« ミストキャッスルリプレイ2-11 マッパー(全裸に非ず) | トップページ | ミストキャッスルリプレイ2-13 有閑マダムの僕になる »

2009年5月17日 (日)

ミストキャッスルリプレイ2-12 神殿乱立しすぎ

【未開封地帯を行く三人。目指すサカロス神殿跡はどこにあるのか。それはサイコロだけが知っている……】

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(4)/ファイター(4)/スカウト(4)

器用度16+2 敏捷度18 筋力18 生命力14 知力21+2 精神力16 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(5)/スカウト(4)/
ソーサラー(5)

器用度16+2 敏捷度20 筋力15 生命力15 知力16+2 精神力14 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(4)/プリースト(4)/セージ(4) 

器用度12 敏捷度12 筋力25+2 生命力30 知力10+2 精神力16 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

(現在のMAP)

25 コウジ「残るは北東角の6マスだけだね。今いるのはE-3。まずは北から当ってみるよ。もしここが目的地のサカロス神殿跡なら、あとは施療院まで直帰するだけだ」

テツヤ「まぁこういう場合、大概は最後かその手前にあるのがパターンだけどな」

コウジ「実は内心、僕もそう思ってる」

【鮮血城】E-2

増築に増築を繰り返したような歪な建物がそそり建っている。
固く閉ざされた鉄製の両きの扉には、汎用蛮族語と交易共通語で「入れば命の保障なし。とっとと帰れ、この豚野郎! 鮮血城の主」と書かれた札がかかっている。

テツヤ「この文面からみて、城主はチンピラさんだろうな。パンチパーマかモヒカンのどっちかだろうよ」

コウジ「これで美形の貴族吸血鬼とかだったら逆にウケるかもしれないね」

正面の扉を調べると、鍵はかかっていないが罠はあった。
解除して中に入るが、地上5階地下2階のこの城、各階の階段前に必ず扉があり、漏れなく罠が仕掛けられている。

テツヤ「相当に病的なチンピラさんだぜ」

コウジ「チンピラじゃなくて、何か頭に病気をもってる人の可能性も出てきたね」

しかし個々の罠は簡単な仕掛けなので、スカウト2人体制のこのパーティにはそれほど苦にならない。
次々と解除し、各階を周って行く。

○1階
宝箱が2つ置かれていた。
片方は罠が仕掛けられているだけで空っぽだったが、もう片方には黄金の耳栓が入っていた。

コウジ「これは<ゴールデン耳栓>だね。普通の音は聞こえるけど、呪歌に対してのみ抵抗力を上げてくれる装備品だよ」

テツヤ「微妙に格好悪いな。まぁ持って行くけどよ」

○地下1階
天井が発光し、真昼のように暖かくなっている。
部屋の中いっぱいに植物が生い茂っており、見た事の無い果実がなっている。

試しに1個イシマルに毒見させてみたが、毒にも薬にもならないようだ。

テツヤ「普通に食うための物か。無理に全部食う必要もねえし、次に行くぜ」

○地下2階
部屋の中央には大きな泉があり、水の精霊を象った乙女像が並んでいる。
1体が水を注いでおり、三人が部屋に入ると、中から声が響いてきた。

像「ご入浴ですか? 薬湯をご希望でしたら、薬草を泉に溶かしてご利用ください」

テツヤ「……ようするに風呂なんじゃねーか。湯治の必要なほどケガしてねえし、先行くぞ」

コウジ「そういえば市販されてるポーション類、一度も買った事無いね。レンジャー技能があれば回復効果も上がるし、結構便利な筈だけど」

テツヤ「誰もレンジャー技能とってねえからな……まぁ今考える事じゃねえよ」

この部屋には隠し扉があった。三人はその奥へ踏み込む。
正面に青白く輝く巨大な影が立ち塞がり、雷鳴のごとき声をあげた。

影「この不埒者! ただちに立ち去れ!」

声と同時に、周囲に稲妻が走る。しかし三人はじっと影を窺った。

テツヤ「なんだコイツ。城門に書かれてた字と、えらく違う喋り方じゃねえか」

よく見ると人影は幻のようだ。得物を構えて奥に踏み込むと影は消滅する。

Photo ユディト
「あわわ、ばれちゃった。
“お母さん”、よその人が来たよ~。どうしよう……」

そこに居たのは人間の少女と女性型のルーンフォーク(人造人間)。
どうも攻撃はしてこないようなので、とりあえず何所の何様なのか話を聞いてみる。

ユディトは現城主であり、亡き父が残した二人の女性型ルーンフォークに育てられながら、ここで父の後を継ぐべくマギテックの研究をしているのだと言う。
別に悪人ではないようで、三人が境遇を正直に話すと、第3の水門開閉コードを教えてくれた!

