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2009年9月18日 (金)

ミストキャッスルリプレイ3-18 バトルロード

【物資の買い込みばかりか装備の新調まで行う三人、連れだって拠点を出る。その顔には今まで無かった緊張と決意が漲っていた。三人の目的とは……】

F_2

コウジ  人間 マギテック(10)/シューター(10)/スカウト(9)/エンハンサー(1)

器用度20 敏捷度19+2 筋力13 生命力17 知力25 精神力20 

好きな物:故郷の姉ちゃん  嫌いな物:フラグミス

 

F_3 テツヤ  人間 グラップラー(9)/スカウト(9)/プリースト(9)/エンハンサー(5)

器用度20 敏捷度23 筋力18+2 生命力15 知力20 精神力18 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物  嫌いな物:足の長いイケメン

 

Photoマサシ  人間 ファイター(9)/プリースト(9)/セージ(9)/レンジャー(1)/エンハンサー(1) 

器用度20 敏捷度22 筋力18+2 生命力17 知力20 精神力19 

好きな物:正直者  嫌いな物:拳骨バカ

 

(今回のMAP)

315                  

 

 

 

 

コウジ「マギスフィア(大)を10個、常時1個を装備。20点の魔晶石も10個。俊足の指輪は闘技場の報酬として貰った分もあわせて20個以上ある。こっちのアイテムはOKだよ」

テツヤ「俺は特に装備に変更なしだ。5点の魔晶石が残ってたな。それをくれ。指輪も半分貰うぜ」

マサシ「俺は武具を新調しといたぜ。9レベルになって習得した<武器習熟:槍>で、やっと原作どおりに槍装備だ。あと知性の指輪も10個ほど用意させてもらった。こっちの道具もOKだな」

コウジ「前回得た16790点の経験値でレベルも上がったね。僕はあえて方向性を偏らせて<命中強化Ⅱ>だ。正直、この特技はミストキャッスルでもないと取らない物だと思うけど。今回はこの街に徹底特化するよ。目標のために、ね

テツヤ「ネームドクラスの蛮族全滅作戦な……。しかもクレアクレアさんが持ってる守りの剣の力は借りず、ひたすら正面から力押しとはよ」

マサシ「ははっ、ソロで3人パーティなんて難易度ベリーイージーモードでやってんだ。そのぐらいやって終えても悪くねえ」

コウジ「★を経験値に換算するため、ランダムミッションを請けておいたよ。依頼は人探しだ。まずは麻薬窟に行くよ」

【麻薬窟】B-3

 ここで探し人(奴隷の女性)が翡翠の塔へ向かったと聞かされる。だが三人はあえて北西へと向かった。

【ブラグザバス神殿】A-1

 神殿には入らず、周囲を囲む湖をぐるりと周る三人。不審者を追い払おうとセイレーンが3匹飛んでくるが……

コウジ「ごめん、邪魔だから消毒するね」

 散弾2連射で一瞬のうちに葬った。

 そのまま外周にそって神殿の裏。池にボートを浮かべ、大神官の“澱みの毒”イヴァンが物想いに耽っている。彼が何を考えているのか、気になる人は作品を購入されたし。三人にとっては興味の無い事、武器を手に大股で迫った。

Photo イヴァン

「何か用かな?

僕は君たちに用も興味もないけれど……」

 

テツヤ「率直に言うが、死んでもらう。理由は聞く必要ねえな?」

 テツヤの言葉が終るか否かのうちに、池から飛沫をあげて魔物が姿を現した。護衛のスキュラ2匹である。

マサシ「ま、何か潜んでた事は気配でわかってたけどな。3対3だ、遠慮はしないぜ? 1匹相手でもしないけどな」

 スキュラは8レベル、イヴァン(邪教の大神官)は13レベルの敵である。今までで最強の編成である事は確かだ。

 1ラウンド目。コウジが散弾4連射。スキュラの部位が多い(4部位)ので、全てを巻き込む事はできない。だがコア部位(潰されたら死ぬ部位)はあくまで一つ。連射が終わると、スキュラは全滅していた。イヴァンも散弾が2発ほど流れ、少々のダメージを受けている。

 13レベルモンスターとして15点の回避力を誇るイヴァンだが、コウジの命中値は特技装備込みで17。さらに錬技<キャッツアイ>で1点上げる事もできるのだ。これでは滅多な事では避けられない。

