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2010年2月26日 (金)

ブラッドソードリプレイ2-16 奈落への橋

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。
全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:4 戦闘力:7(+1) 打撃力:サイコロ1個+2 精神力:7 機敏度:8 生命力:25
装備:ブラッド・ソードの鞘 ロジ・スカイランナーの剣 革の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金87) 鋼鉄の笏(残り4回) エメラルドの御守り 膏薬の瓶(残り5回) 手袋 毛皮のマント 毛皮の毛布

3 ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:4 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+2 精神力:8 機敏度:7 生命力:21
装備:ヘラクロスの戦斧 六尺棒 鎧(鎧強度:3) 盾の御守り(鎧強度+1) 金貨袋(所持金87) 魔法の弓 聖アシャナクスの十字架 手袋 毛皮のマント 金の巻物

Photo_2 ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:4 戦闘力:7(-3) 打撃力:サイコロ1個+1(-2) 精神力:8(+1) 機敏度:6 生命力:21
装備:銀の鎧(鎧強度:2) 魔法の指輪(精神力+1) 金貨袋(所持金92) 琥珀の火口箱 コマ 魔法のパン 回復薬(生命力をサイコロ2個回復) 象牙の杯  毛皮のマント 鉄の鈴

Photo スクリーボ

旅の途中で買われたカラス。
お値段は金貨1枚。
とりあえず当面、役に立つような能力は無い。
しょせんは金貨1枚。

前巻までのあらすじ

レジェンドという世界、クラースの地にて冒険者として旅する三人。彼らは腕試しがてらに迷宮突破競技へ挑んだ。そこで幾多の罠や敵を切り抜け、見事に優勝の栄冠を手にする。激闘を終えた三人は、再び気ままな旅を続けるが、この地で新たな冒険に巻き込まれるのであった……。

宝剣ブラッドソードの鞘を手に入れた三人は、一路、柄を持つというワイアード王国のワーロック王の下へ向かった。城門の番人・悪鬼グリスタンから逃れ、虐殺の門へ飛び込む三人。矢の雨を抜け、荒くれ戦士どもの隊長を撃破した。

テツヤ「だが周囲の雑兵どもは襲ってこないんだよな」

ミヤ「実は隊長さんが嫌われてたとか?」

ディアブロ「褒美まで貰ったからねえ、俺ら」

三人がそんな話をしていると……

【項目226】
目の前で、赤い炎を上げていた広間の梁が、突然、焼け落ちた。
しかしなんの熱さも感じない。
猛火を通して、向こうの壁に通路が見える。

テツヤ「突然なんだ!?」

ミヤ「やっぱり炎は幻だったんだね。でもなんで急に部屋が崩れたのかなあ?」

ディアブロ「この部屋はいつもこうやって出入りしてるのかもな。ま、先に進むしかなさそうだぜぇ」

その中へ入って行くと、まもなく深い谷にかかる橋に達した。
目には見えなくても、数百メートル下を流れる激流の音が聞こえる。
あの激流が数千年の間にこの深い谷をつくり上げたのだろう。
傾斜した橋をのぼりつめた対岸には、楼門が立っていた。
橋の上空には、二本の矛槍が橋を挟むようにして浮かんでいる。
その奇妙な光景に思わず首をひねる。
しかしまもなく、シルフがその矛槍を操っているのだと悟る。
シルフは目に見えない化け物だから、普通の戦いで倒すことは不可能に近い。
しかも先は一本道だ。
後戻りもできない。
橋は一人ずつ通る幅しかない。

ディアブロ「というわけで、誰か一人がこれに対処するんだぜぇ。一応、ヤバいと思ったら退却して他のメンバーと交代する事はできる」

処理的には、各人の能力を活かした補正をかけて、戦闘を行う形になる。

ミヤ「一旦引き返して、あたしが傷を治して、同じ人がまた挑戦ってできないの?」

ルールを杓子定規に解釈するなら多分可能だ。そしてそれも考慮して、ここは盗賊のテツヤで攻略に挑戦する事にした。

テツヤ「俺かよ……まぁいい。やってやるぜ」

【項目392】
Photo(盗賊)

テツヤは橋の上を進んでいった。

剣で真正面から戦うか、それとも“得意の手”を使うかを選ぶ事ができる。

テツヤ「一巻の橋じゃ強行突破したが……」

あれが例外中の例外。
盗賊を含め、ブラッドソードシリーズでは、ほとんどの場合において力押しよりも各キャラクターの技能に頼った方が上手くいくのだ。

【項目123】
(盗賊)

観察したところ、二人のシルフは別々の行動をとっている。
一人は、橋の上でこちらの行く手をさえぎりながら矛槍を打ちこもうとしている。
もう一人は、こちらの左手を漂いながら突いてこようとしている。

彼らの動きは、計算されたように正確だ。
これなら一人ずつ倒せるかもしれない。
ただし、それには素早い行動が要求される。

この戦闘は特殊な処理で解決する事になる。
盗賊は敵を攻撃できない。代わりに毎ラウンド、サイコロを2個ふる。
出た目が盗賊の機敏度より大きければ、2匹のシルフに攻撃される。
しかし出た目が機敏度以下ならば、2匹の攻撃は互いへ向けて誘導され、シルフの攻撃は彼らに命中して互いにダメージを与えあうのだ。

テツヤはシルフ達を油断なく窺いながら、この戦法で挑む……!

