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2009年7月

2009年7月30日 (木)

レビュー たのだん(2) 11回目・第6話

【ソードワールド2.0リプレイ「たのだん」のレビューと感想です。当然ネタバレしているので注意してください】

F_2安納耕治

著作『夢幻の双刃』の主人公。

虚弱で貧弱だが悪燃費の特殊能力と姉への愛で魔物と戦う好青年。

 

F_3 秋月徹也

著作『夢幻の双刃』の主人公その2。

直情・短慮・迷走癖の三重苦にもめげず魔物と戦う好青年。

 

耕治「それでは『たのだん』2巻の最終話、第6話『おもいでをとりもどせ』のレビューに入ります」

徹也「こいつで2巻も終わりか。現時点(2009年7月)では3巻が出てないから最後の話だな」

耕治「ルーンフォークの少女・リーリアは記憶を取り戻せるのでしょうか。そこに隠された真実とは? それがこの話で暴かれます。あとウサギのフェチズム漲る片想いの終着点も

徹也「嘘でも100回言えば本当になるだろうという企てはウゼエな」

耕治「火の無い所に煙を立てたがる人は案外多いよ。自分で自分に嘘ついて生きるのは楽だしね。ではキャラクター紹介です」 

Photo_2 シャーリィ  人間・女・16歳

二刀流で戦う盗賊少女。

悲鳴と血反吐を吐くのが得意な一応のヒロイン。

 

Photo_3 チロル  ドワーフ・女・18歳

両手武器で戦うパワーファイター。

パーティのアタッカーで特攻隊長でバトルヒロイン。シャーリィの強敵。 

 

Photo_4レクサス  ナイトメア・男・18歳

セクハラ神官戦士。

ふっ……俺の真の力を見た時、貴様はこの世に存在しない。時空(とき)の狭間から出でし奈落(アビス)の焔(ほむら)、その眼でとくと見よ……。

 

Photo_5 ポポ  タビット・男・14歳

ウサギ獣人。魔法も使える。

メカっ娘と水と空気があれば生きていけるよ! そんな共感溢れる生物。

 

Photo リーリア  ルーンフォーク・女・年齢不詳(稼動時間1年未満)

人造生命体種族の少女。記憶喪失により名前しかわからない。

ゲームマスターからの恐るべき刺客。ヒロイン志望のキャラがいる時にこういうNPCが出されるのもゴルゴムの仕業だ。

 

前回までのあらすじ:女の子を拾ったのでご主人様を探してあげてるうちに邪教の本拠地へ殴りこむ事になった。

 そしてシナリオ開始。早々に交わされる会話

GM「リーリアがキミたちにお礼を支払える額ではない」

ポポ「だからこれから身体で……(略)

 

徹也「だから会話の途中を意図的に切り取るんじゃねえよ」

耕治「しかし高めの格闘能力という目立ち易い能力のNPCをポポがパーティに引き込もうとしているのは本当だよ。戦力で判断するなら正しいけど、立場的に困りそうな人が……

徹也「まぁ敵が早く沈んでくれれば悲鳴をあげる回数も減るんじゃねえの

 

 結局、金の話は邪教が組織している山賊団を退治し、その報酬を宛てにする事で解決とした。

 山賊の拠点たる山奥の集落へ忍び込む一行。自分達も邪教徒のフリをして潜入。そこで情報を集めた後、本拠地がある“バルバロスの顎”へ向かう。しかし集落に寄った事で一行の存在は知られているらしい。それでも中へと進んでみると、奥には……

 

 

 

 

 

1 ディエンド

「お宝があるんだろ?

怪盗の僕がいただくよ。

だからもっと僕を見ていてくれ」

 

 泥棒家業なのに主人公へ向かって「俺をシカトすんな」と言い切る凄いヤツ。

 平成のスーパーライバルライダー、ディエンドのCOOLな美技に酔いな。

 

2 まずは登場して口上とともに射撃一発。

後ろで尻餅ついてる主役を文字通り尻目にするのがカッコイイ!

肝心の射撃が敵の幹部に盾で防がれているけれど、まぁ所詮は挨拶さ。そんな事でカッカしないのがCOOLって物だぜ?

 それじゃあちょいと本気を出してみるとしようか。

 顎が外れないよう、しっかり抑えておくんだな。

 

3 愛銃・ディエンドライバーにカードを差込み、データから他のライダーのコピーを造り出す。2体のコピーライダーがディケイドに向かった。

……おいィ? これ最強すぎだろ?

 だって他のライダーがどんなに強くても、番強い奴とその次に強い奴をコピーして作り出せば勝てるじゃねえか。こいつライダー同士の戦いなら最強以外有り得ないって。いいんかこのインフレ野郎!

すげええ! そしてずるいっっ!

そんな最強キャラが、ライバルたる主人公をコピーどもに任せて悠々と敵幹部に向かう。

「さあパーフェクター争奪戦だ。僕に獲られる事を光栄に思いたまえ」

きゃーん、女の子のハートも獲っちゃいそう!

 

4 そして敵幹部と射撃合戦。

しかし敵は盾で身を守りながら攻撃。おかげでディエンドが一方的に撃ち負ける事に。

チッ、アポロガイストの野郎。堅実に戦いやがる。

まぁ冷静に考えて、銃弾飛んで来る場所に防具の一つも無しで出ちゃいかんよな。

しかしこれは武装の差が問題であっただけで、決して腕前で負けたわけではない。

敵怪人が駆け寄ってくるのでちょっと揉んでやるさ。

 

5 うん、ちょっとだけ劣勢かな。

でもこれ、2対1じゃない?

それに普通、怪人とは1対1で戦う物だし。全く無傷で勝てる戦いばかりじゃないし、1発や2発は食らって当たり前だよね。

まぁこの後、1発も反撃できないんだけどさ。

しかし勘違いしてもらっては困る。反撃できないのはしないからだ。

 

6 ザコを尻目に、アポロガイストへ肉薄するディエンド。

彼は常に大物狙い。三下に関わってもしょうがないだろ?

番組には尺の都合もあるんだから。

今日の残り時間も少ない。ここからが本番さ。

やはりライダーたる者、格闘戦の一つもしなきゃあね。

 

7 ……まぁいつも結果が芳しいわけでもない。

というかガイストカッター便利すぎ。盾兼近接武器かよ。

アポロガイストさんよう、アンタ剣も持ってるのに盾まで武器にせんでいいだろ? ディエンドさんの銃は近接戦じゃあまり役に立たないんだぞ? ちょっと武装に差がありはしないか?

くそっ、しかしこれでディエンドさんに勝ったと思うなよ!

まだ切札があるんだからな!

 

8 この銃には逃走用の機能もあるのだ。

分身ワープで見事にアポロガイストの銃撃を避けるディエンド。

そしてここから反撃したりはしない。これはあくまで逃走用の技なのだから。

ディエンドさんは怪盗だけど紳士だから、逃げるとなったら往生際の悪い事はせず一目散に逃げるのだ。

 

なお、この後アポロガイストも逃げました。

コピーライダーはディケイドがやっつけました。

怪人はRXが取り押さえました。

 

 なんつうか東映すげえ。役者さんもイケメンだしセリフもキザだしスーツも青系のスマートなデザインなのにこの立ち回り普通はもっとまともに活躍させるよな……。

 個人的には、このキャラは主役より遥かに気に入ってます。ぜひ今後の活躍に期待したい所です。

 現時点であと5話ぐらいしか残っていないそうですが。

【つづく】

(C)藤澤さなえ・グループSNE/富士見書房 
(C)東映株式会社

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2009年7月26日 (日)

ミストキャッスルリプレイ3-9 トホテル救出

【レジスタンス“風の旅団”と接触した一行。囚われの身となっている首領・トホテルの救出を手伝う事にする。そのため処刑場へ殴りこみをかけねばならない……】

F_2

コウジ

人間
マギテック(5)/シューター(5)/スカウト(4)/エンハンサー(1)

器用度18 敏捷度17+2 筋力13 生命力15 知力24 精神力18 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(4)/スカウト(4)/
プリースト(4)

器用度18 敏捷度20 筋力16+2 生命力15 知力18 精神力18 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photoマサシ

人間
ファイター(4)/プリースト(4)/セージ(4)/レンジャー(1)/エンハンサー(1) 

器用度19 敏捷度19 筋力16+2 生命力14 知力20 精神力19 

好きな物:正直者
嫌いな物:拳骨バカ

(今回のMAP)

39

コウジ「とまぁ危険に思える任務だけど、処刑場(D-6)までは今まで通った事のある場所を選んで進めば安全だね。途中にある明かりの灯る館荒れ果てた庭園では休息をとる事もできるよ」

テツヤ「安全な反面、★(経験値)は貯まりそうにねえな」

コウジ「今回はね。“風の旅団”の味方になれば、そこからクエストを請ける事ができるから、そうなれば★を稼げるようになるよ」

マサシ「はっ、打算あっての人助けか。正義の味方じゃねえならこんなもんかね」

通るルートはF-1F-3E-4D-5
自分から首を突っ込まなければ安全な場所を選んで通る。

【荒れ果てた庭園】D-5

庭園に潜り込んだ三人、そこに生息する動物型モンスターに襲撃される。
リザードフライという蜥蜴と虫の合成されたような魔物だ。おそらくドラゴンフライ(トンボ)をイメージした一種の洒落であろう。

4レベルだが、特に何か強力な能力を持っているわけでもない。
テツヤが1ラウンドで叩き伏せて終了。

テツヤ「弱え。……いや、それよりも何でこの庭園に潜り込んだんだ?」

コウジ「ここも宿泊できる場所だからね。そろそろ陽が暮れるから、ワンダリングモンスターを警戒しての事だよ。この庭園にも敵は出るけど、動物型か植物型と決まっているからね。ワンダリングモンスターは運が悪いと上位蛮族が出てくるし。最悪、レベル2桁の敵と戦わなくちゃいけない事がある」

マサシ「本当におっかなびっくり進めてるよな俺ら。この街に入ってからもう2週間が過ぎるぜ」

テツヤ「ほう? 逆に言えばまだ2週間か。何気に少年格闘漫画の主人公並な成長率だな」

夜が明ける直前(未明)に南へ出発。

【処刑場】D-6

4つの通りが交差する場所に造られた大きな広場だ。
広場の中央には、10mほどの高さの櫓が建てられており、広場を見下ろす建物のひとつから櫓の上へと橋が渡されている。そしていま、櫓を取り囲むようにたくさんの蛮族や奴隷たちが群がっている。

処刑場に到着直後、三人は蛮族の一人に絡まれる。格好が気に入らないので着ている物全部脱げと言うのだ。

テツヤ「はいはい、そういうイベントもありましたね……と。おりゃあ!」

マサシ「俺も続くか。おらよっと」

許しを請うつもりなど全く無いので殴りかかる事にした。敵はレッサーオーガ一匹。
今さら同レベル帯の敵1匹など問題ではなく、1ラウンドで撲殺完了。

しかしオーガを倒すと蛮族どもが殺気だち、周囲の雰囲気が険悪になる。しかしすぐに逃げ出せば間に合いそうなので、しばし北へ戻ってタイミングを見計らう事にした。

コウジ「ここから2tbの待ち時間だね。一日が6つのtb(タイムバンド)で構成されているから……約8時間かな?」

テツヤ「……ヒマだ」

マサシ「現実なら帰って飯食って寝てるかもな」

そして時が来た。三人は再び処刑場へ向かう。
丁度そのタイミングで、処刑台の上にトホテルが引っ立てられていた。

生きたまま切り刻まれそうになるトホテル。だがそれを見過ごす筈もなく、処刑場に紛れ込んでいた“風の旅団”の団員が蜂起した。

マサシ「おうおう、処刑台の下の方が血の雨降ってるぜ」

テツヤ「うし、俺達の相手は?」

コウジ「アンドロスコーピオンが1体だね。ボス級でHPが強化されてるよ」

敵は5レベルのモンスター。さらに2部位で構成されており、体の部位別にHPを持っている。

1ラウンド目。
先攻を取れたのでコウジが練技『キャッツアイ』を使って命中値を上げながら射撃。2つの部位(上・下半身)のうち、上半身を狙う。2発とも命中。片方がクリティカルヒットして、この2射で仕留めた。

