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2011年1月 3日 (月)

ブラッドソードリプレイ3-3 プシュケの塔

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。
全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:5 戦闘力:7(+1) 打撃力:サイコロ2個 精神力:7 機敏度:8 生命力:31
装備:ブラッド・ソードの鞘 ロジ・スカイランナーの剣 革の鎧(鎧強度:2) 弓 矢筒(6本) 金貨袋(所持金100) 金貨袋(所持金41) 鋼鉄の笏(残り4回) エメラルドの御守り 膏薬の瓶(残り5回)

3 ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:5 戦闘力:8(+1) 打撃力:サイコロ2個 精神力:8 機敏度:7 生命力:26
装備:ブラッド・ソードの柄 ヘラクロスの戦斧 六尺棒 鎧(鎧強度:3) 魔法の弓 矢筒(6本) 盾の御守り(鎧強度+1) 金貨袋(所持金100) 金の巻物

Photo_2 ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:5 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+2 精神力:8(+1) 機敏度:7 生命力:26
装備:剣 銀の鎧(鎧強度:2) 魔法の指輪(精神力+1) 金貨袋(所持金100) 琥珀の火口箱 魔法のパン 回復薬(生命力をサイコロ2個回復) 鉄の鈴 聖アシャナクスの十字架

Photo スクリーボ

旅の途中で買われたカラス。
お値段は金貨1枚。
とりあえず当面、役に立つような能力は無い。
しょせんは金貨1枚。

レジェンドという世界、クラースの地にて冒険者として旅する三人。伝説の“生命の剣”ブラッドソード探索の旅を続け、その柄と鞘を手に入れた彼らは、最後の部品である刀身を探す。刀身を求めてたどり着いたのは、十字軍が拠点とする都・クレサンチウムだった……。

宿を求めてディアブロの知人・プシュケを訪ねるが、彼女はこちらの命を狙ってきた。上手く返り討ちにした三人は、彼女の家を調べ始める。

テツヤ「で、奴隷の爺さんが塔を指さして何かわめいてたんだよな」

ミヤ「よーし、調べてみよう!」

ディアブロ「危険な目にあって手ぶらで帰るってのも癪だしねぇ」

冒険者たる者、息をしているうちは戦利品を探さねばならない。これはRPG黎明期からの鉄の掟だ。

【項目128】
用心して塔に近づく。
垂直にそびえ立つ壁は光沢のあるモザイクの破片で飾られ、塔の先端には銅の尖塔がのっている。
入口は磨き上げられた黒い石のドアだった。

テツヤ「しかしこのドア、鍵がかかってやがるぞ」

ディアブロ「盗賊と僧侶が挑戦できるぜぇ。俺は何もできないんであとよろしく」

テツヤ「魔法使いの塔なら魔法使いがなんとかするんじゃねえのかよ!」

ディアブロ「できないもんは仕方ないぜぇ。盗賊が鍵をこじ開けるか、僧侶が空中浮遊術で上の階から潜入するか、いっそ寝ちまうかだねぇ」

ミヤ「はいはーい! あたしがやるよ!」

【項目235】
3_3 (僧侶)

精神を統一しなければならない。
筋肉の力を抜き、自らを無我の境地に解放するのだ。

ミヤ「にんにきにきにきき……うーやーたー」

テツヤ「無我の境地ってそういうもんなんか?」

ミヤ「おお! なんか数字が二つ見えてきたよ! これは僧侶恒例の二択だね!」

 無論ノーヒントだ。プレイヤーもPSYを全開にして選べ。

【項目224】
(僧侶)

体がゆっくり地面を離れ、尖塔の高さまでのぼっていった。
バルコニーに足をかけ、塔の中に入る。
かすかな月明かりが内部を照らしている。
周囲の壁は手のこんだ銀細工で飾られている。
階段を見つけ、一階に降りていくと、塔のドアのかんぬきをはずした。

ミヤ「やっほー、成功だよ! 誉めれ」

テツヤ「よーし良い子だ。じゃあ中へ入るか」

スクリーボ(一応、中にはアイテムがあるからナ。一応……

【項目279】
塔の中の階段は曲がりくねって、はるか上まで続いている。
見上げると、尖塔の開口部から月と星がのぞいている。
尖塔の中には目盛や天文学の記号が刻まれている。
おそらくこの塔は星占いのために造られたものなのだろう。
しかしその使い方も、プシュケの死とともにわからなくなってしまった。

テツヤ「おいディアブロ。一応きくが、お前、占星術の知識は?」

ディアブロ「全然無いぜぇ」

テツヤ「普通なら魔術師ってのは知識人のイメージあるが、このゲームでは全然違うのな……」

プシュケの呪文が、彼女が死んだ今も、生きているかもしれない。
そこで、用心しながら、階段を昇っていくことにする。

【項目171】
最初の踊り場に立って、あたりを見まわす。ドアが二つある。
白いドアと黒いドアだ。

ディアブロ「どっちか開けるか、それとも階段を昇るかい? ここを出て寝ちまうって事もできるぜぇ?」

テツヤ「まだ無傷なのに寝てどうする。白いドアからだ」

【項目83】
白いドアを開けて、部屋の中に入った。
灰色と紫の絹のカーテンが下がっている。
ひょろりと背の高い男がこっちを見た。
顔は頭巾のかげに隠れて見えない。
男が言った。

