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2017年12月 9日 (土)

自卓リプレイ SW2.0 第5話の1

落ちてた手紙を届けた商人が仕事をくれたが、どうやら裏切られたらしい。
一行は助けてくれた戦士について行って見る事にする。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:18
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:5/ライダー:2
戦闘特技:武器習熟A/フレイル、全力攻撃、武器習熟S/フレイル
騎竜:飛竜

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:23
敏捷:23
筋力:15
生命:15
知力:11
精神:11

フェンサー:5/ライダー:3/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動、武器習熟A/スピア
騎竜:四足トカゲ

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:7
生命:12
知力:25
精神:22

コンジャラー:5/セージ:2
戦闘特技:魔法拡大/数、武器習熟A/スタッフ、MP軽減/操霊魔法

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16
敏捷:16
筋力:8
生命:12
知力:19
精神:21

プリースト(ル=ロウド):4/スカウト:3/アルケミスト1
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導
符術:パラライズミスト

一行は知り合った戦士・ジークフリートについて行く。
ついた先は、この地方の都・ドライダント。
その都の側にある森の中が、一行が案内された場所だ。

洋館

森の中には洋館がある。
住人がいなければゾンビでも出そうだ。

セルジオ「どこかで聞いたような説明だな」

GM「この地方によくある様式で建てられているので、以前見た物と共通点が多いのだ」

ジークフリートは館の中へどすどすと入っていく。

ジークフリート(GM)「オヤジ! 帰ったぞ、オヤジ!」

言われて出てきたのは、デカいゴーレム。
その頭部は透明のケースになっており、中年のオッサンの頭が入っている。

サグウェン「???」

グレートマジンガーとか鋼鉄ジーグとか見て「サイボーグの所長っていっぺん出してみてぇな」と思った、ただそれだけで作ったキャラである。
「かくかくしかじか」とこれまでの事を「オヤジ」に説明するジークフリート。

マジンファーザー(GM)「そういう事か。歓迎するぞ、冒険者諸君!」

サグウェン「何にせよ、もう少し詳しい話を聞きたいが」

マジンファーザーは商人・ショトスの抱く「この地方を脅かす野望」について話し出す。
まず、彼の部下達(白衣の研究者)が、飲み薬を持ってきた。

マジンファーザー(GM)「これはドラゴンに使う薬でね。餌に混ぜて食べさせる物だ。竜の能力を増強するのだが、毒性と依存性がある。竜を生活の基盤にしているこの国の法では、違法の劇薬になるな」

薬と書いて「ヤク」と読む奴だ。

マジンファーザー(GM)「この薬の名称はドラゴンアンプァン。そしてこれの売人をやっていたのは、ショトスが所有していた建物で働いていた者からだ。ならばショトスが無関係なわけは無いはず……と思ったが、今のところ、微妙にシッポが掴めていない。よって今、その調査を進めているところなのだ」

セルジオ「こいつらは官憲?」

という所で、別の部下が部屋に入ってきて「ドルレイク様が来られました」と告げる。
一行の伯父貴が登場。

シエン「おや?」

ドルレイク(GM)「お前ら、帰っていたのか」

セルジオ「ただいま戻りました」

マジンファーザー(GM)「そうか、知り合いか」

実はマジンファーザーはドライダンド最大の竜牧場・ドラゴンベースの所長だ。
よってドルレイクとは古い付き合いである。

ドルレイク(GM)「(話を聞いて)そういう物を放っておいたらこちらの商売にも支障が出かねんな。お前達(PC一行)、手伝ってやってもいいのではないか。金はちゃんと出る筈だ」

シエン「以前、ショトスの所に手紙を持って行こうとしたら、伯父貴が行け行け言ってたけど」

ドルレイク(GM)「そりゃ、そんな奴だと知らんかったからな」

マジンファーザー(GM)「はっきりした証拠を掴まんうちから、誰にでも喋るわけにも行かんでな」

セルジオ「よし、ショトスがそういう薬を扱っている事を噂で流そう! そうすれば官憲達も表立って動けるし、焼き討ちもできる」

最後がどういう流れで繋がるのかよくわからん。

一行がいろいろ話していると、そこへ所員の一人が慌てて駆けこんで来る。

所員(GM)「た、大変です! 調査員の一人が行方不明になりました!」

とううわけで、今回のシナリオは消えた調査員の捜索だ。

シエン「仕方ありませんな」

報酬と前金の話をさっくり終えて、本題に入る。

消息を絶った調査員はニギブーンという男。
以前のシナリオで山賊をやっていた者である。

シエン「あー、いたねー」

彼はあの後、ジークフリートと知り合い、「そういう事なら俺が奴の世界征服を止めてやるぜ!」と勇んで参加したのだ。
だが残念な事に、最初の仕事である街中の調査で行方不明となった。
彼を見つけるのが今回の任務だ。

GM「というわけで今回はシティアドベンチャーだ」

サグウェン「脳味噌を使うのは苦手だぜ……キャラ的に」

シエン「私は知力には自信あります! 知識であって知能ではありませんが」

サグウェン「自分で言うか」

セルジオ「兄貴よ、俺はもうすぐ知力ボーナスが2になるぜ」

サグウェン「俺はまだゼロのままなのにな……」

まーソレイユをポイント制で作ればそうなるわな。

調査開始

キャラの知能はさておき、シティアドベンチャーが始まってしまった。

GM「さっそく、行く場所を考えてくれ。ドライダント市の中でな」

しばらくリアルに沈黙する一行。

セルジオ「……先ずは冒険者ギルドで情報を集める、かな?」

冒険者ギルドなんて物は、この世界の標準では用意されていない筈だ。
最近のライトノベル系ファンタジー物には当然のようにあるそうなので、そこら辺と混同しちまっているのだろう。

まぁ「冒険者の店」はある筈なので、そこへ行く事にする。
このドライダンドは地方都市なので、冒険者の店といってもそう多くは無い。
大きな物は2~3軒あるだけ、という事にしておく。
「適当な方へ適当に入る」という事で話を進める。

……が。

セルジオ「……ミキプルーンて奴は最後にどこに行ったんだ?」

唐突にそこへ思い立ったため、冒険者の店の入口でUターンして館へ引き返す事に。
そこで話を聞くと、スラムの一画へ行くと言って出掛けてから行方不明になったらしい。

うん、最初はそれ聞いてから出かけると思った。
予想通りにはいかないもんだな。

ニギブーンが向かうといっていたスラムの一画へ、一行も向かう。

スラム

スラム街・アイリーン地区。
仕事を見つけ損ねた日雇いが昼間からごろごろしている通りへ訪れた一行。

セルジオ「どこかで聞いたような地区名だな」

そこらで寝ているあぶれ日雇いに10ガメルほどちらつかせ、行方不明になったニギブーンの特徴を話す一行。
見かけなかったかどうか尋ねると……何人かのあぶれ者や浮浪者が小銭に群がって来た。
とりあいながらも、浮浪者の一人が教えてくれる。

浮浪者(GM)「すまん、わからん。だが向こうの公園に情報屋のグータラスって奴がいる。奴ならきっと何か知っているぜ」

教えられた公園に行くと、その中の林にあるダンボールハウスにそれらしい奴を発見。
呼びかけると、ボリボリと腹を掻きながら乞食が現れる。
ニギブーンの特徴と行方を尋ねると……

グータラス(GM)「それらしい奴なら知ってるな。この件は1000ガメルだ」

シエン「腕が要らないようだな」

セルジオ「要らないようだ」

痛めつけるつもりか。

GM「ほう、そう言うのか?」

一応確認。
実は「金を出さずに力で言う事をきかせる事もできるが、その場合は後々裏切ってくる」という予定にしてあった。

シエン「……その情報ってのは、どこまで教えてくれる?」

グータラス(GM)「それらしい奴を見た場所を教えてやるよ」

セルジオ「それだけじゃ出せないな」

グータラス(GM)「じゃあ出せるようになってからまた来な」

ダンボールハウスに引っ込むグータラス。

セルジオ「ダンボールか……よく燃えそうだな」

サグウェン「街中で火をつけてお尋ね者になるような真似はやめろ」

いろいろ相談を始める一行。
どうも遥か昔の(他のキャンペーンの)シナリオで「金を払った情報がガセで敵の罠だった」という経験があったせいで、高額の情報を買いたくは無いようだ。
そんな事もあったかもしれないが、俺の作ったシナリオなら、シナリオクリアまでに取り返せるようにはしておいた筈。
よって俺は無罪だ。

セルジオ「やはり兄貴(サグウェン)が力づくで聞くべきか?」

シエン「兄貴は力押しキャラだが悪人じゃなかったはずだぞ」

サグウェン「すぐ火をつけたがる弟(セルジオ)が言う事か……」

結局、前金を貰っているので、そこから全員少しずつ出して1000ガメル出して見る事にした。

グータラス(GM)「わかった。じゃあこっちだぜ」

案内され、スラムの別の一画へ。
騙したらどうなるかわかってるな?と口ぐちに言うセルジオとシエン。
「マジでそれ言うの?」と念を押すGM。
そう言われると仲裁に入るサグウェン。

正直、裏切らせるかどうか結構迷った。

廃屋

グータラス(GM)「あの廃屋だぜ」

人のほとんどいない区画の、二階建ての廃屋に到着。
そしてサグウェンにだけ話しかける。

グータラス(GM)「お前さんだけは信用できそうだから言っとくぜ。とりあえず気をつけな。『あの男』にも気を付けた方がいい」

意味深な事を告げ、グータラスは物陰へ姿を消した。

サグウェン「『あの男』ねぇ……?」

というわけで廃屋の周りで行動再開。
とりあえず正面から近づいてみる一行。

だが廃屋の入口には、三人ほどのチンピラがたむろしていた。
セージ・ライダー技能で【魔物知識】判定をしてみると『一般の兵士』である事に気づく。

GM「腕前(レベル)としてはそんなもん。判定に成功したから気づくが、持ってる武器や服の下に着込んだ防具もちゃんとした戦闘に使える物だ。そこらのヤンキーのふりしてるが、どうやら『見張り番』らしいぞ」

セルジオ「襲撃するか……それとも裏にまわってみるか?」

シエン「行ってみよう」

裏口はあるが、裏には見張りらしい影は無い。
そして二階の窓からは、ニギブーンが柱に縛られているのが見えた。

シエン「どんな状態かわかるか?」

GM「ぐったりしてる、という事ぐらいかね」

飛竜に乗っているサグウェンが、まず二階の窓まで飛んで行こうかという話になる。
流石に窓から飛竜が突っ込むのは無理だと判断し、そこから中に入り込むならサグウェンは降りねばならない事にする。

