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2009年4月25日 (土)

ミストキャッスルリプレイ2-6 戦慄・嘆きの広場

【再び遠出する事になった三人。ここまで特に危険もなかったので、少々気が緩んでいるようだが……】

F_2

コウジ

人間
ソーサラー(2)/ファイター(2)/スカウト(2)

器用度14 敏捷度16 筋力17 生命力13 知力18 精神力16 

好きな物:故郷の姉ちゃん
嫌いな物:フラグミス

F_3 テツヤ

人間
グラップラー(3)/スカウト(2)/ソーサラー(3)

器用度15 敏捷度19 筋力12 生命力14 知力15 精神力12 

好きな物:子供と爺ちゃんと小動物
嫌いな物:足の長いイケメン

Photo_4 イシマル

リルドラケン
ファイター(2)/プリースト(2)/セージ(2) 

器用度11 敏捷度12 筋力22 生命力28 知力9 精神力14 

好きな物:酒とピーナッツ
嫌いな物:おいてけぼり

コウジ「蛮族の偵察に行く前に、現在の地図を確認だ」

21_2

テツヤ「向かうはA-1。開いてないマスは4つか。そこで何が待ってるかってのが問題だが……ま、行って見るしかねえわな」

コウジ「今居るのは木漏れ日の施療院。C-5→B-4と通れば特に危険は無いね。それからは真っ直ぐ北上しようか。B-4→B-3→B-2→B-1→A-1のルートを目指すよ」

剣闘士の宿舎】B-3

通りの真ん中に、両手剣を天に向かって突き上げるリルドラケンの石像が建っている。
その傍らにある大きな建物の上には、像と同じ意匠を施した紋章が掲げられている。
屈強な男たちが、その建物の中に入っていく。 

コウジ「石像には“牧人”ドン・ブカドゥとあるね。かつて最も有名な剣闘士、引退した今も多くの奴隷を剣闘士として闘技場に提供しているみたい。この館がその宿舎で、面会を求めるなら会ってくれるし、キーパーにもなってもらえるみたいだけど……」

テツヤ「拠点が増えるかもしれねえな。一度会ってみるか」

Photo_4 ドン・ブカドゥ
「ほう、剣闘士になりたいのか?
欲しい物を力でもぎ取ろうとする者が俺は好きだ。
闘技場にはいつでも口を利いてやろう。
だがやるからにはぬるい真似は許されんぞ」

コウジ「彼の奴隷になれば、闘技場で連戦を強いられる可能性は低くなる。代わりに報酬を一部上納金にしなきゃいけないし、二日に一度は出場しなきゃいけなくなる」

テツヤ「しかもキーパーになってもらわなきゃ、ここを拠点にはできねえよ……か。ま、剣闘士の宿舎に他の職業の人間が泊まるのも変な話だからな」

残念ながら三人の旅にはあまり役立ちそうにない。
まだまだ貧乏臭漂う施療院の世話になりそうだ。

ヤムールの酒場】B-2

ほったて小屋のような小さな家々が建ち並ぶ界隈に、1軒だけ立派な3階建ての建物が姿を現す。
見ると、建物には交易共通語と汎用蛮族語で「ヤムールの酒場」と書かれた看板が掲げられており、たくさんの奴隷や浮民達が出入りしている。 

テツヤ「おおっ! ここにあったのか、この宿屋。飯つきでそこそこの値段で泊まれて病気にもならない場所が!」

コウジ「施療院にも近いし、今後はここで寝泊りした方が良さそうだね。とりあえずヤムールさんに事情を話して、拠点としても使えるようにしてもらおうか」

改めてよく調べてみると、ヤムールの信頼を得ていると、この宿屋は無料で寝泊りさせてもらえるらしい。
ただし時々は酒場を手伝ってくれるようには言われる……が、頻度については任意であるようだ。全く手伝わなくても別に怒られるような事はなさそうである。