コウジ「悪いね。蛮族は消毒だよ」

アンドロスコーピオンは上半身が死ぬと下半身も死ぬので、これで勝利である。

テツヤ「弱えぇ! HPが強化されてるんじゃねえのか!?」

コウジ「されてるけど、複数部位の敵は増加分のHPが各部位に割り振られるんだ。だから1部位あたりのHPはそんなに増えない」

マサシ「はっ、拍子抜け大将だな」

コウジ「まぁ『全ての部位を倒さないと死なない』敵もいるからね。今回はそうじゃなかったというだけで」

旅団員達も勝利し、トホテルを救出できたようだ。敵の増援が来る前に、皆で急ぎ追い剥ぎ小路の隠れ家へと戻る。

Photo トホテル
「いやー、助かったよ。
正直、もう駄目だと思った。
これからもお互い協力していこう」

テツヤ「おう、こっちからも宜しくお願いしますわ」

コウジ「実は僕らが参戦しなくても、トホテルさんは救出されるんだけどね

マサシ「おやま、PCが脇役か。まぁ流れ者数人に協力してもらわないと敵に勝てない組織じゃあお先真っ暗だがよ」

こうして今回のミッションも成功。
こなしたイベントが少ないので経験値もたいした事はないが、ここでクエストを請ければ結構な成長が望めるだろう。

しかしそれは次回以降の話。今回はここまで。

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2009年7月24日 (金)

だから何があるというわけでもないが

子供の頃、自分もアナログゲーム関連書籍をいくつも読んだ。ゲームからの派生ノベルもいくつも読んだ。

そして最近。その分野で昔から執筆なさっている、とある作家さん(その人の作品を自分も何冊も読んだ)とちょっとした挨拶をする機会があった。

「君も本を書いているんだな。注文しておいたから、読んでおくよ」(要訳)

子供の頃には考えもしなかった事が現実に……!

やはり人間、本気でやりたいと思った事には一度挑戦しておくべきだな。書いてて良かったよ。

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2009年7月22日 (水)

レビュー たのだん(2) 10回目・第五話

【ソードワールド2.0リプレイ「たのだん」のレビューと感想です。当然ネタバレしているので注意してください】

F_2安納耕治

著作『夢幻の双刃』の主人公。

虚弱で貧弱だが悪燃費の特殊能力と姉への愛で魔物と戦う好青年。

 

F_3 秋月徹也

著作『夢幻の双刃』の主人公その2。

直情・短慮・迷走癖の三重苦にもめげず魔物と戦う好青年。

 

耕治「では『たのだん』5話のレビューです。サブタイトルは『まいごのまいごのるーんふぉーく』。先に書いてしまえば、やはりここで繋がりのあるストーリーが展開しています」

徹也「そろそろ佳境に入る準備だな。嘘か本当かは知らねえが、次の巻で完結って話も聞いたしよ」

耕治「あとシャーリィさんが非常にピンチです

徹也「いつもの事じゃねえか」

耕治「今回はいつもの“活躍”とは違います。本当に危機です。なにせ表紙の女の子が登場し、パーティに同行してくるのです

徹也「うっ……それは本当にピンチだ」

耕治「しかも女の子はルーンフォークという半人造人間の種族で、耳にヘンなパーツがついていて、やや幼めの容姿で、丁寧口調で喋って、ご主人さまを探しています

徹也「そこらへんはよくわからんが……」

 10年ぐらい前に大ヒットして続編まで出た、とあるギャルゲーの一番人気なヒロインにそんな感じのキャラクターがいた。無論、この作品とは何の関係も無いに決まっている。

耕治「ここらへんは知らない人には全然わからないし面白くも無い話なので避けます。ではキャラクター紹介です」 

Photo_2 シャーリィ  人間・女・16歳

二刀流で戦う盗賊少女。

ある意味で最大の危機が迫っている、現時点でのヒロイン。

 

Photo_3 チロル  ドワーフ・女・18歳

両手武器で戦うパワーファイター。

広告等ではたまに主人公のように書かれている敵駆逐装置。 

 

Photo_4レクサス  ナイトメア・男・18歳

セクハラ神官戦士。

ほう……たいした奴だ……まさかこれほどとは……。褒美に俺の『第三段階覚醒(トライヘヴンズバーン)』を見せてやろう……。

 

Photo_5 ポポ  タビット・男・14歳

ウサギ獣人。魔法も使える。

あと今回、素の趣味が判明する。

 

 今回のストーリーダイジェスト

 女の子が落ちてたので拾った。ウサギ獣人がえらく気に入ったので、山の奥へ連れて行く事にした。

 

徹也「だから嘘をつかずに誤解させようという小細工はやめろと言ってるだろが」

12_2 しかし実際、朝起きて宿屋の食堂に行ったら記憶喪失の女の子がいたという展開なので、少なくとも前半はこれ以外の説明のしようが無い。

 どうやら可愛い女の子が落ちている事は、世界の壁を隔ててもなお不変のロマンであるようだ。

 彼女の名はリーリア。持っているのは「新しいご主人様を見つけて幸せになれ」という手紙だけ。

 リーリアを拾ったパーティは身元を捜してやる事にする。ただしこの時点で、ウサギのポポが既にリーリアを欲しがっており、なんとなく不審人物な感じだ。

 さて、手がかりが無いのかというと、全く無いでもない。実はリーリアの記憶喪失は、死んで蘇生した時の副作用なのだ。この世界にも死者蘇生の魔法はあるのだが、普通の種族は蘇生する度に体に“穢れ”という悪影響が溜まっていく。ルーンフォークにはこの副作用は無いのだが、代わりに記憶を失う。

徹也「この世界の歴戦のルーンフォークは記憶喪失者ばっかりなんかね」

耕治「失う記憶は1年ぶんと決まっているみたい。リーリアは何も覚えていないので、稼動してから一年未満という事だね」

 よって一行は魔術師ギルドに出向き、リーリアの事を尋ねてみた。そこでわかった事は、彼女は蘇生費用とともに死体の状態で梱包され、ギルドに配達されてきたとの事。

 なんとなくキナ臭い感じだが一行は気にせず調査を続行。運送業者に出向き、帳簿を見せてもらい、途中省略でとりあえず配達元に検討をつけて出発である。

 配達元は何日も離れた別の街。そこへ向かう一行、途中で顔なじみに出会う。前回のセッションで知り合ったカサンドラだ。

 偶然にも、彼女はリーリアの事を知っていた。

 記憶を失う以前、リーリアはライナスという戦士と共にいたらしい。ライナスという戦士が居た街へは、さらに南へ1週間ほどかかる。一応リーリアから報酬を貰う事にはなっているが、拘束時間との割りが合わなくなりだしているので、ポポが体で払う事をリーリアに提案しだす。

 なんとなくこのウサギ獣人、ここに来て激しく輝きだしているような気がする。なかなか良いキャラだ。中の人の巣は一切関係無いとは思うが。

徹也「そろそろポポがリーリアを欲しがっている理由を記すべきなんじゃねえの。リーリアがグラップラー技能4レベル持ってる近接戦闘キャラだってのが理由だろ」

耕治「このパーティ、女性が全員近接戦闘で戦うという事になるね

 だが改造人間は肉弾戦をする物なのだ。ゆくぞ変身、サイボーグGOGOGO。

 さて、ライナスが根城にしていたという街まで来た一行。冒険者の店に行き、ライナスの情報を店主の親父に聞いてみる。そしてわかった事は……

・リーリアはライナスが親父から貰った物。

・一月前に修行のため遠くの山脈へ出かけて行方不明。

 その後に街の運送業者に聞き込み、山賊風の怪しい男達がリーリア詰めの箱を持ってきた事を聞く。よって当然のごとく、この近場で山賊狩りだ。

徹也「無関係な山賊を狩っちまったらどうすんだ?」

耕治「世の中の害虫が減ってよかったね、ていう事になるだけだよ」

14 こうしてリーリアを山に連れ込む一行。

何か愉しい事でもあるのかと、山賊が出歯亀にやってきた。

残念ながらタダで覗かせてやるつもりは無いぜ。そういう訳でレクサスの怒りの剣が炸裂する。

ちなみにリーリアも戦闘に参加するが、流石に同等レベルのグラップラーだけあってかなり有能だ。敵を投げ飛ばして、ダメージを与えるとともに転倒させる。

その陰で攻撃を外したりするシャーリィさんのお茶目ぶりも期待どおりだ。容姿に差が無く(同じ絵師さんが描いているのでまぁ当然だが)戦闘力に差があると、もうどこで覆していいのかわからないが……これに関しては今に始まった事では無いので気にしなくていいだろう。

耕治「大丈夫、その方がシャーリィさんらしいから」

徹也「しかし今回は大ダメージ食らって悲鳴あげる所まではいかなかったみてえだな」

耕治「うーん、残念だ

徹也「言いたくないが同意だ

 山賊どもを叩き伏せた一行、にリーリアの事を聞く。山賊達はリーリアに見覚えこそあるものの、事情がわからないようだ。というのも、彼らはライナスとリーリアを捕え、邪神の供物として生贄にしたというのだ。

 なぜリーリアだけが街へ送られたのか? ライナスはどうなっているのか? それらの謎を残したまま、物語は次回へ続くのだ。

徹也「……結構マジなストーリーになってきたな」

耕治「付け加えるなら、生贄の儀式が行われたバルバロスの顎という山脈には魔剣が眠っていると、山賊の一人は言っているようだね。そこにいる神官ノルドという男、どうやらチロルの知り合いらしいけど……

徹也「へえ……! 宿命のライバルか、優しかった友達が洗脳されてるパターンか」

耕治「実は偽者でした、かもしれないよ」

 チロル! 暴力はいいぞ!(うわらば)

(C)藤澤さなえ・グループSNE/富士見書房 

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2009年7月20日 (月)

ミストキャッスルリプレイ3-8 汚物は消毒だ

【ある程度の戦闘力に達した三人。そろそろ弱めのネームドモンスター程度なら倒せそうだ。ここらで進んでなかった話を進展させる事を試みる……】

F_2

コウジ

人間
マギテック(5)/シューター(4)/スカウト(4)/エンハンサー(1)

器用度18 敏捷度17+2 筋力13 生命力14 知力24 精神力18 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(4)/スカウト(4)/
プリースト(4)

器用度18 敏捷度20 筋力16+2 生命力15 知力18 精神力17 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photoマサシ

人間
ファイター(4)/プリースト(4)/セージ(4)/レンジャー(1)/エンハンサー(1) 

器用度19 敏捷度19 筋力16+2 生命力14 知力19 精神力19 

好きな物:正直者
嫌いな物:拳骨バカ

(今回のMAP)

38_2 コウジ「今回はランダムミッションでなく、固定ミッションに挑戦します。具体的には“風の旅団”と接触するよ」

テツヤ「おーし、まずは血染めの壁で団員を助ける所からだな。今まで見ないふりで素通りしてきたが、ようやく殴りこめるぜ」

マサシ「といっても、カチ込みかけるのは夜中で頼むぜ。さすがに昼間は相手の頭数が多いからな」

というわけで夜明け直前(未明)に出発。
奴隷の首輪をしていれば、この時間帯にはワンダリングモンスターと出会わずに済むからだ。

【血染めの壁】D-3

この時間なら少数の見張が吊るされている罪人の側にいるのみだ。
面倒な事は考えず、三人は見張りへと突撃をかける。

相手はボガーズソードマンが2体。そこそこの白兵戦能力を持つ敵である。

コウジ「この戦闘から隊列を変えるよ。テツヤとマサシが先頭に並び、僕はその3m後方にいる

テツヤ「今までは5mって事にしてたんだよな。で、この2mの前進に何の意味が?」

コウジ「新しく覚えた魔動機術5レベルの魔法【ショットガン・バレット】は弾丸を散弾に変える範囲攻撃なんだけど、銃の射程が半減しちゃうんだ。ミストキャッスルでは戦闘開始時の敵との距離が5mから始まる。そして魔法を使う時、移動距離には制限がかかっていて3mまでしか動けない。僕の銃の射程は10mだから、敵との距離を8m以内にしておかないと範囲攻撃に巻き込めないんだよ