単独行動になるので、少々躊躇うサグウェン。
しかも半端に話を聞き逃しており、なぜ二階に行くのかわかっていなかった事も判明。
捕まった奴の救出だろうが……。

相談でちょっとグダグダした後、結局「いつでも逃げ出せそうだし大丈夫だろ」という事で、とりあえず飛竜で窓まで飛んで行く事になった。

シエン「まぁ、そのニギブーンが本物かどうかもまだわからんけどねぇ」

セルジオ「メタ的な話をすれば、GMが『ニギブーンが窓から見える』と言ったけど」

GM「いや、ニギブーン探してる時にニギブーンの外見した奴を発見したら、『ニギブーンかもしれない奴を見つけた』なんて言い方を俺はせんよ」

んな事を人間に化けられる魔物がいる世界で言いだしたら、街中の人間全部を「人間に見える人」と表現しなきゃいけなくなるからな。

サグウェン「よし、とにかくも部屋には入ってみよう」

しかしすぐには駆け寄らず、プレイヤー同士がちょっと相談。
それを少しの間、横で聞くGMの自分。
そして……

GM「セルジオ。冒険者レベル+知力ボーナス+2d6で達成値出してくれや」

セルジオ「? ……13だな」

GM「おう。では相手の変装を疑ってるお前は、まさにその『ニギブーン』は変装した奴だと気づいた」

セルジオ「え? 兄貴、そいつ怪しいぜ!」

サグウェン「じゃあ様子を見てみる……か?」

GM「だったら相手は行動するわ。縛られているフリをしていた男は、いきなりサグウェンへ粉をブチ撒ける。生命抵抗力で判定しろ」

サグウェン「何!? ……13だぞ」

GM「んじゃギリ成功か……難易度設定値が少々低すぎたか?」

2~3種の技能をだいたい同時に近い上げ方する設定で数値を決めたので、メイン技能を重点的に伸ばすキャラには少々甘いバランスになっていた事に後で気づいた。

目潰しの粉を振り払ったサグウェン。
相手は舌打ちしながら武器を抜く。

武器を構えて応戦するサグウェン。
物音から状況を察し、表にいた見張り達が屋内へ駆け込む。
PCパーティの残りメンバーも屋内に突入し、1階と2階で並行して戦闘開始。
敵は人間の戦士、偽ニギブーン(【山賊の首領】と同能力)と3レベル戦士三人。

まぁ処理を面倒にしたくないので、先制判定はパーティで行う事にしたが。
しかし出目が悪く、先制は敵側。

全力攻撃を繰り返す、偽ニギブーン。
それを避けながら反撃するサグウェン。

1階は突っ込んでくる敵をセルジオと騎竜が止め、乱戦に持ち込む。

まぁ地力で上回っているので、サグウェンは偽ニギブーンを特に問題無く撃破。
断末魔が聞こえると、一階の兵士達も逃げ出した。

セルジオ「それを止める事はできるかな?」

GM「ブッブー(外れ音)。逃げる時にはゲーム型サプリメントの『逃亡判定ルール』を使う事にしているだろ? 当然、敵が逃げる時も使うのだ」

よって敵は『モンスターレベル+2d6』で達成値を出す。
PCらは『冒険者レベル+敏捷度ボーナス+2d6』で達成値を出す。
PCらの最高達成値が敵と同点以上なら、敵に『決められた威力レート(PCらがレベル5なので威力20)+成功した者で最高の冒険者レベル』の魔法ダメージを与える事ができる。

上記の結果、HPが1以上残った敵は逃亡。
HPが0以下になった敵はその場に転がる。

実際に判定。
弱っていた兵士一人だけを倒す事ができた。

セルジオ「逃げた奴を追いかける事はできないのか?」

GM「そこら辺は(主にシナリオの都合で)GM判断。今回は無理って事にする。付け加えるなら、偽ニギブーンも雑魚兵士も事切れている」

シエン「じゃあこの廃屋を調べるしかないな」

いくらかの金品は見つかった。
しかし今後の手がかりになりそうな物は無い。
困りながら廃屋を出る一行。

そこへ情報屋のグータラスが再登場。

グータラス(GM)「ちょっと危なかったようだが、なんとかなったようだねぇ」

サグウェン「どういう事だ?」

グータラスは1000ガメルをPCらに返す。

シエン「“私が出した1000ガメル”が返ってきましたね!」

パーティ全員のワリカンだったので、完全に大嘘である。

セルジオ「さて、ガセを掴ませた覚悟はいいか」

シエン「私はお金が返ってきたので別にどうでもいいですが」

グータラス(GM)「すまんね。“あいつらに言われていた仕事”をやったのさ」

セルジオ「そうか」

シエン「やはりな」

昔のキャンペーンで騙されて裏切られたぐらいで、疑い深いヤローどもだ。

グータラス(GM)「だがあいつらは、ワシらのシマに入りこんできてこういう“仕事”を押し付けてくる連中なんでな。いなくなってくれるなら嬉しい話だ。あんたらの腕前はよくわかった。おまけに話もわかる人のようだ……その人(サグウェン)だけは」

腹の中でどう思ってるかはともかく、情報屋への敵意を口にしない唯一のPCだったので、こういう流れにしておいた。
どうでもいいのでここに書いていないが、セルジオとシエンは「コイツ殴ろう」「燃やそう」的な事を何度も発言している。

情報屋から話を聞くのに、金を請求されたから「ブン殴ろう」と発言したら、相手には好意を持たれない。
そのぐらいのリアリティはあってもいいだろう。

グータラス(GM)「ワシは奴らの本拠地は知らない。だがよく出入りしている建物は知っている。そこを教えてやろう。本拠地はそこから探し出せばいい」

と、サグウェンに教えるグータラス。
という事で、一行はそこへ向かう事にした。

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2017年11月18日 (土)

自卓リプレイ SW2.0 第4話の2

手紙を届けた商人の依頼で、古代遺跡に潜る一行。
地下一階を調べ終えはしたが、怪しい竜の石像の仕掛けは解けず。
仕方が無いので地下二階を探索する。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:17
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:4/ライダー:1
戦闘特技:武器習熟A/フレイル、全力攻撃
騎竜:飛竜

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:22
敏捷:23
筋力:15
生命:15
知力:11
精神:11

フェンサー:5/ライダー:1/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動、武器習熟A/スピア
騎竜:四足トカゲ

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:7
生命:12
知力:25
精神:21

コンジャラー:4/セージ:2
戦闘特技:魔法拡大/数

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16
敏捷:16
筋力:8
生命:12
知力:19
精神:20

プリースト(ル=ロウド):4/スカウト:2
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導

地下二階
41_2一行は地下二階へ降りる事にした。

南東の部屋から下へ。
部屋11番……やはり研究室跡だが、敵も金目の物も無い。

次は北上する一行。
部屋9番。敵の気配を察し、突入する。
今度は不意打ちは無しだ。

ここにも檻があるが、全て壊れている。
いたのはアンデッド化したトカゲ達だ。
モンスターデータとしては、ワイトが1体、グールが2体。

先制は敵に取られたので、この戦闘は敵から。
グールの2回攻撃が面倒だったが、エンチャント系の魔法をかけつつ殴りかえす。
ライダーと騎竜二組の攻撃で1匹ずつ撃破。

戦利品を漁るが、相変わらずこの時の出目はふるわず、みみちい粗品を拾う。

シエン「ダバイン家の男だからな!」

キャンペーン導入に使っただけの没落貴族一家設定がサイコロ運に響くとは不思議。
まぁそんな事は置いといて、部屋を調べる一行。

GM「半分朽ちかけた羊皮紙が見つかる。読める部分には魔法文明語で『卵を竜に見せる……』と書いてある」

セルジオ「さっきは見せなかったか?

サグウェン「腹の下に置いただけだ。手にもって真正面に立て、という事なんだろう

シエン「目に近づけろ、という事かもな」

地下一階に引き返し、思いついた通りにやってみる事にする一同。

GM「では像の目に映るように掲げる、でいいな。そうすると石像がガタガタとスライドし、横にどく。そこには下へ降りる階段が出現する……というわけだ」

プレイヤーがエスパーとなり完全に的確な行動だけをとると、このダンジョンは部屋3番の宝箱の罠をかわすだけでクリア可能だ。

せっかく見つけたのだからと、一行は現れた階段を降りる。
部屋14番に到着。

やはり研究室跡で、実験器具や魔道書が残骸となって残っているのも同じ。
しかし保存状態はやや良い。

テーブルの上にはクリアケースがあり、中には螺旋の模型があった。

セルジオ「DNA……か?

GM「プレイヤーに分かり易く説明するなら、そんな感じだ。このアイテムは持って行け」

さらに、鍵のかかった箱も発見。
今度は解除に成功。
まぁこっちはただの換金品だ。
なんやかんやで5600ガメル相当の収入。

この時点でもまだ行っていない場所があるので、さらに探索を続ける一行。
敵との遭遇に備え、回復アイテムでHPやMPを回復。

通路の爆弾を避けつつ、部屋8番へ。
そこもやはり研究室跡。
この地方の生物やその生態についての資料がゴロゴロ転がっている。
解剖図や各種生体実験の報告書等もだ。

やはり金品の入った箱もあり、鍵を解除して回収。

サグウェン「……終わりか?

シエン「『剣の欠片』が入った敵と出会ってないな?」

不思議に思いながらも遺跡から出る一行。

帰り道

遺跡を出て帰り道を行くと……黒い鎧の騎士と、そいつが連れている部下達が、PCらを待っていた。

セルジオ「うん、セルジオは知ってた!

シエン「シエンもなんとなくそんな気はしてた。館で起こるかと思ってたけどな!」

セルジオ「で、その騎士は見つけた物をよこせって言うんだろ?

もちろんその通りだ。

一応、一行は粘液やグールエキスを見せて「これで全部です」と誤魔化そうとはしてみる。

黒騎士(GM)「そうか。それなら確認してみよう」

黒騎士の指パッチンを合図に、敵の部下が襲ってくる。
【魔物知識】で相手の能力を調べたところ、黒騎士はレベル6。騎竜に乗っているので2部位の敵だ。
周囲の部下達は『腕利きの傭兵(5レベル)』相当の敵、6体だ。

シエン「うーん……レベル的にヤバい」

GM「一応、敵は降伏勧告はするが?」

セルジオ「長兄どうすんの?

サグウェン「俺? 俺かよ……

セルジオ「GM。相手は『今回手に入れた物だけ出せ』と言ってるのか?

GM「お前らの身ぐるみ剥いで、要ると判断した物を持って行くと言っている」

セルジオ「じゃあ『いい魔剣あるじゃねぇか』と言って持っていかれる可能性もあるわけか

降伏するかどうかの判断でグダる三人。
まぁそりゃそうだ。
しかしどうも降伏は選びたくないようなので、その意を汲んで話を進める事にする。
この時、リアルに腹減ってたしな。

GM「黒騎士はもう一度指パッチンして、攻撃開始だ」

セルジオ「兄貴! 肉体言語で行くんだ

GM「……という所で、『ちょっと待った!』と声がかかる。精悍な青年が姿を表わすぞ。『黒騎士さんよ。俺の相手もしてもらうぜ』と言う」

サグウェン「ほうほう?

GM「なお、黒騎士の返事は『……お前、誰?』だ。青年は『今から覚えてもらうぜ!』と叫び、その後ろに彼の仲間であろう戦士達が姿を現す。彼らが向かってくるので、そっちは黒騎士の部下軍団が迎え撃つ事になるな」

シエン「え?」

GM「というわけで、お前達の相手は黒騎士が騎竜とする事になった」

というわけで、欠片入りの敵騎士と今シナリオ最終戦闘。
黒騎士はレベル6ファイターだが、特殊能力は種族特徴の【運命変転】しかない。
騎芸により竜に乗っている間は打撃力が上がるが、変な事はしてこないのでそう事故の起こる敵では無い筈だ。

先制はパーティがとったので、先ず支援魔法をかけてから前衛が攻撃。
相手の知能が「人間並み」なので、セルジオが【挑発攻撃】を打ち、攻撃を引き付けている所へサグウェンが【全力攻撃】で叩く戦法を取る。

セルジオ「こっちの命中達成値は14!

GM「回避達成値16。避けたな」

基礎能力で敵が上なので、そう思い通りにもいかないが。
支援による強化と回復を重ねながら、攻撃を繰り返す。

セルジオ「クリィカルでダメージ合計16

GM「実ダメージ10。残りは……ん? 金属鎧だからクリティカル値が+1されるんじゃねぇか?」

サグウェン「あー……モンスター相手だとあんま使わんルールだからつい忘れるな

GM「まぁ今回はこのダメージでいいわ。次の攻撃からこれ入れて計算してくれな」

こういう「場合わけ」なルールはつい忘れるな。

これ以降、思った以上に攻撃が当たらなくなる。
ならば【ファナティシズム】の魔法で命中値を上げるか、しかしあの魔法は回避が下がる、このパーティの前衛は回避型だからな……と相談する一行。

セルジオ「俺の回避値はいろいろ合計して15。これが13まで下がると……

サグウェン「ん? ボスキャラの命中値が9とか言ってるんだが?

