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2009年5月

2009年5月31日 (日)

ミストキャッスルリプレイ2-17 運送業店仕舞

【能力補正も終了、決意も新たに旅を再開する三人。気を引き締めて、運送屋のアルバイト達成に臨む!……】

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(6)/ファイター(6)/スカウト(6)/エンハンサー1

器用度16+2 敏捷度18 筋力18 生命力13 知力19 精神力18 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(6)/スカウト(7)/
ソーサラー(6)/エンハンサー1

器用度16+2 敏捷度19 筋力14 生命力15 知力18 精神力13 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(6)/プリースト(6)/セージ(6)/レンジャー1/エンハンサー1 

器用度12 敏捷度12 筋力25 生命力30 知力10+2 精神力15 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

(今回のMAP)

26 コウジ「現在地は【追い剥ぎ小路】だよ。ワンダリングモンスターを避けるために未明まで時間を潰してから出発だ」

テツヤ「ま、余計な事せずに【ヤムールの酒場】まで戻るか」

【ヤムールの酒場】B-2

酒場に戻る直前に、荷物搬送ミッションのイベント発生。
地面が陥没して10メートル相当の落下ダメージ。

テツヤ「このイベント、前にもあったな! 全くよく陥没する道路だぜ!」

コウジ「この穴、ちゃんと塞がれてなかったのかなあ。いっそ開けっ放しにしてくれれば、間違って落ちる事も無いんだけど」

キーパーのヤムールに荷物を届けてミッション成功。
報酬を貰った後、【三色の天幕】まで足を伸ばす。

【三色の天幕】A-1

テツヤ「ここで何買うんだよ?」

コウジ「20点の魔晶石と能力増強の指輪。この2種類をたくさん。あとMP回復のポーション類とイシマルの新しい武器もね。魔晶石はMP消費の代わりに使えるし、指輪は判定の際に一度だけ能力値+13してくれるから」

テツヤ「しかし金あるのか?」

コウジ「あるよ。総計で約50000。娼婦街での報酬はお金や情報、他所とのツテという形である程度選択できるんだけど、全部お金で払ってもらった。それが大きかったね

テツヤ「風俗は乗るか反るかが大きいと聞くが……あそこは景気良いんだな」

買い物を終えたら【ヤムールの酒場】に戻る。
そこで新たなランダムミッションを請けるが……

コウジ「あ。また荷物の搬送だ」

テツヤ「前は人探しばっかだったが、今度は運送業ばっかかよ」

コウジ「まぁこれが最後だから。ランダムミッションも請けられる回数に限りがあるんだけど、これは3回までだね。目的地や仕事相手もランダムで決めるんだけど、同じパターンにはならないと書いてある。運送は3回ぶんの受取り先しか用意されてないからさ」

三人は今、最後の運送屋家業に挑む!

【《灼熱の踊り子》亭】D-2

【追い剥ぎ小路】と【娼婦街】で請けたクエストのターゲットがいる店。三人はそこへ乗り込む。
中は中央の舞台を取り巻く形で席が並び、蛮族が群れを為していた。
銅鑼の音が響くと、舞台の上に一人の奴隷が上げられた。見れば舞台は大きな鉄板で、下では火が焚かれているではないか。
ここでは人間の丸焼きショーが催され、焼きたての人肉が蛮族達に振舞われているのだ。

テツヤ「ケッ。だらだら見ておく必要は無えな」 

男を舞台に乗せようとしている蛮族に遠慮なく殴りかかる。
周囲の蛮族達はいきり立って襲い掛かってきた。

リザードマンテイマー(レベル6)3匹が相手だ。

1ラウンド目。
テツヤが練技『キャッアイ』を使いながら攻撃。1匹を叩きのめし『ファストアクション』でもう一度行動。2匹目も倒す。イシマルとコウジが残りの一匹を叩くが、とどめには至らず。
敵の行動は「魔法で味方を支援」。とりあえず『バーチャルタフネス』というHP上昇魔法があったのでそれを使わせておく。

2ラウンド目。
三人で袋にして終了。

勝利はしたが、周囲にはまだまだ蛮族がいる。
早く次の行動を決めねばまた囲まれてしまう。

テツヤ「ジャバディーンとかいうバジリスクはどこだよ!?」

コウジ「2階席にいる髭紳士っぽい人がそれかな?」

二階席に駆け上がる三人。老紳士は三人がいきり立ってもまるで恐る様子はない。

ジャバディーン「今日の獲物は活きが良くて結構」

その側に控えるセイレーン(レベル6)とともに、三人との戦闘になる。

テツヤ「ケッ。スーツ着て女侍らしても、趣味が人の踊り焼きかよ! 悪趣味なんだよ!」

1ラウンド目。
先手を取れたので戦法を少し考える。石化の視線もあるし、このゲームのバジリスクは魔物形態へ変身する種族だ。変身する事によってさらに強くなるし、それまで与えたダメージもチャラにされてしまう。
リスクを覚悟で、ジャバディーンを全力で叩く事にする。イシマルがテツヤに『セイクリッドウェポン』、テツヤは『キャッツアイ』を使って命中UP。そしてファストアクションも使って敵を滅多打ちにする。運命変転まで使っての6連続攻撃が炸裂! ボス敵として強化されていたジャバディーンのHP89点を一瞬で0にした!(もし倒しきれなかったらコウジが攻撃魔法でダメ押しするつもりだった)

セイレーンは手の空いたコウジが『スリープ』で眠らせて大人しくさせておいた。ラウンド終了時、テツヤが毒の返り血でダメージを受けたが、この程度の被害なら些細な問題だ。

2ラウンド目。
セイレーンを袋にして終了。

ジャバディーンが倒されると、蛮族どもは我先にと逃げ出した。
店の奥には奴隷が何人も捕まっていたので、彼らを【追い剥ぎ小路】まで連れて行く事にする。

【露店市場】E-4

荷物受け取り先・1箇所目。特に何事もなく終了。

【追い剥ぎ小路】F-5

奴隷達を連れて“風の旅団”の本部へ。クエストの成功を報告する。
奴隷達はここで匿ってもらえるようだ。

コウジ「やっぱり、彼らも旅団の一員として戦う事になるのかなあ」

テツヤ「丸焼きとレジスタンス活動の2択なら選ぶ余地は無えよ。他にマシな選択肢のある街でもねえしな」

【娼婦街】E-7

ジャバディーン撃破の報告を行う。彼は名のある蛮族でもあったので、それも加味して報酬を頂く。
ついでにここで一泊しておいた。

テツヤ「もうここに泊まる事もねえだろうと思っていたんだが……」

コウジ「どこかで寝ないとペナルティ食らうからね」

【奴隷市場】D-5

荷物受け取り先・2箇所目。
荷物を受取った後、三人は肩を並べて相談する。

テツヤ「俺らもそこそこ戦えるようになったわけだが、市場破りが出来ると思うか?」

コウジ「試してみるのも良いんじゃない? あんまり欲張らなければ大丈夫だと思うよ」

この市場には常時50人からの奴隷がいる。蛮族どもを蹴散らして助ければ、救出できた人数に応じて経験値に換算されるのだ。
ただし市場なので蛮族の数は多い。

市場に入った三人、まずは競り会場に潜り込む。
周囲のオークションが盛り上がった所で……

テツヤ「おらよっと!」 ドガッ

コウジ「ゴメンね」 ばちこーん

イシマル「 」 メリッ

蛮族どもの横面に凶器攻撃。混乱に包まれる会場にて、三人は奴隷達へと駆け寄った。
だが当然、警備の蛮族が行く手を阻む。ワンダリングモンスター表で敵を決めるが、出現数は3倍(!)だ。

いきなり6匹のゴブリンシャーマン(レベル5)に囲まれている三人。

1ラウンド目。
テツヤはファストアクションで2回行動可能。ここはいつもと戦法を変え、ファイアーボールの魔法を2連発で叩き込む! コウジもファイアーボールの魔法で攻撃。範囲魔法3連発の火力は、抵抗に3回失敗したゴブリンシャーマンを確実に仕留める事ができるほどだ。だがこの魔法では5匹までしか巻き込めないし、敵に抵抗される事も充分に有りうる。結果的に、この攻撃で4匹のシャーマンを撃破。瀕死と無傷が1匹ずつ残ったが、瀕死の方をイシマルが殴ってとどめを刺す。
敵の反撃。ランダム行動表に従った所、よせばいいのに殴りかかってきた(敵の行動表がタイプ別に分かれていないので、魔法型のモンスターでもかなりの確率で殴りかかってくる)。前に出ているのはイシマルだけだが、強固な防具で弾き返した。

2ラウンド目。
袋叩きにして終了。

競り会場の奴隷達(5人)を救出。余力があるので会場の奥へ向かう。
5人一組で奴隷が檻に入れられているので、一つずつ鍵を開けて救助……するのだが、檻一つ開けるごとに蛮族の群れが駆けつけてくる。
一つ目の檻を開けるや、今度はマーマンビショップ(レベル6)が三匹現れた。

テツヤ「マーマンなら陸上に出てくんなよ!」

コウジ「まぁ彼らが出てこなかったら別の敵がセレクトされるだけだと思うよ」

1ラウンド目。
イシマルが『セイクリッドウェポン』でテツヤを強化、練技『キャッツアイ』で命中を補正しながら、テツヤが敵を攻撃。マーマンを一匹沈めると、ファストアクションで別の敵を攻撃。これも沈める。残った1匹にコウジが『スリープ』の魔法を飛ばして眠らせる。攻撃が助けた奴隷達に及ぶ危険があるからだ。

2ラウンド目。
眠っている敵を叩きのめし、とどめを刺した。

コウジ「これで10人救助。けど早くも残りMPが乏しいかな。脱出の際、2連戦しなきゃならないからね」

テツヤ「なに? なんで2回?」

コウジ「奥→市場へ戻る時に1回、市場→脱出で1回だよ」

テツヤ「すっかり囲まれてるんだな俺ら。仕方ねえ、10人も連れ出しゃよくやっただろ」

奴隷を連れて市場へ戻る三人。

今度はセイレーンが三匹立ち塞がる。
1~2ラウンド共、マーマンビショップ達相手と全く同じ戦法で戦う。そして全く同じ結果で勝利。

テツヤ「あと1回で脱出だな! 次はどいつらが相手だよ!」

コウジ「ドレイク(レベル6)だね。見た目は人間だけど、実は竜形態に変身できるという種族。蛮族のエリート階級で、上位ドレイクは爵位付きで呼ばれるんだ。変身されるとパワーアップだから、その前に倒したいね」

テツヤ「昨日のバジリスクといい、そういう種族が妙に多いな」

1ラウンド目。
同じ戦法で2匹は沈める。後の一匹だが、コウジのダイス目が腐っていたので眠らせる事ができない。

コウジ「あ、運命変転があるじゃないか」

まぁ要するに全く同じ手順で勝ちましたとさ。

奴隷市場を脱出した三人、彼らを連れて隣にある【木漏れ日の施療院】へ入る。
ウルスラに訳を話すと、奴隷達の面倒を見る事を快諾してくれた。

激減したMPを回復するため、三人はここに泊まる事にする。次の日の朝まで。

テツヤ「今日はほとんど移動しなかったな」

コウジ「安全第一だよ」

【骨の川】B-6

テツヤ「【ヤムールの酒場】は北なのに、なんで南西にあるここへ来たんだ?」

コウジ「ここでスケルトンいじめると★1個と小銭が貰えるから」

遺骨を粗末にした後、改めて北へ向かう。
なお、6回目以降はボーンナイト(レベル9)という超強いスケルトンが出るようになるので注意だ。
このすぐ後、ランダムイベントで2匹のスケルトンソルジャーに襲われたのだが、特に因果関係は無いだろう。多分。

【ヤムールの酒場】B-2

酒場に戻る直前に、荷物搬送ミッションのイベント発生。
蛮族に呼び止められる。案の定、荷物を奪おうとしているようだ。

バジリスクが1匹出現。しかもボスとして強化されている。

テツヤ「ジャバディーンの親戚が仇討ちにでも来たのか?」

コウジ「まぁ同じ戦法で勝てるでしょ」

勝てました。

テツヤ「なんか最近、ずっと同じ戦い方しかしてない気がするんだが」

コウジ「パーティの編成を間違えたかな……? まぁ今さら気にしても仕方ないよ」

ヤムールに荷物を届けて任務達成。
能力値の成長を終えた後、経験値を数える。

コウジ「なんだかんだで4000点以上入ったね」

テツヤ「ありゃ? もうそんなにか?」

コウジ「レベルが上がるとミッション・クエスト・敵、どれから入る経験値も大きくなるからね。1万点も意外と近いかも」

テツヤ「そうかい。よし、次のクエスト請けておこうぜ」 

受注したのは魔物の討伐。
特定地点にいる敵を倒して来いという依頼だ。

テツヤ「ヘッ、ようやくらしいのが来たな」

コウジ「まぁお使いに変わりはないけどね。けど目的地がまた南側ばかりだなあ」

テツヤ「ならついでに市場破り再びと行くか! 今度は目標15人な!」

コウジ「やる気満々だなあ。まぁ良い事だけど」

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2009年5月29日 (金)

ミストキャッスルリプレイ2-16.5 適正レベルダウン

【請けたクエストに従い、蛮族の討伐に出向こうとする三人。しかしなにやらハプニングの様子……】

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(6)/ファイター(5)/スカウト(5)/エンハンサー1

器用度17+2 敏捷度19 筋力18 生命力15 知力26+2 精神力21 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(5)/スカウト(5)/
ソーサラー(5)/エンハンサー1

器用度16+2 敏捷度23 筋力18 生命力17 知力19+2 精神力16 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(5)/プリースト(5)/セージ(5)/レンジャー1/エンハンサー1 

器用度16 敏捷度12 筋力29+2 生命力33 知力10+2 精神力18 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

