

ぐるぐる周ってりゃじきに見つかるだろ。
それは今じゃなかっただけの事だ。

次はシエンが発電機を漕ぐ。
次は部屋9。

まぁここも、本が持ちだされた資料室だったんだが。

連続で無駄足を踏みながら、どんどんHPを削って部屋を巡るPC一行。
そろそろ良くも悪くも何かが起きないと倦怠感でダレてくる。
まぁ実際のゲームプレイなんてこんなもんだ。ダンジョン巡りなんぞで都合よく緩急ついたりしねぇよ。

次は部屋10へ。
ここでついに宝箱を発見!
罠(スタナー。麻痺毒により、長時間、器用度と敏捷度が減少)を解除し、蓋を開けると中には金品と魔法文明語の文字で何かが書かれた羊皮紙が入っていた。

シエン「その字は読めるけど、何かって何?」

GM「それがわからない。意味のある文章ではなく、文字が羅列してあるのだ。何かの暗号かもしれんが、今この場でわかる物ではない……と思ってくれ」

今は金品を背嚢に入れ、前進あるのみ。

後衛二人と回避特化の次男、三人でじゅんぐりに発電機を漕ぎ続ける一行。
部屋11へ入る……いや、入ろうとする。

だが扉は開かず。
その表面には『暗証番号を入力してください』と書かれて、キーボードらしき物もあった。

セルジオ「もしかして……さっきの意味不明文字列?」

ほう、なかなか冴えている。
さっそく入力する一行。すると……

GM「『この暗証番号は別の物です。この部屋の暗証番号を入力してください』と、親切なお報せが表示されるぞ」

残念。暗証番号もそれを使う扉も、一個では無かったのだ。

またまた頑張って発電機を漕ぐ一行。
隣の部屋12へ入って見る。
NPC(スカウト担当)に、音や罠を調べさせ、何も無さそうだと判明してから入室。

GM「部屋の中には魔法陣があるな。お前らが入ると、重々しい起動音とともに光り輝き、モンスターを召喚するぞ。戦え」

サグウェン「聞き耳とか無意味だろ……ひでぇ」

しかしまぁ敵は全然ひどく無い。ブロブとかダグウィとか、魔法生物連合だが、敵のレベルはPC一行より低めだ。
このダンジョン、最大HPが減っていく事を前提に敵を配置しとるからね。

しかしHPが減らされているとはいっても、まだまだ余力はあったPC一行。
順調に敵を倒し、勝利する。

GM「だが悪い報せもある。この部屋、敵が出るだけで他には何も無いんだ」

仕方ないので戦利品を漁る一行。
ここまででこのダンジョンの部屋を半分は調べたんだが、どうにもハズレばっか引いてる感があるな。

他の三人が段々弱ってきたので、次はサグウェンが発電機を漕ぐ。
選んだ部屋は4番。
中には宝箱があった。
罠(冥界波。一人のHPを「0」にする)を解除し、中を見る。
金品がいくらかと、金の板金が一枚。
部屋8に入るためのアイテム【メタルカード】である。

GM「なお、このカードには本物の金も使われている。持って帰って売り飛ばせば現金(500ガメル)になるという事だ」

回復地点をあえて使わない事で、入手できる金が少し増える。
PCらも多少は悩むだろう。

次に選んだ部屋は5番。
ここの扉も、暗証番号入力を求める物だった。

セルジオ「よし、今度こそ入力!」

今度は開いてくれる扉。
中は……やはり本棚が沢山並んでいる部屋。
案の定、本は持ちだされているが、この部屋にはまだ何冊かの本や資料の束が残されていた。

内容は……この遺跡を造った者達の残した記録だった。

この遺跡は、かつてこの地を治めていた魔法王の計画によって建てられた物である。
計画の目標は、王国で使役・運用する新たな魔物の開発。
ここら一帯では、竜族に目をつけ、新種の竜を交配・改造によって産みだそうとしていた。

が、計画が終わる前に魔法王国の終焉が来てしまう。
この地も施設も、当然のように放棄された。

しかし……計画の途中で生み出された試作品種達は生き残った。
竜といっても能力の低い物達で、容易に開発できるからこそ多数造られた実験体達。
最終目標・竜族の戦闘力と知能を持ちながら制御・改造が容易な種へと至るための、足がかりにすぎなかった彼らだが、放棄された後に施設を抜け出し、この地一帯へ住みついた。

研究・実験のため、この地が生態系をいじられていた事も追い風となった。
三千年の間に、実験体達はこの地の生態系の各ニッチに食い込み、完全に根付いたのである。

GM「……という事だ。まぁ施設放棄後の事は記録されているわけでなく、現状と照らし合わせての結論だが」

ようやく背景設定に食い込む部分へ辿り着いた。
後はこのダンジョンを突破してもらうだけだが、そう上手くいくかどうかは怪しい所だ。

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