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2016年9月30日 (金)

ブラッドソードリプレイ4-3 進め海原

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:7 戦闘力:7(+1) 打撃力:サイコロ2個+2 精神力:7 機敏度:8 生命力:43
装備:ロジ・スカイランナーの剣 革の鎧(鎧強度:2) 弓 矢筒(矢:6本) 金貨袋(所持金85) 鋼鉄の笏(残り4回) エメラルドの御守り 食糧一週間ぶん

3ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:7 戦闘力:8(+1) 打撃力:サイコロ2+2個 精神力:8 機敏度:7 生命力:36
装備:ヘラクロスの戦斧 鎧(鎧強度:3) 魔法の弓 矢筒(矢:6本) 盾の御守り(鎧強度+1) 金の巻物 司祭長の杖 香油のびん 食糧一週間ぶん

Photo_2ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:7 戦闘力:7 打撃力:サイコロ2個+1 精神力:8(+1) 機敏度:7 生命力:36
装備:剣 銀の鎧(鎧強度:2) 魔法の指輪(精神力+1) 琥珀の火口箱 魔法のパン 鉄の鈴 聖アシャナクスの十字架 食糧一週間ぶん

Photoスクリーボ

旅の途中で買われたカラス。

とりあえず当面、役に立つような能力は無い。
飯は食っているようだが、そのぶんの費用は免除されるので詳細は不明。

これまでのあらすじ

レジェンドという世界で「生命の剣」ブラッドソードを求めて旅する三人。
放浪の末に剣は完成したが、宿敵によって黄泉の国へ持ち去られてしまった。
それを取り戻すべく、三人は冥界への入口を知る魔術師の下へと船出した……。

ミヤ「作中でまともな船に乗るの、これが初めてじゃないかな?」

テツヤ「絨毯とか沈む小舟とかジニーの掌とか、確かにまともな船じゃなかったな。3巻のプロローグだけか」

ディアブロ「一応、どれも海をちゃんと渡れる手段ではあったぜぇ」

さて、ゴールデン・ランス号はちゃんと渡れる船なのか。

【項目20】

キャラクター・シートにFLAGという暗号を記せ。

ロックベンが寝場所に案内した。そこは船首甲板の下の乗組員用船室の隅だった。
「ここに手おけがあります」
彼がいった。

「酔った時にお使いください」

テツヤ「正直、ひでぇ所だな……」

ディアブロ「先客様もいるようだぜぇ?」

寝棚の下にうずくまっている大ネズミに気をとられて、彼の説明を聞くどころではない。
ネズミは堂々とこちらをにらんでいる。

テツヤ「猫はいないのか?」
彼にたずねる。

「以前はいましたよ。ゴブリンという名前の猫がね。だがかわいそうに、大ネズミにのどを食いちぎられてしまいましてね。それはそうと、船長が日暮れ時に船長室へおいで願いたいそうです。おそらく目的地のご相談でもしたいのでしょう。よくは知りませんがね」

テツヤ「ここも『まとも』な船じゃあなかったみてぇだな」

ディアブロ「いやまぁ、中世ヨーロッパぐらいの文明レベルなら、こんなもんかもしれんがねぇ」

ミヤ「ネズミは長い航海中の食糧の一つだったらしいよ。あたし、あんまり食べたくないけど」

テツヤ「俺は全然だ」

ゴブリンの冥福を祈りながら、一行、とりあえずは船長室へ話を聞きに行く。

【項目170】

船は強い追い風にのって、北北西に進んでいった。
太陽が左舷に沈んだので、船長の船室へ出向く。

ブランデー・グラスを傾けながら、船の進路について語り合う。
「エンタシウスの島がどこにあるのか、我々にははっきりしたことはわかっていません
船長がいった。

「ミスト海についたら、六日のあいだ、島をさがすことにしましょう。その間にみつけられなかった場合は、フェロメーヌに向かいます。そこで別の船をさがしてもらうしかありません」

ミヤ「仕方ないかな? でも期限についてはもうちょっと考えて欲しいよね。一週間足らずはちょっと不安だなー」

テツヤ「そもそも出航してから期限を勝手に決めようという態度が気に入らねぇ」

気に入らないので「約束がちがう。六日かかろうが六百日かかろうが、エンタシウスの島をさがすんだ」と無茶を言ってやる事にする。

【項目513】

シルソール船長はどうやら、むっとしたようだった。
ブランデーを注ごうとしていた手を止め、ボトルに栓をした。

「そうですか。それでは」
彼はゆっくりいった。

「そのことについては、ミスト海に着いてから、ご相談することにしましょう」

長居をしてきらわれてもと思い、船長室を出る。
そして数日間は彼と顔を合わせないようにする。

ミヤ「六百日がんばるぞ、と了解してもらったら、かえってこっちが困るよね」

テツヤ「そりゃな。しょせん例え話で出しただけだしよ。だが交渉もせずに話を先延ばしにしようとは、ますますこの船長が気に入らなくなったぜ」

こうして面白くなさそうな航海が始まった。

【項目494→419】

数週間が過ぎた。
船室は狭くて最悪だった。
傷ついていたキャラクターはサイコロを一つふれ。

(目の数)

