« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »

2009年11月

2009年11月29日 (日)

ゲームブックDS ソードワールド 6剣

ようやっと戦士編、全クリアー。 結局、地下都市までたどり着いてからも1度死亡。

「ついに城へ来たぜ……この扉の向こうに奴らがいるに違いない。堂々と蹴り開けて颯爽と俺参上!」

アイテム無しではほぼ勝てない敵がいました。叩きのめされてまさに惨状。
しかしまぁそれ以外には失敗する事無く、次の挑戦でクリア。

感想だが、なんか昔あそんだ「紅蓮の騎士」というゲームブックを思い出した。尖った所の無い和製洋風ファンタジーを舞台に、戦士がちょこちょこアイテム集めながら毒気や嫌みの無いNPCと出あいつつ大きな陰謀を止める……と。

ボリュームも丁度あれぐらいかね。昔のゲームブックと比べても、つまらない方には入らないかな。
だがDSのゲームなんだよな、これ。容量ダダあまりしてるような気がするんだが。

とりあえず魔術師編もやるか。正解ルートがどこかで判明してから。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年11月26日 (木)

ゲームブックDS ソードワールド 5剣

まだプレイ継続中。ゲームブックにおいては一度クリアするまでサマも攻略ルート覗き見もしない主義なので、指はさみ(分岐前セーブ)もなしで、死ぬたびに1章の最初へ戻っている。

正直、面倒くさい。よって一度死ぬと「じゃあまた明日」となる。よってなかなか進まない。

まぁとりあえず、2章の地下迷宮を通り抜け、地下都市へまでは行く事ができた。

しかしあちこちを調べ過ぎたせいか、魔神が復活しちまって死亡。絶望的な戦いをとりあえずやらせてくれる――という事もなく、文面だけの強制敗北だった。

むう、惜しい。せっかく能力引継ぎでのリトライがあるのだから、メチャ強いがそれを利用すれば勝てる、そうしたら普通のプレイでは通れないルートへ……みたいな事があっても良いと思ったのだが。

しかしこのゲーム、客観的には高い評価は出ないだろうが、個人的には良い物だ。「俺ならこうするのに」がいくつか発生中。そのうち1つや2つは本当に利用するだろう。

多分な……。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月23日 (月)

レビュー マージナル・ライダー(1) 第三話 懲らしめ馬泥棒

Mr3  うわあぁぁーびっくりだー そんな感じのラファル君。

 読んでた自分もびっくりです。

 この三話において、自分が一番気になっていた問題の解答が出ていました。

 このリプレイでは主役のラファルがライダー(騎乗)技能を習得しており、それがストーリーにも関わっているのですが……この技能は当然ながら何かに乗って運転するための技能。

 なれば騎乗するための乗り物が必要になります。乗り物にもランクがあり、普通の馬より戦馬、戦馬よりペガサス、ペガサスよりワイバーン……という具合に強弱があります。当然、キャラクターのレベルアップに伴い乗り物も変えて行くわけです。

 しかしラファルは己の愛馬ストラーダを溺愛しており、キャラ設定でも「昔からずっと面倒みてきた」という事になっている模様。それでもゲームだからと乗り換えて行くのかどうか――自分はそれを疑問に感じていたわけです。

 そしてその答えは三話の最期で明かされました。

 

 馬が別の馬とつがいになっちまったのでサヨウナラした。ラファル、おめーは次回から別の物に乗っておれや

 

 このストーリー展開により、否応なくラファルは乗り換えを行う事になるようです。さすがです、凄いGMさんです。ストーリー側で強引に乗り換えを推奨してくださるなら、キャラ設定とレベルアップの整合性で悩む必要などありません。魔道バイクにペガサスにグリフォン、そしてゆくゆくはドラゴンへ、ラファルの騎獣は容赦なく乗り換えさせられていく事でしょう。

 バイク→サタンサーベルの猛攻から主人公を庇って爆発。

 ペガサス→ハーデスの剣から主人を庇って危篤状態に。

 ペガス→オメガの触手から主人公を庇ってバラバラ。

 これで後腐れなく次の騎獣に乗り換えられる!

 

 あと、竜の守り人とかエルフの女ガンマンとか出てきたけど、まぁそれはいい。それよりも、イラスト一枚さえない一発NPCのリュッケン男爵という女の人が結構な萌えキャラだった。さばさばしたアホの子とかわりと良い感じじゃないの。まぁもう出てこないと思うけど。

 ゆくゆくはラファルがドラゴンライダーになるまで続くと思うが、そうなると結構長期のキャンペーンになりそうに思う。7レベル程度の「たのだん」でも3巻だったが、はて、こちらはどこまで伸びるやら。

(C)田中公侍・グループSNE/富士見書房 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年11月21日 (土)

ブラッドソードリプレイ1-17 勝利の紋章

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。
全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:3 戦闘力:7+1 打撃力:サイコロ1個+1 精神力:6 機敏度:8 生命力:19
装備:剣 革の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金15) 弓 矢筒 ロジ・スカイランナーの剣 オパールのメダル 鋼鉄の笏(残り4回) エメラルドの御守り ブロンズのハンマー

3 ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:3 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+1 精神力:8 機敏度:7 生命力:16
装備:六尺棒 鎧(鎧強度:3) 金貨袋(所持金13) 弓 矢筒 オパールのメダル 八角形のプリズム 八角形のプリズム カリウムの破片 回復薬

Photo_2 ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:3 戦闘力:6 打撃力:サイコロ1個 精神力:8 機敏度:6 生命力:16
装備:剣 銀の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金13) 炎の護符

クラースのダンジョンレースへ参加した三人。街の領主マグス・カルーゲンの雇われ戦士として地下迷宮へ挑む。数々の強敵を退けてゴール目前に達した三人だが、古代の魔術師の亡霊により、その復讐に協力させられてしまう。操られるがままに霜巨人スクリミール蘇生の手伝いをした三人だが……

風化しかけた骨を集めると、いかな魔力によるものか、巨人スクリミールは復活を始めた。黙って見ていれば程なく完全に蘇ってしまうだろう。

ミヤ「うわー、どうしよう? こいつが復活しちゃったら、絶対にマグスさん達に大迷惑かけるよね?」

テツヤ「確かにな。なにかできる事は無いもんか……」

ディアブロ「ここでアイテムを使う事ならできるぜぇ?

テツヤ「よしそれだ! とりあえず背嚢から何か出せ!」

【項目302】
巨人の肉や筋骨が再生する前に、何を添える気だ!

テツヤ「この項目で使える物は何だ!?」

ディアブロ「まずは氷の宝石……」

テツヤ「もう使った! 無え!」

ディアブロ「じゃあ鉄の籠手……」

テツヤ「拾ってこなかった! 無え!」

ディアブロ「なら後一つ。カリウムの破片だな」

ミヤ「それなら持ってる! よし、これを突っ込むよ。えいや!」

【項目441】
小箱からカリウムの破片を取り出して、化石の心臓の奥に差し入れる。
やがて心臓が脈を打ち始め、ピンク色の鮮血が心臓に流れ込んだ。
部厚い筋肉や軟骨や皮膚がすでに骨を覆っている。
スクリミールは死の縁から蘇ったのだ。

ミヤ「あれ? 効かなかったのかな?」

テツヤ「水に濡れると爆発するって話だったが、血液じゃ成分が違うから駄目だったんじゃねぇのか?」

ディアブロ「だとすると厄介な話だぜぇ。ま、こいつさんが友好的である事に期待するかい?」

彼は切り立つ氷壁のように、こちらの前にそびえたった。
顎鬚にはつららが輝き、両眼の奥底には冷たい憎しみの炎が燃えている。

「スクリミールがこの世に再び蘇ったぞ!」
彼は怒鳴った。
岩の壁を揺るがすような声だ。

「この声をよく聞け。クラースの王座の上で縮こまっているマグスども、用心するがいい。明日の日の出を拝む事はできないぞ。その血で空を真っ赤に染めてやるからな!」
その時、彼はこちらに気づいた。
暗いまなざしは、まるで冬を告げる初霜のようだ。
彼は呟いた。

「スクリミールは人間の手によって墓場から呼び戻された。こんな事があっていいのか? 誇り高いヨタンハイムの巨人の俺が、こんな屈辱を耐え忍ばなければならんのか? いや、断じて許せん。この蘇った手で、お前達を最初に血祭りにあげてやろう……」
彼はこちらに向かって手をのばしてきた。

ミヤ「えええ! 何それ! 報酬は思いのままだったんじゃないの! このウソツキ!」

ディアブロ「ご本人の思いのまま、という意味だったのかもな」

テツヤ「単なる詐欺だろそりゃ! チッ、しょうがねぇからエキドナやイコンの時みたいな戦法でなんとかするぜ!」

ディアブロ「できるかねぇ……」

なにせスクリミールは機敏度・戦闘力・打撃力、全てが物凄く高いのだ。そしてこのゲームの『防御』は敵より機敏度が高くないと無駄なので、魔術師が充分に距離を離す前に味方が殺されかねない。ブラッドソードはグズやウスノロにとって非常に住み難い世界なのである。

