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2009年12月24日 (木)

ブラッドソードリプレイ2-6 魔女の宝

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。
全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:4 戦闘力:7(+1) 打撃力:サイコロ1個+2 精神力:7 機敏度:8 生命力:25
装備:ブラッド・ソードの鞘 ロジ・スカイランナーの剣 革の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金89) 弓 矢筒(矢6本) 鋼鉄の笏(残り4回) エメラルドの御守り 膏薬の瓶(残り5回)

3 ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:4 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+2 精神力:8 機敏度:7 生命力:21
装備:六尺棒 鎧(鎧強度:3) 盾の御守り(鎧強度+1) 金貨袋(所持金90) 魔法の弓 矢筒(矢3本) 回復薬(生命力をサイコロ2個回復) 青い目の宝石

Photo_2 ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:4 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+1 精神力:8(+1) 機敏度:6 生命力:21
装備:剣 銀の鎧(鎧強度:2) 魔法の指輪(精神力+1) 金貨袋(所持金94) チェッカー盤 コマ

前巻までのあらすじ

レジェンドという世界、クラースの地にて冒険者として旅する三人。彼らは腕試しがてらに迷宮突破競技へ挑んだ。そこで幾多の罠や敵を切り抜け、見事に優勝の栄冠を手にする。激闘を終えた三人は、再び気ままな旅を続けるが、この地で新たな冒険に巻き込まれるのであった……。

宝剣ブラッドソードの鞘を手に入れた三人は、一路、柄を持つというワイアード王国のワーロック王の下へ向かう。その道中の宿屋で、三人は老騎士、ヴァラダクソールと知り合った。彼に乞われるまま、三人は彼の復讐に加勢し、魔女・灰色のレディを倒した……。

【項目108】

女の首から灰がこぼれ落ちるのを、ゾッとしながら見守る。
しかし、ヴァラダクソールはどうにか笑い顔をつくって言った。

「これで、わしの兄弟の魂も浮かばれるだろう」

そしてとどめを刺すように、灰の山につばを吐きかけた。

テツヤ「案外あっけなかったな。さて、ちとこの部屋を調べてみるか」

ミヤ「なんか強盗みたいだなー」

ディアブロ「そうは言うがねえ。化け物からギるのはRPG黎明期からの、冒険者の習性だぜぇ

ムラサマブレードが出るまで、無数のドラゴンとデーモンを血祭りにあげろ!

テツヤ「そこまでの物じゃないにしろ、何かしらめぼしい物はここにもあるだろ」

久しぶりに盗賊らしく、テツヤは部屋を調べ出す。

【項目311】

靴の上に積もった灰をはらいのけ、象牙の王座に近づいていく。
そこに何かの宝が隠されているような気がしたのだ。
すぐに、王座の台の下にある引き手が見つかった。
それを引くと、王座が傾いて、下へ降りる階段が現れた。

テツヤ「見つけたぜ。いきなりな」

ミヤ「おー。叔父ちゃん、やるじゃない」

ディアブロ「それじゃあ降りてみますかねえ」

松明をかざしてみると、階段の壁には邪悪なデーモン達が描かれている。
階段を降りる事にする。
階段はうねりながらどこまでも続いている。
ようやく二つの扉の前に辿り着いた。
その前には、ヒキガエルのような小さなデーモンがニタリと笑いながらしゃがみこんでいた。

テツヤ「チッ、隠し階段の向こうに警備員なんぞ配置せんでよかろうに」

ディアブロ「しかし、向こうからは襲ってこないようだぜぇ」

ミヤ「ホントだ。ちょっと話しかけてみよっか。もしもーし……」

【項目139】

小さな化け物が言った。

「俺のご主人様を殺したな。だが俺はやはり、ご主人様の命令を守らなければならん。この二つの扉の片方を開けると、あの方の財宝が、もう片方には恐ろしい運命が待っている。正しい扉を選ぶには、次の謎を解け。

剣よりも鋭く 布地よりもやわらかで 輝きはエメラルドをしのぐ
にもかかわらず何の価値も無い物は? 」

テツヤ「……おかしいよな、コレ。なんで魔女本人を倒さないと来れない場所で、謎かけを仕掛ける衛兵がいるんだ? 魔女本人の部屋の戸で合言葉を確認させるならわかるがよ」

ミヤ「こらこら叔父ちゃん、そういう所を突っ込むのはよくないよ。魔女さんは部屋をしょっちゅう留守にする人で、あたしらがたまたま御在宅の時間にかちあっただけかもしれないじゃない

ここで考えるべきは衛兵の配置と理由ではなく、謎かけの答えだ。まぁ何度もクリアしているゲームだから、とうの昔に知っちゃいるが。

【項目171】→【項目265】

一度だけひっかけがあり、「火と答えたなら479へ」と指示がある。わかってなかったクセにその項目に進むと、デーモンに襲われるのだ。
だがズルをする奴は指を挟んで引き返すので、あまり意味の無いひっかけだと思う。

【項目127】

ミヤ「答えは“草”だよね!」

デーモンはゆっくり頷いた。

「よく答えたな。左の扉がそちらの求めている扉だ」

テツヤ「それじゃあ左へ行くか」

右は単なるトラップなので注意だ。死後も契約を続行している事からわかるとおり、こいつは正直なデーモンなのである。

【項目398】

扉を開けると、壁には魔法の松明がついていた。
四角い部屋の床はチェッカー盤のように黒と白に色分けされている。
部屋の真ん中には、石の台座にのったブロンズの箱がある。

