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2009年9月26日 (土)

レビュー たのだん(3) 16回目・第9話 じんせいはぼうけんだ!

【ソードワールド2.0リプレイ「たのだん」のレビューと感想です。当然ネタバレしているので注意してください】

(いよいよ「たのだん」も最終話。このシリーズのレビューも終える事となりますが、最後にちょっとだけ趣向をこらす事にします。

 聞くところによると、似た傾向の絵がならんでいても的確に目当ての絵師を見抜く「絵師ソムリエ」や、好きな声優の声ならたった一言からでも聞きわける「アニメ専用絶対音感の持ち主」が世の中には居るとの事。

 そこで今回、紹介文の中に「たのだん」以外からの挿絵も混ぜておきました。あなたの鑑識眼に挑戦です。間違い探しの要領でお読みください。)

 

Photo_2 シャーリィ  人間・女・16歳

二刀流で戦う盗賊少女。

筋力25のパワーファイターと化し、虚弱な昔はどこへやら、どこへ出しても恥ずかしくない立派なアタッカーに成長した。それでも心は乙女なヒロイン。

 

Photo_3 チロル  ドワーフ・女・18歳

両手武器で戦うパワーファイター。

シャーリィと二人で前衛を担当し、敵を次々と血の海に沈める。プレイヤーのヒヨコ君がパワージャンキーになりつつある事が前書きで明らかにされた。 

 

Photo_4レクサス  ナイトメア・男・18歳

セクハラ神官戦士。

治療とシャーリィさんを赤面させる仕事を一手に引き受ける。戦士技能が錆ついているが、そんな力仕事は女性に任せるので無問題なのだ。

 

Photo_5 ポポ  タビット・男・14歳

ウサギ獣人。魔法も使える。

メカっ娘がいなくなったらまた大人しくなった。ルーンフォークの美少女さえ目の前にいなければ、パーティで一番の真人間ウサギ。

 

 

Photo_4  まずはレベルアップ作業。皆がエンハンサーやアルケミスト、レンジャー等の即効性ある技能を伸ばす中、なぜかライダーを1レベル習得しているレクサス。

 今後続きを遊ぶ時のためらしいが、プライベートでもこのリプレイのキャラを使っているのだろうか。

 なおライダーとは騎乗用のスキルであり、馬だの竜だのバイクだの様々な物に乗る技能である。

 これを上げていけば色々な物に乗れるので、興味のある方は実際にプレイする際に挑戦されるとよいだろう。

 既に刊行されている新シリーズリプレイでは主人公の持ち技能らしい……ただ、ダンジョンなんかではどうするのだろうか。地下迷宮に馬だの竜だのバイクだのを乗り入れるのか。まぁできなくもないだろう。RPGの迷宮はドラゴンやジャイアントが群れで現れる事ができる収容スペースがあるのだから。

 

 さて、呪いを解くのに必要な剣を手に入れ、協力者バークレイの屋敷に戻る一行。バークレイも目と口を封じる呪いをかけられているので、サービスでそれを解いてやる。

 そこでわかった事には、このナイトメアの青年、やっぱり昔のシャーリィさんの半日旦那だった人でした。当時と違い髭をそっていたので、はっきりとは見抜けなかったとの事。

 ちなみに45点というシャーリィさんへの評価は、彼が『闇夜の鷹』に所属したばかりで、

妻にも相応の強さを求めていたからだ……という理由らしい

Photo_5  

 チロルが怒りの鉄拳を見舞っているが、バークレイ氏の考えは決して間違ってはいないと思う。

 恐らく彼は子供の頃に、主人公の足手まといになるためのヒロインを見ていたクチに違いあるまい。

 ただでさえ厳しい戦いになるのなら、時間制限をかけられるよりは安心させて欲しいというのが人情というものだ……。

 

 

 

 

 

 

Photo_2  

 ここで恋愛話がおっ始まるが、恥ずかしくて文章を正視し辛いのでパス。半端に歳をとるとギャグもエロも抜きの恋愛描写に猛烈な抵抗があるので困る。

レクサス「私はシャーリィさん自身が好きなのです」

 いつからTRPGのリプレイはこうなったんだ……俺の羞恥心は有頂天! きてーメイン敵早くきてー!

 

 

 

 

 

3_2   解呪の魔剣と封印の魔剣をひっさげ、カサンドラの囚われている屋敷へ再び来た一行。さっそく牢獄代わりのカーストアーマーに挑む!

