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2010年1月13日 (水)

ブラッドソードリプレイ2-8 空飛ぶ絨毯に乗って

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。
全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:4 戦闘力:7(+1) 打撃力:サイコロ1個+2 精神力:7 機敏度:8 生命力:25
装備:ブラッド・ソードの鞘 ロジ・スカイランナーの剣 革の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金87) 弓 矢筒(矢6本) 鋼鉄の笏(残り4回) エメラルドの御守り 膏薬の瓶(残り5回) 手袋

3 ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:4 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+2 精神力:8 機敏度:7 生命力:21
装備:六尺棒 鎧(鎧強度:3) 盾の御守り(鎧強度+1) 金貨袋(所持金87) 魔法の弓 矢筒(矢3本) 回復薬(生命力をサイコロ2個回復) 青い目の宝石 聖アシャナクスの十字架 手袋

Photo_2 ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:4 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+1 精神力:8(+1) 機敏度:6 生命力:21
装備:剣 銀の鎧(鎧強度:2) 魔法の指輪(精神力+1) 金貨袋(所持金92) チェッカー盤 コマ 火の球 手袋

Photo スクリーボ

旅の途中で買われたカラス。
お値段は金貨1枚。
とりあえず当面、役に立つような能力は無い。
しょせんは金貨1枚。

前巻までのあらすじ

レジェンドという世界、クラースの地にて冒険者として旅する三人。彼らは腕試しがてらに迷宮突破競技へ挑んだ。そこで幾多の罠や敵を切り抜け、見事に優勝の栄冠を手にする。激闘を終えた三人は、再び気ままな旅を続けるが、この地で新たな冒険に巻き込まれるのであった……。

宝剣ブラッドソードの鞘を手に入れた三人は、一路、柄を持つというワイアード王国のワーロック王の下へ向かった。港町にてなかなか船足を確保できなかった三人は、知りあった魔術師オーガスタスの空飛ぶ絨毯に乗せてもらい、海を渡る事になった。

ミヤ「いやー、親切な人がいて良かったよ。渡る世間に鬼はないって言うね!」

テツヤ「鬼が出るか蛇が出るか……かもな。話は最後までわからねぇってこった」

ディアブロ「どっちにしろ、目的地には向かっているみたいだぜぇ? 今の所はねえ……」

【項目424】

絨毯は海上千メートルほどの所を飛んでいる。
捕鯨船が小さな染みくらいにしか見えない。

ミヤ「うひゃー、高い高い。すごーく気持ちいい!」

テツヤ「乗り出すなよ、危ねえぞ」

ディアブロ「その娘なら落ちても浮遊術で助かるんじゃないかねえ。後は泳いで行く事になるが……」

オーガスタスが言った。

「ワイアード王国へは、普通なら何日もかかるところだが、こうやって行けば、ほんの数時間だ」

勝ち誇ったように彼が叫ぶと、絨毯の速度は増し、強風にあおられて、彼のマントが翻った。
できるだけ姿勢を低くするように努める。
初めての空の旅で興奮していたが、冷たい風が骨の髄まで染みる。

ディアブロ「着くまで一眠りしたい所だが、そうも言ってられないぜぇ」

スクリーボ(じきに嫌でも雪中泊に挑戦する事になるゾ)

ミヤ「寒いなあ。スクリーボ、こっちおいで。暖めあお!」

スクリーボ(もちろん喜んデ。ぎゅって抱きしめテ)

テツヤ「鳥臭えな。飼うならこれからはちゃんと洗えよ?」

スクリーボ(お前があっち行ってロ)

まもなく、北の海をおおう流氷の白い輝きが見えてきた。
西には灰色の細い海岸線が見える。巨大な流氷の漂う青い海を、目を丸くして見おろす。
その時、オーガスタスが白い石のお守りを手に、何かを呟いた。
すると絨毯は、急に東に方向を変えた。

