« ブラッドソードリプレイ2-14 不死身の門番 | トップページ | 一年たちました »

2010年2月20日 (土)

ブラッドソードリプレイ2-15 虐殺の門

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。
全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:4 戦闘力:7(+1) 打撃力:サイコロ1個+2 精神力:7 機敏度:8 生命力:25
装備:ブラッド・ソードの鞘 ロジ・スカイランナーの剣 革の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金87) 鋼鉄の笏(残り4回) エメラルドの御守り 膏薬の瓶(残り5回) 手袋 毛皮のマント 毛皮の毛布

3 ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:4 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+2 精神力:8 機敏度:7 生命力:21
装備:六尺棒 鎧(鎧強度:3) 盾の御守り(鎧強度+1) 金貨袋(所持金87) 魔法の弓 聖アシャナクスの十字架 手袋 毛皮のマント 毛皮の毛布 金の巻物

Photo_2 ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:4 戦闘力:7(-3) 打撃力:サイコロ1個+1(-2) 精神力:8(+1) 機敏度:6 生命力:21
装備:銀の鎧(鎧強度:2) 魔法の指輪(精神力+1) 金貨袋(所持金92) 琥珀の火口箱 コマ 魔法のパン 回復薬(生命力をサイコロ2個回復) 毛皮のマント 毛皮の毛布 鉄の鈴

Photo スクリーボ

旅の途中で買われたカラス。
お値段は金貨1枚。
とりあえず当面、役に立つような能力は無い。
しょせんは金貨1枚。

前巻までのあらすじ

レジェンドという世界、クラースの地にて冒険者として旅する三人。彼らは腕試しがてらに迷宮突破競技へ挑んだ。そこで幾多の罠や敵を切り抜け、見事に優勝の栄冠を手にする。激闘を終えた三人は、再び気ままな旅を続けるが、この地で新たな冒険に巻き込まれるのであった……。

宝剣ブラッドソードの鞘を手に入れた三人は、一路、柄を持つというワイアード王国のワーロック王の下へ向かった。城門の番人・悪鬼グリスタンから逃れ、虐殺の門へ飛び込む三人。そこは無数の矢狭間が待つ、大きな部屋であった。

ミヤ「なんか、いかにもあそこから矢が飛んできますよって感じだね」

ディアブロ「ま、ただの覗き穴って事はないだろうぜぇ」

テツヤ「扉は部屋の反対側か」

【項目157】

テツヤ「仕方ねぇ! ここは一気に駆け抜ける!」

ただしバトルオーダーは1=テツヤ、2=ディアブロ、3=ミヤに変更しておく。それから三人は部屋の出口へと走りだした。が……

【項目377】
矢の攻撃を避けるために、腰を低くして扉をめざして突進する。
だが扉にたどり着く寸前に、足元の床が口を開けた。

これにより、前から二人が穴に落ちてしまう。

テツヤ「なにー!」

ディアブロ「うおー!」

気をつけよう、車は急に止まれない。

ミヤ「ちょ、ちょっとぉ。あたし一人残されても困るよ」

その上、愉快な事に追い打ちまであるのだ。

【項目39】
仲間が落ちていった落とし穴を茫然と眺めていると、壁の穴から四本の矢が飛んできた。

ミヤ「うわっ酷い!」

1本ごとにサイコロを2個ふり、戦闘力より大きい目が出ると矢が命中する。それぞれの矢の被害はサイコロ1個、鎧強度は有効だ。
判定の結果、2本が命中。ダメージは3と6だが、ミヤの鎧強度は合計4なので、実際の被害は2点しかない。

ミヤ「とはいえ、このまま矢を受け続けているわけにもいかないね。しゃあない、叔父ちゃん達の後を追うかあ」

矢を防ぐには落とし穴に飛び込むしかないらしい。
穴に飛び込むと同時に、矢の一斉射撃が始まった。

【項目213】
真っ暗闇の中、ほとんど垂直に近い坂を真っ逆さまに転がり落ちる。
落ちていくにつれて、かすかな明かりの中で、にぶく光る鉄のような物が見えてきた。
壁に突き出た鋭い鉄の刃が衣服をびりびりと引き裂く。
転がり落ちていく坂の下には赤い炎のような輝きが見える。