テツヤ「とどめだ……覚悟!」

 エンハンサー技能を5まで上げ、テツヤは<スフィンクスノレッジ>を習得。これは1ターンの間、知力を12点上げるというもの。強化魔力撃と併用する事により、命中・ダメージを2点ずつ上げる事ができる。この時のテツヤの命中値はキックで17、パンチが19。ダメージは1発あたり30前後。これが最大で7回連続して敵を襲う。

 100点以上のダメージが炸裂し、弱っていたイヴァンは吹っ飛んで池に叩き落された。後には躯が浮かぶのみ……。

テツヤ「新技の威力は上々だぜ。次に行くか」

 倒した証とばかりに、敵が持っていたアイテム女神のヴェールを貰って行く。彼が誰にこれを渡すつもりだったのか……それは三人には関係の無い話だ。

 

 一路、南東へ。ランダムイベントで奴隷をいたぶっているガルーダがいたが、12レベルのボス級蛮族を三人は軽く葬って先へ進む。ワンダリングモンスターとして出る最強クラスの敵だが、もう三人の敵ではない。

 途中、娼婦街で一泊してからさらに南東を目指す。

【ダルクレム神殿】E-7

 骸骨でできた神殿に入ると、十数名の部下を従えた大神官が出迎えてくれた。ブラッドトロール(13レベルモンスター)の“豪将”プトゥートである。

Photo_2 プトゥート

「むむ? お前らの顔には見覚えがあるぞ……

闘技場を制覇した人間どもではないか!

ちょうど良い、一度、手合わせしたいと思っていた所だ」

 プトゥートは練習試合をやらないかと持ちかけてくる。模擬戦とはいうが、その実は4ラウンド目以降ならいつでも中断できるというだけの真剣勝負である。だが模擬戦では、プトゥートは部下をつれず一人で戦うのだ。これはチャンスである。三人の返事は……

コウジ「ごめんなさい。今日はあなたの首を獲りに来たんです」

 異邦人であり、依頼されたわけでもなく、どうせこの街を去る三人である。せめて騙し討ちみたいな真似はするまいと、ここに来て妙に正直になってしまった。

プトゥート「ほう? その言葉、口にしたからには冗談で済まんぞ」

 プトゥートの合図とともに、10匹のボガードと3匹のトロールが、彼とともに襲いかかってくる……!

 1ラウンド目。先攻は奪取。まずはマサシがバトルソングを歌う。次に……

コウジ「僕も新しく覚えた呪文を試させてもらうよ」

 リピートアクション! 背負った大マギスフィアが砕けるとともに、コウジの分身が生み出された。この分身はコウジと全く同じ行動を同じ能力で行うのだ。ただしMPを消費する行動をとれば、それは本体であるコウジが消耗せねばならない。無論、そのために20点の魔晶石をいくつも購入したのだが。

 両手拳銃とファストアクションにより4連射、分身も同じだけ撃つので合計8連射! ボガードとトロールが次々と吹き飛んでいく。撃ち終えた時、立っていた敵は傷口から血を流すプトゥートただ独り……!

プトゥート「我が部下が、一瞬で……!?」

テツヤ「そしてアンタもな!」

 176点のHPを95まで減らされたプトゥートにテツヤの連続攻撃が炸裂。126点の総ダメージ。拳の雨を食らい、ブラッドトロールは大音響とともに床に崩れ落ちた。

【翡翠の塔】固定3

 ここで探し人がガルーダに襲われているのを発見。当然、敵を血祭りにあげて運河に投げ込んでおく。可哀想だが、彼女にはいましばらく三人に付き合ってもらおう。

 ザバールポイントが余っていたので手に入れた運河通行証。これを使って塔のある島へ渡り、守衛のリザードマンマリーナ達をあっさり屠る。

コウジ「まずは最下層から行こうか」

 階段を下りる三人、湿った巨大な空洞に出る。ここにはヘルスキュラ(11レベルモンスター)の“汚水の女王”オンディーヌが住んでいるのだ。

オンディーヌ「オ腹空イタ~……アア、餌ガ来タヨ!」

マサシ「おやま、こいつは直球だこと」

テツヤ「へっ、こういう奴の方が気兼ねなく葬れるってもんだぜ」

 オンディーヌは部下としてカーストアーマー(12レベルモンスター)を連れている。本人も4部位のモンスターであり、結構数で攻めるタイプかもしれない。

 1ラウンド目。コウジの4連射が火を噴く。たちまち血まみれとなって断末魔をあげるオンディーヌ。タフなカーストアーマーは持ち堪えるものの、HP強化のされていない雑魚モンスター。瀕死に陥り、テツヤのキックで砕け散った。

コウジ「数も質も半端だったから楽勝だったね。それじゃあ上へ引き返そうよ。この塔にはあと2匹いるからさ」

 

 塔の中層部。わけのわからない機械と死体の細切れ、そして手術台が並ぶ空間。そこでは一人のタビットが、楽しそうに死体をこねくりまわしていた。血の染み散らばる吐き気を催すような部屋で、そのタビットは三人の方へ振り替える。

Photo_3 ムギド

「イッヒッヒ。

何の用で来たのかな~ぁ?