テツヤ「おいおい、オーガスタスさんよ。方向が変わってるぜ?」

【項目16】

「静かにしてもらおうか」

オーガスタスが言った。

「泣いて抗議したところで、この絨毯は言う事をきかんぞ」

オーガスタスの怒った口調に驚く。
つい先ほどまでは、あんなに親切そうにふるまっていたのに、今では唇に残酷な笑みを浮かべて前方を睨んでいる。

「どこへ行くのか知りたいなら教えてやろう。この絨毯は私の城へ向かっている。ある物を取ってきたいのでな」

テツヤ「へえ……そうかい。じゃあ連れて行ってもらおうじゃねぇか」

ミヤ「え? そうなの?」

テツヤ「ここでコイツを叩きのめしても、下に降りるのは一苦労だ。だったら連れて行ってもらおうじゃねえか。ワーロック王の部下なら、その陣地までよ」

スクリーボ(役に立つ物も奪えるしナ

【項目65】

25 時間は過ぎていった。
眼下を飛び去る凍りついた風景を見守っていると、オーガスタスが何かを呟いた。
前方に目をやると、凍った海の中から突き出た大きな岩山が見えた。
霜に覆われたその頂上には、陽の光を受けて白く輝く城が立っている。
絨毯は城に向かって降下を始めた。
オーガスタスはこちらを振り向いた。

「さて説明する時がきたようだな。私は、ホワイト・ライトの名で神格を得た真のマグス、ウルに仕える者だ。そちらの持っている宝石のちりばめられた鞘は、あの方の物だ。だからここで渡してもらおう。拒否する時は……」

彼は後まで言わずに、意味ありげに眼下の流氷を見おろした。

ミヤ「叔父ちゃん、ワーロック王じゃなくて別口だったみたいだよ?」

テツヤ「上手くいかねぇな。一応、ワイアード近くまでは来たけどよ」

ディアブロ「ま、請求された代金は不当に高額って事でお断りするかねぜぇ」

スクリーボ(渡したらゲームオーバーだからナ。実質、選択肢になっておらン)

ミヤ「よし、ここは断固とした態度にでるかあ!」

【項目504】

ミヤ「卑怯者! あんたみたいな人にブラッド・ソードの鞘を渡さないよ!」

オーガスタスは軽くほほえむと、差し出していた手をおろした。

「結構。もうすぐ私の城に着く。手下どもの歓迎を受けるがいい」

【項目208】

空飛ぶ絨毯は、氷のように冷たい空気の中を降下していき、白い塔の胸壁に着地した。
オーガスタスはニッコリ笑った。

「ここが、我がすみかだ」

彼が手を打つと、ずんぐりしたデーモンのような姿の四人の従者が、胸壁の上に飛び出してきた。
胸壁から下を覗くと、地面まではかなりの高さがある。

ディアブロ「逃げる事はできそうに無いぜぇ」

テツヤ「腹をくくるしかねぇな」

「最後のチャンス。潔く鞘を渡せ。さもないと、従者どもに力づくで奪わせるぞ」

オーガスタスは言った。
もうほほえんではいない。
デーモンのような従者達は、ニタリと笑って短剣を抜いた。

ミヤ「やだ! 絶対に渡さない!」

 譲りようが無いので交渉決裂である。バトルオーダーは1=テツヤ、2=ミヤ、3=ディアブロ。ディアブロは“白い火”の呪文を準備する。

【項目76】

こちらの厳しい表情を見ると、オーガスタスは一歩退いた。
奴は従者達に攻撃を命じた。

デーモンの従者(DS)
戦闘力=8 精神力=6 鎧強度=1 生命力=8(四人とも同じ)
打撃力=サイコロ1つ+1 機敏度=5

テツヤ「なんだ? 意外とたいした事ねぇぞ、こいつら」

ミヤ「“従者として仕える悪魔”じゃなくて“悪魔の従者をやってたなんか弱い魔物”なのかな?」

スクリーボ(しかもこの布陣、連れ込んだはずの敵が圧倒的に不利だゾ。頭までお粗末だナ)

B9_2○第1ラウンド
テツヤ:従者1を攻撃。出目4で命中。ダメージ4(被害3)。残り生命力5。
ミヤ:従者1を攻撃。出目9で失敗。
ディアブロ:白い火の呪文を詠唱。出目12で失敗。