ミヤ「追いついたよ、叔父ちゃん!」

テツヤ「来たか! しかしまぁ、ここもどうしようも無い状況だ!」

ディアブロ「壁の刃物を掴めば落下速度を緩められそうだぜぇ」

テツヤ「手が切れるだろ!」

仕方ないのでそのまま転がり落ちていく。

【項目431】
シミだらけの藁の上に、ドスンと着地する。

ディアブロ「おやま。クッションがちゃんと用意してあったぜぇ」

それでも各人、サイコロ1個のダメージを受ける。ただし鎧強度は有効だ。テツヤが6(被害4)、ミヤが3(被害0)、ディアブロが6(被害4)のダメージ。

テツヤ「チッ、ダイス目が悪いな!」

ミヤ「で、ここはどこかなー?」

今いるのは天井の高い木造の広間。
梁はいま火がついたばかりのような赤い炎に包まれている。
広間を取り巻くテーブルの前には、火のような赤ら顔をした赤髭戦士たちが座って、蜂蜜酒をあおっている。

テツヤ「火事なんじゃねぇのか! なんで悠長に酒盛りしてる奴らがいるんだよ!」

ディアブロ「燃えてるわけじゃないって事かねえ。あの炎、照明用の魔法なのかもしれないぜぇ」

ミヤ「なんかこの広間、真っ赤っ赤だね」

広間の奥の赤々と燃える炉の前には、大男の戦士隊長が立っている。
身長は二メートル半を超え、傍らには、それに劣らぬ長さの戦斧が立てかけられてある。
隊長の隣には、見た事もないような金箔で飾られた大きな宝物箱が置かれている。

隊長はメルカニーの言葉で怒鳴った。
言葉は聞き取れなかったが、何を言いたいのかは口調で理解できた。
こちらに喧嘩を吹っ掛けているのだ。

ミヤ「戦闘になるよね、これ。みなのケガを治しておくよ」

ディアブロ「バトルオーダーも再調整だな。俺は“ネメシスの電光”を準備しておくぜぇ」

生命力はあっさり完全回復。バトルオーダーを1=テツヤ、2=ミヤ、3=ディアブロへ変更。

テツヤ「準備完了! よし、挑戦を受けて立つぜ!」

【項目92】
隊長は戦斧を頭上にふり上げて、気違いじみた笑い声をたてた。
他の戦士達は、拳でテーブルを叩いて歌い始めた。
血が流れるのを見たがっているのだ。

隊長(C)
戦闘力=8 精神力=6 鎧強度=1 生命力=30
打撃力=サイコロ2個+1 機敏度=7

ディアブロ「物理攻撃のみの敵単体か。餌食だぜぇw」

テツヤ「……またあの戦法か」

ミヤと機敏度が同点なのでダイス勝負。ミヤが6、敵が3でミヤの先攻である。

B11○第1ラウンド
テツヤ:防御
ミヤ:F-5へ移動
隊長:テツヤを攻撃。出目9で失敗。
ディアブロ:C-3へ移動

○第2ラウンド
テツヤ:防御
ミヤ:F-6へ移動
隊長:テツヤを攻撃。出目9で失敗。
ディアブロ:B-3へ移動

ここで勝ち確定である。後はテツヤが敵の斜めマスへ動き続ければ良い。6ラウンド目に呪文が成功、ダメージ30(被害29)。残り1点になった敵をテツヤが剣でつつき、6点のダメージ(被害5)を与えて7ラウンド目に撃破した。

ディアブロ「無傷で勝利、余裕だぜぇ」

テツヤ「ブラッドソード未プレイの人間がこのリプレイ読んだら、原作を誤解しそうだな……」

【項目451】
流れ出る汗をぬぐいながら、部下の戦士達に向かって身構える。
しかしそいつらは、こちらに襲いかかってくるどころか、声をそろえて何事か怒鳴っている。
その中の一人が立ち上がると、酔っぱらいのような千鳥足でやってきた。
そして、こちらの手に
象牙の杯を押し付けると、再び自分の椅子にドスンと腰をおろした。

