« 自卓リプレイ SW2.0 第7話の1 | トップページ | 引っ越し »

2018年5月19日 (土)

自卓リプレイ SW2.0 第7話の2

山中の遺跡、後編。
この地方にやたらデカい爬虫類が多いと思ったら、大昔、ドラゴンの曾孫を作りまくった魔法王国のせいだった。
まぁそれで誰が困っているわけでもない。むしろ役に立ってるんだからいいんじゃねぇかな。
そう考えると、三千年の時を超えて魔法王国の計画は成功していると言えるだろう。

彼らが作りたかったのは、なんでも言う事を聞いてくれる大怪獣軍団だったんだけど。
そんなもんできた所で、どうせ暴走と反乱を食らって滅びるのがパターンというものだ。
「行き過ぎた力は身を亡ぼすのだ」って、正論だけどもう耳タコだからなそれ。

Photoキャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:20+1
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:5/ライダー:4
戦闘特技:武器習熟A/フレイル、全力攻撃、武器習熟S/フレイル
騎竜:飛竜

Photo_2キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:23+1
敏捷:24+1
筋力:15
生命:15
知力:12
精神:11
フェンサー:5/ライダー:5
/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動、武器習熟A/スピア
騎竜:亀

Photo_3キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:8
生命:12
知力:25+1
精神:23

コンジャラー:5/セージ:4
戦闘特技:魔法拡大/数、武器習熟A/スタッフ、MP軽減/操霊魔法

Photo_4キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16+2
敏捷:17+2
筋力:8
生命:12
知力:20
精神:21

プリースト(ル=ロウド):5/スカウト:3/アルケミスト1
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導
符術:パラライズミスト

残りの部屋も僅か。あと一息といったところか。
まぁパーティ4人中3人ほど、ここまでに10点ぐらい最大HPが減っているし、行っては見たが開かない扉なんかもあったりはしたが。
そういうのも含めて迷宮探索だよ。

残りの部屋

7

サグウェン「よし、次の部屋だ。自転車を漕げ」

自転車ではなく発電機なのだが、形状の説明でそのまま覚えたようだ。

シエン「生命抵抗成功で、出目1で……今回の減少値は0、と」

強制的にダメージを受け続けるギミックだが、理論上はノーダーメージ突破も可能。
そう言ってもあまり納得してくれない一同、次は6番の部屋へ向かう。

扉を開けると……また魔法陣がモンスターを召喚する部屋だった。
出たモンスターは、ドラゴンインファントとカマウェトが2体ずつ。

シエン「あれ? カマウェトって『水中特化』らしいけど……」

GM「ん?……ああ、確かにな。だが落ち着け。水中特化のモンスターを陸に放り出してはいけない、という法律はかつての魔法王国には無かった。それだけの事だ」

一番落ち着くべきなのは、モンスターを選別していた時の自分だが。
【水中特化】を【水中適応】と見間違えたか。

ただでさえレベル低めの敵なのに、苦手な陸上で-2のペナルティーを受けてのたのた動くカマウェト。
それを思いきりぶっ叩く気まずい戦闘が始まる。
せいぜい頑張れドラゴンインファント。

結果

がんばれるわけねぇだろ。
一応、インファントがブレス吐いて少々のダメージは与えたが焼け石に水。
一方的に蹴散らして終了。

シエン「特殊なカマウェトで【水中適応】だった事にすれば良かったんじゃ……」

まぁそんな事しても、長男がクリティカルヒットで53点のダメージとか出してたし。
あんま変わらんかっただろ。

この部屋には宝箱もあったので、ただ無駄に戦わされる部屋でも無かった。
その中には多少の金品と、新しい暗証番号が書かれた羊皮紙が。

次は部屋2へ。

GM「着いたな。扉を開けるな。中は資料室だな。空っぽの」

サグウェン「調べる前に空っぽと言われてしまった……」

その後、プレイヤー達が気が済まなかったようなので、探索だか捜索だかは判定させた。
何も無い事には変わり無いが。

そして部屋7番へ。
特に鍵も罠も無い扉を開けると、中は物置みたいになっていた。
荷物の大半は持ちだされていたが、爆弾まで仕掛けられた箱があったので、それを開けてみる事にする。
罠を解除すると、中にはいくらかの金品と……