テツヤ「じゃあどうすんだよ!」

ミヤ「あ、叔父ちゃん! あれ見て!」

そのとき突然、彼は胸をかきむしり、身をよじって苦痛の悲鳴をあげた。
「俺の心臓! 俺の心臓が燃えている! お、お前らのしわざか……」
彼は倒れた。
物凄い勢いで地面に激突したために、そばにいた者は吹っ飛んだ。
舞い上がる土ぼこりの向こうで、カリウムに心臓を焼き尽くされたスクリミールの身体が痙攣をおこしている。
氷の巨人は熱と炎の力の前に屈したのだ。
炎はみるみるその巨大な身体を包みこみ、ほどなく全てを焼き尽くした。
後には骨の欠片すら残らなかった。

ミヤ「やっぱり効いてたんだ! 効果が出るのがちょっと遅れてただけだったんだね!」

テツヤ「チッ、驚かせやがる。しかし流石に心臓を直接攻められりゃ、古代の巨人といえども呆気ないもんだな」

ディアブロ「ははっ、心臓を焼かれても平気な顔で襲ってくるような奴と戦わされちゃかなわんぜぇ」

ミヤ「結果的には大勝利! さ、勝利の紋章をとるよ!」

【項目432】
クラースのかつての偉大なマグス達を悩ませた氷の巨人スクリミールを葬る事ができた。
この偉大な勝利に対しては、
200点の経験点が与えられる(生き残っているキャラクターの間で平等に分配せよ)。

ミヤ「あたしが取っていいよね!」

テツヤ「ああ、無論だ」

丘の頂上に登って、勝利の紋章を手に取った瞬間、光の柱の中に閉じ込められた。
転送の魔法だ!
気がつくと、クラースの大会堂の中にいた。
そこには、勝利を誉め称えるためにマグス達が集まっていた。

ミヤ「おお! いきなり祝勝会場だよ!」

テツヤ「もう集まってるって事は、案の定、終始観戦していたらしいな」

ディアブロ「ま、生還者のいない年も多いらしいからな。むしろ命を賭けたレースを観戦するのがメインなのかもしれないぜぇ」

まず、マグス・トールが近づいてきた。
「マグスの代表として告げる。年一回のこの試合に勝つ以上の事をやってのけてくれたな。我々の先祖の時代からの恐るべき敵スクリミールを倒したのだ。だから、惜しみなく最高の報酬を与えよう……」
彼が手を打つと、賞品を山積みにした翡翠の盆をささげた奴隷達が進み出てきた。

ここでは各キャラクターに応じたアイテムが貰える。

ディアブロ「例えば、魔術師の俺なら魔法の指輪だ。こいつは精神力を1上げてくれる。今後は魔法の成功率が上がるってわけだぜぇ」

テツヤ「俺なら魔法の弓か。戦闘力+1で命中判定、打撃力はサイコロ1個+1で普通の弓より1高いってわけだが……」

しばらく考え、テツヤは弓をミヤに渡す。

テツヤ「大概バトルオーダー1番にいる俺が持っていてもあまり使わねぇのが見えてるな。お前が使えよ」

ミヤ「いいの? じゃああたしが貰う盾の御守り(鎧強度が1上がる)は、代わりに叔父ちゃんが……」

テツヤ「それもお前が持ってろ。僧侶は生命力回復術のために、自身の生命力を残しておく必要があるからな」

ミヤ「あたしばっか二つになっちゃうよ?」

テツヤ「俺がいいんだからいいんだよ、それでな」

ミヤ「ありがとう! さっすが叔父ちゃん、かっこいい!」

テツヤ「へっ、今さら気づくとは目がでかいわりによく見えてやがらねぇ」

ディアブロ「オモチャを姪に買ってやって自分の方が喜ぶ叔父の図、かね……」

【項目540】
勝利はこちらの物だ。
ダンジョンから戻ったこれまでに数えるほどしかいない生存者の一員になれたのだ。
マグスの試合は命を賭した危険な試合だから、生存者が一人もない年もしばしばだった。
生きて戻ったキャラクター全員に対して1000点の経験点が与えられる。
これを平等に分けるがいい。

テツヤ「さっきのと合わせて一人399点て事か」

ミヤ「合計して1200点、3人割で400点にならないかなあ? 1点お得だよ?

ディアブロ「でも、どうせ今後で半端な数は出るぜぇ」

というわけで399点獲得、皆の経験点が899点になる。晴れてランク4に到達である。

マグス達の礼儀正しい拍手に祝福されるのもなかなかの気分だったが、大会堂の外で嵐のような群衆の歓呼に迎えられるのは、また格別だった。
今日は、彼らが暴君以外の者を誉め称える事のできる、年に一度の日なのだ。

ミヤ「やっほー! 皆さん、お誉めにあずかり光栄でーす!」

テツヤ「アイドル気分か。しょうがねぇな」

ディアブロ「お、向こうからカルーゲンのおっさんも来るぜぇ」

雇い主は得意満面だった。
この勝利によって、彼は他のマグスの広大な領地を獲得できたのだ。

ミヤ「なんだかんだ言って、カルーゲンのおっちゃんも嬉しそうじゃない」

テツヤ「もともと博打好きだからな。勝負事に勝てて悪い気はしねえんだろ」

ディアブロ「ま、いずれどこかで勝手に身を持ち崩しそうな御仁ではあるな」

祝福の挨拶ぜめの合間をぬって、彼はこちらのそばにやってきて言った。
「クラースを離れる時だぞ。一度ダンジョンに入った者は、以後数年間、試合に参加する資格がない。だが、そんな事はどうという事もあるまい。苦労の末に偉大な勝利を勝ち取ったのだからな。だがそち達を恨んでいる者が一人いる。これは水晶玉を覗かなくても断言できる。奴とは再び会う事になるだろう。くれぐれも油断をするな」
歓呼の声をあげる群衆を見まわすうちに、憎しみの目でこちらを睨んでいる黒装束の男が、ちらりと視界に入ったような気がした。
しかしそちらへ目を戻した時、男はすでに姿を消していた。

テツヤ「イコンの野郎か。ま、来るならいつでも来やがればいいぜ」

ミヤ「ふっ。勝者の陰には、常に敗者がいるのだ。おみそ汁で顔を洗って出直すがいいだろう」

 マイナーな本一冊出すだけでも何人もと競わなけりゃならんかったようだしな(正直、競争した意識あんま無いけど)。世の中は本当に面倒だ。

ディアブロ「気楽に寝て食ってだけで生きていけりゃあいいんだがねぇ

ミヤ「そんなんじゃつまらないじゃない。冒険の旅はまだまだ続くんだよ。さあ、今日はお腹いっぱいに食べて寝て、明日からはまた元気に出発進行だ!」

テツヤ「やれやれ。ま、元気があるって事は、無いよりも常に良い事だろうがよ」

肩を竦めて呟くテツヤ。こうして一つの冒険は幕を閉じる……今しばし。次の幕が開く時、三人の前には寒風吹きすさぶ荒野が待つだろう。

次巻「魔術王を倒せ!」 近日開始予定

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年11月17日 (火)

ブラッドソードリプレイ1-16 古代の亡霊

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。
全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:3 戦闘力:7+1 打撃力:サイコロ1個+1 精神力:6 機敏度:8 生命力:19
装備:剣 革の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金15) 弓 矢筒 ロジ・スカイランナーの剣 オパールのメダル 鋼鉄の笏(残り4回) エメラルドの御守り ブロンズのハンマー

3 ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:3 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+1 精神力:8 機敏度:7 生命力:16
装備:六尺棒 鎧(鎧強度:3) 金貨袋(所持金13) 弓 矢筒 オパールのメダル 八角形のプリズム 八角形のプリズム カリウムの破片 回復薬

Photo_2 ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:3 戦闘力:6 打撃力:サイコロ1個 精神力:8 機敏度:6 生命力:16
装備:剣 銀の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金13) 炎の護符 

クラースのダンジョンレースへ参加した三人。街の領主マグス・カルーゲンの雇われ戦士として地下迷宮へ挑む。神殿の魔女エキドナ、火口の死闘、そして最後のライバル・イコンにも勝利。栄冠は目前かに見えた……

神をも恐れぬイコンを倒し、三人は浮かれ歩調で丘へと向かう。だがその足が不意に止まった。

ミヤ「うわ……何あれ?」

【項目68】
やがて驚くべき光景が眼前に現れた。
大きな玄武岩の島が、なんの支えもなしに、地上から五十メートルほどの空中に浮いているのだ。

島の真下の地面には、ブロンズの銅鑼が置かれていた。

テツヤ「青銅の銅鑼、か。そういえばイコンの奴がブロンズのハンマーを落としていったっけか」

ミヤ「よし、使ってみよう!」

【項目508】
ハンマーで銅鑼を打ってみる。
ゴーンという音が鳴り響いたかと思うと、いつのまにか転送の魔法によって、玄武岩の島の上に移動させられていた。

ミヤ「こう都合よく転送されたという事は、やっぱハンマーはここに来るためのアイテムで、イコンさんは迷宮のどこかでそれを拾ったんだね」

テツヤ「で、ここは何なのかって事になるが……」

ディアブロ「あれを置くための場所だろうぜぇ」

ディアブロが島の中央を指差す。

島の中央には宝石で飾られた大きな石棺が置かれていた。
石棺の陰のあたりから、年老いた男が一人、こちらに向かって歩いてくる。
その男の身体を通して、洞窟の天井からしみ出る燐光を放つ地下水が見えた。
普通の人間ではないのだ。
男は幽霊のような両手を上げた。
歓迎のしるしか、それとも攻撃のしるしなのか……?