【挑発攻撃】で敵の攻撃を引き付けるために高めていたようだが、なんだか過剰になっていた次男の回避値。
やはりこのレベルから【攻撃障害】を持てる騎獣を出したのはやり過ぎだったか?

ともかく【ファナティシズム】で前衛二人の命中値を上げる。
直後、6ゾロや1ゾロが出始めて効果に疑問符がつく一幕も。
しかし戦闘が続くうちに地味に効果が現れ、黒騎士の攻撃はセルジオがひきつけて回避、そこをサグウェンが【全力攻撃】で大ダメージを狙う戦法が「それなりに」成立するようになった。

最後はHPが残り2点まで落ちた黒騎士に【フォース】が炸裂し、撃破。

セルジオ「あれ? 黒騎士、【運命変転】使ってなくないか?

GM「あ、確かに。でも使いたくなる場面も無かったわ」

とりあえず黒騎士は絶命。

サグウェン「え? 死亡?

倒された敵の生死判定の結果はGMの任意だと、昔遊びに行ったイベントで某NEのK松先生も言っていた。
というわけで、死んじまった敵からは何も聞きだせない。
そんな一行に、黒騎士の手下を全滅させたNPCの戦士が近づいて来る。

戦士(GM)「俺はショトスのケツを追いかけている最中でな。俺の名はジークフリートという」

サグウェン「どこかで聞いたか?

GM「そりゃファンタジー世界にはごろごろいる名前だろうからな」

いつもいつも特撮かアニメがモトネタの名前ばかりだったので、今回は超メジャーな神話伝承の類からストレートにいただいた。
今考えれば「ジーグブリード」ぐらいには手を加えて良かったかもしれんが。

ここで何をしていたのか、PCらに尋ねるジークフリート。
正直に話すPCらに、彼は言う。

ジークフリート(GM)「そういう事か。ならショトスの所には戻るな。この黒騎士は本名バンといい、ショトスの部下だ。ショトスの所に戻ったら、報酬どころか首がとぶぞ」

サグウェン「しかしこの男(ジークフリート)も信用できるかどうかわからんな

ジークフリート(GM)「なら俺の雇い主の所へ来な。案内するぜ。お前らが冒険者なら、いくらか仕事もまわせるかもしれんしな」

少々疑いながらも、一行はこの戦士について行く事にしてみる。
雇い主の所に戻ってもロクな目にあわない事はわかってるしな。

その結果がどうなるかは次回の話。

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2017年11月12日 (日)

自卓リプレイ SW2.0 第4話の1

なんとなく巻き込まれた山賊退治を終え、一行は先を急ぐ。
商人に拾った手紙を届けるだけの話だが、もうちょっとだけ続くのだ。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:17
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:4/ライダー:1
戦闘特技:武器習熟A/フレイル、全力攻撃
騎竜:飛竜

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:22
敏捷:23
筋力:15
生命:15
知力:11
精神:11

フェンサー:5/ライダー:1/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動、武器習熟A/スピア
騎竜:四足トカゲ

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:7
生命:12
知力:25
精神:21

コンジャラー:4/セージ:2
戦闘特技:魔法拡大/数

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16
敏捷:16
筋力:8
生命:12
知力:19
精神:20

プリースト(ル=ロウド):4/スカウト:2
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導

開始前、騎竜に名前をつけようかという話になる。

その時、漢字を使う事の是非の話になる。

すると「漢字は良し悪しを論じるなら『魔法拡大/数』などと漢字で特技名を表記するのも是非を論じるべきでは?」という話になる。

そして「なぜ『ライトニング』などと英語読みの表記は許されるのか」という話になる。

その果てに「異世界言語を構築して全てそれで呼称・表記すべきでは?」という話になる。

「そんなゲームしたいのか」という安定の結論に達し、その日も普通にセッションが始まった。

開始前の準備

GM「では皆、名誉点を50点増やしとけ」

シエン「ああ、ゴルドウスの武器か」

これで名誉アイテム1個ぐらいのポイントにはなるだろう。

セルジオ「これはパーティに対して入るという事?」

GM「ああ。だからゲーム上ではおこらないが、パーティを解散したら武器を所持していない奴はこの名誉点を失うな」

ショトスという商人

GM「では肝心のシナリオ開始だ。前回までの話は当然覚えていないな」

サグウェン「鳥倒して家に帰った」

GM「まだ帰ってねぇよ。これから『魔剣を手に入れ損ねた商人にその事を教えてやる』のだ」

やはりキャンペーンとなると、開始前の確認は必須だ。
なんとか話の流れを思い出した一行は、ショトスという商人の屋敷――森の中にある館へ辿り着く。

GM「大きくご立派で、人がいなくなったらゾンビが住みつきそうな洋館だな」

セルジオ「住人を呼び出す」

サグウェン「ノッカーて奴で扉をガンガン」

GM「じゃ中から使用人が出て来る。いわゆる執事って奴だ。『お客さんですか。何のご用でしょう?』と応対してくれるぞ」

セルジオ「落し物を拾ったので届けにきました」

一行は執事に拾った手紙を渡す。
執事は一旦奥へ引っ込んだ後、すぐに戻ってきて「ご主人様がお呼びです。どうぞ」と中へ招いた。

サグウェン「行くのか俺ら?」

セルジオ「いいと思うけど、帰るのか?」

GM「帰ってもいいが、その線でシナリオ作ってねぇから今日はここまでになるな。仮面ライダーの上映会でもやるか。今アギトをDVD屋で借りて視聴してるところだが」

そっちは気が進まなかったようで、一行は屋敷の主人に会う事にした。
目ざめろその魂。

GM「お前達は食堂へ通され、お茶と饅頭を出された。同じテーブルにショトス本人もついている」

少々やせ気味の、30歳程度の男だ。

セルジオ「その人が飲み食いするのを見てから、サグウェンが食って大丈夫かどうかを見て……」

シエン「口をつけるのはそれからだな」

サグウェン「相手が常日頃から対毒の訓練をかかさずに耐性をつけているかもしれんがな」

飯に毒を盛られるシナリオを2~3回やったぐらいで警戒しおって。
まぁ今回はそういう話では無いので、問題無く進める。

ともかく、PCらの拾った手紙、そして一行の話を聞くショトス。

ショトス「君達の話はわかった。魔剣を手に入れ損ねたのは残念だが、それに執着しようとは思わない。私が君達でも、君達と同じ主張をして魔剣を手放さないだろうしな」

サグウェン「武器そのものが欲しいわけじゃなかったのか?」

ショトス「ほう、鋭いな。その通りだ」

シエン「兄ちゃんは頭が悪くてもカンは鋭いんだぜ」

本当にそうならカッコイイが、その路線を続けるのは難しそうだ。

ショトス「私が部下を使って探すほど欲しい物は別にあり、その過程でたまたま高名な魔剣が見つかったので、部下が私に送ろうとしていたに過ぎない……というわけで、君達に一仕事頼みたいのだがね?」

ショトスは、ある魔術師の残した研究を追っていると言う。
彼の部下が次に調べる予定の遺跡を調査してきてくれ、というのが彼の依頼だ。

遺跡で手に入った物を持ち帰ってショトスに見せる。
彼が追っている研究成果に関係ありと判断した物は、ショトスが受け取る。
他の品は全てPCらが貰う。
ショトスが何か一つでも受け取った場合、PCら各人には2000ガメルずつ支払われる。

GM「ショトスが欲しがっているのは、研究の過程を記録した書物や、その試作品だな。武具や金品、魔物の戦利品なんかは求めていない。ま、細かい判断はブツを見せればわかる」

遺跡の場所は既に掴んでおり、この地の北側にある樹海の中。
そこまでの地図は渡される。

というわけで出発した一行。
道中何事も無く、数日かけて樹海の中の広場にたどり着く。
苔むした小山があり、そこには隠し扉があった……古代の人工物なのだ。

その向こうは地下への入口。

ダンジョンへ

41_2 一行が降りて行くと、地下一階の部屋1番に出る。

部屋の北西辺りに、ドラゴンの石像がある。
大きな台座に乗った、人間よりやや大きい像だ。

ザウェル(同行NPC)に調べさせたところ、罠を発見。
石像に触れると、何らかの攻撃が飛んでくる。
これを解除する事は不可能。

また、石像に設定していた目標値は2段階であり、ある程度以上高い達成値が出るとオマケでもう一つ判る事があった。

GM「像の目はガラス製だな。もちろん何か意味があるんだろうが、現時点では詳細は不明」

シエン「この罠を解除する事に関係あるんだな……」

試しに像へ触ってみようかという案も出たが、攻撃される事がわかっているなら後回しにしようという事になり、先ずはこの部屋を出る事になった。

一行は北の扉から出る(点線が扉)。
そこはT字路だ。

次に向かうは3番の部屋。
入る前に、扉へ聞き耳。

ここでもハウスルールを設けており、【聞き耳】の達成値が極端に高いと、部屋の中にいる敵へ不意打ちを仕掛け易くなる事にしている。
逆に極端に低いと、敵に不意打ちされ易くなる事にしている。
もちろん、これは各プレイヤーにも説明済みである。

GM「達成値15か。よし敵発見。これならPC側の不意打ちで始められるな」

喜んで突撃するパーティ。
部屋の中にいた敵は……何も無し。

サグウェン「はあ?」

セルジオ「はあ?」

シエン「はあ?」

中の記述を別の部屋と間違えたわい。
突入して敵を確認する段階で気づいちまった。

古代のダンジョンの中には、魔物の気配が充満しているのだ。

部屋は何かの研究所跡。
朽ちた棚に、ボロボロの研究資料が何冊も突っ込まれている。

セルジオ「これを持って帰ればいいのか?」

GM「残念ながら、今伝えたのはガラクタの描写だ」

シエン「では価値のある物を探そう」

結果、まだ無事な箱を一つ発見。
【探索】の結果、罠も見つかった。
罠は『冥界波』……ランダムで誰か一人のHPをゼロにするオリジナルの魔法罠である。

サグウェン「食らえばゼロ、か……」

まぁギリで【解除】に成功したので、無事に箱は開いた。
中にはデカい宝石が一個。
卵型の宝石で、箱の裏にも『竜の卵』と書いてある。売却すれば2000ガメルの価値がある。

宝石を入手し、次にパーティは南下。
ザウェルに調べさせた所、罠は見つからない。

というわけで、それを信じて通路を進んだ一行は、7番地点にてトラップを踏んだ。
出目が悪いと仕方ねぇな。

ここに配置したトラップは「シナリオ終了まで、あらゆる消費MPが1点増加する」という呪い属性の罠。
精神抵抗(このシナリオでは目標値12)に失敗した者がこの効果を受けるのだが……

シエン「全員成功」

サグウェン「そもそも俺はMP消費するような技を一つも持ってない」

トラップ、渾身の空振り。
まぁ無事であるに越した事は無い。

一行は南の扉へ向かう。
【聞き耳】はまたも絶好調、今度こそ中の敵に不意打ちをかます事ができた。

部屋5番の中にあったのは、下り階段と幾つもの壊れた檻。
そして無事な檻と、そこで飼われている奇怪な生物の群れである。

GM「トカゲの頭が生えたでかいナメクジが4匹だ」

シエン「そんなモンスター、いたっけ?」

無論オリジナルだ。
【魔物知識】判定の結果、見た目はともかく、能力的には『ジャイアントスラッグ』と全く同じだと判明。

弱点も見抜いたので、魔法ダメージ+2のボーナスも得る。
そのうえ不意打ちなので、もはやワンサイドゲームは確実となった。

セルジオ「ピンゾロ。自動失敗という奴だな

シエン「さっきから多いな?」

サグウェン「GM、お前の貸したサイコロ、何か仕込んでねーか」
※この日、セルジオのプレイヤーがサイコロを忘れたので、自分が貸していた。

ポイズンクラウドでスリップダメージを与えながら、敵の攻撃からは(サイコロが)恐れず逃げないという男らしい激戦。
まぁ勝ったからいいんだよこれで。
戦利品の出目もボロボロで『粘液』を1匹ぶんしか獲れなかったけど、ドラクエ2じゃあるめぇし、ナメクジ漁で儲けようなんて誰も考えて無い筈だ。

サグウェン「GM。ダンジョンの外に一旦出て、日光浴びてHP回復したいんだが、構わんか?

