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2009年5月19日 (火)

ミストキャッスルリプレイ2-13 有閑マダムの僕になる

【気がついたらそこそこの実力とある程度の情報を得ていた三人。街を出る日も近そうではあるが、開け方を知っていても出口がどこかわからない……】

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(6)/ファイター(5)/スカウト(5)/エンハンサー1

器用度16+2 敏捷度18 筋力18 生命力15 知力21+2 精神力16 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(5)/スカウト(5)/
ソーサラー(5)

器用度16+2 敏捷度20 筋力15 生命力16 知力16+2 精神力14 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(5)/プリースト(5)/セージ(5)/レンジャー1/エンハンサー1 

器用度12 敏捷度12 筋力26+2 生命力30 知力10+2 精神力16 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

(今回のMAP)

26 コウジ「地図は完成したけど、これからどう進めるかがわからないね。出口に関する情報が不足している。まぁわかり易い手段が一つあるけど」

テツヤ「マジで?」

コウジ「【三色の天幕】でザバールさんからもらうクエストをこなしていけば、とりあえず脱出はさせてもらえるよ。水門の開閉コード、集めた意味がなくなるけど」

テツヤ「あー……なんか味気無いな。まだもうちょいレベルアップの必要あるし、他の人からの依頼こなしながら出口探せばいいんじゃねえの?」

コウジ「そうだね。じゃあ【木漏れ日の施療院】以外の場所でクエスト受ける方針で行くよ」

今までかき集めた戦利品を換金・預けるためもあり、まずは拠点の【ヤムールの酒場】に戻る。

【ヤムールの酒場】B-2

コウジ「ついでにここでランダムミッションを一つ引き受けるよ。どうせあちこち彷徨う事になるだろうから、ついでにお金と経験値を稼げるからね」

テツヤ「そうだな。しかし……所持金が2万超えてるとは驚きだ。何か計算間違ってるんじゃねえのか?」

コウジ「一回も全滅してなければこんな物なんじゃないかな。お金があるなら装備を少し考えようか」

請けた仕事は「荷物の輸送」。【帰らずの街】と【廃墟】へ行かねばならない。

【三色の天幕】A-1

まずはテツヤの武器を新調。同製品:魔法の武器+1にする。これで命中とダメージが1ずつ上昇。
さらにイシマルの防具も新調し、フルメタルアーマーとスパイクシールドを装備させる。

テツヤ「おや? ランク的に無理じゃねえの?」

コウジ「装備できる1ランクだけ上の武具なら、必要筋力を10上回ってればOKみたい。ただし特殊能力――魔法ダメージ軽減とか、特定の能力値上昇とか――があっても、その効果は受けられない。逆に言えば特殊効果の関係ない、数値だけ高い武具なら問題なく使えるよ」

テツヤ「なにぃ!? それ知ってればもうちょい筋力上げてたぞ!」

コウジ「これも初プレイの不手際だね」

歯軋りするテツヤには我慢してもらい、三人は酒場へ戻って金を預ける。
そして向かうは東隣の館。

【明かりの灯る館】C-2

凶悪な棘が無数に突き出している鉄の柵に囲まれた庭園の向こうに、小さな館が見える。その窓には明かりが灯っており、人の気配がする。
表門の柱には、汎用蛮族語と交易共通語で『サンドリーヌ館』と書かれた札が嵌め込まれている。