出発直前になっていきなり揉め始める三人。
穏やかでない話だが、その理由とは……

テツヤ「だからルールはよく読めって言ったろうが。指摘してもらうまで素で気づかんかったろうテメー」

コウジ「うん、全然気づかなかったね。クエストはあくまで★(経験値)が増えるだけで、レベルアップはミッションをクリアした時だけみたいだ」

テツヤ「教えてくれた通りすがりさんよ、どうもありがとうですぜ。しっかしどうすんだ、始めからのやり直しは絶対に嫌だからな」

コウジ「能力値を下げなくちゃね。今までどのミッション・クエストをクリアしてきたかはメモしてるから、再計算は可能だよ。合計が10以上下がるけど、これは『実は上がってなかった』だから仕方がない。正確に、いつ、どの能力値が上がってきたかはうやむやになっているから、いっそ始めから上げなおすって事になるけど」

テツヤ「チッ。まぁしょうがねえわ。正直、ボーナス+3の能力値がごろごろ出だしてからはなんかおかしいなって思ったがよ」

コウジ「実は僕も思っていた」

テツヤ「だったら確認しろよ! 他所様のリプレイ見るとかよ!」

コウジ「えー。だって『ミストキャッスルリプレイ』で検索するだけで、検索結果がごろごろ出てくるし。もうちょっと少なかったらあちこち見たんだけどね」

テツヤ「……グーグルだとこのブログもしっかり出てるぞ。1ページ目に」

コウジ「あ。本当だ。いつの間に」

テツヤ「全国規模で間違い晒しかよ。チッ」

コウジ「晒しついでにもう一つ間違いがあるよ。このゲーム、同じ装備品を二つ装備しても効果の重複は無いみたい。だから<能力増強の腕輪>は1個外さなきゃダメだね」

テツヤ「ゲッ! ますます能力値が落ちるじゃねえか!」

コウジ「違うよ、『上がってなかった』んだよ。じゃあ決めなおすね」

↓再決定後

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(6)/ファイター(6)/スカウト(6)/エンハンサー1

器用度16+2 敏捷度18 筋力18 生命力13 知力19 精神力18 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(6)/スカウト(7)/
ソーサラー(6)/エンハンサー1

器用度16+2 敏捷度19 筋力14 生命力15 知力18 精神力13 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(6)/プリースト(6)/セージ(6)/レンジャー1/エンハンサー1 

器用度12 敏捷度12 筋力25 生命力30 知力10+2 精神力15 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

テツヤ「やれやれ。まぁ思ったほど悲惨にゃならなかった印象だな」

コウジ「スクワットしながらの商談は無駄っぽくなっちゃったけどね。これからはランダムミッションもこまめに請けていこう」

テツヤ「そういや荷物の運搬も、引取りだけして渡してねえな。さっそく行くとすっか」

コウジ「うん、行こう。あと1万点ぐらい経験値貯めればクリアできそうだよ。もう一息だ」

テツヤ「うえ、まだそんなにかよ……。★にして50個とは、なんか遠く感じるな。このゲーム、そんなにクエストやミッションあったっけか?」

コウジ「いざとなったら5レベルモンスター200匹倒してもOKだし、まぁなんとかなるよ」

テツヤ「その方法は正直勘弁だ……」

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2009年5月27日 (水)

ミストキャッスルリプレイ2-16 動かざること山のごとく

【娼婦街を後にし、三人は修行のため“風の旅団”の拠点へ向かう。三人をいかなる試練が待ち受けるのか……】

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(6)/ファイター(5)/スカウト(5)/エンハンサー1

器用度17+2 敏捷度19 筋力18 生命力15 知力26+2 精神力21 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(5)/スカウト(5)/
ソーサラー(5)/エンハンサー1

器用度16+2 敏捷度23 筋力18 生命力17 知力19+2 精神力16 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(5)/プリースト(5)/セージ(5)/レンジャー1/エンハンサー1 

器用度16 敏捷度12 筋力29+2 生命力33 知力10+2 精神力18 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

(今回のMAP)

26 コウジ「今から【追い剥ぎ小路】に向かうわけだけど、途中にある【廃屋】に立ち寄って遺跡を漁っておくよ。これも経験値になるからね」

テツヤ「まぁ部屋が連なってるだけの建物だしな。パパッと潜っちまおう」

【廃墟】F-6

中には研究者の部屋や未完成の魔道メカが襲ってくる部屋などがあったが、さほど苦戦もせずに先へ進む。
隣の区画が安全に休憩できる場所なのでMPの心配をせずに済むのは大きい。
最深部にて大型戦闘用魔道機械・ドゥーム(レベル5モンスター)に襲われたが、既に三人の敵ではなかった。

コウジ「結局。たいしたアイテムはなかったね」

テツヤ「まぁこんなもんだろ。一応、街の古代魔法装置に関する文献はあったしな。俺らがもう知ってる情報だからなんて事無かっただけで」

三人は一路北を目指す。隣の区画が目的地だ。

【追い剥ぎ小路】F-5

三人が“風の旅団”の拠点ル=ロウド神殿に顔を出すと、団長のトホテルは愛想良く歓迎してくれた。
さっそく彼からクエストを請ける。

クエスト:《守りの剣》の探索

霧の街に隠されている、蛮族の力を弱める<守りの剣>の所在地を突き止める(※三人はもう知ってる)。

クエスト:“スエラの炎”の探索

蛮族に反抗する組織“スエラの炎”と連携を取りたいので、その拠点と首領を調べる(※三人はもう知ってる)。

クエスト:“月夜蜂”の探索

蛮族に反抗する組織“月夜蜂”と連携を取りたいので、その拠点と首領を調べる(※三人はもう知ってる)。

コウジ「うん、一歩も動かずに達成できるクエストが3つもあったよ。当然、全部達成だね」

テツヤ「うへえ……またスクワットしながら報酬だけ貰うのかよ」

コウジ「うん、確かに拍子抜けする気持ちもわかるかな」

よって今回は腕立て伏せしながらイシマルに金を受け取らせた。

コウジ「うん、今回のクエスト成功で次のレベルアップに必要な経験値が貯まったね。これで技能も強化できるよ」

テツヤ「なんかもう好きにしろって感じだな」

コウジ「これで各人、主要な3つの技能はレベル6だね。そして例によって、誰か一人の技能レベルを1つ、7にできる。これは僕かテツヤか迷う所だけど、やっぱりテツヤかな」

テツヤ「へいへい、グラップラーを……」

コウジ「違うよ。上げるべきはスカウトだね。これが7になると、戦闘特技《ファストアクション》が自動取得できる。これは1ラウンド目に先攻を取れた時だけ、そのラウンドのみ2回行動できるという特技なんだ。これで1ラウンド目だけ、テツヤは最大で6回攻撃を狙う事ができるようになるよ」

テツヤ「部屋の中でスクワットだの腕立て伏せだのやってばかりだったってのに、そんな特技を覚えられるとは驚きとしか言い様が無えな」

コウジ「凄いね人体。それじゃ次のクエストも請けておくよ」

クエスト:《灼熱の踊り子》亭の奴隷の解放

《灼熱の踊り子》亭には、多くの人々が囚われている。彼らを解放してここへ連れて来る事。

テツヤ「そこにいる蛮族って“月夜蜂”で始末しろって言われてた奴だったんじゃねえの?」

コウジ「そうだね。目的地は一緒だから、二つのクエストを一辺にこなせてお得だね。あちこちから恨まれてる人がターゲットで助かったよ」

テツヤ「荒んだ事言うんじゃねえよ。あくまで人助けを兼ねて行くんだ、わかれ。いいな?」

コウジ「うん、了解。人助けは気持ちがいいよね。こういう事を言うとすぐに偽善がどうとか言う人もいるけど」

テツヤ「良い事に難癖つけて喜んでるような奴は、人助けする側にまわれないタマ無し野郎なんだろうよ」

コウジ「うん、僕らはタマ有り野郎になろうね」

テツヤ「言い回しの言葉尻を捉えてる時点で駄目かもしれねえな……」

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2009年5月24日 (日)

ミストキャッスルリプレイ2-15 色町スクワット

【脱出イベント寸前まで漕ぎつけた三人は、最終決戦を乗り切れる力を求めて修行の旅に出る。目指すは南、娼婦街……】

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(6)/ファイター(5)/スカウト(5)/エンハンサー1

器用度17+2 敏捷度18 筋力18 生命力15 知力23+2 精神力18 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(5)/スカウト(5)/
ソーサラー(5)/エンハンサー1

器用度16+2 敏捷度22 筋力16 生命力17 知力18+2 精神力14 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(5)/プリースト(5)/セージ(5)/レンジャー1/エンハンサー1 

器用度14 敏捷度12 筋力28+2 生命力31 知力10+2 精神力17 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

(今回のMAP)

26 コウジ「さて、E-7の【娼婦街】にやってきたわけだけど。ここのクエストは結構凄いね。『~を倒せ』とかいう暗殺イベントが目白押しだ」

テツヤ「なんかおかしくねえか。なんで色町で請ける仕事がヒットマンなんだよ」

コウジ「嫌な客だから始末しろって理由なのかなあ」

テツヤ「キルターゲットの中にバジリスクとかあるんだが。女を買いに来るのか。トカゲが」

コウジ「あ、このゲーム、バジリスクは人の姿に変身できる種族だから」

テツヤ「おいィ? マジで揉めてる客の始末なんじゃねえだろうな!?」

クエスト:“貪欲卿”ズ・グリの討伐

オーガのズ・グリを始末する。

コウジ「さらにこのクエストは特殊で、もう一つ同時に別のクエストも依頼される」

クエスト:水門の開閉コードの入手

水門の開閉コードを調べてくる。

テツヤ「で、3つとも知ってる俺らとしては……」

コウジ「うん、任務達成。報酬を貰ってレベルアップだよ。さあ、筋力が上がってもいいようにスクワットしながらお金を貰おう」

テツヤ「精神力が上がった時は、このおかしな状況に慣れて神経がズ太くなるんだろうよ……」

僅かに能力値が上がった三人、オーガのズ・グリを目指して敵の住処へと向かう。

【廃墟】F-6

以前は通り過ぎた場所だが、今回はここに入っていく。
廃墟の前では数人の蛮族がおり、10人ほどの浮民を捕まえていた。廃墟の中には遺跡があるので、そこに潜って金目の物を取って来いと言うのだ。
蛮族の親玉こそ、オーガの“貪欲卿”ズ・グリである。

Photo ズ・グリ
「おう、新しい連中が来たな。
お前ら、遺跡に入れ。財宝とってこい」

テツヤ「悪いが先にする事があるんでな」

三人が断った途端、ズ・グリは部下をけしかけてきた。

まずはセイレーンと戦闘。レベル6の敵だが単体である。

1ラウンド目。
テツヤの魔力撃上乗せ連続攻撃がHIT。あまり頑丈な敵でも無いので、これで簡単に吹っ飛んでしまう。

テツヤ「見事なかませ犬っぷりだな。たいした部下だぜ」

コウジ「一応、ズ・グリは従うか戦うか、聞き直してはくれるけど」

テツヤ「ありがてえ。思い切り殴らせろと言ってやれ」

今度こそズ・グリと戦闘開始。
このゲームのオーガはなんとレベル7、しかも魔法まで使ってくる強敵なのだ。
しかもズ・グリはボスとして強化されており、HPが83点。ここまで戦った中で間違いなく最強の敵である。

1ラウンド目。
久しぶりにイシマルが敵の弱点を見抜いた。これにより味方の命中力が1上がる。ワンターンキルは諦める事にして、まずはコウジがパラライズで敵の回避力低下を狙う。なんとダイスが1ゾロで自動失敗!……だが運命変転でダイス目を反転、6ゾロにして自動成功させる事にした。動きの鈍った敵をテツヤが攻撃。魔力撃を上乗せした打撃は命中・ハズレ・追加攻撃が命中の2HIT。さらにイシマルがテツヤを「かばう」で守りながら攻撃。
やはり予想通りに敵は耐え切り、反撃に出る。敵の行動は打撃。案の定テツヤに向かったがイシマルが阻止。固いイシマルはさほどダメージを貰わない。

2ラウンド目。
イシマルがテツヤに『セイクリッド・ウェポン』で命中・打撃を強化。攻撃は景気良く3発命中。それでも瀕死で耐えたオーガにコウジの『ブラスト』の魔法が炸裂、とどめを刺す。

テツヤ「やれやれ。勝ったな。攻撃魔法がこなくて良かったぜ」

コウジ「ここには遺跡もあるけど、どうする?」

テツヤ「MPも減ってるし今は無視でいいだろ。クエストの目的でもねえし……あ、そういやここに運搬して欲しい荷物を持って来てるNPCがいる筈だったな」

荷物を受け取り、娼婦街に引き返して戦勝報告。報酬を受け取ってレベルアップした。

クエスト:“骨しゃぶり”ゾンネンフェレスの討伐

トロールのゾンネンフェレスを始末する。

テツヤ「今度はこれか。本当に暗殺が多いな」

三人は西にある【廃屋】へと向かった。

【廃屋】C-7

ここも今までは通過するだけだった場所だが、今回は中へと踏み込む事にする。
廃屋の地下へ降りていくと、トロールが一匹住んでいた。
彼がゾンネンフェレス、上位蛮族ながら部下を持たずに一人で人狩りしながら暮らしているのである。
一応<奴隷の首輪>を付けている三人、いきなりは攻撃されない。

ゾンネンフェレス「おお? 何の用だ?」

テツヤ「蛮族の力を削ぐために、あんたを消してくれって頼まれちまった」

ゾンネンフェレス「ああ、そうけ」

このゲーム、トロールもまた怪力と魔法を得意とする強敵だ。
ただし使う魔法は神聖魔法。邪神の信徒であるらしい。

1ラウンド目。
攻撃フォーメーションはオーガ相手と同じ。倒しきれないのも同じ。
敵の反撃は攻撃魔法『フォース』。狙われたのはイシマルで、運良く抵抗には成功。ダメージは13点だったが、抵抗に成功しているので半減して7点のダメージ。

2ラウンド目。
これまたオーガ相手と同じ戦法で戦う。そして撃破したのもやはり同じだった。

コウジ「あ、運河通行証発見。僕らはもう持ってるけどね」

テツヤ「なんか隠し扉もあるみてえだな。ちと探ってみるか」

奥は小さな部屋になっており、本の詰まった棚があった。
調べてみると、霧を晴らす魔法装置の存在が示唆されている。

テツヤ「まぁこれももう知ってるけどな。来るのがちと遅かったか」

コウジ「とりあえず帰って報告だね」

娼婦街に引き返して戦勝報告。報酬を受け取ってレベルアップ。次のクエストを請ける。

クエスト:<夢薬販売委任状>の入手

<夢薬販売委任状>を手に入れ、アリアドネに渡す。

テツヤ「あれ? 確かだいぶ前に手に入れて、ウルスラさんに渡しちまったよな」

コウジ「そしてとっくに灰になってるね」

テツヤ「じゃあ達成不可能じゃねえか。どうすんだよ」

コウジ「できないなら正直に言えばいいと思うよ。つまり任務失敗って事だね」

ついにクエスト初失敗。
しかしこのゲーム、失敗しても貰える経験値が半減するものの、能力値アップはできるのだ!

