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2016年10月20日 (木)

ブラッドソードリプレイ4-7 神殿と神

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:7 戦闘力:7(+1) 打撃力:サイコロ2個+2 精神力:7 機敏度:8 生命力:43
装備:ロジ・スカイランナーの剣 革の鎧(鎧強度:2) 弓 矢筒(矢:2本) 金貨袋(所持金100) 金貨袋(所持金85)(オボル銅貨入り) 鋼鉄の笏(残り4回) エメラルドの御守り 食糧一週間ぶん 金色の球

3ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:7 戦闘力:8(+1) 打撃力:サイコロ2+2個 精神力:8 機敏度:7 生命力:36
装備:ヘラクロスの戦斧 鎧(鎧強度:3) 魔法の弓 矢筒(矢:1本) 盾の御守り(鎧強度+1) 金の巻物 司祭長の杖 香油のびん 食糧一週間ぶん

Photo_2ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:7 戦闘力:7 打撃力:サイコロ2個+1 精神力:8(+1) 機敏度:7 生命力:36
装備:剣 銀の鎧(鎧強度:2) 魔法の指輪(精神力+1) 琥珀の火口箱 魔法のパン 鉄の鈴 聖アシャナクスの十字架 食糧一週間ぶん 銅の杖

Photoスクリーボ

旅の途中で買われたカラス。

とりあえず当面、役に立つような能力は無い。
飯は食っているようだが、そのぶんの費用は免除されるので詳細は不明。

これまでのあらすじ

レジェンドという世界で「生命の剣」ブラッドソードを求めて旅する三人。
放浪の末に剣は完成したが、宿敵によって黄泉の国へ持ち去られてしまった。
それを取り戻すべく、三人は冥界へと乗りこんだ……。

テツヤ「冥界に来た途端に、変な馬人間にケンカ売られたり亡者にケンカ売られたりで揉め事が絶えねぇな」

ミヤ「冥界だから仕方ないのかなー。お爺ちゃん・お婆ちゃんが縁側でお茶のみながら挨拶してくる冥界とか、あってもいいと思うんだけど」

ディアブロ「そりゃ冥界じゃなくて田舎だぜぇ」

いろいろとバチ当たりな文章が脳裏に浮かばなくもないが、ここに書くのはひかえてゲームを進める事にする。

【467】

47地図によると、ここは忘却の川の岸辺だ。
川の上流へ向かえば屋根つきの橋がある。
川から離れた所にはサモンの神殿という建物があり、そのそばに記憶の沼がある。
さらに内陸部に向かうと、アケロン川と忘却の川が一つの川となり、その岸辺にはアングバールのハチミツ酒の館がある。

テツヤ「文章だけじゃよくわからんな。地図を出すぞ」

ディアブロ「ゲーム的に提示される選択肢は、橋・サモンの神殿・ハチミツ酒の館の三つだぜぇ」

ミヤ「地図で見ると、村からは神殿が近いね」

まぁ地図上の距離は、ゲームには何も影響しないので、どこへ向かうのも自由だ。
先ずは一行、サモンの神殿へ向かう事にする。

【222】

神殿が荒野の向こうに見えてきた。
丸屋根の載った白大理石の建物だ。
悪魔の彫刻がほどこされた柱に囲まれている。
そばには小さな湖があって、あざやかな色の魚が泳ぎまわっている。

ミヤ「このお魚さんたちも現世じゃ死んでるのかな?」

テツヤ「冥界で生まれて冥界で育った冥界魚じゃねぇのか」

ディアブロ「ここでこいつらを獲って食ったら、こいつらの魂はどこへ行くのか。ちと興味が無いでもないねぇ」

「ここは記憶の沼という」
片手で水をすくい上げ、指のあいだからしたたらせながら男がいった。

「この水は、失われた記憶をよみがえらせると聞いている。忘却の川の水の解毒剤ということになる」

テツヤ「忘却の川って何だ。知らねぇよ」

ディアブロ「他の地点へ先に行くと、そういう川が出てくるんだろうぜぇ」

ミヤ「あたし、僧侶だからこの沼の事を知ってるよ」

【348】

3(僧侶)

