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2009年7月22日 (水)

レビュー たのだん(2) 10回目・第五話

【ソードワールド2.0リプレイ「たのだん」のレビューと感想です。当然ネタバレしているので注意してください】

F_2安納耕治

著作『夢幻の双刃』の主人公。

虚弱で貧弱だが悪燃費の特殊能力と姉への愛で魔物と戦う好青年。

 

F_3 秋月徹也

著作『夢幻の双刃』の主人公その2。

直情・短慮・迷走癖の三重苦にもめげず魔物と戦う好青年。

 

耕治「では『たのだん』5話のレビューです。サブタイトルは『まいごのまいごのるーんふぉーく』。先に書いてしまえば、やはりここで繋がりのあるストーリーが展開しています」

徹也「そろそろ佳境に入る準備だな。嘘か本当かは知らねえが、次の巻で完結って話も聞いたしよ」

耕治「あとシャーリィさんが非常にピンチです

徹也「いつもの事じゃねえか」

耕治「今回はいつもの“活躍”とは違います。本当に危機です。なにせ表紙の女の子が登場し、パーティに同行してくるのです

徹也「うっ……それは本当にピンチだ」

耕治「しかも女の子はルーンフォークという半人造人間の種族で、耳にヘンなパーツがついていて、やや幼めの容姿で、丁寧口調で喋って、ご主人さまを探しています

徹也「そこらへんはよくわからんが……」

 10年ぐらい前に大ヒットして続編まで出た、とあるギャルゲーの一番人気なヒロインにそんな感じのキャラクターがいた。無論、この作品とは何の関係も無いに決まっている。

耕治「ここらへんは知らない人には全然わからないし面白くも無い話なので避けます。ではキャラクター紹介です」 

Photo_2 シャーリィ  人間・女・16歳

二刀流で戦う盗賊少女。

ある意味で最大の危機が迫っている、現時点でのヒロイン。

 

Photo_3 チロル  ドワーフ・女・18歳

両手武器で戦うパワーファイター。

広告等ではたまに主人公のように書かれている敵駆逐装置。 

 

Photo_4レクサス  ナイトメア・男・18歳

セクハラ神官戦士。

ほう……たいした奴だ……まさかこれほどとは……。褒美に俺の『第三段階覚醒(トライヘヴンズバーン)』を見せてやろう……。

 

Photo_5 ポポ  タビット・男・14歳

ウサギ獣人。魔法も使える。

あと今回、素の趣味が判明する。

 

 今回のストーリーダイジェスト

 女の子が落ちてたので拾った。ウサギ獣人がえらく気に入ったので、山の奥へ連れて行く事にした。

 

徹也「だから嘘をつかずに誤解させようという小細工はやめろと言ってるだろが」

12_2 しかし実際、朝起きて宿屋の食堂に行ったら記憶喪失の女の子がいたという展開なので、少なくとも前半はこれ以外の説明のしようが無い。

 どうやら可愛い女の子が落ちている事は、世界の壁を隔ててもなお不変のロマンであるようだ。

 彼女の名はリーリア。持っているのは「新しいご主人様を見つけて幸せになれ」という手紙だけ。

 リーリアを拾ったパーティは身元を捜してやる事にする。ただしこの時点で、ウサギのポポが既にリーリアを欲しがっており、なんとなく不審人物な感じだ。

 さて、手がかりが無いのかというと、全く無いでもない。実はリーリアの記憶喪失は、死んで蘇生した時の副作用なのだ。この世界にも死者蘇生の魔法はあるのだが、普通の種族は蘇生する度に体に“穢れ”という悪影響が溜まっていく。ルーンフォークにはこの副作用は無いのだが、代わりに記憶を失う。