コウジ「さあ、スクワットしながら失敗報告だよ。どんどん逞しくなろう」

テツヤ「言い訳しようの無い奇人だぜこれは」

クエスト:“縊り屋”モ・ルゲの討伐

【泉のある広場】で人々襲っているボガードのモ・ルゲを倒せ。

コウジ「とっくに倒してるね。今度は成功報告しながらスクワットできるよ」

テツヤ「あーあー、嬉しくて泣けるぜ。早く次のクエストを請けてくれや」

クエスト:“黒こげにする”ジャバディーンの討伐

【《灼熱の踊り子》亭】で人族を食らうバジリスクのジャバディーンを倒せ。

テツヤ「おっと、いきなり目的地が遠くなったな。これまでは1回の移動で行ける場所ばかりだったんだが」

コウジ「付け加えるならレベル的にもちとキツめだよ。これともう一つが、娼婦街で請けられる最後の依頼だからね」

テツヤ「もう一つ? ああ、また同時に依頼されんのか。OK、やってやろうぜ」

クエスト:名のある蛮族の討伐

この街には至る所に固有の名前を持つ蛮族がいる。彼らを討ち取る度に、経験値と報酬が貰える。

テツヤ「なんともまあ、物騒なこって。しかしリストアップされた奴には闘技場でしか出ない奴も結構いるな」

コウジ「ま、機会があったら倒してここに報告にくれば良いよ。じゃあ娼婦街を出ようか。次は【追い剥ぎ小路】で風の旅団からクエストを受けないとね」

テツヤ「やれやれ。今回も能力値はかなり上がったが、どうにもご都合主義で冴えねえ感じだな」

コウジ「ま、そうじゃないと『依頼を受けずにイベントを終えたから経験値を損する』みたいな状況が発生するからね。ありがたい仕様だよ」

テツヤ「しかし娼婦街、始末しろばっかで街の脱出には繋がらないんだな」

コウジ「そりゃ本人達が脱出する気ないからじゃない?」

テツヤ「住めば都なのかねえ。あんなに殺しばっか発注してて、とてもそうは思えないがな」

コウジ「振り返って見ると、始末を頼まれたのはお客にならならさそうな蛮族ばかりだったし。そこら辺に理由があるのかも」

テツヤ「女買わねえ蛮族は死ねってか。ヤる方もヤられる方も恐ろしすぎだろこの街」

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2009年5月22日 (金)

ミストキャッスルリプレイ2-14 引き篭もり的室内修行

【サンドリーヌ婦人に力を貸して出口を教えてもらう事にした三人。彼女の依頼をこなし続け、その先に待つゴールへと向かう……】

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(6)/ファイター(5)/スカウト(5)/エンハンサー1

器用度16+2 敏捷度18 筋力18 生命力15 知力21+2 精神力17 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(5)/スカウト(5)/
ソーサラー(5)/エンハンサー1

器用度16+2 敏捷度21 筋力15 生命力16 知力16+2 精神力14 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(5)/プリースト(5)/セージ(5)/レンジャー1/エンハンサー1 

器用度12 敏捷度12 筋力27+2 生命力30 知力10+2 精神力16 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

(今回のMAP)

26 コウジ「これからサンドリーヌさんのクエストをこなしていくわけだけど、見事に街から脱出するための手順みたいになってるね」

テツヤ「わかり易くていいじゃねえか。さて、順番にこなしていこうかい」

コウジ「しかしこのゲーム、出されるミッションはまず適正レベルの物から順番なんだよね。簡単な物からってわけじゃない」

テツヤ「適正なら難しくもねえだろ。なんかここの所調子良いし、なんとでもなるわな」

コウジ「そろそろ躓きそうな気がしないでもないなあ……」

クエスト:水門の開閉コードの入手

水門の開閉コードのうち、2つを入手してサンドーリヌに報告せよ。

テツヤ「もう全部知ってるけど。俺ら」

コウジ「じゃあここで報せればいいよ。これで任務達成だね。報酬を貰ってレベルアップしよう」

テツヤ「……なんか不自然じゃねえか? スキルや能力値が上がるほどの事してねえだろ。部屋の中で喋ってただけじゃねえか」

コウジ「会話に何かヒントがあったんじゃないかなあ。『一つ目の開閉コードは承知しましたわ。巨漢を始末する時は身体の末端から処理すべきです。では二つ目の開閉コードを教えてくださいまし』という話によって、僕の器用度が1上がったんだよ」

テツヤ「開閉コードより先に病院の予約が要るだろうがよ」

クエスト:<運河通行証>の入手

【翡翠の塔】にある運河を利用するための通行証を手に入れてサンドリーヌに渡せ。

コウジ「気を取り直して次のクエストを請けるよ」

テツヤ「あー……なるほど。あの塔に水門があるんだろうな」

コウジ「目的地も判明したね。でも今は通行証を手に入れてこよう」

三人は館を出る。
目指すは北西、三色の天幕。ここでザバールポイント500と引き換えに<運河通行証>を貰えるのだ。
既にポイントは2000程度あるので、1個ぐらいならわけなく貰える。このクエストもあっさりクリア。

クエスト:クレア・クレアへの使い

クレア・クレアというエルフから「シェラースの光」という魔法装置の情報を聞いてくる。

テツヤ「次のクエストはこれか。これももう知ってるわけだが、やっぱり……」

コウジ「クエストクリアだよ。さ、能力値UPしようか」

テツヤ「俺、筋力上がったぞ……。なんでなんだよ……」

コウジ「サンドリ-ヌさんとの会話に筋力の上がる秘訣が……」

テツヤ「筋肉なめんな」

クエスト:ザバールへの使い

<サンドリーヌの手紙>を渡されるので、それを【三色の天幕】にいるディエゴとダリオに渡してくる。

テツヤ「またあのテントかよ。2回の移動で行ける距離だぞ」

しかも【ヤムールの酒場】を経由すれば敵との遭遇も絶対起らない。
無事に手紙を届けてレベルアップ。

コウジ「こなしてるイベントは少ないから技能レベルは上がらないけど、能力値は今回だけで4点上がったね。うん、確かに調子良いよ」

テツヤ「むしろムシが良いと思うぞコレ」

クエスト:ハイネの救出

真紅の髪のハイネという少女を探し出し、この館まで連れて来る。もし<奴隷の首輪>を付けられていたら、それを外してくること。

テツヤ「ほう、ようやく手応えのありそうなクエストだな」

コウジ「前にそんな女の子を見たね。確か……蛮族の牧場で」

テツヤ「おう、あそこはいつか破ってやろうと思っていたぜ」

一路南へ向かう三人。

【牧場】C-6

牧場に着いた三人、さっそく侵入経路を探す。
5mほどの壁に囲まれているが、しばらく周囲を歩くと昇るのに手頃な木が見つかった。難なくよじ登り(あるいは空を飛んで)、そこから中に入る。
しかしやはりここは蛮族の経営する牧場、見回りがいて当たり前。

ケンタウロスインペイラー出現。しかし敵は一匹、三人は口を封じるため即座に攻撃する。

1ラウンド目。
イシマルから「セイクリッド・ウェポン」を受けたテツヤの魔力撃上乗せ連続攻撃がHIT。景気よく叩きのめした。生きていたら攻撃魔法をブチ込もうとしていたコウジは動く必要さえ無し。

急がないといくらでも敵が出る。急いで目当ての少女を探す三人。
幸い、目立つ容貌(というか髪)なのですぐに見つかった。

Photo ハイネ
「あら?
以前にお会いした事、ありませんでした?」

テツヤ「おっしドンピシャ! おいお嬢さん、ちょいとばかり顔かしてくれねえか?」

ハイネ「まぁ! 私、一度外を見てみたいと思っていましたの」

テツヤ「こりゃ話が早え。しかしこの娘、やっぱり首輪付けられてんのな。外すための鍵はどこか……」

コウジ「向こうに管理事務所みたいな建物があるから、あそこじゃない?」

得物を手に殴りこむ三人。しかし出現判定は運良く「遭遇無し」。
中を探すと、確かにそらしい鍵があった。ハイネの首輪はあっさり外れる!
こうなったら長居は無用。三人は近くの木をよじ登って外に出た。

テツヤ「さあて、あっさりと成功したな」

ハイネを屋敷に連れて戻ると、奴隷のクリスが大喜びですっ飛んできた。
サンドリーヌも我が事のように喜んでいる。

テツヤ「なんか事情がありそうだな。まぁそれもじきにわかるだろうけどよ」

コウジ「じきっていうか、次のクエストがサンドリーヌさんが出す最後の依頼だよ。それでわかる筈だけど」

サンドリーヌ「はい。引き受けてくださるなら、私は全てを打ち明けます。私たちと共に街を出てくださるのなら」

テツヤ「共に、か。この街の貴族サマなら当然蛮族の筈だが。それが夜逃げするとはただならぬ話だな。しかし今引き請ける気にはなれねえ」

コウジ「レベル不足の懸念があるからだね。最後の依頼を請けるのは、もう少し自信がついてからかな」

サンドリーヌ「わかりました。その日が決して遠くない事を信じて、今しばらく待ちましょう」

こうして三人は一路南へ向かう。

テツヤ「【木漏れ日の施療院】のウルスラさん、【娼婦街】のアリアドネ、【追い剥ぎ小路】のトホテル……どれから当ったもんかね」

コウジ「ここは娼婦街かな。今回わかったとおり、一歩も動かずクリアできるクエストが存在する可能性があるから、クエストを1度も請けていない所から行った方がいい」

テツヤ「また部屋の中の話で筋力を上げるわけか……」

コウジ「スクワットしながら仕事の話をしちゃいけないって決まりは無いよ」

テツヤ「してる奴もいねえけどな!」

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2009年5月19日 (火)

ミストキャッスルリプレイ2-13 有閑マダムの僕になる

【気がついたらそこそこの実力とある程度の情報を得ていた三人。街を出る日も近そうではあるが、開け方を知っていても出口がどこかわからない……】

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(6)/ファイター(5)/スカウト(5)/エンハンサー1

器用度16+2 敏捷度18 筋力18 生命力15 知力21+2 精神力16 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(5)/スカウト(5)/
ソーサラー(5)

器用度16+2 敏捷度20 筋力15 生命力16 知力16+2 精神力14 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(5)/プリースト(5)/セージ(5)/レンジャー1/エンハンサー1 

器用度12 敏捷度12 筋力26+2 生命力30 知力10+2 精神力16 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

(今回のMAP)

26 コウジ「地図は完成したけど、これからどう進めるかがわからないね。出口に関する情報が不足している。まぁわかり易い手段が一つあるけど」

テツヤ「マジで?」

コウジ「【三色の天幕】でザバールさんからもらうクエストをこなしていけば、とりあえず脱出はさせてもらえるよ。水門の開閉コード、集めた意味がなくなるけど」

テツヤ「あー……なんか味気無いな。まだもうちょいレベルアップの必要あるし、他の人からの依頼こなしながら出口探せばいいんじゃねえの?」

コウジ「そうだね。じゃあ【木漏れ日の施療院】以外の場所でクエスト受ける方針で行くよ」

今までかき集めた戦利品を換金・預けるためもあり、まずは拠点の【ヤムールの酒場】に戻る。

【ヤムールの酒場】B-2

コウジ「ついでにここでランダムミッションを一つ引き受けるよ。どうせあちこち彷徨う事になるだろうから、ついでにお金と経験値を稼げるからね」

テツヤ「そうだな。しかし……所持金が2万超えてるとは驚きだ。何か計算間違ってるんじゃねえのか?」

コウジ「一回も全滅してなければこんな物なんじゃないかな。お金があるなら装備を少し考えようか」

請けた仕事は「荷物の輸送」。【帰らずの街】と【廃墟】へ行かねばならない。

【三色の天幕】A-1

まずはテツヤの武器を新調。同製品:魔法の武器+1にする。これで命中とダメージが1ずつ上昇。
さらにイシマルの防具も新調し、フルメタルアーマーとスパイクシールドを装備させる。

テツヤ「おや? ランク的に無理じゃねえの?」

コウジ「装備できる1ランクだけ上の武具なら、必要筋力を10上回ってればOKみたい。ただし特殊能力――魔法ダメージ軽減とか、特定の能力値上昇とか――があっても、その効果は受けられない。逆に言えば特殊効果の関係ない、数値だけ高い武具なら問題なく使えるよ」