1~2 傷は化膿し、サイコロ1つ分の生命力しか回復しない。
3~5 船酔いのためによく眠れず、かろうじて8点の生命力を回復する。
6   劣悪な環境にもかかわらず、16点の生命力を回復する。

テツヤ「だが俺らは全くの無傷なので、別に出目がどうだろうと関係ない……と」

ディアブロ「船室の居心地悪さだけは深刻だがねぇ」

ミヤ「叔父ちゃん! ゴブリン二世がどこかに行っちゃったよ」

テツヤ「大ネズミに名前をつけるのはやめろ……」

そんなこんなで日は過ぎる。
だが長い航海、途中で何も起こらないわけもないのだ。

【項目359】

クレサンチウムを出航して数週間たったある日、甲板の騒ぎに目をさます。
外へ出てみると、水夫たちが右舷の船べりに集まっている。
強い日差しに手をかざして目を防ぎながら、波の向こうを見る。
真紅の帆を張った一隻の船が浮かんでいる。
帆は低くおろされたり、たたまれたりして、船は微風の中でほとんど停止している。

テツヤ「おかしくねぇか、あの船。こんな海の真ん中で何停まってんだ」

ミヤ「どうするつもりなのか、船長さんに聞いてみようよ」

「幽霊船だろうか?」
船尾甲板の船長に近づいていくと、船長がつぶやいた。

「乗組員に見捨てられ、風の吹くままに流されていく船の話をいくつも聞いているが……」

ディアブロ「決めあぐねているようだぜぇ。こちらから何か提案してやるべきらしいねぇ」

テツヤ「提案つってもな。近づくか離れるかだろ」

ここは離れる事を提案する。

【項目281】

「そうですね。それが賢明だ」
船長がいった。

「幽霊船とわかれば、乗組員たちも不安がるでしょう。船が幽霊の出る海に迷い込んだのではないかと、怖がるかもしれません。やつらはあてにならないやくざ連中ですから、暴動を起こしかねません!」
船長は舵手を呼んで、赤い帆船から離れるように命じた。

テツヤ「甲板上で船員を堂々とやくざ呼ばわりか。聞かれてもかまわねぇんだな」

ミヤ「すごい信頼関係だね!」

ディアブロ「ちょっと違うんじゃないかねぇ」

スクリーボ(別の選択で、給料だけで繋がっている関係だとわかる項目もあるゾ)

ともかく、赤い帆の船からは離れる事になった。
しかし……

【項目12】

日暮れ時に、もう一隻の船に出会う。
「まったく、このごろは、このあたりの海も、フェロメーヌの市場なみの混雑だ」
船長がいった。

「近づいて、どういう素性の船か、確かめますか?」

テツヤ「またか。今度はどうすっかな」

ミヤ「あれ? 向こうから来てない?」

だがこちらが答えるまでもなく、その船はすでに肉眼で様子を確かめられるほど近づいていた。
船腹に金色に輝く盾飾りを張った、堂々たるバイキング船だ。
船首には、金赤色のラッカーをぬった愛らしい人魚像が飾られている。
白い帆にはアンゲート文字のENを表わす記号が記されている。
魔法使いエンタシウスの印だ。

テツヤ「へぇ、エンタシウスとやらも船の持ち主かい。こんな所で何をさせてんだ」

ミヤ「うん、船の人に聞いてみようよ」

ふとふり返ると、船長はまだこちらの返事を待っていた。
テツヤ「近づいてくれ」
船長に命じる。

【項目334】

バイキング船に接近していくと、船首の人魚像の両目が開き、木を打ち合わせるような音を立てて口が動いた。
「エンタシウス様がお待ちです」
人魚像がいった。

「この船にお乗りなさい。彼を島へお連れします」

ミヤ「あれ? 船が喋ってるの? 乗組員さんは?」

テツヤ「いないのかもな。しかもまさかの、こちらへのお出迎えとはよ。どこで俺らの事を知ったんだか。ちと怪しくねぇか」

ディアブロ「でも船長どのは乗り気らしいぜぇ?」

シルソール船長は大喜びだった。
こちらがバイキング船に乗り移れば、ゴールデン・ランス号はフェロメーヌへ直行できるのだ。
船長はカッターを海へおろすように命じた。

テツヤ「まぁ向こうの船に乗りこんでみる事は賛成だ。だがあのオッサン、勝手に決めやがって気に入らねぇな。現地までの金を受け取ったくせによ」

ディアブロ「ふむ、じゃあちょっとばかり返金するよう要求してみるかね?」

金はあっても困らないので、要求はしてみる事にする。

【項目31】

テツヤ「払った金を金貨百枚だけ返してくれ」
船長にいう。

テツヤ「あれは全行程分の船賃として払ったんだ。この船は、エンタシウスの島への行程の半分もいかないうちに、こうして引き返せるんじゃないか」

船長は得意げに大声で笑った。
「ばかな! いったん支払われた金は、返すわけにはいきませんよ。船を乗り換えるのは、そちらの勝手ではありませんか。我々のかわした契約とはなんの関係もありません」