テツヤ「おお! 何気に開閉コードが全部揃ったじゃねーか! 脱出目の前だぜ」

ユディト「でも私たちの事を、外の人に教えちゃダメだよ?」

さらにユディトは一つのベルをくれる。
これがあれば1階からルーンフォークのアデ(ユディトの母親代わりだ)を呼び出して、この部屋まで安全に案内してもらえるのだ。
さらにこの部屋の奥には図書室があるので、調べ物をしたければ使っても構わないと言ってくれる。

テツヤ「至れり尽くせりだな。これで無料だってんだから恐れ入るぜ」

コウジ「図書館でも何か重要な情報が見つかるかもしれないね」

しかしそうは上手くいかないのが世の中。しばらく本と格闘してみたが、蔵書が多くて調査には手間取るうえ、見つかるのは既に知っている情報ばかり。

テツヤ「ま、いいか。お嬢ちゃんに礼を言ってから、2階以上を調べてみるぜ」

○2階
幻獣の入った檻が4つ。その背後に扉が一つずつ。

テツヤ「ふん、出口を探したければ幻獣と戦えってか。さて、どいつから……」

コウジ「あ。隠し扉発見。これが出口だよ。檻はただの引っ掛けだね」

テツヤ「……そうかい」

○3階
ベッドがいくつも並んでいる。寝室のようだ。
しかし調べてみると、どのベッドにもガスの噴出す罠が仕掛けられている。

テツヤ「解除すりゃあ寝られるだろ。ちと面倒だが、一応寝泊りできる場所を見つけたかね」

○4階
何も無い。ただの空き部屋である。

○5階
ベッドがいくつも並んでいる。ここには罠も仕掛けられていない。

テツヤ「なんか2階より上って肩透かしばっかだな……」

コウジ「住民的には地下だけで事足りるよね、この城。食べ物もお風呂も図書室も自室も全部地下なんだから。蛮族に焼き討ち食らっても、あの娘達は普通に生き延びそう」

感心しながら城を出る三人。次は東へ足を踏み入れる。

【キルヒア神殿跡】F-2

長い間、訪れる者もなく放置されていたと思しき石造りの建物は、一度、火を放たれたらしくあちこちに黒く焦げた痕が残っている。
“賢神”キルヒアの聖印が刻み込まれた石の板が草むらに埋もれているところを見ると、ここはキルヒアの神殿であったらしい。

敷地内に踏み込んだ三人は、そこで打ち砕かれた神像を見つけた。
それを動かすと地下への隠し階段が見つかる。

足を踏み入れる三人は、下で地下墓地を見つけた。
壁には8種の装飾品、奥には4つの石像。そして三人が部屋に入るや現れた、白く朧な幽霊の影。

幽霊「聖なる四祖の御手に捧げたてまつる。正しき御方に、正しき御具を。さすれば、神の知恵を授けよう」

テツヤ「ほほう? 四祖……4つの石像か。何か渡せって?」

コウジ「壁の装飾品じゃないかな。剣とか杖とかの形してるしね。そういえば、だいぶ前に黒の丘で遺跡をみつけたけど。あれにも四祖がどうとか書いてあったね」

このリプレイの2-5なので、一月近く前である。それに基づき、盾・本・剣・燭台を像の年齢順に持たせた。

幽霊「よくぞ謎を解き明かした。<ピラトトの写本>を手に、我が研究を引き継いでくれ」

地下室の中央の床が開き、石の台座がせり上がる。
台座には6冊の本が載せられていた。

テツヤ「ほう、古代の文献か? どれどれ……」

コウジ「……専門用語が多すぎてさっぱりわからないね」

三人が直接役立てられるような物でもないようだ。とりあえず背負い袋に放り込んでおく事にする。
神殿跡を出て、三人は南へと向かった。

【ティダン神殿跡】F-3

無惨に破壊された廃墟だ。黒く焼け焦げた痕があり、火を放たれたのだとわかる。よく見ると、崩れた柱のひとつにティダンの聖印が刻まれている。
かつて、ここはティダンの神殿だったのだ。