テツヤ「いきなり戦闘にならねぇなら、少し様子を見てみるか?」

【項目509】
男の声は、一千年の歴史の向こうからこちらに話しかけてきた。
「生前、わしはマグス・ジンと呼ばれていた。わしは最も強いマグスとして、全てを支配していた。しかし他のマグス達はわしを妬み、わしを罠に落とした。馬鹿者どもは、わしの下男の巨人スクリミールまで殺した。だが彼らはわしを殺す事ができずに、ここにわしを閉じこめた。わしはここに千年のあいだ眠っていた。千年だぞ! なんと長かった事だろう……。千年の間、わしは入念に計画を練ってきた。復讐の計画が今こそ実を結ぶ時だ。だがこの計画には助けが必要だ。どうだ、助けてくれるか?」

テツヤ「マグス達の内輪揉めかよ。正直、関わり合いになりたくねぇ話だな」

ミヤ「だよねー。じゃあ帰ろっか……帰り道、わかんないけど」

 ここには銅鑼が無い。なんと転送装置は一方通行なのである!

テツヤ「あー……もしかして、この爺さんに協力しねぇと事実上の行き止まりって事かよ?」

ディアブロ「はは、NAKERUDE」

ミヤ「しょうがないなー。じゃあ協力するけどさ……」

【項目116】
男は無感動な笑顔で言った。
「うむ、それは結構。マグス・ジンの栄光は臣下の栄光だ。誰よりも多い報酬で報いよう」
そいつが石棺の蓋の上に手をかざすと、蓋はゆっくりと宙に持ち上がった。
石棺の中には手に花崗岩の塊を握りしめた朽ちた骸骨があった。
男は懐かしげに言った。
「わしの身体だ……。芳醇なワインを舌の上で味わい、柳の間を吹き抜ける風を肌に感じたのは、遥か遠い昔の事だ……さあ、その石を取れ! 早くしろ! わしはもう一刻たりとも思い出の中に埋もれていたくないのだ」
こちらは従うしかなかった。
男を助ける事を承諾した時から、男に逆らう力を奪われてしまっていた。
骸骨の手から花崗岩の塊を取り上げると、石棺の蓋が再びゆっくりと閉まった。

見れば手の中にあるのは、化石になった心臓だった。
男が言った。
「それは巨人スクリミールの心臓だ。奴はマグス達に殺された。わしは奴を使って、昔のマグス達の末裔である現在のマグス達に復讐するつもりだ……」

テツヤ「とばっちり食らうのは今の人間かよ」

ディアブロ「親の因果が子に報い……とは言うが、当時負けた奴が無理に報わせているだけの話だぜぇ」

ミヤ「ぶっちゃけ八つ当たりだよね、それ」

男の発する光は一瞬明るくなったかと思うと、次に暗くなり、やがて冷たい輝きになった。
「あの丘へ向かえ。わしはけちな試合に興味はない。そちらが勝利の紋章を手に入れようと入れまいと、わしの知った事ではない。手に入れたければ、そうするがいい。しかし、頂上の紋章にたどりつくまでに、スクリミールの死体の一部が残る部屋を通るはずだ。巨大な足や胴体や腕や頭蓋骨を見つける事だろう。それを拾って進め。そして頂上に着いたら、それらを組み合わせて、胸の中に化石になったその心臓を収めるのだ。そうしたら、すぐにそこから離れろ。マグス・ジンの魔力が、再び昔日の威力を発揮するだろう。スクリミールの黄色くなった骨に肉が付き、心臓は鼓動を始め、温かい血が血管を巡りはじめる。奴は目を開け、このクラースの変わりようを見るだろう。そして成り上がりのマグス達に、最も相応しい運命をつきつけてやるだろう。さあ、下へ降りる準備はいいか……」
彼が両手を上げると、灰青色の光がこちらを包んだ。
風景が一変し、気付いた時には、空中に浮かぶ島の真下の平地に立っていた。
さあ、前進するがいい。
ただし、スクリミールの
化石の心臓を持っていかなければならない。
捨てていく事はできないのだ。

ミヤ「ハンマーでこの心臓をブッ壊す事、できないかな?」

ディアブロ「残念ながら……」

テツヤ「チッ、実際に手を下すのも下男とやらにやらせるのかよ。人間、歳はとりたくねぇな」

 悪態をついていても話は進まない。仕方なく三人は丘へと再出発する事にした。

【項目238】
ついに、めざす丘のふもとにたどりついた。
平原は妙に広く感じられ、三キロ近くも歩いたような気がした。
頂上をめざして斜面を登っていくと、上のほうから霧が流れてきた。
勝利の紋章が風にひるがえる悲鳴のような音が、荒涼とした風景の中に響き渡っている。

ミヤ「風に翻る……て事は、勝利の紋章てやっぱり旗なんだね」

テツヤ「ビクトリーフラッグを己の手でふれ、て事か。へ、洒落てるじゃねぇか」

一本の坂道をたどっていくと、丘の裂け目に入っていき、その先にはくねくねと曲がりながら登っていくトンネルのような通路があった。
登りが急で、足を休める事ができる小さな部屋にやっとたどりついた時には、正直ほっとした気持ちだった。
一息入れてあたりを見まわすと、部屋の奥に赤い光が射している。
そこには、巨大な頭蓋骨があった。
しかし、なんという大きさだろう!
たぶん、四メートル近い大男の物に違いない。

ミヤ「もしかして、これが……」

ディアブロ「そのもしかしてだぜぇ」

呆れて見ていると、その頭蓋骨の口から呻き声が聞こえた。
そしてそいつは喋り始めた……。
「俺は巨人のスクリミールだ。俺はマグス達に戦いを挑んだ。それはずっと昔、スパイト火山の大爆発が起こり、その結果いまのマグス達が王座を横取りする事になる以前の事だ。昔のマグス達は正真正銘の魔法使いだった! 彼らは呪文を唱えて、俺の肉を塵に変え、心臓を石にしてしまった。俺の血を煮え立たせ、骨を砕いてしまった……しかしお前達の助けを借りて、俺は再び立ち上がる事ができる。俺はマグスを名乗っているペテン師どもをこの地から一掃するのだ。俺の骨を集めてくれ。いま俺は、頭蓋骨の口を通してお前達に話している。あとの骨を見つけてくれ。そして頂上に登って、集めた骨を組み立ててくれ。俺に命を与えてくれたら、どんな報酬もお前達の思いのままだ!」

テツヤ「骸骨で千年野ざらしだった奴が、何をくれるというのやら」

 しかし化石の心臓を持っているため、その魔力によりこの頭蓋骨を持っていかねばならない。持ち物がいっぱいなら、他の所持品を捨ててでもだ。一人パーティだとこれが非常に辛い。

ミヤ「ま、しょうがないね。よいしょっと……」

 背嚢に被せるようにして頭蓋骨を背負う。なんかモゴモゴ言ってるが、そんな事はこの際気にしないのだ。

【項目271】
トンネルのような通路をさらに登っていくと、別の部屋に達した。
石化した木があり、その枝の一つに巨大なあばら骨が南京錠で固定されている。
他の枝にはいくつもの人の首がぶら下がっている。

ミヤ「あたし、こういうイタズラは感心しないなぁ」

ディアブロ「趣味で本気のデコレーションしてるのかもしれないぜぇ?」

テツヤ「だとしたら頭沸いてるぞ、そいつ」

外壁の割れ目からはダンジョンを一望のもとに見渡す事ができた。
石柱の点在する平原とその上空に浮かぶ玄武岩の島、ダージマンの飛び交う谷、沸き立つ溶岩の池の中央にそびえる塔門、その向こうには神殿と拝殿が見えた。
なんとはるばる来た事だろう。
しかしなぜか今、どうしようもない虚脱感がこみあげてきて仕方がなかった。
なぜか冒険の旅が無意味な物に思われはじめてきた。
このままここにいた方が、なんの苦労もなくて、どんなに楽な事だろう。
負けを認めてしまえば……。

テツヤ「……て、何でここまで来て諦めるんだよ!」

ミヤ「おかしいなあ? 何かの魔力に攻撃されてるような気がするよ」

その時、木の方向から風が吹いてきた。
そして石化した木の幹の上に、歯をむき出しにした無数の口が現れて、こちらに向かって泣き叫んだ。
同時に、はかりしれない深みから無数の黒こげの手がのびて、おいでおいでをしている。
狂気の中に今にも引きずりこまれそうな光景だ……。

ミヤ「気持ち悪!」

デイアブロ「さて、どう対抗したもんかねぇ?」

【項目176】
マグス・ジンの声が頭の中に響き渡った。
「マグスの衛兵達は、魔法を使ってお前達を阻止しようとする。しかし、ジンの臣下は常に主人の助けを得る事ができるのだ……さあ、この古いクラースの音楽を聞け」
頭の中に流れる音楽に耳を傾ける。
それはとても単調な歌だった。楽しい歌とはいえなかったが、確かにそれは、気が狂うのではないかという不安を取り除いてくれた。