マサシ「ほう。しかしこのゲーム、乱戦エリアに入っている人数が多くなると、エリアが拡大されていくルールだな。敵に先手を取られて2匹以上に突っ込まれると、コウジも乱戦エリアに巻き込まれて普通に殴られちまうぜ

コウジ「うん。これからは先手を取る事に命かけなきゃならないね」

テツヤ「レベルが上がってますます防衛面が弱くなっていくな、このパーティ……」

1ラウンド目。敵の先制値は低め。スカウト2人体制ならまず先手を取れる。

予定通りにコウジが前進しながら新技を発動。【両手利き】で【二刀流】なので命中値にペナルティーなく二丁拳銃を発射可能。
練技【キャッツアイ】を併用して命中値を上げながら散弾2連発。
2匹に2射とも命中、知力が上がってボーナス+4になっているため、魔法ダメージ(防御点無視)で14点前後のダメージが2回、総計30近いダメージとなった。

ボガーズソードマンどものHPは21なので、2匹とも撃破である。

テツヤ「コウジ以外、誰も何もしてねえ……。まさかこんな日が来るとはな」

マサシ「ははっ、この範囲と命中値とダメージなら、俺らパーティ自身を壊滅させられるぜ

コウジ「このレベル帯にしては強力だなあ……何かルール間違ってるか、じきに修正食らうかのどっちかがありそう。まぁ今は罪人にされてる人達を助けようよ」

彼らを解放した後、安全な所へ匿う必要がある。三人は木漏れ日の施療院に移動した。

【木漏れ日の施療院】C-3

ウルスラに人々を預ける三人。その中にいたエドガーという男が、自分の無事を仲間に報せてくれと頼む。
固定ミッション『エドガーの無事を知らせる』の開始である。

コウジ「その前にウルスラさんからクエストを受けておくよ。その場で完遂できる任務をこなして一歩も動かず金と経験値を貰う事が、このゲーム攻略の肝だからね

テツヤ「なんかゲーム的な考えすぎて、どうもな」

サカロスの薬酒を探してくる任務を請け、その場で手渡す。これをこなすとウルスラがパーティを信用し、彼女達が“スエラの炎”という抵抗組織のメンバーである事を教えてくれるのだ。これ自体が★になるし、この情報を欲しがるNPCもいる。

Photo ウルスラ
「今まで黙ってたけど……
実はあたし、ある抵抗組織の長なんだ!」

コウジ「そうですね」

マサシ「らしいな」

テツヤ「お前ら、もうちょい驚けよ」

ウルスラ「感動が無いねえ……」 

さて、休憩してから移動を開始しようとするパーティ。
しかし着飾った蛮族が2匹現れ、どっちが美しいか聞いてくる。

コウジ「選ばなかった方が後で敵になる事は知ってるし、後々楽をするために、HPの高い方を選んでおくよ」

マサシ「片方はレッサーオーガ、もう片方はディープグレムリンな。じゃあオーガの方がマシ綺麗ですねっと」

テツヤ「お前らなあ……」

オーガから小銭を貰い、三人は先へ進む。

【黒の丘】D-2

敵との遭遇も多い場所だが、危険が予測しやすい場所でもある。
三人は目指す北東隅への道としてここを選んだ。

実際に植物モンスターと一度出会ったりもしたが、テツヤ一人で即行撃破。
その後はムコソール草を見つけては毟りながら丘を通り抜ける。

コウジ「結構貯まったね。いつかウルスラさんにあげよう」

テツヤ「そういうクエストもあったが、受けずに進めちまったな。まぁいずれ機会もあるだろうけどよ」

移動距離をキリよくするため、三人はここから北上する事にした。
現時点では未開封のマスである。

袋小路長屋】B-5

みすぼらしい長屋風の住居が、狭い小路を挟んで続いている。小路にも、長屋の軒先にも、浮民らしい人々の家がある。
小路を、子供たちが元気な声を上げて走ってきた。傍らには、鞠をつく小さな女の子たちの歌声が聞こえている。
 

長屋通りに入り、しばし子供達の鞠つき歌を聴く。
時間を潰していると蛮族がやってきて、食料集めに人狩りを始めた。

テツヤ「もちろんブッ潰すぜ!」

コウジ「うん! 僕の掃射で一網打尽だ」

マサシ「ははっ、性格変わってねえ?」

またもやボガーズソードマンが2匹。前回と全く同じ戦法で挑む。
銃声が轟き、2匹の蛮族は散弾により蜂の巣となって斃れた。

コウジ「消毒完了。これで少しは清潔になるかな」

テツヤ「楽しんでるだろお前」

マサシ「何事も楽しくやるのは良い事だぜ。多分な」

蛮族の邪魔をしたせいで、報復を恐れる住人の態度は冷たい。
しかしミランダという老婆だけは感謝し、家で茶を飲まないかと誘ってくれる。

Photo_2 ミランダ
「皆の態度もよく無いが、できれば気にしないでおくれ。
強い人ばかりじゃないからねえ……」

街に来た経緯と目的を正直に話せば、ミランダは知り合いを一人教えてくれる。

コウジ「というわけで“首狩り”マリリンさんの存在を知る事ができたし、これも固定ミッションになるけど。とりあえず後回しね

テツヤ「あと1回移動で今やってるミッションの目的地だからな……

マサシ「ま、次の行動に迷わなくて済むんだからいいんじゃねえの」

【追い剥ぎ小路】F-1

ここに着いた途端、暴れている蛮族を目撃。
以前美しさ比べで選ばなかったディープグレムリンが、子分のボガーズソードマンを連れて八つ当たりしているのだ。

テツヤ「またボガーズソードマンかよ! 今回はこいつらと戦うゲームになってんぞ

コウジ「いいんじゃない? どうせ消毒するし

マサシ「はっ、トリガーハッピーが板についてきたじゃねえか」

 1ラウンド目。先行奪取。ガンガン撃てば敵がボンボン吹っ飛ぶ。ヘボ目をふってディープグレムリンに1発だけ外したが、テツヤが連続攻撃で始末した。

テツヤ「マジ呆気ねえな。一応、グレムリンはボスでHP増えてるんだがよ」

コウジ「この【ショットガン・バレット】という魔法、使っていると頭が悪くなりそうだなあ

ともかく、助けた住人達に案内されて“風の旅団”の本部へ。
そこにいた副団長達にエドガーの無事を知らせると、礼金とともに頼み事をされた。

Photo_3 セイラ
「貴方達の腕を見込んでのお願いです。
囚われた団長を助けるのですが、手伝ってはもらえませんか?」

テツヤ「相変わらず30には見えねえなあ。年齢設定を10歳間違えたんじゃねえの

コウジ「あるいは23歳にするつもりだったのが、何か間違えたのかも」

マサシ「案外13を手違いで30にしちまったのかもな。ぶっちゃけこの面ならそれで通じるだろ」

セイラ「私の人相評より、依頼を引き受けていただきたいのですが?」

怒られないうちに受諾。マリリン探しはまだ当分先になりそうだ。
レベルアップ作業を処理し、今回はここまで。

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2009年7月18日 (土)

ミストキャッスルリプレイ3-7 馴染のからくり城

【引き続き雑用に精を出す三人。なかなかストーリーが進行しないが、どうせクリアにはある程度のレベルが必要なのだ……】

F_2

コウジ

人間
マギテック(4)/シューター(4)/スカウト(3)/エンハンサー(1)

器用度18 敏捷度17+2 筋力13 生命力14 知力23 精神力18 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3

テツヤ

人間
グラップラー(3)/スカウト(3)/
プリースト(3)

器用度18 敏捷度19 筋力16+2 生命力15 知力18 精神力17 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo

マサシ

人間
ファイター(3)/プリースト(3)/セージ(3)/レンジャー(1)/エンハンサー(1) 

器用度19 敏捷度19 筋力16+2 生命力13 知力19 精神力19 

好きな物:正直者
嫌いな物:拳骨バカ

(今回のMAP)

37 コウジ「手っ取り早く仕事請けてきたよ。今回は魔物の討伐F-5にある鮮血城に敵が出るんだって」

テツヤ「OK。ちょっくら行ってしばいてくるか」

【明かりの灯る館】E-4

テツヤ「敵の出ない場所を通るってわけだな。次は南へ……」

コウジ「違うよ。その前にサンドリーヌさんに会うんだよ」

サンドリーヌの出すクエストには【荒れ果てた庭園】で魔法装置の情報を聞いてこい、という物がある。
方向が一致しているので、これをついでにこなして行くのだ。

挨拶もそこそこに依頼を引き受けた三人、南西の庭園へ。

【荒れ果てた庭園】D-5

庭に潜り込んだ三人を動物型モンスターが出迎える。
必ず遭遇があるのがこの庭園の面倒な所だ。

沸いて出たブラックスコーピオンを、三人で袋にして一蹴。

コウジ「ついでに辺りに生えてるムコソール草を取っていくよ。後でウルスラさんの出すクエストに必要だからね」

テツヤ「ゲーム的には正しいんだろうが、条件を満たして一歩も出歩く必要無い状態で依頼を受けるってのはどうも拍子抜けなんだよな……」

マサシ「でも後で草刈に行くのは面倒臭えんだろ? 俺はそうだぜ」

草毟ってから奥へ向かう。
エルフのクレア・クレアから必要な情報を聞きだすと、すぐには館へ戻らずに、三人は進路を東へ取る。

【帰らずの街】E-5

テツヤ「ここって通る度に幻獣が沸いて襲われるんじゃなかったか」

コウジ「そして5回までなら★として勘定してもらえるんだよね」

マサシ「へっ、今回は骸骨どもを殴らねえと思ったら、矛先が別に向いただけだったんだな

そうは言っても庭園から直進するとここを通る事になるのだ。

出現したのは幻獣プーカ。子供そっくりの幻獣だが、獣の姿へ自在に変身できる。
基本的に人なつっこく友好的な種族だ」とルールブックに書いてあるが、ミストキャッスルでは虫から獣から植物から、ワンダリングモンスターは全て襲い掛かってくる。
名無しの住民どもまで好戦的な街なのだ。なぜこんなにカリカリしているのかはわからない。

1ラウンド目。先攻は奪取。
しかしマサシがヘボ目で攻撃失敗。次にテツヤが命中3発のうち2発のダメージロールで1ゾロをふる(この2回はノーダメージ)。コウジは2連射のうち一発を1ゾロで外した。

テツヤ「……なんか呪いでもかかってんのか俺ら」

敵は妖精魔法で反撃。
しかし攻撃魔法もダメージがヘボ目で、コウジがかすり傷を追うに留まる。

コウジ「公平は良い事だとは思うけどね……」

2ラウンド目。
テツヤの鉄拳で一撃粉砕。

マサシ「なんつーしょっぱい戦闘だ」

【鮮血城】F-5

増築に増築を繰り返したような歪な建物がそそり建っている。
固く閉ざされた鉄製の両きの扉には、汎用蛮族語と交易共通語で「入れば命の保障なし。とっとと帰れ、この豚野郎! 鮮血城の主」と書かれた札がかかっている。

到着と同時に標的を発見。2体の魔法機械ガーウィである。片方はボスとしてHPが強化されている。
戦闘開始前、マサシが敵の弱点を見破った。

マサシ「電気に弱いみたいだぜ。雷属性って奴だな」

コウジ「じゃあ僕は弾丸に属性を付与しながら攻撃だね」

1ラウンド目。
先攻をとった三人、強化されていない方を集中攻撃。問題なく撃破。
しかし敵の反撃が痛い――なにせ2回攻撃してくるのだ。銃口が火を吹き、マサシが撃ち抜かれる。

マサシ「いてて……片方は避けたんだがな」

コウジ「攻撃力は案外低めだから、1発ぐらいじゃ致命傷にはならないよ」

2ラウンド目。
三人が総攻撃をかけるも、強化されたHPで持ち堪えるガーウィ。
今度の砲撃はコウジを狙う。コウジは回避力が0なので2発とも避けられない!