テツヤ「どんだけ良い人なんだ……」

コウジ「でも逆に、拠点として利用できるのは彼をキーパーにしている時だけみたいだね。というか大概そうなのかな。ま、寝泊りできる場所が増えるのはいい事だよ」

ついでに酒場でイカサマしている賭博師から、サマを見破って小銭を巻き上げておいた。

嘆きの広場】B-1

ここは、石畳が敷き詰められた広場だ。
いくつもの長さの違う円筒を束ねた金属製のモニュメントが並んでおり、風が吹くたびに泣き声に似た音を立てている。
その周囲には、人間やエルフやドワーフなどの姿をした石像が数十体も置かれている。これらは、すべてまるで本物のように精密にできており、いずれも鎧を身につけて武器を構えた戦士や騎士のようである。 

テツヤ「なんかこれ、生きている人間が石像になったっていうパターンみてえな気がしてならねえんだが」

コウジ「あれ? あのモニュメント、荒れ果てた庭園で聞いた『霧を晴らす魔法装置』じゃないかな?」

ちょいと調べて見たが、確かにその装置のようである。
しかしこれ、操作盤は別の場所にあるという難儀な代物なのだ。今すぐ役に立つような物ではない。

そして三人がグズグズしていると、背後から何かが近づいてくる。
振り向けば、蛇の髪を持つ女がそこに居た……!

テツヤ「メデューサ!?」

コウジ「予想通りの展開だね。これはちょっと厄介かな……」

このゲームのメデューサの石化視線は『敵のアクション』ではなく、敵を視認している限り毎ラウンド自動で発動する能力なのである。ただ戦っているだけで、パーティ全員に石化の魔力が及ぶのだ。
流石に一発で石像になるわけではないが、魔法抵抗に失敗する度に器用度か敏捷度が6低下し(石化した体から自由が奪われてゆく表現であろう)、どちらかが0以下になった時点で石像と化す。どちらが減るかはランダムなので、どちらも低いイシマルなどは運が悪いと2ラウンドで石の塊となるのだ……!
さっさと倒してしまえばいいのだが、メデューサ自体も4レベルのモンスターであり、三人にとってそう簡単に倒せる相手ではない。

1ラウンド目。テツヤの攻撃が2連続でヒット。敵のHPを一気に8割近く奪う!
楽勝かと思いきや、コウジとイシマルは二人とも攻撃を外してしまった。敵の反撃は髪の蛇を使った物理全体攻撃。やけに伸びる髪だと感心するも、コウジが回避しそこねてHPの4割を奪われる。
なんとか毒には抵抗したのでそれ以上のダメージは受けなかったが、ラウンドの最後の抵抗判定をよりによってイシマルが失敗、しかも器用度を減少させられて攻撃の命中率がますます低下。

泥沼かと思われた2ラウンド目。テツヤの鉄拳がヒットしてメデューサを黙らせた。

コウジ「いやあ、苦戦だったね。このプレイでは初めて焦ったかな」

テツヤ「おいおい、グズグズはできねえぞ。またこんなのが現れたらシャレにならん。さっさと手当てして移動すっから。この隣が目的地なんだからな」

三色の天幕】A-1

建物と建物の間に続いていた路地を抜けたところは、行き止まりの小さな広場だった。
広場には、赤と黒と青の3つの天幕がある。 

コウジ「偵察の前に、まずはイベントを片付けようか。とりあえず順番に入ってみよう」

赤い天幕。
なにやら眠気を催す空気が満ちていたが、中には誰もいなかった。仕方ないので次の天幕に入る。

黒い天幕。
ルーンフォーク(人造人間種族)の青年が二人おり、この天幕が“魔神使いの”ザバールが経営する商店であると説明される。
ここは物凄い品揃えの良さを誇っており、おおよそルールブックに掲載されているならばどんなアイテムでも買う事ができるのだ!

テツヤ「ほほう、金さえありゃあ魔法の武器防具も買えるってか。凄えな、今いくら金あったっけ?」

コウジ「三人で1500ちょいかな。このゲーム、作成したばかりのキャラクターの初期所持金が1200だよ」

テツヤ「……俺ら貧乏だな。そういえば金目の物品をゲンナマに換金せずキーパーに預けっぱなしにしてたんだわ。まさかこんな隅っこに商店があるなんて思わねーしよ」

とりあえずポイントカードが売っていたので、それを一枚買っておく。
その後に青い天幕へ入った。そこには経営者の“魔神使いの”ザバール本人がいた。

Photo_5 ザバール
「いらっしゃ~い。
何か買ってくれるなら大歓迎。
売ってくれるのも大歓迎。
なんなら君達の実力ってヤツを売ってくれてもいいよ。
買うだけの価値があるなら、料金はちゃんと出すしね」

