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2014年5月18日 (日)

特撮大戦の真実

久々に特撮大戦をクリアした。これで当分の間は封印だろう。
まぁ来年またやりそうな気はするが
気が付けばどのドラクエよりも多くプレイしているゲームになっている。

つまり、自分的にはこのゲームはドラクエ以上の名作……という事になりかねないな。

そんなわけねぇだろ、と思う反面、個人的にはそれでいいのかもしれんと思う一面もあり。
世間的にはこのゲーム、クソゲーで検索するのがデフォみたいな扱いである事は知っている。
だがしかし、印象の強さからくる誤解という物が世の中にはあるのだ。

誤解の例:スーパーロボット大戦F完結編は、スーパーロボットの攻撃はザコにも命中率0%になる。
真実:武器の命中補正にもよるが、運動性130ぐらいからザコ戦は普通に当たるようになる
決して不可能な数字では無い。
スーパーロボットの運動性をそこまで改造するぐらいならニュータイプに戦わせた方が早いだけ。

過ちは批難される物、しかしその水増しを許す理由はあらず。
自分がプレイした上で気づいた特撮大戦への誤解について、クリア記念に述べさせていただこう。

○ストーリーがクロスオーバーしていない

まぁ概ねそうだな……。

○資金がカツカツで余裕が無い

別にそうでもない
無限増援を多少利用はしたが、500万程度の資金は残せた。
無限増援を全く利用しなかった場合でも、あれがゼロやマイナスにはなるまい。
前半と後半で得られる資金の差が大きい事から生まれた誤解であろう。

○強化タイプ:改良型のキャラが弱すぎる、成長型に比べて能力上昇値が低い

別にそんな事は無い
クリアに十分な強さは普通に得られる。
今回のプレイでも、ちゃんと戦力として機能させたのは見ていただければわかるとおり。
無料でパワーアップし、クリアに十分な戦闘力を戦車育成で中盤に得る事が可能な「強化タイプ:成長」に見劣りするのは事実なのだが……実際以上に弱いと思われているようだ。

実際の数値を比べてみる。
まず攻撃力だが、改良型は武器個別に15段階の改良が可能である。
成長型は、レベルが5の倍数に達するごとに、全ての武器の改良段階が1ずつ上がる。
よって15段階改良した改良型の武器と、75レベルに達した成長型の武器は、攻撃力がほぼ同等に上がっている(実際は上昇値に4パターンほどあり、これは武器ごとに異なる)。
ステータスの方は……

・成長型ユニット・ステータス増加値(Sサイズ・レベル99)
HP:+49/EN:+99(カンスト255)/運動力:+98/耐久性:+49
(ラスボスのレベルが80なので、戦車で育成しなければまずここまで上がらない)

・改良型ユニット・ステータス増加値(Sサイズ・15段階改良)
HP:+52/EN:+230(カンスト255)/運動力:+100/耐久性:+42

Sサイズは、実は大して差が無い
一方Lサイズは……

・成長型ユニット・ステータス増加値(Lサイズ・レベル99)
HP:+2940/EN:+99(カンスト255)/運動力:+99/耐久性:+1960
(ラスボスのレベルが80なので、戦車で育成しなければまずここまで上がらない)

・改良型ユニット・ステータス増加値(Lサイズ・12段階改良)
HP:+2400/EN:+170(カンスト255)/運動力:+70/耐久性:+1550

こちらは大きい差がある
改良型Lサイズユニットは、成長型に比べてレベル70~80相当の強化で頭打ちになってしまうようなのだ。
だがそのレベルであれば、クリアに必要となる水準ではある
ただし元が低すぎる、防衛軍の戦闘ヘリ等は流石に論外となる。
まぁ金かけてまで使う必要が出てくる改良型Lサイズユニットは、巨大ロボとウルトラ系戦闘機1~2機ぐらいのもんだが。

○キカイダー弱すぎ、フル改良しても使えない

そんな事はない
「フル改良しても」という例えが出るので、おそらく最終面かその付近で試しにやってみたのであろうが、それが間違いである。
フル改良しただけでレベルアップを怠っていると、結局総合値が追いつかないので戦力にならないだけだ。
敵のレベルが70~80に達する時期に、その半分以下のレベルで戦わせては、そりゃ力不足でも仕方が無い。
バイオ系主人公でキカイダーのレベルアップを意識せず放置していたため起こる現象である。
レベルさえ同程度なら、ある程度の改良でまともな戦力として機能する。
まぁ同レベル同士なら弱い方、という意見は正しいのであるが……。

○巨大ロボ弱すぎ、フル改良しても使えない

そんな事はない
ちゃんと使った記録を残させていただいた。
特に「レベル一桁で終盤戦に挑まされる」というのは、明らかに勘違いである。
初期レベルはジャイアントロボが17、レッドバロンが24、ワンセブンが32である。
また最終盤、各ロボの離脱面においても、敵戦闘機ケルバーンの群れを薙ぎ払う事ができる。
確かに出撃機会は少ないのだが、中盤以降、その出撃機会が来る度に十数機~数十機というケルバーンと戦う事になる。
敵の数がべらぼうに多いので、一度の出撃でレベルは一気に上がる。
確かに物凄く乱暴な方法なのだが、結果的に終盤に必要な所までレベルを上げる事ができるのだ。