徹也「この世界の歴戦のルーンフォークは記憶喪失者ばっかりなんかね」

耕治「失う記憶は1年ぶんと決まっているみたい。リーリアは何も覚えていないので、稼動してから一年未満という事だね」

 よって一行は魔術師ギルドに出向き、リーリアの事を尋ねてみた。そこでわかった事は、彼女は蘇生費用とともに死体の状態で梱包され、ギルドに配達されてきたとの事。

 なんとなくキナ臭い感じだが一行は気にせず調査を続行。運送業者に出向き、帳簿を見せてもらい、途中省略でとりあえず配達元に検討をつけて出発である。

 配達元は何日も離れた別の街。そこへ向かう一行、途中で顔なじみに出会う。前回のセッションで知り合ったカサンドラだ。

 偶然にも、彼女はリーリアの事を知っていた。

 記憶を失う以前、リーリアはライナスという戦士と共にいたらしい。ライナスという戦士が居た街へは、さらに南へ1週間ほどかかる。一応リーリアから報酬を貰う事にはなっているが、拘束時間との割りが合わなくなりだしているので、ポポが体で払う事をリーリアに提案しだす。

 なんとなくこのウサギ獣人、ここに来て激しく輝きだしているような気がする。なかなか良いキャラだ。中の人の巣は一切関係無いとは思うが。

徹也「そろそろポポがリーリアを欲しがっている理由を記すべきなんじゃねえの。リーリアがグラップラー技能4レベル持ってる近接戦闘キャラだってのが理由だろ」

耕治「このパーティ、女性が全員近接戦闘で戦うという事になるね

 だが改造人間は肉弾戦をする物なのだ。ゆくぞ変身、サイボーグGOGOGO。

 さて、ライナスが根城にしていたという街まで来た一行。冒険者の店に行き、ライナスの情報を店主の親父に聞いてみる。そしてわかった事は……

・リーリアはライナスが親父から貰った物。

・一月前に修行のため遠くの山脈へ出かけて行方不明。

 その後に街の運送業者に聞き込み、山賊風の怪しい男達がリーリア詰めの箱を持ってきた事を聞く。よって当然のごとく、この近場で山賊狩りだ。

徹也「無関係な山賊を狩っちまったらどうすんだ?」

耕治「世の中の害虫が減ってよかったね、ていう事になるだけだよ」

14 こうしてリーリアを山に連れ込む一行。

何か愉しい事でもあるのかと、山賊が出歯亀にやってきた。

残念ながらタダで覗かせてやるつもりは無いぜ。そういう訳でレクサスの怒りの剣が炸裂する。

ちなみにリーリアも戦闘に参加するが、流石に同等レベルのグラップラーだけあってかなり有能だ。敵を投げ飛ばして、ダメージを与えるとともに転倒させる。

その陰で攻撃を外したりするシャーリィさんのお茶目ぶりも期待どおりだ。容姿に差が無く(同じ絵師さんが描いているのでまぁ当然だが)戦闘力に差があると、もうどこで覆していいのかわからないが……これに関しては今に始まった事では無いので気にしなくていいだろう。

耕治「大丈夫、その方がシャーリィさんらしいから」

徹也「しかし今回は大ダメージ食らって悲鳴あげる所まではいかなかったみてえだな」

耕治「うーん、残念だ

徹也「言いたくないが同意だ

 山賊どもを叩き伏せた一行、にリーリアの事を聞く。山賊達はリーリアに見覚えこそあるものの、事情がわからないようだ。というのも、彼らはライナスとリーリアを捕え、邪神の供物として生贄にしたというのだ。

 なぜリーリアだけが街へ送られたのか? ライナスはどうなっているのか? それらの謎を残したまま、物語は次回へ続くのだ。

徹也「……結構マジなストーリーになってきたな」

耕治「付け加えるなら、生贄の儀式が行われたバルバロスの顎という山脈には魔剣が眠っていると、山賊の一人は言っているようだね。そこにいる神官ノルドという男、どうやらチロルの知り合いらしいけど……

徹也「へえ……! 宿命のライバルか、優しかった友達が洗脳されてるパターンか」

耕治「実は偽者でした、かもしれないよ」

 チロル! 暴力はいいぞ!(うわらば)

(C)藤澤さなえ・グループSNE/富士見書房 

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