テツヤ「なにぃ!? それ知ってればもうちょい筋力上げてたぞ!」

コウジ「これも初プレイの不手際だね」

歯軋りするテツヤには我慢してもらい、三人は酒場へ戻って金を預ける。
そして向かうは東隣の館。

【明かりの灯る館】C-2

凶悪な棘が無数に突き出している鉄の柵に囲まれた庭園の向こうに、小さな館が見える。その窓には明かりが灯っており、人の気配がする。
表門の柱には、汎用蛮族語と交易共通語で『サンドリーヌ館』と書かれた札が嵌め込まれている。

テツヤ「鍵を貰ったのはだいぶ前だよな。俺らの事はもうとっくに忘れてるんじゃねえの?」

コウジ「RPGの依頼主はメタルスライム狩りに何日もかけた後でも普通に待っててくれる人が多いから大丈夫だと思うよ」

そう言って鍵を門に差し込むコウジだが、なぜか鍵が合わない。

コウジ「錠前を交換しておくなんて、随分と手の込んだ追い返し方だね。意外とおかんむりみたいだよ」

テツヤ「そんなわけ無えだろ。裏口に回ってみるぞ」

裏口には呼び鈴があり「用がある人のみ、呼び鈴をどうぞ。ただし、死を覚悟の上で」と書かれてあった。

コウジ「凄い気合の入った引き篭もり方だね。こんな街だから誰も入れたくないのはわかるけど」

テツヤ「もう窓から入るしか無いのか?……つーか鍵穴どこよ」

よく見ると呼び鈴の後ろに鍵穴がある。そこに鍵を差し込むとすんなり回った。
しばらくすると裏口が開き、中から見覚えのある召使が出てくる。

召使「いらっしゃいませ。奥にどうぞ」

コウジ「死を覚悟してないなら呼び鈴を鳴らさず開けろって事だったみたいだね」

テツヤ「どうしてこんなに回りくどいんだ……何かの病気か?」

三人は食堂に通された。しばらく後、一人の女性が顔を出す。

Photo サンドリーヌ
「この館にお客様を迎えるのは久しぶりですわ。
まずはお食事をどうぞ。
その後でわたくしのお願いを聞いていただけるかしら?」

出された料理を食べながら聞いてみると、彼女の奴隷が【黒の丘】へ行ったきり帰って来ないという。
彼――クリスという人間の男――を連れて帰って欲しいというのだ。

テツヤ「OK。奴隷とはいえ粗末にしねえ所が気に入った」

依頼を引き受け、三人は館を出る。
しかし途端に濃霧に巻き込まれた。物凄い不自然である。

テツヤ「うわっやべ。もうちょいで川に落ちる所だったぞ!」

コウジ「あ、イシマルが落ちた」

まぁコイツは飛べるので浮き上がるのは簡単。
水は汚かったが頑丈なイシマルは風邪一つひかず。

テツヤ「なんだこの突発的な事件は……」

コウジ「固定ミッションのイベントだよ」

テツヤ「いや不自然だろ。脈絡がねえよ。クリスって奴が実は霧使いの忍者とかいうオチならともかくよ」

コウジ「うん、それなら自然だね」

テツヤ「……おいィ」

目指すは南、【帰らずの街】を通過して荷物を回収。途中で奴隷市場を通過。

【奴隷市場】D-5

通りがかっただけなのだが、奴隷市場の前で声をかけられた。

メルキオレ「おお! あんたら! “風の旅団”の味方だろ? いい所にいてくれた!」

テツヤ「あそこの関係者か。何の用だよ?」

メルキオレが言うには、妹が蛮族に捕まり、ここで奴隷として売られるというのだ。
金は用意するので買い戻して欲しいと頼まれる。

テツヤ「妹か。それなら市場に殴りこみかけてでも取り戻さないといけねえよ。兄貴は妹のためなら命かけろって法律があるからな」

コウジ「違法時の刑が気になる法律だなぁ……」

メルキオレから4000G受け取り、三人は市場へ入った。
ここは浮民立ち入り禁止であり、“風の旅団”のメンバーでは入る事ができないのだ。

奴隷の競りをしばらく眺めていると、ムーランという少女が競売に出された。
値段は2400G。

テツヤ「あれか。入場料・手数料合わせても3000Gもいかねえや」

特に競争もおきなかったのであっさりと購入。奴隷用の首輪も渡されたがもちろん着けない。
メルキオレは市場の外で待っていた。抱き合って喜ぶ兄妹。

ムーラン「兄さん!」ひしっ

メルキオレ「ムーラン!」ひしっ

テツヤ「良い光景だ。今俺達は間違いなく正義に貢献した」

コウジ「まぁお金と経験値になるから文句は無いけど」

【黒の丘】D-6

丘に着いた三人はクリスの姿を求めて足を踏み入れる。
実は彼に会えるかどうかはランダムであり、運が悪いと延々彷徨う羽目になるのだが……

コウジ「あ。あれがそうじゃないかな」

テツヤ「おやま。割と早く見つかったな」

2回目の遭遇判定で四祖の陵墓に到着。その影に人がいるようだ。
が、三人の前に巨大な野獣が立ち塞がる!

テツヤ「でかい亀じゃねえか」

コウジ「大きな亀だね」

アイアンタートル(モンスターレベル6)が2匹出現。その名の通り、高い防御点を誇る頑丈な敵だ。しかも片方はボスとしてHPが強化されている。

1ラウンド目。
コウジはファイアーボールを叩き込む。これなら防御点が関係ないからだ。HPの低い方をテツヤとイシマルが攻撃。だがこの敵は意外と回避力も高く(有効打を与え難いという表現だろうか?)、弱い方さえ倒しきれない。
しかも弱い方の反撃がイシマルにヒット。ダメージで6ゾロが出る! しかし防具を新調したうえ、エンハンサーの錬技『ビートルスキン』を使ったイシマルの防御点は16。5点しかダメージを受けない。強い方の亀は甲羅に引っ込んだ。この状態では防御点が2倍になる。

2ラウンド目。
弱った方をイシマルが殴ってとどめ。甲羅に篭った亀にはテツヤとコウジの二人で攻撃魔法『ブラスト』を放つ。
亀も焦ったか、甲羅から出て反撃してきた。だがテツヤは回避成功。

3ラウンド目。
三人でタコ殴りにし、流石の固い亀も昇天。

テツヤ「やれやれ、手こずったぜ。敵のレベルもこっちに合わせて上がるから、6レベルぐらいの敵が平気で出てきやがるな」

亀が割れたのを見届け、陵墓から一人の男が出てくる。
冴えない優男といった風体の青年は三人に礼を言った。

クリス「ありがとう。そいつのおかげで身動きできなかったんだ。助かったよ」

テツヤ「やっぱりこの人がクリスか。後はサンドリーヌさんの所に戻るだけだな」

青年に事情を話し、一緒に来るように言う。
このゲームはNPCを連れていると戦闘に巻き込まれて死ぬ可能性があるので、ここからは寄り道をせず戻る事にする。
とはいえこの丘を出る前に、あと1回遭遇判定が必要なのだが……

コウジ「こういう時に限って敵が出るんだよね。グリズリーが一匹わいてきたよ」

テツヤ「どういう生態系なんだ、この丘は」

グリズリー(モンスターレベル6)と戦闘。
亀と同じレベルだが単体なので大した敵では無い。……NPCが巻き込まれなければ。

1ラウンド目。
先手を取ったので三人とも突っ込む。これで乱戦エリア形成、3人が倒されないと敵は後衛まで来れない。MPが減っているので三人とも打撃で戦う事にしたのだが、熊はタフで、サイコロ運も微妙に悪く倒しきれない。
反撃がコウジに向けられる……が、上手く回避。

2ラウンド目。テツヤの連続攻撃が炸裂して葬った。

熊殺しを果たして帰還する三人。後は問題なくサンドリーヌの館に戻る。

【明かりの灯る館】C-2

クリスを連れ戻すとサンドリーヌはえらく喜んだ。

コウジ「何か特別な感情が見えるね」

テツヤ「まぁ人様の事情に首突っ込むつもりはねえよ」

サンドリーヌ「流石に私の見込んだ人達ですわ。これからも私のために働きませんこと? 貴方達ならきっと良い報せを持って来てくれると思いますの」

テツヤ「この街の貴族サマにゃ言っちゃ悪いが、俺達、街を出たいんだよな」

サンドリーヌ「出口なら一つ知ってますわよ?」

テツヤ「マジで!?」

彼女の言う事には、依頼を果たして行けば、いずれそれを教えても良いという。それまで彼女の屋敷で寝泊りしても構わないそうだ。
宿泊施設は拠点がすぐ隣にあるので別にありがたくはないが、脱出の足がかりになるのは嬉しい話。
契約成立。がっちり握手。

テツヤ「なんか一気に目の前が開けたな。つーかなんでここをこんなに後回しにしてたんだ?」

コウジ「別のミッション・クエストに夢中だったからね。知らない所をうろうろする前に来るべきだったとは思うけど。まぁこれも初プレイ故の不手際だよ」

テツヤ「この人の奴隷にもなれるみたいだな。しかも脱出前には外してくれるという。先にミッションやらされるぶんハードルはあるが、ヤムールさんの次にありがたいキーパー候補なんじゃねえの?」

コウジ「貴族の御婦人の奴隷……なんか違う意味に聞こえるね」

テツヤ「ああ、耳糞をほじれよ。血が出るまでな」

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2009年5月17日 (日)

ミストキャッスルリプレイ2-12 神殿乱立しすぎ

【未開封地帯を行く三人。目指すサカロス神殿跡はどこにあるのか。それはサイコロだけが知っている……】

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(4)/ファイター(4)/スカウト(4)

器用度16+2 敏捷度18 筋力18 生命力14 知力21+2 精神力16 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(5)/スカウト(4)/
ソーサラー(5)

器用度16+2 敏捷度20 筋力15 生命力15 知力16+2 精神力14 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(4)/プリースト(4)/セージ(4) 

器用度12 敏捷度12 筋力25+2 生命力30 知力10+2 精神力16 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

(現在のMAP)

25 コウジ「残るは北東角の6マスだけだね。今いるのはE-3。まずは北から当ってみるよ。もしここが目的地のサカロス神殿跡なら、あとは施療院まで直帰するだけだ」

テツヤ「まぁこういう場合、大概は最後かその手前にあるのがパターンだけどな」

コウジ「実は内心、僕もそう思ってる」

【鮮血城】E-2

増築に増築を繰り返したような歪な建物がそそり建っている。
固く閉ざされた鉄製の両きの扉には、汎用蛮族語と交易共通語で「入れば命の保障なし。とっとと帰れ、この豚野郎! 鮮血城の主」と書かれた札がかかっている。

テツヤ「この文面からみて、城主はチンピラさんだろうな。パンチパーマかモヒカンのどっちかだろうよ」

コウジ「これで美形の貴族吸血鬼とかだったら逆にウケるかもしれないね」

正面の扉を調べると、鍵はかかっていないが罠はあった。
解除して中に入るが、地上5階地下2階のこの城、各階の階段前に必ず扉があり、漏れなく罠が仕掛けられている。

テツヤ「相当に病的なチンピラさんだぜ」

コウジ「チンピラじゃなくて、何か頭に病気をもってる人の可能性も出てきたね」

しかし個々の罠は簡単な仕掛けなので、スカウト2人体制のこのパーティにはそれほど苦にならない。
次々と解除し、各階を周って行く。

○1階
宝箱が2つ置かれていた。
片方は罠が仕掛けられているだけで空っぽだったが、もう片方には黄金の耳栓が入っていた。

コウジ「これは<ゴールデン耳栓>だね。普通の音は聞こえるけど、呪歌に対してのみ抵抗力を上げてくれる装備品だよ」

テツヤ「微妙に格好悪いな。まぁ持って行くけどよ」

○地下1階
天井が発光し、真昼のように暖かくなっている。
部屋の中いっぱいに植物が生い茂っており、見た事の無い果実がなっている。

試しに1個イシマルに毒見させてみたが、毒にも薬にもならないようだ。

テツヤ「普通に食うための物か。無理に全部食う必要もねえし、次に行くぜ」

○地下2階
部屋の中央には大きな泉があり、水の精霊を象った乙女像が並んでいる。
1体が水を注いでおり、三人が部屋に入ると、中から声が響いてきた。

像「ご入浴ですか? 薬湯をご希望でしたら、薬草を泉に溶かしてご利用ください」

テツヤ「……ようするに風呂なんじゃねーか。湯治の必要なほどケガしてねえし、先行くぞ」

コウジ「そういえば市販されてるポーション類、一度も買った事無いね。レンジャー技能があれば回復効果も上がるし、結構便利な筈だけど」

テツヤ「誰もレンジャー技能とってねえからな……まぁ今考える事じゃねえよ」

この部屋には隠し扉があった。三人はその奥へ踏み込む。
正面に青白く輝く巨大な影が立ち塞がり、雷鳴のごとき声をあげた。

影「この不埒者! ただちに立ち去れ!」

声と同時に、周囲に稲妻が走る。しかし三人はじっと影を窺った。

テツヤ「なんだコイツ。城門に書かれてた字と、えらく違う喋り方じゃねえか」

よく見ると人影は幻のようだ。得物を構えて奥に踏み込むと影は消滅する。

Photo ユディト
「あわわ、ばれちゃった。
“お母さん”、よその人が来たよ~。どうしよう……」

そこに居たのは人間の少女と女性型のルーンフォーク(人造人間)。
どうも攻撃はしてこないようなので、とりあえず何所の何様なのか話を聞いてみる。

ユディトは現城主であり、亡き父が残した二人の女性型ルーンフォークに育てられながら、ここで父の後を継ぐべくマギテックの研究をしているのだと言う。
別に悪人ではないようで、三人が境遇を正直に話すと、第3の水門開閉コードを教えてくれた!