ミヤ「こんな方法で覆せる精神攻撃だったんだね」

ディアブロ「催眠術の一種だったのかねぇ? だから別の事に集中されると破れるのかもな」

ミヤ「つまり頭の中で、今日の晩御飯の事を考えれば良かったんだよ!」

テツヤ「催眠術なめんな」

 ジンが言った。

「さあ、スクリミールのあばら骨を取れ」

【項目161】
頭蓋骨の口から、まるで弔鐘でも打ち鳴らすような重々しい号令が発せられた。
すると南京錠が開いて、
あばら骨が石化した木の根元にドスンと落ちた。

テツヤ「こいつもやっぱり、強制的に運搬か?」

ディアブロ「ま、そういう事だぜぇ」

ミヤ「荷物があふれてきちゃったよ」

 とはいえ仕方がないのであばらを背負って先へと進む。

【項目159】
さらにトンネルを登っていくと、また部屋があった。
頂上まではあと半分というところだろう。
部屋の奥に別の上り坂のトンネルが見える。
しかし、そこに行くには、巨人の足と骨盤の骸骨が鎖で繋がれた石の王座の横を通らなければならない。

テツヤ「ここには罠はなさそうだな」

ミヤ「さすがのマグスさん達も弾切れかな?」

【項目433】
頭蓋骨が再び声を発した。
すると
骸骨の足を縛っていた鎖がほどけ、カチャカチャと音を立てながら石の床の上に落ちた。

ディアブロ「付け加えるなら、足は二本あるので荷物としても2個なんだぜぇ」

ミヤ「そりゃ大変だよ。でも荷物の空きからしてディアブロが持つ番だね」

ディアブロ「おっと、こりゃしまった」

テツヤ「重たけりゃひきずってもいいぞ」

頭蓋骨「もうちょっと丁寧にせんかい……」

【項目538】
次の部屋に何が待っているか、こちらにはもうわかっていた。
その部屋は奇妙な形に歪み、焼けただれていた。
まるで物凄い熱風に襲われた古代の神殿のようだ。
参拝の人々が突然の天災に逃げ惑うかっこうのまま固まっている。
柱の向こうには、思ったとおり
骸骨の両腕と肩甲骨があった。
片方の腕は
鉄の籠手をはめたままだった。

テツヤ「なんで人々は石化してて、部屋は焼けてるんだ?」

ミヤ「まずは石化、その後に熱風と時間差で襲われたのかなあ?」

【項目394】

ディアブロ「ちなみに腕も二本だから持ち物としては二つだぜぇ。肩甲骨は幸いにも個別の荷物にはならない」

テツヤ「どっちにしろ持つのはお前だぞ」

ディアブロ「あれま。でも籠手は置いていくぜぇ?」

ミヤ「しょうがないなぁ」

石化した人々の悲しげな顔を見ていると、落ち着かない気分になってきた。
急いでその部屋を出て、頂上への階段を登る事にする。

【項目322】
トンネルの外に出ると、丘の頂上の勝利の紋章はすぐ目の前だ。
地底の溶岩の明かりはとうてい達しそうもない場所なのに、紋章は明るい白色の光に包まれていた。
マグス達がかけた魔法の照明に違いない。
だがそれは、単なる照明ではなさそうだった。
よく見ると、洞窟の天井に向かって、一本の光の柱が真っ直ぐにのびている。
すぐに、それが地上へと転送する魔法の柱である事に気づいた。
さあ、あとは壇上の紋章を手に取るだけだ……。

テツヤ「けど、俺らは真っ直ぐ地上へは出られないんだったな?」

ミヤ「でも、どこでこの骨を組み合わせればいいの? 頭蓋骨さん、知らない?」

頭蓋骨「あそこだ……よく見ろ」

紋章の立っている石の台は、鉄の枠組みに支えられていた。
近づいて見ると、それは巨大な枠組みで、その中に巨人の骨を組み立てる事ができそうだった。

【項目412】
意思とは無関係に、鉄の枠組みの中に骸骨を組み立て始めている自分達に気づく。
意識ははっきりしているのに、マグス・ジンの魔法の力に逆らう事ができないのだ。
巨人の骨を組み立てていく自分達の手を、ただ見つめているしかなかった。

ミヤ「おおっ!? これは学校の宿題をやる時に欲しい魔法だなー」

テツヤ「チッ、こんな事する奴らが正直に礼をしてくれるとは思えねぇな」

ディアブロ「ま、今は組み立ててやるしかないねぇ」

組み立て終わって、巨大なあばら骨の下に化石の心臓を置く。
冷たい一陣の風が泣き叫ぶような音とともに丘の周囲から吹きつけた。
スクリミールの魂が死の縁から蘇ろうとしていた。

ひからびた骨の上に、苔のような皮膚が少しずつ広がり始め、頭蓋骨の眼孔の奥で命の光がキラリと光った。

この後、三人はどうなるのか? それは次回、1巻の最後で。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月16日 (月)

ゲームブックDS ソードワールド 4剣

 ついにゲームオーバー。2章のダンジョン内にて、転がる岩に押しつぶされて死亡。途中にある窪みが怪しかったのでそのまま逃げたが、次にみつけた狭い道もスルーしたのがまずかったか。

まぁ1章の抜け方はわかったので、やり直しても問題ないとは思うが。

だがそろそろブラッドソードが懐かしくなってきたので、先にそっちを終えてから2章の本格攻略に臨むとしよう。

しかしせっかく「蛮族」という敵一族を設定しているのに、1章・2章途中まで、ともに手下扱いで、ボス級は人族のキャラクターなんだな……。
蛮族の上に獣蛮族という強力な戦闘タイプ(1話ごとに1匹出撃)がいて、それを大蛮族という幹部級の敵がまとめていて、その上に蛮族王という首領がいる――ぐらいの話も入れておいて良かったのではないだろうか。

後は1週間に1度、人間社会へ攻撃をかけてくればTV番組にもできるな……。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年11月14日 (土)

ゲームブックDS ソードワールド 3剣

ようやく1章クリア。コンティニューして前に死んだ所まで戻り、そこまでに得た経験値を全部ファイター技能に費やして5レベルに到達。騎士三人に自己復讐を果たしてゴール。

確かに2→5レベルで明らかに強くはなっていたが……やはり基礎能力しか見えないのがどうにも味気ない。

ともかく2賞。ようやくウサギが出てきて仲間になる。

しかしもう潔いとしか言えない萌えキャラっぷりだ。まぁ「たのだん」でも半脱ぎで頑張ってるシャーリィさんより、後ろで何言っていいのかわからなくて困ってるポポの方が可愛いかったりもしたが……今度のウサギは性別もメスなのでさらに開き直っていやがる。

もしシステムが昔のPC・SFC版と同じ、自作主人公が酒場でリプレイやノベルに出てきたキャラを仲間にして遊ぶタイプだったら、各地でウサギオンリーパーティが結成されていたに違いない。ゼロシステムなんぞで未来を読まなくてもそれぐらいは容易にわかる。

もちろん、自分はそんな流行に安易な迎合をしないが。でも♀ドワーフと♀グラスランナーのみの犯罪一歩手前チームなら組むかもしれん。……うん、嘘だ。どうせ自分の事だから♂ばかりで「てつを」とか「ごひ」とか「デスマスク」とか漫画のキャラの名前ばかりにするに決まっている。歳とってもオタだからしょうがねぇな。

そう言えばこのDSソードワールド、名前は入力できるのにゲーム内で名前呼ばれた事が無いような気がする。せっかくの楽しい要素を一つ無駄にしていないか。だとすれば勿体ない話だ……。

昔遊んだスパロボでお気に入りのワンシーン↓

敵「そうか……奴らが地球圏最強の部隊、大阪市役所軍か!」

物騒な世界だからな。各地方ごとにも治安維持の部隊を用意せんと。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年11月13日 (金)

ゲームブックDS ソードワールド 2剣

空いた時間でホイホイやれる所は認めざるを得ない長所だ。まぁ自分自身は没頭して進めるタイプの方が好きだが、だからといって手軽さそのものは否定しない。

そして2回目のゲームオーバー。悪の騎士どもが強くて惨敗。レベルの上げ方間違ったか? しかし目に見える数値が少なく、詳しい意味もわからないので再挑戦時に作戦をねる楽しみが無い。判定の時にどの能力を用いて成功の見込みがどの程度あるかもわからないので、ダイス判定もどうにも淡々とふるだけになっている。
だが戦闘のダイス目がよければイケメン戦士がメンチをきるカットインが入るので、それはちょっと楽しい。とりあえず「見える……俺にも敵が見えるぞ!」とかスパロボNTごっこを実行。独り言で。

そういえばDSでもスパロボ出てたよな。しかし准将フルバーストで敵を駆逐するタイムアタックSLGだという情報が正しければ、どうにも購買意欲が……

携帯スパロボの感想一部

コンパクト:ニュータイプ最強伝説/F完なんて目じゃないぜ

A:ゲッターvsガンダムハンマー 決戦!一撃即死ワカメ

R:被弾率0%――ブチ込めサテライトキャノン!