テツヤ「鍵を貰ったのはだいぶ前だよな。俺らの事はもうとっくに忘れてるんじゃねえの?」

コウジ「RPGの依頼主はメタルスライム狩りに何日もかけた後でも普通に待っててくれる人が多いから大丈夫だと思うよ」

そう言って鍵を門に差し込むコウジだが、なぜか鍵が合わない。

コウジ「錠前を交換しておくなんて、随分と手の込んだ追い返し方だね。意外とおかんむりみたいだよ」

テツヤ「そんなわけ無えだろ。裏口に回ってみるぞ」

裏口には呼び鈴があり「用がある人のみ、呼び鈴をどうぞ。ただし、死を覚悟の上で」と書かれてあった。

コウジ「凄い気合の入った引き篭もり方だね。こんな街だから誰も入れたくないのはわかるけど」

テツヤ「もう窓から入るしか無いのか?……つーか鍵穴どこよ」

よく見ると呼び鈴の後ろに鍵穴がある。そこに鍵を差し込むとすんなり回った。
しばらくすると裏口が開き、中から見覚えのある召使が出てくる。

召使「いらっしゃいませ。奥にどうぞ」

コウジ「死を覚悟してないなら呼び鈴を鳴らさず開けろって事だったみたいだね」

テツヤ「どうしてこんなに回りくどいんだ……何かの病気か?」

三人は食堂に通された。しばらく後、一人の女性が顔を出す。

Photo サンドリーヌ
「この館にお客様を迎えるのは久しぶりですわ。
まずはお食事をどうぞ。
その後でわたくしのお願いを聞いていただけるかしら?」

出された料理を食べながら聞いてみると、彼女の奴隷が【黒の丘】へ行ったきり帰って来ないという。
彼――クリスという人間の男――を連れて帰って欲しいというのだ。

テツヤ「OK。奴隷とはいえ粗末にしねえ所が気に入った」

依頼を引き受け、三人は館を出る。
しかし途端に濃霧に巻き込まれた。物凄い不自然である。

テツヤ「うわっやべ。もうちょいで川に落ちる所だったぞ!」

コウジ「あ、イシマルが落ちた」

まぁコイツは飛べるので浮き上がるのは簡単。
水は汚かったが頑丈なイシマルは風邪一つひかず。

テツヤ「なんだこの突発的な事件は……」

コウジ「固定ミッションのイベントだよ」

テツヤ「いや不自然だろ。脈絡がねえよ。クリスって奴が実は霧使いの忍者とかいうオチならともかくよ」

コウジ「うん、それなら自然だね」

テツヤ「……おいィ」

目指すは南、【帰らずの街】を通過して荷物を回収。途中で奴隷市場を通過。

【奴隷市場】D-5

通りがかっただけなのだが、奴隷市場の前で声をかけられた。

メルキオレ「おお! あんたら! “風の旅団”の味方だろ? いい所にいてくれた!」

テツヤ「あそこの関係者か。何の用だよ?」

メルキオレが言うには、妹が蛮族に捕まり、ここで奴隷として売られるというのだ。
金は用意するので買い戻して欲しいと頼まれる。

テツヤ「妹か。それなら市場に殴りこみかけてでも取り戻さないといけねえよ。兄貴は妹のためなら命かけろって法律があるからな」

コウジ「違法時の刑が気になる法律だなぁ……」

メルキオレから4000G受け取り、三人は市場へ入った。
ここは浮民立ち入り禁止であり、“風の旅団”のメンバーでは入る事ができないのだ。

奴隷の競りをしばらく眺めていると、ムーランという少女が競売に出された。
値段は2400G。

テツヤ「あれか。入場料・手数料合わせても3000Gもいかねえや」

特に競争もおきなかったのであっさりと購入。奴隷用の首輪も渡されたがもちろん着けない。
メルキオレは市場の外で待っていた。抱き合って喜ぶ兄妹。

ムーラン「兄さん!」ひしっ

メルキオレ「ムーラン!」ひしっ

テツヤ「良い光景だ。今俺達は間違いなく正義に貢献した」

コウジ「まぁお金と経験値になるから文句は無いけど」

【黒の丘】D-6

丘に着いた三人はクリスの姿を求めて足を踏み入れる。
実は彼に会えるかどうかはランダムであり、運が悪いと延々彷徨う羽目になるのだが……

コウジ「あ。あれがそうじゃないかな」

テツヤ「おやま。割と早く見つかったな」

2回目の遭遇判定で四祖の陵墓に到着。その影に人がいるようだ。
が、三人の前に巨大な野獣が立ち塞がる!