テツヤ「こっちより先に決めやがって、よくも言いやがる」

力づくで取り返す事もできなくはないが、盗賊か魔術師が行動を起こす事もできる

ディアブロ「よしよし、ここは俺がやってみるぜぇ」

ミヤ「二人とも、お金が惜しいの? そりゃー無いよりはあった方がいいかもだけど」

テツヤ「いや、あのオッサンのツラが気に入らねぇからだ」

ディアブロ「俺は面白そうだからだぜぇw」

ミヤ「えー……」

【項目473】

Photo_2 (魔術師)
シルソール船長をじろりとにらみつけると、両手をあげて水夫たちに向かっていった。

ディアブロ「船長はいかさまを働こうとしている。魔術師の、この俺を相手にだ。俺は暗黒や死の秘密を知りつくしている。俺に手出しをしたり、正当な権利のある金を返さないというのなら、俺はこの船に呪いをかけよう。ゴールデン・ランス号は行く先々の港で入港を断られ、海をさまようことになるだろう。なぜならこの船は、疫病にとりつかれるからだ……」

水夫たちの顔は恐怖に青ざめた。
彼らは船長につめよった。

「魔術師のうらみをかったら、おれたちまで巻きぞえを食うんですよ、船長」
操舵手が低い声でいった。

「金を返してやってください」

ほかに手はなかった。
部下に暴動を起こされてはたまらない。
船長は金貨百枚をきみに差し出した。

ディアブロ「簡単に騙されやがったぜぇw」

テツヤ「でかした! 金貨はどうでもいいが、うぜぇ野郎にほえ面かかせたのはナイスだぞ」

笑いをこらえながら、小舟をこいでバイキング船に向かう。

テツヤ「ケチもついたが、まぁまぁの船旅だったな!」

ディアブロ「うはwwおkwww」

ミヤ「……レジェンド世界の魔術師が一般人から敬遠されてるって設定、なんかわかるなー」

なお、パーティの金貨は合計185枚。
三人で分割するのが普通なのだが、荷物の枠の関係で、100枚と85枚にまとめておいた方がいい。
よってテツヤが全て持っている事にする。

では、船を新たに航海が続く。

【項目492】

バイキング船は、人間には感じ取れない不思議な強風を帆いっぱいに受けて、すごいスピードで北へ向かった。
太陽が水平線に沈みきるころには、ゴールデン・ランス号は視界から消えていた。

テツヤ「ああ、そんな船もあったな。沈まねぇかな、あれ」

ディアブロ「疫病にとりつかれるよう、祈ってはおいたぜぇ」

【項目392】

来る日も来る日も、バイキング船は北をめざして進んだ。
傷ついていたキャラクターは
元の生命力まで回復する

テツヤ「ケガするような選択肢もあったのか」

スクリーボ(力づくで金を取りかえそうとすると、戦闘になっていたゾ)

人魚の像にいろいろな質問を試みたが、実のある答えは返ってこなかった。
人魚が話すことといったら、天気がどうなるとか、船がこの先どう進むかというようなことばかりだった。
夜になると人魚は、昔のセレンチウムの栄光を、アンゲート語で歌って聞かせた。
船べりに並んだ盾が、鐘のような音を立てて、人魚の歌の伴奏をした。

ミヤ「おお、音楽機能つきの船なんだ。会話機能はあんまり高くないみたいだけど」

テツヤ「しかし他の人間の姿は無ぇな。マジで乗組員ゼロなのか」

甲板の上には、毛布や食べ物や旅に必要な品物が用意されていた。
船尾の物置きには、寒い夜のための毛皮まであった。

ディアブロ「ま、準備はちゃんとしてくれてたみたいだぜぇ。食べ物が野ざらしなのはどうかとも思うがねぇ」

テツヤ「つぅか、バイキング船だから船室とか無いんだな、これ」

ミヤ「雨がふったら毛布を被って我慢するしかないんだね」

だが航海は順調に続く。

ついにある日、人魚は旅の終わりがきたことを告げた。
「明日この船は、タンタシウス様の島に到着します」

ミヤ「あれ? なんだかんだで、何も危険はなく航海が終わっちゃった?」

テツヤ「まぁ結構じゃねぇか。マジで生命力が一度も減ってねぇ

ディアブロ「このまま最後まで淡々となんとなく安全に終われば、言う事はないんだがねぇ」

ゲームのリプレイとしては壮絶なつまらなさになってしまうが……。

エンタシウスの島がどんな所なのかは、次回のお話。

(C)D・モリス O・ジョンソン 著 大出健 訳/富士見文庫

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