キカイダーにしろ巨大ロボにしろ、改良型ユニットには誤解がつきまとう。
ちゃんとプレイすれば、こんな勘違いは無くなるはずだ
いかに印象で語っている人が多いか、という事であろう。

……まぁ「ちゃんとプレイ」が高いハードルなので、印象だけで語られてしまうのであるが。

実はこういう誤解、起こっても仕方が無いのだ。
なにせ改良型ユニットは、限りある資金を使わなければ強化が進まない。
だが初プレイ時、どの程度強化していいのかわからない。
困った事に、このゲームはスパロボにシステムがとても似ている。
そのせいでスパロボのセオリーでプレイを進める人が多かった事、容易に想像できる。

スパロボのセオリー:できるだけ最終面に出すつもりの一軍に絞って金をかけろ。
2軍が強制出撃する面は、強化パーツと精神コマンドで最低限の戦闘をこなし、1軍の連中に助けてもらえ。

これ、特撮大戦だと物凄い間違いだから。

特撮大戦の掟:改良型の強制出撃が来たら、主力のレベル÷5程度の段階まで改良しとけ。
1軍の連中が来てくれる保証は無いので頼るな
来てくれた時だけ手伝ってもらえ。
離脱キャラに金をかけたくない?
必要経費だ諦めろ
まぁキカイダーはHPを上げなくてもなんとかなるし、巨大ロボの武器は格闘と通常ミサイルを攻撃力2000、必殺武器を3000程度まで上げれば十分だ。
意外と節約できるぞ泣いて喜べ。

特にケルバーンの群れに対して「Sサイズを囮にして、射程外から1機ずつ……」なんぞは最悪の手だ。
何十機もいる相手にそんな日の暮れる事をしていたら……実はこのゲーム、攻撃を仕掛けたらそれが外れても気力が上がるので、じきに気力の高まりきったケルバーンの群れができてしまうのだ。
命中率が低いといっても、0でない限りいつか命中する(0に抑えるのはこれまた難しい)。
Lサイズユニットの攻撃がSサイズユニットに当たると即死。
残された気力爆発の敵の群れが雲霞のごとく群がり、耐久力カンストの巨大ロボはHPの5割を奪われる弾丸で蜂の巣にされて粉々になる

最初からケルバーンの群れをまとめて受け止めねばならないのだ。
それができるだけの段階まで改良していれば済む話で、それは十分に可能な話である。
反撃のミサイル1発ごとにケルバーンが1機吹っ飛ぶ状態なら、ケルバーンどもは優秀なレベル上げの肥やし、気力上げのお供。
そして近づいてきた怪獣を必殺技でワンパン爆破する。
これが特撮大戦の巨大ロボ戦のセオリーである。住処は発電所、無ければ山上が別荘だ。

他の難敵も、適切な強化パーツや武器改良でどうにでもなる物がほとんどである。
ただ、キカイダーにしろ巨大ロボにしろその他の壁にしろ、一つだけ致命的な点がある
特撮大戦の(難易度に関する)悪評は、その点のせいだと言っていい。

気づいた時には手遅れ
そんな事がままあるんだな、これが。

強化パーツを作るにしろ、キカイダーやロボを改良するにしろ、資金は要る。
これまたスパロボでよくある事だが、一軍ユニットに資金をつぎ込んでスカンピンになった後、たった一つのセーブデータに記録してしまったら……。
もうどうにもならない
苦行によって己のシャクティにふれ、セブンセンシズに開眼して奇跡を起こし、確率を強引に捻じ曲げて乗り越えるしかない。
そして大概のプレイヤーは、畑に吊るして鳥よけにする事を選ぶのである。

クリアできないゲームではないのだ。
馴れればどうにでもなる事ばかりなのだ

ただわかり難いのだ、物凄く
物凄く高く見えた壁をひょいと簡単に乗り越える、その「攻略する楽しさ」はあるゲームなのだ。
苦行僧になってくれ、とは書かない。
ただそういうゲームなのだ、という事はわかって欲しい。

書いてから気づいたが、まんまアンサガと同じだよなこれは……。

最後になるが、自分がゲームと同時に購入した攻略本はケイブンシャから刊行された物である。
初回プレイから今回の記録まで、ずっとお世話になっている。
ゲームの制作会社様・各作品の権利者(社)の方々、そして攻略本の出版社とスタッフに、この場で御礼を述べさせていただく。

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コメント

お疲れ様でした。これだけ熱弁してもらえたソフトは開発者冥利なのでは?自分はFFTやロマサガ3がそれにあたりますが、何か熱中出来るソフトが一本在れば案外他ソフトもそれなりに楽しめるんですよね。