ディアブロ「全体的に不調かねえ」

テツヤ「チッ、無傷で勝とうという思いは捨てるか!」

従者1:テツヤを攻撃。出目10で失敗。
従者2~4:何もできない。

テツヤ(ダブルアクション):従者1を攻撃。出目7で命中。ダメージ7(被害6)。撃破。

テツヤ「どんなもんよ!」

ミヤ「おお、叔父ちゃんやるね!」

○第2ラウンド
テツヤ:従者2へ射撃。出目5で命中。ダメージ1(被害0)。

ミヤ:従者2へ射撃。出目5で命中。ダメージ2(被害1)。残り生命力7。
ディアブロ:白い火の呪文を詠唱。出目9で失敗。

テツヤ「チッ、このラウンドは全員不調か!」

従者2~4:東へ1マス移動。

○第3ラウンド
テツヤ:従者2を攻撃。出目7で命中。ダメージ4(被害3)。残り生命力4。
ミヤ:従者2を攻撃。出目3で命中。ダメージ8(被害7)。撃破。

ミヤ「よし、調子が戻ったぞ!」

ディアブロ:白い火の呪文を詠唱。出目9で成功。従者3にダメージ10(被害9)。撃破。

ディアブロ「こっちもやったぜぇ」

スクリーボ(いつのまにか敵は残り一匹だナ)

従者4:E-1へ移動。

○第4ラウンド
テツヤ:従者4へ射撃。出目7で命中。ダメージ1(被害0)。
ミヤ:従者4へ射撃。出目7で命中。ダメージ4(被害3)。残り生命力5。
ディアブロ:白い火の呪文を準備。

従者4:F-1へ移動。

ミヤ「このラウンドも低調だなあ。敵さんが目の前にきちゃったよ。あたし、矢が残り1本しかないや」

○第5ラウンド
テツヤ:従者2を攻撃。出目6で命中。ダメージ5(被害4)。残り生命力1。
ミヤ:従者2を攻撃。出目5で命中。ダメージ5(被害4)。撃破。

ディアブロ「結果だけ見れば、無傷で大勝利だぜぇ

テツヤ「おう、次はオーガスタスだな。覚悟してもらうぜ!」

【項目26】

従者が不利と見てとると、オーガスタスは絨毯の上に退いた。
奴に飛びかかろうとしたが、絨毯は既に胸壁から離陸していた。
安全な距離を保って、奴はこちらを睨みつけた。

「そこで朽ち果てるがいい!」

彼は怒りに顔をゆがませて叫んだ。
拳を振り上げると、彼は絨毯に、クラースへ戻れと命じた。
絨毯は白い靄の彼方に消えていった。

テツヤ「チッ、逃げやがったか」

ディアブロ「どれ、せっかく案内してもらったんだ。奴のねぐらを屋探しといこうぜぇ」

ミヤ「なんか強盗みたいだなぁ」

スクリーボ(しかしここで手に入るアイテムは結構便利だゾ)

塔の中に入ると、吹き抜けを見おろす円形の回廊がある。吹き抜けがあるのに、各階を繋ぐ階段が見当たらない。
下にはあと二つ回廊があって、その下は一階の広間になっている。

ミヤ「どうすんの? あたしが空中浮遊術で運ぶの?」

ディアブロ「いやいや、ここは俺にまかせてもらうぜぇ」

【項目93】

Photo_2 (魔術師)

緊急救出の呪文を使えば、どの階に行く事もできる。
階段が無い事など問題ではない。
これを使って塔を探検する事にした。

ディアブロ「と、まぁこういう事だ」

ミヤ「そっか。この呪文、パーティ全員に有効だもんね」

スクリーボ(なのにたまにそうでない時があるのが不思議だゾ)

テツヤ「さて、ボッタクリタクシーの運ちゃんから何か貰うか」

 ではここに何があるのか? それは次回の探索にて。

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コメント

>ブラッドソードリプレイ1-1 勝利の紋章を奪え!
>【項目1】
>空飛ぶ絨毯を操るマグス以外、

この世界では「空飛ぶ絨毯」はどのくらい普及しているのだろう?

投稿: | 2017年5月21日 (日) 12時26分

ほとんど普及していないでしょうな。
同じ世界の「ドラゴン・ウォリアーズ」にて「かなりの数の魔法使いたちが空飛ぶ絨毯を作った」そうですが、作るためにはレベル15に達している必要があります(魔法レベル10までしか用意されていないゲームで)。
「作れる奴はたいがい作るが、そんなレベルになった奴は滅多にいねぇよ」という事なのでしょう。
彼らが自作できる(した)とも書かれてませんし、マグス達が今持っているぶんが、クーラス地方の絨毯のほぼ全部かもしれませんな。

投稿: 松友健 | 2017年5月21日 (日) 21時10分

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