こういうのを認めると「MP大放出しながら戦闘、頻繁にダンジョンの外に出てキャンプして回復」という戦法にも繋がるので、どこまで許すかは難しい所だ。
まぁ今回はOKしておく事にした。

戦闘終了後、改めて部屋を調べる一行。
ナメクジを飼っていた檻は戦闘で壊れた事にしておいた。そこにあった「餌の無限供給装置」ごとだ。
得に金品やアイテムの類も無く、ここは下層に降りるための部屋だと判明。

しかし「先に地下1階を調べよう」という事になり、一行は別の部屋を目指す事に。

次に向かったのは部屋4番。
まやもや下り階段を見つける一行。
ここもやはりかつての研究室跡だが、魔物やアイテムの類は何も無い。

サグウェン「じゃあ北

あくまで一階を調べ尽くす方針。
北扉から部屋を出て、6番地点に仕掛けられていた毒ガスを今度はギリで見破る。
わざわざ【解除】に挑戦する必要は無いと、東から迂回し、2番の部屋へ。

今度の【聞き耳】判定は6ゾロ=自動成功。

シエン「絶好調。敵がいる? じゃあこっちの不意打ちだな」

2連続で「非常に」高い達成値を出す一行。
オープンダイスで振らせていないとサマを疑う所だ。

この部屋も研究室跡。
檻も残っており、角の生えた蛇が4匹生き残っている。
戦闘力的には『アナコンダ』と同等だ。

特に手強い敵でもなく、PCからの不意打ちとあっては問題になるわけもない。
【スパーク】炸裂→前衛突撃であっさり片づける。

相変わらず微妙な戦利品を拾い、部屋を調べる。
箱を発見。罠は無いが、鍵がかかっている。

GM「【解除】に失敗すると、箱を開けるにはブッ壊すしかなくなる。その時は中身が傷むので、金品収入が減額されるぞ」

いわば「収入にダメージを与える仕掛け」だ。
まぁこのゲームシステム的に【解除】判定に2回挑戦できるので、確率的にはPC側が有利になるようにはしてある。

そして見事に2回失敗。
力づくで開ける方針に強制変更。

サグウェン「どっせーい!

フレイルで蓋を叩き破ると、中には期待どおりに金品が(背景的には、売れるだけの価値がある研究器具や薬品であろう)。
【宝物鑑定】もやらせる……これまたハウスルールで、達成値が高いと売却価格にボーナス有りだ(低いと減額も有りだ)。

シエン「よし、鑑定の方は6ゾロ出したぞ」

極端な出目が続くな。
ブチ壊した減額や達成値による増額が入り、結果的には1200ガメルほどの収入になる。

地下一階の部屋は全て調べた。
次は地下二階へ降りるわけだが……

シエン「その前に。『竜の卵』を石像の下に置きたいんだけど」

竜の卵なら竜が温めるだろう、という考え。
その結果は……

GM「悪くは無いが、今回は外れだ。石像に触れた事により、その口からブレスが発射されてシエンを焼く」

シエン「ギャー!」

17点のダメージを食らい、最大HPの7割を一撃で失うシエン。

セルジオ「……GM。ドラゴンの像は動いたのか?

GM「いや。口が開いただけだが?」

セルジオ「よし。像の後ろに回り込んで、背後から触れるぞ

こいつはこいつなりに考えてはいるようだが……

GM「像の口が開き、ブレスが発射された。それは触れた者へとホーミングし、弧を描いてセルジオへ命中する」

セルジオ「!?!?

シナリオには「触れた者にダメージを与える」と書いたんでな。
景気良く燃え上がるセルジオ。

ドラゴン像の謎は解けず、ただ次男と三男のケツが燃えたのみ。
やむなく一行は地下二階へ降りる事になる。

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2017年11月 5日 (日)

自卓リプレイ SW2.0 第3話の2

蛮族を殴るよくある仕事中、どこかの商人への手紙を拾ったパーティ一行。
その商人へ手紙を届けてやる途中、山賊退治をやる事になった。

半ば無理矢理巻き込んだような流れだが、気のいいプレイヤーどもなので文句を言わずやってくれた。
本当だ。信じろ。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:16
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:4/ライダー:1
戦闘特技:武器習熟/フレイルA、全力攻撃

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:22
敏捷:22
筋力:15
生命:15
知力:11
精神:11

フェンサー:4/ライダー:1/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:6
生命:12
知力:25
精神:21

コンジャラー:3/セージ:2
戦闘特技:魔法拡大/数

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16
敏捷:16
筋力:8
生命:12
知力:18
精神:20

プリースト(ル=ロウド):3/スカウト:2
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導

山賊山の鳥

山賊の住む山に乗りこんだパーティ一行。
8番に踏み込んだところ、西からサンダーバードが飛んできて攻撃してくる。

31_3

サグウェン「コイツか……勝てるのかこれ」

GM「4レベルのキャラ2人いる4人パーティで5レベルモンスター1匹に勝てないなら、キャラ作り直しを考えるべきだろ」

シエン「そっか。じゃいけるだろ」

GM「あ。致命的な事忘れてたわ。この辺りは足場が悪いから、飛行・浮遊できない奴は命中・回避・魔法行使に-1の修正あるわ」

なお、強い気流により、飛行・浮遊している者は冒険者レベル+器用度ボーナスで毎手番開始時に目標値12の判定が必要。
失敗すると落下して転倒だ。

セルジオ「サンダーバードも飛行しているが……」

GM「ここに住んでいて気流をよく知っているので、奴は判定は不要。必ず成功する」

シエン「わかった。じゃ逃げるか」

敵だけが一方的に有利な状況を前に、全員の意思が一瞬で一致し逃亡決定。

しかし先手を取られたので、まずは敵の攻撃。
パーティは回避の高いセルジオだけを前に出し、敵の攻撃を凌がせる。

行動を(知能を考慮した上での表で)ランダム決定した所、三部位が全てセルジオに物理攻撃を仕掛けた。

セルジオ「(サイコロころころ)全部避けたぞ」

大した奴だ。
PCらの手番が回ってきたので、逃亡を宣言する。
GMの出目が腐って目標値が低かったので、全員成功。

結果的に無傷で逃亡できた。

12番へ引き返し、東周りで迂回して、残る1番へ。
山の頂上近くに小屋があったので覗いてみる。
中には、山賊が1人とペットが2匹。

山賊は『山賊の首領』、剣の欠片いり。
ペットは『アナコンダ』だった。

小屋の扉を蹴り開けて突入する一行。

山賊の首領(GM)「なんだお前らは? そうか、俺を討ちに来た冒険者だな!」

だらだら前口上を流す意味もないので、理解力の高い山賊にしておいた。

運命変転を使って先制を奪取。
となるとやはり【スパーク】が飛んでくるので、ボスは後ろに下げて蛇を前に出す。

【スパーク】→【フィールド・プロテクション】→前衛の突撃と、現在の黄金パターンで戦うパーティ。
蛇は2ターン目に全滅。

山賊の首領も、セルジオが【挑発攻撃】でひきつけて、横からサグウェンが【全力攻撃】を叩き込む。
ほぼ消化試合。

セルジオ「あ、回避で1ゾロ」

GM「じゃ物理ダメージ20点な」

そういう事も1回だけあったが、まぁ安パイで終わったといっていいだろう。
ボスが死にかけで弱った所で……

サグウェン「よし、ここで日輪の力を借りて、今、必殺の【輝く肉体】!」

この能力で、敵の命中・回避・行使を2下げる事ができるのだ。
死にかけた敵に必要な技かどうかは微妙だが、必殺技っぽくトドメに用いたかったのはわかる。

シエン「でもまだサンダーバードが残ってるぞ」

サグウェン「え? あいつと戦うの……?」

少し相談した結果、やっぱり【輝く肉体】はやめておく事になった。
普通に命中して撃破。

戦利品とボスの貯金(800ガメル相当の金品)を入手。
またシナリオの都合上、ボスは生死判定に成功した事にした。
別にボスを自動で死なせて「『山賊首領の首』を入手。宿場へ持ち帰ってシナリオクリア」でも構わんのだが、生首にするか縄で縛った敵大将にするか、選べてもいいと思ったので。

シエン「生きてるなら起こしていろいろ聞いてみるか」

というわけで、レンジャー技能で首領のHPを1まで回復させ、意識を取り戻させる。

山賊首領(GM)「すまねぇ、もう俺は足を洗うぜ。でも聞いてくれ、俺……このニギブーン、正義のためやむなく山賊をやっていたんだ。この宿場の先に住んでる商人……奴は、世界征服を企む悪の秘密組織の首領なんだよ!」

一同「……?」

ニギブーン(GM)「だから俺はここで見張ってたんだ。その活動資金として、ここらを通る連中から金を強制的に恵んでもらってたのさ」

サグウェン「真偽判定ってこのゲームにあったよな」

やってみるが、山賊首領は嘘をついていない。

シエン「まあ間違った事を本気で信じている場合も『本人は嘘をついていない』だけどね!」

サグウェン「じゃあどういう手段で世界征服を企んでいるのか、聞いてみようか」

ニギブーン(GM)「うん、知らん! 冒険者だった俺の従兄弟が、死ぬ間際に言ってただけだからな!」

その従兄弟は遺跡発掘中に、ショトスという商人の部下達とかち合った。
どっちも「俺達が漁る、お前らは引っ込んでろ」と穏便に交渉。
決裂したので戦いになり、従兄弟は重傷を負って逃亡。
彼が死ぬ直前に山賊首領が駆けつけたが、そのまま息を引き取ったのだ。

ニギブーン(GM)「いくら取り合いになったからって、普通殺さねぇだろ? 従兄弟が死ぬ前に『あの男は、恐ろしい企みで世界征服を企み……グハッ!』と言い残した言葉を、俺は信じてるぜ!」

シエン「信じるかどうかは別として、このシナリオのどこかにある魔剣のありかを吐いてもらおうかな」

お、まだ覚えてやがったか。

ニギブーン(GM)「ああ! ずっと前に拾った未鑑定品の武器か。あれならサンダーバードの巣の向こうにある倉庫に放り込んだまま忘れてたぜ」

なお、説明書は部下が入手し、報告はしたけどその時に首領は武器の事を忘れていたという設定。

シエン「いや、おかしいだろ。なんでお前らはサンダーバードに襲われないんだ」

ニギブーン(GM)「餌をやってるうちに俺らの顔だけは覚えたぜ。巣がある櫓も俺が建ててやったのさ。俺と一緒に行ってみるか?」

というわけでニギブーンと一緒に行って見る。

結果。
サンダーバードは見知らぬ人間(PCら)がいたので興奮し、電撃を発射。
ニギブーンは煙をあげて倒れる

サグウェン「あかんやんけ!」

GM「山賊達は襲われない程度に警戒されない仲になっただけであり、飼いならしたわけでは無いのだ」

ブーブー言いながらPCらは撤退。

サグウェン「シナリオクリア条件はもう満たしてるし、帰ろうか?」

このパーティはダイス目5を出してれば問題無く勝てる奴としか戦いたがらないのだ。

セルジオ「だけど魔剣は欲しいな」

シエン「うん、戦闘がしたいわけじゃないが魔剣は欲しいな」

欲の皮は突っ張っているので帰るわけでは無いのだ。

なんとか楽して強敵を凌げないか。
ムシのいい事を考え、議論し、脱線して「最近のファンタージーライトノベルは登場人物が自分のステータスをポイントで把握してるらしいな」などとどうでもいい事を語り合う一行。
そんな事はサイレントナイト翔が20年以上前に通っているぜ、と自分が言ってやる前に……

