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2010年7月18日 (日)

レビュー マージナル・ライダー(4) 第11話 樹海の気になる超兵器

 マージナル・ライダーの最終巻を読んでいて、一つ勘違いに気づきました。
 11話で最終話かと思っていましたが、目次をよく読むと、その次に「最終話」というのがあります。
 なんだ番号ふってなかったのか。道理で11話だけやけに長いと思った。

 「たのだん」は最終話にも話数(9話)ふってあったから、ちと勘違いした。

 さて、ラファルが新メンバー(外伝に出てたキャラ)を仲間にして、行方不明の竜を探すために樹海の中へ入って行く話です。

 新メンバーは魔法戦士と魔法使いの二人組。なんですが、魔法戦士のリチャードは筋力が26あります。ようやくシャーリィさんより筋力のある男キャラを見ました。いや、他のリプレイ知らんから、そっちにはいたのかもしれないが。
 筋力26精神力10という、なんで魔法戦士なのかわからないゴリラモドキな野郎ですが、イラストではメガネかけたスマートな青年です。

 気のせいか、肉弾劇画男なイラストの筋力重視キャラってリプレイであんま見た事ねーや。

 なお、このリチャードが「身ぐるみはがされてから皇帝と戦って死ぬのだ」などとFF2ネタをとばしていますが、メルティー嬢のプレイヤーが理解できていないようです。
 世代の差を見た。

 ちなみに自分のFF歴は 3→1(リメイク)→2(リメイク)→8 ですが、2は2番目に気に入っています(一番は8)。
 リチャードは2で2番目に好きなキャラでした。亡き友人の息子に向かって「君のお父さんになってもいいかな?」母親の前で堂々とぬかす竜騎士さんは、自分の知る限り全RPG5指に入る男らしい好漢です。

 結果から書けば、シナリオの方は目当ての竜も目当てじゃなかった竜も敵の新兵器も見つけて無事達成です。

 蛮族の新兵器は移動要塞砲でした。
 それにやられて、探していた竜は氷漬けになっていました。
 新兵器のエネルギー源は蛮族に騙されている別の竜の生体エネルギーでした。
 この新兵器はベルンハルトっていう黒幕が蛮族から買い付けようとしている物でした。

 で、騙されている竜なんですが。
 これがグー助のお母さんだったもよう。なんでもかつてはある竜騎士の騎竜だったそうですが、その竜騎士が謀殺されてしまったとの事。そこで

「それもバスティアンって奴の仕業なんだ」
「なんだって? それは本当かい?」

 というやりとりの末、蛮族に協力する事にしたもよう。
 ちなみに吹き込んだのも蛮族です。

 簡単に騙されすぎだろう……と思いますが、ここでちょっと世界観に関わる話が。

 どうやら竜族から見ると、人族も蛮族も大きく変わる物ではないとの事。どっちが好きでどっちに味方するかは個体ごとの趣味嗜好で決まるそうです。

 個人的には結構な話だ。
 竜族は基本善玉、みんな良い奴なんだっぜ! とかいう話になったらドラゴンスレイヤーを目指し難くなる。むしろ基本は悪者で、マージナルライダーの竜達が特別とかいう設定でもいいぐらいだ。
 いっそこの世界の蛮族もショッカーとかゴルゴムぐらいの悪の勢力にすべきではないだろうか。あの人達は悪い事するのが生き甲斐みたいなフシがあって清々しい。ヘボい屁理屈でチャチな人間批判するような連中はノーサンキュー。
「地球は俺達の物だと俺達が決めたから人間は全滅だ死ねえ」
 悪役の手本だ。人間にさんざん刃物ふりまわしておいて、反撃されたらご高説たれながそうとする「深みのある敵」とかいらねーから。

「俺達の暴力は正しい暴力! これで地球人を攻撃するためはるばる銀河をこえてやってきたけど、それは地球人が野蛮だから悪いのー! あっ反撃してきやがった、やっぱり地球人は悪い奴らだ!」
 こういう宇宙人が出てくるゲームを昔やった事がある。
 原作からちょっと変えて、こいつらを肯定するような話にしなかったスパロボOGのスタッフの判断はとても正しいと思っている。

(C)田中公侍・グループSNE/富士見書房

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コメント

>>「地球は俺達の物だと俺達が決めたから人間は全滅だ死ねえ」
「人間どもに任せておいては地球は遠からず滅びる。だが我等なら……」
>>間にさんざん刃物ふりまわしておいて、反撃されたらご高説たれながそうとする「深みのある敵」
「黙れ!最大の理由は愚かな人間どもの地球破壊が……」

「俺達の暴力は正しい暴力! これで地球人を攻撃するためはるばる次元をこえてやってきたけど、それは地球人が野蛮だから悪いのー! あっバイオになりやがった、あっリボルケイン抜きやがった、やっぱり地球人は悪い奴らだ!」
「この俺がゆ゛る゛さ゛ん゛!!」

……何はともあれ、「ぶれない」(もしくは迷っても進むべき道をしっかりと見出す)主人公は必要だなあと思いました。

てつをクラスのキャラがホイホイ出てくれれば苦労は要らないのでしょうけど。

投稿: 玄田牛一 | 2010年7月18日 (日) 22時51分

自分が仮面ライダーRXという番組を大好きな理由の一つがそこらへんだったり。
突然でてきたスゲー嘘臭い人類批判の直後にリボルケインで一砕きとかマジ感動。
そんな自分がその次ぐらいに好きな仮面ライダーがブレイド。
「本来は敵だったはずなのに友人になってしまった者」と“決着”をつけた主人公には久々に感動した。
異種族間の友情をあそこまで本気で描いたのは評価されるべき。

投稿: 松友健 | 2010年7月19日 (月) 20時20分

FF8いいですよね。あそこまで「テーマは愛!」ってのを真正面からストレートに作ったゲーム、ほかにみたことがないです(みたことないことばっかりですがw)。
主人公が世界と好きな女を天秤にかけて、女をとるってのもすげー好き。地球など知ったことか! 好きな女がいない世界に意味なんかないんじゃあああ!! 的な行動に漢を感じます。Gガンのドモンの告白並みの愛。

FFシリーズなら、ゲームボーイの聖剣伝説も好き。

投稿: YYY | 2010年7月21日 (水) 22時15分

すまない……自分はシステム面で面白いと思ったので支持している人間なのです。
とはいえ、あのストーリーも評価はしています。
「クール気取りのイケメン主人公かよ……セリフも冷めてるのかネガなのかわからんな。話に期待はしない方が良さそうだ」と思いながらプレイしていたら、そいつが大切な人のために一生懸命な奴に変わっていく話だったので、良い方向に意表をつかれました。
作品の評価はつかみだけでは決められん、という自分の持論を再度確信しましたとも。

投稿: 松友健 | 2010年7月22日 (木) 21時26分

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