GM「魔法のアイテム【召喚阻止の札】! このダンジョンのモンスター召喚魔法陣を停止させ、敵との遭遇を1回無効化できる!」

シエン「今さら!?」

GM「売れば金になるから無駄では無い。あと日記帳が一冊ある。少々読んだ所でわかるが、これはショトスが書いた物だ」

変な薬を売ってお尋ね者になった商人の昔の話。

彼は昔、デュボールの大手流通・ヴァイストン商会に勤めていた。
しかし取引先の一つ・クローバン商店が倒産し、ショトスが担当していた支店が大打撃を受け、潰れてしまう。
その責任を負わされたショトスは、本人の抗議も甲斐なく、辺境のドライダンドへIターンする事となったのだ。

失意の日々を送るショトス。
しかし学者の心得もあった彼は、生態系のあちこちを下級の竜が占めるこの地に興味が芽生え、私的に調査を開始。
何年もかけ、やがてこの施設を始めとした魔法文明時代の遺跡群を見つける。
違法薬の製法も、その過程で見つけたものだ。
さらに『それ以上の物』も、遺跡の中にはあったらしい。

ショトスはヴァイストン商会を辞め、自分で商売を始める。
『裏』の儲けもあり、経営はそこそこ軌道に乗った。
そうして得た金をつぎ込み、遺跡から得た『それ以上の物』の復元を進めている。
彼の真の目的……ヴァイストン商会を文字通り焼き払う日のために。

サグウェン「世界征服とかが目標じゃないんか?」

GM「日記を読む限り……雇っている部下達には、ロストテクノロジーを手に入れ、それでこの地を掌握してうんぬん~という事にしていたようだがな。本音の部分だと、割とどうでもいいらしい」

シエン「肝心なのは、俺を追いだした奴らに復讐してやるっ!というわけですな」

ラスボスの動機がようやく判明、残りの部屋も僅か。次は……

セルジオ「そろそろリフレッシュルームに行かないか? ボスキャラが出て来る頃だろ」

まぁ残りの部屋も僅かだし、そろそろだと思うわな。
一同、以前見つけていた「リフレッシュルーム」の扉をカードキーで開ける。

中には複数の回復装置が。
大きな透明容器の中に入って体のあちこちにチューブを付けると、治療効果の薬液で一杯になる不思議な装置だ。

サグウェン「要するに、ドラゴンボールとかキン肉マンに出てきた奴だろ」

同じ世代だと話が早くて助かる。
これにより、HP・MP・種族特徴の使用回数、とにかく全部回復。バッドステータスも治療されるので、減った最大HPも回復だ。
当然、部屋を出るとまた鍵がかかってしまうし、カードキーは戻って来ないので、この部屋を使えるのはシナリオ中に1回だけだが。

完全に回復した一行、クライマックスへ挑む。

セルジオ「自転車こぐの、また俺か。……判定失敗、最大HP4点も減った……せっかく治ったのに」

まぁそういう事もあるだろう。
次男が汗だくになって、部屋11へ。
前は開かなかった扉も、今は暗証番号を知っているのであっさり開く。

ここも資料室だが、少々残っている本や手紙もある。

ショトスが売りさばいていたヤクは、この遺跡で製法を見つけたらしい。
だが本来……魔法文明時代、この遺跡で造られた薬は、別の遺跡へ送られていた。

GM「で、前もってショトスの日記を読んだお前らには、その別の遺跡にあるのがヴァイストン商会を焼き払う『それ以上の物』だと見当がつくぞ」

シエン「これで終わりかな? このダンジョンは」

実際、この時点で全ての部屋を調べている。

ザウェル(GM)「調査は十分でしょう。帰って報告でよろしいかと」

シナリオとしては、「肝心な情報」3つを見つければクリア条件達成……という事にしてある。
ただプレイヤーにはそんな事わからないだろうから、3つ見つけた時点で同行NPCからOKサインを出そうと思っていた。
結果的に、全部の部屋を回ってしまったが……。

シエン「じゃあ帰ってファーザーに報告ですな。ボスキャラいなかった……なんか怪しい」

セルジオ「怪しいよなあ」

GM「そうは言うがね。ダンジョン終わり=シナリオ終了、と誰が決めたんだ?」

シエン「わかってます、いやわかってますよ」

しかし全部の部屋を調べはしたので、もう帰るかここで暮らすかしかない。
一行は最初の部屋へ戻り、遺跡から出る。

再戦

が、出るとそこに立ちはだかる人影が。

人影(GM)「どうやらネズミが入り込んでいたようだな」

それは黒騎士! 以前倒した筈の男が!