改造して欲しいなら喜んでやってあげるけど?」

コウジ「ごめんなさい。あなた含め、この塔の蛮族を退治に来たんです」

ムギド「こりゃあ参ったね~。今度の材料は活きが良すぎて、絞める所から始めないといけないのか~。ウヒヒッヒ~」

 このタビット、実はレッサーヴァンパイアであり、11レベルのモンスターでもあるのだ。ただし部屋があまりに変態じみて部下も入りたがらないのか、単独でここにいるようである。

 1ラウンド目。テツヤの連続攻撃が見事に炸裂。ダメージはあまり奮わないが全段命中し、132点あったHPを一瞬でゼロに引きずり落とした。

 格闘ゲームでいう所の10割コンボのごとしである。部屋にある「材料」同様になってしまったムギドを見下ろし、肩を竦める三人。

コウジ「ミストキャッスルの売りの一つが、この人による魔改造で改造人間になる事なんだけど。僕らはとうとう、一度も御世話にならなかったね」

テツヤ「全滅からの復活として、救済手段なんだがな。俺らはついに自ら背水の陣をしいたってわけだ」

マサシ「へっ、どうせ終了は目の前だ。いまさら弱気は無しだぜ」

 互いに頷きあい、三人は部屋の階段を登る。この塔には、敵はあと一人しかいない。

 

 最上階には、広い玉座の間があった。多数の翡翠像が飾られ、その中央にある椅子に壮年の男が座っていた。彼は余裕と飽きと僅かな期待の混ざった笑みを浮かべている。

Photo_4 ヤーハッカゼッシュ

「話はだいたい聞いている。

人間でありながら、力のある蛮族を狩っている連中がいるとな。

我が元へ来ないかといくらか期待していたが、本当に応えてくれるとは喜ばせてくれるではないか。

これなら楽しませてくれる事も期待していいかもしれんな……」

 そう言うと、彼は椅子からゆっくりと立ち上がった。

コウジ「楽しめるとは思えませんが、お相手はしてもらいます」

テツヤ「短い付き合いになるが、よろしくな。総大将」

マサシ「遺書したためる暇は無えぞ。互いにな」

 ジェイドバジリスク・変身前はレベル14。三人は彼に挑む。

 指輪を壊しながら、弱点(冷気攻撃に弱い)を見抜き、先手を取る。

 1ラウンド目。バトルソングを歌うマサシ。これで後の二人は命中+2、テツヤはダメージにも+2。

 コウジは最大攻撃の8連射を慣行。エフェクトバレットで冷気弾を作り、片っぱしから撃ち込む。錬技キャッツアイと補助魔法ターゲットサイトも併用、命中値は21。敵の回避値は16、ダイス目が不調だがそれでも6発命中。140点のダメージ。

 だが敵のHPは168。28点残ってしまう。

コウジ「これで倒せないとは流石。でも……」

テツヤ「悪いな、大将。終いだ」

 飛び蹴り、そして渾身の鉄拳。魔力で増幅された威力が体を打ち抜き、“翠将”はついに膝をついた。

Photo_5ヤーハッカゼッシュ

「……見事、としか言えんな。

期待を遥かに超えている。

俺の真の力も見せてやりたかったが……不甲斐なさを許せ」

コウジ「こちらこそ、非礼をお許しください」

テツヤ「ま、何もさせずに倒すってのも、試合ならぬ戦闘だからという事で勘弁してくれや」

マサシ「仮に変身してから戦っても、ちょっと手順が変わるだけで結果は同じだったと思うしよ

 ヤーハッカゼッシュは息絶えた。最期に何を想ったか……知る術なく、知った所で如何ともしようがない。三人はあえて躯をそのままに、王座の間を、翡翠の塔を後にする。

 そして……

【娼婦街】C-5

Photo_6  アリアドネ

「はい、報酬よ。全部お金でいいのよね?