テツヤ「また神殿跡か。しかも探しているのとは別のな……」

廃墟を調べると地下への階段が埋もれているのを発見。
地下室には古い人骨がごろごろしているが、臆する事無く突入する。一番底にある部屋まで降ると、そこには住民が暮らしていた。

テツヤ「アンデッドモンスターじゃねえか」

コウジ「ワイトだね。腐敗した四肢を持つ魔物……ってゾンビと見分け難いような気もするけど。爪には毒があるから注意して」

4レベルモンスターだが単体で出現。正直、大した障害にはならなさそうである。
1ラウンド目。テツヤが三連続攻撃でタコ殴りにして粉砕した。

テツヤ「……弱えなあ」

コウジ「まぁ強くて困るのは僕らだけど」

部屋を探ると隠し通路を発見。通路には罠があったが当然のように解除。
奥には物置部屋があり、少々の金目の物と、第2の開閉コードが書かれた板が見つかる。

テツヤ「開閉コードはもう知ってるし、金目の物といって小さな宝石が1個だな……。敵も見つかった物もどうにもショボイぜ」

コウジ「一応ここ、太陽神の神殿なんだけど。もっとおおげさな物がありそうな物だけどね」

そんなのはプレイヤーの勝手な期待だ。
三人は一度鮮血城へ引き返し、一泊した後、北(E-1)へ踏み込む。

【ダルクレム神殿】E-1

十数本の、高さが不揃いなねじれた尖塔が空に向かってそそり立っている。その壁には、無数の髑髏が塗り込まれており、髑髏と髑髏の隙間には肋骨や大腿骨などがびっしりと並べられている。
もっとも高い主塔に刻まれた開口部には、高さが5mほどもありそうな赤銅色の巨大な両開きの扉が取り付けられている。
ここは、ダルクレムの神殿なのだ。
いま、両開きの扉は開かれ、その両脇には1体ずつの蛮族の門衛が立っている。

テツヤ「また神殿かよ! なんでここらにばっかこんなに集中してるんだ。しかもいかにもな場所だな。どうせ強モンスターが住んでるんだろうが……」

コウジ「門衛から襲いかかってはこないようだね。ちょっと話しかけてみようか」

門衛どもが言うには、ここは“豪将”プトゥートが預かる神殿であるという。
彼は戦いが大好きで、常に鍛錬の相手を欲しているらしい。

コウジ「ちなみにプトゥートはブラッドトロールという種族らしいよ。モンスターレベルは13ね」

テツヤ「この街で一番強い筈の相手がレベル15だっけか? ほとんど変わらんだろうがよ」

しかし神殿に踏み込まなければ問題ないようだ。
三人はちょっと迷ってから東――街の北東角へと踏み込む。

【サカロス神殿跡】F-1

朽ちた門がある。錆びた鉄の門扉が地面に倒れており、その向こうには樹木が生い茂っている。
樹木の上に、石造りの建物の屋根がかすかに見えている。

テツヤ「やっと見つけた! しかもマジで残り2箇所になってからじゃねーか!」

コウジ「本気で最後の最後にしか見つからないと思ったけど、その1手前で着いたね」

この神殿はドライアード達が守っているが、サカロスの神官がいれば通してもらえる。
即行で神殿に入れてもらい、酒蔵の水盤にある<サカロスの薬酒>を手に入れた。

なお、全く必要ないがドライアード達がサカロス神官以外の侵入者に挑む「呑み比べ」に挑戦してみる。これもまた経験値になるからだ。
PCのレベルに関係なく、目標値15の生命力判定に5回挑戦せねばならない。一杯ごとが相当にキツイ酒のようだ。生命力の高いイシマルならサイコロ2個で6以上を出せばクリアできる値だが、テツヤやコウジは8~9を出す必要がある。5回連続で。
コウジ・テツヤ、ともに一杯目でダウン。イシマルだけが調子よく呑み続け(必要も無いのに)酒盛りに勝利した。
へべれけになったコウジ・テツヤ・ドライアード達を尻目にひたすら酒をかっ食らう。
神殿跡に寝転がるドライアード達を尻目に、イシマルは二人を引きずって西へと向かった。ここまで来たら最後のマスも開封しておきたい。

闘技場】D-1

石造りの巨大な円形の建物がある。「うおぉぉー!」という歓声が聞こえる。建物には、汎用蛮族語で「戦え!殺せ!そして、金を掴み取れ!」と書かれた看板が掲げられている。
どうやら、ここは闘技場のようだ。

