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2016年11月

2016年11月28日 (月)

第三次SRW 第2話 バラの騎士

2_2 2_3 2_5 2_7 敵の横手から攻めようと動いていたら、敵の増援部隊と鉢合わせしてしまった、というシナリオ。
ストーリー的にはその程度の消化試合みたいな話だが、攻略する上ではなかなか大事な面だ。

敵はバラの騎士・マシュマー率いる部隊。
それを見たブライトは「たいした戦力ではなさそうだから、本隊に連絡される前にさっさと潰せ」と指示を出す。
だがマシュマーは……

ゴットン「ロンド=ベルの連中です! どうしましょう、マシュマー様? サイド5のバスク大佐に連絡しますか?」

マシュマー「バスク大佐だと? 私はあの男は好かん! いいから、放っておけ!」
マシュマー「ハマーン様……このマシュマー=セロ、かならずやハマーン様のご期待にそって見せます。……このバラにかけて!」

本隊で毒ガス作戦をやろうとしているバスクは、どうもDC内に折り合いの悪い相手が多いらしい。
というわけでこのステージには敵増援がいっさいない
その敵もズサ(マシュマー)以外は、最大射程1のドラッツェしかいないという思いきりのよさだ。
マシュマーの男らしさに感激しながら、速攻で粉砕しよう。

2_8 2_10 2_11 2_131PP:全軍北東へ進軍。
コロニーを使えば有利に戦えるが、そこまでの相手でも無いので中央で迎え撃つ事にする。

1EP:名無し兵のドラッツェが接近してくる。
マシュマーとゴットンはまだ動かない。

2PP:マジンガーZは、ドラッツェをロケットパンチで攻撃。
まぁこれは当たろうが外れようが、どうでもいい。
他のユニットは二列に整列。
この時、GMを一列に並べ、両脇を他のユニットで固める

2EP:ドラッツェが攻撃してくる。
敵は脆い機体を優先的に狙うのでGMが攻撃されるが、最大射程1のドラッツェは横並びのGMに集中攻撃する事ができない
1発しか攻撃を食らわないので、GM達は恐れる事なく反撃を叩き込む。
数の関係でガンダムやゲッターも狙われるが、もちろんこれらも反撃。

3PP:【根性】でHPを回復しつつ、弱ったドラッツェにGM・ガンキャノン・戦艦で追い打ちをかけて倒す。
RX78ガンダム(アムロ)・マジンガーZ・プロトゲッター・アフロダイは、ドラッツェを放っておいて北西へ進む。
狙うはマシュマーとゴットンだ。

3EP:生き残りのドラッツェがGMを狙うので、反撃と防御を適当に使い分ける。
マシュマーとゴットンもこちらへ向かって移動を始める。

2_17 2_18 2_19 2_20 4PP:GM達が頑張って、名無しドラッツェを全滅させる。

名無しドラッツェを全滅させて主力の気力を気持ち上げた所で、ゴットンから攻撃。
とはいえゴットンもドラッツェなので、RX78ガンダム(アムロ)の【熱血】ハイパーバズーカで一撃必殺

ゴットンが撃墜されるとセリフイベント。

マシュマー「ゴットン!!……立派な最期だったぞ……貴様の仇はきっとうってやる!」

ゴットン「私、生きてますってば、マシュマー様」

いい奴だ、マシュマー。
スタッフにもどうやらファンがいるようで、大半のキャラが前作F完結編から顔アイコンを使い回している中、マシュマーは追加された顔イラストがあるのだ。

2_21 2_22 そんなマシュマーのズサを、マジンガーとゲッターで攻撃。

まずはマジンガーZ(甲児)が【必中】ブレストファイヤー。
これでHPがあらかた削れる。

マシュマーの反撃を受けて、アフロダイで修理。
経験値を少し稼ぐ。

トドメはプロトゲッター2の【集中】【熱血】ゲッタードリル。
さらばマシュマー。

戦闘終了後、本体に連絡されなかった事を訝しむアムロ。
敵にもいろいろ都合があるのだ。
主に内部対立。

2_1 2_23 クリアはしたが、資金も経験値もたいして稼げる面ではなかった。

ではなぜ通過したかというと、ゴットンとマシュマーがプロペラントタンクを落すからだ。
この2個のEN回復アイテムを、両方ともマジンガーZに装備。
さらにマジンガーのENを2段階ほど改造しておく。

これらは次面の下準備である。
なにせENの消費が激しいのだ。

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2016年11月27日 (日)

執筆過程記

自分のHPを更新しました。

今作「バリアントナイト-魔眼の騎士-」は執筆にいろいろとあった作品ですので、記念にそれを記していこうかと思ったが故です。
舞台裏の一つとして、それも楽しんでいただければ……と。

まだ途中までしか書いていませんので、今後も更新していきます。

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2016年11月26日 (土)

第三次SRW 第1話 暗雲

0_40_5全世界を混乱の渦に巻き込んだ「DC戦争」(第二次スーパーロボット大戦)から半年、
ようやく平和を取り戻した世界に
新たな危機が訪れようとしていた……。

総帥ビアン=ゾルダークの死によって崩壊したかに見えたDCが、
ザビ家という新たな指導者を得て、以前の力を取り戻し、
各地で破壊活動を開始したのである。

この事態にいたって、世界各国はようやく統一の必要を感じ、
ここに国連に代わる新たな国際機関「地球連邦」が樹立された。

「DC戦争」の英雄たちは、連邦の外部部隊「ロンド=ベル」として治安維持の任務についたが、
彼らは、その力を恐れた軍の上層部や政治家たちの監視下におかれ、
満足な装備もあたえられないまま、
旧式の装備や慢性的な補給不足に悩まされていた。

そして、このような不安定な情勢の中、月の軌道上では、
新たな事態が動き出そうとしていた……。

これが旧第三次SRWの、物語が始まる直前の話である。
この世界での「地球連邦」は、DC残党が活動しているからこそ設立されたのだ。
そこに主人公達が集まり、地球防衛を成し遂げるというのがこの作品の主軸となる話なので、
前作のボス・ビアン博士の行動は間接的に成功していると考える事もできる。 

まぁそれで生まれた連邦が結構ダメな組織だったりするが、そこらへんはこのテの物語によくある話だと考えて心を広くもとう。

1_1_2 1_2_2 1_3 1_5 こうして、ロンド=ベル隊の活動が始まった。

最初の任務は調査。
フィフス・ルナ空域にて、連邦軍の部隊がまるごと失踪する事件が多発したのだ。
なぜそんな事が起きているのか、調べるのが仕事である。

この第一話は「暗雲」
プロローグを見ればわかる通り、この作品は開始時点で何が起こり何を目的として主人公達が動くのか、全く語られない。
不透明で不穏な空気の中で始まる事件である事を、話のタイトルで示しているのだ。

で、現場で出てきたのがシャアの率いるDC残党部隊である。
こいつらのせいだろうか? 何か腑に落ちないロンド=ベル。だがそれでも戦う事にした。
まぁ違ったとしても、仲良くお別れできる相手じゃないし。

実はDCは行方不明事件の犯人では無いのだが。
シャアがここにいるのは、別部隊へ届けるコンテナを預かっているからである。
コンテナの中身はコロー市民へブチ込まれる毒ガス兵器なので、シャア自身としては本当は届けたくない
よってロンド=ベルを利用する事にした。

互いにやる気になったので、交戦開始である。

1_6_2 1PP:初期位置のすぐ側にコロニーがあるので、まずはここへ向かう。
コロニーは地形効果により回避・防御が上がり、HPとENへの回復効果まである
最速ターン数クリアでも目指さない限り、使わない理由は無い。

移動する時に、ゲッターロボはゲッター2に変形しておく
旧第三次は初期戦力がかなり低く、ゲッターチームはプロトゲッターロボに搭乗させられている。
これは原作アニメ1話で何もできずに破壊された、運転練習用の機体なのだ。
このゲームでも非力な攻撃力と脆い耐久性を誇るロクでも無い機体であり、使用には注意が必要である。

具体的には、プロトゲッター2でしか使うべきではない。
宇宙適応がAの形態はプロトゲッター2だけだからだ。

このゲームの地形適応は攻防に影響するので、宇宙適応が低いプロトゲッター1や3だと、ただでさえ非力で脆いのがより虚弱になってしまう。
プロトゲッターの間は2だけで戦うのだ。

1_71_81_9

1EP:シャアの命令を受け、デニム・ジーン・スレンダーが撤退

この距離とタイミングで離脱されるので、チートツールでも使わないとこの二人は撃墜できないだろう。

一方、いきなりシャアにビビる甲児
パラメータをチェックすると、第二次の時同様、また反応が最初から頭打ちしてレッドシグナルが点灯している

マジンガーを身長18mの亀だと思っているスタッフは、第三次にも参加していた模様。
不利なのはシャアが相手だからではなく、フタッフの勘違いのせいではないのか。
つーか誰か修正しろよ。
他のスタッフは何もおかしいと思わなかったのか。

そんな事を考えている間に、北からドラッツェが近づいてくる。
このドラッツェ、移動力は10もあり、一気に間合いを詰めてくるのだ。
逆に言えば、こいつらだけで突っ込んできてくれるので、相手をする側としては逆に助かる。