罠の存在を疑うべき場所だし、実際にあるのだが、盗賊単品ではこの部屋を調べる事はできない。単独で行動できるのは魔術師と僧侶なのだ。

ミヤ「叔父ちゃん、気を落とすな。あたしは常に叔父ちゃんの味方だよ! 役立たずな場面でもめげないで」

テツヤ「めげてねぇし要らん事言わんでいいんだよ!」

ディアブロ「あっちがじゃれてる間に、俺は真面目に呪文でも唱えるかねえ」

【項目192】→【項目423】

Photo_2ディアブロ「ファルタインの召集と魔法探知が使えるが、例によってファルタインじゃない方を選ぶぜぇ」

(魔術師)

白い敷石は、魔法の力で明るく輝いている。
君はそれを踏まないようにして箱までたどり着き、蓋を開けた。

ミヤ「ありゃりゃ。これまたあっさりクリアしちゃった」

テツヤ「やけに魔術師が役に立つ城だな、ここは……」

元々、魔女の城である。目には目を、餅は餅屋という事なのだろう。

【項目294】

箱を開けると、奇妙な光景がこちらの目に映った。
箱の底はインクのように真っ黒な池で、そこから五本の手が突き出している。
それぞれの手には、色の違う球が一つずつ握られている。
一本の手には赤、別の手には青、また別の手には灰色、そのまた別の手には金色、そして最後の手には白の球が握られていた。
そして、箱を開けた時には何もなかった蓋の裏に、突然、大きな口が現れて、こちらに話しかけた。
大きな口は、あたりに轟くような大声で言った。

「この五つの球には魔法のエネルギーが詰まっている。一つの合言葉を話しかければ、そのエネルギーが放出される。赤い球は虐殺の球だから“血”、青い神秘の球には“死”、灰色の疫病の球には“ペスト”、金色の贈り物の球には“愛”、白い火の球には“大火”と話しかけよ。そのとき球のエネルギーが解放される。この中の一つを持っていくがいい。心して選べ」

ディアブロ「というわけで、持っていけるのは1個だけだぜぇ」

実はここで持っていくべき球はほぼ決まっている。ルール通りに遊ぶなら、白い火の球がほぼ必須なのだ。パーティに戦士がいればそうでもないのだが……まぁいない物は仕方が無い。
よってディアブロは火の球を選び、それを手に取る。

ディアブロ「ま、他の球も使わない物ばかりだから、別に惜しくないしねえ」

【項目297】

球の一つを選んだ途端に、他の手は箱の底の黒い池の中に沈みはじめ、やがて見えなくなった。
残った一本の手も、こちらが球を受け取ると、池の中に沈んでいった。
そして箱の裏の大きな口が消えたとき、どこからともなく一陣の風が吹いてきて、箱はバタンと音を立てて閉まった。
戸口に戻ることにする。

ミヤ「もう片方の扉にも入れるよ?」

だがそっちは罠しか無い部屋だ。

テツヤ「じゃあ行っても仕方ねぇ。もう城を出ようぜ」

こうして一行は魔女の隠し部屋を後にした。

【項目406】

城の外に出ると、ヴァラダクソールは鞍袋から銀の十字架を取り出した。
老騎士が言った。

「これは聖骨箱になっていてな。中には、聖アシャナクスの指の骨が入っている。持っていくがいい。全ての聖人がそちらの旅を見守ってくれることだろう」

この贈り物を受け取ることにする。
老騎士は満足げに笑うと、馬に乗り、北をさして去って行った。

ミヤ「さようーならー。元気でねー!」

テツヤ「しかし聖アシャナクスって誰だ? 初耳の名前だよな」

しかし例によって僧侶の知識で、それを知る事ができる。

【項目286】

3(僧侶)

聖アシャナクスとは、旅人や道に迷った者の守護聖人である。

ミヤ「その人の聖骸が入った、ありがたい御守りなんだよ。この十字架はね」

テツヤ「仏さんの骨を詰めた物なんぞ、バチあたりな気もするけどな」

ミヤ「いやいや、聖骸は中世ヨーロッパでは実際にありがたがられた物だからさ。そういう日本人的な感覚で考えちゃいけないよ」

ディアブロ「なんせこのレジェンドという世界、一般的な宗教は“真教”という一神教で、多神教はマイノリティらしいからねえ」

バイキングやケルト風戦士がバーバリアンとして存在し、明らかにアラビア風の町や人種も出てきます。北欧神話おなじみな神様達やアラーも出てくるし、南の海の向こうにはアフリカ風獣人なんぞもいる模様。中世のヨーロッパを真ん中に置いた地図そのまんまな舞台世界のようだ。ここまで本気で西欧風ファンタジーなゲームはザラには無いまぁ中世イギリスが舞台の「混沌の渦」なんてTRPGも昔はあったが(日本では全然流行らなかった。あれでは仕方が無いが……)。

【項目444】

去っていくヴァラダクソールの後ろ姿を見送ってから、東へ向かう事にする。

ミヤ「さあ、旅を再開しようよ! カノングの港町から、船に乗るんだよね!」

テツヤ「まぁな。目的地が海の向こうなんだから仕方があるめぇ」

ディアブロ「2巻は本当にワイルダネスアドベンチャーだぜぇ」

 次回は海の向こうを目指すが、船旅は平穏にすむのだろうか? 無論、そんなわけは無い。

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コメント

東洋にも仏舎利というものがありますな

投稿: HA | 2009年12月25日 (金) 17時38分

お釈迦様の遺灰がありがたい物とされているようですね。
東洋ではあそこまでのランクになるか、いっそ即身仏までいかないと聖遺物として扱われないという事でしょうか。
ハードル高いなー。

投稿: 松友健 | 2009年12月26日 (土) 20時18分

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