テツヤ「おいおい、大丈夫か?」

コウジ「うっわ……HPが26から14に。半分近く持って行かれたよ」

3ラウンド目。
テツヤの連続攻撃で敵を粉砕。勝利。

コウジ「僕まで攻撃の手番が回ってきたら新技でリロード即攻撃しようと思ったけど、その必要は無かったね」

テツヤ「負傷は魔法で治すとして、城の探索はどうするよ?」

マサシ「もう陽が暮れてんぞ。夜中にほっつき歩いたらまた敵が沸くんだろ?」

コウジ「鮮血城の中には結構な確率で寝泊りできる場所が出来るからね。それをアテにして今回は移動している」

テツヤ「入るしかねえって事かよ」

虚仮脅しの文章を無視し、中へ入る三人。
この城は城門含めた各階の入り口に罠があるが、スカウト2人体制のパーティなら面倒以外の問題なくクリアできる。

とりあえず寝室は1階、入ってすぐの場所にあった。

テツヤ「助かりはするんだが、この拍子抜け感はなんだ

コウジ「休息してから城主さんを探そうか。確かアイテムもらえた筈だし

闇の妖精が浮かんでいるだけの部屋や巨大歯車の部屋などを通り抜け、城の最深部に到達。

Photo ユデイト
「ど、どうしよう。
外の人に見つかっちゃった……」

コウジ「うん、数年前に亡くなったお父さんの跡をついでルーンフォークの召使と住んでいるお嬢さんだね。僕達は怪しい者じゃないからとりあえず図書館へ案内してくれる人を呼び出すギュスタフのベルを貰えるかな」

テツヤ「なんでそんなに話が早いんだよ。怪しい者すぎるだろ。2回目のプレイだからって何でもわかった上で先へ進めるのは感心しねえぞ」

コウジ「RPGの再プレイにはよくある事だよ」

マサシ「ああ、船直後に最後の鍵って奴だな

風情もクソも無いがアイテムを貰い、城の探索を続ける。
宝箱のある部屋でアイテムを頂戴してから、城を出発。

コウジ「いい銃が見つかったね。両手持ちだから僕は使わないけど、売れば1000Gにはなるよ」

テツヤ「……これ、どう考えても盗難だよな

マサシ「ははっ、泊まらせていただいた代金を頂戴しましたってか。職業・居直り盗っ人だな」

途中で明かりの灯る館へ寄り、サンドリーヌからのクエストを終えてから拠点へ戻る。

【三色の天幕】C-4

Photo_2 ザバール
「最近、ちゃんと依頼をこなしているじゃないか。
感心、感心。では報酬を渡そうか。
現金とザバールポイント、どっちがいいかな?」

コウジ「金です

テツヤ「金だな

マサシ「まぁ金だろ。商店街のカードポイントよりは」

ザバール「……ああ、そうかい」

報酬を受け取りレベルアップ。
各技能レベルが4になり、例によって誰か一人の技能1つを5レベルにできる。

コウジ「じゃあ僕がマギテック5にするよ」

テツヤ「なんか面白い魔法でもあったか?」

コウジ「うん、銃使用の範囲攻撃魔法があるんだ

テツヤ「マジで? 他の魔法系統よりも早い段階で覚えるんだな。マギテックって強力なんじゃねえか?」

マサシ「へっ、リプレイのキャラが習得した影響じゃねえの。その割にはシャーリィさんの武器と噛み合ってねえけどよ

一応、剣と組み合わせる事のできる魔法もあるにはある。
3分の1ぐらいは銃と組み合わせて使う魔法だが……。

ともかくある程度以上の戦闘力を得た三人。そろそろ脱出へ話を進められそうだ。

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2009年7月16日 (木)

レビュー たのだん(2) 9回目・第四話後編

【ソードワールド2.0リプレイ「たのだん」のレビューと感想です。当然ネタバレしているので注意してください】

F_2安納耕治

著作『夢幻の双刃』の主人公。

虚弱で貧弱だが悪燃費の特殊能力と姉への愛で物と戦う好青年。

 

F_3 秋月徹也

著作『夢幻の双刃』の主人公その2。

直情・短慮・迷走癖の三重苦にもめげず魔物と戦う好青年。

 

耕治「では4話後半のレビューを始めます。でもその前に、表紙のアップを忘れていたので……」

10  

後ろの少女は新キャラクターである。

せっかくチロルを押しのけて表紙を占拠したシャーリィさんだが、さっそく新キャラの影が迫るとは不吉な話だ。

グループSNEはロードス島の昔から、ヒロイン役を狙うPCがいるのに美少女NPCを出してヒロインにしてしまう困った習慣がある。

シャーリィさんはその伝統に抗えるのだろうか?

ともかく、相変わらず綺麗なイラストである。

 

徹也「最後に唐突な持ち上げが入ったな」

 「夢幻の双刃」のイラストを笛吹りな先生に担当してもらう事が決まってすぐに全文へ目を通していただき、発注イラストの中に入れてほしいシーンまで意見していただいた事を忘れてはいない。

 小さな仕事でも真摯にやってくださる人に好感を持つのは、社会人として当たり前の事だ。

耕治「まぁ僕らも顔を担当してもらったしね」

 あと小冊子の4コマ一本だけなのに、ラフ案を3つも出していただいた渡空燕丸先生への感謝も忘れてはいない。

 小さな仕事でも真摯にやってくださる人に好感を持つのは、社会人として当たり前の事だ。

徹也「内輪話でどんどん脱線していくな」

耕治「このままじゃ魔人竜生誕の絵師さんの話までいくので、ここらで先へ進めるよ。ではキャラ紹介です」

 

Photo_2 シャーリィ  人間・女・16歳

二刀流で戦う盗賊少女。

現時点で下着のまま。

 

Photo_3 チロル  ドワーフ・女・18歳

両手武器で戦うパワーファイター。

半裸で斧だけは持っているHENTAIスタイル。 

 

Photo_4レクサス  ナイトメア・男・18歳

セクハラ神官戦士。

彼は脱がせても誰も喜ばないので服を着せてもらっている。付き合いの悪い人だ。

 

Photo_5 ポポ  タビット・男・14歳

ウサギ獣人。魔法も使える。

彼も服を着ているが、裸だと本物のウサギと見分けがつかないので仕方がない。

 

Pdvd_000 アマゾン  仮面ライダー・男・23歳

バイオ系改造人間。得意技は噛み付きと回し蹴り、必殺技は大切断。

初期では腰巻きと靴・腕輪しか着ていなかったが、途中から上着を貰って着ていた。

どっちにしろ変身してしまえばいつもの通り。

 

耕治「さて本編です。取り上げられた装備を持っているゴブリン達へ、不十分な装備で挑むシャーリィさんたち。果たして素手で勝てるのでしょうか?」

 パワーファイターのチロルが斧を振り回すのに、軽戦士のシャーリィさんはベアナックルである。

 同名のベルトスクロールアクションがメガドライブにあるが、シリーズ化されるのが納得できる程度には面白かった。電子合成音のかけ声「ブラストアッパー!」「ゲルショッカー!」に聞こえてならなかったが。友達は「飛翔双斬!」「異常消費者!」に聞こえると言っていた。

耕治「結果的には順調に勝ったみたいだね」

徹也「へえ、素手でかい。チロル活躍度が9割5分くらいか?」

耕治「いや、皆が普通に戦えたみたい。サイコロ2個で判定するゲームだし、戦士はレベルアップの度に命中値・回避値・攻撃力・HPが上がるからね。1~2レベル上がると、以前勝っていた敵には楽勝になりがちなんだ」

徹也「ああ……ゲームブックのFFシリーズでも、技術点に2点差があると勝負になり難いからな

 7と12ではもはや雑兵と青銅だ。

 

 装備を取り返した一行、以前見た蛮族に不在の者がいる事を知る。洞窟を出て、約束どおりカサンドラに借りを返すため着いていく一行。思わせぶりなセリフで危険を匂わせるカサンドラは、人里離れた森の中にある館に一行を案内した。そこにカサンドラの探している人物がいるらしい。

 見張りが居たが、シャーリィが色仕掛けでたぶらかして茂みに連れ込み、魔法で黙らせて縛り上げた。掲載紙がドラゴンマガジンでなくチャンピオンREDなら、もう少し別方向の展開になっただろう。

 館の中に入るが、目当ての人物はいない。だが色つきタイルの仕掛けがあったのでそれをいじる。バイオハザードなんかでよくあった、パズルを解けば先へ進める仕掛けである。中の人がそういう物を好きらしいポポが独力でそれを解くと、地下への階段が現れた。

耕治「下に蛮族、及びそれと密会している人間がいる筈なんだけど、ここでカサンドラさんが情報を明かすよ。彼女が追っている人物は犯罪者組織『デスクリムゾン』の一員らしいんだ」

徹也「ほう、キャンペーンはこれを皮切りに悪の組織との戦いに突入するわけだな」

 レゲーに『デスクリムゾン』という伝説のガンシューがあるが、多分関係は無いだろう。

 主人公コンバット越前が、アーミー服も勇ましい兄ちゃんなのに、声が妙にひょろい事が何故か頭にやきついて離れない。

11_2 案の定、下には蛮族と人間の混成部隊がいた。

魔法使い一人、戦士二人、ディープグレムリンとアンドロスコーピオンが敵の編成である。

相手はこれまでに無く強敵だが、一行にもカサンドラが加勢する。

さて、いつもならシャーリィが血と悲鳴を吐いて、チロルが斧で相手をカチ割るという黄金パターンになるのだが……

この戦闘に限り、皆それなり以上にサイコロ運が良いらしく、ピンチ描写が無い。いつもは非力なシャーリィもクリティカルヒットで敵に大ダメージを与えたりしている。ラウンドを重ねるごとに援護魔法も飛び、どうにも押せ押せムードだ。

少し時間はかかったようだが、そのまま押し切って一行は勝利した。

耕治「……どうしよう。なんだか物足りない

徹也「人の不幸を望むんじゃねえよ。……でも同感だ。サマしてるんじゃねえだろうなこの戦闘」

耕治「違うよ、編集だよ。そういうブックなんだよ」

 こうして借りを働きで返した一行。カサンドラは気持ちよく、しかし「今回関わった事は忘れた方がいい」と忠告して去って行った。

耕治「忘れようと忘れまいと、ゲームマスターはこの犯罪組織を出してくると思うけど

徹也「そりゃあ、悪の組織登場! でも登場しただけでした! なんて事はせんだろうよ、普通」

耕治「やっぱり最後までのんびりとはいかないんだね。ここからストーリーを追う事が中心になるのかな」

徹也「そりゃ毎回無目的にダンジョンへ入るだけのキャンペーンとか、今どき書籍にせんだろうよ」

 たまにはそういうのがあっても良いとは思うが。まぁ間延びしそうではある。

(C)藤澤さなえ・グループSNE/富士見書房 
(C)東映株式会社/東映ビデオ株式会社

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2009年7月14日 (火)

レビュー たのだん(2) 8回目・第四話

【ソードワールド2.0リプレイ「たのだん」のレビューと感想です。当然ネタバレしているので注意してください】

F_2安納耕治

著作『夢幻の双刃』の主人公。

虚弱で貧弱だが悪燃費の特殊能力と姉への愛で魔物と戦う好青年。

 

F_3 秋月徹也

著作『夢幻の双刃』の主人公その2。

直情・短慮・迷走癖の三重苦にもめげず魔物と戦う好青年。

 

耕治「たのだん』の2巻が通販で届いたよ

徹也「なんだ、結局買ったのか」

耕治「明らかに中途な所で終わっていたからね。まんまと乗せられてあげるのも悪くないかと思って」

徹也「ミストキャッスルの途中なんだが……ま、混ぜこぜで行くのもいいか」

耕治「それではキャラクター紹介にいきます」

 

