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2009年12月 6日 (日)

ブラッドソードリプレイ2-1 予言

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

テツヤ「よーし、それじゃあブラッドソードの2巻を始めるぞ」

ミヤ「はいな! 準備は前の巻の最後で終わってるから即行で開始だね!」

ディアブロ「ま、もうちょいと無いでもないぜぇ。とりあえずレベルアップ後のステータスを確認だな」

現在のステータス

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。
全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:4 戦闘力:7(+1) 打撃力:サイコロ1個+2 精神力:7 機敏度:8 生命力:25
装備:ロジ・スカイランナーの剣 革の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金75) 弓 矢筒(矢6本) 鋼鉄の笏(残り4回) エメラルドの御守り

3 ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:4 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+2 精神力:8 機敏度:7 生命力:21
装備:六尺棒 鎧(鎧強度:3) 盾の御守り(鎧強度+1) 金貨袋(所持金73) 魔法の弓 矢筒(矢6本) 回復薬(生命力をサイコロ2個回復)

Photo_2 ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:4 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+1 精神力:8(+1) 機敏度:6 生命力:21
装備:剣 銀の鎧(鎧強度:2) 魔法の指輪(精神力+1) 金貨袋(所持金73)

ディアブロ「アイテム・所持金含めてこんなもんだぜぇ。今後も有用なアイテムを残してあるから、最初から荷物が多いな」

ミヤ「あたしなんかあと二つしか持てないよ。ところで、お金がなんかいっぱい増えてるけど?」

テツヤ「1巻で優勝した賞金だ。一人金貨60枚。一月ぶんの生活費程度にはなりそうだな」

ミヤ「命がけの大会なのに、なんかしょぼくない?

テツヤ「かといって、このゲームで金貨1万枚とか渡されても持ち切れないからな……。キャンペーンの第一歩で億万長者にしたら『そんな金持ちがなんで放浪を続けるんだよ』という話にもなっちまう。ゲームとの整合性を考えたら、この金額が限度って事なんろうよ」

ミヤ「ぬう。あのダンジョンで死んじゃった挑戦者の人達は、金貨60枚のために散っていったわけなんだ……」

ディアブロ「はは、NAKERUDE。それと生命力は完全に回復している。あの大会から1,2週間後から始まるから、その間に休息できたって事だ。矢も補充できるんで、矢筒の中身は6本になる」

ミヤ「矢は寝てても増えないと思うけど。木の枝から自作したのかなあ? だったら荷物の許す限り持ちたいんだけどな」

テツヤ「そういうセコイ考えはやめろ。どうせすぐに荷物が増えて捨てるはめになる」

ミヤ「当分、ディアブロが荷物持ちだね!」

ディアブロ「ありがたい話だぜぇ。それじゃあそろそろ出発しますかね」

ミヤ「はいな! レッツゴー!」

大会も終わり、すっかり静かになったカルーゲンの街を後にする三人。当面、行き先のあてはない。この時点では、彼らはきままな放浪者であり、気の向くまま足の向くままに土地から土地へ渡る旅人なのだ。
そして、街の側にある森ぎわの原っぱにて、次の冒険が幕を開ける。三人がそれと気づく前に……。

【項目1】
「これは避けがたい運命だね」
老婆は、たき火の明かりに照らされたカードをじっと見つめながら言った。
「運命の女神(ウィアード)が出たんだ。あんた達は大きな仕事にとりかかる事になる。恐ろしく大切な物を探し求める旅にね」
老婆は、占いの反応を見ようと、こちらの顔を見上げた。
そして茶色の萎びた手で一枚のカードをいじりながら、話を続けた。
「この最初のカードによれば、あんた達の仕事には、不正をただす、あるいは壊された物を元通りにするという任務が含まれている。そして、あんた達が長くつらい旅をするだろうと予言している」

