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2009年10月 9日 (金)

ブラッドソードリプレイ1-4 スポンサー争奪戦

【このリプレイには原作本文を度々引用しますが、都合により細部に修正を施しています。ご了承ください】

Photoテツヤ (18歳・盗賊)

著作『夢幻の双刃』から出張。
販促活動の一環として様々な世界を放浪させられる青年。
全てを破壊し全てを繋げ!
今回は洋物ゲームブックで1,2を争う名作に挑む。

ランク:3 戦闘力:7+1 打撃力:サイコロ1個+1 精神力:6 機敏度:8 生命力:18
装備:剣 革の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金15) 弓 矢筒 ロジ・スカイランナーの剣

3 ミヤ (15歳・僧侶)

著作『夢幻の双刃』から出張。
テツヤの従兄の娘であり、彼を『叔父ちゃん』と呼ぶ。
本来なら20年ほど時間軸がズレているが、今回の企画ではそれは無視。

ランク:3 戦闘力:7 打撃力:サイコロ1個+1 精神力:8 機敏度:7 生命力:15
装備:六尺棒 リングメイル(鎧強度:2) 金貨袋(所持金15) 弓 矢筒 

Photo_2 ディアブロ (年齢不詳・魔術師)

著作『魔人竜生誕』から出張。
元々は天地自然の精霊の世界で暮らす妖精の一種だが、酒目当てや暇つぶしで度々人界に彷徨い出るホームレス。

ランク:3 戦闘力:6 打撃力:サイコロ1個 精神力:8 機敏度:6 生命力:15
装備:剣 銀の鎧(鎧強度:2) 金貨袋(所持金15)  

 クラースのダンジョンレースへ参加しに来た三人。雇い主になってもらおうとしたマグス・バラザールは刺客の手によって倒れた。彼から授かった魔剣を手に、三人は新たな雇い主を探す。

テツヤ「チッ、足取りが重たいぜ」

ミヤ「お腹もへったしお風呂も入りたいしそろそろ眠いけど、弱音を吐くにはまだ早いよ! がんばれ叔父ちゃん」

ディアブロ「ようやく小屋が見えてきたぜ。ペナントがまだ残ってるって話だが……?」

【項目119】
がっかりして広場へ戻ると、黒と紫のペナントは既になくなっていた。

テツヤ「ヴァイルのクソ野郎のペナントが無えな」

ミヤ「くそう、ぎったんぎったんにしてやりたいのに!」

ディアブロ「意気込みはいいんだがねえ……」

 実はヴァイルはこの時点でのPC達では勝てるかどうかわからないほどには強い。ブラッドソードシリーズは全編通じて敵の強さが極端な傾向にあり、強い敵はその時点のレベルだとまず勝てないぐらい強かったりする。ただ、超強敵はほぼ全て戦闘を回避できるように計らってあり、理不尽な運頼みを強要する事はほぼ無い。さすが名作シリーズである。

しかしまだ一枚のペナントが残っている。
それはこの街を支配するマグス・カルーゲンのオリーブグリーンの旗だった。
執事は火鉢にしがみついていた。近づいていくと、彼は顔をあげた。
「時刻も遅いし、寒い。この旗を受け取って、私を家に帰らせてくれ」

ミヤ「それしかないね。じゃ、取るよ」

テツヤ「ああ、そうすっか」

そうしようとした時、ベルベットの手袋に白金の指輪をたくさんはめた手が横からのびて、旗を奪い取ろうとした。
「俺がカルーゲンの戦士になる」
男は執事に言った。
そいつは魔術師のようだった。
それから、男は振り返って笑いかけた。
冷たくて悪意のある笑いだ。
「俺の名はドミナス・ケルだ。俺の邪魔をすると容赦しないぞ」

ミヤ「そう言われても、剣だけタダで貰って帰るわけにはいかないよ。バラザールさんに報いるため、あたしたちが優勝するんだ!」

ディアブロ「戦闘だな。じゃ、バトルオーダー(隊列)を予め決めておくか」

テツヤ「俺が1番、ミヤが2番、ディアブロが3番でいくぞ」

ディアブロ「オッケー。じゃあ俺は白い火の呪文を準備しておくぜぇ」

【項目473】
B1 こちらが身構えると、執事は巻き添えを恐れて小屋の中へ逃げ込んだ。

ドミナス・ケル(Q)
戦闘力=6 精神力=7※ 鎧強度=1 生命力=35
打撃力=サイコロ2個 機敏度=6
※ケルの精神力は本来8。既に死の霧の呪文を準備している。