Photo_2 シャーリィ  人間・女・16歳

二刀流で戦う盗賊少女。

見開きカラーページで下着のまま縛られている。意外と大きめ。

 

Photo_3 チロル  ドワーフ・女・18歳

両手武器で戦うパワーファイター。

見開きカラーページで下着のまま縛られている。縄ブラジャーとかマニアックすぎ。

 

Photo_4レクサス  ナイトメア・男・18歳

セクハラ神官戦士。

横目で下着姿のシャーリィをじっと見ている。正直者。

 

Photo_5 ポポ  タビット・男・14歳

ウサギ獣人。魔法も使える。

一番普通に困ってそうな顔しているのが彼。

 

耕治「なお、見開きカラーページ自体はここではアップしません

徹也「そんなドぎつい物でも無えが……まぁ微エロ程度の物ではあるからな」

耕治「では第4話『なやましいじたい』が始まるよ。悩ましい肢体、ではありませんのでお間違いなく

徹也「TRPGのリプレイにそれを期待する奴がいるとも思えんが……」

 前回とは逆に捕虜となった一行、洞窟の奥に縛られたまま放り込まれる。どうにもできないままに、しばしの時が経った。

 やがて誰かが訪れる。蛮族では無い――1人の女性だ。

9 彼女は冒険者のカサンドラと名乗った。

蛮族の巣窟を単独行動しているらしい彼女は、

自分に協力するなら一行の手助けをしようと申し出る。

はっきり言って選択肢の無い一行に、

彼女はいくつかの装備をよこす。

一行の奪われた持ち物であるが、全てではない。

残りを取り戻すためには、不完全な装備で敵と一戦交えねばならないようだ。

カサンドラについて、一行は移動を開始する。

 

耕治「この時点で戻ってきた装備は、魔法を使うための道具とチロルの武器だけみたいだね。シャーリィさんの鎧が無いあたり、ゲームマスターも仕組んでるなあ

徹也「ああ。いつも大ダメージ受けて悲鳴あげてるキャラの防具を渡さないとか、明らかに役割を意識してるよな」

耕治「いや、下着のまま戦わせるという辺りが。お色気要員という意味で

徹也「疑問なんだが、その要員は必要なのか……?」

 

 洞窟を進みながら、カサンドラは彼女の目的が「とある人物が蛮族と密会しているという情報を得たので、それを調べている」と話す。だが目当ての人物はおらず、シャーリィ達一行を見つけたのだ。

 話しているうちにかつての装備を発見。しかし案の定、そこには蛮族――ゴブリンが4匹。しかもカサンドラは「パーティの力を見たいから」と言い、手伝ってくれないようだ。仕方なく一行は装備も不十分なまま戦う事に。

 

 

 

Pdvd_001 大丈夫だ。

その気になれば裸でも戦える。

獣人相手に一歩も引かない、この勇姿を見よ!

季節も秋だというのに川の中でも怯まない!

 

 

Pdvd_006 しかしまぁ、途中で服を着るのも仕方が無いだろう。

この頃は冬になる辺りだ。この服を贈ってくれた娘さんも「日本の冬は寒いでしょう?」と気を遣ってくれたのだ。

いわばこの服は友情の品。

人の好意を無碍にするアマゾンではない。

 

 

Pdvd_004 しかし……

交戦中のこの獣人、

どこかで見覚えがあるように思えてならない。

 

 

検索ワード:オプーナ

 

Photo_3    

 

 

 

 

 

どうしよう……

似ているとかそういうレベルじゃない……

思えば仮面ライダー第1期の黒幕は宇宙人であった。ならば首領とともに宇宙からやってきた生物がいても不思議ではあるまい。

「ゲンゴロウ獣人」と名乗ってはいるが、この「ゲンゴロウ」とは地球に生息する昆虫ではなく、ティティア星の現地語で何らかの意味を持つのだろう。

そんなゲンゴロウ獣人がアマゾンライダーと激しく激突する!

 

 Pdvd_0121   

 

 

 

 

 

Pdvd_013駄目だ……

まるでかなわない……

一応ゲンゴロウ獣人の名誉のために記せば、仮面ライダーアマゾンは相当に強いヒーローである。

とにかく負けないし、戦闘でもかなり一方的に敵を叩きのめす事が多い。

決してゲンゴロウ獣人が不甲斐ないわけではないのだ。 

Pdvd_0151 命からがら基地に逃げ帰ったゲンゴロウ獣人。

短気なゼロ大帝はお怒りだ。尤もこの人、短気な上に部下を粛清するのが好きなので、怒るのはいつもの事である。

さて死刑になりかけたゲンゴロウ獣人、弁明を試みる。

「寒いし腹が減って力が出なかった。女の子の生き血を吸えば頑張れる」

あんまりな言い訳にゼロ大帝も矛先を収めた。徹底的に呆れさせるとそれ以上怒られないという心理作戦は見事に成功である。

 

Pdvd_0201 ゲンゴロウ獣人が目をつけたのは、アマゾンの友達のリツコ。服の贈り主でもある。

誘拐はまんまと成功、墓場で縛りあげてその血を吸う!

まるで変質者だが、これも力をつけてアマゾンに勝つためだ。吸血されたリツコはぐったりと動かなくなる。

まさか、レギュラーキャラクターが死んでしまうとは……

 

 

Pdvd_021 ……いや、普通に生きていた。多少貧血は起こしているようだが、次回からも出演している。

どうやらティティア星では「腹八分目」が鉄則であるようだ。

ためになる教えは、垣根を越えて通じる物なのである。

 

 

 

Pdvd_022 腹も膨れたゲンゴロウ獣人、コンビナートでご満悦。

次はここを爆破でもするか。

アマゾンへの仕返しはまた今度でいいや。

ゼロ大帝も、アマゾン打倒より世界征服が優先て言ってるしね。

 

 

Pdvd_023 しかしアマゾンライダーがさっさと来てしまう。

リツコにうっかり次の行き先を漏らしてたので当然だ。ゲンゴロウ獣人、これは失態。

挿入歌「アマゾンライダーアクション」も雄々しく響く。「殺せ、アマゾン」とか物騒なフレーズが入っている凄い歌なので、どこかで聴いてみるのもいいだろう。

 

 

Pdvd_024 しかし今のゲンゴロウ獣人は前とは違う。

エネルギーは充分、パワーはバッチリだ。

このやる気のある姿を見よ!

ワゴンの中でミリオンを狙う実力を見せてやるぜ!

 

 

Pdvd_0291_3

 

 

 

 

 

 

Pdvd_030駄目だ……

まるでかなわない……

どうやら空腹時のパワーを50万、満腹時のパワーを100万として、アマゾンライダーのパワーは300万ぐらいあったようだ。

一応ゲンゴロウ獣人の名誉のために記せば、仮面ライダーアマゾンは相当に強いヒーローである。

番組中盤以降で新たな敵組織が出現、獣人がパワーアップしたのだが、なんら強化される事無く戦い続け、そのまま連戦連勝で最後まで戦い抜いた。

Pdvd_0361 そしてとどめ、必殺・大切断!

仮面ライダーでありながら、アマゾンがキックで葬った敵は2匹しかいない。それもこの強力な必殺技があればこそ。

ゲンゴロウ獣人の頭が裂かれ、血が噴出す!

 

 

Pdvd_0401 戦いは終わった。

ゲンゴロウ獣人は息絶え、アマゾンは勝利した。

だが仮面ライダーアマゾンの戦いは終わっていない。ガランダー帝国を滅ぼしても、その黒幕が亡き後も戦い続けた。そしてこの夏もまた勇姿を見せてくれるのだ。

ありがとう! 仮面ライダーアマゾン!

【つづく】

(C)藤澤さなえ・グループSNE/富士見書房 
(C)東映株式会社/東映ビデオ株式会社

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2009年7月12日 (日)

ミストキャッスルリプレイ3-6 不可解

【気持ちレベルアップしているのでこなせる任務も増えてきた。今のうちにとランダムミッションを請け続ける事にする……】

F_2

コウジ

人間
マギテック(4)/シューター(3)/スカウト(3)/エンハンサー(1)

器用度18 敏捷度17+2 筋力13 生命力14 知力22 精神力18 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3

テツヤ

人間
グラップラー(3)/スカウト(3)/
プリースト(3)

器用度18 敏捷度19 筋力16+2 生命力14 知力18 精神力17 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo

マサシ

人間
ファイター(3)/プリースト(3)/セージ(3)/レンジャー(1)/エンハンサー(1) 

器用度19 敏捷度19 筋力15 生命力13 知力19 精神力19 

好きな物:正直者
嫌いな物:拳骨バカ

(今回のMAP)

36 コウジ「初めにお断りしておきますが、今回もシナリオ進行の上で大きな起伏はありません。ただ街中をぶらぶら歩いているだけです」

テツヤ「一応、いくつか未開封のマスは開けたじゃねえか。まぁ派手な強敵とかには遭遇しなかったけどな……」

マサシ「ははっ、遭遇したら死んじまうんだから仕方ねえ。ミッション失敗したら得られる経験値が半分になっちまうから、わざと死ぬ気にもならねえし」

【三色の天幕】C-4

コウジ「というわけで仕事を請けます。危険が無くて簡単な仕事ください

ザバール
「……一つ言っておく事がある。
世の中、正直が常に正しいとは限らないと思った方が良い。
まぁその条件で考えてはみるよ」

というわけで蛮族の偵察の依頼を請けた。
ただ見てくるだけで戦闘はしなくていい、よって条件は満たしているだろうというのがキーパーの言い分だ。目指すポイントはF-1である。

【骨の川】C-2

河原で骨の群れが沸いたが適当に蹴散らした。
今日も何か金目の物は無いかとガラクタを漁る三人。

テツヤ「なんかミッション請ける度に、この河原で屑漁りするのが習慣になっちまってねえか?」

コウジ「ここの所、方向が一致しているからね。簡単に★(経験値)が貰えるんだから来ない理由がないでしょ」

マサシ「チッ、見つかったのは薬草が二つか。今日はシケてるな」

テツヤ「お前はこの街に馴染みすぎだ……」

【サカロス神殿跡】E-1

朽ちた門がある。錆びた鉄の門扉が地面に倒れており、その向こうには樹木が生い茂っている。
樹木の上に、石造りの建物の屋根がかすかに見えている。

東に進んでE-2、そこから北へ踏み込む三人。
酒の神・サカロスの神殿に到着。

コウジ「さて、ここでサカロスの薬酒を貰おうかな。テツヤがサカロス信者としてプリースト技能を持った理由の3分の1が、ここでアイテムを貰い易くする事だからね」

テツヤ「攻略的にはともかく、なんとなくズル臭え話だな……

マサシ「合法だし良いんじゃねーの? 戦利品を発見し易くなる魔法も地味に役立ってるしよ」

敷地内ではドライアード達が行く手を阻むが、サカロスの神官がいれば通してもらえる。
中でサカロスの薬酒を入手。毒・病気・不利な精神効果を消去するアイテムで、これを欲しがっているNPCもいるのだ。有って損は無い。

この東隣が目的地のマスである。
既に陽が暮れる頃だが、近くに寝泊りできそうなエリアはない。ワンダリングモンスターとの遭遇は覚悟し、三人は松明に火を灯して先へ進む。

【追い剥ぎ小路】F-5

傾きかけたボロボロの家々がひしめくようにして建ち並んでいる通りだ。
人影は少なく、ちらほらと行き交う人々もどこか元気がない。どの人々の首にも<奴隷の首輪>はなく、どうやらこの辺りが浮民の住む界隈だとわかる。
ふと、足元に目を向けると、汎用蛮族語で「追い剥ぎ注意」と書かれた板切れが落ちていた。

幸いにもワンダリングモンスターの出現は無かった。
腰を下ろし、徘徊する蛮族達を観察する三人。

コウジ「固定イベントよりミッションイベントが先なんだよね。前回のプレイではちょっと間違ったりしてたけど」

テツヤ「イベントと言っても魔物知識判定と探索判定だけだろ。探索の方は成功したぜ。向こうで集会を開いている連中がいやがる。次、鑑定は……」

マサシ「俺だな。ほいほい、これも成功。じゃ帰るか」

コウジ「その前にこのエリアでできる事やっていこう。時間はかかるけど、夜中が過ぎてランダム遭遇が起らなくなるから丁度いいよ」

しかし奴隷の首輪を着けていたのが不味かった。
浮民のチンピラが数人寄ってきて因縁をつけてくる。

浮民「ここはおまえたちのような豚どもがうろうろするところじゃねえぜ。有り金、持ち物、全部おいて消えな」

テツヤ「悪いな、お前らの虚仮脅しが真っ先に頭から消えちまった。ついでにテメエらも消えろ」

冷静な交渉の結果、戦闘になる。
男達が何者なのか、遭遇表で決定。馬に乗った追い剥ぎ一匹だと判明。

テツヤ「!? 男達、と複数形で表記してあるんだが……

コウジ「まともに戦う気のあるのは一人だけだったのかもしれないね

馬に乗った追い剥ぎと戦闘開始。
マサシとテツヤの魔力撃の嵐で、敵は初回ラウンドで絶命して果てる。

テツヤ「他にかかってくる奴は……いないみたいだな」

マサシ「まるで初めから一人しかいなかったみたいだぜ

戦闘シーン突入の前後で敵の姿や数が違うのは、スーパーファミコン時代のRPGでは別に珍しくも無かった。

用が済んだのでこのエリアから出る三人。しかし……

蛮族「おう、お前らどこ行くねん」

さっき集会を開いていた蛮族どもに見つかってしまった!
相手は有無を言わさず襲い掛かってくる!