テツヤ「おお! 何気に開閉コードが全部揃ったじゃねーか! 脱出目の前だぜ」

ユディト「でも私たちの事を、外の人に教えちゃダメだよ?」

さらにユディトは一つのベルをくれる。
これがあれば1階からルーンフォークのアデ(ユディトの母親代わりだ)を呼び出して、この部屋まで安全に案内してもらえるのだ。
さらにこの部屋の奥には図書室があるので、調べ物をしたければ使っても構わないと言ってくれる。

テツヤ「至れり尽くせりだな。これで無料だってんだから恐れ入るぜ」

コウジ「図書館でも何か重要な情報が見つかるかもしれないね」

しかしそうは上手くいかないのが世の中。しばらく本と格闘してみたが、蔵書が多くて調査には手間取るうえ、見つかるのは既に知っている情報ばかり。

テツヤ「ま、いいか。お嬢ちゃんに礼を言ってから、2階以上を調べてみるぜ」

○2階
幻獣の入った檻が4つ。その背後に扉が一つずつ。

テツヤ「ふん、出口を探したければ幻獣と戦えってか。さて、どいつから……」

コウジ「あ。隠し扉発見。これが出口だよ。檻はただの引っ掛けだね」

テツヤ「……そうかい」

○3階
ベッドがいくつも並んでいる。寝室のようだ。
しかし調べてみると、どのベッドにもガスの噴出す罠が仕掛けられている。

テツヤ「解除すりゃあ寝られるだろ。ちと面倒だが、一応寝泊りできる場所を見つけたかね」

○4階
何も無い。ただの空き部屋である。

○5階
ベッドがいくつも並んでいる。ここには罠も仕掛けられていない。

テツヤ「なんか2階より上って肩透かしばっかだな……」

コウジ「住民的には地下だけで事足りるよね、この城。食べ物もお風呂も図書室も自室も全部地下なんだから。蛮族に焼き討ち食らっても、あの娘達は普通に生き延びそう」

感心しながら城を出る三人。次は東へ足を踏み入れる。

【キルヒア神殿跡】F-2

長い間、訪れる者もなく放置されていたと思しき石造りの建物は、一度、火を放たれたらしくあちこちに黒く焦げた痕が残っている。
“賢神”キルヒアの聖印が刻み込まれた石の板が草むらに埋もれているところを見ると、ここはキルヒアの神殿であったらしい。

敷地内に踏み込んだ三人は、そこで打ち砕かれた神像を見つけた。
それを動かすと地下への隠し階段が見つかる。

足を踏み入れる三人は、下で地下墓地を見つけた。
壁には8種の装飾品、奥には4つの石像。そして三人が部屋に入るや現れた、白く朧な幽霊の影。

幽霊「聖なる四祖の御手に捧げたてまつる。正しき御方に、正しき御具を。さすれば、神の知恵を授けよう」

テツヤ「ほほう? 四祖……4つの石像か。何か渡せって?」

コウジ「壁の装飾品じゃないかな。剣とか杖とかの形してるしね。そういえば、だいぶ前に黒の丘で遺跡をみつけたけど。あれにも四祖がどうとか書いてあったね」

このリプレイの2-5なので、一月近く前である。それに基づき、盾・本・剣・燭台を像の年齢順に持たせた。

幽霊「よくぞ謎を解き明かした。<ピラトトの写本>を手に、我が研究を引き継いでくれ」

地下室の中央の床が開き、石の台座がせり上がる。
台座には6冊の本が載せられていた。

テツヤ「ほう、古代の文献か? どれどれ……」

コウジ「……専門用語が多すぎてさっぱりわからないね」

三人が直接役立てられるような物でもないようだ。とりあえず背負い袋に放り込んでおく事にする。
神殿跡を出て、三人は南へと向かった。

【ティダン神殿跡】F-3

無惨に破壊された廃墟だ。黒く焼け焦げた痕があり、火を放たれたのだとわかる。よく見ると、崩れた柱のひとつにティダンの聖印が刻まれている。
かつて、ここはティダンの神殿だったのだ。

テツヤ「また神殿跡か。しかも探しているのとは別のな……」

廃墟を調べると地下への階段が埋もれているのを発見。
地下室には古い人骨がごろごろしているが、臆する事無く突入する。一番底にある部屋まで降ると、そこには住民が暮らしていた。

テツヤ「アンデッドモンスターじゃねえか」

コウジ「ワイトだね。腐敗した四肢を持つ魔物……ってゾンビと見分け難いような気もするけど。爪には毒があるから注意して」

4レベルモンスターだが単体で出現。正直、大した障害にはならなさそうである。
1ラウンド目。テツヤが三連続攻撃でタコ殴りにして粉砕した。

テツヤ「……弱えなあ」

コウジ「まぁ強くて困るのは僕らだけど」

部屋を探ると隠し通路を発見。通路には罠があったが当然のように解除。
奥には物置部屋があり、少々の金目の物と、第2の開閉コードが書かれた板が見つかる。

テツヤ「開閉コードはもう知ってるし、金目の物といって小さな宝石が1個だな……。敵も見つかった物もどうにもショボイぜ」

コウジ「一応ここ、太陽神の神殿なんだけど。もっとおおげさな物がありそうな物だけどね」

そんなのはプレイヤーの勝手な期待だ。
三人は一度鮮血城へ引き返し、一泊した後、北(E-1)へ踏み込む。

【ダルクレム神殿】E-1

十数本の、高さが不揃いなねじれた尖塔が空に向かってそそり立っている。その壁には、無数の髑髏が塗り込まれており、髑髏と髑髏の隙間には肋骨や大腿骨などがびっしりと並べられている。
もっとも高い主塔に刻まれた開口部には、高さが5mほどもありそうな赤銅色の巨大な両開きの扉が取り付けられている。
ここは、ダルクレムの神殿なのだ。
いま、両開きの扉は開かれ、その両脇には1体ずつの蛮族の門衛が立っている。

テツヤ「また神殿かよ! なんでここらにばっかこんなに集中してるんだ。しかもいかにもな場所だな。どうせ強モンスターが住んでるんだろうが……」

コウジ「門衛から襲いかかってはこないようだね。ちょっと話しかけてみようか」

門衛どもが言うには、ここは“豪将”プトゥートが預かる神殿であるという。
彼は戦いが大好きで、常に鍛錬の相手を欲しているらしい。

コウジ「ちなみにプトゥートはブラッドトロールという種族らしいよ。モンスターレベルは13ね」

テツヤ「この街で一番強い筈の相手がレベル15だっけか? ほとんど変わらんだろうがよ」

しかし神殿に踏み込まなければ問題ないようだ。
三人はちょっと迷ってから東――街の北東角へと踏み込む。

【サカロス神殿跡】F-1

朽ちた門がある。錆びた鉄の門扉が地面に倒れており、その向こうには樹木が生い茂っている。
樹木の上に、石造りの建物の屋根がかすかに見えている。

テツヤ「やっと見つけた! しかもマジで残り2箇所になってからじゃねーか!」

コウジ「本気で最後の最後にしか見つからないと思ったけど、その1手前で着いたね」

この神殿はドライアード達が守っているが、サカロスの神官がいれば通してもらえる。
即行で神殿に入れてもらい、酒蔵の水盤にある<サカロスの薬酒>を手に入れた。

なお、全く必要ないがドライアード達がサカロス神官以外の侵入者に挑む「呑み比べ」に挑戦してみる。これもまた経験値になるからだ。
PCのレベルに関係なく、目標値15の生命力判定に5回挑戦せねばならない。一杯ごとが相当にキツイ酒のようだ。生命力の高いイシマルならサイコロ2個で6以上を出せばクリアできる値だが、テツヤやコウジは8~9を出す必要がある。5回連続で。
コウジ・テツヤ、ともに一杯目でダウン。イシマルだけが調子よく呑み続け(必要も無いのに)酒盛りに勝利した。
へべれけになったコウジ・テツヤ・ドライアード達を尻目にひたすら酒をかっ食らう。
神殿跡に寝転がるドライアード達を尻目に、イシマルは二人を引きずって西へと向かった。ここまで来たら最後のマスも開封しておきたい。

闘技場】D-1

石造りの巨大な円形の建物がある。「うおぉぉー!」という歓声が聞こえる。建物には、汎用蛮族語で「戦え!殺せ!そして、金を掴み取れ!」と書かれた看板が掲げられている。
どうやら、ここは闘技場のようだ。

テツヤ「ようやく神殿以外の場所に来たな。今の俺らなら何試合かは勝てるだろ。ついでにやってくか?」

コウジ「報酬も出るしね。ちょっとだけ出場してみよう」

レベルがそこそこになって、それなりに前向きになった三人。
珍しく積極的にイベントへと参加する。

○1試合目 ゴルゴル2匹

テツヤ「なんだこいつら?」

コウジ「ゴリラのような姿、ゴリラのような体、ゴリラのような怪力で襲い掛かってくるゴリラのような動物だよ」

テツヤ「要するにゴリラだろ……」

4レベルの敵だが、レベルの割りにタフな相手だ。
1ラウンド目、三人の総力をあげてようやく1匹撃破。残り一匹の攻撃がコウジを襲うも、これは回避成功。
2ラウンド目。再び三人がかりで攻撃。コウジが攻撃を外したが、テツヤがクリティカルヒットでそれを埋め合わせて撃破。

テツヤ「初戦からやけに強いな?」

コウジ「そりゃあこの闘技場、出る敵全部が<剣のかけら>で強化されたボスクラスの敵だからね」

テツヤ「うーわ。初耳だぞ、それは」

コウジ「うん、僕も出場してから気づいた」

そして運営からは連戦を言い渡される。

○2試合目 ゴブリン3兄弟

いくら強化されていても、今さらゴブリン3匹に苦戦するわけもない。
2ラウンド後、無傷で敵を全滅させる。

○3試合目 “挽肉屋”ガ・ゾム(ボガード)+レッドキャップ3体

これも2ラウンドで撃破。

○“死と契りし者”ムルリア(人間の暗黒神官)+弓兵+突撃兵2匹

神官が3レベル、他は2レベル。たいした敵でもなく、これも2ラウンドで勝利。

まだ余力はありすぎるぐらいだが、ここで終了が言い渡される。

コウジ「一応、希望すれば連戦できるけど……」

テツヤ「いや、充分戦ったしもういいだろ。レベルの割りにしぶといんで、あんまり連戦してるとダルくなってくる」

賞金を数えると、そこそこの儲けにはなった。三人は一路【木漏れ日の施療院】へ向かう。

ウルスラに<サカロスの薬酒>を渡す。
彼女は手際に感心し、三人にある秘密を打ち明けてくれた。
それは彼女が蛮族への抵抗組織“スエラの炎”の首領であり、いつか外部から街を開放しようという勢力が攻めて来た時、それに呼応し協力しようとしている……という事だ。

テツヤ「なんともまぁ……首領サマ自ら看護士をなされているとはな」

コウジ「彼女と今後どう付き合うかは後で考えるとして、今はクエスト達成という事で経験値換算かな」

こなしたイベントが多いので大量の経験値が入る。
ついにパーティの平均レベルが5、コウジのみソーサラーを6にする。

コウジ「これで集団攻撃魔法のファイアーボールが使えるようになったよ」

テツヤ「やれやれ。長かったな」

コウジ「あと、イシマルは必要経験値が僕ら二人より僅かに少ないので、レンジャーも1レベルもってもらう事にした。後は皆でエンハンサーを1だけとるかな」

テツヤ「戦闘補助特技の技能か。まぁこれからは固定敵との戦闘も増えそうだしな……」

コウジ「あと2レベルも上げれば街から脱出できる強さになるかな。それまでに外へ出る手段も見つけないとね」

テツヤ「そういや水門の開閉コードは揃ったが、肝心の水門がどこにあるのか知らんな」

コウジ「ドラクエなんかで街の人の話を半端に聞き逃すと、そういう状態になる事あるよね。あともう持ってるアイテムの話をされるとか」

テツヤ「まぁ街の人だってこっちの道具袋の中を覗きながら話してるわけじゃねーからな……」

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2009年5月15日 (金)

ミストキャッスルリプレイ2-11 マッパー(全裸に非ず)

【仕事も一段落つき、三人は次の目的を決める。しかし何か問題に気づいたようだ……】

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(4)/ファイター(4)/スカウト(4)

器用度16+2 敏捷度18 筋力18 生命力14 知力21+2 精神力16 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(5)/スカウト(4)/
ソーサラー(5)

器用度16+2 敏捷度20 筋力15 生命力15 知力16+2 精神力14 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(4)/プリースト(4)/セージ(4) 

器用度12 敏捷度12 筋力25+2 生命力30 知力10+2 精神力16 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

(現在のMAP)

24_2 コウジ「MAPの大半が埋まったし、ここらで全てのマスを開けようと思う」

テツヤ「ああ、かまわねえよ。同じ所を行ったり来たりはもう飽きたしな」

コウジ「そしてルールの勘違い点を一つ発見した」

テツヤ「またか! ここまで来てやり直しとか却下だからな、これからきっちりやりゃあいいだけだ。……で、一体何がどう違ったんだ?」

コウジ「うん、ミッションとクエストって処理が別物みたい。ミッションがキーパーから受けるかイベントで起る物。クエストは非キーパーのNPCからでも任意に受けられるみたいなんだよね。僕らはそれをごっちゃにしてて、クエストもキーパーからしか受けられないと思ってた」

テツヤ「なんだ、じゃあ『効率は悪かったがそれもプレイスタイル』で言い訳できる程度のモンじゃねえか。ま、これからはあっちこっちで仕事請けるとすっか」

コウジ「それで気づいたけど、キーパーは奴隷にしてくれる人の方が便利なんだよね。誰かの奴隷になってると、夜間ワンダリングモンスターの出現時間帯が減るから」

テツヤ「む……奴隷は気にいらねえが、今みたいに陽が暮れたらじっと息を潜めるのもダルいな。しかし気にいらねえし……チッ、どうすっか」

コウジ「ヤムールさんの奴隷にでもしてもらえばいいよ。固定ミッションの無い人だけど、いつでもやめられるし拠点がそのまま寝床になるし、今から探索する北側エリアに近いしね」