コウジ「身売りして彼の奴隷になる事もできるよ。さらに、彼の扱っている商品には『この街の出口』なんて物もある」

テツヤ「おやま。クリアの糸口が見えたかね」

コウジ「さっきのポイントカードがあると、ここで買い物をする度に代金の1割がポイントとして貯まる。これを一人6000点払えば街からの出口へ案内してもらえるんだ」

テツヤ「……180000Gぶんの買い物しろってか。くだらねえ、他所行くぜ」

コウジ「彼をキーパーにして依頼をこなしてもこのポイントを貯める事ができるよ」

テツヤ「それって奴隷になれって事だろ? ま、おいおい考えとこうや。今は偵察を終わらせねえとな」

探索判定と魔物知識判定の両方を行う。多少手間取ったが両方成功。
このエリアの蛮族の動向を探る事はできた……が、蛮族の檻から逃げ出した幻獣に襲われるというハプニングに巻き込まれる!

テツヤ「馬鹿野郎! ペットの管理ぐらいちゃんとしろよ! つーかなんで商店に魔物を持ってきやがる!」

コウジ「ザバールさんへの商品だったのかな、これ」

馬とグリフォンのあいのこ、ヒポグリフが出現。モンスターレベルは4。
機動性が高いので先制判定値と回避値に優れ、連続攻撃も仕掛けてくる難儀な敵だ。しかもこの個体はボスとして強化されている。

戦闘開始。
1ラウンド目、テツヤとコウジが二人で挑戦するも、敵に先手を取られてしまう。
連続攻撃を受けてイシマルがHP2割ほどのダメージ。硬くてタフなイシマルだったからこの程度だったが、コウジやテツヤならいきなりHP半分以上の打撃である。
しかも自軍の反撃はイシマルだけが命中。45点のHPを9点しか減らせない。

2ラウンド目。またもや先手を取られる。
テツヤが狙われるもイシマルがカバー。敵のダイス目がイマイチ良くないので大したダメージは受けなかったが、HPはこの時点で残り7割をきる。
だが反撃は上等、テツヤの連続攻撃が立て続けに当ってあと一歩まで追い込む。しかしイシマルが攻撃を外す。あとはコウジだが、当りさえすれば倒せるという状況で……

コウジ「あ、魔法なら必中じゃないか。敵の抵抗力もたいした事ないね。じゃ『エネルギー・ボルト』を撃ち込もうっと」

ヒポグリフは断末魔をあげた。
このプレイで初の攻撃魔法、初の撃墜である。

テツヤ「今回、なんか出る敵が強いじゃねえか。そろそろ活を入れ直す時かね」

コウジ「確かに今回は結構消耗しているね。でも後はワンダリングモンスターに注意して引き返すだけだよ」

途中の宿屋で一泊し、施療院に引き返す。
報酬は高ランク武器のスティールブレイド……やっぱり使える者がいない。せっかくなので今まで入手したアイテムも換金。総財産は5000Gを超えていた。

テツヤ「とはいえ強力なマジックアイテムはまだ買えねえな。今はレベルアップといくか」

経験値も貯まり、コウジとイシマルも技能を3レベルに上げる。
さらにコウジはソーサラーを4レベルにしておいた。

コウジ「これで範囲攻撃魔法の『ライトニング』が使えるようになったよ」

テツヤ「多数相手の戦いもこれでちっとは楽になるかな。平均レベルが上がっちまったから、出てくる敵もますます強くなるだろうがな」

コウジ「ここらでお金になるクエストを受けて武装も強化したい所だけど……施療院、貧乏なんだよね。固定ミッションの報酬はあんまり儲からない」

テツヤ「ま、貧乏人をタダ同然で視てるんだから金なんぞあるわけねーわな。しょうがねえわ。ランダムミッションの報酬は他所と同じなんだろ? じゃいいじゃねえか」

コウジ「お金は有るに越した事はないよ。有った試しないけど」

テツヤ「奇遇だな、俺もだよ」

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