テツヤ「でかい亀じゃねえか」

コウジ「大きな亀だね」

アイアンタートル(モンスターレベル6)が2匹出現。その名の通り、高い防御点を誇る頑丈な敵だ。しかも片方はボスとしてHPが強化されている。

1ラウンド目。
コウジはファイアーボールを叩き込む。これなら防御点が関係ないからだ。HPの低い方をテツヤとイシマルが攻撃。だがこの敵は意外と回避力も高く(有効打を与え難いという表現だろうか?)、弱い方さえ倒しきれない。
しかも弱い方の反撃がイシマルにヒット。ダメージで6ゾロが出る! しかし防具を新調したうえ、エンハンサーの錬技『ビートルスキン』を使ったイシマルの防御点は16。5点しかダメージを受けない。強い方の亀は甲羅に引っ込んだ。この状態では防御点が2倍になる。

2ラウンド目。
弱った方をイシマルが殴ってとどめ。甲羅に篭った亀にはテツヤとコウジの二人で攻撃魔法『ブラスト』を放つ。
亀も焦ったか、甲羅から出て反撃してきた。だがテツヤは回避成功。

3ラウンド目。
三人でタコ殴りにし、流石の固い亀も昇天。

テツヤ「やれやれ、手こずったぜ。敵のレベルもこっちに合わせて上がるから、6レベルぐらいの敵が平気で出てきやがるな」

亀が割れたのを見届け、陵墓から一人の男が出てくる。
冴えない優男といった風体の青年は三人に礼を言った。

クリス「ありがとう。そいつのおかげで身動きできなかったんだ。助かったよ」

テツヤ「やっぱりこの人がクリスか。後はサンドリーヌさんの所に戻るだけだな」

青年に事情を話し、一緒に来るように言う。
このゲームはNPCを連れていると戦闘に巻き込まれて死ぬ可能性があるので、ここからは寄り道をせず戻る事にする。
とはいえこの丘を出る前に、あと1回遭遇判定が必要なのだが……

コウジ「こういう時に限って敵が出るんだよね。グリズリーが一匹わいてきたよ」

テツヤ「どういう生態系なんだ、この丘は」

グリズリー(モンスターレベル6)と戦闘。
亀と同じレベルだが単体なので大した敵では無い。……NPCが巻き込まれなければ。

1ラウンド目。
先手を取ったので三人とも突っ込む。これで乱戦エリア形成、3人が倒されないと敵は後衛まで来れない。MPが減っているので三人とも打撃で戦う事にしたのだが、熊はタフで、サイコロ運も微妙に悪く倒しきれない。
反撃がコウジに向けられる……が、上手く回避。

2ラウンド目。テツヤの連続攻撃が炸裂して葬った。

熊殺しを果たして帰還する三人。後は問題なくサンドリーヌの館に戻る。

【明かりの灯る館】C-2

クリスを連れ戻すとサンドリーヌはえらく喜んだ。

コウジ「何か特別な感情が見えるね」

テツヤ「まぁ人様の事情に首突っ込むつもりはねえよ」

サンドリーヌ「流石に私の見込んだ人達ですわ。これからも私のために働きませんこと? 貴方達ならきっと良い報せを持って来てくれると思いますの」

テツヤ「この街の貴族サマにゃ言っちゃ悪いが、俺達、街を出たいんだよな」

サンドリーヌ「出口なら一つ知ってますわよ?」

テツヤ「マジで!?」

彼女の言う事には、依頼を果たして行けば、いずれそれを教えても良いという。それまで彼女の屋敷で寝泊りしても構わないそうだ。
宿泊施設は拠点がすぐ隣にあるので別にありがたくはないが、脱出の足がかりになるのは嬉しい話。
契約成立。がっちり握手。

テツヤ「なんか一気に目の前が開けたな。つーかなんでここをこんなに後回しにしてたんだ?」

コウジ「別のミッション・クエストに夢中だったからね。知らない所をうろうろする前に来るべきだったとは思うけど。まぁこれも初プレイ故の不手際だよ」

テツヤ「この人の奴隷にもなれるみたいだな。しかも脱出前には外してくれるという。先にミッションやらされるぶんハードルはあるが、ヤムールさんの次にありがたいキーパー候補なんじゃねえの?」

コウジ「貴族の御婦人の奴隷……なんか違う意味に聞こえるね」

テツヤ「ああ、耳糞をほじれよ。血が出るまでな」

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