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2009年9月21日 (月)

ミストキャッスルリプレイ3-19 清算

【ついに強敵全てを葬り去った三人。いよいよ脱出の時が来た。最後に待ち受ける物は……】

F_2

コウジ  人間 マギテック(10)/シューター(11)/スカウト(10)/エンハンサー(1)

器用度21 敏捷度19+2 筋力13 生命力17 知力25 精神力20 

好きな物:故郷の姉ちゃん  嫌いな物:フラグミス

 

F_3 テツヤ  人間 グラップラー(11)/スカウト(9)/プリースト(9)/エンハンサー(5)

器用度20 敏捷度24 筋力18+2 生命力15 知力20 精神力18 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物  嫌いな物:足の長いイケメン

 

Photoマサシ  人間 ファイター(11)/プリースト(10)/セージ(9)/レンジャー(1)/エンハンサー(1) 

器用度21 敏捷度22 筋力18+2 生命力17 知力20 精神力19 

好きな物:正直者  嫌いな物:拳骨バカ

 

(今回のMAP)

315                  

 

 

 

 

コウジ「ついに最終ミッションですが、ここに来て凄く大きなミスが発覚しました

テツヤ「チッ、わかってるよ。俺はまだ<飛び蹴り>を習得してなかったし、<強化魔力撃>との併用も出来ないんだろ

マサシ「ははっ、自動習得特技と勘違いしていた上に『宣言を要する戦闘特技は併用できない』を忘れてたな」

テツヤ「うっせー。魔力撃は9レベルになったら強化魔力撃に進化すると思い込んでた(※大間違い)し、<飛び蹴り>は補助動作だと思い込んでた(※大間違い)んだよ! それに飛び蹴りでギリギリ倒せた奴なんていねえだろ! 正当なルール運用してても結果は変わってねえよ!

マサシ「おやま、イカサマヤローが開き直ったぜ」

テツヤ「テメエ! 原作正ルートで死ぬ脇役の分際で!

コウジ「まぁまぁ、落ち着いてテツヤ。もちろん、今から2話ぶんをやり直したりはしないよ。TRPGは大概の場合、過去のルールミスがわかってもいちいちやり直さない物だからね。それにしょっちゅう死ぬのはテツヤも同じじゃないか。だから落ち着いて、このイカサマヤロー

テツヤ「てめー喧嘩売ってるならタダで買ってやるぞコノヤローバカヤロー!」

コウジ「その値段では売れません。というわけでそろそろレベルアップ作業を終えるよ。皆11レベルになったから、新しい戦闘特技を覚えられるね」

テツヤ「チッ。だったら俺は<飛び蹴り>だ。間違ってた状態にちっとでも近づけるためにな。<強化魔力撃>と併用できない以上、使う事は無えだろうが」

コウジ「じゃあ僕は<射手の体術>だよ。これはシューター技能を回避の判定に使えるというものさ。これで防御面も少しはマシになったよ。まぁ使わないだろうけど」

マサシ「ほんじゃ俺は<足さばき>にでもすっか。これで魔法を使いながらの制限移動でも接敵できるだろ。ま、使わないだろうけどな」

 そもそも何を覚えても、もう駆使して戦う敵がいないのだ。

コウジ「じゃあラストミッション開始だ。出発するよ」

 拠点を出た三人、東へと向かう。

【明かりの灯る館】E-4

Photo サンドリーヌ

「まさか、この街の上位蛮族を全て倒してしまうなんて……。

これからどうなさいますの?

ここに来たという事は……」

コウジ「はい、貴女からの最後の依頼を請けに来ました

 既に知っておられる方も多かろうが、このサンドリーヌ、蛮族でありながら人間の青年を愛してしまい、この街から(彼とその妹を連れて)脱出し、どこかで静かに暮らす事を希望しているのだ。

マサシ「とはいっても、他の上位蛮族が全滅しているんだ。いっそここに残って支配者にでもなるかい? そうすりゃ望み通りの生活も送れるだろうぜ」

サンドリーヌ「いえ……やはりこの街から出たいと思います。この街の蛮族達に人間との共存を訴えても聞かないでしょう」

テツヤ「ま、そうだろうな。きっかけ無しで生活と価値観を反転させるのは無理だろうよ」

サンドリーヌ「それに、最近は野良熊や野良象や野良恐竜が出歩くようになっていて……私にとっても結構命がけな場所になっているのですわ」

コウジ「うん、正直街の住人がどうやって生き延びているのか不思議に思ってました。一緒に街を出ましょう」

 こうしてサンドリーヌとその恋人クリス、クリスの妹ハイネとともに街を出る事になった。サンドリーヌは水門の合言葉3つのうち2つまでを知っていたが、コウジ達三人はあえて拠点へ引き返す。

【三色の天幕】C-4

 街を出る方法の一つ。それは街一番の商人ザバールに脱出の手引をしてもらう事である。これにはこの商店で買い物をした時に記録される「ザバールポイント」が一人6000点必要になるのだ。