「どうぞ、おはいりください。でも、風が吹き込みますから、ドアはすぐに閉めてください」

テツヤ「……友好的な素振りは見せるが顔は見せないって奴は、イマイチ信用できねぇんだがな」

ディアブロ「なら引き返すしかないぜぇ」

テツヤ「仕方ねえな。入るか」

【項目208】
ドアの閉まる音を聞くと、男は頭巾を押しのけ、上機嫌の笑い声を立てた。
「これで袋のネズミだ。ドアは外からしか開かないのだからな」
男はらい病を病んでいた。
顔は醜くくずれ、両目はソコヒのために見えないようだった。
男は腐りかかった手で金の鏡を差し出した。

「ここに、そちらのさがし物の手がかりがかくされている。しかし、これを使おうにも、そちらは決してここから出ていくことができない。皮肉な話ではないか?」

ミヤ「病気? あたしの治療術で治せないかなあ?」

ディアブロ「そんな選択肢は無いねぇ。ここで行動を起こせるのは盗賊か魔術師だぜぇ」

テツヤ「じゃ、ざっとやってみっか」

【項目354】
Photo(盗賊)

らい病やみの男のこぶだらけの手から金の鏡をひったくり、マントで丹念に表面をぬぐってから、ポケットに入れた。
そして勢いよくドアを開けた。
ドアの内側に取っ手がない事に気づき、こんな事もあろうかと、さっきドアを閉めきらずにおいたのだ。

「どういう事だ?」
男は見えない目で、陽気に別れを告げるこちらを見つめながらつぶやいた。
彼に教えてやる。

テツヤ「腹話術だよ。俺のような上級技術を習得した者は、床のきしみや、たき火のパチパチいう音や、ドアの閉まる音までまねてみせられるのさ。もっとも、次に聞こえるドアの閉まる音は本物だがね……」
そして勢いよくドアを閉めた。

ミヤ「あれ? 病気は治してあげないの?」

テツヤ「チッ、荷物が溢れちまったぜ。ミヤ、お前が持っててくれ」

ミヤ「それにあの人、閉じ込められたまま餓死しちゃうんじゃ……」

テツヤ「次はもう片方の扉に行ってみっかね」

ディアブロ「まぁ騙した奴を助ける義理はねぇわな」

 というわけで次のドアを開ける。

【項目377】
部屋は真っ暗で、目につくものといえばたった一つ、黒い絹のクッションの上に置かれた、キラキラ光る水晶のびんだけだった。
欲しければ、これを持っていってもいい。

ミヤ「あれ? 黒い絹のクッションも持っていっていい物なの?」

後で使う機会が一度だけあるので、持って行っていいと考えるべきだろう。

ディアブロ「おやま、パーティ全員の荷物に余裕が無いぜぇ。何か捨てないと」

ミヤ「うう……ついに六尺棒とお別れの時が来てしまった……」

テツヤ「使わねえなからな、ソレ」

ぶっちゃけ回復剤もまず使わないので、それらを捨てればまだまだ余裕はあるのだが。

テツヤ「一巻で手に入れた回復薬とか、消費期限が過ぎてカビ生えてそうだよな」

ディアブロ「大概のRPGのポーションは消費期限無限だから無問題だぜぇ」

部屋を両方あたったので、階段をさらに昇る事にする。

【項目97】
見えないパワーの壁にさえぎられ、これ以上のぼることはできなくなった。
プシュケのパワーの名残りなのだろう。
むっとしたが、仕方なく再び階段を降りていく事にする。

テツヤ「行き止まりじゃねえか。行ける所は全部行っちまったぞ」

ディアブロ「じゃあ寝るしかないぜぇ」

ミヤ「ま、いいんじゃない? やる事やったんだからさ。さーグースカ寝るぞー」

テツヤ「寝るのにやる気出す奴も珍しいわ」

【項目151】
陽が昇る寸前に目をさました。
シャハという名の老人が、香料入りのバターミルクと、あつめやしの実の入ったパンにオレンジという朝食を運んできた。

ミヤ「卵ごはんは無いのかなー?」

テツヤ「生の卵を安心して食えるのは日本くらいのもんだ。台湾流で良ければ好きにしな」

本当はここで生命点を回復できるのだが、誰一人ダメージを受けていないので回復はなし。

ディアブロ「“まだ調べて無ければ”館の東側の塔に行けるんだがねぇ」

テツヤ「いっぺん調べたら行けないのかよ?」

ディアブロ「そりゃ、もう調べたなら気が済むまで調査してるだろ……て判断だろうねぇ」

実は夜が明ける前か後かで入手できるアイテムが異なる。魔術師と戦士しかいないパーティなら、夜明けの後に調べた方が良いのだが……実はこのパーティ、そのどちらで手に入るアイテムも全然必要なかったりする。

スクリーボ(今回は全然最適攻略じゃないゾ

テツヤ「仕方ねえな……ここで暮らしててもオレンジ農家になるぐらいしかねえ。町へ戻るとするか」

戻ってどうするか? それは次回の話。

(C)D・モリス O・ジョンソン 著 大出健 訳/富士見文庫

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