別の伝説によれば、記憶の沼の水を飲んだ者は、これまでの苦しい試練を、もう一度味わうことになると記されている。
もしこれを今飲めば、これまでに受けた損傷のすべてがたちどころに襲う。
そんなことになれば、気が狂うか、死んでしまう。
しかし、旅人(トラベラー)がいったように、忘却の川の水によって失った記憶を取り戻す解毒剤の役目を果たすということも、真実のようだ。

テツヤ「じゃなんでこの沼の魚は死んでねぇんだ」

ミヤ「これまでに苦しい試練を味わってないからだよ」

テツヤ「そんなに居心地がいいのか、この沼は……」

魔術師が【予言】の魔法を使えるので、それもやっておく事にした。

【407→344】

Photo_2(魔術師)

呪文によって、これから起こりうる未来がいくつか見えてきた。
自分が沼の水を飲んでいる光景に神経を集中させる。
すると、激しい痛みのために気が狂ってしまっていた。
飲むまえに予言の呪文を試したのは幸運だった!

ディアブロ「ま、これはさっき僧侶が教えてくれたとおりだぜぇ」

テツヤ「僧侶と魔術師、両方いても情報が重複するだけって事か」

ディアブロ「ところがどっこい、魔術師の【予言】には続きがある」

ミヤ「えっ」

次に神殿に入って行く光景に集中する。
自分は大理石の丸屋根の下にいる。
大きな鉛製のらっぱが天井から細い糸で吊り下げられている。
そこで呪文が切れた。

ディアブロ「とまぁ、プラスアルファ付きでござい」

ミヤ「うっ……調子にのってるな、このー……!」

テツヤ「しかしあんま大したオマケでもねぇな」

ディアブロ「タダの物に期待するのは誉められた事じゃ無いぜぇ?」

テツヤ「で、この沼は、ただのデストラップなのか」

ミヤ「忘却の川の解毒剤になるって言われたでしょ? ここで飲まなくても、持っていく事はできるよ」

テツヤ「いつか役に立つなら、持っていくのもかまわないがよ……」

【423→314】

旅人(トラベラー)は賛成してうなずいた。
「この水を飲むのは危険だ」
彼がいった。

「だが、あとで役に立たないとは限らない」
彼は
記憶の沼の水を水筒につめて、こちらに手渡した。

テツヤ「また変な所持品が増えちまったな。そろそろ荷物がいっぱいになりそうだぜ」

ディアブロ「現状、捨てるなら【食糧一週間分】になるんだろうねぇ」

ミヤ「勿体ないなー。なんとかやりくりして、食べ物は死守したいんだけど」

メシと荷物はともかく、ここでできる事は、他には神殿へ入る事だけだ。
よって三人は神殿へ足を踏み入れる。

【355】 

中に入ると、大きな鉛製のらっぱが丸天井の中心から長いひもで吊るされていた。
らっぱを手に取る。
しかしとても細いひもなのに、ひきちぎることはできなかった。

テツヤ「なんで引きちぎる事を前提にしてるんだ」

ミヤ「ちぎれる物はちぎるのが、レジェンド世界の風習なんだよ」

ディアブロ「まぁマジックアイテムと見れば持っていく方法を探すのは、TRPGの冒険者なら基本習性だぜぇ」

「らっぱをここから持ち出すことはできない」
旅人(トラベラー)がいった。

「しかし、これを吹いて、この死者の国のどこかにいる人を呼び出すことはできる。会いたい人の名を思い浮かべながら吹くだけでいい」

テツヤ「そりゃ助かる。さっそく使ってみるか」

【386】

ここで呼び出す対象にできるのは、以下6種。
ただし死んだor殺した者だけだ。

・トビアス
・イコン
・コーデリア
・黄泉の国へ来るまでに死んだ仲間
・ササリアン殿下
・プシュケ

テツヤ「知らない名前もあるし、身内は誰も死んでねぇしで、呼べる奴は限られてるな」

ミヤ「ササリアンさんやプシュケさんと再会しても、味方にはなってくれないよね」

スクリーボ(別のルートを通れば、ここでヒントをくれる過去の預言者を呼び出す事もできるんだが……今回はその名を知るイベントは通過していないのダ)

