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2009年4月14日 (火)

ミストキャッスルリプレイ2-2 偵察は長距離旅行

【ねぐらを手に入れ、ほっと一安心の三人。それではとばかりにさっそく仕事を請けては見るが……】

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(1)/ファイター(1)/スカウト(1)

器用度14 敏捷度16 筋力17 生命力13 知力15 精神力16 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(1)/スカウト(1)/ソーサラー(1)

器用度15 敏捷度18 筋力12 生命力14 知力15 精神力10 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(1)/プリースト(2)/セージ(1) 

器用度10 敏捷度11 筋力22 生命力28 知力8 精神力14 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

テツヤ「レベルアップと能力上昇も終了……と。さて、これからどうすっかな」

コウジ「ランダムミッションでも受注しようか。固定ミッションには受けられるタイミングが決まってる物もあって、ウルスラさんが頼む一番簡単な物は朝じゃないと受けられないからね」

ランダムミッションを受けると「蛮族の偵察」を頼まれた。
目的地に行き、そこで敵の捜索を行うのだ。行き先を決める表をふるとF-7と出た。

テツヤ「おいィ? MAPの一番南東角じゃねーか。メチャ遠いぞ」

コウジ「スタートからここまでが近かった反動がいきなり来たね。即死級のイベントに巻き込まれないよう、神頼みするしか無いかな。念仏を唱えながら南へ歩こう」

牧場】C-6 

並木道に沿って、高い塀がどこまでも続いている。塀の向こう側からは、少年少女たちの無邪気な笑い声が響いていくる。しばらく歩くと、大きな鉄の門扉が見えてくる。門柱には、汎用蛮族語で『供物牧場』と書かれたプレートが嵌め込まれている。 

テツヤ「ほう……要するに人間をここで飼ってるわけかい。家畜としてな」

コウジ「今の僕らに、侵入して人間を連れ出す実力は無いね。とりあえずここは覚えておこう」

門から中を覗いていると、真紅の髪の少女と目が会った。

少女「ねえ。あなた達は、だあれ?」

彼女はこの牧場で暮らしており、塀の外の人間を見るのは初めてだという。
疑う事を知らない彼女は、三人が聞く事に素直に答えてくれた。

Photo ハイネ
「ここは上位蛮族様達に捧げられる少年少女が飼育されている牧場なの。
“翠将”様に気に入られて翡翠の像にしていただければこれ以上の光栄は無いけれど、私じゃ無理だと思うから……せめて上位蛮族様達に美味しく召し上がっていただきたいわ」

コウジ「彼女は物心つくまえからここで育てられて、こういう価値観を本気で持ってるみたいだね」

テツヤ「持ってりゃいいじゃねえか。いずれ俺が引っくり返しに来てやるまでよ」

しかし今はどうしようも無い。無力を噛み締めて、三人はさらに南へと向かう。

廃屋】C-7 

石造りの高い塀が続いている。と、塀の一部が崩れており、中に入れそうな場所がある。
崩れた部分から向こう側をのぞき込むと、荒れ果てた庭と古びた建物が見える。
庭には、塀から建物に向かって踏みしめられた小道ができていて、何者かが出入りしているのがわかる。
しかし、建物に明かりは灯っていない。
 

テツヤ「とりあえず小道を調べて見るか」

コウジ「何か大きな足跡があるね。明らかに人間サイズじゃない。巨人族かな、これは」

テツヤ「やべえな……敬遠しとくか。全く『いつか来るからな』ばかりだぜ」

コウジ「じゃ、一旦施療院へ引き返すよ」

テツヤ「ここでか? ああ、そういや今日は睡眠をとってねえな」

コウジ「うん。それに既に開いたマスは1回の移動で2マス動けるから、2マス開けたここで引き返すと無駄なく戻ってこれる」

施療院へ引き返し、病人の世話を手伝ったりしながら寝泊りする三人。幸い抵抗判定は成功し、誰も病気はうつされなかった。翌朝、ウルスラからまた頼みごとを受ける。新鮮な水を街の広場にある泉から汲んで来て欲しいというのだ。

テツヤ「引き受けたけど、いいのか、これ? 泉の場所はC-3と出てる。これから行く方向とは反対だが……」

コウジ「期限はないからね。頼まれる時間帯の決まっているミッションだし、今のうちに引き受けておこうよ」

受注するだけしておいて、正反対の方向へ平然と向かう三人。
一路南へ、C-7(廃屋)からさらに東へ。

荒れ果てた庭園】D-7 

ひしゃげて錆びついた鉄の柵の向こうに、長い間、だれも手入れをしていないものと思しき、草木が無秩序に生い茂った荒れ果てた庭園がある。
庭園の門扉は閉じられており、汎用蛮族語で「開けたら死ぬぞ、この間抜け」と書かれた札が掛かっている。
 

テツヤ「門を調べたが、魔物の痕跡や罠は無えな。鍵はかかってるが、簡単に開いたぜ」

コウジ「じゃあちょっと覗いてみようか。庭園は森みたいになっているけど……」

森の中には不穏な気配が立ち込めている。
三人の存在を察し、下生えから魔物が出現する。巨大なゴキブリが這い出してきた!