シエン「いっそ巣のある櫓をブチ壊せない物か」

ようやくそこへ目を向けたか。
櫓を調べた結果……

GM「これ建てたニギブーンもプロじゃないからな。土台に脆い所があるんで、頑張れば即座に崩壊するぞ」

それにより、普通の足場で戦える上に、戦闘前に敵のHPを減らす事ができるのだ(崩れた巣から飛び上がる前に、崖や枝に体をぶつけるため)。
減らせるHPは冒険者レベル+筋力ボーナスで判定。

もちろんソレイユのサグウェンがこの判定をやらされる。

サグウェン「達成値……16」

GM「そっか。じゃあサンダーバードは資材で頭打って死んじまったよ」

ダイス目が悪ければ無傷で襲いかかってきたし、出目が良ければ勝利でいいや。
そんな考えで作ったイベントなのだ。

ようやく6番へ着いたPC達。
倉庫があったので鍵を開ける。
罠があったが麻痺毒針とかもうどうでもいいので割愛。
今さら麻痺しても麓まで引きずって持って帰るだけだし。

400ガメルほどの金品の中、魔剣を発見!
もちろん、これはゴルドウスの武器だ。

貴重なブランド品という設定だが、シナリオの都合でぽんぽん入手できちまった。
やったぜ。

やはり形状はランダムで決定。
使い手となるのはセルジオ確定なので、彼がサイコロをふる。

結果、これは槍……ゴルドウス・ランスだった。
なんか命中値の低い種類2連発になったな。

魔剣と死にかけのニギブーンを持って帰る一行。
無事にシナリオは成功、討伐報酬と経験値を得る。

商人・ショトスの情報と魔剣を入手した一行。
少々きな臭い物を感じつつも、とりあえず商人に手紙は届ける事になる。

「手紙は燃やして平和なゴブリン退治がしたい」などとぬかす奴がいなくて良かった。

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2017年11月 4日 (土)

自卓リプレイ SW2.0 第3話の1

蛮族を殴るよくある仕事中、どこかの商人への手紙を拾ったパーティ一行。
どうやら貴重な魔剣を手に入れ損ねた可哀想な人らしい。
これはぜひその商人へ、手紙を届けてやらねばならないだろう。

「あまり時間がとれないので他のシナリオは作れない」と言えば、大概のシナリオは通る。
やはり気心の知れたメンバーは貴重であるな。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:16
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:4/ライダー:1
戦闘特技:武器習熟/フレイルA、全力攻撃

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:22
敏捷:22
筋力:15
生命:15
知力:11
精神:11

フェンサー:4/ライダー:1/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:6
生命:12
知力:25
精神:21

コンジャラー:3/セージ:2
戦闘特技:魔法拡大/数

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16
敏捷:16
筋力:8
生命:12
知力:18
精神:20

プリースト(ル=ロウド):3/スカウト:2
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導

田舎の商人

商人・ショトスが住んでいるのは、街から一日の距離にある邸宅である事がすぐわかる。
彼らの伯父が知っているからだ。

セルジオ「叔父の知人か?」

GM「いや、相手がそこそこ手広くやってる商人で、たまに仕事するんで知っているだけ。個人的に付き合いがあるわけでは無い」

こうして出発するPC一行。
向かっている途中で日が暮れるが、その辺りに小さな宿場がある。

GM「宿場があるけど野宿するぞ、というBAKAはおらんな? 泊まる前提でシナリオ組んでるから、お前は泊まる事にした」

こうして一行は宿屋に入る。

宿屋の主人(GM)「いらっしゃい。……冒険者さんか。こっちだよ」

パーティをカウンターの隅へ。
とりあえず座るパーティに、一人100ガメル入った袋を渡す。

シエン「……はい?」

よくわからないまま所持金を100ガメルずつ増やしたPC達。
彼らが書き込んだのでシナリオを進める。

宿屋の主人(GM)「それは前金で、成功報酬は400ガメルだ。さっそく明日頼むよ」

シエン「……はい?」

セルジオ「詳細を聞かせてもらおうか?」

宿屋の主人(GM)「詳細? 聞いてなかったかい。山賊退治だよ。しかしあんたら、細かい事も知らずによく来たね」

そこで宿屋に郵便配達員、二足歩行のドラゴンに乗って訪問。
手紙を宿屋の親父に渡す。
手紙を読んだ親父は、目を丸くしてPCらを見た。

宿屋の主人(GM)「あんたら、山賊退治に来た人じゃなかったんだな! 冒険者の店から『人手が見つからない、もう少し待て』って今届いちまったよ。……まぁ前金は財布に入れたんだし、やってくれるって事でいいよな」

というわけでシナリオ本編開始だ。

セルジオ「まあそんな事だろうと思った。料金ぶんの仕事はしよう」

山賊退治

割と最近、ここらに山賊が棲みついた。彼らは道行く人々に通行料をせびるそうだ。
山賊が住む山を教えてもらった一行。
GMは山賊山のMAPを用意する。

サグウェン「俺のドラゴン、空飛べるんだが。上空からマップを把握できんか?」

GM「隠密系技能の無いお前が敵に見つからない高度からだろ? 『遥か下に山が見えますなあ』としかならんと思うが……ああ、あちこちに小屋がある事はわかるな。敵は一箇所に固まっているわけでは無い、というわけだ」

31_3 セルジオ「山ごと燃やせばいいじゃないか?」

GM「山火事を起こすのでNG」

それでいいなら村人がもうやってるだろ。

PC達はまず0番からMAPに入る。
1番が頂上だ。

PCらはまず5番へ移動した。

ここは、山肌に扉がある。天然の洞窟に扉を設けたのだ。
扉もあるし道も続いてはいる……が、ここに踏み込むと愉快なイベント発生。

頭上の茂みから、矢の雨が叩きこまれる。

GM「というわけで【危険感知】判定だ」

パーティ内の最高値が13だったので、矢の範囲内に入る前にストップできた。
無論、垂直に切り立った崖上の茂みにいる敵をどうにかできるわけではない。
よく見れば矢座間があるので、茂みの中に見張り小屋でもあるようだ。

というわけで、現時点は無傷だが、ここを突っ切るなり扉に何か行動するなら、矢の雨でダメージを受けながら……という事になる。

セルジオ「君子危うきになんとやら」

シエン「逃げ帰ったふうを装って引き返すか」

今度は9番へ向かう。
ぐねぐねした道を登っていくと……

GM「はいもう一度【危険感知】判定だ」

シエン「さっきあんな事があったんで、注意して登ってるつもりだが?」

GM「注意して登ってる前提で危険感知が必要なんだよ」

目標値は高め(14)に設定していたんだが、出目が良くて成功。
山賊が二人とペットが二匹、茂みから飛び出して来た。
不意打ちを受けずに戦闘開始。

敵は山賊の弓兵が2人、ジャイアントアントが2匹。
蟻の背中には毒ガスを入れた袋が背負わされており、蟻が倒されると袋が破れて半径3m以内を18ラウンドの間毒ガスで満たしてくれる。

敵は弱いが変なギミックがついているタイプの戦闘だ。

簡易戦闘で開始。
先制はとったので、先ずは前線エリアにいる2匹のアリへ【スパーク】を撃つ。

蟻の片方が倒されたので、毒袋が破れて前線エリアは毒ガスに満たされた。
もう片方も前衛二人が殴って撃破。
毒ガスを吸った奴は、手番終了時にサイコロ2個+5点のダメージ(生命抵抗で目標値12に成功すれば半減)。

さらに弓兵が前線エリアに矢を撃ちこむ。
まぁこれはさほど被害無し。

2ラウンド目、弓兵にさらに【スパーク】を撃つ。
そこへライダー二人が突っ込んで勝負あり。

戦闘後、東の4番へ。
PCらの予測通り、矢の雨を降らせた見張り小屋があった。
そこを探ってみるものの……

GM「特に何も無いな。毒薬の在庫も使い切った状態だ」

9番を経由せずに4番に入れば、敵に毒爆弾を準備する時間を与えずに戦闘で使わせない事ができ、勝利すれば毒薬の在庫も入手できる設定であった。

まぁ今さらな話なので、PCらは一旦、道を引き返す。

5番の扉には鍵がかかっていたが、開錠に成功。
中には400ガメル相当の金品と……

GM「魔剣の説明書があるな。このシナリオで魔剣を入手すれば、鑑定の判定は不要だ」

シエン「つまり、この山のどこかに魔剣があると!」

前衛キャラが二人なので二本出すという大サービスだ。
売却金額も設定してあるので、要らんなら売ればいい。
このレベルにしては大金が得られる。

サグウェン「む……もしまたフレイルなら、俺が二刀流戦士になるのか!」

なんでお前が両方持つ前提なんだよ。
フレイル使い二人のパーティになるに決まってんだろ。

つまり鈍器ワールドRPG2.0、開幕

一行が向かうのは、次は11番。
どうでもいい事だが、0-9間と5-11間は崖と橋による立体交差であり、四辻の道では無い。

11番には、蔦と茂みと木の枝に大半が覆われた櫓がある。
そして3番への道は、ほぼ垂直に近い傾斜だ。

サグウェン「櫓という事は、上に何かが有るんだな?」

GM「植物と地形のせいで、ここからは見えないと言っておく」

スカウト技能の持ち主に登らせるか、サグウェンがドラゴンを飛ばして上を見てくるか。
しばらく話し合った後、結局ドラゴンで飛ぶ事に。

バッサバッサと上へ、上へ、3番へ。
すると……

GM「櫓の上に巣を作っているモンスターが1匹」

サグウェン「ライダー技能で【魔物知識】判定……お、出目11か」

知力ボーナス±0だが、ダイス目で無理矢理成功。
魔物はサンダーバードだった。

一人で勝てる敵では無いので、もちろん引き返す事にする。

サグウェン「バッサバッサ……ただいま。あかん、あんなんおったわ」

GM「いやいやいやいや。なんで敵が棒立ちで動かない設定なんだよ」

というわけで、ゲームブック系サプリメントにあった【逃亡判定】だ。
サイコロ2個+敵のモンスターレベルで目標値を決める(今回は14)。
逃げるキャラクターの冒険者レベル+敏捷度ボーナス+サイコロ2個で、その目標値めがけて判定。

成功したので、結果的には無傷で逃亡成功。

サンダーバードは11番まで追いかけては来なかったので、PCらは道を引き返す事にした。

9番→4番→10番とパーティは進む。

10番からは2番に何があるか見える。
10番から2番には川が流れており、小屋は川の真上に建てられているのだ。

シエン「なんだ、トイレか」

GM「いや、大きさが違う。寝泊まりして暮らせる小屋だ」

シエン「そこで水棲の化け物でも飼ってるんじゃねえの」

長い付き合いだけあって、こっちの手を読むようになってきたな。

小屋を覗くと、山賊の突撃兵が4人。
ただし少しカスタムされている。
4人ともエルフなのだ。よって【運命変転】は無いが【優しき水】の種族特徴があり、水中で自在に攻撃してくる。

実は7番には川が流れこむ沼があり、水面近くを吊り橋が渡っている。
ここのエルフ山賊を倒しておかないと、水中から奇襲+橋をひっくり返されて水中での戦闘という一風変わったシチュエーションの戦闘になる設定だった。

シエン「突撃ー!」

こうして盗賊団エルフ部隊と、地上で戦闘開始。

自分たちよりレベルの低いモンスターが同数。
負けるわけが無い。
まぁ水中で襲われるか地上で戦えるか、の2択で全て決まる戦闘なんで。

エルフ部隊がいた小屋の中には宝箱があった。
罠を解除し、中に入っていた金品(400ガメル相当)を入手。

西の沼へ行く事もできたが、PCらは一旦山を下り、8番を通るルートを選ぶ。

なぜこの道を選んだのかは、録音を聞き直してもよくわからなかった。
まぁ何か考えはあったのだろう。

8番に踏み込むと……西からサンダーバードが飛んできて攻撃してくる。

サグウェン「コイツか……勝てるのかこれ」

GM「4レベルのキャラ2人いる4人パーティで5レベルモンスター1匹に勝てないなら、キャラ作り直しを考えるべきだろ」

シエン「そっか。じゃいけるだろ」

このゲームにおける初期の強敵の一つ、サンダーバード。
しかしあくまで低レベル帯では……であり、今のパーティで勝てないわけがない。

今、連休だし、今夜あたり焼き鳥でも食いに行こうかね……。

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2017年9月30日 (土)

自卓リプレイ SW2.0 第2話の2

もう一つ必要なアイテムがあるんで、森の中をうろうろするパーティ一行。
ボスキャラにも楽勝しちまったし、もう危険な相手はいない筈だが……?

