レビュー たのだん(3) 14.5回目・第8話 エンドレスエイト
【ソードワールド2.0リプレイ「たのだん」のレビューと感想です。当然ネタバレしているので注意してください】
第7話の最後で、囚われていたカサンドラを発見したパーティ一行。
しかし彼女はアンデッドモンスター・カーストアーマーの体内に捕えられ、その状態で封印の魔方陣に閉じ込められていた。
果たして彼女を助け出す方法は……?
まぁその前に1ミッションクリアしたんだからレベルアップだ。
そこでもいつもの通り、シャーリィさんを赤面させようと頑張る他三人。
しかしシャーリィさんもまんざらでない様子。
もう調教完了も秒読みだ。
モノクロの筈なのにページが桃色がかって見えてきたぞ。
この状況で、シャーリィさんがレベルアップにより筋力増強中だなんて誰が信じられようか。
ついにドワーフのチロルを抜いてパーティ内最大怪力です。おめでとう。
女は弱し、されど恋する乙女は強し。なぜか戦闘力的な意味で。
だがいつまでも、こんな桃色の空気が続くわけもなかった。
敵の影が忍び寄る。それは……
アポロさん
「悪の組織が大集結した
大いなる大組織、大ショッカー!
その大幹部、我が名は……アポロガイスト。
この世界を支配下におくため、そのヒロインを我が花嫁にするのだ。
私は恋人達にとって迷惑な存在なのだ……」
アポロさんは次元の壁を呼び出した。
「これで邪魔者は入れないのだ。
我が花嫁よ。抵抗は無駄なのだ」
なんという事だ。今回は救いの手が無いというのか。
アポロさんは「花嫁」へ手を差し伸べる……。
アポロさん
「さあ、来るのだ。
そこのルーンフォークのお嬢さん」
シャーリィさん
「そっちですか!」
良かった。シャーリィさんは始めから無事だった。
だが別の人が危機なので事態は好転していない。
その時!
ウサギの鼻の穴から不思議な気体が!
気体は瞬時に形をとり、怒りの王子の姿となる!
てつを
「アポロガイスト!
貴様が次元の壁で隔離を図る事は計算済みだ!
そこで俺はバイオライダーとなり、ウサギの細胞と融合して体内に潜んでいたのさ!
バツイチの脳筋ヒロインから目を背け、ご主人様募集中のメカ少女へ目移りする貴様を許すわけにはいかんぞ!」
アポロさん
「私にも好みがある。
女房と畳は新しい方がいいのだ」
シャーリィさん
「こいつら酷い事言う!」
こんな悪党を見逃すわけにはいかない! バイオブレードが唸りをあげる!
ウサギの大切な人を悪の魔手から守るのだ!
爆発!
ここに悪は潰えた。
確かに離婚歴有りのヒロインは珍しいかもしれない。
だが心は常に乙女なのだ。
人は獣でも機械でもない。優しくなければ「人でなし」、心の傷に触れないだけの情は持ち合わせるのが肝要であろう。
戦いは終わった。
ライダーは今日も去って行く。灼熱の戦いが終わり、夕陽を背に去り行くその姿は、まさに太陽の子に相応しい。
さらば仮面ライダーBLACK!
ありがとう! 仮面ライダーRX!
【終】
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