シエン「2回目だっけ、3回目?」

セルジオ「生き返る度に体を改造して、最後は頭だけになるんだっけ?」

そういうマンガも昔あったが、そうではなく、まだ穢れの量が蘇生可能範囲内だっただけだ。
今回は手下としてモンスターも引き連れている……ゴルゴルゴールドが2体。

サグウェン「なんだなんだ? 騎士から猿回しに転向か?」

黒騎士(GM)「フッ……そんな事を言っても今日で最後だ。追い詰められたショトスは、自分の切り札を動かすつもりだからな!」

サグウェン「で、俺の穢れも限界だ……か」

GM「まだいっぱいでは無いと思ったが、まぁいいだろう。先制値は14だから判定しな」

指輪を割って先攻奪取。黒騎士バンと何度目かの最後の戦いが始まる。
戦闘ルールは、1m刻みで動きたい奴もいないので簡易戦闘。
PC側は全員後方エリア、敵はゴルゴルゴールド1体だけを(【スパーク】避けのため)前線エリアに配置して、もう1体と黒騎士は敵後方エリアからだ。

支援魔法をかけた後、サグウェンとセルジオは前線エリアに入って攻撃。

セルジオ「クリティカルした。いろいろ込みで22点。騎竜も攻撃しとくよ」

サグウェン「クリlティカルした。【全力攻撃】はしてないがいろいろ込みで30点。騎竜も攻撃しとくか」

ゴルゴルゴールド、1体撃破。どうなっている。

シエン「あ、射線が敵後方エリアまで通った。【スパーク】撃ちます」

酷い話だ。ゴルゴルには直撃、黒騎士も出目が酷くて抵抗失敗。
10点前後のダメージをばら撒かれる。

やっと敵の反撃か。
先ずはゴルゴルゴールドが出てきて【投げ】を試みる。
狙われるのは……サグウェンの騎竜。

サグウェン「げ……出目3で回避失敗」

GM「よし、騎竜を放り投げるか。敵後方エリアに」

騎竜だけ飛んで行くのか、乗り手ごと飛んで行くのか、一同でちと話した後、本人の希望もあって乗り手ごと吹っ飛ぶ事にした。

飛んできて転倒もしているサグウェンを、黒騎士が敵後方エリアで襲う。
騎竜に【魔力撃】を景気良くお見舞い。29点の攻撃力が叩きこまれる。
前線エリアにまだ敵がいるので、それが遮蔽となって回復魔法が届かない状況でだ。