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:16
敏捷:18
筋力:25
生命:23
知力:3
精神:9

ファイター:3/ライダー:1
戦闘特技:武器習熟/フレイルA、全力攻撃

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:21
敏捷:22
筋力:15
生命:15
知力:11
精神:11

フェンサー:3/ライダー:1/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:6
生命:12
知力:24
精神:20

コンジャラー:2/セージ:2
戦闘特技:魔法拡大/数

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16
敏捷:16
筋力:8
生命:12
知力:18
精神:19

プリースト(ル=ロウド):3/スカウト:1
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導

森の中後半

セルジオ「時間制限もなくなったし、さっき見つけたゴブリンの屍を漁りに行こうぜ」

21_2パーティ一同、それに機嫌良く賛同し、一度道を引き返す。
3番にあった、野良ゴブリンの屍を調べると……

GM「どこからかくすねてきた金品が200ガメルぶん、隠しポケットにあったぞ」

このシナリオのオリナジナルルールにより、宝物鑑定。
儲けは240ガメルとなった。

シエン「では次は、北東へ」

6番には何も無かったので、北東へ直進。
10番に入る。
ここにもレッドキャップが出現。格好が同じなので、倒したレッドキャップ達の一味だとわかる。

GM「そのうち一匹が、お前達のもつゴルドウスのフレイルを指さす。『それは俺達が盗まれた武器じゃねーか!』とさ」

セルジオ「記憶にないな」

GM「そりゃ、盗んだのはお前らじゃないから。でも問答無用で攻撃してくる」

敵はレッドキャップが2体、そのペットのジャイアントバットが2体。
蝙蝠が吸血能力(敵に与えたダメージと同じだけ、自分のHPを回復する)で少し粘るものの、結局はかすり傷を与えた程度で撃破される。

GM「レッドキャップの片方は生きているぞ。死にかけながらも『た、助けてくれ。俺は本隊の居場所を知っているんだ、命を助けてくれたら教えてやる』という」

セルジオ「もう倒したけど」

GM「倒す前にこいつらを倒せば情報を得られる、という場所だったからな」

というわけでトドメをさした事にし、ゲームを進める。
一同、さらに北東へ。

15番には、深い裂け目と粗末な丸太橋がある。
ここが「レッドキャップ本隊が逃げ切ってしまう場所」として設定した地点だ。
橋を壊すのは簡単なので、本体と遭遇する前にここへ来て橋を壊してしまうと、敵本隊はゲームエリアの外へ逃げられなくなる、とも設定していた。

というわけでもう意味の無い場所……ではあるのだが。
この橋を壊す事で経験値にボーナスが入るようには設定している。
これにより、シナリオクリアで得られる経験値=途中に出る敵全てを倒したのと同じ値になる、とする。
このシナリオだと「敵をどんだけ残していても1350点」だ。

GM「さて、橋を壊した事にして、次はどうする?」

サグウェン「西へ行くしかねーじゃねーか」

よって14番へ。
ここでパーティ一行に【薬品学】で判定するよう伝える。
これができるのはセージ技能とレンジャー技能だ。

セルジオとシエンが成功。

GM「ある種のマタタビが生えている事に気づいた。消費期限はこのシナリオ中。猫科の獣に襲われた時、追い払う事ができる。あとシナリオ終了後に売って小銭にできる」

サグウェン「でも使ったら無くなるんだろ」

GM「否。使うときは少量で済むので、シナリオ終了時の売却金額には影響しない、としておこう」

不自然だが、手間としては「有無」だけで判断した方が少ないのでそうするのだ。

一行、さらに西へ。
どうやら直進を続けるつもりらしい。

13番には爆弾が仕掛けてあり、踏んだら全員にダメージが撒き散らされていた所だが、発見に成功したので被害なし。

12番でタイガー(モンスター)に遭遇。
このゲームの虎はレベル5なので、今のパーティにはちょっと強めの敵だ。

シエン「頑張って倒せば700ガメル手に入るかも、か」

サグウェン「うん、いらん」

マタタビを投げて戦闘回避。
「ごろにゃーん」とか言ってる虎の脇を通り、さらに西へ。
このパーティのメンバーは、ダイス目5程度で楽勝できる敵以外とはあんまり戦いたがらないのだ。

11番に、窓も無い小屋を発見。
入口には鍵がかかっており、多数の足跡が出入りしている事がわかる。

鍵を開ける事はできたので中に入る。
そこは野盗の倉庫だった。
よって『取り返す荷物・残り』を入手。

他に別口から強奪された金品も入手。
一通の手紙も見つける。

GM「そこには『ゴルドウスの武器を見つけた。私はまだ戻れないので、そちらへ郵送する。登録はそちらでお願いする』と書かれているぞ。差出人はバン、送る相手はショトスという名らしい」

つまり

・パーティが持っている魔剣はゴブリンの巣で拾った物

・レッドキャップはゴブリンに魔剣を盗まれたらしい

・レッドキャップの魔剣はどこかから強奪してきた物らしい

という事だ。

シエン「なんだか嫌な予感がするな、兄貴」

サグウェン「ああ、読むんじゃなかったわ」

ザウェル(NPC)「大丈夫です。登録を済ませたのはこちらです。それにこのパーティの武器が盗まれたという武器である証拠はありません」

セルジオ「で、これは盗まれた相手に返してやるべきなのか?」

ザウェル(NPC)「手紙の事ならその通りです」

セルジオ「手紙以外に返すような物があったか?」

ザウェル(NPC)「いえ、ありませんでした!」

これでシナリオはクリア可能だ。
だが、森はまだ全部探索していない。まだ金目の物はあるかもしれない。

しかしパーティはあっさり帰還を選択。
まぁ冒険者レベル2~3のダンジョンで出る金目の物などしれてるからな。
実際、はした金が転がってる地点しか用意してねぇし。

こうしてPCらは街へ戻った。
成功報酬と得た金品で、一人1200ガメルほどの収入になった。

GM「ドラゴンベースの職員達は『おお、さすがですね!』と言ってくれる。ただ拾った手紙は宛先に返してやるように言うな。魔剣の探索が失敗に終わった事を知りたいだろうから、という事らしい」

もちろん、それが次のシナリオなのだ。

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2017年9月24日 (日)

自卓リプレイ SW2.0 第2話の1

開始数日前、セグウェイ(シャドゥのフェンサー)のプレイヤーが
「サグウェンと名前が紛らわしいのでセルジオに改名するわ」
と言いだす。

まぁ実害は無いから構わんが。
まだ名前一つに思い入れが出るほど長くプレイしてねぇしな。

ここまで来て「思い入れ」で思い出したが、経歴表使ってねーや
まぁ特に困ってないし、別にいいか。

また、前回出た魔剣(フレイル)はサグウェンが使って行く事になった。
特技変更の薬を一気飲み、武器習熟はフレイルへ。

サグウェン「威力は35……と」

頼もしい事だ。しばらく戦闘は「とりあえず勝った」状態になるだろう……多分。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:16
敏捷:18
筋力:25
生命:23
知力:3
精神:9

ファイター:3/ライダー:1
戦闘特技:武器習熟/フレイルA、全力攻撃

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:21
敏捷:22
筋力:15
生命:15
知力:11
精神:11

フェンサー:3/ライダー:1/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:6
生命:12
知力:24
精神:20

コンジャラー:2/セージ:2
戦闘特技:魔法拡大/数

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16
敏捷:16
筋力:8
生命:12
知力:18
精神:19

プリースト(ル=ロウド):3/スカウト:1
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導

都市国家へ

GM「前回の続きだ。無事に米俵を取り返した後、お前らの伯父殿は都市国家ドライダンドの首都にして唯一の都市ドライダンドへ行くぞ」

文字で書くとしつこい文章だな。

GM「叔父はドラゴンベースの分署へ飼料を届けに行く。お前らも同行な」

サグウェン「文書?……ああ、分署。支部か」

別にソレイユキャラの低知能ロールプレイではなく、口頭だと伝わり難いだけだ。
ドラゴンベースの本部は郊外にある牧場なので、街にあるライダーギルドが支部扱いとなる。

GM「さて、お前達は街についた。ギルドへの納入は伯父と職員がやる。伯父はお前達に『ゴルドウスの魔剣を手に入れたのだから、登録してこい』と言う」

別に「魔剣所持は国家登録が必要な許可制」というKUSO法律があるわけではない。
この地で最大の英雄にして初代の国王が使っていた魔剣がゴルドウスという鍛冶屋の造った物であり、同鍛冶屋製の武器が複数出回っている事がわかっているので、人気ブランド化してしまっているのだ。

シエン「まず国王ありきか……」

セルジオ「あれやろ、有名選手と同じグッズ持っておきたいとかいうアレ」

まさにそれだ。

ザウェル(同行NPC)「では発見報告に行きましょう!」←ウキウキで

そんなブランド武器の発見報告・登録記録は、地元人にとっては名誉なのである。
なお、このゲームには名誉点という物があるが、これへの加算は今回やってない。
考えるのが面倒だったからだ。まぁじきに適当な数値を増やすだろ、多分。

現地人に背中をおされ、一行が着いたのはこの街では数少ない学院。
竜科要塞研究所である。
この地に数多く生息するドラゴンの研究、南から来る蛮族の研究と対策。
その施設から興ったのでこの名前という設定である。

サグウェン「あまり頭でっかちの学者がいそうな名前じゃねぇな」

ともかくそこに入り、受付で登録を行う。

受付(GM)「そうですか! また一つゴルドウスの武器が見つかりましたか!」

ザウェル(同行NPC)「そうなんです、また一つ発見されました!」

肩をバンバン叩きあう現地人達。
この施設の「ゴルドウスの武器使い帳」に、新たな冒険者の名前が記された。

サグウェン「今はどの程度の数が見つかってるんだ?」

決めてねぇな。
聖闘士にちなんで88個にしようかと思った事もあったが……。

こうして登録が終わった。
直後、受付へ駆けつけて来る訪問者の姿が。

サグウェン「嫌な予感がするな……」

GM「そらそうだ。全く無関係な描写を入れても仕方がないからな。受付職員は訪問者の話を聞き『この方々に依頼してはいかがでしょう。ゴルドウス武器の持ち主です!』とお前らを指さす。訪問者はお前らに期待を込めた目を向けるぞ。職員は近くのテーブルへ案内してくれる」