1_10_21_11_22PP:このターン、自軍のモビルスーツをコロニーに乗せる。
なにせストーリー通り、開始時の自軍は貧者極まりない。
戦艦:ホワイトベース
スーパーロボ:マジンガーZ(甲児)、プロトゲッターロボ(ゲッターチーム)、アフロダイA(さやか)
モビルスーツ:RX78ガンダム(アムロ)、ガンキャノン(カイ)、GM(セイラ)、GM(ハヤト)、GM(リュウ)

これだけだ。
プルとクインマンサはどこ行った
GM3機とガンキャノンが交換じゃ、サギだとしか言いようがねぇぞ。

涙をのんで、敵に近いコロニー北側へセイラとハヤトのGMを置く。
その南に、ガンキャノン(カイ)とGM(リュウ)を配置。
北側組は地形適応Aで戦えるが、南側組は機体かパイロットの地形適応がBなのである。
ガンダム(アムロ)はコロニー南東の隅へ。
ホワイトベースはアフロダイAはコロニーの南にでも置いておく。

近くにドラッツェが来ているので、1機をマジンガーとゲッターで倒しておく。
ドラッツェは最大射程1というオモシロメカ。ロケットパンチで2マス離れた位置から弱らせ、ゲッターでトドメをさせば無傷で勝てる。

1_12_2 2EP:ドラッツェが攻撃してくる。
敵は脆い相手を狙うので、GMがバンバン攻撃される

このGMの弱さが旧第三次の嫌な点の一つ……らしいが、実は敵も同等に弱いので、普通に勝負が成り立つ。
コロニーの地形効果も使えば、ドラッツェからのダメージは致命傷にはならない。
HP残量を見ながら、反撃と防御を使い分ける。

なお、どうにも語られていないように思えるが……
確かにこのゲームのGMは貧弱極まりなく、回復させる間もなく撃墜される事がある
だが修理費用は200、実は自軍で最も低価格だ。具体的には、1面のザコ1体が持ってる資金でお釣りがくる。
ドラクエの薬草なみに安価な、1面1回撃墜されてくれるデコイだと考えれば、実は序盤における便利機体なのだと理解できるだろう。
この時代、味方が1機もやられない事を想定したバランスではなかっただけなのだ。

恐れる事なく、ビームスプレーガンをドラッツェに叩きこめ!

1_13_2 1_18 3PP:周囲のドラッツェを駆逐する。

相手の最大射程は1なので、2マス以上離れた機体から攻撃をしかけ、弱らせてからトドメ。
ガンキャノンは射程6の240ミリキャノンを持ち、こういう場面では有利なのだが、機体の地形適応がB
よってこの面では思ったよりパワーが出ない。
まぁパワーの有無に関わらず使わざるを得ないのだが。

みんなで砲撃しまくり、とにかく敵を減らすのみ。
その傍ら、アフロダイ(さやか)は誰かの修理に走り回る。
無傷での戦いができるような戦力では無いので、修理機の仕事が無くなる事は当面無いはずだ。

1_16 1_15 1_17 4PP:順番に迫る敵との戦い。
ここらから機械獣とも戦う事になる。

機械獣は、この時点では結構強め。
HPは多いし、GMなどは400~500ぐらいのダメージを受ける
逆にGMのスプレーガンは、機械獣へ200~300程度だ。

ここで頼りにするのが、マジンガー・ゲッター・ガンダムの各主役機と戦艦
ホワイトベースはこの時点では自軍2位の攻撃力を持っているし、最大射程7もあるので機械獣の射程外から一方的に狙撃できる。
命中補正が劣悪なのでモビルスーツには無駄撃ち前提になるが、当たる敵にはちゃんと戦力になるのだ。

またガンダム(アムロ)も敵からの被弾率が低く、コロニー上にいれば倒される事はほぼ無い。
GMはコロニーの上から、届きそうなドラッツェへスプレーガンを浴びせるのだ。
しかしGMの最大射程は3しかないので、攻撃できる相手に恵まれない事もある。
そんな時は素直に何もせず、じっとしたまま待機だ。

1_22 1_23 4EPGM(ハヤト)が撃墜されかける
名前は同じなのに、ゲッターチームの彼とは偉い違いだ。
だが安心、ハヤトは【根性】【ド根性】を両方使える、自HP回復精神コマンドの得意なパイロットなのである。
プレイヤーフェイズまで生き残れば、HPを満タンまで回復させ、立て直す事ができる。

よく「自軍キャラの習得精神コマンドが根性・ド根性ばかり」と批判されがちな旧第三次だが、そういう設計で作られているのだからそうなっているだけの話。
この作品は、被弾しながら戦うように作られているのだ。
回避型のキャラクターは被弾回数を「抑えられる」だけであり、「無にできる」わけではない。
よって弱い機体しか無い前半で仲間になるキャラは、まず【根性】か【ド根性】を使える事が求められる。
その上で他に何ができるか、が問われるのだ。

【根性】は精神ポイントを20消費し、自機のHPをMAXの30%回復。
【ド根性】は
精神ポイントを40消費するが、自機のHPをMAXまで回復。
消費と効果が手頃な【根性】と重いが強力な【ド根性】の両方を使えるハヤトは、この時点では十分に有能なキャラクターである。
攻撃は主役級キャラに任せ、敵の弾を引きつけながら生き延びろ!

1_25 5EP:ここからようやくシャアザクが動き出す。
移動力が他のザクより高いが、それでも近くへ来るには少し間がある。

6PP:敵と接近しないと戦えないマジンガーとゲッターが、少々前に出てしまっている。
周囲の敵も全滅させたので、一旦後方へ。
修理と回復に努めるのだ。
ただしガンダム(アムロ)だけは、シャアの攻撃範囲に入らない程度に前進。

この面を含め、最序盤の数面でアムロがシャアを説得する事ができる
これは今作の大きなルート分岐に関わっているのだ。
説得をした方が簡単なルートに行けるので、今回は説得しておく。

1_26 1_28 7PP:近くに来たシャアを、アムロで説得。

アムロ「シャア! 貴様はわかっているはずだ! この戦いが何もうみださないことを!」

シャア「……君に説教されるとはな、アムロ君」

シャア「さて……どうするか……アムロ君の言うこともわかるが……」

今のDCが「何も生み出さない」と言われ「まぁそうだな」と納得するシャア。
ビアン博士が亡き今、彼は惰性でDCを辞めていないだけなのだろう。
とはいえ、この時点では分岐フラグが立っただけで、シャアは戦闘を続行する。

よって倒す事はできるのだが、実は倒さなくても戦闘を回避する事はできる。
労力の割には見返りが薄いので、今回は見送ってしまう事にする。

よってシャアには攻撃を仕掛けず、後続のザクの移動後先へプロトゲッター2を置く。

1_501_49 なお、シャアとの戦いには妙に力が入れられており、セリフイベントが豊富。

プロトゲッター1がシャアに攻撃を当てて、両者が生存するとセリフ。
プロトゲッターの非力を嘆くリョウ
なにせプロトゲッターは、宇宙適応がBである事を考慮すると、今の主役級3機で最弱なのだ。

この面での戦闘力

攻撃力 マジンガーZ>RX78ガンダム>プロトゲッター1
防御力 
マジンガーZ>RX78ガンダム≧プロトゲッター1
HP  
マジンガーZ>プロトゲッター1=RX78ガンダム
命中・回避 
RX78ガンダム>プロトゲッター1≧マジンガーZ

甲児は甲児で、シャアに攻撃が外れると弱音を吐いてアムロに丸投げしようとする
ただしこれはしょせん演出の話。
実際にシャアザクを撃墜するなら、この時点で【必中】を覚えている甲児が完全な主力になるのだ。
甲児の気力によるが、【必中】ブレストファイヤーがシールド防御されなければ、その一撃でHPの大半を奪う事ができる。
それにプロトゲッター2なりRX78ガンダムなりの攻撃を加えれば、十分にシャアを撃破できる筈だ。

まぁ今回は面倒なのでやらない。
この後、敵の増援があるからね。

1_29 1_32 7EP敵増援1・ガルマとザク達。
ガルマもザクに乗っているので、真性のザク軍団だ。

ガルマ「シャア! 助けに来たぞ!」

シャア「ガルマか!(……よけいなことを……)」

ガルマ「僕が来たからにはもう心配はいらない。後は僕にまかせて君はさがってくれ、シャア」

シャア(これでガルマが倒されてくれれば、手間がはぶけるというものだが……そう、うまくもいかんか)

ガルマは純粋にシャアを助けに来たいい奴なのだが、そんなガルマに死んで欲しいシャア。
理由はガルマが親父の仇のザビ家の小僧だかららしい。

ガルマに責任あるのか、それは……。

こうして帰ってしまうシャア。
おいていかれた初期配置のザクがプロトゲッター2に挑むが、ドリルで反撃すれば敵HPの7割以上のダメージを叩きこめる。

1_34 1_35 1_36_2

8PP:ガンダム・ゲッターともに、コロニーへ引き返す。
マジンガーは弱ったザクをロケットパンチで狙うが、外れて反撃を食らう。

リセットしても良かったが、面倒なのでこのまま進める事にした。

8EP:敵が殺到してくる。

ゲッターの気力が上がっており、ここらから分身回避・ゲッタービジョンが使えるようになる。
プロトゲッターにもこの機能はちゃんと搭載されていてくれて非常に助かる
おかげでますますプロトゲッターは2しか使わないのだ。

