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2009年4月12日 (日)

ミストキャッスルリプレイ2-1 開幕・そして放浪

【なんだかんだで結局やり直しになった、霧の都への潜入と脱出劇。取説とルールブックはよく読む事を肝に命じ、三人は新たな挑戦を決意する……】

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(1)/ファイター(1)/スカウト(1)

器用度14 敏捷度16 筋力16 生命力13 知力15 精神力16 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(1)/スカウト(1)/ソーサラー(1)

器用度14 敏捷度18 筋力12 生命力14 知力15 精神力10 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(1)/プリースト(2) 

器用度10 敏捷度11 筋力22 生命力28 知力7 精神力14 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

テツヤ「さあて再開っと……なんだ? 結局、技能はほとんど変わってねーぞ」

コウジ「付け加えるなら能力値も結局前の初期値を採用しているよ」

テツヤ「そこから仕切りなおすて話はどうなったよ」

コウジ「能力値の半数が一桁だった時点でお流れになった」

テツヤ「有り得ねーダイス運だな……」

コウジ「うん、テツヤは4つが一桁でもっと酷かったよ。イシマルはもう振る気にもならなかった」

テツヤ「始める前から終ってるて感じだな。まぁ変更が少ない方が楽でいいけどよ。イシマルがレベル2になってるのはいいのか?」

コウジ「各種判定難易度や敵の強さは平均レベルで判定されるから、一人だけ1レベル高くても大丈夫。このゲーム、レベル1のプリーストは回復魔法が使えないみたいだから、最初に2レベルにしておいた」

テツヤ「よくわからん仕様だな。とりあえずさっさと始めるか」

牢獄】B-4 

5mほどもある高い塀が牢獄を取り囲んでいる。壁は垂直で表面はつるつるとしているため、上る事はできそうにない。 

2_4テツヤ「なんで俺ら、投獄されてんだ?」

コウジ「今回の導入は『霧の街に潜入している冒険者達に密書を届けろ』という物だったけど、いざ潜入してみたらその人達は全滅していて、情報も筒抜け、僕らも捕まって奴隷市場で売られるまで牢に入っとけ……という物だったんだ」

テツヤ「結局売られるのかよ! チッ、またヤムールさんの世話になるとすっか」

テツヤがふて腐れていると、牢獄の外から声が聞こえてきた。

「こんな事だろうと思ったよ。あんたの雇い主から貰ってる金の分もある。後々のために船の用意をしとくか、今ここで脱獄させてやるけどそれでおさらばか。どっちかを選びな」

どうやら味方のようだ。しかし困った二択である。

テツヤ「別に困りゃしねーよ。今すぐ脱獄だ。脱出ルートは一つじゃねえんだろ、後の事は後でなんとかすらあな」

コウジ「売られて奴隷になるのがそんなに嫌なんだ。あれはあれで序盤が助かるルートだったけど」

テツヤ「プライドなんぞ一文にもなりゃしねえが、だからといってホイホイ捨てる気にもならねえんでな」

男は牢から出してくれた。荷物も取り戻されており、隠し通路を使って安全に脱出できる。
外に出た所で男は告げる。30日後から3日間だけ、確実に外への便が停泊すると。一人5000Gあれば密航させてもらえるので脱出できるだろうと。

「さて、こんな街に放り出されても困るだろう。その命令書とやらを読んで見たらどうだ? 今後の事について情報があるかもよ」

そう言うと男は何処へともなく立ち去った。物は試しと、三人は命令書を開いてみる。

『街には蛮族との戦いを想定して作られた、古代の魔法装置が現存しているらしい。その情報を持ち帰れ。施療院を経営しているウルスラという人物に会って情報を集めよ』 

テツヤ「あの施療院か。MAPも初期化しちまったし、改めて場所を決定……」

コウジ「うん、それはまだできないみたいだね。ここから施療院を探す事がミッション扱いで、進行させながら目的地を探さなきゃいけないみたい。だから今の僕らは、安全に休憩できる場所も仕事を貰える所も全く無し。その状態からスタートだ」

テツヤ「……休憩は限られたポイントでしかできないルールだよな? 装備は無くさなかったが、総合すりゃ前回とどっこいな始まりだぜ」

コウジ「どっこいなら悪くはなってないよ。とりあえずどこかへ向かって歩こう」 

【帰らずの街】C-4 

崩されたまま放置された建物が、地面を覆う枯れ草の間に点在している。バキッという乾いた音が聞こえ、何気なく足元に目を向けると、人骨を踏み付けていることに気づく。よく観察してみると、人族や蛮族のものと思しき骨がいたるところに散乱していた。 