テツヤ「ようやく神殿以外の場所に来たな。今の俺らなら何試合かは勝てるだろ。ついでにやってくか?」

コウジ「報酬も出るしね。ちょっとだけ出場してみよう」

レベルがそこそこになって、それなりに前向きになった三人。
珍しく積極的にイベントへと参加する。

○1試合目 ゴルゴル2匹

テツヤ「なんだこいつら?」

コウジ「ゴリラのような姿、ゴリラのような体、ゴリラのような怪力で襲い掛かってくるゴリラのような動物だよ」

テツヤ「要するにゴリラだろ……」

4レベルの敵だが、レベルの割りにタフな相手だ。
1ラウンド目、三人の総力をあげてようやく1匹撃破。残り一匹の攻撃がコウジを襲うも、これは回避成功。
2ラウンド目。再び三人がかりで攻撃。コウジが攻撃を外したが、テツヤがクリティカルヒットでそれを埋め合わせて撃破。

テツヤ「初戦からやけに強いな?」

コウジ「そりゃあこの闘技場、出る敵全部が<剣のかけら>で強化されたボスクラスの敵だからね」

テツヤ「うーわ。初耳だぞ、それは」

コウジ「うん、僕も出場してから気づいた」

そして運営からは連戦を言い渡される。

○2試合目 ゴブリン3兄弟

いくら強化されていても、今さらゴブリン3匹に苦戦するわけもない。
2ラウンド後、無傷で敵を全滅させる。

○3試合目 “挽肉屋”ガ・ゾム(ボガード)+レッドキャップ3体

これも2ラウンドで撃破。

○“死と契りし者”ムルリア(人間の暗黒神官)+弓兵+突撃兵2匹

神官が3レベル、他は2レベル。たいした敵でもなく、これも2ラウンドで勝利。

まだ余力はありすぎるぐらいだが、ここで終了が言い渡される。

コウジ「一応、希望すれば連戦できるけど……」

テツヤ「いや、充分戦ったしもういいだろ。レベルの割りにしぶといんで、あんまり連戦してるとダルくなってくる」

賞金を数えると、そこそこの儲けにはなった。三人は一路【木漏れ日の施療院】へ向かう。

ウルスラに<サカロスの薬酒>を渡す。
彼女は手際に感心し、三人にある秘密を打ち明けてくれた。
それは彼女が蛮族への抵抗組織“スエラの炎”の首領であり、いつか外部から街を開放しようという勢力が攻めて来た時、それに呼応し協力しようとしている……という事だ。

テツヤ「なんともまぁ……首領サマ自ら看護士をなされているとはな」

コウジ「彼女と今後どう付き合うかは後で考えるとして、今はクエスト達成という事で経験値換算かな」

こなしたイベントが多いので大量の経験値が入る。
ついにパーティの平均レベルが5、コウジのみソーサラーを6にする。

コウジ「これで集団攻撃魔法のファイアーボールが使えるようになったよ」

テツヤ「やれやれ。長かったな」

コウジ「あと、イシマルは必要経験値が僕ら二人より僅かに少ないので、レンジャーも1レベルもってもらう事にした。後は皆でエンハンサーを1だけとるかな」

テツヤ「戦闘補助特技の技能か。まぁこれからは固定敵との戦闘も増えそうだしな……」

コウジ「あと2レベルも上げれば街から脱出できる強さになるかな。それまでに外へ出る手段も見つけないとね」

テツヤ「そういや水門の開閉コードは揃ったが、肝心の水門がどこにあるのか知らんな」

コウジ「ドラクエなんかで街の人の話を半端に聞き逃すと、そういう状態になる事あるよね。あともう持ってるアイテムの話をされるとか」

テツヤ「まぁ街の人だってこっちの道具袋の中を覗きながら話してるわけじゃねーからな……」

|

« ミストキャッスルリプレイ2-11 マッパー(全裸に非ず) | トップページ | ミストキャッスルリプレイ2-13 有閑マダムの僕になる »

ゲームブックリプレイ・ミストキャッスル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1177371/29651658

この記事へのトラックバック一覧です: ミストキャッスルリプレイ2-12 神殿乱立しすぎ:

« ミストキャッスルリプレイ2-11 マッパー(全裸に非ず) | トップページ | ミストキャッスルリプレイ2-13 有閑マダムの僕になる »