ディアブロ「俺とこいつの機敏度が同点だな。サイコロ勝負で順位を決めておくか」

 ディアブロが6、ケルが2でディアブロの先攻である。

テツヤ「幸先良いぜ! よし、うなれロジ・スカイランナー!」

ミヤ「おお、叔父ちゃんカッコイイよ! あたしもこの六尺棒でこてんぱんにしてやる!」

○第1ラウンド
テツヤ:ケルに攻撃。ダイス目9で失敗。

テツヤ「ありゃ?」

ミヤ:ケルに攻撃。ダイス目11で失敗。

ミヤ「あれー?」

ディアブロ:白い火の呪文を詠唱。ダイス目8で失敗。

ディアブロ「ありゃまぁ」

ケル:死の霧の呪文を詠唱。ダイス目7で失敗。

テツヤ「ええい、まだ俺にはダブルアクションでの2回行動がある!」

テツヤ(ダブルアクション):ケルに攻撃。ダイス目9で失敗。

テツヤ「クソッ、刀身が見えないから間合いが測り辛え!」

ミヤ「叔父ちゃんが剣に振り回されてるじゃない……」

○第2ラウンド
テツヤ:ケルに攻撃。ダイス目8で成功。ダメージ4(実ダメージ3。残り32)。
ミヤ:ケルに攻撃。ダイス目6で成功。ダメージ3(実ダメージ2、残り30)。
ディアブロ:白い火の呪文を詠唱。ダイス目5で成功。ダメージ12(実ダメージ11、残り19)。

ミヤ「おおっ! なんか調子出てきたよ!」

テツヤ「へっ、ようやくこの剣にも慣れてきたぜ。このまま押し切る!」

ディアブロ「水を差すようで悪いが、俺はまた呪文を準備しなおさなきゃな」

ケル:死の霧の呪文を詠唱。ダイス目7で失敗。

○第3ラウンド
テツヤ:ケルに攻撃。ダイス目10で失敗。
ミヤ:ケルに攻撃。ダイス目7で成功。ダメージ4(実ダメージ3、残り16)。
ディアブロ:白い火の呪文を準備。
ケル:死の霧の呪文を詠唱。ダイス目8で失敗。

テツヤ「チッ、敵さんがもたもたしているうちに決めちまいたいんだが……4回ロールして8以下が1回しか出ないとはどういう事だ!?」

ディアブロ「TRPGのキャラクターメイキングの時にこのダイス目なら最強なんだがな」

○第4ラウンド
テツヤ:ケルに攻撃。ダイス目3で成功。ダメージ6(実ダメージ5、残り11)。
ミヤ:ケルに攻撃。ダイス目8で失敗。
ディアブロ:白い火の呪文を詠唱。ダイス目9で失敗。
ケル:死の霧の呪文を詠唱。ダイス目9で失敗。

○第5ラウンド
テツヤ:ケルに攻撃。ダイス目6で成功。ダメージ2(実ダメージ1、残り10)。
ミヤ:ケルに攻撃。ダイス目7で成功。ダメージ4(実ダメージ3、残り7)。

ミヤ「おっしゃ、残り1ケタだよ! やっとこさ勝ちが見えてきたね!」

ディアブロ:白い火の呪文を詠唱。ダイス目8で失敗。
ケル:死の霧の呪文を詠唱。ダイス目3で成功。抵抗判定:テツヤがダイス目3で成功、ミヤがダイス目7で成功、ディアブロがダイス目8で失敗(ダメージ5、残り10)。

テツヤ「ついに来たか……しかしこんな霧なんぞな!」

ミヤ「ふんぬ! はね返したよ!」

ディアブロ「うっくゲホゲホ、詠唱中に散かれるとちと辛いぜぇ」

○第6ラウンド
テツヤ:ケルに攻撃。ダイス目6で成功。ダメージ7(実ダメージ6、残り1)。
ミヤ:ケルに攻撃。ダイス目6で成功。ダメージ5(実ダメージ4、残り0)。ケルを撃破。

ミヤ「こいつでとどめぇ!」

 六尺棒でしこたまブン殴られ、魔術師はうめき声をあげると動かなくなった。

ディアブロ「俺が負傷しちまってるな。治してもらえるとありがたいぜぇ」

テツヤ「ミヤの生命力回復術の出番だな。失敗すると逆に消耗することもあるが……」

ミヤ「お任せ! ここは確実性の高い方法でいくよ。一度に何点も使うんじゃなくて、1点消費の回復判定を何度もやるの。試行回数が多ければ期待値に近づくはずだよ。期待値的には有利な判定だからね」

テツヤ「1点ずつの判定を何度もやるのか? 回数制限が無いからって気の長い話だな」

ミヤ「いやいや、そこはサイコロを1度に何個もふればいいだけだよ。1点消費の判定5回、5個いっぺんに振って一度で済ませまぁす!」

 結果、消耗分を差し引いて純回復値2点。さらに5回(5個)ためして今度は10点回復。

ミヤ「ほらね。2回サイコロをふるだけで12点回復だよ。戦えて治せて、あたしって凄い! さ、誉めれ」

テツヤ「またかよ。はいはい偉い偉い、頭撫でるのはディアブロにやってもらえ」

ディアブロ「うぇへへぇ、撫でるのは頭だけで済むと限らないぜぇ」

ミヤ「うわっ、なんかやらしい手つきだよ」

テツヤ「しばくぞヘボ手品師が! さっさとペナントとってこい」

ディアブロ「おやま。また俺が悪者かよ」

 結局じゃれる二人を背に、ニヤニヤ笑いながら小屋へペナントを取りに行くディアブロ。新スポンサー、マグス・カルーゲンに会うのはまた次回の話。

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