テツヤ「とりあえず東に歩いてみたが……なんだここは。絶対何か出るだろ」

コウジ「この街でそれは今さらだよ。今回、軽装の僕とテツヤは二人でスカウト技能を取る事にしたから、捜索や罠発見の成功率は単純に2倍だ。さっそく調査してみよう」 

すぐにがらくたの山が見つかった。何か落ちていないとかと調べると、山の陰から魔物が姿を現す。体長50cmほどのネズミのような姿――レミングと呼ばれる幻獣である。

テツヤ「げ、幻獣?」

コウジ「ウィザードリィにもカピバラとかヒポポタマスがいたし、同名の架空モンスターなんだと思うよ」 

三匹出たが所詮はレベル1モンスター。ほとんど一方的に蹴散らした。

テツヤ「おっ、この牙は売り物になりそうだな。ちと引っこ抜いて……なかなか抜けねえな、おいコウジ、手伝え」 

コウジ「こっちに女の人の死体があるよ。あちこち食われた跡もあるね。そいつら、これを食べてたんじゃないかなあ」

テツヤ「……」

コウジ「あ、<蜂の刺繍入りハンカチ>発見。持っていこうっと」

拾った物を背負い袋に入れていると、側に人の気配が。見ればグラスランナー(草原で暮らす小人族)の男性が一人。

Photo ニルス
「ねえ、君達。この街の人らしくないね。どうして、こんな所にいるの?」

ウルスラを探している事を告げると、ニルスは【“木漏れ日の”施療院】の場所を教えてくれた。

ニルス
「僕もよくあそこへ行くんだ。またね!」

そう陽気に告げて、ニルスは風のように走り去る。 

テツヤ「……男だよな?」

コウジ「付け加えるなら57歳。まぁ人間じゃない種族に外見とか年齢の事を言うのは野暮だよね。あえてああいう絵にしてあるんだよ」

テツヤ「そうか。編集と絵師で連絡が上手くとれてなかった、なんて話じゃあないんだな」

コウジ「そんな筈ないじゃない。仕様だよ、間違いなく」

これ以上長居をすると、また魔物に襲われかねない。
三人は街を出る事にした……が、出口でまたもや幻獣が現れる。
しかも今度はボス戦闘、敵のレベルも高めだ。

テツヤ「わかった。この街は幻獣の群れに潰されちまったんだ。そうに違いねえ」 

出現・フレイムイーター。火食い鳥とも呼ばれる、炎を纏った鳥が二匹。火の息を吐く厄介な相手だが、レベル自体は2である。

不意打ちされる可能性もあったが判定には成功。先制判定も二人ができるので安定して先行を取れる。
まずはボスでない弱い方を三人がかりで殴り、沈めておく。
残った方の攻撃は通常攻撃。これをコウジが難なくかわし、次のターンも総攻撃。
テツヤの拳がクリティカルヒットを放ち、運良くこのターンで沈める事ができた。

戦闘に勝利し、三人は施療院がある筈の場所へと向かう。 

【“木漏れ日の”施療院】C-5 

まるで人を迷わせるのが目的のように、ひどく入り組ませてつくられた細い路地が続いている。
このまま進むと、迷ってしまいそうだ。

テツヤ「南隣かよ! 牢獄から移動2回ぶんしか離れてないじゃねーか!」

コウジ「短い放浪だったね。これで今夜の宿にありつけるよ。……なんかここで暴れてる蛮族がいるけど」

サハギンという半漁人である。一匹だけだが、ボスモンスターとして強化されているようだ。
見境無く人々を襲っているので、三人はそれを止めるべく挑みかかった。

多少強化されているといっても所詮2レベルモンスター単体。袋叩きにして2ターンで臨終させた。

一息つく三人の前に、ドワーフの女性が姿を現す。

Photo_2 ウルスラ
「助かったよ、ありがとー! けれどあんたら、見ない顔だねえ?」

テツヤ「え? この人、こんなに幼かったのか!」

コウジ「この世界の女性ドワーフは人間の少女みたいな外見だって。彼女はこれでも47歳」

テツヤ「……なあ、絵師さんと編集の連絡が……」

コウジ「仕様。仕様だから。仕様なんだよ。よって仕様」

テツヤ「……」

気を取り直して、街に来た事情を話す。ウルスラは快い返事をくれた。

「魔法装置を探す間、仕事を手伝ってくれるなら、うちに寝泊りしてもいいよ」

こうして彼女がキーパーとなり、当面、【“木漏れ日の”施療院】が拠点となる。
ミッションクリアーとして経験値も獲得。1000点ほど入ったので、イシマルがセージ技能を1レベルだけ取った。

テツヤ「やれやれ、魔法装置ねえ。どこで情報が手に入るのやら。当面、このロリショタ天国な施療院で暮らすとすっか」

コウジ「拠点としてはちょっと問題あるんだけどね。宿泊する度、低確率で患者さんから病気をうつされるから」

テツヤ「ゲッ、マジか。前回は宿屋に泊まってばかりだったから知らんかったぜ」

コウジ「宿泊費は格安なんだけどね。寝泊りする場所はできるだけ早い所、別の場所を探した方がいいのかも。テツヤにとっては残念だろうけど……」

テツヤ「どういう意味だよ」

コウジ「さっき『天国』って……」

テツヤ「そういう意味じゃねえよ。つーかわかって言ってるだろお前」

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