テツヤ「チッ、戦わなくていいと言っても、襲ってくる奴がいれば戦闘になるじゃねえか!」

コウジ「ザバールさん的には『結果的にそうなっただけ』なんだよ、多分」

敵はケンタウロスが2匹。
まずはマサシが敵の弱点を見抜く事に成功。

マサシ「土属性の攻撃ならダメージが増えるぜ」

テツヤ「よくわからん属性だな。土砂で埋めろって事か?」

1ラウンド目。
テツヤの魔力撃3連発が火をふき、一体は撃破。もう一体はコウジが撃ち殺した。

テツヤ「え? お前、そんなに攻撃力高かったか?」

コウジ「魔動機術3レベルに、属性もちの弾丸を作る“エフェクト・バレット”という術があるんだよ。これで土属性の弾丸を二つ作る。練技“キャッツアイ”で命中値を上げてから両手の拳銃で攻撃。これが二発とも命中したよ。このゲームの弾丸は魔法で生み出す魔法ダメージの攻撃で防御力無視。ケンタウロスのHPは25だったけど、1発目で17、2発目で12のダメージを与えてやっつけた

マサシ「へえ、流石にレベル4ともなると色々できるな」

敵を片付け、三人は一路南へ向かう。

【どぶ川にかかる橋】F-2 

汚物の臭いのする川に、石造りの橋がかかっている。そのたもとには、橋の下へ続く階段がある。
川をのぞき込むと、どす黒く汚れた水のために川底は見えないが、深そうな感じがする。
流れは急で、泳いで渡るには苦労しそうだ。

テツヤ「橋の上でニヤついている蛮族どもがいるな。殴り飛ばして渡るか」

コウジ「出現数2倍とあるけど……まぁ今はダメージも受けて無いしね」

敵の種類を決めると、透明な魔物インビジブルビースト(2匹)だった。

マサシ「ははっ、さっきまで見えてたにやにや笑いは何だったんだろうな」

テツヤ「……今回はやけに描写と敵が食い違っているな……」

コウジ「ルール部分には『そういう物だと割り切れ』とあるよ。不可解でも気にしない。顔だけ透明じゃなくして笑顔を見せつけていたのかもしれないしね」

テツヤ「そっちの方が不可解だっての」

困った事に、敵は透明化しているので回避値が高い。
ダメージを受けるか与えるかすれば、返り血や出血で回避値を落す事ができるのだが……

マサシ「じゃあ魔法だな。これなら必中だ。俺は範囲拡大を取っているから、単体攻撃魔法の“フォース”を2匹に向かって撃てるぜ」

先手をとれたので攻撃魔法を撃つ。
敵の抵抗を打ち破り、そこそこのダメージを与えた。回避値の落ちた敵を、テツヤが魔力撃で、コウジは銃で狙い打つ。
魔法で与えたダメージもあり、2匹とも仕留める事ができた(透明化のせいで回避値が高いが、代わりにHPはやや低めになっているのだ)。

見えない屍を後に、三人は進路を南へ取る。

コウジ「ここからは、一日寝てないから行動にペナルティー入るよ。戦闘はできるだけ回避する方向で行くから」

テツヤ「今日受ける初ダメージが睡眠不足とはな……」

【牧場】F-3 

並木道に沿って、高い塀がどこまでも続いている。塀の向こう側からは、少年少女たちの無邪気な笑い声が響いていくる。
しばらく歩くと、大きな鉄の門扉が見えてくる。門柱には、汎用蛮族語で『供物牧場』と書かれたプレートが嵌め込まれている。

テツヤ「確かここはクリスの妹が囚われている……」

マサシ「俺らはそれを知らない筈だぜ」

牧場を覗いているとハイネが見えたが、寝不足の今、牧場に忍び込むのは危険だ。諦めて三人は帰還する。
ここからは開封済みのマスだけなので、移動は極めて早く、危険も無い。

【三色の天幕】C-4

ザバールに成功を報告する三人。蛮族の数や構成を聞き、ザバールは満足そうだ。
そして報酬をくれる――このミッションの報酬はランダムでの現品支給なのだが……

プレートアーマー1個。必要筋力は21、使える者がいないので売るしかない。
売却価格600、三人で換算すれば一人200の勘定になる。

テツヤ「かなりしょっぱい目の報酬額だな……」

ザバール「報酬については何も言わなかったから、こっちの独断だけで決めたよ」

結局、世の中楽に儲ける事などできないのだ。これで良いのである。

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2009年7月 9日 (木)

パラグラフジャンプ

5回と区切りがいいのでリプレイは1回休み。

 

次作品の進行状況だが、まぁ前作よりはハイペースに進めてます。

敵やアイテム、そしてパラグラフジャンプの場所や変数なんかもだいたい揃いました。

 

ええ、今回もパラグラフジャンプは多用します。

無論、使い勝手はさらに良くするつもりですが。

 

無論、この松友健、飛び先のマスクを好まないユーザーの存在は知っている。

それに何の意味があるのか、という意見も知っている。

 

嗚呼、なんという浅はかさ。

意見は好きに言えばいいが、的外れでは賛同されぬが当然。知った口を利いた所で、中身が無ければ偉そうな「だけ」だ。

 

パラグラフジャンプはそれ自体に意味がある。そして面白い物だ。

映画や漫画のネタバレが目の前にあれば、多くの人は当然のように見てしまう。

側でネタバレ話をされれば、ついつい聞いてしまうものだ。

だから隠すのだ……展開の先を。「そこへ行き着いた時」にその先が拓けて見えるように。

 

無論、ズルして覗きたければ覗けばいい。別に止めはしない。

何、ほんの数十~数百項目をパラ見すればいいだけだ。その間の項目も全部覗いてしまう事になるが、どうせ覗き見しているのだから問題あるまい。

「ズルをしたいから『楽に』ズルさせろ」というのであれば、あまりの軟弱ぶりに呆れるだけだ。聞いてはやらん。聞いた所で作品が面白くはならんだろうからな。嘘だと思うなら己が書いてみればいい。

老いと病は気からだ。ズルするなら全力ですれば良い。衰えた事を開き直るより先にもう一度勃たせるべき。頑張れ。

 

「パラグラフジャンプを使わなくても面白い作品はある」と言う輩もいるかもしれん。

名作に擦り寄るクセに御馬鹿な言い分だ。

「パラグラフジャンプを使わなくても面白い物が作れる」という事実は「パラグラフジャンプが楽しい」という事実の否定にはならん。使った名作がある事もまた事実なのだから。

 

まぁ魔人竜は少々やりすぎたかもしれないので、あれよりは箇所を絞るつもりではあるが。

パラグラフジャンプと少年ジャンプは基本だ。年寄りの軟弱な屁理屈よりは遥かに面白い。ただ打ち切りと引き伸ばしが増えたように思うのは自分の気のせいであって欲しい……。

 

追記

牛の尿みたいな長文だが、一番肝心な事を書き忘れていた。

パラグラフジャンプを多用する一番の理由は「自分が好きだから」という事だ。

己が好きでない物を、人から金とる物として出せるか? という話に、自分は「NO」と答える。

だから他の作者が「嫌いだからパラグラフジャンプは使わん」というなら否定しない。まずは作り手が好きであるべきだからな。

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2009年7月 6日 (月)

ミストキャッスルリプレイ3-5 激闘!

【ちんたらしているうちにまたもや暇になった三人。ザバールに仕事をねだりに行く事にする。冒険者というより駄目人間みたいになってきた……】

F_2

コウジ

人間
マギテック(2)/シューター(2)/スカウト(2)/エンハンサー(1)

器用度18 敏捷度16+2 筋力13 生命力14 知力22 精神力18 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3

テツヤ

人間
グラップラー(3)/スカウト(3)/
プリースト(3)

器用度18 敏捷度19 筋力16+2 生命力14 知力18 精神力16 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo

マサシ

人間
ファイター(2)/プリースト(2)/セージ(2)/レンジャー(1) 

器用度19 敏捷度19 筋力14 生命力13 知力19 精神力19 

好きな物:正直者
嫌いな物:拳骨バカ

(今回のMAP)

35_2 コウジ「食べるためには稼がなきゃいけない。さっそくザバールさんに何か雑用が無いか聞くよ」

テツヤ「また『請けます・無理です・失敗したが成長するよ・次の仕事ください』の流れが始まるのか……」

マサシ「ははっ、俺らを買った時はまさかここまで使えない連中だとは思わなかっただろうな。商才はあってもキャラクターのレベルを見抜く力は無かったようだぜ」

ザバール
「一つ言っておく事がある。
失敗は誰にでもあるが、怠慢はそれ以前の問題なんだよ……annoy(ビキビキ)」

とりあえずランダムミッション表をふると魔物の討伐が出た。

コウジ「まぁやる気と死ぬ気はまた別物だよね。さっそく失……」

テツヤ「チッ、確かに勝ち目は薄いとは思うが、そこまでやれない物かよ?」

コウジ「ええと……黒の丘にオーバーイーター(4レベルモンスター)が2匹出るとあるね。片方はHPの強化されたボスキャラだよ。僕らの総力をあげれば、強化されてない方は多分問題なく倒せるね。強化された方は2~3ターンでなんとかなると思う。もちろん、その間に敵の攻撃は受けるよ」