J:冥王計画~敵にとって本当に冥土~

携帯機のスパロボもそこそこ遊んだけど、個人的には食い足りない物が多い。多分Dが一番気に入っている。次点でOGシリーズか。
なお、自分はコンパクト2は見るのも嫌だ。他人の作った物を全否定するのは良くないかもしれないが、それでも自分はあの作品だけは毛嫌いさせてもらうし、その権利はある。 

最終面の途中でフリーズしてデータ消えたんだから、もう理屈じゃねぇんだよ。3部通して全100面のゲームでそんな事があった日には、二度とプレイしないに決まってるだろ。生まれて初めて、比喩抜きでソフトに渾身のストンピングかましたわ。 

インパクト最高! だってデータ飛ばねぇからよ! 時間が無いから2周しかしてねぇけど、バランスも凄いいい塩梅だしね! 一面のゴッグに勝てないとかイチャモンつける工作員は早く日本海に沈むべき。あと爆竜が弱いと嘘を吐く非国民は海の向こうにでも身売りしてください(お勧めは北側)。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年11月12日 (木)

ゲームブックDS ソードワールド

手に入れたので、ちょっくら触り程度にプレイ。 

むう。やはり自分はシステマチックなゲームの方が好きなんかね……。
まぁ入った覚えのない牢屋から脱出したり、こうてつジーグという名前を巨乳のエルフに「ヘンな名前」と言われたり、牢屋にブチ込まれてゲームオーバー食らったりとそれなりに楽しませてもらったが。

しかし戦闘が本当にサイコロふるだけで、各数値がどう関係して毎ターンの結果に繋がっているのかわからんのは寂しいな、これが。
「ゲームブックDS」というシリーズ名らしいが「ゲームブックとはこういうもんだ」という観念に囚われてやせんかね、コレ。

あとゲームスタートのアイコンがウサギなんだが。やっぱり製作側もお気に入りなんだな、タビット。まぁそうだろうとは思っていたが。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年11月 9日 (月)

ブラッドソードリプレイ1-15 最後のライバル

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。
全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:3 戦闘力:7+1 打撃力:サイコロ1個+1 精神力:6 機敏度:8 生命力:19
装備:剣 革の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金15) 弓 矢筒 ロジ・スカイランナーの剣 オパールのメダル 鋼鉄の笏(残り4回) エメラルドの御守り 金色のくつわ

3 ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:3 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+1 精神力:8 機敏度:7 生命力:16
装備:六尺棒 鎧(鎧強度:3) 金貨袋(所持金13) 弓 矢筒 オパールのメダル 八角形のプリズム 八角形のプリズム カリウムの破片 回復薬

Photo_2 ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:3 戦闘力:6 打撃力:サイコロ1個 精神力:8 機敏度:6 生命力:16
装備:剣 銀の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金13) 炎の護符

クラースのダンジョンレースへ参加した三人。街の領主マグス・カルーゲンの雇われ戦士として地下迷宮を進み、神殿で強敵・魔女エキドナを撃破。転移装置で先へ進み、火口にて死闘を切り抜ける。そしてついにゴール目前へと迫ったが……

三人は立ち往生していた。目の前には深く広い断崖が口を開けている。飛び越せる幅でもなく、左右どちらを見ても橋など無い。

ミヤ「あたしの空中浮遊術の出番かなあ? でも叔父ちゃんとディアブロはどうしよう?」

僧侶の浮遊術は他者を運べるほどの力は無いようで、後の巻を見ても仲間を運んでいる描写は見当たらない。

ディアブロ「ま、ここは落ち着いて、もう一度辺りを見ることだぜぇ」

テツヤ「ん? そういえば、橋は無いが妙な連中がいるな

【項目482】
深い谷のあちこちに、翼を持つダージが飛びかっている。

テツヤ「だからダージって何なんだよ……。詳しい描写無しだが、そんなに有名な魔物なのか?」

ディアブロ「どうだろな。それを考えると、色々と途中省略してドラゴンクエストは物凄く偉大、という話になるんだぜぇ」

日本のファンタジーRPG黎明期、ゴブリン・オーク・トロール、プレートメイルやロングソード等の「洋物TRPGではおなじみだったが、まだまだ聞きなれない人間も多かった」名前を極力使わず、漫画じみた絵を現役漫画家に描かせて「がいこつ」「あくまのきし」「はがねのよろい」等のわかり易い名称にしていた辺り、受け入れられる事に対して本気だった事が窺える。そしてそれがあのシリーズの成功の一因である事は間違いあるまい。
なお、自分はRPGのイラストについて、洋物絵画よりも和製漫画絵の方が好きだ。これもまたドラクエの影響である。洋絵が嫌いってわけじゃないが「サムライの剣」の表紙を見て「男塾の人が描けばいいのに」とか考えていた。まぁそんなガキだった。

ミヤ「そんなもんかな? あたしが生まれる前の事だからよくわかんないや」

テツヤ「それよりもダージどもをどうするかだな」

一匹が風に押し流されて、こちらの側にやってきた。
そいつは、前に出くわした連中と違って、襲いかかってくる気は無いようだった。
それに、その顔はまるで人間の顔のようだった。
前に見たダージとは全く違う。
こちらを見つけると、奴は降下してきて、しゃがれ声で言った。
「おい、翼が無くては、この谷を渡れまい?」

テツヤ「やっとダージの描写が出てきたぜ。前の連中はよくわからんが、こいつは羽根の生えた人間なんだな」

ミヤ「むむ。あたしはこいつについての知識があるぞ」

テツヤ「マジか!?」

【項目393】
3 (僧侶)

これはただのダージではない。
オカルト種のダージだ。
おそらくこいつは、元は人間で、クラースのマグスに逆らうか何かしたために、その罰としてこんな化け物の姿に変えられてしまったのだろう。
確かクラースでは、よほどたちの悪い極悪人でなければ、こんな恐ろしい、永遠に続く罰は受けないという話だ。
今のクラースに正義など無いが、それでも犯罪者の多くは慈悲をもって、速やかな死という罰を受ける事になっている。

ミヤ「つまりクラースはカルーゲンのおっちゃんが困った人なせいで、あまり誉められた統治がなされていないと言う……」

テツヤ「政治批判は今はいらん。要するに、このダージは元人間て事だな

ディアブロ「だったら交渉も可能かもな。ま、ファンタジーRPGの人間の3分の1はモンスターだがね」

ミヤ「そんで半分はモブと背景だよね」

テツヤ「名前の無いキャラの話はいらねぇんだよ。今は目の前のコイツだ」

【項目79】
ダージマンはこちらの立っている階段の上の段に降りてきて、大きな皮の羽根を折りたたんだ。
一休みできたのを喜んでいるようだった。
普通のダージと違って、手には鋭い爪が無く、しかも人間の手の形をしている。
しゃがれ声で彼は言った。
「俺ならお前らを乗せて飛んでやれるぞ。だが一つ疑問があるんだ。それが俺に何の得になるんだろう?」

ミヤ「むむ。このダージさんはあたしら全員を乗せられるんだ。くそう、あたしの浮遊術に勝った気でいるな?」

テツヤ「お前の被害妄想はおいといて、とりあえず交渉すっか」

ここでは魔術師が盲目的服従の呪文をかけたりもできるが、アイテムを報酬として差し出す事も可能だ。テツヤは背嚢を探り、金色のくつわを見せた。

テツヤ「金色だからといって本物の金だとは限らねぇ……というより、持ってた連中的に偽物な気はするがな」

【項目301】
金色のくつわを取り出すと、折りよく、近くの間欠泉が新たに溶岩を噴き上げたので、くつわは燦然と輝いた。
ダージマンは驚いて息を呑んだ。
「なんと見事な宝だ! それを俺にくれ。くれたらすぐに谷を渡してやる」
彼は叫んだ。
欲が全ての理性を追い払ってしまった。

テツヤ(こいつはチャンスだな。ちと予定変更といくか)

テツヤ「いいとも」

そう言って、くつわを彼の頭の上に放り上げ、留め金をかける。
背中に飛び乗って手綱を強く引くと、ダージマンは一度苦しげな悲鳴をあげたが、くつわの鋲が皮膚に突き刺さるので、すぐにおとなしくなった。

テツヤ「よし、コイツに乗るぞ」

ミヤ「叔父ちゃん……なんか妙に盗賊らしいよ」

ディアブロ「ま、お前さんの知識によれば、このダージが正直者かどうかわからんし。確実に渡してもらうためには間違いではないぜぇ」

あきらめた彼は大きな羽根を広げ、そのまま飛び立った。

ダージマンの背は激しく揺れ、クレーターからの突風にもまれ続けた。
ダージマンは一度背中の重荷を放り出そうとしたが、手綱を強く引いてやると、悲鳴をあげてあきらめた。
そしてついに向こう岸に降り立つ。
彼の抗議の鳴き声などには耳も貸さず、手綱を傍らの大きな石に繋いで先を急いだ。

ミヤ「やっぱりなんか酷くないかな?」

テツヤ「やってから俺もちょっとそう思った」

ディアブロ「ま、超合金の鎖でもなし。ただの革紐ならいずれ千切れて自由になるさ。その時には約束通りくつわも手に入って、めでたしめでたしだぜぇ」

【項目359】
霧に包まれた平原を、とぼとぼと歩くにつれて、足元の小さな生き物がクモの子を散らすように逃げていったが、地面を覆う厚い霧のために、その姿ははっきり見えない。
途中に一つの石碑が立っていたので、近づいて調べてみた。
ひびのはいった石碑の表面には古代の文字が刻みつけられている。
その文字の魔力はまだ生きているようだ。
伝説によると、二世紀も前に、罪深い都市スパイトを全滅させた火山の噴火があったという。
その際に死んだマグスが書き残したルーン文字がこれなのだろうが、今のマグス達でさえ、この文字を読む事はできないだろう。

