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2011年6月26日 (日)

好かれるキャラクター

 今日も仲間内で集まってTRPGで遊ぶ事ができた。
 今回は予想外のハプニングもほとんど無く、概ね上手く終える事ができた。

 まぁ完全に予定通りではないし、完全に予定通りだとそれはそれで味気ない物もあるが。

 今回だしたザコモンスターに「ドレイク」という魔物を入れておいた。
 これは今あそんでいるゲームにおいて「魔物達の幹部クラス」とされている半人半竜の種、制作会社の執筆するリプレイでも4レベル少々のシナリオでボス各として登場している。

 だがウチのPC達は既に7~8レベル。
 6~7レベルモンスターのドレイクはもはやタイマンでも葬れる相手でまさにザコだ。

 ザコとしてちょうどいいレベルのモンスターは他にもいたが、今回はあえてこの「幹部として登場することが多い敵」を混ぜておいた。
 ウチでやっているキャンペーンも割と終盤になっているので、演出の一環として利用したのである。

「魔物の幹部級でさえザコとして駆り出されるほど、今首をつっこんでいる話は佳境になっているんだぜ」という演出だ。
 格闘漫画などで、本当なら強い格闘技の使い手(ボクサーとか柔道家とか)が敵の強キャラにかませ犬にされる……そんな展開に近い。

 さて実際のプレイ。
 予定通り、あっさりと叩きのめされるドレイク君。
「つ、強い! なんだコイツらはー! まさに○○達(←本命の敵)に勝るとも劣らない……」
 みたいな事を吐かせ、後は倒されて退場――になるはずだったが、PCらが「まぁ有り金おいていくなら見逃してもいいや」と言い出した。

 別にドレイク君が会心したような展開にもしていないので、慈悲をかける理由は全く無いのだが……○○達(←本命の敵)の情報も欲しいし、とるにたらない情けない相手だし、という事で命は助けてしまった。

 その後、ゲームも終わり雑談タイム。

 なぜかは忘れたが「るろうに剣心」という漫画の話になった。
 十本刀(作品の最盛期に出てきた敵幹部10人衆)はかませもダメな奴もいたが、宇水さんはもっと評価してあげるべきという流れになった。
 彼は盲目ながらも「心眼」と称するほどの超聴覚の持ち主で、獲物は盾と槍。視覚に頼らず戦えるので、盾の後ろに身を隠しながら槍で敵を突くというスタイルで戦う。

 視認も困難な超高速移動や一瞬で繰り出す6連斬など、既に超人芸が惜しげもなく出てくる展開になっていたのだが……敵組織で三番目に強いはずの男がものすごく現実的でリアルでもかなり再現できそうな戦い方をしているのは不思議。

 つーかこの人、四番目に強い岩をも砕く衝撃拳の使い手より弱そうに見えるのだが。
 岩をも砕く拳で盾ごと粉砕されて死ぬだろ。

 ボス打倒を狙っているように見せかけて本当は諦めているというセオリーの逆をやってみた性格付けもいい味を出している。確かに斬新だが、恐ろしくカッコ悪いこの設定で表現された物は小物臭だけなのではないか。

 意地っ張りな小心者が超人技も使わず防具の陰に隠れて槍で敵をつつき、それでも敵組織の三番手を維持しているのだから評価せざるを得ないはずだ。
 そんな錯覚を起こさせる宇水さん凄いですね。
 二重の極みの和尚さん(名前忘れた)も、その根性を認めて三番手を譲ってあげたんじゃないでしょうか。可哀そうだからあげるよ、てな流れで。
 二番手を譲らなかったあの小僧(名前忘れた)はまだ人間ができていないな!
 ましてや体がふっとぶ威力の突きで宇水さんを殺害した斉藤氏は反省すべき。ただの人に超人技をぶつけてはいけないだろう。強者は弱者への労りを忘れるべきではない。

 今日のセッションと雑談で感じた事:不遇な凡人は共感してもらえる。

 だって自分たちは超人でもエリートでもヒーローでもないから!
 ゲーム内でそれらになろうとも、プレイヤー目線は変わってないから!

 今回あり金と引き換えに命は助けてもらえたドレイク君、名ありキャラに昇格させてまた出そう。次の役割は本命敵の直接ふみ台かな……。

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コメント

>>体がふっとぶ威力の突きで宇水さんを殺害した斉藤氏
弱い技を使えばそれはそれで「軽く見ている」と思われますからねぇ……
手を抜かず、最大の技を使った事で宇水さんを強者として扱ったのが斉藤さんなりの手向けだったのでしょう。
 
まあ凡人でも「三下は三下なりに無理したい時だってあらぁな」なんて1発かましてやれればいいのですが、なかなかそうはいかせて貰えませんしね。
……ともあれドレイク氏には幸あらんことを。

投稿: 玄田牛一 | 2011年6月27日 (月) 17時57分

なるほど! 体が二階ぐらいの高さまで吹っ飛ぶ突きは斉藤氏なりの敬意だったのですね!
リングにかけろのフィニッシュブロー食らったぐらい吹っ飛んだ宇水さんも報われます。

>まあ凡人でも「三下は三下なりに無理したい時だってあらぁな」なんて1発かましてやれればいいのですが、なかなかそうはいかせて貰えませんしね。

ダイの大冒険のポップ君はそういう意味で貴重でしたな。
あまりに頑張りすぎてあの世界の人間最強まで到達しちまいましたが。

投稿: 松友健 | 2011年6月27日 (月) 23時19分

凡人への親近感。大半の方は凡人であり、天才的要素に気付かなくその一生を終える…でも何らかのキッカケで才能が開花するのだから、誰もがキッカケを待っています。

だからって両面失明はイヤン

ウスイ様の一番残念な場面は藤田様に内面も暴露された瞬間でした。斬られるより痛かったのでしょう。

アンジー和尚はグゼで心真っ直ぐでしたから、真っ直ぐな鳥頭と相性抜群でした。藤田様でしたら…死んでたろうなぁ。

ドレイク様に歴史が積み重なればアンジー和尚にはならなくてもウスイ様にはなれるのでは?奇跡の進化に期待しています。

投稿: かずお | 2011年7月11日 (月) 01時48分

正直、あの内心暴露は嫌がらせ以外の何物でもありませんでしたよね。戦闘の勝敗に全然関係ないし。
ドレイクの行く末はあまり明るくありませんが両目瞑らせてエセ座頭市でもやらせようかと画策中。
無論、目を開けた時に凄まじい奥義が放たれるのだ。
でも天舞宝輪の説明は何度読んでも意味不明・何が言いたいのかわからなくて困る。

投稿: 松友健 | 2011年7月12日 (火) 22時22分

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