ミヤ「そうなんだ……でも辛いか愉快かは人それぞれなんじゃないかなあ?」

ディアブロ「当人にとって辛い事がおこる、て話かもしれないぜぇ」

ミヤ「えー。じゃあこれからずっと空きっ腹で歩かないといけないのかなあ?」

テツヤ「おめーらうるせぇぞ。ちと静かにしな」

「次のカードは、数多くの危険な障害があんた達の前に立ち塞がるだろうといっている。手強い相手を向こうにまわす事になるよ。そして最後のカードには、あんた達がすぐにも出あう事になる男の姿が見える……厳しい顔つきの、氷のような目をしたアーコンという男だ。こいつは冷酷無情な男だよ。人々を意のままに従わせようとする支配者さ。あんた達の探求の旅が彼の不利になるようなら、容赦なく妨害してくるだろうね」

ミヤ「その人が手強い相手ってわけだね。でもイコンとかアーコンとか、そんな名前の人に妙に縁があるなあ」

ディアブロ「じゃあその次の敵はウーコンで、エーコン・オーコンと続くのかねえ」

ミヤ「そして最後には全員が合体して出てくるんだよ」

テツヤ「黙ってろってばよ!」

「だが、ごらん。こいつの隣に、わしらが賢母と呼んでいるカードがある。彼女は女の支配者さ。アーコンに顔をそむけているだろう。つまり、この二枚のカードが語っているのは、あんた達の前に敵対する男が一人現れたら、味方になる女も一人出てくるって事さ……」
老婆はカードを切ると、こちらをしばらく見つめ、深いため息をついた。
占いは終わった。
立ちあがろうとすると、老婆はしなびた手を突き出した。
「金貨二枚の約束だよ」
確かに、金貨を二枚やると約束していた。
しかし、老婆の占いはあまりにも漠然としすぎている……。

テツヤ「ま、占いなんてこんなもんだろ」

ミヤ「じゃあ次は恋占いをやってもらうね!」

ディアブロ「ほほう、君もお年頃だねえ。で、誰との相性を?」

ミヤ「あたしと叔父ちゃんと父ちゃんと母ちゃんと伯母ちゃん。組合せ全10パターンを占ってもらうの」

ディアブロ「……ほとんど血縁ばかりで性別もお構いなしかね」

テツヤ「もうテメーラは晩飯まで喋るな! おい婆さん、代金だ!」

テツヤは金貨を二枚、占い師の手に握らせた。

【項目355】
老婆はにっこり笑った。
その時、彼女が占い師によくあるような、歯の抜けたしわくちゃ婆さんではない事に気づく。
しわだらけの茶色い肌の下に、誇り高い、整った顔立ちがうかがえる。

ディアブロ「ほほう、若い頃はさぞお美しかった事だろうぜぇ」

彼女は袋の中から小さな瓶を取り出した。
「これは薬草から作った膏薬だよ。森の仲間が古くから使っている薬さ」
森の民の事だろうか、それともエルフの事だろうか?
もらうわけにはいかないと言おうとしたが、彼女はそれをこちらの手に押し付けた。
「これで傷の痛みがとれるからね」
そう言い添えると、彼女は自分の持ち物を集めて、森の方へ歩いて行った。
「幸運を祈ってるよ」

テツヤ「待ってくれ……!」

手の中の瓶に目を落とし、次に原っぱのはずれの木立の方を見上げた時、彼女の姿は消えていた。

ミヤ「ふむふむ……この膏薬の瓶は5回使えるね。1回でサイコロ1個、生命力を回復できるよ」

ディアブロ「なんだったのかね、あの人は。ま、薬もらえて得したねえ」

テツヤ「別に代金を余分に払ったわけでもねぇんだがな……」

そう呟くが、相手がもういないのでは仕方ない。捨てるのはもったいないし、相手の気持ちを踏みにじる事にもなる。瓶を荷物に加え、三人は野営の支度を始める事にした。

周囲には、三人と同じような旅人が大勢いる。それがどんな人達なのか……それは次回のお話。

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