テツヤ「結局あのドワーフ親父が一番頼れるのか。TRPGのイラストが美少女色賞賛な流れになって久しいってのに、この街だけ違う時間軸にあるみてえだな」

コウジ「そりゃ表紙からして眼帯の男前髭野郎だし。左上に首輪つけた奴隷美少女がいる事に素で3日ぐらい気づかないよね」

【木漏れ日の施療院】C-5

人間社会から隔離された地である事を痛感しながら、一行は【追い剥ぎ小路】から【木漏れ日の施療院】へ。
着くなりウルスラに頭を下げる三人。彼女の庇護下から出て、預けていた荷物を返してもらう。
しかしクエストはしっかりと受注するのであった。三人の平均レベルに応じ、ウルスラは次のクエストを出す。

クエスト:<サカロスの薬酒>の入手

重い病の患者達のため、あらゆる状態異常を治癒する妙薬<サカロスの薬酒>を手に入れてくる。

テツヤ「前回のプレイじゃただ歩いてるだけで手に入ったってのに……今回は遠い北側を彷徨い歩けとはよ。こういうアイテム運て本当に無いよな俺ら」

コウジ「北側の近いマスにも2つ空きがあるから、そこにある事を祈ろうよ」

方針決定。まずは北に向かって【ヤムールの酒場】へ行く。
酒場に入るなり、懐かしい親父さんに奴隷志願を申し出る三人。

ヤムール「わかった。言ってくれればいつでもやめさせてやるからな」

コウジ「ありがたいね。ラクシアの立花籐兵衛さんだよ、この人」

テツヤ「設定年齢18歳ならそれらしい例えを出せや」

このすぐ西が未開封マスである。三人はまずそこから調べてみる。

【ブラグザバス神殿】A-2

広大な池の真ん中には、慎ましげな白亜の建造物が鎮座している。
藻類がはびこる池の緑色の水面を真っ直ぐに貫いて伸びる細い橋もまた、真っ白な石で造られていた。
橋の入り口の部分には鉄製のアーチがあり、その上に“腐敗の女神”ブラグザバスの聖印が掲げられている。

ここは、霧の街のブラグザバス神殿だ。

見たところ、門衛らしい蛮族の姿はなく、アーチの柱の傍らに金属製の銅鑼が置かれているだけである。

テツヤ「魔物の神殿かよ。入っても死ぬだけだろうな」

コウジ「そうだね。入らないで池の周囲を歩いてみようよ」

しかし池の辺を歩いていると、神殿の方から3体の魔物が飛んできた。
セイレーン(レベル6モンスター)である。

セイレーン「ここは神殿の聖域となっております。どなたの立ち入りも許されていません。引き返してください」

テツヤ「聖域? ああ、向こうにある森か。まぁしゃあねえな。このレベルこの数じゃちと相手にならんわ」

コウジ「いきなり襲い掛かってはこないし、強行突破し辛い心境だね。目的地でも無いし、移動しようか」

神殿から立ち去り、三人は南へ向かう。

【奴隷宿《裸足の王様》亭】A-2

いまにも崩れそうなおんぼろ建物の上に、「《裸足の王様》亭」と書かれた看板が掲げられている。
建物には、たくさんの浮民や奴隷が出入りしており、繁昌している様子だ

テツヤ「奴隷や浮浪者のための宿屋とか、この街ぐらいでしか見られないだろうな……」

コウジ「僕らのキーパーの経営してる店に比べたらちょっと気の毒な宿屋だね。でも情報が貰えるかもしれないし、入ってみようか」

宿に入るとそこは食堂だ。人がたくさん入っており、わりと繁昌している様子。
保存食より安いので、今日の食事として三人はクズ野菜のシチューを頼む。

テツヤ「マジで飢えないためだけの飯だな、これ。文明人の食い物じゃねーよ」

コウジ「でもルール上では上寿司盛り合わせと同じで『一食』だよ。ゲームだからね」

ついでに臨席していた他所の奴隷に、情報を得るべく話しかける。
「タダでは嫌だね」とゴネるので酒を奢ってやると、なかなか親切な忠告をしてもらえた。

奴隷「ここに泊まるならベッドのある部屋はやめな。寝床に細工がしてあってな。追加料金として有り金と命を払う事になるぜ」

そろそろ夜になるので、三人はここで泊まる事にする。もちろん、ベッドのある部屋に。
そして深夜。客のほとんどが寝静まった頃、部屋の戸を開ける者が一人。宿の主人がそっと忍び込んでくる……。

テツヤ「何かお探しかい? 葬式の案内状ならすぐに発行してやれるぜ」

コウジ「棺桶は用意してあげられないけどゴメンね。でも責任もって裏路地に捨ててあげるから」

得物を手に待ち構えている客を見て、宿の主人は腰を抜かす。
二人が迫ると、主人は土下座してわびを入れ始めた。

主人「か、金は全部返す! タダで泊まっていってくれ! だからこの話はなかった事にしよう! な?」

テツヤ「チッ……しょうもねえ奴だ」

降伏して無抵抗になった相手に武器を振り下ろす気もないので、金を返してもらってから三人で一つの部屋に寝る。
よく朝、愛想笑いをする主人を横目に三人は宿を出た。

コウジ「結局、西側エリアには【サカロス神殿跡】は無かったね。東へ足を伸ばすかな」

【泉のある広場】C-3

蛮族が水を飲みに来る人をしょっちゅう人狩りする広場。
今まで2回ほど来た事があるが、いずれも逃亡に成功したので戦闘にはならなかった。だがしかし……

コウジ「あ。今回はイシマルが失敗しちゃった」

テツヤ「おやま。いよいよ戦闘かい」

逃げ遅れた人々の前に、ボガード(好戦的な低級レベルの蛮族)のモ・ルゲが立ち塞がる。

モ・ルゲ「さあて。死んじゃうヤツは、だぁれかなぁ~~?」

テツヤ「お前だよバカ」

本当は犠牲者をクジ引きで選ぶのだが、三人はそんな物を待ってられないとばかり殴りかかった。

敵はモ・ルゲ(レベル3)とボガードソーズマン(レベル4)2匹。
1ラウンド目。テツヤの魔力撃上乗せ三連撃でモ・ルゲ即死。コウジとイシマルがソーズマンの片方を重傷にする。反撃はイシマルがかすり傷を食らい、コウジがあっさり回避した。
2ラウンド目。元気なソーズマンをテツヤが、弱った奴をコウジとイシマルが殴り飛ばして終了。

テツヤ「たいした野郎じゃなかったな。さっさと行くか」

【涸れ井戸】E-3

以前はただ通りがかっただけの涸れ井戸だが、そこには何かあるようだ。
物は試しという事で、三人は井戸の底に降りてみた。ガラクタが転がっている底を調べてみると……

テツヤ「おっと、何か入ってそうな袋を見つけたぜ! さーて……」

ひっくり返すと石ころが1個出てきた。調べてみたがただの石である。
中身決定表に従ってサイコロをふり、ハズレが出たからだ。

テツヤ「……」

コウジ「あ、隠された上げ蓋を発見! これを調べてみようよ」

わざとらしく肩透かしを無視して呼びかけるコウジ。
二人で捜索や罠調査を行う。スカウト(盗賊)技能を持っている者が二人いるので、このパーティは罠関係に結構強い。片方のダイス運がUNKOでも、もう片方がフォローできるからだ。
だがこの上げ蓋は手強かった。設定された難易度が高く、発見こそコウジが成功したものの、解除は二人とも失敗してしまう! 罠が発動……。

テツヤ「すかさず運命変転! ダイス目を裏返して成功!」

罠は取り除かれた。蓋を開けると地下への階段が。その奥にはまた扉。こんどは罠も鍵もない。
それを開けると、中から声が聞こえてきた。

?「おやおや。これはまた、ごちそうじゃないか。こいつらを差し出せば、女王様もさぞ喜ばれるだろうねえ」

リザードマンテイマー(レベル6)のマダム・ヘドロンが、部下のアンドロスコーピオンとともに登場。正直、強敵である。

1ラウンド目。先攻はとれた。
各下のAスコーピンをテツヤが攻撃。上半身と下半身が別々にHPと行動権をもつ「2部位」の敵だが、コアである上半身を叩いて一気に黙らせる。コウジとイシマルはボスであるヘドロンに攻撃するが、HP60を超えた敵をそう容易く倒す事はできない。
ヘドロンの反撃がテツヤに向けられる。イシマルが庇おうとするが……

コウジ「あ。敵は魔法使ってきたね。これは『庇う』で援護できないよ」

テツヤ「なんだとー!」

敵の『アイスボルト』に抵抗失敗。ダメージダイス目がUNKOだったのでダメージは9点。だが追加効果で防御力が2点下がってしまう。

テツヤ「もともと0だっつーの……」

コウジ「じゃあ追加効果は受けないね。よかったよ、安心した」

2ラウンド目。
コウジがヘドロンに『パラライズ』の魔法。抵抗されるが
運命変転で無理矢理押し通す。これで回避力を2低下させ、イシマルの『セイクリッドウェポン』で強化されたテツヤの魔力撃+3連続攻撃が炸裂。
前のラウンドで与えたダメージとあわせ、なんとか沈める事ができた。

テツヤ「苦戦だったぞこれ。やれやれ……」

コウジ「何か見つからないかな?」

金目の物をそれなりに見つけたが、ヘドロン自身が身につけた指輪も手に入れた。
どうやら何かの証らしい。これも持っていく事にする。

テツヤ「やれやれ、寄り道したのは失敗か? なんか疲れたな」

コウジ「まだ開いてないマスが6つもあるんだけどね。さあて、北と東、どっちからあたろうかな」

テツヤ「北だな。拠点の酒場に近い所から行った方が、ボロボロになった時に立て直し易いからよ」

コウジ「移動力的にはあと2箇所開けてから戻りたいかな。運命変転を使い切ってるから無理はできないけどね」

テツヤ「ここまでも無理はしてねえよ。おかげで船の出港には間に合いそうにねえや。まぁ始めからアテにはしてねえけど」

コウジ「もっと効率よく進めれば、一ヶ月で港の船にのって出て行けるんだろうけど。やっぱり手探りじゃ難しいね」

そして三人は北の未開封マスへと向かう。そこで待ち受ける物は……?

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2009年5月13日 (水)

次回作予定

ほぼ確定の話。

騎士がお姫様のために魔術師と戦う話――にはしません。

剣と魔法のファンタジーという路線は変えません。

相変わらず、寝転んで鼻ほじりながら遊ぶ人の事は考慮していません。

 

そんな老ける歳でも無えだろう……精力が衰えたなら言い訳する前に飯を食え。

 

でも前2作よりはまだ遊び易い物にするつもりです。「ご祝儀買いはしたが重い物はしんどい」とおっしゃられた方にも遊んでいただきたいので。

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2009年5月11日 (月)

ミストキャッスルリプレイ2-10 刑場荒し

【3つのクエストを貯め込んだ状態でほっつき歩く三人。道順の模索から始めるが……】

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(4)/ファイター(4)/スカウト(4)

器用度15+2 敏捷度18 筋力18 生命力13 知力19+2 精神力16 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(5)/スカウト(4)/
ソーサラー(4)

器用度16+2 敏捷度20 筋力13 生命力15 知力16+2 精神力12 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(4)/プリースト(4)/セージ(4) 

器用度12 敏捷度12 筋力22+2 生命力30 知力10+2 精神力16 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

(現在のMAP)

24_2 コウジ「行き先は麻薬窟→港→施療院→処刑場。港までは一直線、一端施療院に引き返して北上かな。あんまり面倒な回り道はしなくて済むね」

テツヤ「オーライ。ちゃっちゃと行こうや」

固定ミッション:マリリンを探せ

ミランダから紹介を受けた“首狩り”マリリンと会う。娼婦街と麻薬窟の2箇所を巡る。娼婦街ではもう会ったので、あとは麻薬窟に向かうのみ。

麻薬窟に入った途端、路地を見覚えのある若い女が走ってきた。

女「お願い、追われているの。匿って頂戴」

そう言うと彼女は物陰に身を潜める。
直後、ボガードが三匹飛び出した。

ボガード「おいお前ら。怪しい女が来なかったか? 奴は蛮族を暗殺してまわっているお尋ね物だ。隠すとためにならんぞ」

コウジ「“怪しい”女は見ませんでしたよ」

テツヤ「あの世に逃げたんじゃねえの。追いかけるんなら頑張ってくれや」

二人が誠意を持ってそう答えると、ボガード達は武器を抜く。

ボガード「そうか。どうやら完全に見失ったらしいな。……仕方がない、ここはお前らをブッ殺して反逆者を血祭りに上げた事にしてやるぜ!」

ボガード3体と戦闘になる。
だが1R目、コウジのライトニングが炸裂。テツヤが弱った敵を狙って3連続ヒット、血祭りにあげる。イシマルもメイスを振るうが、出目が悪くかすり傷。
敵の反撃はイシマルに1匹、テツヤに向かった相手をイシマルが庇ってもう1匹、結局2匹にタコ殴られる。ボガードには連続攻撃などという特殊能力があるので攻撃が4回HIT。

2R、テツヤもコウジもダイス目が腐っており、まさかの後攻。
またもや同じような攻撃目標が決定され、イシマルが合計8連続攻撃を受ける(うち命中6発)。合計9点のダメージ。
だが反撃で敵を2匹とも沈め、勝利した。