テツヤ「よし、先ずはイコンを呼んで叩きのめす。ブラッドソードを返してもらわねぇとな。その後、エンタシウスの恋人・コーデリアを呼んで、いっしょに冥界を出てもらおうか」

さて、そう上手くいくかどうか……。

【272】

イコンの名を頭に浮かべて、らっぱを吹く。
荘重な音色が鳴り響く。
なるほど、この音なら黄泉の国の隅々にまで届くことだろう。
宿敵が現われたら、対決するしかないと、気を引きしめて待つ。
しかしらっぱの音が鳴り終わっても、やつの出てくる気配はなかった。

テツヤ「来ねぇじゃねぇか」

ミヤ「来ないね?」

「おかしい」
旅人(トラベラー)がいった。
「黄泉の国のどこにいようと、呼ばれた霊はやってくるはずなんだが」

ディアブロ「必ず来る笛を吹いたが、やってこなかった。さて、どういう事かねぇ?」

スクリーボ(終盤、嫌でもわかるが、このイベントが大きなヒントなのだナ)

来ない者は仕方が無いので、コーデリアを呼び出す事にした。

【504】

らっぱの荘重な音色が響きわたった。
その音色がまだ鳴り終わらないうちに、神殿に何者かが現われたような気配がした。
ふり返ると、ほっそりした若い女が音も立てずに、柱のあいだをすり抜けてやってきた。
女は入口に立ち止まり、こちらと話すのをいやがっているようすだった。
何もいわなくても、この女がエンタシウスの恋人コーデリアであることはわかった。

テツヤ「これで縁もゆかりも無い別人だったら驚きだぜ」

ミヤ「なんか生気のない人だね」

ディアブロ「何世紀も前に死んだ元気ハツラツの人ってのは、なかなか居なさそうではあるねぇ」

旅人(トラベラー)が女に手を差し出したとたん、女の姿は消えた。
「黄泉の国の暮らしが長いので、おそらく生きている人間の迫力にまごついたのだろう」
旅人(トラベラー)がいった。

テツヤ「……ん? じゃあどこかへ立ち去ったという事か?」

ミヤ「同行してくれないんじゃ、連れて帰りようがないけど……」

このイベントをどう判断して処理するのか、正直、今でもよくわからない。
だがここでできるのはここまで。
やや消化不良ながら、他所へ行くしかないのである。

ミヤ「じゃあどこへ行くの?」

ディアブロ「ハチミツ酒の館へ行くか、行かないかだねぇ」

テツヤ「ビールよりマシな酒が出る事を期待して、館へ行ってみるか」

【322→497→142】

「ああ、アングバールの館だな」
館をめざすとこちらがいうと、
旅人(トラベラー)が答えた。
「じつをいえば、川を渡るまえにあそこに行くように、すすめるつもりだった。あそこには蜜ろうがあるはずだし、蜜ろうは霧の門を守る化け物ガームの大好物なのだ。それが手にはいったら……」
彼は終わりまでいわずにくすくすと笑いはじめた。

「私のいう事を信じなさい。館に行けば、行っただけのことはある」

テツヤ「行き先を決定してから『勧めるつもりはあった』とか、具体的な事は何も出さないとか、つっこみどころ有りすぎんだろコイツ」

ミヤ「旅人さんであって案内人さんじゃないもんね、そういうもんなんだよ」

ディアブロ「じゃあ彼は何のために着いて来てるのか、という問題になるぜぇ」

実はちゃんと答えが用意されている。
だが今は館へ向かうのだ。

【166】

アングバール王の館は、切り妻造りの壮大な木造建築だった。
ひさしにはドラゴンの頭部の彫刻がほどこされ、北方建築によく見られる美しいルーン文字や、うずまき模様が、金で描かれている。
まだ数百メートルも離れているというのに、薄明りの向こうから、酒を飲んだり歌ったりする騒ぎが聞こえてきた。

