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2017年3月31日 (金)

ウルフヘッドの誕生 8

誕生編最終章。
といっても、ボスの城に乗りこむイベントを起こすだけである。

そのために向かうはエムル村。
南下して霧の中へ……行くのが近道だが、また魔人と戦いになる
別に勝てなくはないが、二度目からは経験値も入らないし面倒。
よって北回りに、J1→G1→F2→F5→東へ……というルートをとる。
廃神殿で飯も食わずに一泊すると、空腹で体力ポイントが減ってしまうが、失点はサイコロ1個の半分。体力ポイントが十分なら死ぬ奴はいないので、気にせずふらついたままエムル村へ向かうのだ。
体力ポイントは、どうせ下巻開始時に全回復する

エムル村が見えたら、ブラウがいつも通り身を隠す。
ウルフヘッドのフォルムも『人』に戻す。狼だと村に入る事ができない(正確には、村と潰しあいになってスミアが死亡し、ゲームオーバーになる)。

村についたら、まず宿屋へ。
宿泊を申し込んで、金貨8枚消費。ただし寝てはいけない――【ちょっと外出する】を選ぶのだ。
すると祭りのアトラクションで使える入場券を貰える。

キーNo3=1
ガーゴイルのカード(80)
 入手

これを貰ったら南へ。
途中の薬屋でアイテムを購入。
興奮剤を3つ買っておく。これは1戦闘の間、スピードを1上げてくれるという薬だ。ただし体力ポイントをサイコロ1/2個(1~3点)消耗する。商品名といい副作用といい、どうも体に良くなさそうなブツではあるが、この地方では合法な品。下巻のボス戦に備え、ある程度用意しておきたい。

なお、メロウの鱗で金をもっと増殖し、興奮剤と精力剤を大量に買い込んでおくと、下巻の戦闘はかなり楽になる
ヤクを食って血を吐き、別のヤクを食ってふらついた足を踏ん張る姿を見れば、異世界に転生しても冒険者だけはやるまいと決意が固まろうというもの。
我らが主人公達が物語の終了後に健康を害さないか心配であるな。

薬屋を出たら、また南へ。
そこは桟橋で、川の上のアトラクションを楽しむため船が出ている。運賃は金貨3枚だ。よって上巻クリアのためには、金貨3枚+パーティ人数の金を残しておく必要がある。
今回は船賃を払うと綺麗に残金0。メロウからもう一枚、鱗をはいでおくべきだったかもしれん。

川に出ると、そこが夜祭りの舞台だ。
筏がいくつも並び、様々な見世物・出し物が出ている。
なら酒でも呑んで踊りの一つも見ていくか……というわけにもいかず、一番大きなアトラクションにガーゴイルのカードで入場。
それは「魔獣迷路」といい、船でコースを進むと作り物の怪物を見物できるという、現実の遊園地でもお馴染みの代物だ。

怪物のでかい人形(動きつき)の間を進む一行。残念ながら、これ自体はゲーム進行とは特に関係は無い。
肝心なのは、中央にある小島で行われる魔術ショーなのだ。
小島に着いたら【上陸する】を選択。

第二部 魔獣の迷宮

いきなり後編のタイトルが出てしまっているが、後に酷い罠もある。まぁ今はいいだろう。

魔術ショーでは、外国から来たという奇術師が月並みな手品を披露していた。
だが一通りの芸を見せた後、「一世一代の大魔術」を見せるといいだし、スミアが舞台に上がらされる(拒否権なし)。

487奇術師の命令で、傍にあったガーゴイルの置物が動き出す。
それはスミアを抱えると、翼を広げて夜空へ飛び立った。
観衆が騒然とするなか、空には巨大な城が……!

まさかこの奇術師、スミアがたまたまひっかかるまで毎晩ここで網を張っていたのか?
その奇術師も、城が現れた時には、既に姿を消している。

ここで選べる選択肢は3つ。

・空を飛んで追いかける
・弓矢でガーゴイルを射るor弓矢が使えるフェロウに撃たせる
・イリュージョンの矢の魔法でガーゴイルを撃つ

どれもできなければスミアが殺され、ゲームオーバーだ。

矢で撃つのはそう難しい難易度ではなく、成功すればスミアが攫われるのを阻止できる。そして無事に旅を続ける事ができる……上巻の。
第二部とは一体……?