たまたまマジンガーに隣接したザクがいるので、そいつにはブレストファイヤーで反撃。
一撃必殺

1_39 1_41 1_42 1_43 9PP:正念場にして、ラストターン。

ガルマには精神コマンドを使って挑む。
【必中】をかけたマジンガーの攻撃でHPを削り、【集中】をかけたゲッターでとどめ。

ガルマの攻撃はマジンガーに800~900のダメージを食らわせる痛いものだが、マジンガーなら耐えられない事は無い。
よって反撃を食らってでもゲッターで倒し、ゲッターチームのレベルを上げる。

資金稼ぎに必須の【幸運】を序盤で使えるのはゲッターチームのみ
それもレベル11にならないと使えないのだ。

やられたガルマは帰っていく。
後は残ったザクを撃墜してクリア。
ガンダム・GM・戦艦で攻撃すれば、撃破は十分可能だろう。

1_45 1_46 1_47 戦闘終了後、シャアが運んでいたコンテナを拾う。
中味が毒ガスである事を即看破
その目的が、コロニーへの無差別テロだと判断する。

G-3ガスってのは他の用途は無い物なのかね。
工業用にたまたまこれを運搬してただけ、という可能性はゼロなのか。
まぁロンド=ベルの推測は的中しているんだが。

標的になっているコロニーも割出し、急行する事にしたロンド=ベル。
失踪事件の話は後回しだ。

ここでいきなりルート分岐。
現場へ正面から直行するAルートと、回り道して横腹をつくBルートだ。

今回はBルートを選択
こちらの方が難易度が低いからである。
今回のプレイでは、とにかく簡単そうなルートを進めるつもりだ。

1_48 2_1 クリア後、次のステージの準備。

9PPにクリアした筈なのに、なぜか総ターン数が10になっている
何のバグなのだろうか……PS2の高速モードでプレイしている事と関係でもあるのか。

さっそくカイをGMに、リュウをガンキャノに乗り換えさせる。
カイは宇宙適応Aなので、GMに乗せる事でそれを発揮できる。
一方、宇宙適応Bのガンキャノンには同じく適応Bのリュウを乗せる。どうせB止まりなら、これでパイロットと機体が足を引っ張り合う事は無くなるからだ。

次は機体の改造。
現在の資金は8500。初期所持金が1000だったので、7500ほどの収入である。
バラ売り版なのでこの額だが、コンプリートボックスなら5000しか無かった事になるな。

プロトゲッターとマジンガーZの限界反応を改造。
プロトゲッターは3段階、マジンガーZは2段階。これでレッドシグナル状態は解除され、能力値通りの命中・回避で戦える事になる
資金は2500しか残らなかった。

コンプリートボックスでも資金は足りた事になるな。
残金が0になるだけで。
……やはりリメイク旧第三次はバラ売り版に限る。

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2016年11月25日 (金)

ウィンキー回顧

自分の新作発売から数日。
購入してくださった方々、どうもありがとうございます。
まだの方は、よろしくお願いします。

編集からは「次作も何か考えといて」と告げられております。
これまたありがたい事です。

次にどんな物をどうするか、既に考え始めてはいますが、明確な形と方向性を決めるため、思案中でもあります。
自分は全くの無から有を創造できる天才ではありませんので、何かしら参考になる物に触れてまわりたいとも思っています。

将来、作品という形で実を結んだ時には、また一つよろしくお願い申し上げます。

0_3

というわけで名作ゲームでもやるか!
20年以上続く長寿シリーズの、名高い奴をな!

よってまたスパロボだ。
前に旧第二次をプレイしたので、次は旧第三次だ。
PSでのリメイク版だ。
コンプリートBOXではなく、バラ売りの方だ。

しかしこのゲームは難易度の高さが過剰に批判されている気がしてならん。
まぁスパロボシリーズで最上位組にいる事は確かだろうが、あくまで難易度の低いシリーズの中ではって事が忘れられている気がする。

攻略知識前提の作りである事は否定しないが。
元はSFC時代のゲームだったし、リメイクもPS時代だったので、初見殺しに何度かひっかかったり隠し要素を1週目だと逃がしてしまったり……というのは、割と普通に受け入れられていたのだと思っていただきたいものだ。

昔はドラクエでさえも、1つや2つは「ヒイヒイ言わせるポイント」みたいな箇所があったよな。
ヘルクラウダーを前知識無しで楽勝した奴とか、400万人中どんだけいるんだか。

もちろん旧第三次も、慣れてしまえば難しいゲームでは無い。
そうなるようにちゃんと設計されている。
やればわかる。わかるのだ。

「作品知識が必要なのかよ……」と否定的に考えられる方も多かろう。
だが難易度というものは、高低が良し悪しになる物ではあるまい。
「誰が何しても楽勝」という作品もあるだろうが、それはそういう物だというだけの話。
「何度かつまずく、慣れれば簡単」を否定する理由にはならない筈だ。
まぁ悪い難易度というものはあると思うが……極端に簡単だと眠くなるだけだし、何しても運ゲーにしかならんとダルいだけだからな。
しかし、旧第三次SRWはそういう作りではない。

なお「慣れれば簡単」にはちゃんと良い点もある。
攻略本がとてもありがたいという点だ。
攻略本を出す出版社も商品の売上見込みが上がり、喜ぶというもの。
幸せになる人間は、多いにこした事は無いのだ。

というわけで、攻略本も使いながらとても簡単な進め方を実行し、旧第三次スーパーロボット大戦が「わかれば余裕」なゲームである事を記そうと思う。

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2016年11月21日 (月)

本日新作発売

最新作「バリアントナイト―魔眼の騎士―」が、本日発売となりました。

今の自分の「できる限り」を詰め込んだつもりですので、一つ見てやってください。

難易度的には、自分の前2作より遥かに易しくなっています。
前作までも、慣れてしまえば後はいける……という辺りを狙いはしたのですが、まぁ言い換えれば初見殺しという事でもありましたからな。
今回も別の方法で難易度を調整しようとはしていますが、そうそう簡単にゲームオーバーになる事はない筈です。

付け加えるなら、フラグ管理も、チェックやアイテムが有るか無いかだけで判定していますので、跳び先番地がわからなくて行き詰まる……という事もないでしょう。

電子書籍だと思った以上に面倒くさいからね、パラグラフジャンプは。
結局は皆無で完成という事にしちまった。
一つや二つはあっても良かったかもしれんが。

自分と同等以上に編集S氏が思い入れありそうな気がする作品ですので、よろしくお願いします。

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2016年11月15日 (火)

ブラッドソードリプレイ4-12 死者の国から還れ!

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。
全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:7 戦闘力:7(+3) 打撃力:サイコロ4個+2 精神力:7 機敏度:8 生命力:43
装備:ブラッド・ソード ロジ・スカイランナーの剣 チェインメイル(鎧強度:4) 魔法の弓 矢筒(矢:2本) 金貨袋(所持金100) 鋼鉄の笏(残り2回) エメラルドの御守り 食糧一週間ぶん 金色の球

3ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:7 戦闘力:8 打撃力:サイコロ3個+2 精神力:8 機敏度:7 生命力:36
装備:ヘラクロスの戦斧 魔法の斧 シルバープレート(鎧強度:5) 魔法の弓 矢筒(矢:1本) 盾の御守り(鎧強度+1) 香油のびん 食糧一週間ぶん 魔法のパン 

Photo_2ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:7 戦闘力:7 打撃力:サイコロ2個+1 精神力:8(+1) 機敏度:7 生命力:36
装備:剣 スタッドレザー(鎧強度:3) 魔法の指輪(精神力+1) 琥珀の火口箱 鉄の鈴 聖アシャナクスの十字架 食糧一週間ぶん T字型の十字架  金貨袋(所持金100)

これまでのあらすじ

レジェンドという世界で「生命の剣」ブラッドソードを求めて旅する三人。
放浪の末に剣は完成したが、宿敵によって黄泉の国へ持ち去られてしまった。
それを取り戻すべく、三人は冥界へと乗りこみ、宿敵イコンを打倒。
ついにブラッド・ソードを取り戻した。

テツヤ「長かった旅も、これで一区切りってわけだ」

ミヤ「本当に長かったねー。作中時間とリアルタイムがシンクロする事でリアリティが増さざるを得ないよ」

だがしょせん、作品1つ発表する間の期間にも満たない話だ。

【493】

アザレルが巨大な頭を傾けて、ついに口を開いた。
その声は空を震わせ、地面を揺らした。

「神の怒りの日は近い。それまで、あと一年か二年というところだ。古い予言によれば、最後の日々に、人間は獣に逆戻りするといわれている。思えば死の剣が人間世界にあり、生命の剣が私の支配する黄泉の国にあるというのも、すでに大いなる逆転といえるだろう。予言の実現の日は近い」