しかしまさかここまでやってくれるなんて……。

この街の上位蛮族、もう全滅同然よ」

コウジ「確かにあと一人、残ってますね」

 金を仕舞う三人。しかし探し人だった奴隷娘の姿は無い。三人は武器を取りだした。怪訝な顔のアリアドネ。

コウジ「ここに来る前、あえて遠回りして木漏れ日の施療院に寄りました。ウルスラさんの所で情報を聞いたんです。この街に、外の蛮族勢力から、ヤーハッカゼッシュの勢力を削ぐための刺客が送り込まれた、と。刺客は街の住民に溶け込み、反抗勢力に潜んで活動しているとの事です」

アリアドネ「……」

テツヤ「ウルスラさん、そいつの名前も知ってたぜ

アリアドネ「そう……」

マサシ「まぁなんだ、ヤーハッカゼッシュに何かしてやる義理は無えんだが。蛮族の暗躍を黙って見てる理由もなくてよ」

 物陰からレッサーヴァンパイアが2匹、姿を見せる。アリアドネの本当の部下である。アリアドネも人間離れした身軽さで間合いを離して身構えた。リャナンシーアサシン(15レベルモンスター)との戦闘である。

アリアドネ「知られた以上、生かしてはおけないの。ごめんね」

コウジ「生かしてもらいますので、お構いなく」

 1ラウンド目。景気よく指輪を壊して先攻奪取。三人の攻撃となるのだが、リャナンシーアサシンの回避値は20。可能な増幅措置全てをとっても、安定して当てる事は難しい。

 とりあえずマサシはバトルソング。これで後の二人をサポートする。

 コウジはファストアクション・リピートアクションを使って散弾8連射。キャッツアイとターゲットサイトも使うが、これでも命中値21。命中率は6割程度。

 ……なのだが、ダイス目が微妙な所で良い。敵の回避値をギリギリ上回る値が何度も出る。運命変転まで使って、合計7発命中。183点の敵HPをいきなり28まで減らす。無論、レッサーヴァンパイアには全弾命中。一瞬で葬り去った。

 重傷でふらつくアリアドネにテツヤが襲いかかる! こちらの命中値も21(キックは19)。蹴りは外れたが拳が2+2の4発命中。66点の総ダメージを与えて壁に叩きつけた。

Photo_7 アリアドネ

「……正直、言うとね。

途中から、あんた達が厄介な存在になってきたなって思ってたの。

やっぱり、手を打っておくべきだったなあ……」

コウジ「そうですね。僕たちをここまでにしてしまった大きな要因の一つが、貴女から請けた依頼とその報酬だったわけですし

 特別クエスト2:名のある蛮族の討伐が、経験値的に大きすぎた。あれが無ければこんなに無茶なバトルはやってなかっただろう。

テツヤ「手駒を育てる手腕は、あんた最高だったぜ? 乗りこなす事には失敗しちまったわけだがよ……」

マサシ「“月夜蜂”のお姉さま方にはなんとか誤魔化しとくわ。あばよ」

 息絶えたアリアドネの亡き骸に毛布を被せ、組織のメンバーを呼ぶ。泣いて動揺する彼女達には、蛮族の刺客が襲ってきたと嘘をついておいた(丁度、レッサーヴァンパイアの死体が2つ転がっていたのも幸いした)。

 ウルスラに預けていた奴隷娘を連れ、三人は拠点へ戻る。

【三色の天幕】C-4

Photo_8 ザバール

「君たちが連れ帰ってくれた娘から聞いたよ。

ヤーハッカゼッシュを倒したって?

まさか君達がここまでやらかすとはね……。

これから一体どうする気だい?」

コウジ「あと一人、名のある上位蛮族がいます。その始末に、あと一度だけザバールさんの力を借ります」

ザバール「ほほう? どういう事かな?」

 それは次回、今回の最終回に持ち越す事になる。

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コメント

はじめまして。
ルール処理で気になった点があったので確認させてください。

前の話からテツヤが強化魔力撃+飛び蹴りの7連コンボを使っていますが、
1:魔力撃と飛び蹴りの同時使用はバトルマスターが必要なのでは?
2:飛び蹴りと魔力撃強化の取得タイミングが同時になってるような気が。
飛び蹴りはグラップラー9Lvの自動取得ではないはず。

以上二点、ご説明をお願いします。
リプレイの流れを見る限り、強化魔力撃6連のみでも全く同じ結果になったとは思いますがw

投稿: gespenst | 2009年9月18日 (金) 23時42分

はじめまして。
ご指摘になられた件に関してお答えするならば――
  
……また間違えちまった……
 
さて、今までのプレイは当然残すとして、ここからどうしたものか……

投稿: 松友健 | 2009年9月19日 (土) 14時27分

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