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2009年10月 1日 (木)

ブラッドソードリプレイ0-0 レジェンドという世界

F_2安納耕治

著作『夢幻の双刃』の主人公。

虚弱で貧弱だが悪燃費の特殊能力と姉への愛で魔物と戦う好青年。

 

F_3 秋月徹也

著作『夢幻の双刃』の主人公その2。

直情・短慮・迷走癖の三重苦にもめげず魔物と戦う好青年。

 

耕治「徹也。次の旅行先が決まったよ

徹也「おう、じゃあゲームブックリプレイ開始と行くか。で、何をやるんだ?」

耕治「ミストキャッスルが和製新作だったから……というわけじゃないけど、次は洋物古典だよ」

1  

『ブラッドソード』シリーズ。

TRPGを強く意識して作られたゲームブックシリーズで、

伝説の魔剣ブラッドソードを求める冒険が展開する、

全5巻のキャンペーンシリーズである(ただし5巻は日本未訳)。

洋ゲーにありがちな調整不足やバランス破綻のほとんどない完成度の高さは

今でもかなりの高評価を出さざるを得ない。

 

 

 

徹也「俺は一向に構わんが、このブログ見てる人には予備知識ゼロな人も居そうだな」

耕治「じゃあ今回はシステム解説だね。この作品を知らない人にも、プレイ中に何をしているのか理解してもらいたいからね」

 

初めに

 この冒険の舞台となるのは、レジェンドと呼ばれる世界だ。

 冒険を始めるにあたって、まず最初に、何人のキャラクターで挑戦するかを決める。このゲームは1~4人の範囲で冒険に取り組む事ができるのだ。

耕治「このゲームのプレイヤーキャラクターにはランク(レベル)が設定されていて、パーティの人数と初期レベルは反比例するんだ。一人だとランク8で始める事ができるけど、4人パーティだと個々のランクは2からになるんだよね」

徹也「俺らは二人で始めるんだよな。この場合はランク4のコンビになるのか」

耕治「実は……二人で始めるか、ミストキャッスルの時みたいに助っ人を呼んで三人(ランク3)で挑戦するのか、ちょっと悩んでる」

 パーティのベスト人数は2人か3人だが、どちらがより有利なのかは今でも判断しかねるところ。基本的にサイコロの目を誤魔化さずにプレイするので、後々後悔しないようにより有利な条件で始めたいのだが……。

徹也「ま、実際にパーティ結成するのは次回だ。それまでにおいおい考えりゃいいだろ」

 

 人数を決めたら、次は各キャラクターのクラス(職業)を決める。クラスは4種、キャラクター達は全員が異なるクラスを選ばねばならない。

 戦士(ウォリアー)は高い戦闘力を誇る。

 盗賊(トリックスター)は機敏で機転が利き、様々な行動で他人の裏をかく。

 僧侶(セージ)は回復術と数種の超能力が使え、知識も豊富だ。

 魔術師(エンチャーンター)は数々の魔法を操る事ができる。

耕治「各クラスにはそれぞれ独自の能力があるけど、その解説は次回にまわすよ」

徹也「ま、使わないクラスの説明文を延々書かれても誰も喜ばんだろうからな」

 

 キャラクターが持つ能力値は次の通り。

 戦闘力――攻撃の命中率。

 打撃力――近接攻撃の威力。

 精神力――超自然的な攻撃への抵抗力。また、魔術師が魔法を成功させるための判定値でもある。

 機敏度――反射神経や身軽さ。戦闘の行動順を決める数値でもある。

 生命力――HP。ゼロになると死ぬ。

耕治「本文では打撃力を除いた4つと記載してあるけど、ここでは打撃力も含めて5つと勘定しました」

徹也「この5つがランクと共に上がっていくからな」

 

戦闘シーン

 このゲームの大きな特徴の一つが、MAPを使った戦闘である。

B0  1~4が各キャラクターの位置である。この数字はバトルオーダー(隊列)と呼ばれ、普段から予め決めておく。戦闘シーン以外ならいつでも変更可能だ。

 敵はアルファベットで示される――この例ならMが敵表示であり、3匹いる事になる。

 黒く塗りつぶされたマスは壁や柱などの障害物で、ここに侵入する事はできない。灰色のマスは深い穴や炎など、モンスターは入れるがキャラクターは踏み込めない場所を示す。

 FLEEと記してあるマスは脱出口――このマスには何人でも入る事が可能だ。パーティの生存者全員がここに入ると、次のラウンドで戦闘シーンから逃げ出す事ができる。

 戦闘になると、敵味方を問わず機敏度の高い物から行動する。同点がいる場合、各自サイコロを1個ふり、出目の大きい者から順に行動していく事になる。そして敵を含む各キャラクターは、1ラウンドに1回、以下の行動から一つ選んで実行できる。

移動

 縦横に1マスだけ動く事が出来る。別のキャラクターがいるマスにはFLEEマス以外侵入できないが、生命力が0以下になった者は障害物とみなされないので、そのマスに入る事ができる。

 敵は攻撃できる相手がいない場合、一番近くのキャラクター目指して移動する。対象になる者が複数の場合、サイコロを1個ふって最も小さい者が狙われる。

戦闘

 隣接した相手を武器で攻撃できる。サイコロを2個ふり、戦闘力以下の目を出せば攻撃成功。打撃力に基づいてサイコロをふり、敵にダメージを与える事ができる。ただしこの威力から鎧強度(防御力)を引いた値が、実際に与えるダメージである。