シエン「有無を言わさず?」

少なくとも、依頼主が話を始めるところまでは。

訪問者(GM)「ゴルドウスの武器を持つ冒険者様! 我らは行商人ですが、荷物の一部が野盗に奪われてしまいました」

サグウェン「魔剣使い扱いだが、まだ2~3レベルなんだよな俺ら」

ザウェル(同行NPC)「それは解釈が違います。2や3レベルで魔剣に選ばれるほどの冒険者、と解釈されるんです!」

セルジオ「まぁこの世界は本当にそういう所あるし」

報酬は一人800(成功報酬)という事で商談がまとまった。

GM「では仕事の内容だ。野盗が荷物の一部を奪って逃げたので、それを取り返す。野盗はレッドキャップの集団だ。それを聞いて、施設の職員が『またあいつらか』と言う。この地方のレッドキャップは、モヒカンにして強盗を働く習性があるとの事だ。奪われたのは主に農作物。種籾とか」

サグウェン「種籾? 明日が……明日が!」

セルジオ「それは大変だな」

GM「今すぐ爺さんが死んだりしないから安心しろ。行商人一行の荷車が襲われ、抵抗しながら逃げたが、商品の箱がいくつか無くなっていたらしい」

シエン「この地方の蛮族はよっぽど米に飢えてんだな……」

GM「ゴブリン(この地方)は米泥棒だが、レッドキャップ(この地方)は斧を振り回す野盗だ。今回、種籾が奪われたのはただの偶然。よってこの二つの間で争いが起きる事もよくある」

そして施設に伯父もやってくる。

シエン「もしかして、行商人て伯父さんところの?」

GM「いや、伯父の商売相手。だから伯父も『ぜひ行ってやってくれ』と言う」

サグウェン「叔父さん、よく襲われるな」

セルジオ「やらざるを得ないぜ兄貴」

こうして出発する事になった。

シエン「まずは冒険者ギルドで情報収集かな」

この世界にあるのは「冒険者の店」であり、ギルドとして組織化はされていないのが普通のはず。
おそらくこのプレイヤーが今遊んでいる別ゲームか何かとごっちゃになっているのだろう。

ともかく冒険者の店へ向かう。酒場で何を聞きたいのかというと……

シエン「行商人達が襲われた場所」

GM「それは襲われて逃げてきた行商人に訊くべきだろ」

酒場からUターン。

GM「行商人は『街道のどこそこです』と教えてくれる」

セルジオ「護衛は連れていなかったのか、この一行」

GM「2人ほど安い傭兵を雇っていたが、野盗にフクロにされたらしい。そいつらがやられているおかげで逃げられたんだと」

というわけで現場はわかった。
パーティはそこへ向かう。

野盗退治

到着しても、価値のある物は当然持ち去られていた。
傭兵の屍が一つだけ残っており……

GM「ある方向を指さす形で倒れているな。何かひきずった跡が、そっちへ続いている」

サグウェン「こいつの死体は残っていたのか」

まぁフロウライトという事にでもしとけばいいだろ。

跡をつけていくと、北の樹海へ入って行った。
ここから野外ダンジョンである。

21_2 このシナリオでは、レッドキャップ達も時間経過とともに位置を変えていく。
敵のスタート地点は8番。
そこからPCらが「10分かかる行動」をとるか、地点間の移動が終わる度にランダムな方向に動き、15番へ入ると「逃げられた」と扱い、荷物は持ち逃げされてシナリオ失敗となるのだ。
もちろんこの事はPCらに告げ、薬草での回復や戦利品の判定・探索判定など「できるだけやるべきだが時間がかかる事」に焦りを生む事を狙う。

なお、入られると失敗になる地点は一つだけなので、確率的には逃げ去られる事などほぼ起こらない。
ただまぁ「時間制限がある」というだけで、心理的には圧迫できるだろうからな。

サグウェン「樹海? 日光は当たるのか?」

ソレイユには日光が当たる場所でのみ発揮できる回復能力「太陽の再生」があるので、それは重要だ。
まぁ「日光が当たる所を探せばいい。そこらにあるだろう」という事にして、「太陽の再生」使用OKにしておいた。

こうして1番から、PC達は探索を開始する。
先ずは北東(3番)へ。

ここでは野良ゴブリンが1匹、死んでいた。

セルジオ「この屍を調べると10分かかるんよな?」

サグウェン「じゃやめとくか」

シエン「では北西へ」

なぜか微妙にカーブして進む事にしたPC達。
こいつらのいつもの習性だと「まず行ける所まで一方向」だと思ったが。
次は5番へ進む。

GM「荷物を抱えている蛮族に遭遇したぞ」

サグウェン「wwwwwwwwwwwwwwww」

移動2回で遭遇しちまったか……。

レッドキャップは3体。
さらにレッドキャップボマー(欠片入り)が1体。

レベル的にこのぐらいだろうと思って出したが、正直、自爆兵がボスというのはどうかと思う。
だが私は謝らない。

敵は範囲魔法対策に、レッドキャップボマーが少し後ろ。

シエン「レッドキャップが! 知能低い敵が作戦を立ててやがる!」

GM「低めだが知能はある……という事は……俺達が考え付ける作戦なら考えられる、という事にならんかな!」

なるかもしれんが、PCらの能力を把握してのメタ対策の言い訳としては正直微妙だ。
まぁ脳筋的だから魔法で焼かれる布陣しか取らない、というのも何か違う気がするしな。

まぁ小細工した所でレッドキャップはすぐに全滅。

セルジオ「レッドキャップボマーに【挑発攻撃】っと」

サグウェン「当たったか。タゲ固定されたな? んじゃ【全力攻撃】で」

レッドキャップボマーも「HPが10以下になれば自爆可能」などという微妙な能力を発揮する暇もなく袋叩きで撃破。

こうして奪われた荷物を取り返したのだが……

GM「リストの一部をこいつらは持ってないぞ。この森のどこかに置いてきたようだな」

シエン「……でも、持ち逃げされる事は気にしなくて良くなったのでは?」

GM「その通り」

ランダムで移動させるぶん、早めに遭遇する事も当然想定している。
よってシナリオクリアのためのアイテムは二分割しておいた。
まぁ初戦かつボス戦が終わったので、後は消化試合みたいなもんだ。

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2017年8月27日 (日)

自卓リプレイ SW2.0 第1話の3

ゴブリンの頭をブン殴る、由緒正しいソード&ソーサリーシナリオ。
第一話完結編。

訂正:フレイル&ソーサリーシナリオになった。
まぁサイコロ様からそうしろって指示だったしな。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:16
敏捷:18
筋力:24
生命:23
知力:3
精神:9

ファイター:2/ライダー:1
戦闘特技:武器習熟/ソードA

Photo_2 キャクラター名:セヴウェイ
種族:シャドゥ(男)
器用:21
敏捷:21
筋力:15
生命:15
知力:11
精神:11

フェンサー:2/ライダー:1/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:6
生命:12
知力:24
精神:20

コンジャラー:2/セージ:1
戦闘特技:魔法拡大/数

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16
敏捷:16
筋力:8
生命:12
知力:18
精神:18

プリースト(ル=ロウド):2/スカウト:1
戦闘特技:魔法拡大/数

探索続行

Photo_2 運良く魔剣を入手した一行、北西の小屋を裏から出て、別の小屋を調べる。
北東の小屋へ行くと、裏口は無かった。
壁越しに【聞き耳】をしてみるが……

ザウェル(GM)「中に何か居ますね」

セヴウェイ「窓があるなら覗いてみる」

GM「有るな。こっそり覗けたか【隠密】で判定」

達成値は6しか無かった。

サグウェン「はあ、見つかってしまったか」

GM「では騒がれるな。外にいた蛮族どもが駆けつけてくるけれど、どうする?」

サグウェン「殲滅じゃあ!」

セヴウェイ「うむ、迎え撃とう」

外にいた蛮族はゴブリンが2匹。それぞれペット(不確定名・幻獣)を連れている。
【魔物知識】判定により、フレイムイーターという炎ブレスを吐く鳥だと判明した。

GM「遭遇時の距離も決めるか」

身内ルールでは、最初の距離もサイコロ+修正で決める事にしている。
今回は16mだった。
互いの最先端同士をこれだけ離して1ラウンド目が始まる、のだが……

セヴウェイ「敵の移動力が16無いな。1ラウンド目、こちらからは近づかない方が良さそうだ」

セヴウェイの乗ってる蛇型竜は、移動力が15しかない。
こちらから近づくと、1ラウンド目は敵にだけ攻撃されてしまうと判断したようだ。
単騎突撃はする気がないサグウェンもそれに付き合う事にし、シエンがスパークを撃つのみ。

2ラウンド目

もう1発スパークを撃てない事も無いが、MPが減り過ぎるという事で武器で攻撃。

セヴウェイ「俺の蛇型竜は毒の牙を持っているから、HPの多めに残っている奴を狙うぜ」

ああ、そういう能力も選べるようにしておいたな、確か。
敵の生命抵抗を打ち破れば追加ダメージを増やせる毒牙。
見事命中、その威力は……

ダメージロールの出目が良く、毒抜きで倒せる威力だった。
ゴブリン、大蛇に食われて絶命。

まぁそんなもんかもしれんな、世の中。

その後も普通に殴り倒し、問題無く勝った。
一応、セヴウェイの騎竜が1発だけ殴られた。
最後のゴブリンにはサグウェンがクリティカルヒットで無駄にダメージを与えて倒した。

しかし勝利はしたものの、小屋の中にいた敵が駆けつけてくるのは時間の問題。

セヴウェイ「どうせ敵には気づかれてるんだろ? 迎え撃つか」

サグウェン「回復してからだ。退け、退けい」

シエン「長兄より次兄の方が好戦的だな……」

回復の時間をとるため、戦利品も漁らずにPCらは集落外の林へ駆け込む。
前金代わりに貰った薬草をセヴウェイが処方し、消耗した者のHPとMPを回復。

回復後。
いずれ戦いになるとしても先に他の小屋を見てからにしようと、先に南西の小屋を覗く事にした。
またもや窓から覗くと……モンスター(不確定名・動物)が1匹飼われている。
【魔物知識】により、4レベルモンスターのヴァルチャーだと判明。
2レベル4人のこのパーティには、結構手強い相手である。
紐で繋がれ、外には出てこれないようだが……。

セヴウェイ「なら窓から松明を放り込んで……」

サグウェン「別にいいけど、ここに何か有ったら燃えてしまうぞ?」

シエン「それはいけない。兄ちゃん(セヴウェイ)、待つんだ。なぜそんなに火を見るのが好きなんだ」

録音聞き直したところ、シエンも集落に火を放つ計画は立てていた。
人の事は言えんな。

サグウェン「何か手を考えたい所だが、俺は考えるタチじゃないんだ」

セヴウェイ「火をつけるしかないんじゃないか。効率重視でいこうぜ!」

いや、アイテムあったら燃えるからもったいないという話だっただろう。
数分で忘れたか。

GM「なお、窓からは入る事ができない……という事にしておく」

騎竜が二匹もいるしな、このパーティ。
俺の出したレギュレーションのせいだが。

GM「小屋の入口は集落の中に周らないと入れないので、外へ出ている敵がいる以上、先にそちらに見つかるな」

シエン「まだ行ってない小屋が一つあるし、先にそっちへ行こう」

よってPCらは南東の小屋へ。
しかしその小屋は、裏口も窓も無い。
例によって【聞き耳】もしてみるが、何も物音は聞こえない。

ならばそこに敵はいないだろう
→北西の小屋から出てきた奴らと、ヴァルチャーしか残ってなさそうだ
→なら個別に倒していけばいいな。

そう判断し、PCらは隠れて動くのをやめ、集落の中央へ乗り込む。

ボス戦

景気良く万歳突撃開始。
北西の小屋から出てきた奴らと対面してみると、3種類・4匹の敵編成。
全て不確定名・蛮族で、2匹はゴブリン。
後の二匹を【魔物知識】で判定してみると、片方はグレムリン。
もう片方はボガードで、剣の欠片でHPが増強された個体だった。