 なお、三人は今迄に総計38000点以上のポイントを貯めている。

Photo_2 ザバール

「これで途中からの細かい計算を忘れてたっていうんだから驚きだね。

ま、君達がそれだけよく働いてくれたって事なんだけど。

色々あったが、終わってみると大した買い物だったわけだ、君達は」

テツヤ「へっ、こっちも世話になったな。じゃあ6人ぶんの手引を頼むぜ」

サバール「いや、サンドリーヌさん達は自分達のポイントを持っている。だから必要なのは君達三人ぶんだけだね」

コウジ「なんだ、そうですか。それじゃあ20000点以上余るね……じゃあこの店にある剣の欠片を全部ください」

ザバール「在庫は30個ほどだが……ま、持っていくといい。それじゃあ脱出用の馬車を用意するよ」

マサシ「サンキュー。それじゃ、達者でな」

サバール「お互いにね」

 こうして三人は奴隷の首輪を外して貰った。そしてザバールの外部取引用の馬車に潜り込み、使用人に紛れて外を目指す。

【脱出】

 一行を乗せた荷馬車は、無事に叫びの門を出る。霧の街の影は、徐々に赤茶けた地平線の彼方に遠ざかり、やがて消える。その頃になって、一行はようやく、あの恐るべき街からの脱出に成功した事を実感した。一行が歓喜したとき、それを待ち構えていたかのように、最後の敵が獰猛なその姿を現した。

 最後の敵はレッサードラゴン。13レベルモンスター、剣の欠片で強化されたボス級の敵である。他にも多数の敵が出現しており、ザバールの雇った護衛達はそちらの迎撃を行っている。

テツヤ「こいつで終わりか! やってやるぜ!」

 1ラウンド目。先攻権は奪取。複数部位型の敵なので、まずはコウジが散弾を撃つ。

コウジ「ファストアクションとリピートアクションを併用した8連発だ。受けろっ!」

 散弾が翼を引き裂き、胴体にめり込み、頭を撃ち抜いた。7発が命中、合計143点のダメージを全部位に与える。ドラゴンの部位には最大でも119点のHPしか無い。コア部位である頭も含め、全てが粉砕されてしまい、竜はその巨体を地に沈めた。

テツヤ「……ラストバトルなのに何もしてねえわ」

マサシ「ははっ、俺もだ」

 周囲を見れば、護衛達も勝利を収めつつある。ほっと一息、後はカシュカーンの街へ入るだけ。

 だが……

?????????「その前に、私と最後の決着をつけてもらおうか」

テツヤ「なんだと? 誰だ! もう誰も残ってない筈だぜ」

?????????「フッ、連れない事を言うな。せっかくの最大決戦をルールミスを残したまま終わらせてはつまらなかろう……そう天の御達しがあってな。ここで真の最終決戦を行おうというわけだ」

マサシ「ま、やり直しが一戦ぐらいあってもいいかね。で、あんたが再戦の相手ってわけだ」

 

 

 

 

  

Photo_3 ヤーハッカゼッシュ

「そう。私は帰ってきた。

真の決着をつけるために。

そのためだけにな」

 というわけで、本来もうゲーム終了ですが、彼との戦闘のみやり直す事とします。この戦闘での経験値・ドロップアイテムは無しという扱いです。

テツヤ「ふん、構いやしねえよ。すっきり終わらせてやるぜ、旦那!」

ヤーハッカゼッシュ「そうか。ならば私も本当の力を見せねばなるまい……!」

 緑将は擬態を解き、15レベルモンスター・ジェイドバジリスクとしての真の姿を露わにする!

 

 

 

2  

 

 

 

 

 

テツヤ「いやこれ絶対違う

コウジ「でもジェイドバジリスクの変身後イラストが何処にも無いんだよね

テツヤ「それでももうちょっと似てる物は出せ!」

コウジ「仕方ないなあ……じゃあこれで」

2_2 

テツヤ「これも何か違うんだが、まぁさっきよりは近いか……」

マサシ「ははっ、恐竜じゃねえかこれ」

コウジ「まぁ大きなトカゲには違いないからさ。人から変身する所は同じだし」

 