今後も熱いてつを解説をお願いします。世の中はリバイバルブーム、ゼロワンだとう?次はハカイダーじゃねえか!と思ってます。

投稿: かずお | 2014年5月19日 (月) 00時15分

正直に書くと、自分でもなぜこのゲームがこんなに好きなのかよくわかりません。
キャラがど真ん中ストライクという事を考慮しても、どうもそれ以上にのめり込んでいますな。
まぁともかく、次はシャリバン・シャイダーがリバイバルされるようなので、楽しみに待ちますわ。

投稿: 松友健 | 2014年5月19日 (月) 21時35分

お疲れ様です
このゲーム、やたらと話が暗くないですか?
ゲストキャラはほぼ全滅するし、しかもロボットが出てきた辺りから死が連続する
名エピソードを集めたら必然的にこうなってしまったのだろうか…
折角のクロスオーバーなのにキャラが死ぬエピソードになると他の作品のキャラは一切話に出て来なくなるってのが恐ろしい

投稿: u | 2014年10月31日 (金) 02時26分

ようこそ、いらっしゃいませ。

>折角のクロスオーバーなのにキャラが死ぬエピソードになると他の作品のキャラは一切話に出て来なくなるってのが恐ろしい

まさにこれがこのゲームの困った所の一つでして。
原作で特攻・死亡したキャラの大半は、原作再現イベントで強制離脱。共闘している他のヒーローは何もしないという。
原作ルートを通らない方がキャラを長く使えたりするという驚きの仕様もあります。
ここらも続編が出ていれば、改善されていったんでしょうな……。

投稿: 松友健 | 2014年11月 3日 (月) 19時02分

お疲れ様です。そしてありがとう。
久々にこのソフト見つけて、「いざ、やるか!!」と思ったら以前買った攻略本が見つからないw
一応ほぼフルコンプ(全ルートクリア)した事があるもののかなり前の記憶なので全然覚えてないので困ってました。
ググッてもほとんど悪評しかヒットしないしw
まぁ確かにバグだらけ、エイヤッてな感じで発売されたソフトなのですが、等身大表現の特撮シミュってこれぐらいなので
私の中の評価ではこいつが一番でした。(SD好きではないので)
バンダイ系列で出るキャラゲーって何でこうもダメダメなのが多いんですかねぇ。
攻略記事の各コメントにうなずきながら現在プレイしています。
当時も確か先に進んで詰まって戻ってやり直したり、移動位置や戦い方を熟考したりヌルゲーじゃない面白さがこいつの魅力ですね。
まぁ初回プレイ時は特撮ものらしく攻撃に耐えながら必殺技で倒すや原作ヒーローで原作の敵を倒すという馬鹿なやり方をして酷い目にあったものです。
(そうですよ RXの選択間違いやブレイン戦、ウルトラの星での地獄のリセット無理やり突破等w普通わからないよなぁ支援部隊鍛えるってさw)

できれば・・・できればですよ メタル系で一番きつい選択でのプレイ記事観て見たいです。(地獄すぎますかw)
本当にありがとうございました。(今の技術で続編でないかなぁ でも平成キャラばかりだと嫌だけど)

投稿: 黒衣 | 2014年11月 6日 (木) 07時26分

いらっしゃいませ、ありがとう。
このゲーム、悪評自体は間違っているとは申しませんが、それだけではない事も確かですかなら。主張すべき事はさせてもらわんと。
ウルトラの星光る時(後編)を初めてプレイした時、思わず怒りの叫びが出そうになって慌てて抑えたのも懐かしい。

メタル系で一番キツイというと、サイコラーと戦うルートですかな。
あれも事前準備が難易度の9割を決める初見殺しでしたな。
しかも攻略法がわかっても、面倒臭さは無くならないという凄い面でした。
まぁいずれまたやろうと思いますし、その時はまたブログにアップしましょうか。

投稿: 松友健 | 2014年11月 9日 (日) 12時32分

>原作で特攻・死亡したキャラの大半は、原作再現イベントで強制離脱。
そこも辛いのですが、殺し方がいちいちエグい+むくわれないのでやっていてへこむ所もあるんですよ
原作がそうなのでゲームに文句を言うのもどうかと思うのですが
なんだか原作を盛り込むタイミングが悪い様に思います、悲劇があちこちで連発する感じ
殺害シーンはナレーションや台詞で説明されてるのみなのでグロさは随分軽減されているとは思いますが、死亡率は半端無いと思います
死なないけど、しばらくすると一切イベントに絡んで来なくなるなんて例も多いから余計にそう見えるのでしょうね…

投稿: u | 2014年12月15日 (月) 01時03分

>悲劇があちこちで連発する感じ
終盤は確かにそうなりますな。
まぁ長丁場の番組だと、終盤に誰かが死亡・リタイヤする事は珍しくないと思いますが、それをただ集めた結果、死亡や脱落が続いてしまったのでしょう。
兄たるスパロボでは「原作の悲劇の回避」も売りの一つにしているフシがありますが、このゲームでそれができるのはライダーマンぐらいだというのが困った所。
それもまた、この作品が「とりあえず出せ」的に発売させられたように見える部分ですな。

投稿: 松友健 | 2014年12月15日 (月) 20時10分

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