テツヤ「ここらの神殿やら拝殿やらも、そのスパイトの物だったわけか?」

ディアブロ「多分な」

 そしてその滅びた都市名やマグスの伝説を、後の巻で再び見る事になるのだ。いわば伏線なのである。

ミヤ「うーん……あたしにもこの字は読めないなー」

115 「なんて書いてあるんだろうな?」
背後から声が聞こえた。
びっくりしてふり返ると、黒い鎧を着けたマグス・ウルの戦士イコンのワーロックが立っていた。
彼は攻撃的な動作はいっさい見せずに、おじぎをして言った。
「イコンのワーロックだ。神を恐れぬイコンと呼ばれる事もあるが、まあそっちの好きなように呼んでくれ。俺は先の事をとっくりと考えてみた。そして我々が協力し合えば、勝利の紋章を手に入れる見込みがあると踏んだ。別々ではきっと失敗する。協力しようではないか。競技の規則で許されているはずだ。賞金は分け合わなければならんが、分けたとしても、十分に潤うだけのものが得られるではないか……」

テツヤ「へえ、礼儀正しい奴だな。しかし言ってる事には納得できねぇ」

ミヤ「なんで?」

テツヤ「違う雇い主の選手が手を組んでゴールしていいなら、出会い頭でどんどん合流していってクリアーしても良いって事になっちまうだろうが。それじゃあ競技が成り立たねぇ」

ディアブロ「ははっ、マグス連中の賭け金配当もややこしい事になりそうだな。カルーゲンみたいな奴が、そんな事を認めてくれるかねえ?」

テツヤ「ここは戦いを挑むぜ。違う雇い主についた者同士、そうなる事は承知している筈だから苦情は受け付けねぇよ」

バトルオーダーを1:テツヤ、2:ディアブロ、3:ミヤに変更。ディアブロはネメシスの電光の呪文を準備。

【項目341】
イコンの顔は怒りに歪んだ。
彼は怒鳴った。
「それでは勝手にしろ! その愚かさがきっと命取りになるぞ……」
彼は何やら呪文を唱えて、パチパチと音を立てるエネルギーで身体を包むと、突然こちらに向かって襲いかかってきた。

イコン(I)
戦闘力=8 精神力=8 鎧強度=2 生命力=28
打撃力=サイコロ2個+2 機敏度=7
※イコンには盲目的服従の呪文は通用しない。また、彼は報復の炎の呪文で身体を包んでいるので、彼に接近して攻撃に成功した者は、この呪文のために火傷を負う。鎧を着けていても着けていなくても、生命力を1点引け。

テツヤ「チッ、厄介な能力だぜ。接近戦がやり辛え」

ミヤ「でもディアブロの準備を見る限り、またハメくさい戦法で戦いそうだよ」

ディアブロ「おっと、先にバラすのは感心しないぜぇ

 ミヤとイコンの機敏度が同点なので1d6勝負。ミヤ2、イコン4で敵が先攻。

B7○第1ラウンド
テツヤ:防御。
イコン:テツヤを攻撃。出目14で失敗。
ミヤ:C-5へ移動。
ディアブロ:E-6へ移動。

○第2ラウンド
テツヤ:防御。
イコン:テツヤを攻撃。出目16で失敗。
ミヤ:何もしない。
ディアブロ:E-7へ移動。

○第3ラウンド
テツヤ:E-3へ移動。
イコン:C-4へ移動。

ミヤ「あれま。あたしを追いかけてきたよ、この人」

テツヤ「チッ、このロリコンめ!」

ミヤ:B-5へ移動。
ディアブロ:充分距離をとったのでネメシスの電光の詠唱を開始。出目12で失敗。

しかしこの時点でもはや勝負あり。ひたすらミヤを追いかけまわすイコンを横目に、8ラウンド目で詠唱成功。ダメージ34(被害32)で一撃必殺。イコンの絶叫が地下に響いた。

テツヤ「また無傷で勝っちまったか……」

【項目377】
イコンにとどめの一撃を加える。
しかし、驚いたことにイコンは倒れなかった!
地面に膝まずき、彼は真っ青な顔を苦痛に歪ませながら、傷口から剣を引き抜いた。

ミヤ「電光で攻撃したんだよね?」

ディアブロ「フッ……俺の小宇宙を篭めた光速拳の一撃を『ネメシスの電光(ライトニングネメシス)』というのだ」

テツヤ「やっぱり剣じゃないじゃねぇか」

苦痛のうめき声をあげながら、彼は言った。
「傷を癒すあいだは、魔法が俺の命を守ってくれる。だが、その間は、無念だがここを退却せねばならん。勝利の紋章を目前にして、よくも俺の邪魔をしてくたな。この仇はきっと取る。覚悟してろ……」
口から血をしたたらせて、彼はこちらを睨みつけた。
呪文の言葉をつぶやくと、その姿は赤い煙に変わった。
そして、地面を這うようにして、何処ともなく消え去った。
彼はきっと、再び姿を現すに違いない。
とどめを刺せなかった事が心残りだ。

ミヤ「気化なんてできるんだ。そのまま戦えたら無敵っぽいのにね」

それを本気でやった仮面ライダーがいたのだが「強すぎ」「もはや卑怯」「敵が可哀想」とステキな評価となっていた。

イコンは気化の魔法で煙に変身して逃げる際に、忘れ物を残していった。
それは
ブロンズのハンマーだった。

テツヤ「あいつ、こんな武器を使っていたのかよ。捉えどころの無い野郎だな」

ディアブロ「使ってたのかねえ? 落としていくんだから手に持っていたとしても不自然じゃないけどさ」

丘を見上げても、他の戦士の姿はどこにも見当たらない。
さあ、勝利の紋章への道を妨げる物は、もう何も無いぞ!

ミヤ「よーし、それじゃあ優勝へと全力疾走だ! あたしが一番乗りだよ! うわーい!」

テツヤ「まてまて。お前な、ちょっとは落ち着けよ……」

ディアブロ「ま、後は報酬貰って表彰台で紙吹雪を浴びるだけかね。今夜は大酒かっくらって寝るとするぜぇ」

もはや勝利ムードの三人。しかしそうは問屋が卸さない。次回、もう一波乱が三人を待ち受けるのだ。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年11月 8日 (日)

ブラッドソードリプレイ1-14 火口の戦い

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。
全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:3 戦闘力:7+1 打撃力:サイコロ1個+1 精神力:6 機敏度:8 生命力:19
装備:剣 革の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金15) 弓 矢筒 ロジ・スカイランナーの剣 オパールのメダル 鋼鉄の笏(残り4回) エメラルドの御守り

3 ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:3 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+1 精神力:8 機敏度:7 生命力:16
装備:六尺棒 リングメイル(鎧強度:2) 金貨袋(所持金13) 弓 矢筒 オパールのメダル 八角形のプリズム 八角形のプリズム カリウムの破片

Photo_2 ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:3 戦闘力:6 打撃力:サイコロ1個 精神力:8 機敏度:6 生命力:16
装備:剣 銀の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金13) 炎の護符 

クラースのダンジョンレースへ参加した三人。街の領主マグス・カルーゲンの雇われ戦士として地下迷宮を進み、神殿で強敵・魔女エキドナを撃破。転移装置で先へ進み、拝殿にて炎の護符を手に入れた。魔物の群れに襲われるも難なく切り抜け、さらに奥へと進み続ける。

拝殿を後にする三人。後ろで魔物どもが騒いでいるが、拝殿から出てくる気はなさそうだ。

テツヤ「それにしたって、なんで地下に神殿だの拝殿だを建てたんだ? 誰も参りになんぞ来ないだろうによ」

ミヤ「建てたんじゃなくて、地下に陥没しちゃったんじゃないかな」

テツヤ「地盤沈下で? 埋まらずに上手く空洞へ落ち込んでか? まさか」

実はそのまさかの可能性があるようだが、そんな事は三人の預かり知らぬ事である。

【項目92】
114_3 切り立った崖道を進む。
眼下は深い霧に包まれ、火山の赤い光が時折あたりを明るく照らし出す。
崖道はやがて深いクレーターの縁に達した。
クレーターの中央には石の塔門がそびえている。
塔門には入口が見える。
ひょっとすると、その中には宝が山と積まれた部屋があるかもしれない。
だがそんな期待は諦めるしかない。
なにしろ塔門は煮えたぎる溶岩の堀にさえぎられ、とうてい近づけそうにないからだ。

崖道はクレーターの縁をくねくねと曲がりながら延びていた。
洞窟の向こう側に通じる坂道に向かって、ゆっくり進む。

その時、突然、クレーターの縁の岩陰から、剣を振りかざした二人のみすぼらしい冒険者が現れた。
火口の赤い光に照らし出されて、二人はまるで悪魔のように見える。
一人がにたりと笑った。
歪んだ口からボロボロの歯がのぞいた。そいつが言った。
「金と命をもらうぞ」

テツヤ「こんなクソ細い道でずっと待ち伏せてたのか? コイツらは」

ミヤ「あたし達が通らなかったら、競技が終わっちゃうまでずっと待ってたのかな?」

ディアブロ「無駄に我慢強すぎるぜぇ。歯がぼろぼろというあたり、何か薬でもやってるのかもしれないな」

テツヤ「我慢強いんじゃなくて頭が蝕まれているだけって事かよ……」

実は彼らが先へ進まずここにいた事には理由があるのだが、この時点ではそれはわからない。三人は敵チームとの戦闘へ突入する。バトルオーダーは1:テツヤ、2:ミヤ、3:ディアブロへ戻し、ディアブロは盲目的服従の呪文を準備する。