ボガードどもが全滅すると、物陰から女が姿を現した。
彼女はマリリンと名乗り、礼を述べて自己紹介する。三人がミランダから紹介を受けた事を伝えると、マリリンは<蜂の刺繍入りのハンカチ>をくれた。

テツヤ「なんだ、この人も“月夜蜂”の一員かよ。世間は狭いな」

コウジ「メンバーを助けた事で、あの組織の覚えもよくなるみたいだね。このクエストも無事達成だよ」

ランダムミッション:NPCの捜索

謎の浮民カーライルを探し出し、キーパー(ウルスラ)の元へ連れて行く。

港に入ると、廃墟の周りに人だかりが出来ているのが見えた。
野次馬に聞くと、老朽化した建物が崩れて生き埋めになった者がいるらしい。詳細を聞いて見ると、その人物こそ探していた浮民・カーライルである。

テツヤ「このパターン、前にもあったぞ! しょっちゅう行方不明者が下敷きになる街だな!」

コウジ「下敷きになるから行方不明者なのかもしれないね」

テツヤ「しょがねえ、また瓦礫を持ち上げるか」

全員で筋力判定に挑戦。三人もいれば一人ぐらいは成功するだろう……そう思って瓦礫に挑むと、思惑通り成功者が一人。テツヤである。

テツヤ「ふんぬ……ど、どうだ……」

コウジ「うん、頑張って。僕は失敗したけど頑張って。今イシマルがカーライルさんを引っ張り出してるから頑張って」

こうして失踪者の確保には成功。あとは連れて帰るだけである。
ついでなので袋小路長屋にお邪魔して一泊。それからキーパーにカーライルを渡してミッション達成。

いよいよ刑場破りである。

固定ミッション:トホテル救出作戦

“風の旅団”に協力して、処刑場から“海風の”トホテルを救出する。

一路、処刑場へ向かう三人。
辿り着いてみると、処刑が始まるまでまだ時間がある様子。作戦によると、処刑される寸前に殴りこむ筈だが、これでは時間を潰すしかない。
しかし刑場でうろうろしている三人を見て、ボガードが三匹、何やら因縁をつけてきた。

ボガード「人間が何うろついてやがる。気にいらねえな、テメエ怪しいから身体検査してやる。着てる物を全部脱げや」

テツヤ「そうかい。今からテメエに何も見えないようにしてやるから脱ぐ必要は無えな」

数が多いのでちと面倒だが、この戦闘で初めて、イシマルが敵の弱点を見抜いた。
ようやくセージ技能が役に立ち、この戦闘ではボガードに対して与える物理ダメージが2点上昇する。

1R目、テツヤの3連続攻撃で1匹死亡。イシマルとコウジのツープラトンでもう1匹死亡。
敵の反撃がコウジに向けられるが、余裕をもって回避する。

2R目、三人がかりで残りの1匹を血祭りにあげた。

コウジ「勝ったはいいけど、なんか周りの蛮族が険悪な目でメンチきってるなあ。このままだと周囲全部と戦いになりそう」

テツヤ「しゃあねえ、他所で刑の時間までヒマ潰すか」

一端【ヤムールの酒場】へ退避し、頃合を見計らう。そして再び刑場へ。
まさにドンピシャ、トホテルが処刑台に立たされる所であった。執行人が鎌を振り上げた瞬間、旅団が矢を放ち得物を手に蛮族へと襲い掛かる。

三人も勢いよく突撃をかける。
その前に立ちはだかるのは1匹のリザードマン。剣の欠片によりボスとして強化された固体である。

1R目、先手を取る。
敵が単体ならばと短期決戦を仕掛ける事にし、まずはイシマルが神聖魔法【セイクリッド・ウェポン】をテツヤにかける。これで蛮族(及び不死系)に命中+1・ダメージ+2の補正が入るようになる。コウジは真語魔法【パラライズ】を敵にかけ、回避率を2点落す。
そしてテツヤは3連続魔力撃上乗せ攻撃。動きの鈍った敵を強化された打撃で滅多打ちし、増幅された敵のHPを初回ラウンドでマイナスの域にまで叩き落した。勝負あり、である。

テツヤ「ようし、ブッ倒したぜ! 旅団の首尾はどうなってるよ!?」

Photo_2 セイラ
「刑場の蛮族は全滅させました。
リーダーも無事です。
ありがとうございます、私たちの勝利です!」

テツヤ「あー……副団長さんだっけ?」

コウジ「そう。“雪風の”セイラさん。少年に間違えられる事もある、童顔の人間・女性・30歳」

テツヤ「……ファンタジー世界の住人に屁理屈言っても仕方ねえが、もうちょっと納得でき易い設定にしようとか思わんかったわけか?」

コウジ「この世界では稀によくある事なんだよ、多分」

旅団の人達とともに【追い剥ぎ小路】へ凱旋。
これで風の旅団に協力してもらえるようになった。

Photo_3 トホテル
「ウチの一員にならなくても、ここで寝泊りするのは歓迎するぜ。
ウチの仲間になるならいつでもOKだ」

テツヤ「副団長がイロモノなのに団長はなんか普通のおっちゃんだな」

コウジ「足して2で割ったら丁度いいんだよ。組織というのは集団で動くものだからね。それより貯まったクエストは消化したけど、当面目的がなくなっちゃった。一度ウルスラさんの所に戻るよ」

テツヤ「そういやレベルはそこそこ上がってきたが、街の脱出経路に関しちゃそんなに進んでねえな。水門の解除コードを3つ中2つまで集めたんだっけか。三つ目を見つけて、後は船でも手配すっかね」

コウジ「180000G貯めてザバールさんのテントで買い物する手もあるけど」

テツヤ「俺のいねえ時に挑戦してくれ」

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2009年5月 9日 (土)

ミストキャッスルリプレイ2-9 エンドレスワルツ

【遠出しなければいけないミッションをふらふらと寄り道しながら続ける三人。死人と殴りあいながらも不毛な寄り道をやめないようだ……】

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(4)/ファイター(3)/スカウト(4)

器用度15+2 敏捷度18 筋力18 生命力13 知力18+2 精神力16 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(3)/スカウト(3)/ソーサラー(3)

器用度16+2 敏捷度19 筋力13 生命力15 知力16+2 精神力12 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(3)/プリースト(3)/セージ(3) 

器用度12 敏捷度12 筋力22+2 生命力30 知力10+2 精神力15 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

コウジ「ここからしばらく、既に開いているマスを通過するから問題は何も起きないよ。一気に第一の目的地までまっしぐらだ」

テツヤ「つー事はMAP南東まで直進だな」

【路地裏】F-7 

謎の浮民カーライルを探して、目撃情報のあった地点へ辿り着いた三人。
だがこのミッションは必ず第一目的地で相手を見失い、次の目的地を決めねばならない。
そこらにいた浮民に小銭を恵んでやると、次の目的地として【港】へ行けと言われる。

テツヤ「おいおい、MAPの西端列真ん中じゃねーか。ここ南東角だぞ」

コウジ「スタート地点から考えるとまさにブーメラン往復だね。嫌がらせみたいな道順になるのもまさにランダム」

テツヤ「チッ、ここらのマスを適当に開けてから引き返すか」

三人は北にある未開封マスへ足を踏み入れる。

【廃墟】F-6

いくつもの建物が倒壊し、荒廃するにまかせたままの廃墟だ。
死肉を貪る猛禽が、頭上を飛んでいる。

廃墟の中からは蛮族どもの怒鳴り声が聞こえる。どうも一匹ではないようだ。
現在の方針として「自分達から戦力不明の敵の巣には突っ込まない」としているので、ここは見送る事にする。三人は西の未開封マスへと向かった。

【血染めの壁】E-6

10mほどの高さの壁がそそり立っている。
壁の前には、たくさんの蛮族や奴隷、浮民たちが集まっており、見ると壁の上から両手を縛られた数人の人族が吊るされている。

テツヤ「ここは蛮族に逆らった人間を石投げの的にする場所だな。胸糞は悪いが敵が群れてやがる。なんともならんのか、コレ」

コウジ「ならない事もないよ。日中はボス級戦闘・出現数2倍だけど、夜にはその半分……普通にボス戦闘になるみたいだし」

テツヤ「マジで? おっ、ここ娼婦街の隣じゃねえか。あそこで夜を寝て待てば奇襲かけられるじゃねえか。これはやるしかねえな!」

【娼婦街】E-7 

隣の刑場へかちこみをかけるため、三人は娼婦街で休憩する事にした。
だがここに着いた途端、若い女が走ってきて追い越し、近くの路地へと駆け込む。
その後から蛮族が三体やってきて、女を見なかったかと聞いてきた。

コウジ「うん、見ました。あっちへ行きましたよ」

反対方向を指差して答えると、蛮族どもは教えた方向へ走っていった。

コウジ「良い事をした後は気持ちがいいね」

テツヤ「ああ、女の人には良い事をしてやったな」

適当な部屋を借りて夜までぐっすり休んだ三人、改めて北の刑場へ向かう。数が減ったとは言えボス級の敵が配置されている筈だ。
気合を入れて向かった三人、ディープグレムリンが1匹だけ見張に立たされているのを見る。

テツヤ「こいつとは何回か戦った事あるな。ぶっちゃけ1匹とか相手じゃねーわけだが」

コウジ「何かの罰ゲームで立たされてるのかな。まぁ容赦しないけど」

テツヤの魔力撃上乗せ連続攻撃が炸裂。それだけで死にかけ。イシマルのメイスがめり込んで死亡。

囚われていた罪人達を救出する三人。だが彼らを安全な所まで運んでやらねばならない。
いくつか候補地はあるが、娼婦街もその一つである。

テツヤ「だから隣だって。さっきまでそこで寝てたんだからな。俺らこの2マスをぐるぐる往復してねえか?」

コウジ「人探しが遠距離をブーメラン往復だから、その反動がここで来たのかなあ?」

娼婦街に囚われていた人々運んでやり、“月夜蜂”のアリアドネに匿ってもらう。
これで彼らの安全は確保された……が、その中の一人が三人に話しかけてきた。

「俺はエドガー。レジスタンス“風の旅団”の一員だ。仲間に無事を報せたいが、蛮族どもに痛めつけられて思うように動けない。すまない、代わりに報せに行ってくれないか」

テツヤ「人探しとマリリン探しをダブルで進行させてるのに三つ目が来たぜ」

コウジ「うーん、でもクエストはいくつ重ねて受けてもいいみたいなんだよね。まぁ成り行きだからOKって事じゃないかな」

テツヤ「トリプル進行かよ。で、この仕事の目的地ってどこだ?」

コウジ「【追い剥ぎ小路】だよ。今回は……F-5、ここから3マスしか離れていない。既に開いたマスを通れば移動は2回で済むね」

テツヤ「めっちゃ近いじゃねえか。一っ走り行ってくるか」

だが移動しようとした途端、蛮族が2体現れた。
すわ戦闘かと思いきや、どちらも派手な格好を見せ付けている。蛮族どもは三人に話しかけ、どちらが美しいかを尋ねてきた。

コウジ「鳥の羽でふさふさのリザードマンと金ぴか鎧のリザードマン、どっちが美しいかって話だけど」

テツヤ「どっちもリザードマンじゃねえか。知るかそんなもん」

コウジ「じゃあ金ぴかの方にしよう。サイコロ様がそう言ってる」

ダイスで適当に決めて答えると、選ばれたリザードマンは大喜びして小遣いをくれた。
だが選ばれなかった方は露骨に睨み付けて立ち去る。

テツヤ「チッ。無駄な火種を踏んじまったような気がするぜ」

コウジ「まぁどっちを選んでもそうなるだろうね」

【追い剥ぎ小路】F-5

傾きかけたボロボロの家々がひしめくようにして建ち並んでいる通りだ。
人影は少なく、ちらほらと行き交う人々もどこか元気がない。どの人々の首にも<奴隷の首輪>はなく、どうやらこの辺りが浮民の住む界隈だとわかる。
ふと、足元に目を向けると、汎用蛮族語で「追い剥ぎ注意」と書かれた板切れが落ちていた。

目的地まであっという間に着いた三人、さっそく“風の旅団”のメンバーを探そうとする。
だがさっき選ばなかった羽根リザードマンが子分らしきケンタウロスを連れてやってきた。

テツヤ「なんという解り易さ。まぁこのぐらい話が早い方がこっちとしても手っ取り早いけどよ」

当然のごとく戦闘である。
リザードマンはボスとして強化されているので放置し、まずは弱い手下を叩く。テツヤの魔力撃上乗せ連続攻撃であっという間に死亡。コウジとイシマルはリザードマンに挑むも、4レベルかつ強化された敵を倒す事はできない。
リザードマンはテイルスイングで反撃。これは複数を一度に攻撃できる範囲物理攻撃だ。が、コウジとテツヤは回避に成功、イシマルは食らったが防具が厚くてダメージ無し。

2ラウンド目。三人の総攻撃を前に、リザードマンは断末魔をあげた。

リザードマンの死とともに、付近の住民が寄って来て武勇を讃えてくれる。
彼らの一人が、自分達そこ“風の旅団”だと教えてくれた。どうやら見込みありとして三人をスカウトしたいらしい。
彼らにエドガーの事を報せると、彼らは喜んで自分達の本拠地に案内してくれるのだった。

コウジ「一人200Gの謝礼が出たよ。あと本拠地の神殿に案内してもらえるけど……そのまま次のクエストに突入だね」

テツヤ「三本同時進行は変わらずか。まぁいい。一つクエストが終ったんだ、経験値の換算とレベルアップだろ?」

コウジ「その通り。あちこちでイベントに首を突っ込んだから、結構な経験値量になってるよ」

これまでに貯めたぶんと合わせると、次のレベルアップに必要な数値にはなっていた。
これで皆、技能レベル4である。

コウジ「例によって誰か一人だけ、冒険者レベルを5にできるね。奇数レベルだから新しい戦闘特技も習得できるし、ここはテツヤがグラップラー技能を5にするべきかな」

テツヤ「5レベルね……なら<両手利き>でも取るか。これで最大3回攻撃ができるな。まぁ命中に-2の補正が入っちまうが、回避力の高い相手には普通に攻撃すりゃあいいだけだ。使い分けていくなら問題無いだろ」

コウジ「ソーサラーが死に技能だね。神聖魔法にでもした方が良かったかも」

テツヤ「まぁ範囲攻撃魔法を覚えればちっとは変わるだろ。魔力撃の肥やしになってる時点で一応の役には立ってるしな。ソーサラーである必要が皆無なだけでよ」

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2009年5月 8日 (金)

ゲームブック関連……?