テツヤ「突然な話だな。あと二年内に世界が滅ぶとか聞いてねーぞ」

ディアブロ「最後の審判てのは、キリスト教圏じゃそうそう突飛な話でも無いのかもよ。ああそんなのもあるな、程度の事なのかもしれないぜぇ」

ミヤ「アザレルさま。生命の剣にはまだ、人間世界でやらなければならない仕事があるのです。真のマグスたちは力を集結して、スパイトに戻ろうとしています。いったん戻れば、やつらはその勢力をクモの巣のようにどんどん広げていくことでしょう。この剣だけがあいつらを食い止めることができるのです」
といって剣を高くかざして見せる。

「人間世界へ戻してくれというのだな」
アザレルがいった。
大きな鐘を打ち鳴らすような声だ。

「じつは、ある魔法使いが帰り道をすでに準備してる。しかしそこに連れている女をどうするつもりだ? そちらとちがって、女は肉体を失った魂になってしまっている。女は私の王国の住人だ。住人の数を変えることはできないぞ。女の代わりにだれかが残るというのでなければ、女はここから出て行くことはできない」

テツヤ「誰かを引き換えにしろってのか! このデカブツと戦うしかなさそうだな」

そんな選択肢は無い。

ディアブロ「酒場で『ああああ』氏を雇えるシステムなら、特に悩む事もないんだがねぇ」

ミヤ「うーん……仕方がない。うん、仕方がないね。だったら私……」

テツヤ「俺がやればいいんだろ、畜生めが!」

ミヤ「ダメだよ、叔父ちゃん! 私が……」

テツヤ「却下だ。俺が!」

ディアブロ「……」

……

ディアブロ「薄々わかっちゃいるが、俺って事になるんだろうねぇ」

テツヤ「ディアブロ! お前って奴は! 俺は一生忘れねぇからな!」

ミヤ「うう、涙で前が見えないよ」

ディアブロ「やっぱりな。こっちのセリフだぜぇ」

というわけで身代わりは決まった。

【43→124】

ディアブロ「エンタシウスの助けを借りる代わりに、どんなことがあってもコーデリアを連れ帰ると、彼に誓ったかな。多分。まぁよろしい。我々の一人が彼女の代わりにここに残ることにするぜぇ」
黄泉の国に残る決心をした者が前へ進み出る。

テツヤ「墓は建ててやるからな!」

ミヤ「お盆にはお饅頭をお供えするからね!」

ディアブロ「泣けるぜぇ」

アザレルはにっこり笑っていった。
「よくいった。それでこそ真の英雄だ。これが私の一存で決められることなら、みんなを人間界へ戻し、マグスとの戦いの決着をつけさせてやりたい。しかしこれは、犯すべからざる神の掟なのだ。生者の中から死すべき者を選び出すのは私の役目だ。しかし死者の総数を変えることは、私にさえできない」
死の天使は巨大な手をあげた。

「さあ、おまえたちはいったんみんなで人間界へ戻るがいい。そしてエンタシウスとの約束を果たし終わったら、私の元へ来る者の名を呼ぶことにしよう」

テツヤ「そこは忘れてくれても結構なんだが」

ディアブロ「期限も決まってないし、千年後とかでも結構なんだが」

アザレルは天空に向かって手を差しのべた。
その手は輝く星雲に包まれた。
人間界への門が開かれようとしていた。

平原にすさまじい疾風が巻き起こり、地吹雪のために立っていることさえむずかしくなる。
肌を刺すように冷たい雪の中にとざされ、息をすることもできない。

ミヤ「ああ、神さま……」
気を失いそうになって思わず叫ぶ。

吹雪の向こうでアザレルの声がとどろいた。

「だまれ! おじけづいて神に助けを求めてはいかん! おまえは死ぬのではない。生き返るのではないか」

冷気と闇に包まれる。
とぎれとぎれの意識のまま、超自然の力に押し流されていく。
どれほどの時間がたっただろう。
人の手が身体に触れるのを感じて目をあける。
そこは波に洗われる荒磯だった。
背の高い女が、こちらを海から引き上げるように男たちに命じていた。
女はエンタシウスの召使いだった。
男たちの顔を確かめようとしたとき、視界が再び真っ暗になる……。

テツヤ「お? 割とあっさり帰ってこれたな……」

ミヤ「でも疲れたね。おやすみなさい……」

再び意識を取り戻すと、黄泉の国へ旅立ったときの、あの石の部屋に戻っていた。

ディアブロ「まだ埋葬はされてないようだねぇ」

召使いの女はこちらの唇を霊薬でしめらせていた手を止め、うしろにさがった。
石造りのベッドの上に起き上がる。
白いトーガをまとい、手にはブラッド・ソードを握りしめていることに気づく。
隣のベッドには、コーデリアが横たわったまま、大きな目を見開いて、あたりを見まわしている。

テツヤ「このお嬢さんも一緒に戻ってきたか」

ミヤ「あれ? 他の持ち物は?」

「磯に打ち上げられていたとき、あなたがたは何も身につけておられませんでした」
召使いの女が静かにいった。

「持ち物も何一つありませんでした。ただその剣だけをしっかりと握りしめておいでだったのです」

苦笑いをしていう。
ディアブロ「それで十分だぜぇ。俺達のうちの一人は、コーデリアの代わりに黄泉の国に戻ることになっている。この剣は高くついたねぇ」

テツヤ「あのクソ強い十字架は正直惜しいけどな」

ミヤ「無限に食べられるパンも無くなっちゃったかあ」

ディアブロ「俺の命の代金て事で」

「ご自分の命を犠牲になさるとは、なんと勇気のある方でしょう」
アザレルの元へ戻る者に向かって女がいった。

「あなたの名は永遠に、尊敬をこめて人びとの口にのぼることになるでしょう」

ディアブロ「正直、一億人に感謝されるよりは自分一人で好きにしたいタチなんだがねぇ」

テツヤ「実は俺も割と」

女はコーデリアを振り返っていった。
「恐れることはありません。あなたはまたこの世によみがえったのです。エンタシウスさまがお待ちです」

コーデリアがつぶやいた。
「エンタシウス……」

「おお、我が愛する人よ」
老いた魔法使いが部屋に入ってきた。

「ようやく再び会うことができた。もう何があっても離しはしないぞ」

テツヤ「ハッスル爺さん登場か」

デァイブロ「こちらの命で買った幸せタイムさね。せいぜい末永くお幸せに」

しかし……

コーデリアはふり向くなり悲鳴を上げた。

「そんなはずはありません。あなたがエンタシウスだなんて! あの方は若くてたくましくて輝くばかりの方です」
エンタシウスがしなびた手を差しのべると、コーデリアは叫んだ。

「あなたは年老いた老人ではありませんか」

ミヤ「え? え? ええ? なんか雲行きが……」

テツヤ「ほう、この爺さんも若い時はイケメンだったか。確か貴族か何かでもあったよな」

ディアブロ「しかも魔術師だったのに逞しいとはねぇ。名門大学のスポーツマンみたいな青年だったのかもしれないぜぇ」

テツヤ「その頃しか知らなかったら、まぁ落差はでかいか……」

自分への嫌悪を女の目に認めて、エンタシウスは叫んだ。
「だから、そんなに冷たくするのか。長いあいだそなたを思いつづけてきたこの私に? なんと残酷な人だ!」
彼は胸をえぐるようなうめき声をあげた。
そして急に、部屋の隅にだれかを見つけたように、そちらに向きなおっていった。

「おお、死に神よ! 七世紀のあいだ、私はおまえを出し抜いて生きつづけてきた。そして幻の人を愛しつづけてきたのだ。しかし、今こそ私の元にくるがいい。喜んでおまえを受け入れるぞ!」

テツヤ「おいおい、ヤケになんなって! 時間さえかければ……」

影がエンタシウスを包んだ。
黒装束の人影が彼に襲いかかったようだった。
エンタシウスはあっと叫ぶなり、石の床の上に倒れ伏した。
それが彼の最期だった。

ミヤ「……かける気には、ならなかったんだね」

テツヤ「僅かな希望にかけた700年は我慢できても、全部台無しになった一瞬は耐えられなかったかよ」

【276】

(コーデリアの代わりに黄泉の国へ行く約束をしたキャラクター)

どこか遠くから、かすかな声がささやきかけた。
「お前は契約から解き放たれた。エンタシウスは恋人の代わりに私の王国にやってきた。これで死者の数の帳尻は合う。しかし、おまえに再会する日はいずれ必ずやってくるだろう……」

ぞっと悪寒が走るのを感じた。
死の天使の声は、それきり聞こえなくなった。

ディアブロ「なんともはや……まぁ、こっちとしては助かったが、ねぇ」

【482】

すすり泣きの声が静寂の中に響きわたった。
コーデリアが魔法使いの死体のそばにうずくまり、その頭を腕の中にだきしめて泣いている。
しかし悔やんでももう遅い。
召使いの女のあとについて部屋を出ていく。

ディアブロ「あちらさんも事態を把握できたようだが……」

ミヤ「エンタシウスのお爺ちゃんを嫌いになったわけじゃないんだね。覚えてた頃とギャップがありすぎて、すぐには受け入れられなかっただけで」

ディアブロ「コーデリア嬢視点なら、ついこの前までイケメンで活気に溢れてた恋人が骨と皮になってたようなもんかもしれないしねぇ」

とはいえ、もはやコーデリアとエンタシウスの問題はどうしようもない。召使いの女性に案内されるがまま、ついていくしかないのだ。

【405】

キャラクター・シートからブラッド・ソード以外の持ち物を全て消せ。
黄泉の国とこの世との狭間で、すべてを失ってしまったのだ。

テツヤ「強力アイテムの数々をデリートか。制作側でもインフレに歯止めをかけたかったのかもしれんな」

しかし、いったん死に、それから生き返った影響がいくつか現れる。
まず、
これまでにかかった病気、毒薬の後遺症、心の病、記憶喪失といった影響がすべて取り除かれる
戦闘力、機敏度、精神力、生命力が減点されていた場合も、元に戻ることになる。