テツヤ「また難易度の高い呪文を準備しやがるな。それ、抵抗されるかもしれない呪文だろ」

ディアブロ「成功するまで頑張ればいいだけだぜぇ。ここではな

【項目198】
クレーターの縁の狭い小道の上で、破れかぶれになっている冒険者を向こうにまわして、命を賭した戦いが始まる。

冒険者(A)
戦闘力=8 精神力=6 鎧強度=3 生命力=1番22、2番23
打撃力=サイコロ2個 機敏度=6

ディアブロと敵の機敏度が同じなので1d6勝負。ディアブロ3、敵6で敵が先攻。

ディアブロ「ま、この戦闘にはたいして影響ないぜぇ」

テツヤ「余裕こけるほど弱い相手じゃねぇだろ。流石にここまで来ただけあって、コイツらは強いな」

ディアブロ「なに、逃げるのは簡単だ。後ろに逃げられる道があるからな。しかし勝率のそこそこ高い戦法があるから、まずはそれを試してくれ」

ミヤ「あ。なんかまた『かっこ悪い』戦い方な気がする」

ディアブロ「御名答

B6○第1ラウンド
テツヤ:防御。
ミヤ:E-6へ移動。
冒険者1:テツヤを攻撃。出目8で失敗。
冒険者2:E-5へ移動。
ディアブロ:C-6へ移動。

テツヤ「まずは退くのか」

ディアブロ「ちょっとだけな」

○第2ラウンド
テツヤ:防御。
ミヤ:D-6へ移動。
冒険者1:テツヤを攻撃。出目12で失敗。
冒険者2:テツヤを攻撃。出目11で失敗。
ディアブロ:C-7へ移動。

テツヤ「ちとキツイ!」

ディアブロ「ここが山場さ」

○第3ラウンド
テツヤ:防御。
ミヤ:C-6へ移動。
冒険者1:テツヤを攻撃。出目12で失敗。
冒険者2:テツヤを攻撃。出目7で成功。ダメージ7(被害5)。

ミヤ「叔父ちゃん、大丈夫!?」

ディアブロ「もういいぜぇ。テツヤも退きな」

テツヤ「了解!」

ディアブロ:盲目的服従の呪文を詠唱。出目8で失敗。
テツヤ(ダブルアクション):D-6へ移動。

○第4ラウンド
テツヤ:D-7へ移動。
ミヤ:防御。
冒険者1:D-5へ移動。
冒険者2:E-6へ移動。
ディアブロ:盲目的服従の呪文を詠唱。出目11で失敗。

○第5ラウンド
テツヤ:防御。
ミヤ:防御。
冒険者1:D-6へ移動。
冒険者2:何もできない。

テツヤ「まぁこいつら、近接攻撃しかできねぇからな……」

ディアブロ「こうやって地形にひっかけて2対1に持ち込んだ時点で、半ば勝ちは確定だ。だがどうせならもうちょい変わった戦法でいくか」

ディアブロ:盲目的服従の呪文を詠唱。出目6で失敗。

○第6ラウンド
テツヤ:防御。
ミヤ:防御。
冒険者1:テツヤを攻撃。出目15で失敗。
冒険者2:何もできない。
ディアブロ:盲目的服従の呪文を詠唱。出目6で失敗。

○第7ラウンド
テツヤ:防御。
ミヤ:防御。
冒険者1:ミヤを攻撃。出目9で失敗。
冒険者2:何もできない。

ミヤ「ただでさえ防御してるのに、敵さんは一人であたしら二人を攻撃してるから、こりゃ当分こっちは死なないね」

ディアブロ「それも狙いだが、もう一つここに布陣をしいたのには理由があってな

ディアブロ:盲目的服従の呪文を詠唱。出目9で失敗。

○第8ラウンド
テツヤ:防御。
ミヤ:防御。
冒険者1:テツヤを攻撃。出目12で失敗。
冒険者2:何もできない。
ディアブロ:盲目的服従の呪文を詠唱。出目4で成功。冒険者1は出目11で抵抗失敗。

ディアブロ「よし成功。敵は精神力低めだったから、効く見込みは充分あったがね」

テツヤ「効かなかったらまた何ラウンドも時間かけたわけか?」

ディアブロ「YES。あと2、3回なら安全に挑戦できただろうぜぇ。効いたんだから結果オーライだ。そしてこの時点で俺達の勝ちだ

ミヤ「なんで? ラウンドごとにサイコロ1個ふって、6が出たら呪文が切れるんでしょ?

ディアブロ「日本語版では『他の敵を攻撃させたら』とルールに書いてあるぜぇ。だから、俺は攻撃させずにずっと待機させておく。これで呪文は永続だ。そして敵1がいるせいで敵2はこっちに来れない。だから俺はいくらでも時間をかけて呪文を詠唱できる。さて、ネメシスの電光で何もできない敵2を焼き払うとするかね」

ミヤ「なんかもうあんたが悪党だよ」

テツヤ「しかも小悪党な……」

9ラウンド目にネメシスの電光を準備。12ラウンド目に詠唱成功し、冒険者2にダメージ33(被害30)。撃破。

ミヤ「棒立ちなままの敵1さんはどうすんの?」

ディアブロ「呪文がきれない以上、相手は死ぬまで無抵抗だからな。袋叩きにして倒せばいいぜぇ」

テツヤ「無抵抗の相手をかよ!」

ディアブロ「ああ、確かにお前さんらに汚れ仕事を押し付けるのは悪いな。おkwww俺がやろう

18ラウンド目に再びネメシスの電光を詠唱成功、冒険者1にダメージ34(被害31)。撃破。

ディアブロ「勝ったぜ。多少運が絡むが、まぁそこそこ安全な勝負だったな」

ミヤ「……とりあえずあたしは叔父ちゃんのケガ治しておくよ」

難なく生命力が最大まで回復。

【項目308】
死体の一つは、こちらが手を伸ばす前にクレーターの中へ落ちていった。
もう一つの死体を探ると、
金色のくつわと、回復薬(飲んだ者はサイコロ二つ分の生命力を取り戻す事ができる)と、青い試金石と、鉛の指輪が見つかった。
それにもちろん、
鎧(鎧強度3)もある。

テツヤ「一人ぶんにしてはいろいろと見つかったな。アイテムいっぱい持ってるくせに無一文だが」

ミヤ「だからお金をも貰うって言ってたんだね。多分。それより持っていく物だけど……」

ディアブロ「金色のくつわ回復薬だな。後はいらないぜぇ」

ミヤ「この鎧って、装備制限書いてないけど、誰が着てもいいのかな? 許可無しだったらダメ! とか言い出すと、誰も装備できないアイテムを出したって変な話になるよね」

ディアブロ「材質も形状も書いてない怪しい鎧だが。テツヤが着て重装甲高回避キャラにでもするか?」

テツヤ「いや……ミヤが着るべきだろ。回復術には元手になる生命力が必要なのに、僧侶の生命力は低めだからな。防御力を上げておくべきだ」

ミヤ「さんきゅー! じゃあ貰うね!」

ディアブロ「なんで叔父・叔母ってのは、甥姪に何かと物やろうとするかねぇ……」

テツヤ「何か言ったか? そろそろ先へ進むぞ」

【項目537】
1142 溶岩の池を取り巻く狭い崖道を、用心して進む。
クレーターの中では溶岩がふつふつと煮えたぎっている。
足を止めて、マグマから沸き上がる泡を見ていると、キラリと光る青い炎が見えた。
炎の化け物がクレーターの中から顔を出し、こちらを目指して登ってくる。

テツヤ「正直、こんないかにも危険そうな場所に何も無いとは思ってなかったぜ」

ミヤ「予想どんぴしゃだね! あたしも思わせぶりな場所だとは思ってたけどさ」

そいつは、鋼鉄をも溶かし、肉をバターのように切り刻む爪を持つ、恐ろしい火の悪魔スキアピールだった。

ディアブロ「やれやれ。さっきの冒険者どもと相討ちにでもなってくれりゃ、手間が省けたんだがねぇ」

そうはならない。というのも、さっきの二人組はこいつらが恐ろしくて立ち往生していたからあそこにいたのだ。スキアピールはそれだけ恐ろしい魔物で、その攻撃には鎧強度が無効(高熱で溶かされるから!)だ。個々の生命力はさほど高くはないが、機敏度が高い上に数も多い。まともに戦うにはちと荷が重い敵なのだが……

ミヤ「あ、ここ、アイテム使っていいみたいだよ」

ディアブロ「それじゃ、ま、前回手に入れたコイツをば」

セレクトするのは炎の護符。

【項目158】
彼らは、溶岩の光に照らされて太陽のように輝く護符を見ると、恐れおののいた。
一人が囁いた。
「聖なる御守りだ。このままお通りください」
彼らが心変わりしないうちにと、先を急ぐ事にする。

テツヤ「あれま。これはこいつらを避けるための物だったんだな」

ミヤ「祀られるには理由があるんだね……」

こうして三人は火口を切り抜ける。だがこのエリアにはあともう一つ……。

【項目223】
クレーターの外側へ下っていく坂道に辿り着いた。
坂は最初はなだらかな斜面だったが、やがて岩を切って作った階段になった。
前方には、小山と岩の点在する荒涼とした平原が広がっている。
そして、その向こうには洞窟の天井に届きそうな小高い丘がある。
丘の頂上に、灰白色の光を浴びてひるがえるのは勝利の紋章だ!
もうゴールはすぐそこだ!

