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2009年8月27日 (木)

レビュー たのだん(3) 13回目・第7話後だし中編

【ソードワールド2.0リプレイ「たのだん」のレビューと感想です。当然ネタバレしているので注意してください】

F_2安納耕治

著作『夢幻の双刃』の主人公。

虚弱で貧弱だが悪燃費の特殊能力と姉への愛で魔物と戦う好青年。

 

F_3 秋月徹也

著作『夢幻の双刃』の主人公その2。

直情・短慮・迷走癖の三重苦にもめげず魔物と戦う好青年。

 

耕治「さてそれではお立会い。3巻ファーストエピソード、第7話の中編です」

徹也「え? なんか順番がおかしくないか?」

耕治「さっそく本編に入ります」

 

 パーティ一行がいつも通りシャーリィに赤面させようと奮闘していると、懐かしいNPCが訪ねてきた。

16  第一話でパーティに仕事を依頼したヒゲのおっちゃん、ゲイリーである。

 シャーリィが「ヒゲキター!」とたじろぐ一方、「ヒゲキター!」と大喜びで飛びつくチロル。

 いつもじゃれられてるウサギさん、ちょっとご機嫌ナナメかな?

 後ろから(見た目)幼女に抱きつかれて、ゲイリーのおじさんも嬉しそう。

 

 

 

 

 

 

Asuteka1_2  

 

だがその時!

彼の体に異変が!

 

 

 

 

 

 

彼はアステカイザー!

古代文明の秘宝「アステカの星」を手に入れ、死守する守護者!

そして亡き兄の無念を晴らすために戦う復讐者!

彼は無法者を相手に、プロレスのリングの上で生死をかけて戦うのだ!

 

 

Asuteka2

 

 アステカイザーの鍛え上げられた肉体から放たれる必殺技は、敵の体を瞬時に崩壊させた!

 絶命!

 

 人殺しを堂々とやってなぜ警官が走ってこないのか少々不思議ではあるが、
おそらくプロレスのリングの上なので事故死で処理されている物と思われる。

 

 

 

 

 

 

Asuteka3アステカイザーの宿敵はブラックミスト。

 

 彼らは世界のスポーツ界を征服するため、凶器を振り回したり肉体をサイボーグに改造したりしながらプロレスのリングの中や外で平然と人殺し・誘拐・新幹線の脱線事故などを起こしたりする狂気の集団である。

 しかもなぜか警察も駆けつけてこない。不思議だ。

 

 

 

 

Asuteka4 ブラックミストの首領……それが彼、サタンデーモンである。

 彼の本名はアガサディモス博士。何を研究していた博士なのか作中では触れられないが、アステカの星が人体の全てと超人到達の秘法を記した物である事を知り、それを狙っているのだ。

 彼自身もチャンピオンクラスのプロレスラーをまるで寄せ付けずに素手で一方的に惨殺するほど屈強な超人であり、被っている兜も素敵すぎて、とても博士とは思えない。

 彼の信条は「格闘技とは生死をかけた闘争であるべき」

「人間の歴史 始まって以来 いろいろな格闘技が生まれた」

「それはすべて血で血を洗う戦いではなかったか」

「激しい競争に勝つためのものであり 人間の限界に挑戦するためでもあった」

「そして人間は人間を知ることができた」

「そこには生きるか死ぬかの 激しく燃えるものがあったはず」

「強くたくましく ぎりぎりまで突き進んできたのだ」

「弱い奴は死ぬ それが格闘技の運命だ そうであろう諸君」

「高い金をとって見せる試合がダンスであってはいけない」

 

 要するにこの人、格闘技を見せるなら殺し合いを見せろと言っており、それをまず自分が実践しながら世間にこのマイルールを押し通すため世界のスポーツ界を支配しようとしているのである。

 才能と情熱が歪んだ方向にありすぎた天才。

 なんて困った人だ……。

 

Asuteka5 なお、アステカイザー自身も「生きるか死ぬかが俺の戦い」と言い切っており、この二人はどうも同類の臭いがする。

サタンデーモン氏が兄の仇でさえなければ、意外と意気投合していたかもしれない。

 

まぁ同類だからこそ、逆に徹底的な反発へと至ったかもしれないが。

ともかくアガサディモス博士あらためサタンデーモンが率いるブラックミストと、アステカイザーの死闘は幕を開けた。

 できれば日本の外でやってくれるとありがたかったのだが……。 

 

 

 

 

 

Asuteka6  

戦え! アステカイザー!

日本のスポーツ界を守るため、リングやその外で!

(彼らはリングの外でも平気でブチ殺しあっているが、なぜ警察が介入してこないのか本当に心の底から不思議)

 

(漫画版ならカイザーインが無いから普通に読めるかと思ったが、基本設定の異常さが浮き彫りになっただけだったとは!)