テツヤ「どんだけ騒いでんだよ」

ミヤ「ここは冥界なのに凄く陽気で賑やかだね! あたし、こういうの大好きだよ!」

ディアブロ「まぁ死者は陰気でなければいけない、という法は無いからねぇ」

「おやおや」
旅人(トラベラー)がいった。
アングバール王と家来たちは、いつものとおり酒盛りの最中だ。彼らは宴会場にでもいるつもりなのだ」
彼はふと何かに目を止め、こちらのそでを引っぱった。

「あそこを見なさい。ほら、あっちの……」

アケロン川の向こう岸に広がる荒涼とした沼地に目をこらす。
そこには灰色の目をした無数の幽霊が、ふらふらと歩きまわる姿があった。
彼らの嘆き悲しむ声は、館の騒ぎにほとんどかき消されてしまっていたが、時折聞こえるその声は、身が凍るほど恐ろしかった。

テツヤ「川一本挟んで、えらい違いだな……」

ディアブロ「あれ、わざわざ見せる必要のあるもんなのかねぇ?」

ミヤ「あの幽霊たちは苦しんでいるのかな?」
こわごわたずねる。

「彼らは埋葬されなかった死者だ」
旅人(トラベラー)が答えた。
「あの沼地はコキュトスという悪臭を放つ川が注ぎこむところで、彼らはあそこを永遠にさまよい歩く運命なのだ。コキュトスとは古代エンフィドールのことばで“嘆きの場所”という意味だ。だが彼らのことは忘れよう。我々の目的地はアングバールの館だ」

うなずいて、旅人(トラベラー)の後についていく。
そして大きな両開きのドアの前に立つ。
鉄の縁取りのあるドアには、雷神トールのシンボルのハンマーが飾られている。

旅人(トラベラー)は杖でドアを叩いた。

重い音が響きわたった。
館の中はシーンとなった。
そして声がした。
「ドアをあけろ。その者たちを入らせるがいい!」
トール神がどなったような大声だった。

スクリーボ(というか、トール神の化身なのダ、アングバール王は。これはわざと戦いを挑んで個別のアクションを起こさないとわからない事なのだガ)

このゲームはあえて最適では無いルートを通る事で知る事ができる裏設定がいくつかある。
物語性を重視している、と言えなくも無い。

【526】 

48_2館の中へ入っていく。
中央の炉には赤々と火が燃え、大広間の天井は煙でかすんでいた。
ハチミツ酒の杯を手にしたまま、だまってこちらを見ている戦士たちの前を通り、アングバール王の前に進み出る。
王は人間離れしたたくましい体つきをしていた。
真っ赤なあごひげをはやし、目には荒々しさがみなぎっている。

テツヤ「おっ、洋ゲー感あるキャラだな」

ディアブロ「日本のゲームだと鎧武者になったりしたねぇ」

神話の再解釈である。
神様だったのに悪魔をやらされる方もいる業界、鎧と斬鉄剣ぐらいでどうこういう方々でも無いはずだ。

王に話しかけようとすると、執事が前に進み出て、ドアのそばの棚を指さしていった。
「客人方、おそれ入りますが、殺しの道具を手にしたまま、王にお近づきになることは、遠慮していただいております」

