WIZ7 27 アストラルドミナ
いざ、アストラルドミナ封印の地へ。
そこは過去の殿堂の最奥にある。
テレポーターを乗り継ぎ、黙々とダンジョンを進む我がパーティ。
途中で複数のスイッチが仕掛けられたテレポーターへ着く。
もちろん正しい順番で押さねばならないのだが、それもここまでの地図にヒントがあるらしい。
手がかりとなる複数のアイテムを集め、そこに秘められた謎を解いて秘宝へ向かう。
地図は複数の勢力が流動的に所持し、臨機応変な対応が迫られる。
なるほど、異世界の冒険探索行を当時の技術で可能な限り作ろうとしたのだろう。
それはわかる。
WIZ7は世間的にはKUSOゲーだ。
だがその分野にも複数の種がある。
思想・姿勢は理解できるし応援したくはなるが、他の部分が問題で変な方向に飛んで行った作品というものもあるのだ。
WIZ7の目指した物は、面白いし理解もできる。
だが到達するには足りない物がちょっとだけ有ったのではないか。
ローディング時間、序盤の理不尽な戦闘バランス、ヒントが意味不明、ローディング時間、ハマリが無対策、ダンジョンの仕掛が理不尽、ローディング時間。
もう少しだけここらに気を配っていれば、評価は全く違う物になっていたであろうに……。
時の無情を噛みしめながら、攻略本で答えを見つつ、ついに最深部へ辿り着いた。
ダンジョンの様相が一変する。
ここが幾星霜の時間、宇宙の秘宝を封印していた遺跡なのだ。
この冒険の旅路を思い起こさずにはいられない……学生時代にゲーム屋のワゴンからこれを拾い上げた時からの。
嗚呼、昔の自分よ。
スターターダンジョンで「新スーパーロボット大戦でももう一回やっといた方がええわ」と言って投げた自分よ。
リアル道具の進化のおかげで、ついにここへ踏み込んだぞ。
感慨に耽る自軍を迎え撃つこのフロアの敵は、全てがロボット系である。
膨大なHPを持ち、ビームを撃ちまくって攻撃してくるこの相手は、今まで以上に強大な敵であろう。
だが悲しいかな、ビームはマジックスクリーンの呪文で軽減できるし、すぐにキリジュツで即死させるので敵HP量はあんまり関係無い。
どうもレベル40台というのは、あんまり適正範囲内のレベルでは無いようだ。
その上、ここのロボット達がボス級の経験値を景気よくくれるので益々レベルが上がる。
まぁ相対的に後半の方が簡単というのは、RPGではそう珍しい事では無いが。
敵を容易に倒せるので、探索は滞りなく進む。
あちこちに金の環の中のメッセージがあるので、それを全て確認しておく。
全てのメッセージを巡らないと、アストラルドミナへの扉は開かないのだ。
マップをぐるりと巡って、最後に隠し扉奥の中央へ。
固定敵?のロボットが邪魔してくるが、ワンダリングモンスターのロボットとどう違うのかよくわからない程度の強さ。
適当に殴って倒しておいた。
全てのメッセージを見ていると、最後の部屋の格子が開く。
そここそがアストラル・ドミナが眠る部屋なのだ。
が、中に入っても何も見当たらない。
まぁ元々フォーンザングの子孫しか手にいれられないという代物なので。
ともかく、部屋の中央へ。
そしてここまでに入手したアイテムをここで使う。
必要なのはヴィッタリアデバイス、トゥームロケット、グローブリングの3つだ。
召喚されて再登場、久しぶりのヴィッタリア。
彼女が残り2つのアイテムを使うと、台座がせり上がってくる。
「ヘイ! やったじゃん!」
ついにアストラルドミナがその姿を現した。
思ったよりもデカいオーブである。
この宇宙の法則全てが記されているとの事なので、まぁこれでもだいぶ圧縮されているのだろう。
「私をたばかれるとでも思ったのか?」
と、そこへやっぱり登場。
こっちは御邪魔虫、ダークサヴァントである。
まぁ死んだわけでもなく、攻撃に怯んで一時撤退したいっただけなので、これで再登場しなかったらどこへ行ったのかという話になってしまうが。
そもそもこのゲームの原題は「Wizardry Crusaders of the Dark Savant」なのだ。ダークサヴァントだって最後まで出たいに決まっている。
そのダークサヴァントの力で、ヴィは失神させられてしまった。
正統な後継者を封じ、アストラルドミナへ近づくサヴァント。
ムービーシーンなのでプレイヤーキャラクター達には邪魔できない。
危うし!
が「よっこらしょ」という感じでアストラルドミナを持ち上げようとしても、玉は微動だにしない。
正統な後継者でなければ持つ事はできないのか。
大事な秘宝だとはいうが、このプロテクトの多重ぶりには呆れるほどであるな。
怒り狂ったダークサヴァントは、こちらへ攻撃の矛先を向ける。
どうして?とかなぜだ?とか言っているが、別に答えを聞いているわけではない様子。
そもそもムービーシーンなのでプレイヤーキャラクター達には返答できない。
危うし!
仕方ないから戦闘だ。
ダークサヴァント、及びその部下との戦い。
とりあえず初手では、誰かがエリシアドディバイナティーを使用しておく。
他はまぁ普通に戦闘。ダークサヴァントへ斬りかかりながら、前に出ているSVクイサーカにも攻撃しておく。
エリシアドディバイナティーを使えば、パーティ全員が祝福を受ける事ができる。
これにより、毎ターン全員のHPが回復するのだ。
これはありがたい。
……が、正直これが必要というほどの苦戦はしなかった。
SVクイサーカは一人が攻撃すれば1ターンに1体倒せるし、ダークサヴァントの攻撃はそこまで致命的な物でもなかった。
まぁこちらのHPと耐性が上がり過ぎていたのかもしれん。
集中攻撃を叩きこみ、割と呆気なくダークサヴァント撃破。
経験値はゴローの間のボス連中ぐらい。
一番レベルの低い忍者が、この戦闘終了後にレベル44。他のメンバーはこれに+0~+3レベル程度。
とりあえず、ゴローの間を制覇したらラスボス戦が消化試合になる事はわかった。
さあ、ついにエンディングである。
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