「ソードワールド2.0 ゲームブックDS」

http://gmstar.com/ds/swordworld20.html

絵師さんをきっかけに昔遊んだTRPG(のサプリメント)をちょいと遊んでいる最中、なんとも驚いた情報が飛び込んできたもんだ。
しかしDS持ってないな、自分。どうしたもんかね。

 

追記
こっちの方が詳しいか?

http://www.broccoli.co.jp/game/gamebook/

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2009年5月 4日 (月)

ミストキャッスルリプレイ2-8 クスリをキメると死人が元気

【レベルが上がり辛くなってきた三人、度胸を決めてあちこちうろつく事にする。鬼が出るか蛇が出るか、或いは何も出ないのか……】

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(4)/ファイター(3)/スカウト(4)

器用度15+2 敏捷度18 筋力18 生命力13 知力18+2 精神力16 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(3)/スカウト(3)/ソーサラー(3)

器用度16+2 敏捷度19 筋力13 生命力15 知力16+2 精神力12 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(3)/プリースト(3)/セージ(3) 

器用度12 敏捷度12 筋力22+2 生命力30 知力10+2 精神力14 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

(現在のMAP)

23 コウジ「平均レベルが3以上になったので、ウルスラさんが次の固定ミッションを提示してくる」

テツヤ「遠い所ならついでにあちこちフラフラできるから好都合なんだが」

コウジ「残念、めちゃくちゃ近いよ。麻薬窟で元締めから販売許可証ブン獲って来いという依頼だから」

テツヤ「おう、あそこへのカチコミか。鉄砲玉上等、いっちょやったるかい」

クエスト:<夢薬販売委任状>の入手

夢薬と呼ばれる麻薬の販売を阻害するため、販売委任状を手に入れてウルスラに渡す。

麻薬窟までは1回の移動で着く。
異臭とジャンキーが溢れる路地を、三人は《夢の家》へと急いだ。何せこの街では委任状があれば麻薬の販売が合法な商売、販売所がおおっぴらに建っているのだ。
逆に言えば辿り着くのは簡単だし、客を装えば堂々と侵入できる。

建物に入るとカウンターの設置された売店だ。
レッドキャップが2匹で売り子をしており、料金表を見せてくれる。5階建ての建物は2~5階が宿泊施設になっており、薬を買ってくれたお客様は無料で泊まる事ができるサービス付きである。

テツヤ「ありがたくて泣けてくるぜ。こっちは文字通りの出血大サービスで対抗させてもらうかね!」

最弱級の蛮族2匹で、今さら相手になるわけがない。一瞬で血祭りにあげた。

カウンターの奥にある扉をあけ、麻薬窟の捜索を始める。
廊下にあった扉で一番近くの物を開けると、ケンタウロスが一匹、奥の扉を守っている。
話をするどころかいきなり斬りかかってきた――ここまで来る人間が客の筈がないと判断されたか。

ならばとばかり袋叩きにする三人。
多勢に無勢、1ラウンドで血を吐き転がるケンタウロス。

しかし次のラウンド、奥の扉が開いてレッサーオーガが一匹出てきたではないか。こいつが麻薬窟の現経営者、“夢渡しの”ベルゼバリィである。
下位種とはいえタフなオーガーが、ボスキャラとしてHP上乗せ強化されている。

先手を取って挑みかかる三人。総攻撃をかけても1ラウンドでは倒しきれない。
レッサーオーガーは魔法も使う(意外と賢いようだ)のだが、反撃は得物の一撃だった。命中率は案外低く、コウジが難なく避けてみせる。
次のラウンド、テツヤのダブルパンチがめり込んで、ベルゼバリィは床に倒れた。

ベルゼバリィが出てきた部屋に、麻薬委任状が置いてあった。
ついでに家捜しして金目の物を漁る。

テツヤ「ふん、ボス自らが出向いてくださるとはな。しかも馬鹿正直に目当てのブツを置いてくれてやがる」

コウジ「まぁここは販売所であってダンジョンじゃないからね。ここは薬の保管庫兼住居だったみたいだし。ほら、棚の中には薬の在庫が総計200個。現金にして65000Gになるね」

テツヤ「OK。こいつでヤクパーティーだ。全部ドブにふるまってやるぜ!」

コウジ「ジャンキーさん達がドブに首突っ込んでお亡くなりになりそう」

しかし知ったこっちゃないのでヤクを処理し、委任状を持って帰る。
受け取ったウルスラは三人の目の前でそれを焼き捨てた。

テツヤ「汚物は消毒という事だな。鼻かむかケツ拭くかと思ったが」

コウジ「後者は目の前でして欲しくないなあ……」

1人200Gと経験値入手。しかし一瞬で終ったミッションでは禄に経験値が入らない。
次のランダムミッションを受注する事にした。

ランダムミッション:NPCの捜索

とあるNPCを探し出してキーパーの元へ連れて来るよう頼まれた。報酬は一人500G。 

テツヤ「またこれか! 人探しと偵察ばっかじゃねーか俺ら!」

コウジ「ランダムすぎる。今回探すのは謎の浮民カーライル。目的地は【路地裏】だよ。南東の隅にあるね」

テツヤ「謎のって何だ? 探せというなら特徴ぐらい教えろよ」

コウジ「いる場所がお年寄り密集地帯だし、昔何やってたかよくわかんないお爺ちゃん……て所じゃないかな」

距離があるなら逆に好都合とばかり、三人は近くにある空のマスを片っ端から開ける事にした。

袋小路長屋】B-5

みすぼらしい長屋風の住居が、狭い小路を挟んで続いている。小路にも、長屋の軒先にも、浮民らしい人々の家がある。
小路を、子供たちが元気な声を上げて走ってきた。傍らには、鞠をつく小さな女の子たちの歌声が聞こえている。 

テツヤ「隣にあるだけあって施療院周りと似たような場所だな。こっちの方がいくらか牧歌的かね」

コウジ「あの鞠つき歌、なんかおもわせぶりな歌詞だなあ。ちょっとメモしとくよ。4つから始まって、5つで、6つ……何かの暗号かな。ドラクエ3にもこんなシチュエーションがあったような気がする」

だが歌を聴き終えた時、長屋に蛮族が入ってきた。
堂々と人狩りを始める蛮族相手に、長屋の無力な住人はただ見ているだけだ……抵抗を完全に諦めて。

コウジ「蛮族はこっちにも襲い掛か……」

テツヤ「はん! 違うね! 襲うのは俺らで襲われるのがそいつらだ。子供のいる場所で人狩りなんぞ始めやがってよ!」

お互いがやる気なら話は早い。2匹のケンタウロスに三人は挑む。
先攻をとって1ラウンド目で1体を撃破。
敵の反撃をイシマルが受け止めて撥ね返し、次のラウンドで袋にしてしまった。

テツヤ「ようし、ここのご近所さんに馬刺しをふるまってやるかな!」

コウジ「うーん……でもなんか雰囲気が険悪だなあ」

復讐を恐れる住民達は、三人に早く出て行けと訴える。
仕方なしに出て行こうとする三人……だが、一人の老婆が住人を「助けてもらったのにそんな言い方はないじゃろう」とたしなめた。老婆は三人に話しかける。

Photo_2 ミランダ
「あんたたちが蛮族どもを蹴散らしてくれてすっきりしたよ。この子たちも連れて行かれずに済んだ。お礼を言わせてもらうよ。
お茶でもご馳走したいので、ウチにいらっしゃいな」

テツヤ「よし行こう。子供に優しいお年寄りの言う事に逆らっちゃいけねえよ」

老婆の小さな家で、茶を飲みながらしばし寛ぐ。
鞠つき歌について何か知らない聞いてて見ると、この街を造った四祖にまつわる物だと教えてもらえる。

その後、老婆はここに来た用件を尋ねてくる。
脱出口に関する情報の一端でも聞けないかと淡い期待を抱きながら、街に来た理由を正直に話す三人。老婆は自分の知人なら力になれるかもしれないと言う。

ミランダ「この長屋出身の、マリリンという娘がいてね。5年前に蛮族の人狩りで妹をを失って、反抗組織に入っちまったのさ。今じゃ“首狩り”なんて異名までつけられてるよ。根は良い子なんだけどねえ……」

麻薬窟や娼婦街で彼女に会えるだろうと言われる。

テツヤ「丁度通り道だな。一度会ってみっか」

コウジ「今後、この長屋で安全に休息できるみたい。無料で」

テツヤ「……? 何の危険も無し? ここが一番使い勝手の良い宿屋って事か?」

コウジ「食料は売ってないから自前だけどね。安くて安全な事は確か」

テツヤ「れっきとした宿屋よりボロ長屋の方がお勧めなんかね……またなんか見落としてるんじゃねーか俺ら」

コウジ「無料の馬小屋が一番快適な場所というRPGも黎明期にあったし、まぁ伝統だよ」

骨の川】B-6

川底に真っ白な枯れ枝や石ころが敷き詰められている水嵩の浅い川が流れている。
その川岸に続く小道を歩いていると、荷車を牽いた蛮族たちがやってくるのが見える。やがて、蛮族たちは立ち止まり、荷車に載せていた大きなふたつの麻袋の中身を川に向かってぶちまける。
蛮族たちはその作業をやり終えると、空になった麻袋を載せた荷車を牽いてどこかに去ってしまう。 

テツヤ「ごみ捨て場か、ここ。環境汚染すんじゃねえよ」

コウジ「何かあるかもしれないね。ちょっと調べてみようか」

河原へ降りる三人。
しかし近づいてよく見れば、枯れ枝や石ころに見えたのは夥しい人骨だった。さっき捨てたのも人間の食べかすである。
とりあえずゴミ捨て場には間違いないだろう。

だがこんな扱いで仏さんが成仏できるわけがない。
スケルトンが6体立ち上がり、生ある者への怨念から、三人へと掴みかかってくるのだ!

魔物としては最弱級だが、地面から飛び出した何本もの手が三人の足を掴んで動きを妨げる。
しかも骨が宙を舞ってつぶてと化し、奇数ラウンドごとに全体攻撃と化すのだ。

まさに窮地だが、スケルトンの中に1体だけ、赤く輝く目の個体がいる。
他のスケルトンの影に隠れるかのように動く個体を怪しみ、三人はそれに攻撃を集中した。乱戦の中では見分けるのに一苦労だが、それでも1ラウンド目で撃破する事に成功。
途端に全てのスケルトンが崩れ去った。

テツヤ「終ってみると呆気無えな。無傷で勝利だぜ。しかしまぁ、この人達の無念もわからねえでもねえ。なんとなく気不味いわな……」

コウジ「あ、銀細工のネックレス発見。400Gぐらいで売れるかな」

テツヤ「……RPGの冒険家なんてこんなもんだとわかっちゃいるがな……」

常夜の回廊】B-7

突然、周囲が暗闇に覆われる。青白い明かりが、闇の中にぽつりぽつりと浮かんでいるのが見える。 

明らかに不穏な場所だ。だが一見、周囲には何も無い。
三人は場所を移動しようと歩き出す……が、闇の中から呻き声とともに、突然掴みかかってくる物が現れた! 危うい所で不意打ちは免れたが……。

テツヤ「どうなってんだ、敵の姿が見えねえ!」

コウジ「ゴースト……亡霊かな? 敵の姿は見えないし、こいつに通常の武器は通用しないし……ヤバいかも」

幸い敵は1匹のようだ。コウジとテツヤが立て続けに攻撃魔法『リープ・スラッシュ』を叩き込んで撃破する。

敵は撃退したが、歩けど歩けど闇の中から出られない。
何かの呪いに囚われてしまったようだ……。

テツヤ「北にあった川といい、ここら一帯には怨念が篭っているようだな。さて、どうすっか……」

頭を捻る三人。ゲーム的には知力を基準に判定。
目標値は15だが、三人の基準値はコウジ7・テツヤ6・イシマル5でハードルは高い。

だがコウジのサイコロが4などというカス目だった。人間族の能力、運命変転によりダイス目をチェンジ。裏返して10に変更、目標値を超える。
1日1回とはいえ使い勝手の良い能力だ。

コウジ「視界に何かの魔力が及ぼされてるなら、いっそ目を閉じて歩こうよ。敵が出てもどうせ見えないんだから一緒だしね」

テツヤ「他にテが無いなら、まぁそれでいってみるか……」

程なく三人は周囲の明度が変わった事に気づき、目を開ける。
うまい具合に東の【廃屋】に辿り着いていた。

テツヤ「やれやれ、寄り道は亡者ラッシュだったな。時間も食ったし、そろそろどこかで休息をとりたいぜ」

コウジ「ここからなら【娼婦街】まで1回の移動で着けるよ。マリリンさんという人を探す場所でもあるし、丁度いいね」

テツヤ「女アサシンねえ……『私に腕を認めさせるため戦え』とかいうパターンじゃなけりゃいいんだが」

コウジ「あるいは『情報が欲しけりゃクスリ買ってこい。蟲が周りを飛んでんだよ』かもしれない。アサシンの語源的に。麻薬窟をうろついているというのも怪しいし」

テツヤ「そんな所だけ現実に忠実なファンタジーRPGとか御免こうむるわ」

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