【終】

(C)藤澤さなえ・グループSNE/富士見書房 
(C)永井豪・石川賢・ダイナミックプロ/双葉社

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コメント

なぜ、アステカイザーなんだ

次はバトルホークいいすか

投稿: 玄田牛一 | 2009年8月27日 (木) 22時50分

世代の壁が・・・。どうしよう?元ネタを知らないとは。「コレだから平成生まれは!」と言われてしまう・・・。orn

投稿: ベルゲルミル | 2009年8月27日 (木) 23時15分

>玄田牛一 殿

 自分が入った古本屋でたまたま発掘できたからです。それ以外の理由はありません。
 よってそのリクエストに応えるのは相当に困難だと思われます……。

>ベルゲルミル 殿

 知らない人・未見未読の人を見下して優越感に浸るのは、無様だしネタとしても面白くないので自分はしません。
 自分もこの作品のTV放映版を見た事ないしね。
 しかし神話の巨人さんなのに平成生まれとはお若い。

投稿: 松友健 | 2009年8月28日 (金) 00時24分

プロレスの星はかすかな記憶が…、ぶっといタイヤの三輪バギーに乗ってましたっけ?
カイザーインとか残虐ファイトとかは完全に後付けの知識ですわ。
(ガキの頃はプロレス自体が残虐ファイトだと思ってたんで気になりませんでしたし)

投稿: HA | 2009年8月28日 (金) 01時46分

内容に圧されてリクエストした3部構成にして頂いた感謝が遅れました。ありがとうございます。

NPC用魔法で思いだしたのですが、デュラハンロード(メティシエ仕様)に特殊神聖魔法『サモン・アンデット』でデュラハンロード(メティシエ仕様)を召喚し続けると10ラウンドまでに512体も増えるというGMウゼェな魔法が有りますよ。悲惨な事に、コンジュアラー12レベルの『クリエイト・アンデットⅡ』でカーストアーマー(メティシエ仕様)を召喚すると同じ事が出来る訳です。まあ、一時間後にとんでもない事になりますが。

ネタ魔法は面白くて良いですなぁ。DSで絶対再現されて無いんだろうなぁ。ポポにデュラハンロード部隊率いて進軍させたかった。

投稿: ベルゲルミル | 2009年8月28日 (金) 03時14分

>HA 殿

 漫画版ではマッハビート号という名称ですな>改造バギー
 とはいえ特撮版とは各種設定が異なるようですが。
 ウィキペディアの情報を信ずるなら、ラスボスもサタンデーモン氏ではないようです。残念。

>ベルゲルミル 殿

 まぁ最後まで前後構成にこだわるつもりもありませんでしたから。
 ネタ魔法はあれです、512体召喚し、GM・プレイヤー共同でソードワールドSLGの作成に着手すれば解決しますな。
 完成の暁には、固有名詞を入れ替えれば立派にオリジナルゲームの出来上がり、と。
 DSでネタ魔法やルールの穴を叩き台にした自虐シナリオとか有ったら、自分だけでも神作扱いするのですが。

投稿: 松友健 | 2009年8月28日 (金) 21時33分

吹いたwww>ソードワールドSLG

個人的にはゴーレムの見た目変更を再現して貰えれば評価を上げますかも。(ゴーレムは1mなので、タビットの姿で前に立たせるw)

・・・るるぶⅢの魔法はかなりネタ魔法ですよね?

真語魔法
 ファミリアⅡ(魔女の宅急で出て来るネコ)
 ディメンジョン・ゲート(どこでもドア)

操霊魔法
 レイス・フォーム(有体離脱)

神聖魔法
 サレンダー(ギアス)
 コールゴッド(言わずもがな)
 プロミスト・サークル(Vガンダムのエンジェル・ハイロゥ)
 アーマー・オブ・ザイア(関係無いけど、名前が何かの賞に聴こえる)
 
妖精魔法
 カレント(十戒)
 アヴォイドフェアリー(もののけ姫の最後のシーン)
 フェアリーロード(とある禁書のイノケンティウス)

魔動機術
 コピー(ハンター×ハンター等でやってたなぁ)


・・・多過ぎ。DSなら15レベル踏破する人は出て来るだろうに、再現出来ないような魔法だらけ。どうなるんだろうDS

投稿: ベルゲルミル | 2009年8月29日 (土) 13時41分

SFC版1作目のように、上限レベルを少し低めに抑えるのが無難な方法だとは思いますが。
せっかくアドベンチャーゲーム仕様にするのだから、特定パラグラフのみで使えるイベントにしても面白いと思いますね。
どうにもならんから撤退だ、みたいな流れを正ルートにして、一方で「コールゴッドを使う」という選択肢もあり、選べばギャグみたいな力技(落下する空中都市を神様が担いで安全地帯まで運送してくれるとか)で解決がなされる、とかあったらなかなか愉快ではないでしょうか。
うん、まぁ、普通に「DS版にその魔法はありません」になるような気がしてならない。

投稿: 松友健 | 2009年8月30日 (日) 10時06分

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