コウジ「さあ僕らのアタッカー、威勢良く2回攻撃だ! 頑張って、とても頑張って」

テツヤ「て、てめえ! 俺の武器は格闘系だっての! お前がメイスで殴れよ!」

ジャイアントコックローチが一匹出現。飛行能力に病原菌持ちと意外に多彩な特殊能力を持つが、モンスターレベルは1。
テツヤの連続攻撃で呆気なく散った。

コウジ「このゲームは敵がランダムにアイテムドロップするけど、今回は何も落さないね」

テツヤ「てめえが触るの嫌がってるだけだろ! なめんな!」

コウジ「あ、けど、この庭園には<ムコソール草>が生えてるね。何本か拾っていこう。病気の治療薬になるから、施療院で寝泊りする僕らにはいつか役立つよ」

テツヤ「チッ、ゴキブリとか病気とかに、やけに縁がありやがる」

森を抜けて奥に進む。
そこには水芭蕉の咲く綺麗な池があった。
調べようと近づいた三人の前に、池の中から美しい乙女が姿を現す。彼女はウンディーネ、水の妖精だ。

ウンディーネ「人間さんとリルドラケンさん、この場からは早く立ち去って欲しいんですけど……」

テツヤ「自分の家に不審な奴は近寄るなってか。まぁ当然だわな。俺らとしても水の中に無理に潜る理由はねえし……」

コウジ「でも襲ってはこないね。こういう場合、街に来た理由を正直に話すべきだと思う。それで態度の変わるNPCがいるからね」

三人が事情を話すと、ウンディーネの態度が変わった。蛮族の仲間では無いと見るや、池の中から誰かを呼び出したのだ。現れたのはエルフの女性である。

Photo_2 クレア・クレア
「わあ、外の人に会ったの300年ぶりですわ。
私、蛮族が侵攻してきた時にここへ逃げ込んで、ずっとウンディーネと暮らして来ましたの。
私が<守りの剣>を持っているせいでずっと蛮族が外で見張っていますし……久しぶりに人に会えて、本当に嬉しく思いますわ」

テツヤ「……そんだけ時間あったんならなんとか外に出られそうなもんだが。ファンタジーRPGにはたまにやたら気の長いNPCがいるな」

コウジ「それだけ長く住んでるなら、この街にも詳しいかもしれないね。いろいろ聞いてみようか」

クレア・クレアに話を聞いて見る。
彼女の持つ<守りの剣>は<剣の欠片>100個を集めれば、この街全域の6レベル以上の魔物を大幅に弱体化できるらしい。

テツヤ「100個か……実用的かと言われりゃイマイチだな」

また、彼女は街の脱出方法は知らなかったが、三人が探している古代魔法装置の効果と所在は知っていた。

テツヤ「おおっと! これで持ち帰るべき情報は手に入ったじゃねえか!」

コウジ「とはいえ、起動させるためには危険な場所二箇所へ行かないといけないね。今の僕らじゃ即死かな」

テツヤ「必要なのはあくまで『情報』なんだろ? じゃあ俺らが行く必要はあるめえよ。これで後は街を出るだけだぜ」

三人はついでに池で咲いている水芭蕉も頂戴する。
これは短時間の間、能力値を上げる事のできる消費型アイテムなのだ。池の主のウンディーネは近づきの記念にと快く許してくれた。
機嫌よく庭園を出る三人だが、門の外には蛮族が待ち構えていた。

コウジ「僕らの足跡に気づいたらしいね。庭園の中には入りたくないから、剣に近づく者を排除しているみたい」

テツヤ「チッ、やったろうじゃねえか」

グレムリンが2体出現。華奢だが回避率が高く、魔法も使う厄介な相手だ。
先攻はとったものの、ダイスがふるわずなかなか攻撃が当らない。敵の魔法を受けてコウジが負傷する始末。
だが3ラウンド目でテツヤのクリティカヒットが炸裂、一匹を一瞬で葬る。勢い付いた次ラウンド、残る一匹も袋叩きにして始末した。

【娼婦街】B-3 

粗末な建物に挟まれた通りだ。どこかで香を焚いているのか、かすかに甘い香りが漂っている。
よく見ると、街角にはポツリポツリと若い女や美しい少年たちが立っていて、通りを行き交う人々の方に蠱惑的な眼差しを向けている。
どうやら、ここは夜の商売をしている者たちの街のようだ。

テツヤ「東に進んでみたが……今回はこの位置にここがあるのか」

コウジ「丁度いいじゃない。<蜂の刺繍入りのハンカチ>は持っているんだし、さっそく見せてあげようよ」

【帰らずの街】で手に入れたハンカチを、同じハンカチを身につけている娼婦に見せる。娼婦が何人か集まってきて、中には泣き出す者も出た。
これは行方不明になっている彼女らの仲間、ミレーヌの持ち物だというのだ。
彼女が亡くなっている事を教えると、娼婦達は情報に感謝し、路地裏にある建物に案内してくれた。

Photo アリアドネ
「初めまして。“月夜蜂”を仕切らせてもらってるアリアドネよ。
ウチの娘らが世話になったみたいね。
街から出たいっていうなら、力になってあげられるわ。尤も……こっちも色々と頼みごとはするけどね」

コウジ「というわけでアリアドネさんをキーパーに選ぶ事もできるようになった。ただしキーパーを同時に二人持つ事はできない。けど、この娼婦街を拠点の一つとして、休憩や簡単な売買はできるよ。病気になる可能性はないし、割高なのを我慢すれば寝泊りする場所としては悪くないね」

テツヤ「ここ、MAPのほとんど角じゃねえか。交通の便は最悪なんじゃねえ?」

コウジ「とはいえそろそろ一日立つし、帰還の手間も考えたらここで睡眠をとるのは丁度いいタイミングだよ。寝よっか」

テツヤ「娼婦街でしょっちゅうお泊りしてる野郎どもってのも、なんか駄目人間臭えな……」

コウジ「この街的には馴染んでるかも?」

テツヤ「殺伐とした方ならまだともかく、爛れた方にはちょっとな。ま、仕方がねえ。どうせ目的地で一波乱あるんだろ? 寝るわ」

コウジ「おやすみ。僕も寝ようっと」

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