 敵が複数のキャラクターに隣接している場合、サイコロを1個ふって最も小さい者が狙われる。

防御

 この行動を選べば、敵から攻撃を受けた時、相手がふるサイコロは2つではなく3つになる。当然、相手の命中率は格段に落ちる事になる。

射撃

 味方では盗賊と僧侶だけが可能な行動。弓と矢を持っている場合、隣接してない敵を攻撃できる(逆に隣接している敵がいる時、『射撃』は不可能)。

 サイコロを2つふり、戦闘力以下の目が出れば命中。サイコロ1個のダメージを敵に与える(鎧強度は有効)。

魔法の使用/魔法の準備

 味方では魔術師だけが可能な行動。このゲームの魔法はMPを消費しないで使えるが、精神力を元にした判定に成功しないと効果を現さない。

 使いたい魔法を『準備』しないと、呪文を唱える事ができない。戦闘中には1回の行動とみなされるが、非戦闘時から準備状態にはしておける。ただし1つ魔法を準備するごとに、精神力が1減ってしまう。

 そしていざ魔法を唱えると、サイコロを2個ふらねばならない。その出目に魔法のレベルを加える。合計がその時の精神力以下ならば魔法は成功、効果を発揮する。

 精神力より高ければ失敗に終わる……が、次のラウンドで同じ呪文を唱えるならば、サイコロの出目から1を引く事ができる。3回目の挑戦なら2を、4回目なら3を……という具合に、同じ呪文に挑戦し続ける事で成功率は上がり続ける。

 

耕治「このゲーム、命中率はあっても回避率という概念が無いんだよね

徹也「己がどんなに強くても、何度も戦闘してると負傷が溜まっていく事になるな。そこをどうするかが要って所か」

 

各キャラクターの持ち物

 キャラクターは10個までしか荷物を持つ事ができない。矢は矢筒にいれて運ぶが、矢筒一つには6本までしか矢が入らない。金貨は袋に入れて運ぶが、1つの金貨袋には100枚までしか入らない。

耕治「一人パーティで一番辛いのがこのルールだったりする。武具やお金まで荷物になるから、実質5~7個しか余裕がないんだ

徹也「しかもクリアしたけりゃほぼ必須なアイテムが、各巻にあったりするらしいな……。複数キャラ前提で作られている事がよくわかるぜ」

 

魔法

 僧侶の超能力は魔法とは少し違い、許可された時に指示された物しか使う事ができない。

 魔術師の魔法は戦闘中に自在に選び、成功判定を行う事ができる。魔法には1~5までのレベルがあり、高い物ほど威力は大きいが成功率は低くなる。

 魔術師の魔法には2つのタイプがある。『攻撃魔法』は設定されたダメージを与える事ができるが、鎧強度は有効。『精神魔法』はかけられた者がサイコロを2個ふり、精神力以下の目を出すと効果を現さない。ただしこの抵抗判定に失敗した場合、鎧強度を無視してダメージを与える事ができる。

耕治「このゲーム、魔法がなかなか成功しないんだよね。ソロプレイに一番向かないのは多分魔術師だよ」

徹也「一応、魔法は射程距離半無限――どの位置にいる敵にでも届くんだよな? 仲間を壁にして詠唱し続けるしかあるめえ」

耕治「所がパーティ人数が多い=各自のランクが低いと生命力も低いので、長い間壁になってはもらえないという……」

徹也「今時のRPGやSLGにいたら、やり込み派や奇特なマニアがファンになるタイプだな。使い難いキャラしか使いたがらない奴って実在するしよ」

 テリーこそドラクエの至宝! スパロボの主役はキース! タムタムのいないサムスピなんてやる気にならないぜえぇぇ! そういう人が本当にいるらしい。都市伝説の類かもしれんが。

 

経験点

 各キャラクターは経験点を貯める事でランクを上げる事ができる。

 現在のランク=経験点÷250(端数切捨)+1

 ランクは最大で20。ゲーム開始時、各キャラクターはランクの最小経験点を持ってスタートすえる(ランク3なら500、4なら750)。

耕治「基本的に、各巻クリアーした時しか経験点は増えないと思っていいよ。たまにイベントでちょこっと貰える事もあるけど」

徹也「そういう所もTRPGぽいよな」

 

 生命力が0以下になったキャラクターは死ぬ。アイテム等で復活させられる場合もあるが、死体を持ち歩く事はできない。その場で蘇生できなければ、死体を置いていくしかない。

徹也「なんかパーティメンバーが減る一方なルールだぜ

耕治「基本はそうだよ。でも大丈夫。パーティの総力が減る一方だから残りのメンバーも時間の問題だし、すぐにみんな仲良くやり直しになるって」

 本当の話、4人パーティでプレイして1戦闘で全滅した事あります。運悪く一人が血祭りにあげられると、残りも面白いように後を追いました。このゲームのバランス凄いよ、流石ドラゴンウォリアーズのお兄さん!

 

耕治「基本ルール説明はここまでです。次回はパーティ結成編だね」

徹也「二人で行くか、三人にするか。クラスはどうすっか……始める前から面白えゲームブックだぜ」

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コメント

こんにちは、たろうです。

リプレイ毎回読ませていただいておりました。
次のお題は懐かしのブラッドソード
ということでうれしい限りです。

第五巻は未訳なのが何とも気がかりですが
無事第四巻の最後までたどり着けるように
楽しみにしております。

次回作執筆状況も待っております。

たろう

投稿: たろう | 2009年10月 3日 (土) 01時29分

お越し頂け恐悦至極。ソードワールドのサプリメントはまだ出ないようなので、古典名作に着手する事にしました。
5巻が日本では刊行されていないのが残念ですが、4巻まででも充分な分量がありますし……読んで面白い物にできたら良いのですが。
担当が他の本に手を取られている間はスローペースですが、次作も執筆は進めております。自分なりに魔法の架空世界を書こうと四苦八苦している最中。早くお見せできると良いのですが。

投稿: 松友健 | 2009年10月 3日 (土) 22時08分

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