ミヤ「ほほう。健闘を讃えてプレゼントをくれたんだね」

テツヤ「あんな戦法でも物くれるのか。酔ってんじゃねぇの、こいつら」

ディアブロ「結構な事じゃないの。ついでに箱の中身もいただいていこうぜぇ」

【項目334】
壁の側に置かれた箱をこじ開ける。
中には、金の柄のついた
戦斧が収められていた。

テツヤ「武器か。どんな代物なのか……」

ミヤ「あっ! あたし知ってる!」

【項目541】
3 (僧侶)

あっと息をのんだ。
それは、伝説に名高いヘラクロスの戦斧だ!
この戦斧は、一人の人間を死に至らしめる魔法の力を持つといわれている。
戦士が持つのが一番だとミヤは考えた。

ミヤ「考えはしたけど、うちに戦士やってる人いないよね」

テツヤ「そもそも人を一人殺すってのは、持ち主が死ぬって意味か?」

ディアブロ「敵一人殺したら武器がブッ壊れるのかもしれないぜぇ」

テツヤ「ただの欠陥品だ、それは!」

ミヤ「ま、実はただの無害な魔法の武器だから安心してよ」

【項目454】

戦士以外は誰が持っても威力は変わらない。ディアブロは武器を使わないし、テツヤは既に戦闘力の上がる剣を持っている。そこでこれはミヤが持つ事にした。

テツヤ「六尺棒術が使えないぜ?」

ミヤ「現状、使ってないからいいよ」

【項目400】

戦士以外のキャラクターが使う場合、この斧は戦闘力を1上げてくれる。戦士ならば打撃力も1加算されるのだが、まぁいない物は仕方が無い。

ミヤ「これであたしも戦闘力8だ! 安定して命中する数値になったよ。よーし、この斧で悪者のドタマをかち割ってやろう!」

テツヤ「棒とか斧とか、女性らしさとは無縁の武器ばかりだな。こいつは」

ディアブロ「ドワーフの♀が“人間の美少女と同じ外見”として描かれる昨今、別にそうでもないんだぜぇ」

まぁ武装が強化されるにこした事はない。斧をぶちかます相手を求め、次回へ続く。

|

« ブラッドソードリプレイ2-14 不死身の門番 | トップページ | 一年たちました »

ゲームブックリプレイ・ブラッドソード2」カテゴリの記事

コメント

このシーンは後々になって考えさせられた場面です。この城は夢で補完された形状(?)なので、全ては王の夢の一部の筈です。しかし唯一?外に持ち出せる道具…斧…は夢では無かった。

あの兵士達は夢ではなく、元々の番兵が永遠に生かされていたのでは?と自分なりに設定を深読みしてしまいました。

永遠に続く枯れた夢から解放されたいがべく、実力が伴う来客者に斧を託した…そう考えると番兵達が最初から戦闘に参加しなかった理由も有り得るのかな?と。催眠術(盲目的服従)など使う卑怯者…王に似た?…には攻めて来ますから。

何となくこの番兵が冥界編で登場した白銀聖闘士とダブる気分です。彼と違うのは圧倒的な戦力ですが。

投稿: かずお | 2011年6月 5日 (日) 22時03分

>>かずお 殿
冥界編の白銀聖闘士は「青銅ごときが我々に勝てるかな?」と言って
「その青銅に負けたのは生前のお前らだろ」と指摘される悲しい人になってましたな(アニメでの話)。
さておき、あの兵達がかつての王城の住人かもしれないという意見は、自分も同意できる物がありますね。
幻のダンスパーティや闘技場の変な観客も、かつての住人やその残滓なのかもしれません。
ここらへん、深く語りすぎないという古い時代のファンタジーがありますな。

投稿: 松友健 | 2011年6月 7日 (火) 21時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1177371/33453383

この記事へのトラックバック一覧です: ブラッドソードリプレイ2-15 虐殺の門:

« ブラッドソードリプレイ2-14 不死身の門番 | トップページ | 一年たちました »