【項目100】
シルフ(S)
戦闘力=7 精神力=8 鎧強度=0 生命力=14(二人とも同じ)
打撃力=サイコロ1個+3 機敏度=8

テツヤ「さあて、上手く行ったらお慰み……と」

○第1ラウンド
機敏度で判定。サイコロの目は6。
シルフの攻撃は互いにダメージを与えあい、被害は4。

○第2ラウンド
機敏度で判定。サイコロの目は3。
シルフの攻撃は互いにダメージを与えあい、被害は4。

○第3ラウンド
機敏度で判定。サイコロの目は6。
シルフの攻撃は互いにダメージを与えあい、被害は8。
シルフ達の生命点が0以下になったので戦闘は終了である。

テツヤ「よーし、上出来。上手い事いったな」

ミヤ「おー、叔父ちゃんさすが!」

しかし、間髪いれずに次の問題が……

【項目350】
真っ黒な雲が、深い谷の底から渦巻きながら昇ってくる。
楼門に向かって橋をのぼる。
傾斜は緩やかだ。
その時突然、ガラガラという大きな音がして、門が開き、そこから、人間の骨と血の波がドッと押し寄せてきた。
このままでは、橋の上から押し出されてしまう!

テツヤ「なんだ突然! こんな狭い橋に罠を2連発なんてするんじゃねぇよ!」

文句を言っても始まらない。バトルオーダー順に、この問題に対処せねばならないのだ。

【項目409】
Photo(盗賊)

敏捷性と素早い判断力、どちらが役に立つだろう?

テツヤ「自分がどう行動するのかノーヒントで選ばせてくれるとはな。泣けるぜ」

まぁ盗賊のサバイバビリティの高さゆえ、ここは「高確率で生きのびる方法」「確実に生きのびる方法」の2択なのだ。
ちなみに判断力勝負が「確実に成功」である。

【項目112】
(盗賊)

素早く状況を分析し、ある考えがはっと閃いた。
急いでマントを脱ぎ、橋をまたぐように広げた。
そしてその両端を掴んで、橋の下にぶら下がった。
頭の上を激流が通り過ぎていった。
血飛沫をかぶっただけで、傷ひとつ負わなかった。
テツヤは、再び橋の上によじのぼった。

テツヤ「実際にやろうとすればかなり高難度なアクロバットだが……まぁそこは俺の技量って事でな」

【項目561】
3(僧侶)

この状況では空中浮遊術が最も有効だろう。
ミヤはその準備を始めた……。

ミヤ「次はあたしかあ。しかもどう行動するのか、もう決められちゃってるし」

その上、空中浮遊術が成功するかどうかは「成功する選択肢」と「失敗して死ぬ選択肢」の2択で判断されるのだ。

ミヤ「なにそれ。叔父ちゃんを見た後だと不公平感ありまくりじゃない!」

ここで選ぶべきは“押し寄せてくる激流を心の中からはらいのけるのに神経を集中する”という方である。

【項目185】
(僧侶)

近づいてくる骨と血の激流を心から払いのけた。
生きようが死のうがかまうものか!
生と死はともに心の中にあって、現実でもあり幻想でもあるのだ。
目を開けたとき、ミヤは宙に浮かんでいた。
激流は既に飛び越えてしまっていた。
ミヤは橋の上に降りていく。

ミヤ「本心では生きるか死ぬか、かまいまくりだけど。まークリアしたんで良しだね!」

ディアブロ「そして最後は俺だぜぇ。ま、呪文でなんとかするかね」

アイテムを使うという選択肢もあるが、適当なアイテムを持っていないし、そもそもその選択肢自体が外れだ。“緊急救出”の呪文を準備してから激流に挑む。

【項目555】
Photo_2(魔術師)

時間は3ラウンドしかない。
その間に呪文を唱えるのに成功しなければならない。
成功したら、血の波の向こうに転送されて助かる。
失敗すれば橋から押し出されて、死の谷底へ真っ逆さまだ……。

ディアブロ「さあて、サイコロ様おたのみしますぜぇ……と」

一回目。目標は6以下。サイコロを2個ふり、出目は5。

ディアブロ「ありゃま。一発で成功しちまった

激流の向こうへとワープするディアブロ。これで三人とも、橋を渡り終えた事になる。

テツヤ「やれやれ。ようやく先へ進めるぜ」

ミヤ「いよいよお城に殴りこみだね! よーし、やるぞー」

ディアブロ「ま、一筋縄じゃいかないだろうぜぇ」

城の中で待ちうける物は何か? それは次回の話だ。

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