旅人(トラベラー)は肩をすくめ、杖を棚に置いてからアングバール王の前に進み出た。

特に逆らう理由も無いので、一行も言われたとおりにする。

【22】 

旅人(トラベラー)の杖の横に武器を置く。
執事は、こちらがさっそく指示に従ったのを見て、満足げにうなずいた。

「館の作法を尊重してくださり、うれしく存じます。それでは我らが王アングバール様の前へお進みください。必ずや心からの歓迎を受けられることでしょう」

テツヤ「帯剣したままだと受けられずに追い出されるわけか?」

ディアブロ「いんや、戦闘になるようだぜぇ。3巻の悪魔どもをブチ殺せるぐらい強い王様に相手をしていただく事もできる、出血大サービス」

テツヤ「……武器の有無を気にする必要があるのか、この王様」

ミヤ「襲われるのが怖いんじゃなくて、宴会場にケンカ腰で来られるのが嫌なんだよ、きっと」

まぁ当然であろう。飯はリラックスして食う物だ。
個人的にも、飯時に鬱陶しい気分になる状況だけは本気で御免こうむる。
数年前に会社のつきあいで出席しなければならなかった酒の席は、今思い出しても(以下削除)。

【495】

王に仕える給仕女たちがふるまってくれたハチミツ酒は、魔法の酒だった。
一口飲むと、疲れきっていた身体に活力がよみがえった。

傷ついていたキャラクターは(プレイグ・スターの呪いを受けた者も含めて)元の生命力にまで回復することができる

テツヤ「どこのスターがどんな攻撃をするのかは知らねぇが、この酒が凄い事はよくわかる。この館、完全回復ポーションで宴会してんのか」

ミヤ「この館の戦士さんたちは、戦いにはこのお酒を持っていくんだろうね。強いボスの凄い攻撃を受けた後、全員でお酒を一気呑みするんだよ」

飲み薬だとおかしく感じないのに、酒だと急に違和感が出る不思議。
我々はアルコールへの偏見を改める時が来ているのかもしれん。
気のせいかもしれん。

旅人(トラベラー)はアングバール王と面識があるようなので、話は彼に任せることにした
「アングバール様」
旅人(トラベラー)がいった。
「私たちは怪物ガームの守る門を通らなければなりません」

「ガームか」
王が答えた。

「あれは確かに困り者の化け物だ。だがあいつの父親と比べれば大した悪者ではない。蜜ろうを少し持っていくがいい。ガームはあれが大好物だからな。スラッド姫!」

王の娘スラッド姫が蜜ろうの包みを運んできた。
王に礼をいい、立ち上がる。

テツヤ「回復も物くれるのも無料かよ。えらく気前がいいな、この王様」

ミヤ「むむ……蜜ろうがあるという事は、冥界ミツバチがどこかにいるという事になるぞ」

ディアブロ「地上にいる生き物は、基本、なんでもいると思って良さそうになってきたぜぇ」

亡者と鬼と冥闘士ぐらいしかいないだろう、という認識をそろそろ変える時が来た。

【195】

暖かい館から凍てつくような外に出る。

ここで次の行先選択……の前に。

【34】

スクリーボがいないことに、はじめて気づく。
カーという大きな鳴き声に上を見上げると、やつは館のひさしにとまっていた。
おりてくるように何度いっても、やつはそこを動かず、小さく光る目でこちらを見ていた。

テツヤ「ん? どういう事だ? ここが故郷ってわけでもねぇだろうに」

ミヤ「でも戻ってくる気はなさそうだね?」

やつはここにおいていくしかあるまい。
馬鹿なカラスだ!
何年も敵から守ってやり、食わせてもやったというのに。

ミヤ「えー! そんな! 一体どうして!?」

ディアブロ「蜜ろうの入手と引き換えって事だぜぇ」

ミヤ「だからどうしてよ!?」

後々、スクリーボが便利アイテムとして役立つイベントがある。
蜜ろうは別の場所で使うアイテムなのだが、2択で片方だけ持っていけるという構成なのだ。
だがスクリーボの代わりのアイテムはちゃんと存在するので、スクリーボを後生大事に飼い続けるのは、あまり意味の無い選択肢なのである。

テツヤ「本当に使い道が無かったな、あのカラス……」

ミヤ「そんな……」

割とどうでもいいアイテムだったカラスとお別れ。
がっかりしながら先へ進む一行を待ち受けるのは何か。

それは次回のお話。

(C)D・モリス O・ジョンソン 著 大出健 訳/富士見文庫

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