 ともかく戦闘開始である。

 1ラウンド目。もはや出し惜しみは無し、指輪を壊して達成値を上げながら先攻権奪取。

マサシ「まずは俺がバトルソングだ。結局、最後までこれに御世話になりっぱなしだったぜ」

コウジ「僕はさっき同様の8連射。キャッツアイも併用して、21点まで上げた命中値で撃ち込む!」

 ジェイドバジリスク(4部位)の回避値は16~19。サイコロ2個の判定同士では結構有利である。結果、8発のうち……

1 コウジ

「あ。8発全部命中しちゃった。

とりあえずダメージロール……

ええっと、全部位に182点のダメージだね。

一番固い部位でもHPは114しかないから、全部位を破壊したよ。

戦闘レベル、ターゲット確認。破壊終了。よって僕らの勝ちだ

テツヤ「な、何だってぇ!? どうなってるんだおい!」

マサシ「部位が多いぶん、増幅分のHPは各部位に分散しちまうからな。これまでの戦闘でもうわかってるだろ」

コウジ「確かに全弾命中は出来過ぎだけど、6発も当たれば致命傷だったわけだから、もう少し期待値通りに行っても結果は同じだったよ」

3 ヤーハッカゼッシュ

見事だ、人間達よ。

お前達のレベルが上がってから出てきた事も敗因かもしれんが、負け惜しみは言うまい。

胸を張れ。そして人間の街へ凱旋するのだ。

私に勝利した者としてな……」

 今度こそ本当に、ヤーハッカゼッシュは息絶えた。気がつくとその姿は消えており、どこにも跡一つ見えない。

 果たして、この戦いは夢か幻だったのか……?

テツヤ「緑将の旦那……もっと格好良いイラストを見つけてやれなくてすまねえ。成仏してくれ、あばよ」

 敵同士とはいえ、戦いが終われば憎しみは無い。ただ冥福を祈るのみ。

 三人はザバールの護衛達と別れ、サンドリーヌ達を連れてカシュカーンの街へと向かう。門を潜り抜けて後、ほどなくしてカシュカーンは霧の街から脱出した者を迎えて大騒ぎとなった。

 やがて一行は王位継承権5位、自身も神官戦士で蛮族との戦いの最前線にいる“姫将軍”マグダレーナ・イエイツの前に通される。

 

2_3 マグダレーナ

「お前達が霧の街から戻ってきた冒険者か。

まことにごくろうであった。

あの街はいずれ奪還作戦を行うつもりだが、情報の提供者として、そしてその時の戦力として、我々に協力してはもらえぬか」

 

テツヤ「協力つってもな。あの街、今ならもう戦力ガタガタだぜ」

マサシ「これが情報提供。戦力としての協力はもうしちまってるな。姫さん、二つとも御頼み叶えたぜ」

マグダレーナ「なんと、それは驚……」

Photo_4 バルクマン

「こらこら、お前ら。

いくら大業を成したとはいえ、姫の御前でその態度は何だ。

もう少し口の利き方に気をつけよ」

コウジ「御言葉ですがバルクマン殿。僕らはもう姫様と御友達です

バルクマンとテツヤとマサシと姫「はあ?」

コウジ「今まで集めた剣の欠片554個、全て名誉点に変換しました。そして得た1900点以上の名誉点をコネクションの獲得に費やします。信頼度によって必要となる名誉点は異なりますが、マグダレーナ姫との『貴重な友人(信頼度最高)』に要するポイントは1700点なので足りています。NPCとのコネクション成立にはゲームマスターの許可が必要ですが、ソロプレイではプレイヤー=ゲームマスターなので許可は出しましたし出ました。以上の理由で、姫と僕らは友人です

マグダレーナ「いや、そんな事を急に言われても……」

コウジ「というわけで姫。友人からの頼みを一つ聞いていただけませんか

マグダレーナ「え、ええっ!?」

バルクマン「おい貴様! いくらなんでも無礼……」

コウジ「あの街の上位蛮族だったにも関わらず、人間との共存を望む御婦人とその家族に、安心して暮らせる場所を与えていただきたく思います」

バルクマン「そこの御婦人が!? しかし、元蛮族と聞いては……」

マサシ「おおっと親愛なる姫君、俺からの願いはそこの兄ちゃんを静かにさせてもらう事な」

バルクマン「お前……!」

テツヤ「んじゃマイフレンド。俺からの願いは、暮らせる場所を与えた後もできるだけサンドリーヌさん達の事をよろしく頼むって事で一つ。姫さんの負担にならない範囲でいいからよ」

マグダレーナ「……ふふ、よかろう。それだけの事はしたのだ。私が責任をもって引き受けよう」

Photo_5 サンドリーヌ

「あ、ありがとうございます!

何と御礼を申し上げれば良いのやら……

この御恩は忘れません」

 

 知っている限りの情報を教えた後、三人はカシュカーンを後にした。既に支配者階級が壊滅状態になった霧の街の攻略は、姫の率いる軍が成し遂げるだろう。勢力図も大きく動くかもしれない。

 だがそれはあくまでこの世界の事。異邦人の三人は関わらぬ事にしておいたのだ。

コウジ「これにて一件落着だね。今回も結局、サンドリーヌさん達を連れて脱出になっちゃったけど」

テツヤ「はん、ハッピーエンドに越した事は無えし、善人が報われるに越した事は無えよ」

マサシ「とりあえず家に帰るとすっか。長旅だったからな、ちょいと布団でごろごろしてえわ」

コウジ「そうだね。今は帰ろうか。姉ちゃんも待ってるだろうしね」

 こうして三人、カシュカーンの街を後にする。

 またいずれ、どこかを旅するとしても……今は休息の時なのだ。

【終】

(C)グループSNE/富士見書房 
(C)石森プロ/東映

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