ミヤ「増加していたぶんはどうなるの?」

ディアブロ「書いてないぜぇ。ま、好きにしていいんじゃないの」

とりあえず1巻で増えた生命力の最大値は、ランク通りに戻す事にした。

また、もはや並みの人間ではない。
死の国から生きて返ってきた伝説的英雄だ。
そこで能力は次のようにアップする。

戦士:1ラウンドに二回の攻撃が可能になる。武器を持たずに戦う場合でも、戦闘力や打撃力から減点をする必要がない。

僧侶:生命力回復術を使う場合、サイコロを一つふって、出た目から2を引く代わりに1を引けばいい。それが1以上なら術は成功となるわけだ。

盗賊:敏捷性が以前より増す。盗賊を攻撃しようとする敵は、戦闘のサイコロを三つふらなければならない(防御している場合は四つふる)。

魔術師:呪文を唱えるとき、サイコロを一つだけふればいいことになる。

テツヤ「アイテムを無くした代わりに、強烈なパワーアップだな!」

ミヤ「うーん、僧侶はあんまり強化されてない感じ……今まででもほぼ回復の失敗はなかったし」

元手1点の回復術を十数連発という方法で、特に不便なく回復できていた。

ディアブロ「魔術師は順当な強化だぜぇ。これで【ネメシスの電光】砲台が高速化されるな」

まぁこれも、効く敵には高速にする必要は無い戦法なのだが。
ともかく、強化されないよりはされた方が良いに決まっているのだ。

【92】

冒険は成功に終わったので、1000点の経験点が与えられる(生き残ったキャラクターが複数いれば、そのあいだで平等に分けよ)。

ミヤ「これで全員ランク8! 1巻のソロプレイキャラと同じランクになったよ」

テツヤ「1巻時点なら最強のキャラが、パーティ組んで最終巻へ挑まされるわけか。なんとも計算されてる設計だぜ」

ディアブロ「能力が上がったのはいいとして、丸腰なのはどうにかならんかねぇ」

なるのだ。

エンタシウスの召使いは、武器をおさめた部屋に案内した。
「エンタシウスさまは悪と戦う人たちのために、武器を貯えておいででした」
召使いがいった。

「ここにあるものはどれも魔法の武器ではありません。でも、私がお着せしたそのトーガよりは、役に立ってくれることでしょう」

ここには六尺棒もある。
また、
鋲を打った皮の鎧(鎧強度2)数着と鉄の鎧(鎧強度4)も一着ある。

テツヤ「こいつは助かる。ご本人はもういねぇが、遠慮なく貰っとくか」

こうして全員、武装する事ができた。
準備はOKだ。

【557】

召使いの女は船の待つ岸辺へ案内した。
オールを握っているのは目に見えない妖精たちだった。

「この船で本土へお送りします」
女がいった。

「主人のために働いてくださったことへの、ささやかなお礼です」

テツヤ「礼と言っても、あの爺さんの最期は、なぁ……」

ミヤ「あの人にとっては悲しい結果になってしまったね。しかし幸いにも、ブラッド・ソードは取り戻すことができたよ。確かにエンタシウスさんの目的は、ただひたすら愛するコーデリアさんを取り戻すことだけだったかもしれないけど……でも全世界から彼は感謝されると思う。この剣が人びとを救うことになるだろうから」

「お気の毒なエンタシウスさま」
こちらが船に乗りこむと、召使いの女が静かにいった。

「あの方が救われることはもう永久にありません」

ディアブロ「救いは無いが、まぁ、落ち着くべき所に落ち着いたのかもしれないぜぇ」

姿も音もなく、妖精たちはオールをこぎはじめた。
船は孤島の岸を離れ、波を蹴立てて進んでいく。
こちらのマントも突風にあおられ、死の天使の羽根のように大きくふくらんだ。

うしろをふり返るのはよそう。
前方に見える白い水平線をぐっとにらみ、剣を頭上にかざして誓いのことばを唱える。

テツヤ「見ていろ、マグスども! おまえたちの滅びの日は近い。天罰を下す手が迫っているぜ。この手には、これ、このとおり、ブラッド・ソードが握られているのだ!」

真のマグスたちとの最終決戦は、「ブラッド・ソード」シリーズの第五巻の中ということになる。

テツヤ「……で、ここでお終い、と」

ミヤ「5巻が和訳されてないからね」

ディアブロ「最後のキャラクターシートでも確認するかねぇ」

最終ステータス

Photoテツヤ
(18歳・盗賊)

ランク:8 戦闘力:8(+3) 打撃力:サイコロ3個(+2個) 精神力:7 機敏度:9 生命力:48

装備:ブラッド・ソード 鋲を打った皮の鎧(鎧強度:2) 弓 矢筒(矢:6本)

盗賊を攻撃しようとする敵は、戦闘のサイコロを三つふらなければならない(防御している場合は四つふる)。

3ミヤ
(15歳・僧侶)

ランク:8 戦闘力:8 打撃力:サイコロ3個 精神力:8 機敏度:7 生命力:40

装備:六尺棒 鉄の鎧(鎧強度:4) 弓 矢筒(矢:6本)

生命力回復術を使う場合、サイコロを一つふって、出た目から2を引く代わりに1を引く。
それが1以上なら術は成功となる。

Photo_2ディアブロ
(年齢不詳・魔術師)

ランク:8 戦闘力:7 打撃力:サイコロ2個+2 精神力:9 機敏度:7 生命力:40

装備:剣 鋲を打った皮の鎧(鎧強度:2)

呪文を唱えるとき、サイコロを一つだけふればいいことになる。

テツヤ「打ち切り漫画みてぇだが、ま、仕方ねぇか」

ディアブロ「じゃあそれらしいエンディングを」

Photo 時の流れの中で

わずかでも

このリプレイに立ち止まってくれた君に……

……Good bye。

(C)D・モリス O・ジョンソン 著 大出健 訳/富士見文庫

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2016年11月10日 (木)

ブラッドソードリプレイ4-11 決戦!

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。
全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:7 戦闘力:7(+1) 打撃力:サイコロ2個+2 精神力:7 機敏度:8 生命力:43
装備:ロジ・スカイランナーの剣 チェインメイル(鎧強度:4) 魔法の弓 矢筒(矢:2本) 金貨袋(所持金100) 金貨袋(所持金100) 鋼鉄の笏(残り4回) エメラルドの御守り 食糧一週間ぶん 金色の球

3ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:7 戦闘力:8 打撃力:サイコロ3個+2 精神力:8 機敏度:7 生命力:36
装備:ヘラクロスの戦斧 魔法の斧 シルバープレート(鎧強度:5) 魔法の弓 矢筒(矢:1本) 盾の御守り(鎧強度+1) 香油のびん 食糧一週間ぶん 魔法のパン 

Photo_2ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:7 戦闘力:7 打撃力:サイコロ2個+1 精神力:8(+1) 機敏度:7 生命力:36
装備:剣 スタッドレザー(鎧強度:3) 魔法の指輪(精神力+1) 琥珀の火口箱 鉄の鈴 聖アシャナクスの十字架 食糧一週間ぶん T字型の十字架 金の巻物 司祭長の杖

これまでのあらすじ

レジェンドという世界で「生命の剣」ブラッドソードを求めて旅する三人。
放浪の末に剣は完成したが、宿敵によって黄泉の国へ持ち去られてしまった。
それを取り戻すべく、三人は冥界へと乗りこみ、案内人とともに、ついに最深部へ辿り着いた。

テツヤ「で、決戦か。死の天使とやらが話のわかる奴なら別だがな」

ディアブロ「わからない奴でも、近接攻撃しかできない単体敵ならなんとかなるぜぇ」

ミヤ「そもそも死の天使さんてどんな人なの?」

それは次の項目を読めばわかる。

【262】

アザレルは山のように大きな、裸の巨人だった。
肌はあくまでも黒く、顔には白い目隠しをしている。
前の地面には巨大な剣が突き立ち、やつはその象牙の柄に、大きな手を置いている。

テツヤ「全裸の巨大黒人剣士か。想像してたのとちょっと違ったわ」

ミヤ「髪の長い女の人じゃないかと思ってたよ」

ディアブロ「頭に六枚の羽根だと思ったんだがねぇ」

彼こそ死の天使なのだ。
その顔は醜いものではなかった。
身体には、天にも届くような大きな羽根が生えている。
羽根にはクジャクの羽根に似た、無数の目の模様がある。
伝説によれば、あの目は一つ一つが人間を表わしているのだ。
人間が一人死ねば、一つの目が閉じられる。
すべての目が閉じられる日、それこそ最後の審判の日なのだ。
そしてその日はもう遠くないにちがいない。
あいている目より閉じている目の方が多い。
すなわち、死者が生者の数をはるかに超えているのだから。

テツヤ「あん? この世界、生まれるペースよりも死ぬペースの方が早いのか? 一日1000人死ぬから1500人生まれるんじゃねぇのかよ」

ミヤ「それは日本の神話だから、アザレルさんの管轄外なんじゃないかな」

ディアブロ「レジェンド世界はじきにヤマト人しかいなくなるってわけだぜぇ」

そんなバカな話を他所に、コーデリアが一緒かどうかを問われる。という事はやはり、姿が消えているだけでコーデリア嬢は存在しているのだろう。
というわけでコーデリアが同行しているものと判断した。

【150】

コーデリアがはじめて口を開いた。
夢からさめたように彼女はいった。

「ここはどこ? 私はどうしたのかしら?」
彼女は冷たい風に身体をふるわせた。

ミヤ「あ、正気に戻ったみたい! やっほー!」

テツヤ「エンタシウス爺さんの愛で心が戻る展開じゃなかったのか」

ディアブロ「それより、現状を教えてあげなくていいのかね?」

「こわがることはありません」
旅人(トラベラー)がいった。

「私が人間界へ連れ戻してさし上げますから。戻れば記憶もすぐに返ってきます」

私が連れ戻す?
いったいどういうつもりでそんなことをいうのだろう?