ミヤ「よし、ゴールが目の前だよ! そろそろラスボスでも出そうな気がするけど!」

テツヤ「へん、倒せばいいんだろ。さあ行くぜ!」

だが、階段を降りきった時、その高揚とした気分は見事に打ち砕かれた。
洞窟の地表を覆う蒸気のためにそれまでは見えなかったが、眼下には大きな地面の割れ目が口を開けていたのだ。
紋章の立つ丘にたどりつくには、この谷を渡らなければならない。
しかし、見渡す限り橋は無かった。

テツヤ「おいおい……」

ミヤ「むう、こういう手でくるのかあ。どうしろっての、これ」

ディアブロ「ま、ゴールできないようには作られてねぇさ。競技が成り立たなくなるからな」

ではどうやって突破するのか? それは次回のお話。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 1日 (日)

ブラッドソードリプレイ1-13 神殿から拝殿へ

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。
全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:3 戦闘力:7+1 打撃力:サイコロ1個+1 精神力:6 機敏度:8 生命力:19
装備:剣 革の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金15) 弓 矢筒 ロジ・スカイランナーの剣 オパールのメダル 鋼鉄の笏(残り4回) エメラルドの御守り

3 ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:3 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+1 精神力:8 機敏度:7 生命力:16
装備:六尺棒 リングメイル(鎧強度:2) 金貨袋(所持金13) 弓 矢筒 オパールのメダル 八角形のプリズム 八角形のプリズム カリウムの破片

Photo_2 ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種。
酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:3 戦闘力:6 打撃力:サイコロ1個 精神力:8 機敏度:6 生命力:16
装備:剣 銀の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金13)

クラースのダンジョンレースへ参加した三人。怪しげな神殿で遭遇した強敵・エキドナを、運も手伝って見事に快勝。大きな山場を抜けて、三人は次のステージへ……。

エキドナを倒して得たカリウムの破片はミヤに持たせておく事にした。さて、ここで1巻の大きな分岐となるのだが――。

【項目319】

ミヤ「んで、神殿の奥へ行くか、もう出ていくかなんだけど」

ディアブロ「思案のしどころだぜぇ。一応、俺らには選択肢があるんだけどな」

そういって八角形のプリズムを弄ぶディアブロ。実はこのアイテムがあると、神殿の奥のテレポーターからダンジョンの奥へショートカットができるのである。二つあれば、ここからの危険を大きく飛び越えて一気に最終エリアまで飛んでいく事ができるのだ!
だが実の所、パーティの構成次第ではその道中とて特に難所というわけではない。この三人なら突破できて当然とさえ言える。

テツヤ「おいおい。プリズムのうちの1個は、手に入れるために死にかけたぐらいなんだが?

実は無駄な努力だったのである。通ってから気づいた、このリプレイ痛恨のミスであった。1-9でプリズムを手に入れないルートへ進むと、戦闘も無しで安全に先へ進めたのだが。編成次第ではどうしてもここのワープを使いたくなるので、ついつい昔の癖で正解とは言い難いルートを通ってしまったのである。

ディアブロ「はは、NAKERUDE。ま、ここはどんな“難所”が待ち構えているか、どういう風にクリアしていけばいいのかという案内も兼ねて、ワープを使わずに先へ進もうぜぇ」

テツヤ「はいはい。なんかもう好きにしてくれとしか言えない心境だぜ」

ミヤ「叔父ちゃん、元気だせ。いろんな所に行けて楽しいじゃない。ほら、あたしもついてるからさ」

テツヤ「はいはいありがとよ。神殿には左右二つの出口があるから、どっちから先へ進むのかも選んでくれや」

ここは右の出口から神殿を出るべきである。

【項目56】
神殿のテラスの右の小道をたどると、そこには、岩でできた床に降りる大理石の階段があった。
そして、かすかに光る二つの卵形の物体が宙に浮かんでいるのがぼんやり見えた。

ミヤ「おおう! いきなり変な物を発見!」

テツヤ「ここからじゃ何なのかよく見えんな」

ディアブロ「ま、階段を降りていこうじゃないの」

【項目427】
長い階段をゆっくり降りる。
固い大理石の階段は、魔法の力だけで支えられているようだった。
その上に立っていると、なんだか気味が悪かった。

テツヤ「なるほど。よく見ればこの階段、物理的な支えが無いんだな」

ミヤ「へえ、面白い! よし、下まで二段飛ばしでダッシュだ!」

テツヤ「落ち着け!」

ちょうど中間あたりまで来た時、突然、階段が激しく前に傾いた。
どうにも身体を支えきれずに、岩の床めがけて落ちてしまう。
だが不思議な事に、ケガ一つせず、宙に浮かんだちらちら光る二つの卵形の物の前に転がっている自分に気づく。

ミヤ「お? お? なんかよくわかんないけど下まで到着だよ」

テツヤ「罠か手抜き工事なのか、判断に迷う所だ」

ディアブロ「設計者がドリフのファンだったのかもしれないぜぇ」

近寄ってよく見ると、それはアストラルの門だった。
これをくぐれば、どこかへ転送(テレポート)されるはずだ。
しかし、くぐってみなければ、どこに転送されるかはわからない。

神殿をふり返ってみたが、テラスに続く大理石の階段は傾斜が強すぎて、もう上れそうもない。
アストラルの門のどちらかを選ぶしかない。

テツヤ「結局ワープかよ」

ディアブロ「青い金属的な光を放つ方と、脈打つ緑色の方。どっちの門を潜るかだな」

ここは緑色を選ぶべきである。

【項目307】
脈をうつ緑色のアストラルの門へ足を踏み入れた瞬間、ぞっと寒気を感じる。
単なる寒さではなく、全神経が悲鳴をあげるような超自然の冷え冷えとした空虚感だった。
しかしありがたい事に、数秒でそれは過ぎ去り、今いるのは、門の出口の所だ……。

テツヤ「描写がキツイわりには何のダメージも無ぇな」

ミヤ「あげる“ような”だからね。実際には悲鳴もあげてないし寒く感じるだけで寒くもないんだよ」

テツヤ「それに何の意味があるのかさっぱりわからんが、ま、今いる場所を確認するか……」

【項目78】
今立っているのは、古い拝殿の、崩れかけた壁にとり囲まれた所だ。
二百メートルほど離れた別の山の頂に、ハッグ達の住む神殿が見える。

ミヤ「おお! 隣山までワープしたんだよ! きっとこの拝殿とあの神殿は同じ宗教の物なんだね」

テツヤ「エキドナが住んでたような神殿と同じ宗教だとすると、ここもきっとロクな場所じゃねぇんだろうな」

まわりを見まわすうちに、溶岩の間欠泉の光を受けて、時折かすかに輝く一枚の金の深皿があるのに気づいた。
壁には、灰色のガーゴイルの石像が刻まれている。
石像はちらちらする光と影の中で、にたりと笑っているように見えた。
拝殿の裏の出口の向こうには、ナイフの刃のような崖の上を走る、細い小道が見えた。

テツヤ「とりあえずあの皿を調べてみるか」

ディアブロ「よし、じゃあ前準備だぜぇ」

ディアブロは緊急救出の呪文を準備。さらにここではバトルオーダーを変更。1=ミヤ、2=ディアブロ、3=テツヤの順にする。準備ができたら皿を調べるのだ。

【項目507】
砕けたり傾いたりした敷石を縫うように進み、ようやく金の深皿のある所にたどりついた。
手を入れて中を探ると、中央に真紅のオパールをはめた、炎のような形をした大きな金の護符が出てきた。

ミヤ「炎の護符を手に入れたよ!」

テツヤ「何事も無く、か? そんなわけねぇと思うが……」

小石が転がる音が拝殿の中に響き渡った。
見まわすと、石のガーゴイルの一つが元の場所から消えていた。
そいつは既に出口の前に立ちはだかっている。
石の爪が大鎌のようだ。
他のガーゴイル達もゆっくり息を吹き返し、壁をすべり降りてきた。

テツヤ「チッ、宝と化け物か。本当に前回の神殿と同じだな!

ミヤ「うわー、8匹もいるじゃない」

ディアブロ「ま、その代わり一匹あたりの強さはたいした事ないぜぇ」

 何よりアイテムを既に手に入れているので、倒す必要もないのだ。

ガーゴイル(G)
戦闘力=5 精神力=5 鎧強度=2 生命力=7(全員)
打撃力=サイコロ1個+2 機敏度=4

B5_2○第1ラウンド
テツヤ:防御
ミヤ:防御
ディアブロ:緊急救出の呪文を詠唱。出目4で成功。三人ともC-1へ。

ディアブロ「おやま、一発で成功しちまった」

ガーゴイル1:ディアブロを攻撃。出目8で失敗。

テツヤ「防御を選んでない奴を攻撃する事は賢かったんだが……能力も低いしダイス運も悪いんじゃあな」

ガーゴイル2~8:5だけがB-9へ移動。他は全部北へ1マス移動。

○第2ラウンド
逃亡成功。

ミヤ「よーし、上手く切り抜けたぞっと」

テツヤ「また無傷か。今回は多少ケガしたって死ぬような事にはならんかったろうが」

ディアブロ「ま、このエリアは矢継ぎ早に危機が訪れるから、そう安心もしてられないんだぜぇ」

次に何が待ち受けるのか? それは無論、次回の話である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »