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2009年12月12日 (土)

ブラッドソードリプレイ2-3 秘宝

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。
全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:4 戦闘力:7(+1) 打撃力:サイコロ1個+2 精神力:7 機敏度:8 生命力:25
装備:ロジ・スカイランナーの剣 革の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金73) 弓 矢筒(矢6本) 鋼鉄の笏(残り4回) エメラルドの御守り 膏薬の瓶(残り5回)

3 ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:4 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+2 精神力:8 機敏度:7 生命力:21
装備:六尺棒 鎧(鎧強度:3) 盾の御守り(鎧強度+1) 金貨袋(所持金73) 魔法の弓 矢筒(矢6本) 回復薬(生命力をサイコロ2個回復)

Photo_2 ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:4 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+1 精神力:8(+1) 機敏度:6 生命力:21
装備:剣 銀の鎧(鎧強度:2) 魔法の指輪(精神力+1) 金貨袋(所持金78)

前巻までのあらすじ

レジェンドという世界、クラースの地にて冒険者として旅する三人。彼らは腕試しがてらに迷宮突破競技へ挑んだ。そこで幾多の罠や敵を切り抜け、見事に優勝の栄冠を手にする。激闘を終えた三人は、再び気ままな旅を続けるが、この地で新たな冒険に巻き込まれるのであった……。

街道沿いの野原にて、商人とチェッカーの指し手達の動向に不審な物を感じた三人。周囲の人間が寝静まった頃に何かを始めようとしている事を突き止めたので、事前に行動を開始する。

テツヤ「少々荒っぽい手になるが、無理にでも口を割ってもらうしかなさそうだな」

ミヤ「これで『夜中に友達のお誕生日おめでとうパーティーをゲリラ開始するつもりでした』とかなら、あたしら完全に空振りだね」

ディアブロ「それならむしろOKだと思うぜぇ。戦闘になる事に備え白い火の呪文を2つ準備しておくかね(精神力9→7)。あとバトルオーダーはテツヤ=1、俺=2、ミヤ=3で頼む」

準備を整え、三人はぬき足・差し足・忍び足、行動を開始する。

【項目172】
何か不穏な動きがあるとすれば、その背後にあのチェッカーの指し手達がいると考えるのが妥当だろう。
指し手の一人に近づき、喉もとに短剣を突き付ける。
男は恐ろしい目でこちらを睨みつけ、獣のようなうなり声をあげた。
男の口の端に鋭い牙がちらりとのぞく。
そして顔や手にはかたい毛が……。そうだ、こいつは狼男だ!

テツヤ「なるほどな、月が昇ってからどうこうと言ってたはずだぜ!」

木々の梢を見上げ、月がまだ昇っていない事を確かめる。
しかし、月に気をとられたのが間違いだった。
男はその隙をとらえて、うなり声で命令を発した。
商人達が寝袋からいっせいに飛び出した。
目をギラつかせ、長いナイフをふりかざし、彼らは、眠っている森の民達に襲いかかっていった。

ミヤ「ええっ! ちょっと、とめないと!」

ディアブロ「おいおい、指し手さん達よ。自分らの境遇わかってる? 今すぐ止めさせたほうがいいと思うぜぇ」

もう一人の相棒の指し手が、立ちあがってうなった。
「我々は必ず勝つ。我を忘れたあの馬鹿どもが、たっぷりと殺しの仕事をしてくれるだろう。降伏しろ。兄弟から手を引くんだ」

テツヤ「こいつにはこの世から身を引いてもらおう!」

そう答え、狼男の喉もと深く短剣を突き刺す。
もう一人の狼男は恐ろしげな声を発し、顎からよだれをたらしながら向かってきた。
しかし、まだ月は昇っていない。
男は狼の姿になった時ほどの力は持っていないはずだ。

テツヤ「今ならこいつら、さほどの敵じゃねぇ筈だな」

ミヤ「早くこいつら倒して、悪さやめさせないと!」

森の民の中には目を覚まして、必死に戦っている者もいた。
しかし、催眠術をかけられた商人達が相手では勝ち目は無い。
こちらは、一人の狼男とその手下三人を向こうにまわして、戦わなければならない……。

狼男(変身前)(W)
戦闘力=7 精神力=7 鎧強度=1 生命力=12
打撃力=サイコロ1個+1 機敏度=8

手下(S)
戦闘力=6 精神力=6 鎧強度=0 生命力=10
打撃力=サイコロ1個 機敏度=5

テツヤと狼男の機敏度が同じなので1d6勝負。テツヤ3、敵4で敵が先攻。

テツヤ「チッ、先手は取られたか。さすが狼だけあってすばしこい奴だ」

ディアブロ「個々は強くないが数で攻めるタイプだな。早いラウンドでラッシュかけたい所だぜぇ」

ミヤ「よし、がんばるぞ」

B21_4○第1ラウンド
狼男:テツヤを攻撃。出目3で成功。ダメージ4(被害2)。
テツヤ:狼男を攻撃。出目3で成功。ダメージ4(被害3)。
ミヤ:手下3へ射撃。出目7で成功。ダメージ3(被害3)。
ディアブロ:白い火の呪文を詠唱。出目8で失敗。

ディアブロ「ここで成功してれば流れは完全にこっちだったんだけどねぇ」

ミヤ「ま、思うようにはいかないもんだよ」

手下1:C-2へ移動
手下2:B-3へ移動。
手下3:B-5へ移動。

テツヤ「このままじゃ囲まれかねんな。ここで攻勢に出るとするか!」

テツヤ(ダブルアクション):狼男を攻撃。出目7で成功。ダメージ5(被害4)。

テツヤ「なんとかボスのHPは半減させたぜ」

ディアブロ「次あたりが正念場かねぇ」

○第2ラウンド
狼男:テツヤを攻撃。出目7で失敗。
テツヤ:狼男を攻撃。出目9で失敗。

テツヤ「チッ、膠着気味だぜ」

ディアブロ「不調だねぇ」

ミヤ:手下3を攻撃。出目6で成功。ダメージ7(被害7)。撃破。

ミヤ「おおっ! なんか調子良いよ!」

ディアブロ「こっちは好調だねぇ」

ディアブロ:白い火の呪文を詠唱。出目6で成功。狼男にダメージ8(被害7)。撃破。

狼男「ギャースっ!」

ディアブロ「よし、屠った。ボスが落ちたから後は掃討するだけだぜぇ」

テツヤ「へえ、やるじゃねぇか」

手下1:D-2へ移動。
手下2:B-4へ移動。

○第3ラウンド
テツヤ:手下1を攻撃。出目5で成功。ダメージ4(被害4)。
ミヤ:手下2へ射撃。出目6で成功。ダメージ6(被害6)。
ディアブロ:白い火の呪文を詠唱。出目7で成功。手下2にダメージ12(被害12)。撃破。

ミヤ「おおっ、撃墜数2つ! やるじゃん!」

ディアブロ「弱った敵にハイエナ絶好調だぜぇw」

テツヤ「まぁ戦法としては間違っちゃいねぇよ」

手下1:テツヤを攻撃。出目6で失敗。

○第4ラウンド
テツヤ:手下1を攻撃。出目11で失敗。
ミヤ:手下1へ射撃。出目9で失敗。
ディアブロ:白い火の呪文を準備。
手下1:テツヤを攻撃。出目5で成功。 ダメージ2(被害0)。

テツヤ「このラウンドは敵味方ともにダメージなしか……」

ミヤ「まーよくある事だよ」

○第5ラウンド
テツヤ:手下1を攻撃。出目7で成功。ダメージ6(被害6)。撃破。

テツヤ「よし、とどめ!」

ミヤ「これでカタがついたね! 森の民さん達はどうなってるの……?」

【項目85】
原っぱには、死体やちぎれた手足がごろごろ転がっていた。
森の民も商人も一人残らず死ぬか、あるいは森の中へ逃げ去ってしまっていた。
原っぱを歩きまわって、散らばっている
金貨を集める。
全部で
五十五枚にもなった。
チェッカー盤とコマも見つかった。
狼男の一人のマントには銀製の
狼の頭のバッジがついていた。
欲しければ、どれでも持っていっていい。

ミヤ「助けられた、とは言い難いね……」

テツヤ「気を落とすな。お前のせいじゃねぇよ」

ディアブロ「とりあえず金貨とチェッカー盤、コマは持っていくとするかね」

その時、突然、たき火の向こうから低い呻き声が聞こえた。
行って見ると、竪琴をひいていた男が胸から流れ出る血の海の中に横たわっている。
まだ息をしている。だが虫の息だ……。

ミヤ「あの人、まだ生きてるよ! 助けないと!」

テツヤ「しかし……こりゃどう見ても……」

ディアブロ「手遅れだな。でも何か言いたそうにしているぜぇ」

【項目335】
男の上に屈みこみ、最後の言葉を聞きとろうとする。
「やつらは私をとらえようと……とうとう……」
男の言葉は、口からあふれ出る血のためにたびたび途切れた。
「……歳をとりすぎた……私はずっとこれまで、この事のために……」
男はこちらを見上げると、起き上がろうと必死にもがいた。
そして苦しげに食料袋に手を突っ込むと、中からベルベットの布地にくるまれた何かを引っ張り出した。
ベルベットを血に染めながら、男は取り出した物をこちらに手渡した。
金箔の施された見事な鞘だった。
ちりばめられた宝石が、ブルームーンの冷たい光を受けて、まばゆい輝きを放っている。

テツヤ「さっきの連中は、こいつを手に入れるために襲撃しやがったのか」

ミヤ「関係ない人まで巻き込んで……?」

「五候は力を集結しつつある……」
男がささやいた。
「まもなく彼らはこの世に復活するだろう……。その時、このブラッド・ソードだけが、彼らを食い止める事ができるのだ……。あとの部分を見つけ出せ……。ワイアード王国の魔術王ワーロックが柄を持っている……。刀身の行方は、私にもわからん……」
男の声は、突然、低くなった。
そして、青い目がカッと見開かれた。
「私はこの鞘のために殺された。今度はそちらがこれを守る番だ。五候の手下は私を追い続けたように、そちらを追うだろう。決して鞘を身体から離してはいけない。ワイアード王国へ行け。それが唯一の生き残る道だ……」

五候――五人の真のマグス。彼らは古代スパイト市が天変地異で滅んだ時、自らを天の星へと変えて災厄を生き延びた魔術師達である。彼らは再び地上に舞い戻り、その魔力で大地を支配しようとしているのだ。
彼らを討てる唯一の武器が、魔剣ブラッドソードなのである。

男は、もう手のほどこしようが無かった。
彼はこの最後の時を、凄まじい気力だけで持ちこたえているのだ。
こちらに自分の任務を託し終えると、低いうめき声をもらし、ガックリとくずれ落ちた。
死者の見えない目は、煌めく鞘に釘づけにされたまま動かなかった。
その時、男が想像以上に歳をとっていた事を悟る。

ディアブロ「死んだぜぇ」

テツヤ「ああ。安らかに眠りな」

ミヤ「埋葬してあげたいけど、この人含めて数が多すぎるし……」

せめて、というわけで手を合わせて祈りの言葉をとなえるミヤ。
ようやく三人の前に姿を現したブラッドソード。次回から、この剣を中心に事態が動き出す……。

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コメント

>「五候は力を『終結』しつつある……」

ここは『集結』あるいは『結集』では?

ーーーーーーーーーーーーーー
あるサイトでは、
>運命の戦士でもなんでもない冒険者がいきなり『ブラッドソードを守れ。三つ集めろ』といわれても。

という指摘がありました。

投稿: しせい | 2017年1月15日 (日) 13時29分

ご報告、ありがとうございます。
確認したところ「集結」だったので、修正しておきました。

>運命の戦士でもなんでもない冒険者がいきなり『ブラッドソードを守れ。三つ集めろ』といわれても。

そう言われて剣を渡される事が、運命であり宿命だったのだ……と考える事はできますな。
まぁもしそんな場面を目にしたら「あんた、今考えついただろ」と思う事は確実ですが。

投稿: 松友健 | 2017年1月15日 (日) 20時12分

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