ミヤ「人間界へ旅人さんも一緒に帰るんでしょ?」

テツヤ「そいつ、もう死んでて帰れないんじゃなかったのか」

ディアブロ「コーデリア嬢を冥界の出口まで送ってやるって事かねぇ。俺達の存在を完全に無視した話になるが」

おそらくその通りで、旅人(トラベラー)はここでプレイヤーキャラクター一行がいなくなる事を前提に話しているのだ。

【169→325】

ここで以前、冥界について不審な事をメモした内容を確認される。
それが旅人(トラベラー)の事で、かつその正体がわかっていれば……

【468】

旅人(トラベラー)は冷笑を浮かべてふり向いた。
「俺の目的はお前らを、この黄泉の国で永遠に朽ち果てさせることだ。まだ俺の正体がわからないのか? 最後の最後に復讐を果たすため、お前らが黄泉の国の危険を無事にくぐり抜けるように手伝いをしてきたこの俺が?」

ここまでにいくつかの項目で、断片的なヒントが記されていた。
東洋のヤマト出身だとか、サモンの神殿で呼ばれても出てこないだとか……。

テツヤイコンだろう。あいかわらず口の減らないやつだ」

「ではわかっていたのだな」
やつは帽子とマントを払いのけた。

「それでは、これには気づいていたか?」
やつはマントの下の背中に隠していた剣を取り出した。
宝石のちりばめられた柄とさやは、まちがいなくブラッド・ソードだ。
イコンはそれを後ろに放り投げた。

「戦いには向かん。バランスが悪くてな」
やつは吐き捨てるようにいった。
そして仕込み杖からスラリとした細身の剣を引き抜いた。

「俺はこちらのほうが好きなのだ。では、切れ味をごらんいただくとしようか……」

テツヤ「ブラッド・ソード! ずっと持ち歩いてやがったか!」

ミヤ「でもわざわざ手放すなんて……ナメプって奴なのかな?」

そうでもあり、そうでも無し。ともかく戦闘準備。
ここでのバトルオーダーは1=ミヤ、2=テツヤ、3=ディアブロとする。
また所持品を少し入れ替えておいた。
そして今回、ディアブロが準備する呪文はレベル1の【白い火】である。

ディアブロ「主に位置と距離が理由だぜぇ」

【121】

413 イコンは嬉々とした表情でこちらに向かってきた。
「決着をつけるには最適の場所ではない?」
やつが叫んだ。

「ああして死の天使も見守っている。さあ、覚悟しろ」

なんと思い上がった男だ!
アザレルは我々人間が足元にもおよばぬ神の使いではないか。
それをつまらぬ果し合いの見物人に見立てるとは!

テツヤ「まぁ俺は嫌いな発想じゃねぇな」

ミヤ「でもアザレルさんから見たら、こんな所で何やってんのって感じだよね」

イコン(I)
戦闘力=9 精神力=9 鎧強度=0
生命力=55 打撃力=サイコロ五つ 機敏度=9

注:イコンに盲目的服従の魔法は通じない。
やつは四つの魔法を使う。
ラウンドごとにサイコロを1つふって彼の出方を決定せよ。
1~3なら剣で攻撃してくる。
4~6なら魔法を準備もしくは唱える。

やつの魔法は以下のとおり

(1)コンセントレーション―(レベル1)この魔法はイコンの力を増し、打撃力はサイコロ六つになる。4ラウンド間有効で、この魔法に成功した場合、この間、やつは他の魔法を使うことはない。相手が一人か二人の場合、この魔法を使いたがる。

(2)光―(レベル2)全員にサイコロ1つ+4のダメージを与える攻撃魔法(鎧強度は有効)。相手が三人以上の場合のみ使う。

(3)不可視―(レベル3)4ラウンド間、姿が消える。その間は、こちらの戦闘のサイコロを三つふらなければならない(イコンが防御の行動を取った場合は四つふること)。

(4)投げ菱―(レベル4)一人の相手に六個の投げ菱が襲いかかる(サイコロを一つふって命中する数を決める)。投げ菱は一個につきサイコロ二つ分のダメージを与える(鎧強度は有効)。投げ菱は命中した者の体に突き刺さったままになる。これを抜くためには1ラウンドを要する。抜かなければ、1ラウンドごとに命中した投げ菱の数だけの生命力を失う。この場合鎧は役に立たない。

テツヤ「相手も遠距離攻撃できんのか。いつもの砲台オンリーな戦法は通じねぇな」

ディアブロ「というわけで、いつもとやり方を変えていくぜぇ」

B19_2 〇第1ラウンド
イコン:ミヤを攻撃。出目6で命中。ダメージ13(被害7、半減して最終的に4)。
テツヤ:E7へ移動。

ミヤ:イコンを攻撃。出目11で外れ。
ディアブロ:【金の巻物】を使用。

テツヤ「なんだそりゃ」

ディアブロ「2巻で拾ったアイテム。戦闘中に使えるんだぜぇ。指示された項目は……と」

【2巻278】
巻き物を広げ、そこに書かれた文字を読む。
まもなく、超自然の力が急激に増加するのを感じた。
空気が熱くなり、かん高い音がかすかに聞こえはじめた。
そして、どこからともなく白い稲妻が矢のように落ちてきた。
戦いの最中なら、これが敵の一人を直撃する。
そしてサイコロ五つ分のダメージを与える。
ただし、鎧強度は差し引くこと。

ディアブロ「ははっ、結構な威力」

巻き物はさらさらの白い粉に変わってしまった。

ダメージ15(被害15)。
テツヤ:ダブルアクションでE6へ移動。

ディアブロ「サイコロの目は不調だったぜぇ」

ミヤ「あたしもー」

テツヤ「俺は一気に間合いを詰めておく。次ラウンドからが勝負だ」

〇第2ラウンド
イコン:
ミヤを攻撃。出目5で命中。ダメージ17(被害11、半減して最終的に6)。
テツヤ:【鋼鉄の笏】を使用。ダメージ16(被害16)。

テツヤ「必中で威力も大きいんだが、射程距離が剣並みなんだよな……」

ミヤ:イコンを攻撃。出目8で命中。ダメージ9(被害9)。
ディアブロ:【司祭長の杖】を使用。

ミヤ「それは3巻で拾ったアイテムだね!」

ディアブロ「セブン・イン・ワンに使えば即死させる事もできたが、別の敵にもある程度の効果はあるんだぜぇ?」

【3巻166】
杖から炎が噴射され、敵はサイコロ四つ分の損傷を受ける
杖を消せ(エネルギーを出しきって、杖は灰になってしまった)。

ダメージ11(被害11)。

ディアブロ「ま、ダイスさまのご機嫌が悪いとどうしようもないねぇ」

テツヤ「期待値ならもう倒せてるんじゃねぇか」

次がイコン最後の攻撃である。

〇第3ラウンド
イコン:
テツヤを攻撃。出目8(合計9)で命中。ダメージ10(被害7、半減して最終的に4)
テツヤ:【鋼鉄の笏】を使用。ダメージ17(被害17)。撃破。

テツヤ「まぁ残り4点だったからな」

ミヤ「受けるダメージもびっくりするぐらい低かったね。T字型の十字架が強すぎる気がするよ」

被ダメージの低さはダイス目の酷さもあったが。
敵味方とも、ダメージが全然揮わない驚愕の塩バトルであった。

まぁ十字架強すぎは確かだ。
おそらく入手=勝ち確のアイテムとして用意されたのだろう。
二つとない宝だ、と項目に書かれていたのは、本当に文字通りの意味であった。

【52】

致命傷を受けて、イコンは固い地面にひざをついた。
過去二回の対決を見ても、死ぬ直前にやつは最後の気力を振りしぼって、こちらの目の前から姿を消すはずだった。
しかし今回は、やつはその手を使わなかった。