マサシ「このパーティ、防御面はからきしだから厳しい戦いになるな。ぶっちゃけ誰か死んでもおかしくねえって所かね」

テツヤ「勝てないわけでも無えんだよな。……なんか最近、このリプレイって全然山も谷も無い平坦なプレイしているな、と思ってよ」

マサシ「へっ、そりゃまあ、陽のあるうちしか出歩かない・危なげな場所は素通り一択・知らない所に極力踏み込まない――そんな良い子の生活みたいなプレイしてりゃあな」

コウジ「そうだね。ま、全滅して改造されてみるのも一興だよ。死んで当然みたいな真似は御免だけど、やや危険ぐらいの強敵とたまに戦うのはいいかな」

ザバール「そうかい、引き受けるかい。ついでに、僕が君らの主人で、仕事はお願いとは違う物だという事も思い出してくれるとありがたいね」

こうして三人は向こう見ずにも黒の丘へと向かう事になった。

【骨の川】C-2

テツヤ「また骸骨を殴り倒して安物の戦利品を漁るのか……」

コウジ「経験値とお金はいくらあっても困らないよ」

戦闘は楽勝だったので割愛。

マサシ「へっ、戦利品はロクな物出なかったわ。しけてやがる」

テツヤ「自分らからケンカ仕掛けといて仏さんにこの態度じゃ、ロクな死に方しそうに無えな」

コウジ「まぁ二人とも、原作じゃロクな最後迎えてないよね

テツヤ「俺が生きてるのが正ルートなんだよ。異論は認めねえ」

マサシ「俺も生きてるのが正ルート……と言っても賛同は無さそうだな」

【黒の丘】D-2

魔物の討伐を請けていると、目的地到着直後に目指す敵と遭遇する。

コウジ「探す必要も無いのは有り難いけど、いきなり戦闘なんだよね。巨大ウツボカズラ(蔓、というか触手つき)が相手だ。締まって行こう」

テツヤ「個々の力は相手が上、数では俺らが上だ。全力でいけよお前ら!」

マサシ「ま、運命変転は惜しまないつもりだぜ」

敵は先制値が極端に低いので、イニシアチブは問題なく取れる。

1ラウンド目。
回避力も低い相手なので、テツヤは両手で攻撃。二発とも命中、追加攻撃でさらに1発の3連打撃。マサシも魔力撃で斬りかかり、コウジも容赦なく弾丸を浴びせる。
だがこの食人植物、先制と回避が低い代わりにHPがやけに多い。45点というのは、同レベルの他モンスターの1.5~2倍ぐらいの数値だ。三人の攻撃でようやく撃破。ダメージ決定のダイス目が良ければテツヤとマサシだけでも充分倒せはするのだが、命中の目が良かった代わりにダメージの出目は悪かったのだ。
そして生き残った方の反撃。蔓の攻撃がマサシに命中! ダメージを受けたうえ、そのまま敵に飲み込まれてしまう! こうなると毎ラウンド消化による継続ダメージを受けるのだ。

テツヤ「うわ、おい、マサシ! 中から攻撃して破るとかできないのかよ!」

コウジ「中ではあらゆる行動に大幅なペナルティーが来るから難しいね。消化液の中じゃ思うように動けないって事だよ。ただし口をこじ開けて中から出る事は可能だよ。判定に成功すればね」

2ラウンド目。
先攻奪取に成功。さっそくマサシの脱出判定を試みる……が、失敗。消化液により5ダメージ。残りHP7点。あと2ランドで消化されてしまう。

テツヤ「運命変転、惜しまないんじゃねーのか!?」

コウジ「だってあれ、ダイス目を裏返す能力だからね。出目が7だと、引っくり返しても7だから結果が変わらないんだよ。脱出の目標値は12。基準値は筋力ボーナス+冒険者レベルで、マサシの合計は4なんだ」

テツヤ「チッ、だったら蔓の攻撃を回避しとけよ!」

コウジ「あれも同じだよ。敵の命中値は13。マサシの回避値は6だけど、魔力撃を使った後は回避値が1下がるから5になるんだ。防御能力の低下がまともに響いたね

テツヤ「くっそー、だったら俺らが倒すしかねえ!」

しかし敵のHPは補強されて合計65。テツヤの魔力撃3連打もコウジの弾丸も命中、ダメージ目も悪くないが、当然倒しきれるわけがない。
そして蔓の反撃。狙われるのはコウジ。回避値の得られる技能を持っていないので、回避値は0。避けられるわけもなくダメージ9点。HPが20から11に。

テツヤ「なんでいきなり後衛が!?」

コウジ「痛た……蔓の射程は10mで、乱戦エリア(前衛が戦っている場所)の外まで届くんだよ。僕の銃も射程10mのデリンジャーだから、敵の間合いに入っちゃうんだよね」

胃袋に入るのは一人だけなので、コウジは飲み込まれずに済む。だが敵はマサシを消化する事で5点のHPを回復。残りまだ20点以上。

3ラウンド目。
まずはコウジが……

コウジ「弾切れ。この銃、2発しか装填できないんだ。このラウンドで弾を篭めるよ。まぁマサシも、ここで脱出できなくてもあと1ラウンドは持つから」

テツヤ「本気でギリギリになってるじゃねえか!」

コウジ「この依頼を請けようって言い出したのはテツヤだよ?」

テツヤ「……チッ、ここで仕留めてやらあ!」

しかし攻撃がついに外れる。敵の回避値は10、テツヤの命中値は5(両手攻撃のペナルティー込み)なのでサイコロで6が出れば当るのだが、こう何度も攻撃していれば全弾当たるわけがない。

テツヤ「なんの! 運命変転でこの1発を命中させる!」

こうして無理矢理命中させ、追撃も加えて3回命中。この連打でついにオーバーイーターは息絶えた。

マサシ「うへえ、酷い目にあった。とりあえず回復させとくか」

コウジ「後は帰るだけだけど……真っ直ぐ帰ると移動力的に1マス無駄が出るんだよね。隣のマスでも開けておく?」

テツヤ「ちっと消耗しちまったが、隣を探索済みにしとけば1回の移動で明かりの灯る館まで戻れるのか」

男は度胸。あまり進展が無いのも退屈だ。遭遇判定を切り抜け、東隣のE-2へ。

【キルヒア神殿跡】F-2

長い間、訪れる者もなく放置されていたと思しき石造りの建物は、一度、火を放たれたらしくあちこちに黒く焦げた痕が残っている。
“賢神”キルヒアの聖印が刻み込まれた石の板が草むらに埋もれているところを見ると、ここはキルヒアの神殿であったらしい。

テツヤ「神殿跡に出ちまったか。この街の神殿跡は基本的に探索すべきなんだよな」

敷地内の打ち砕かれた神像に隠された地下への階段。それを降りれば、地下墓地に出る。
壁には8種の装飾品、奥には4つの石像。そして現れる、白く朧な幽霊の影。

幽霊「聖なる四祖の御手に捧げたてまつる。正しき御方に、正しき御具を。さすれば、神の知恵を授けよう」

テツヤ「答えをもう知ってるんだよな、俺ら」

コウジ「黒の丘で四祖の陵墓にも行っているから、キャラ知識的にも問題ないね。じゃあ正解を答えるよ」

そしてゴーストからピラトトの写本を譲り受ける。
発見だけでも★(経験値)になるし、これを欲しがるNPCもいるのだ。値打物である。

テツヤ「難関とお宝。冒険ってのはこうでなきゃいけねえよな

コウジ「流石にそろそろ引き返そうか。もう夜になるよ」

マサシ「上位蛮族の影から逃げ惑うのは変わらないってな」

コウジ「勝ち目ないからね。対処できるようになれば話は変わるよ」

【三色の天幕】C-4

成功を報告し、報酬を受け取る三人。現金で一人300Gを受け取る。

Photo_2ザバール
「そうそう、こういう風にちゃんと働いてくれればいいんだよ。
報酬は現金がいいんだね?
これからもしっかり頼むよ」

満足げなキーパーへの挨拶もそこそこにレベルアップ作業に入る三人。
経験値が充分に貯まったので、皆の技能レベルを3にする。ただし一人だけ4レベルの技能を一つ持てる。

テツヤ「あー……誰の何を強化するかが問題なわけだが。ここはコウジじゃねえか?」

コウジ「マギテックの4レベル魔法に弾丸を一瞬で装填する魔法があるからだね?

テツヤ「ああ。今日の反省を活かすべきだろ」

マサシ「へっ、おかげで俺が死にそうだったしな」

コウジ「それは僕のせいじゃないけど、銃弾の威力も上がるし、マギテックを4レベルにしておくよ。あと3レベル超えたから戦闘特技も得られる。僕も“両手利き”をとって二丁ガンマンをやるよ

マサシ「んじゃ俺は“魔法拡大(数)”をとって、回復魔法を多数にかけられるようにしておくぜ。これでパーティ単位で見れば攻防の強化に繋がるからな」

テツヤ「おお! なんか真面目に考えてるみてえだ」

無論、それが普通だ。

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2009年7月 5日 (日)

ミストキャッスルリプレイ3-4 愛人救出

【ウルスラからクエストを請けられるようになったものの、サンドリーヌからミッションを請けた状態になった三人。先にそちらを解決する事に……】

F_2

コウジ

人間
マギテック(2)/シューター(2)/スカウト(2)/エンハンサー(1)

器用度18 敏捷度16+2 筋力13 生命力14 知力22 精神力17 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3

テツヤ

人間
グラップラー(3)/スカウト(3)/
プリースト(2)

器用度18 敏捷度19 筋力16+2 生命力14 知力18 精神力15 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo

マサシ

人間
ファイター(2)/プリースト(2)/セージ(2)/レンジャー(1) 

器用度19 敏捷度18 筋力14 生命力13 知力19 精神力19 

好きな物:正直者
嫌いな物:拳骨バカ

(今回のMAP)

33コウジ「僕とテツヤには能力増強の腕輪を買っておいたよ。ちょうど能力値ボーナスが繰り上がる数値があったからね。これで準備はオッケー。それじゃあサンドリーヌさんの愛人・クリスさんを助けに黒の丘に向かうよ」

テツヤ「今、俺らは施療院にいるからメチャ近いな」

コウジ「東の血染めの壁を通れば安全だね。石を投げられている人達を横目に見ながらだけど。北の骨の川もまぁ河原に降りなければ問題ないよ」

テツヤ「だったら北だな」

マサシ「まぁ気分の問題だけだな」

【骨の川】C-2

マサシ「着いた、着いた。さて、スケルトンどもを蹴散らすとすっかな。金目の物が出ればいいんだが……」

テツヤ「おいぃ! 別に戦いに来たんじゃねえぞ!

コウジ「あーあ。まぁ★(経験値)は貰えるし、全く消耗してないし。1戦くらいいいんじゃない?」

スケルトンが6体出現。ここの骨どもはリーダーを潰せば消滅するので戦い易くはある。
リーダーの発見には判定が必要だが、これは簡単にクリアした。

しかし土中から伸びる骨の手が動きを妨げてくる。これを振り解くのが難しいのだ。
案の定、成功したのは一人(テツヤ)だけだった。

マサシ「おやま、俺とコウジは命中回避に-2だとよ。おめえが頑張れテツヤ」

テツヤ「飛び込んだ張本人はお前なのにな!」

確かに全力で戦えるのはテツヤだけになったが、所詮、相手は1レベルモンスター。
魔力撃3連打を受けて一瞬で砕け散った。

コウジ「何か落ちて無いかなー……」

マサシ「革鎧が1個落ちてたぜ。たいした儲けにゃならねえな。やれやれ」

テツヤ「何もしてない奴が言うな」

【黒の丘】D-6

目の前には、鬱蒼とした森に覆われた小高い丘がある。
石畳の小道が、森の樹木の間を縫うようにして伸びている。

テツヤ「ここのどこかにある“四祖の陵墓”にクリスがいるんだったな。で、現時点で、俺らがその陵墓を見つける方法は……」

コウジ「運任せだよ。丘の中を歩いていれば、6分の1の確率で陵墓に着くから。3回判定する度に時間が経過していくから、日の明るい内に見つかるといいね」

マサシ「まぁ施療院からも近いし、日が暮れたら帰って寝ればいいだろうぜ。今日の晩飯は何なんだろな」

テツヤ「もう帰る気になってんじゃねえよ。運任せしかねえなら突撃あるのみだ」

というわけで、丘の遭遇表に従いサイコロを1個ふる。まず出た目は6。

コウジ「表によると、これは“四祖の陵墓”に着いたって事だよ

テツヤ「1発かよ!」

マサシ「こりゃ運の良いこった。でもなんかデカイ蛞蝓がこっちに這って来てるぜ」

イベントにより、ボスモンスターが出現。
現れたのはジャイアントスラッグ。動きは鈍いがかなりタフなモンスターである。
しかもイベントボスとして強化されているので、タフネスが益々増加している。