久しぶりにピンチっぽくなってきたな。

2ラウンド目。

ゴルゴルゴールドを攻撃するセルジオ。
しかし今度は普通にしかダメージが出ない。タフな相手なのでなかなか死にそうにない。

サグウェン「待ってても助けに来るのに時間かかりそうだな……前線エリアに戻りたいんで離脱宣言で」

シエン「いや、待って。攻撃魔法でゴルゴルを倒せる可能性、ゼロじゃないから」

残りの後衛二人、攻撃魔法で火力叩きだすタイプでも無いので望み薄だが、まぁゼロじゃないのは本当なのでやるだけはやってみる。

結果。
敵のHPを残り8まで削ったものの、やっぱり倒せねぇわな。

セルジオ「でもこれなら次ターンには倒せるな。回避にペナルティー受けてまで離脱宣言しなくてもいいんじゃ?」

サグウェン「なら守りに徹したいが……なんで特技が無いと防御に専念できない不思議ルールなんだ」

GM「攻撃を我慢してガードを固めるなどという高度な判断が、素人にできるわけが無い。敵が眼前にいたら殴ってしまうのがラクシア人の本能なのだ」

本能に従って敵の騎竜に攻撃。20点↑の打撃が炸裂。

ついに敵の手番が回ってきた。
果たしてサグウェンは凌げるのか。騎竜ぐらいはやられてしまいそうだが……。

黒騎士は【マルチアクション】で自騎竜に回復魔法をかけながら攻撃。
5/8の確率で騎竜を狙うという裁定だが、ライダー側を狙う。
サグウェンの出目が良すぎて外れ。

黒騎士の騎竜も攻撃。
5/8の確率で騎竜を狙うという裁定だが、ライダー側を狙う。
騎竜の出目が駄目過ぎて外れ。

まさかの無傷で終了。

結局、ここが山場だった。

3ターン目、ゴルゴルはシエンがポップポップパンの攻撃魔法で倒す。
射線が通ったので【キュア・ハート】がサグウェンの騎竜に飛んで回復させた。

一安心した所で、前衛二人組は敵の騎竜から倒す事にする。

GM「む。ようやく防御ファンブルが来たな。敵の騎竜に。結果は……算出ダメージ2倍、か」

敵の首を絞めるルールになっちまったか。
敵の騎竜、HPほぼ満タンから1ターンで撃破。

まぁ黒騎士本体じゃなくて良かったと考えておく。
しょうがないから、黒騎士は【マルチアクション】で【フォース】を撃ちながら頑張って抵抗。

頑張ったけど、順調に6ターン目で撃破。

シエン「HPがちょっと残っただけ? じゃあ杖の魔力ポップポップで攻撃。ぱちーん」

ギリ2桁ぐらいのダメージがトドメになり、黒騎士撃破だ。

GM「黒騎士は倒されると『ぐわああ』と悲鳴をあげ、たまたま側にあった崖から転落。その下を流れる川に落ちた。姿は見えなくなったが、剣の欠片と戦利品は手に入るからまぁ気にすんな」

サグウェン「崖なんて有ったのか!?」

GM「ここらは山中だと言ってあっただろう。そこらに有るわ」

カンペキや。
なんか一同が「露骨やんけ」とか言ってるが、そんな事関係無くシナリオは進む。

さて、PC一同は任務終了の報告と報酬を受け取るため、ドラゴンベースに戻る。
だが……

GM「なんか燃えてるぞ。基地そのものが」

シエン「燃えてる!?」

本部の上空には、火を吐く巨大な竜の姿が!
この国にゴロゴロしているデカいトカゲではなく、正真正銘本物のドラゴンである。
しかも全身至る所に、鎧のような金属装甲による強化が施されていた。

ドラゴンベースを完全に焼き払うと、ドラゴンは大空を飛んで姿を消す。

焼け跡に行ってみる一同。
すると焼け跡で上げ蓋が開き、地下からマジンファーザーと数名の職員が出てきた。

シエン「こんな事もあろうかと……てやつですか?」

マジンファーザー(GM)「そうだ。ここはいつ何者に奇襲されるかわからんからな。しかし困った……あの恐るべきドラゴンの攻撃で、こちらの腕利達も倒されてしまった。具体的には君達より高レベルの者全て」

サグウェン「おいおい!」

一応、報酬は払ってもらえる。焼け跡から資材を拾って。
そしてPC一同から報告を聞くマジンファーザー。

マジンファーザー(GM)「なるほど……ショトスの手に入れた『それ以上の物』、その切り札というのは、あのサイボーグドラゴンであろうな。ならばこちらも、封印していた奥の手を出すしかあるまい!」

セルジオ「基地が壊滅する前に出せよ」

マジンファーザー(GM)「ここには無いから無理だったのだ。封印の遺跡へ行かねばな。さ、共に行こう諸君!」

シエン「え? その報酬は……?」

次回は封印の遺跡となるのだ。

|

« 自卓リプレイ SW2.0 第7話の1 | トップページ | 引っ越し »

TRPG」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1177371/73491695

この記事へのトラックバック一覧です: 自卓リプレイ SW2.0 第7話の2:

« 自卓リプレイ SW2.0 第7話の1 | トップページ | 引っ越し »