ミヤ「どうして? 使えない理由があるの?」

テツヤ「まぁ冥界のどこかに逃げたとして、俺らは地上へ戻るから再戦はもうできねぇし……それに、逃げる気にもならねぇのかもな」

ミヤ「?」

苦痛のうめき声を上げることもなく、やつは話しはじめた。
聞き取れないほどの小さな声だ。

「俺は……そちらを見くびっていたようだ。まえの対決から腕を上げたようだな。ここ数年、俺はただお前らを憎みつづけてきた……しかし今は本望だ。すばらしい……敵に……やられて……死ねるのだから……」

やつは、なんともいえない表情で、こちらを見つめながら口を閉じた。
しばらく待っても、やつはそれ以上何もいわない。
やつの身体に触れると、やつは事切れて地面にころがった。

テツヤ「ならねぇ、の方だったか」

ミヤ「……よくわかんない」

テツヤ「そういうもんだ、としか……な」

アザレルの羽根の目がまた一つ、まばたきをして閉じた。

ディアブロ「終わったようだぜぇ」

【28→194】

ブラッド・ソードは、落ちているマスへ移動すれば戦闘中に拾う事もできる。
距離の関係であまり有用な戦法ではなかったので、今回は拾わなかったが、その場合は戦闘後に入手となるのだ。

生命の剣、またの名をブラッド・ソードは、天使長アブディエルによって作られた。
この世で最高の力を持つ聖宝の一つだ。
世俗のレベルでいえば、
これを持つ者の戦闘力が3点増し、打撃力はサイコロ二つ分増す
もしも相手が死後の世界に生きるアンデッド種族の場合は、この剣の直撃は精神攻撃の効果もあげる。
すなわち、
この剣の直撃を受けたアンデッドは、精神魔法による攻撃と同じように抵抗を試みなければならない。
これに失敗すれば、たちまち死ぬ

ブラッド・ソードは他にも秘めた力を持っているが、それは使ううちにわかってくるだろう。

テツヤ「こりゃ強力だな。元の戦闘力が9点以上の奴が装備すれば、敵が防御しないかぎり必中かよ」

ミヤ「戦闘力・打撃力とも、今までのどの魔剣よりも上だね!」

ディアブロ「ようやく手に入れたぜぇ……で、死の天使どのはこれからどう出なさるかねぇ」

それは次回のお話。

(C)D・モリス O・ジョンソン 著 大出健 訳/富士見文庫

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2016年11月 5日 (土)

ブラッドソードリプレイ4-10 冥界の奥へ

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。
全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:7 戦闘力:7(+1) 打撃力:サイコロ2個+2 精神力:7 機敏度:8 生命力:43
装備:ロジ・スカイランナーの剣 チェインメイル(鎧強度:4) 魔法の弓 矢筒(矢:2本) 金貨袋(所持金100) 金貨袋(所持金100) 鋼鉄の笏(残り4回) エメラルドの御守り 食糧一週間ぶん 金色の球

3ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:7 戦闘力:8 打撃力:サイコロ3個+2 精神力:8 機敏度:7 生命力:36
装備:ヘラクロスの戦斧 魔法の斧 シルバープレート(鎧強度:5) 魔法の弓 矢筒(矢:1本) 盾の御守り(鎧強度+1) 金の巻物 司祭長の杖 香油のびん 食糧一週間ぶん

Photo_2ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:7 戦闘力:7 打撃力:サイコロ2個+1 精神力:8(+1) 機敏度:7 生命力:36
装備:剣 スタッドレザー(鎧強度:3) 魔法の指輪(精神力+1) 琥珀の火口箱 魔法のパン 鉄の鈴 聖アシャナクスの十字架 食糧一週間ぶん 銅の杖 T字型の十字架

これまでのあらすじ

レジェンドという世界で「生命の剣」ブラッドソードを求めて旅する三人。
放浪の末に剣は完成したが、宿敵によって黄泉の国へ持ち去られてしまった。
それを取り戻すべく、三人は冥界へと乗りこみ、案内人とともに奥地へと向かう……。

テツヤ「武装も最終決戦仕様になったしな。準備はバッチリだ」

ミヤ「正直、あの宝物の獲り方は酷かったと思うの」

ディアブロ「ま、物に罪は無いぜぇ。ありがたく使わせていただきますかね」

テツヤ「どうせイコンの野郎との戦闘は最奥だろ。どうでもいいイベントは全部すっとばして行くぞ」

4巻はどうでもいいイベントが意外と多いので、ただクリアするだけなら案外長く無いのだ。

【515】

川岸は草や苔におおわれていて、歩きやすかった。まばらに木の生える一つの丘を越えると、向こう岸には似たようなもう一つの丘が見えた。

「この二つの丘は、ヘルの乳房と呼ばれている」
旅人(トラベラー)がいった。

「しかしこんなはげ山に自分の名前をつけられては、黄泉の国の女支配者もさぞ機嫌を悪くしていることだろう」

テツヤ「そんなことは、どうだっていい。俺達がこれから対決しようとしているのは、死の天使だぜ。心配すべきなのは、死の天使の機嫌のほうだろう」

「ヘルは死の天使のもう一つの顔なのだ」
旅人(トラベラー)が答えた。
「人びとは、彼のことをほかにも、アザレルとかプルートとかヘデスとかヤーマとかオシリスなどと呼んでいる。この王国に住む多くの者にすれば、死の天使の顔は自分を殺した者の顔なのだ。私もそのうちの一人だが」

ミヤ「いろんな神話が同じ起源だっていう説だね」

テツヤ「女神も男の神も性別の無いはずの天使も、全部同じ奴なのかよ」

ディアブロ「話から察するに、旅人殿も死の天使を見た事があるのかねぇ?」

テツヤ「あんたは殺されたのか?」

「卑怯にも。しかし私は必ず復讐する……」
もっと何かいいたそうだったが、彼は途中で口をつぐんでしまった。

「しかし今は、当面の問題を片づけることに専念しなければならない。我々の前に広がるのは、夜の深淵の森だ。道に迷ったら、二度と外へ出ることはできない。危険な生き物はすんでいないが、このことだけは心にとめておくことだ」

テツヤ「生き物は危険じゃないが森は危険なのか。凶悪なトラップでもあんのかよ」

ミヤ「じゃ、道を外れないようにしようね」

頭上では、クモの巣のように木々の枝がからみあっている。
進んでいくと、足の下でかび臭い枯葉が音を立て、ところどころに生える鉛色のきのこの、胸が悪くなるような甘い香りが、鼻をついた。

ミヤ「枯葉……冥界樹木も枯れるんだ。植物も死の天使さんのところに行くのかな?」

テツヤ「なさそうだな。前から薄々思っているんだが、冥界ってのは動植物の魂の処理はあんま考えてねぇだろ」

ディアブロ「エルフも考えられてない動植物に入るかねぇ?」

入る。ドラゴンウォリーズのレジェンド世界では、エルフは魂を持たないのだ。

テツヤ「じゃあなんで生きてられるんだよ!」

ディアブロ「魂は無くても命はあるって事よw」

ミヤ「禅問答みたいだなー」

【341】

近くで木の枝が折れる大きな音がした。
さっとそのほうをふり向くと、ほんの数歩先の木立ちのあいだに、銀の角の生えた黒いユニコーンが立っている。
こちらが呼びかけると、ユニコーンは冷ややかな目を向け、ひづめで地面をひっかく動作をした。
だが近づいてこようとはしない。

ミヤ「ユニコーンだ! 背中に乗せてくれないかな!」

テツヤ「道を外れるなって言ったの、お前だろ。こっちに来ねぇならほっとくぞ」

実際、ただの罠なので無視した方が良い。
T字型の十字架を持っていれば無傷、持っていなければ即死という、あまり面白味も無いイベントだ。

よって一行は先へ進む事にした。

ミヤ「あーあ、残念」

【530】

ついに暗い森から抜け出す。
そこからは嵐雲におおわれた山並みまで、吹きっさらしの荒地がつづいていた。
ステュクス川は激流となり、山々から滝となって流れ落ちている。

ふり返ると、森の上に月がかかっていた。
鉛色の雲越しに見える月は、心なしか光も弱く、気味の悪いふんいきを漂わせている。

ディアブロ「あれは人間界と同じ月なのかねぇ? まるで疫病やみの顔のようだぜぇ」

「もちろん同じ月だ」
旅人(トラベラー)がいった。

「変わったのは見ている人間のほうだ」

テツヤ「このゲームのPC(プレイヤーキャラクター)は人間限定らしいな」

ディアブロ「原作TRPGの方だと、エルフやドワーフも選べるんだがねぇ」

しかし「選ぶ事ができる」だけで、原則は人間が前提のようである。

412 雲の前を一つの影が横切った。
目をこらして空を見上げる。
何かが空から、こちらをめがけて落ちてくる。
近づいてくるにつれて、それは巨大な人間の頭だということがわかった。
青い肌の巨大な顔が、こめかみから生えた羽根をはためかせて舞いおりてくる!
あたりの空気がびりびりと振動しはじめていた。
こちらの頭の毛も、そのエネルギーのために逆立った。