1ラウンド目。
三人の攻撃はことごとく命中。だがそれでも敵は倒れない。

コウジ「このレベル帯の敵はだいたい10~20ぐらいのHPなのに、こいつは強化ぶん含めて60点だからね

テツヤ「うっ、うぜえ」

敵の反撃がテツヤに向かったが回避に成功。

2ラウンド目。
流石にこれを持ち堪える事はできず、蛞蝓は千切れたコンニャクになった。

テツヤ「しかも戦利品は何も無しか。本当に嫌がらせみたいな敵だったな」

マサシ「おい、陵墓に優男な兄ちゃんがいるぜ。あれがお貴族婦人のツバメじゃねえの」

こうしてクリスの救出に成功。

クリス「サンドリーヌ様の依頼で助けに来てくれたんですか。ありがとう。あの怪物のせいで帰れなくて……」

テツヤ「ナメクジなんだから思い切り走れば逃げられそうなもんだが……」

コウジ「ミストキャッスルのルールだと、逃亡判定の成功率は敵のモンスターレベルに影響されるからね。ナメクジでも巨大蝙蝠でも逃亡の難易度は一緒だよ

テツヤ「なんとなく理不尽だな……」

コウジ「それと丘を通り抜けるには後2回遭遇判定をしなくちゃいけないから。まだ通過の途中だったからね」

マサシ「ははっ、こういうボス終了後の帰還で戦闘があると妙にダルく感じるよな」

コウジ「あとNPCが同行する場合、彼らに攻撃が行く可能性あるから

テツヤ「これでクリスが殺されたら気まずいよな……」

幸い、出てきたザコモンスターは数が少ない編成だったのでクリスに危険は無かった。
三人は丘を抜けてサンドリーヌの屋敷へ向かう。

【明かりの灯る館】C-2

血染めの壁の前をこそこそ通り過ぎ、四人はサンドリーヌの家に戻ってきた。
抱き合わんばかりに再会を喜ぶサンドリーヌとクリス。

Photo サンドリーヌ
「よくやってくれました。どうもありがとう。
貴方達が街を出ようと思うなら、私に協力してください。
いずれ力になれますわ」

コウジ「うーん……今回のプレイでも同じ脱出方法になっちゃうのかな?」

テツヤ「まぁそんなもんはおいおい考えりゃいいじゃねえか。つーかこの人らを連れて他の脱出方法は試せないもんなんか?」

コウジ「あ、それできそうだよ。他の手段を確保して誘えば了承してくれるみたい」

マサシ「ははっ、またシナリオ先読みしてるな

コウジ「うん、もう開き直ってる

テツヤ「まぁソロプレイだし、仕方ねえわ。とりあえずウサギ獣人の仕事でもこなしてザバールポイント貯めるかね」

こうして拠点の天幕に帰還する三人。
大まかには目的が出来たが、当面、宛ても無くなってしまった。
ウサギに何を頼まれるか、今後の展開はそれ次第。

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2009年7月 4日 (土)

ミストキャッスルリプレイ3-3 貧乏暇なし病気あり

【身分は低い癖に仕事は選り好みする三人。雇い主に睨まれながらも、いずか脱出する日のために、今は力をつけておく……】

F_2

コウジ

人間
マギテック(2)/シューター(2)/スカウト(2)/エンハンサー(1)

器用度18 敏捷度16 筋力13 生命力14 知力21 精神力17 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3

テツヤ

人間
グラップラー(3)/スカウト(2)/
プリースト(2)

器用度18 敏捷度19 筋力16 生命力13 知力18 精神力15 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo

マサシ

人間
ファイター(2)/プリースト(2)/セージ(2)/レンジャー(1) 

器用度19 敏捷度18 筋力14 生命力13 知力18 精神力19 

好きな物:正直者
嫌いな物:拳骨バカ

(今回のMAP)

33 今後の計画を練る三人。
とにもかくにもミッションを請けねばならない筈だが……

コウジ「まずは“木漏れ日の”施療院に行こうか」

テツヤ「仕事なら、今居る三色の天幕でも請けられるぜ? むしろここが今回の拠点なんだが……」

コウジ「うん、けど各地のNPCからクエストを請けられるようにしておいた方が、後々経験値を稼ぎ易くなるからね。娼婦街の“月夜蜂”とは接触できたから、次はウルスラさんのバックと繋がろうってわけ」

テツヤ「また知らない筈の知識を元に行動するわけか」

それでも無駄に宛て無く彷徨うよりはと、三人は北のブロックへ向かった。

【“木漏れ日の”施療院】C-3

到着した頃にはもう夕方。三人は施療院の仕事を手伝ってタダで泊めて貰う事にする。
しかし仕事が上手くできたかどうか、判定が必要だ。

コウジ「失敗。うん、難しいね」

マサシ「おう、失敗だ。やれやれ、病人の看護も楽じゃねえな」

テツヤ「成功は俺だけかよ! 真面目にやれよテメーラ」

この時の仕事で移されたか、睡眠をとった後の判定に失敗し、コウジが病気にかかってしまう。
病名は不明だが、時間経過とともにHPがだんだん減ってゆくという面倒な物だ。

コウジ「うーん、なんかしんどいなあ。まぁいいや、どうせ明日の朝までここにいる予定だから、今度は患者として寝てよう」

テツヤ「HPもMPももう回復してるってのに、結局半日寝っぱなしかよ」

コウジ「あ、ついでにご飯持ってきて」

テツヤ「チッ、めんどくせえ」

翌朝。回復判定には成功。コウジも問題なく行動できるようになる。
そしてこのタイミングでウルスラが三人に仕事を依頼してくるのだ。

Photo_2 ウルスラ
「元気になったなら、水を汲んで来てくれない?
E-3に泉のある広場があるからさ。
ちょっと危ないかもしれないけど、あんたらならまぁ大丈夫でしょ」

テツヤ「その前に水袋が要るんだったな」

コウジ「もう持ってるよ。前に市場に行った時、いずれこのクエストを請けると思って袋を6つ買っておいた」

テツヤ「このミッションに必要なのは5つだが?」

コウジ「1個はいずれサカロス神殿を見つけた時のためだよ

マサシ「はは、未来を読みながら行動してやがる」

テツヤ「お前なあ……」

買った物は仕方が無い。三人は東へのブロックへ入る。

【血染めの壁】D-3

10mほどの高さの壁がそそり立っている。
壁の前には、たくさんの蛮族や奴隷、浮民たちが集まっており、見ると壁の上から両手を縛られた数人の人族が吊るされている。

テツヤ「見せしめ刑の場所か。ここ、昼間は蛮族が多いから助けようにも難しいんだよな」

マサシ「だったら今は素通りするしかねえな。いこいこ」

コウジ「うん残念だ、あー悲しい。じゃあ行こうか。目的地はこの東隣だよ」

テツヤ「お前らな……まぁ仕方ねえ、陽が暮れたらまた来てやるぜ」

【泉のある広場】E-3 

細い路地を進むと、開かれた鋼鉄製の門が待ち受けていた。
門の向こうには、建物に囲まれた広場が見える。広場の真ん中には泉があり、たくさんの浮民や奴隷が水を汲んでいる。
泉には、なにかの像が立っているのが見える。
 

マサシ「ついたついた。じゃあさっさと水汲むか」

テツヤ「しかしここ、水を汲んでたら蛮族が出てくるんだよな。逃げるチャンスはあったと思うが……」

コウジ「とか言ってるうちに来たね。広場にいる浮民の皆さんもわれ先にと逃げ出している」

逃げ遅れないためには敏捷度ボーナスと冒険者レベルでの判定が必要だ。
このパーティには素早い者が多いので、この判定は難しくない筈だが……

マサシ「あ、逃げ遅れた

テツヤ「お前な……」

コウジ「まぁ三人もいれば、誰かは悪い目を引いちゃうよ。数が多いと『一人でも成功すればいい』判定には強いけど『みんな成功しなくちゃ駄目』な判定には弱くなるね

マサシ「あ、運命変転つかえば成功できるわ。使おう」

いきなりの超加速で敵の魔手から逃れたマサシ。
すぐには西へ引き返さず、南へ足を踏み入れる。

【明かりの灯る館】C-2

凶悪な棘が無数に突き出している鉄の柵に囲まれた庭園の向こうに、小さな館が見える。その窓には明かりが灯っており、人の気配がする。
表門の柱には、汎用蛮族語と交易共通語で『サンドリーヌ館』と書かれた札が嵌め込まれている。

市場で執事から貰った鍵を使い、裏から入る一行。館の主人サンドリーヌと面会する。

Photo_3 サンドリーヌ
「いらっしゃいませ、お客人。
まずは一緒に食事でもいかがかしら。
その後、お願いがあるのですけれど……」

テツヤ「おう、任せてください。いっちょやったりますよ」

 クリスを探してというミッションを請ける三人。
サンドリーヌに会う事で★(経験値)を増やし、クリスの向かった黒の丘の場所を判明させ、通り抜けのできるマスを増やして移動し易くすると、今回の寄り道では多くの利点を得る事ができた。

コウジ「けれど時間帯が夜になっちゃったね。今移動するとワンダリングモンスターの出現タイムだ」

テツヤ「血染めの壁の見張も少なくなってる筈だぜ」

コウジ「ワンダリングモンスターの出現テーブルは、6分の1の確率で上位蛮族が出るようになってるんだけどね」

マサシ「ははっ、6分の1で即死なんだな

テツヤ「……チッ。夜中にうろつくのはもうちょいレベルが上がってからにしろってかい」

コウジ「せめて逃亡できる見込みが充分にあるようになってからね」

 しかしサンドリーヌをキーパーにしたわけでもないので、ここで寝泊りする事はできない(筈)。

コウジ「というわけで軒先で夜が明けるのをじっと待ってる事にするね」

テツヤ「……ヒマだ。そしてマヌケだ」

丸一日寝ないと、睡眠不足により一時的に最大HP・MPがダウン、行動にペナルティーを受けるようになる。三人は朝に出発し、現在はその手前の未明。
寝不足でふらつく寸前である。

テツヤ「クソッ、無駄に無理してねえか俺ら」

コウジ「何も出会わないで施療院へ戻れる筈だよ。だから大丈夫」

マサシ「へっ、出会いもしてねえ敵を怖がって随分と苦労するよな」

夜明け・未明とともに移動を開始する三人。
しかし既にクリスを探してのミッションが始まっているので、そのイベントが発生する。

マサシ「おおっ、突然濃霧が! 前が見えないぜ!」

テツヤ「ゲッ! 足元にドブ川が!」

コウジ「あ。マサシが落ちた

運命変転を使い切っていたので避ける術なし。ドブを泳いでなんとか戻ってくるマサシ。
しかし顔が異様に青い。

マサシ「へっ……どうやら悪い病気をもらっちまったみたいだな(ゲホゲホ」

以後、時間経過とともに衰弱し、ダメージを受けていく。

テツヤ「今回は病気を貰う事が随分と多いな……。前回は誰も風邪一つなかったのによ」

コウジ「まぁ今から向かう場所が施療院なんだし、丁度いいんじゃない?」

既に開いているブロックを通過しながら、三人は帰還を試みる。

【血染めの壁】D-3

コウジ「相変わらず蛮族が石投げしてるけど、囚人を助けるどころかこっちが大変になっちゃってるなあ

テツヤ「ふらふらで弱ってるからな……」

マサシ「ゲホゲホ」

元々、ここで助けるつもりもなかったが、完全に諦めて素通り。

【“木漏れ日の”施療院】C-3

帰ってきたのでミッションクリアー。水袋をウルスラさんに渡す。

コウジ「ドブに嵌ったり病気もらったりしましたが、システム的には問題無いはずです。どうぞ」

ウルスラ「……あ、ありがと」

コウジ「これでミッションクリアー、レベルアップだよ。まずは経験値の換算……」

テツヤ「いや、眠いし病人もいるから。また明日な」

施療院で療養すると病気からの回復にボーナスが入る。マサシの体調も翌朝になると元に戻った。

マサシ「おう、復活だ。俺とした事がヘマ踏んだぜ」

テツヤ「やれやれ、一戦もしてねえのにへとへとだったわ。グラップラー技能を上げたのに全く使わなかったな」

コウジ「次は黒の丘を延々と彷徨う予定だから、嫌でも使い倒すと思うよ」

幸い、丘の場所は近い。そこではどんな展開が待っているのか……。

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