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2011年5月29日 (日)

真必殺技

 今日は久しぶりに仲間内で集まってTRPGで遊んだ。
 しょっちゅう集まれるわけではないので困りもの。
 何が困ると言うと、前までの話を忘れるのでキャンペーン(続き物のストーリー)の大筋も忘れてしまう。さらに遊んでいるゲームへの習熟もなかなか深くならない。

 そして今日、ついに奇跡が起こった……!

GM(自分)
「敵と遭遇したぞ。相手はジャックオーランタン、知能の高いアンデッドモンスターだ」

魔術師
「強敵だな!」

GM
「もうそのぐらいの相手と戦うレベルにはなっている」

格闘家
「じゃあ攻撃するか」

軽戦士
「先攻は……こっちだな。じゃあ誰から攻撃する?」

魔術師
「ここは俺がやろう。こいつらはアンデッド、回復魔法でダメージを与えられる。俺の妖精魔法にも回復魔法はある。単体魔法だが、戦闘特技で対象数を拡大すれば三体すべてにかける事が可能だ」

 そして炸裂する回復魔法による攻撃。敵のHPはいきなり半分近く減った。凄い威力だ。後は前衛による物理攻撃で叩きのめし、この戦闘は勝利する事ができた。

 ゲームは進行し、今回のボス各と遭遇。ところが運悪く、敵の範囲攻撃で大ダメージを受けてしまう(サイコロで判定するのだが、酷い目が出た)。一瞬でパーティ全員のHPが半減、ゴミクズのように蹴散らされながら各人が必死に逆転のため戦法を考える。
 ああするかこうするか、ルールブックを見ながら策をねるが……

魔術師
「ああっ! しまったー!」

GM
「ば……バカな……こんなことが……」

 二人でびっくり。
 妖精魔法の回復魔法には、ちゃんと「この魔法はアンデッドモンスターにかけても効果はありません」と明記してあった。
 さらにこの魔術師、対象数を拡大する特技を習得していなかった。習得しようと思ったがやっぱりやめた、という経緯があったため、久しぶりのゲームで勘違いしてしまったのだ。

 効かない魔法を有りもしない技で増幅して敵を蹴散らすという超絶な神業……!
 ジャンプのバトル漫画でも滅多に拝む事などできはしない!

 しかしなにせ、とうの昔に終わった戦闘の話。
 騙すつもりが誰にあったわけでもなく、皆が素で勘違いしていただけの事。
 それにもっと切羽詰った事態が目の前にある。

GM
「……あまり自信満々に呪文を唱えたもんで、ジャックオーランタンどもは自分たちが強烈な魔法を食らったと思い込んだらしいな」

格闘家
「そ、そうか! なまじ知能をもっていたから……!」

GM
「効果は無くても、魔法自体は発生したはずだ。周囲で派手に光ったり音がしたりしただろう、騙されても仕方あるまい。拡大もできていないから食らったのは一体だけだが、そいつが派手に吹っ飛んだもんで他の2体も思わず吹き飛んだのだ」

軽戦士
「戦利品としてあいつらの頭を拾ったんだが……」

GM
「荷物袋の中で、今ごろ頭だけで首を傾げているかもしれん

 何せ判定や進行も全部人間がやるので、こういう失敗もよくある。

 結局、ジャックオーランタンは思い込みで死んだ事にして話を進めた。
 肝心のボス戦は「この劣勢は覆せんわ」といったん逃亡し、追いかけてくるボスを罠に誘い込んで弱らせて倒した。

GM
「全滅寸前だったな……このパーティ、レベルの割に弱いんと違うか

軽戦士
「ダイス目も終わってたし仕方ないわ」

 そのうえルールの間違いも多いしな!

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コメント

TRPGならでは、ですね(コンピューターゲームでこれやったらクソゲー扱い一直線だ)
けれども人同士だと、どうしてこんなに楽しそうなんだろう。

>>追いかけてくるボスを罠に誘い込んで弱らせて倒した
出た、TRPGの18番「トラップ誘導」(コンピューターゲームでも時々ありますけど)
どう対応するかで性格が出る危険な罠が待つ。(しかも信じたからといってジャスティスとは限らない)

投稿: 玄田牛一 | 2011年5月29日 (日) 22時32分

ゲームマスターが神。あくまでも楽しむものであって、ルールに縛られるものではないです。勿論ルールは必要ですが、過ぎた事は過ぎた事。度が過ぎる解釈で雁字搦めになるよらは、楽しむ姿勢が大事です。

勿論楽しむ為にルールをしっかり解釈するのは必要ですが、神が良いと決めればそれが正解っす。

なんでもアリになると緊張感がなくなるので、まぁ気合いで倒したと思いましょう。江田島塾長の拳並みに効いたと。

投稿: かずお | 2011年5月30日 (月) 19時34分

>>玄田牛一 殿
全員が勘違いして皆でマヌケな失敗を共有して笑い飛ばすから、人同士だと楽しいんでしょうな。
ちなみに誘い込んだ罠とは迷宮に設置してある物ではなく、人のいない廃屋に誘導して火をつけ、その中で戦うという形をとりました。
まさに 誇りのエナジー強くあるために なシチュエーション。思わず全面的に認めてしまった。

>>かずお 殿
最終的には「面白い事が大事」なので、自分も今回はこれで正解だったと思っています。
あくまで皆が勘違いしていたのであり、有利になるため嘘をついたわけではありませんからね。
まぁ「バグが起きたようだな」「その時、不思議な事が起こった」「監修・ゆでたまご」辺りを言っておけば
自分の仲間もそういう世代の人間なので問題なく進みます。

投稿: 松友健 | 2011年5月30日 (月) 22時20分

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