テツヤ「おっ、敵だな!……しかしなんつうか、微妙なデザインだな……」

ミヤ「ドラゴンとかじゃダメだったのかな、あれ」

すさまじい大音声が響きわたった。
「遍歴の旅をする人間ども、雷をつかさどるレイ・クン様の顔を拝むがいい! わしは炎を吐く神、霊を焼きつくす神、雷の神だ」

声は山々にこだました。

ミヤ「雷神さまだね。実はトール神のアングバール王さんといい、冥界には雷神さまが住み易い何かがあるのかなあ?」

ディアブロ「賃貸住宅の割引でもあるんじゃないかねぇ?」

テツヤ「どういう繋がりだ、それは」

このシーンでは戦闘前にアイテムを使う事もできるので、手持ちの道具から適当な物を取り出す。
ここで使うのは銅の杖だ。

【333→521】

手の中で銅の杖がうなりはじめた。
目に見えないエネルギーが振動させているのだ。
ある直観がひらめいたので、杖を地面に突き刺す。
そしてレイ・クンが稲妻を口から吐くと同時に、こちらは横に飛びのいた。
稲妻が銅の杖に吸収されたのを見て、やつはあっけにとられたようだった。
激怒したやつは、こちらめがけて稲妻を次々と放った。
しかしどれも、銅の杖に吸いこまれてしまった。

テツヤ「避雷針バリアー!」

ディアブロ「雷神殿の御力も、電気エネルギー伝導の法則には従ってるとはねぇ」

だが問題が一つ生じた。
これでは、こちらもここに釘づけではないか。
杖を拾い上げることもできないし、かといって杖からあまり離れては、避雷針の役割をしている杖の保護下から出てしまうことになる。
どうやらこれはあまり良い作戦ではなかったようだ。

テツヤ「あん? ここから遠距離攻撃仕掛ければいいだろうが」

ミヤ「叔父ちゃん! 矢があんまり残ってないよ」

ディアブロ「俺の最強の攻撃呪文も雷属性だぜぇ。まぁレベルを落として低下力呪文を数十連発しても、ゲームシステム的には何も困りゃしないが」

テツヤ「……まぁ日が暮れる頃にはなんとかなってるだろ」

しかし旅人(トラベラー)がこの状況を救ってくれた。
彼は怒り狂っている悪魔に向かって、笑いながら悪口雑言をつきはじめた。

「あの老いぼれ雷神の姿はどうだ! 昔の腕のほどはいざ知らず、今では自分の真下に突っ立っている人間の頭に命中させることもできない。かわいそうな老いぼれめ、もう引退したほうがいいぞ」

これを聞いたレイ・クンは、ふいにひと声うなり声を上げて、森の向こうに飛び去っていってしまった。
わけがわからず
旅人(トラベラー)をふり返る。

テツヤ「いや、本当に意味不明なんだが。逆上してヤケクソにならねぇのか」

「レイ・クンは東洋の神なのだ」
彼がいった。

「東洋では、メンツを失うことは耐えがたいこととされている。彼はここで人間のあざけりのことばを聞いているのが、いたたまれなかったのだ」

テツヤ「……なんか東洋に対して、物凄い誤解がありそうだな」

ディアブロ「まぁ東洋側も西洋側に誤解は持ってるだろうし。そういうもんじゃないかね」

いっそ世界を全部誤解すれば、かえって平等かつ平和になると思う。Gガンダムみたいに。

ミヤ「あなたがいてくれて幸運だったよ」

「それはどうも。では、やつが戻ってこないうちに山へ向かおう」

とりあえず山地が今の目標地点らしい。逆らう理由も無いので、一行は山へ向かう。

【4】

これ以上読みすすめるまえに、黄泉の国について、あるいはそこで会った人物について、不審な点がなにかないか考えてみよう。
なにか思いついたら(仲間がいたら全員で考えよ)そのことをメモしておけ。

物凄く曖昧な指示だが、四巻におけるとても大事なポイントの一つだ。
ここでラストバトルの難易度が大きく変わるのである。

ガキの頃の初プレイ時は、たぶん「コーデリアが消えたままになってる」と書いたと思う。

【556】

目の前には、険しい山並みがそびえ、切り立った崖が荒野をふち取るようにつづいている。
地上から発せられるかすかな灰色の光線が、真っ黒な空を周期的に照らしだし、遠くでは雷鳴が鳴り響いている。
山並みの向こうは、嵐が荒れ狂っているようすだ。

テツヤ「ん? 地面から光線を発射してる奴がいるのか。それとも光線が出る岩でも転がってるのか」

ミヤ「照明に乏しいから、死の天使さんがサーチライトで照らしてるのかもしれないね」

ディアブロ「そこよりも警戒すべきは嵐なんじゃないかね」

ステュクス川は地上数百メートルの崖の真ん中にぽっかりあいた洞窟の口から、黒い滝になって流れ落ちている。
青白い人影のようなものが一つ二つ、もがきながら滝を落下し、下の岩に叩きつけられているのが見える。
細い小道を伝って洞窟の入口まで行くと、滝や嵐の音さえかき消すような、別のすさまじい音が聞こえてきた……。

拷問に苦しむ数千の霊たちのうめき声だった。

テツヤ「ようやく地獄っぽくなったな」

ディアブロ「今まではどこかの外国みたいな風景が多かったからねぇ」

ミヤ「でもあんまり楽しい所じゃなさそう」

そりゃ地獄ですので。

【517】

洞窟に入っていく。
川は洞窟の中央を流れ、両岸には醜い顔の灰色のデーモンが、地面に根が生えたようにじっと立っていた。
そいつらには足がなくて、下半身は木の幹になっている。
数十メートルものびる長い舌をムチのようにあやつって、そいつらは青ざめた霊たちを逆巻く急流の中へ追い立てていた。

テツヤ「植物系デーモンとは変わってるな」

ミヤ「でもなんで亡者さん達をいじめてるの?」

霊の一人がこちらに気づき、列から離れた。
そしてわめきながらこちらへ向かってきた。

「助けてくれ! 助けて……」

デーモンの舌がその霊ののどにからみつき、男はズルズルと地面を引きずられた。
デーモンは残酷な笑いを浮かべながら、男を列に引き戻した。

ミヤ「ああ、神さま」
思わずうめく。

ミヤ「こんな恐ろしいことはやめさせないと」

「そんな考えは捨てろ」
旅人(トラベラー)がいった。

「彼らは前世の行いの報いを受けているのだ。彼らは生まれ変わるため、人間世界に向かってこの川を運ばれていくのだ」

テツヤ「要するに刑罰か。なら手を出す必要ねぇな」

ミヤ「それは酷くない!?」

しかし、倒しても何も手に入らないのである。勝てない相手では無いのだが……。

テツヤ「じゃあ面倒だからやめやめ。甲斐が無ぇのにガンバルのは、腹が減るだけ損だわ」

ミヤ「んむー……叔父ちゃんがやる気を出してくれない」

ディアブロ「まぁ、このデーモンを倒しても、一時的に亡者が喜ぶだけで何かが変わるわけじゃないからねぇ」

最終盤に、なぜこんな意味の薄いイベントがあるのか。疑問ではあるな。

ともかく、一行はさらに奥へ進む。

【491】

洞窟は奥に行くにつれて広くなり、やがて大きな部屋になった。
水が壁を伝ってしたたり落ち、川に流れこんでいる。

ついに洞窟の奥にたどりついたようだ。
旅人(トラベラー)が水が流れ出してくる裂け目を指さした。
そこを調べるために壁をよじのぼる。

テツヤ「裂け目へ潜り込んでいくのかよ。閉所恐怖症だったらここで詰みだな」

ディアブロ「そんな奴が、ダンジョンに潜ってナンボの冒険者稼業をやるかねぇ?」

裂け目の中はせまくて、かがむようにしなければ進めない。
やがて四つんばいに進むしかなくなった。
そして最後には、蛇のように腹をつけて進むことになった。
緑がかった白い燐光を放つ流れが、どこか前のほうから流れてくる。
まるで目に見えないクモの巣を、おしのけて進んでいくような気分だ。
血管の中の血が音を立てているのがわかる。

テツヤ「歩き難いどころか、歩くことすらできねぇとはな。モンスターに襲われたらイチコロだぞ、この体勢は」

ミヤ「想像しちゃうからやめようよ」

ディアブロ「まさか死の天使殿も、裂け目で腹這いになって待ってなさる……て可能性が」

テツヤ「だったらたまげるわ」

「子宮の中へ入っていくようではないか?」
旅人(トラベラー)がくすくす笑いながらささやいた。

テツヤ「だまれ」
やつのおしゃべりにはうんざりしはじめていた。

テツヤ「今の内容にもな!」

【527】

せまいトンネルにとじこめられてしまったのではと心配しはじめた矢先、裂け目は急に広くなり、外に出る。
そこは白い霜が輝く、広大な岩だらけの平原だった。
ひんやりした風がそで口や髪をなでる。
空には雲一つなく、満天の星が輝いている。

ミヤ「いやあ、狭かった! やっと広い所に出たよ。あー気持ちいい!」

テツヤ「山を貫通して反対側に出たってわけか?」

ディアブロ「こちらには暗雲も光線も無いねぇ」

広い平原の中に立っているのは、まぎれもなく死の天使アザレルにちがいなかった。

テツヤ「ついにお出ましかい。で、どんな野郎だよ?」

どんな野郎が何をどう仕掛けてくるのか。

それは次回のお話。

(C)D・モリス O・ジョンソン 著 大出健 訳/富士見文庫

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