 シャーリィの筋力が25まで上がっているので、魔剣2本を一人で使う事ができる。

 アイテム・魔法組み合わせてブースト全開、命中への補正値は+7点。これで1ターンで解呪・封印を施せる……と思いきや、敵に先手を取られてしまう。

 敵の熾烈な攻撃に晒されていきなり大ダメージ。とはいえ1ターン持ち堪えればそれでOK。反撃の二刀流が両方HIT、1撃目でカサンドラが解放され、2撃目で魔物は封印された。

 

 さて助け出されたカサンドラ、目を覚ますや重大な情報を伝える。犯罪組織デスクリムゾンと手を組んだクーデリア侯爵がアンデッドの軍団を作り、戦争の準備をしているとの話だ。通信機でゲイリーに連絡を取ると、彼はそれに対処するため奔走するので、指揮官をシャーリィさん達に潰してほしいと言ってきた。

 まぁこれで「嫌です」と言う展開にはならない。なっても話が進まない。

 

Photo_6  休憩のためにバークレイ氏の別荘に世話になる一行。

 でもバークレイ氏が泉のほとりにシャーリィを呼び出してまた恋愛話を始めるので困る。

 休憩しに来たなら寝るべきであろう……延々10ページ近くを「誰が誰を好きか」とかそういう話をするのも無論結構ではあるが、こういうプレイって本当にやってるサークル有るんだろうか。

 前日読んだマンガに影響されてグラップラーごっこや歌舞伎者ごっこに走る奴ならしょっちゅう見たが……。

「虎は何故強いと思う? それは……もともと強いからよ」

 経験値ためてザコからレベルアップしていくRPGと相容れない話ではあるが……。

 

 

 翌日。ついにアンデッド軍団が動き始めた。

 スカイバイク(文字通り、空飛ぶバイク。このゲームではライダーレベルを上げればこういう物にも乗れる)でやってきた使いの者から話を聞き、一行は敵のアジトらしき場所へ向かう。

Photo_10  敵の砦に殴りこむと、なんとザコ沸きや迷宮なんぞは無く、いきなりボスが待ち構えている部屋だ。

 恐るべき潔さ。ただしボスキャラは3人組である。

 一人は女ルーンフォークのガートルード。デスクリムゾンの首領であり、マギテックシューターでもある。

 一人はリルドラケンの戦士・ルイ。頑強なパワーファイターであり、用心棒といった所か。

 最後に8レベルの蛮族・フェイスレス。こいつは魔法が得意なタイプ。

 未だかつて無い強力な敵編成である。

 

 最後の戦いが始まった。敵は強いがパーティも強くなっている。シャーリィさんが30点の攻撃を左右両手でブチ込んでいるのを見ると1巻が遠い昔に思えてならない。

 まこと神とムシケラの差が出るほどのレベルアップこそがRPGの醍醐味の一つ。

Photo_8  しかし戦闘は意外な展開に。

 シャーリィさんとチロルがリルドラケンのルイを倒した後、ポポがMPを大量に使って<スリープ>の呪文を残り二人にかける。しかも<魔法拡大/確実化>という特技を使い、成功率を上げたうえでだ。

 なんとこれが成功してしまい、敵全員を無力化しての勝利。

 まさか最終戦闘の決定打を放つのがウサギとは……。

 しかし起こす者がいなければ『睡眠=戦闘から退場扱い』とは結構厳しい裁定。

 まぁ寝転んだ所に今のシャーリィとチロルが攻撃をブチ込めば互角に近いレベルの敵なら大概死ぬだろうから、無駄な手間を省いただけなのかもしれない。

 

 

 

8  

 戦闘終了後、敵の武装を解除する一行。

 ガートルードを脱がせようとしたシャーリィさんが「この人、ノーブラでパンツもはいていない!」と言いだし、ゲームマスターがそれを採用。

 この流れに何の意味があるのか、酒呑みながら考えているが全然わからぬ。

 とりあえず砦が崩れだした。ガートルードは何かの魔法の力でワープ逃走してしまった。フェイスレスは放っといたから多分下敷きになって死んだ。リルドラケンのルイだけは抱えて運び出す事にした。

 

 

 

 ルイを捕虜とし、一行は凱旋する。今回の手柄により、一行はそのまま王宮へ通され、士官の道まで拓けてしまう。凄い出世だ。

 だが当然のようにそれを蹴る一行。冒険者は一カ所に落ち着かない物なのだ。最終話なのだから引退したっていい筈だが、一行の旅はその後も続く……という締め方を選んだのだろう。

18  最後にシャーリィとレクサスの恋愛成就みたいなシーンがあるが、プレイヤー様方の気合の入りように圧倒されるばかりだ。興味のある方は己の目で確かめてください。

 というか一つだけ述べさせていただいてよろしいか。

 じんせいはぼうけんだ! というサブタイトルだが、ぼうけんはれんあいだ! になっちまってないか。まぁ別に悪いとは言わんが。でも1話に3回は多いのではなかろうか。そうでもありませんかそうですか。

 とりあえず見極めた。「たのだん」がゲーム化するなら、ジャンルはダンジョン恋愛シミュレーションアドベンチャーなのは確定的に明らか。

 

 

 

 

 

Photo_9  

 

 

 

 

 

 

 

【終】

(C)藤澤さなえ・グループSNE/富士見書房 
(C)車田正美/集英社
(C)岡田芽武/秋田書店

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