というわけで、ゲームをクリアするためには、ここでスミアが攫われなければならない
これに気づかなければ、いつまでたってもゲームが進まない事に頭を悩ませて延々と無駄な旅を続ける事になる。
すぐに助けず、あえて敵の手中に彼女を放り込み、その後で救出する必要があるのだ。
ヒロインを釣り得にした渾身のカウンターアタックをブチ込んでこそ、魔王も打倒できるというもの。

空を飛んで追うためには、キーNo4と7の値を合計した項目へ。
そこでウルフヘッドは悪魔の笛を三度、力いっぱい吹き鳴らす。すぐにデビルバードの群れが三ツ星(リーダー個体の仇名)に率いられてやってきた。
三ツ星の背に飛び乗るウルフヘッド一行。
いよいよ舞台は膏血城へ――

「待ってくれー、おれを置いていかねえでくれー」

行く前に、村に入らなかったブラウが慌てて走って追ってくる。当然、彼を拾うのだが、見れば何やら大荷物を抱えているではないか。
無論、彼のクラスが泥棒である事を考えれば、どうやって仕入れてきたかはすぐわかる。

「いいじゃねぇか、あの村の奴らは大半がグリーディガッドの眷属なんだぜ。どうしても盗品を使うのがいやなら、魔王をやっつけた後で持ち主に代金を払やいいんだ。第一、ここまで来ちゃ返しに行きようがねえ……それともここから放ろうか?」

さすが泥棒、発言がいちいち無茶苦茶である。
だが村の住人が魔王の親戚だという情報を仕入れてきたのは、さすが裏社会の住人という所か。
まぁ魔王と名乗っていても、グリーディガッドは人間の魔導師。そりゃ親戚だっているだろう。
その努力に免じて、ブラウには【仕方がない、そのまま持ってろよ】と許可を出す。

盗品の内容を決めるため、サイコロを1個ふる。
偶数か奇数かで内容が二分されるのだ。

偶数:食糧×5 興奮剤×3 精力剤×2 ガラスの矢 鉤つきロープ
奇数:食糧×5 命中精度+2の弓 解毒剤×5 銀の矢 ガラスの矢

アイテムの個数は「一度に使える数」であり、在庫は無限として扱える(ブラウが膏血城の中でどこからかかっぱらって補充するため)。
そして一度の使用で、使った個数に関係なく経験ポイントを1消費する。
よって使い勝手の点から考えると、偶数の盗品セットが当たりで、奇数は外れだろう。経験ポイント1消費でサイコロ2個×2の体力ポイントが回復できるのは結構便利である。

サイコロをふると……5。奇数であった。
やはりダメな方か。今回の旅ではいい所無しだなコイツ。

500 使えないこそ泥を拾って、目指すは膏血城。
だが城から光線が放たれ、それを受けたデビルバードが石と化して落ちた。
城から翼を広げて飛んでくる、巨大な眼球……!

というところで話はブチ切られ、下巻に続く。

当時、続き物のゲームブックシリーズはいくつかあったが、ここまで話の途中でぶった切っていたのは類を見なかった記憶がある。
おそらく上下巻の予定で作ったのではなく、分量が嵩んだから途中で予定を変更したのであろう。

なんだかスーパーロボット大戦Fみたいであるな。
こちらの方が8年先んじているが。

8年か……自分がバリアントナイトを書き始めてから完成するまでの期間であるな。
このゲームブックからスパロボFまでかかってたんかよ、俺。

時の流れを噛みしめつつ、下巻「ウルフヘッドの逆襲」へ続く。

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コメント

ひとまずお疲れ様でした、楽しかったです。後編も楽しみです!本作とスパロボFが10年離れてないとは驚きです…。仕様上、いまいち使い道のなさげなブラウですが離脱中に情報収集と物品調達しているあたり腕自体は確かっぽいですね。彼に限らず、この作品の仲間たちは少ない出番の割に個性的だった印象が強いです。

投稿: 野良猫 | 2017年3月31日 (金) 23時25分

型にはまってないキャラが多いので、印象にも残り易いのかもしれませんな。
アクセルなんてストーリーには全く絡まないのに、デブで不潔で火吹き大道芸が武器で金で寝返ってきて戦闘の度に消耗品チェックさせてくる、と無駄に特徴が多いので忘れようがないという。
実は一番のテンプレキャラってスミア王女なのかもしれません。
上巻で一番セリフが多いので、空気になる事はありませんが。

投稿: 松友健 | 2017年4月 1日 (土) 09時42分

久々に訪問したら、祭りが始まっていた!ウルフヘッドは自分の中でベストオブベストなので、非常に楽しみです。

投稿: キャット | 2017年4月 7日 (金) 15時56分

下巻もじきに始めます。
しばしお待ちを。

投稿: 松友健 | 2017年4月 8日 (土) 06時45分

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