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2009年7月16日 (木)

レビュー たのだん(2) 9回目・第四話後編

【ソードワールド2.0リプレイ「たのだん」のレビューと感想です。当然ネタバレしているので注意してください】

F_2安納耕治

著作『夢幻の双刃』の主人公。

虚弱で貧弱だが悪燃費の特殊能力と姉への愛で物と戦う好青年。

 

F_3 秋月徹也

著作『夢幻の双刃』の主人公その2。

直情・短慮・迷走癖の三重苦にもめげず魔物と戦う好青年。

 

耕治「では4話後半のレビューを始めます。でもその前に、表紙のアップを忘れていたので……」

10  

後ろの少女は新キャラクターである。

せっかくチロルを押しのけて表紙を占拠したシャーリィさんだが、さっそく新キャラの影が迫るとは不吉な話だ。

グループSNEはロードス島の昔から、ヒロイン役を狙うPCがいるのに美少女NPCを出してヒロインにしてしまう困った習慣がある。

シャーリィさんはその伝統に抗えるのだろうか?

ともかく、相変わらず綺麗なイラストである。

 

徹也「最後に唐突な持ち上げが入ったな」

 「夢幻の双刃」のイラストを笛吹りな先生に担当してもらう事が決まってすぐに全文へ目を通していただき、発注イラストの中に入れてほしいシーンまで意見していただいた事を忘れてはいない。

 小さな仕事でも真摯にやってくださる人に好感を持つのは、社会人として当たり前の事だ。

耕治「まぁ僕らも顔を担当してもらったしね」

 あと小冊子の4コマ一本だけなのに、ラフ案を3つも出していただいた渡空燕丸先生への感謝も忘れてはいない。

 小さな仕事でも真摯にやってくださる人に好感を持つのは、社会人として当たり前の事だ。

徹也「内輪話でどんどん脱線していくな」

耕治「このままじゃ魔人竜生誕の絵師さんの話までいくので、ここらで先へ進めるよ。ではキャラ紹介です」

 

Photo_2 シャーリィ  人間・女・16歳

二刀流で戦う盗賊少女。

現時点で下着のまま。

 

Photo_3 チロル  ドワーフ・女・18歳

両手武器で戦うパワーファイター。

半裸で斧だけは持っているHENTAIスタイル。 

 

Photo_4レクサス  ナイトメア・男・18歳

セクハラ神官戦士。

彼は脱がせても誰も喜ばないので服を着せてもらっている。付き合いの悪い人だ。

 

Photo_5 ポポ  タビット・男・14歳

ウサギ獣人。魔法も使える。

彼も服を着ているが、裸だと本物のウサギと見分けがつかないので仕方がない。

 

Pdvd_000 アマゾン  仮面ライダー・男・23歳

バイオ系改造人間。得意技は噛み付きと回し蹴り、必殺技は大切断。

初期では腰巻きと靴・腕輪しか着ていなかったが、途中から上着を貰って着ていた。

どっちにしろ変身してしまえばいつもの通り。

 

耕治「さて本編です。取り上げられた装備を持っているゴブリン達へ、不十分な装備で挑むシャーリィさんたち。果たして素手で勝てるのでしょうか?」

 パワーファイターのチロルが斧を振り回すのに、軽戦士のシャーリィさんはベアナックルである。

 同名のベルトスクロールアクションがメガドライブにあるが、シリーズ化されるのが納得できる程度には面白かった。電子合成音のかけ声「ブラストアッパー!」「ゲルショッカー!」に聞こえてならなかったが。友達は「飛翔双斬!」「異常消費者!」に聞こえると言っていた。

耕治「結果的には順調に勝ったみたいだね」

徹也「へえ、素手でかい。チロル活躍度が9割5分くらいか?」

耕治「いや、皆が普通に戦えたみたい。サイコロ2個で判定するゲームだし、戦士はレベルアップの度に命中値・回避値・攻撃力・HPが上がるからね。1~2レベル上がると、以前勝っていた敵には楽勝になりがちなんだ」

徹也「ああ……ゲームブックのFFシリーズでも、技術点に2点差があると勝負になり難いからな

 7と12ではもはや雑兵と青銅だ。

 

 装備を取り返した一行、以前見た蛮族に不在の者がいる事を知る。洞窟を出て、約束どおりカサンドラに借りを返すため着いていく一行。思わせぶりなセリフで危険を匂わせるカサンドラは、人里離れた森の中にある館に一行を案内した。そこにカサンドラの探している人物がいるらしい。

 見張りが居たが、シャーリィが色仕掛けでたぶらかして茂みに連れ込み、魔法で黙らせて縛り上げた。掲載紙がドラゴンマガジンでなくチャンピオンREDなら、もう少し別方向の展開になっただろう。

 館の中に入るが、目当ての人物はいない。だが色つきタイルの仕掛けがあったのでそれをいじる。バイオハザードなんかでよくあった、パズルを解けば先へ進める仕掛けである。中の人がそういう物を好きらしいポポが独力でそれを解くと、地下への階段が現れた。

耕治「下に蛮族、及びそれと密会している人間がいる筈なんだけど、ここでカサンドラさんが情報を明かすよ。彼女が追っている人物は犯罪者組織『デスクリムゾン』の一員らしいんだ」

徹也「ほう、キャンペーンはこれを皮切りに悪の組織との戦いに突入するわけだな」

 レゲーに『デスクリムゾン』という伝説のガンシューがあるが、多分関係は無いだろう。

 主人公コンバット越前が、アーミー服も勇ましい兄ちゃんなのに、声が妙にひょろい事が何故か頭にやきついて離れない。

11_2 案の定、下には蛮族と人間の混成部隊がいた。

魔法使い一人、戦士二人、ディープグレムリンとアンドロスコーピオンが敵の編成である。

相手はこれまでに無く強敵だが、一行にもカサンドラが加勢する。

さて、いつもならシャーリィが血と悲鳴を吐いて、チロルが斧で相手をカチ割るという黄金パターンになるのだが……

この戦闘に限り、皆それなり以上にサイコロ運が良いらしく、ピンチ描写が無い。いつもは非力なシャーリィもクリティカルヒットで敵に大ダメージを与えたりしている。ラウンドを重ねるごとに援護魔法も飛び、どうにも押せ押せムードだ。

少し時間はかかったようだが、そのまま押し切って一行は勝利した。

耕治「……どうしよう。なんだか物足りない

徹也「人の不幸を望むんじゃねえよ。……でも同感だ。サマしてるんじゃねえだろうなこの戦闘」

耕治「違うよ、編集だよ。そういうブックなんだよ」

 こうして借りを働きで返した一行。カサンドラは気持ちよく、しかし「今回関わった事は忘れた方がいい」と忠告して去って行った。

耕治「忘れようと忘れまいと、ゲームマスターはこの犯罪組織を出してくると思うけど

徹也「そりゃあ、悪の組織登場! でも登場しただけでした! なんて事はせんだろうよ、普通」

耕治「やっぱり最後までのんびりとはいかないんだね。ここからストーリーを追う事が中心になるのかな」

徹也「そりゃ毎回無目的にダンジョンへ入るだけのキャンペーンとか、今どき書籍にせんだろうよ」

 たまにはそういうのがあっても良いとは思うが。まぁ間延びしそうではある。

(C)藤澤さなえ・グループSNE/富士見書房 
(C)東映株式会社/東映ビデオ株式会社

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