戦闘開始距離をランダムに決めてみると、10mから開始。

セヴウェイ「近いな! 兄ちゃん(サグウェン)のやる気があったからだろう」

シエン「兄ちゃん(サグウェン)が『突撃!』と叫ぶと、兄ちゃん(サグウェン)が先陣きって突っ込むパーティなんだ」

だが先制判定を行うと、敵の先攻からだった。

1ラウンド目

グレムリンは【エネルギーボルト】を撃ち、他の3匹は突撃してくる。
これでセヴウェイとその騎竜がそこそこのダメージを食らう。
PCらは、自軍手番で【エンチャントウェポン】を4体(サグウェン・セヴウェイ・二人の騎竜)にかけ、【ヒール・ウーンズ】でセヴウェイとその騎竜のHPを回復する。
それから二人の前衛が敵に反撃。

サグウェン「ここは手強い奴から潰すぜ。ボガードを攻撃!」

HPが一番デカいのもボガードだが、その戦法で大丈夫か?
ともかくサグウェンが【輝く肉体】を使用、ボガードの命中・回避を低下させる。
そのうえで、このターンで倒しきれないのはわかっているので、セヴウェイは【挑発攻撃】も使用。
ボガードのHPを半分以上減らしつつ、そのターゲットをセヴウェイへ固定した。

2ラウンド目

【挑発攻撃】の甲斐あって、セヴウェイがボガードから痛烈な一発を貰う。残りHPが2点に。
だがゴブリンの攻撃は回避。もう1匹ゴブリンがいたが、そちらはサグウェンの方へ攻撃を向けた(そして避けた)。
グレムリンは距離を離しすぎていたので、距離を詰めるだけで終了(戦線から15mも離れてしまっていた)。

PCらの手番。
シエンとザウェル、二人回復魔法をとばし、セヴウェイのHPを17点まで回復させる。
サグウェンが行動すると【輝く肉体】の効果がきれるので、先にセヴウェイが攻撃。
回避の落ちた敵に蛇型竜の毒牙も炸裂し、騎手の攻撃も合わせて、ボガードのHPを残り1点まで減らす。
……が、サグウェンと騎竜が両方とも攻撃を外し、瀕死の敵を仕留め損ねた。

作戦は正しかったが、ダイス運がついてこんな。

3ラウンド目

まずグレムリンが【スリープ】。サグウェンの騎竜が眠ってしまう。
こいつは飛行型の騎竜(本人がコアトルな外見と主張)に乗っており、その【飛翔】能力で自分の命中・回避を上げて戦っているので、その能力が封じられた事になる。

そのサグウェンをボガードが攻撃。危ない所だが、サグウェンは攻撃を回避。
ゴブリン2匹はセヴウェイとその騎竜を攻撃。騎竜がダメージを受ける。

PCらの手番。
セヴウェイの騎竜のHPをザウェルが回復。
セヴウェイは自分の主動作でサグウェンの騎竜を起こし、自分の騎竜でボガードを攻撃……するが外れ。
サグウェンは補助動作で自分の竜に乗り、ボガードを攻撃させる。
睡眠から覚めたばかりで転倒状態だったのだが、たまたまボガードが劣悪な回避達成値を出し、攻撃が命中。倒してしまった。
サグウェン自身の攻撃は(ゴブリンに向けたものの)外してしまったが、これで流れは確定である。

4ラウンド目以降

グレムリンは【ブラントウェポン】等とばして抵抗するが、別に何の意味もなく、ゴブリンがばたばた倒されていく。
5ラウンド目にゴブリンはいなくなり、手傷を負ったグレムリンは降伏。

グレムリン「はいはいもう悪い事いないヨ~両手バンザイ降参ネ~米俵は北東の小屋だヨ~」

シエン「ヴァルチャーの小屋には何かあるのか?」

グレムリン「昔、拾った薬が、効果がわからないから放り込んであるネ~」

セヴウェイ「わかった。ヴァルチャーは部屋から出られないんだったな。俺がそこらへんの石を拾い集めて、敵が死ぬまで投げて攻撃しよう」

そういう状況になったら紐をほどきに来る奴らは、既に全部倒してある。
実際にサイコロをふると何十ラウンドもかかってしまいそうだったので「やりました」で終わりにしておいた。

ロクでも無い対処法だが、そういう事もできるようにはあえてしておいた
レベル的に一番強いモンスターは、このシナリオではこのヴァルチャーである。
能力的にはボスキャラを上回る敵がいて、正面から突撃すると苦戦するが、必ずしも倒す必要があるわけではなく、有利~楽勝になる対処法もたまに有る……というのは、自分がよくやる敵配置だ。

ヴァルチャーを始末してから、この集落で倒した蛮族やフレイムイーターからの分もまとめて剥ぎ取りを行う。
まぁ初回のシナリオなので、手に入る物もたかが知れているが。

ヴァルチャーの小屋からは、グレムリンの言った通り薬瓶が見つかる。
中身は『特技変更薬』だ。
その名の通り、習得している特技を変更できるナイスなオリジナルアイテムである。
最初から【武器習熟】を取得してしまい、せっかく出た魔剣を装備できない哀れなデクがいるかもしれんと見越して置いておいたのだ。

サグウェン「そうか。まぁ今急いで使う必要も無いな」

見事にそうなってた本人が言うなら、それはそれでいいのだろう。
消費期限は設定していないので、もっと高レベルになってから「習得してみたが思ったほど強くなかった特技」を変えるための保険にする事ができるのだから。

もう一つだけ小屋があるので、そこも調査。
中はゴミ捨て場で、掘られた穴の中に生ゴミと汚物が堆積していた。
もちろん冒険者の仕事なので、これも果敢に調査だ。
【探索】判定の結果、堆積物の中に壺が半分埋まっているのを発見。

GM「汚物の中に飛び込む奴もいないだろう。棒か何かで引っ張り出すには、判定が……いや、やっぱり要らん事にするわ」

シナリオには要判定と書いてあるが、失敗した時の処理は『手間取っているうちに、その時点で生き残っている蛮族に見つかる』
全滅させた後なら何も来るわけがないので、成功するまで判定すれば良い=自動成功。

壺の中には、羊皮紙の切れ端が。
交易共通語で文章が書かれており、内容は北西の小屋にあった魔剣の取説である。
もしアイテムの鑑定に失敗していても、この羊皮紙を入手すれば、その時点で魔剣の性能がわかり使う事ができる……という構成にしていたのだ。

なお、アイテムの鑑定に成功しないと装備・使用が許可されないのは、あくまでここの身内ルールである。
公式には、多分「よくわからないまま装備したり、飲んでみたり、火で炙ったりする事はできる」であろう。

と、ここまでは意味の無いこの羊皮紙。
一応、もう一つ、意味を持たせてある。

このゲームのルールでは、シナリオ終了時に得られる経験値は『倒したモンスターぶん+1000』となっている。
しかし敵の見張りに見つからず切り抜ける、番人を騙して追い払うなど、倒す以外の対処ができる事もあるだろう。またダンジョン等で、目当ての物を手に入れた後で敵のいる部屋を見つけた場合など、わざわざ戦う必要を感じない事もある。
よって、シナリオのどこかに「獲得経験値の最低保障値を底上げするフラグ」を、できるだけ毎回用意する事にした。
この羊皮紙を見つける事で、このシナリオ終了時に得られる経験値は、倒したモンスターに関係なく1290点とする。
これはシナリオで設定したモンスター全てを倒した時と同値である。
この種のフラグを用意する事で「経験値が欲しいのでモンスターを見つけたら突撃」というスタイルを取らなくても損はしなくなると思ったのだ。

まぁ今回は出てきた奴全部倒してしまったので、こっちの意味も無かったが。
あくまで結果論、仕方の無い事だ。

その後、集落の中央や北東の小屋から、金品が見つかる。
【宝物鑑定】の結果、420ガメルぶんの収入になった。
盗られた米俵も北東の小屋から見つかる。

帰還

米俵を田園へ持ち帰るPC達。
依頼主でもある親戚・ドルレイクは、全員に400Gを支払う。
戦利品や拾った金品の合計額は1370。初回シナリオとしては結構な収入だろう。

GM「そしてドルレイクは、お前らが持ち帰った武器を見て驚くな。『それはゴルドウスの武器か! この国では非常にありがたがられている物だ。初代領主が使っていたのも、ゴルドウス製の武器だったからな。ドライダンドでは、ゴルドウスの武器を所有しているのはある種のステータスだ。街へ行って登録しておくといいだろう」

もちろん、そこから別のシナリオに続くのだ。

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2017年8月26日 (土)

自卓リプレイ SW2.0 第1話の2

録音を聞いて文章にするのは、思った以上に面倒であるな。
こんな物を本にして何冊も出してきた人達に、敬意を持たざるをえない。
スパロボEXのプレイを最後までしてからにすべきだったか。

たった1回のセッションなのに、2分割でも終わらんとはのう。
ちと見積もりが甘かったようだ。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:16
敏捷:18
筋力:24
生命:23
知力:3
精神:9

ファイター:2/ライダー:1
戦闘特技:武器習熟/ソードA

Photo_2 キャクラター名:セヴウェイ
種族:シャドゥ(男)
器用:21
敏捷:21
筋力:15
生命:15
知力:11
精神:11

フェンサー:2/ライダー:1/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:6
生命:12
知力:24
精神:20

コンジャラー:2/セージ:1
戦闘特技:魔法拡大/数

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16
敏捷:16
筋力:8
生命:12
知力:18
精神:18

プリースト(ル=ロウド):2/スカウト:1
戦闘特技:魔法拡大/数

現場調査

PC達一行は出された昼食(おにぎり)を食ってから、被害の出た現場……49番倉庫に向かう。

サグウェン「この世界の主食はなんとなく小麦な気がするが……」

シエン「叔父(ドルレイク)殿。なぜこの国は米なのですか?」

ドルレイク(GM)「実は儂にもわからんのだ。特に米の生産に向いている土地でも無いのだが、なぜか皆米作りに精を出しているし、年貢の一部も米で収めている」

サグウェン「税じゃなしに、年貢ってな……」

GM「年貢って呼称はおかしいんかね? 税と同じ意味だろ、だいたい。まぁ違和感があるなら税と言い直そう」

特に意地はる所でも無いからな。中世の農村ぽさを出したかっただけなんだ、自分は。
そうするうちに現場の倉庫が見えてくる。
もちろん、倉庫に仕舞われていたのも米だ。

ザウェル(GM)「ゴブリンが米泥棒、米泥棒はゴブリンと相場が決まっていますからね。毎月のように被害が出て困っています」

セヴウェイ「流石に毎月はないんじゃないか?」

ザウェル(GM)「倉庫には備蓄がありますからね。何時頃からかはわかりませんが、ここら辺のゴブリンは米の味を覚えたらしくて……人間の倉庫を破れば美味い飯が食える事を、学習してしまったのです」

サグウェン「肉の味よりもか」

ザウェル(GM)「しかしとんでもない事です。奴らに食わせる米など、一粒たりともありませんよ。見かけ次第、一匹残らず始末せねばなりません」

倉庫は高床式で、入口の鍵は乱暴に壊されていた。
中には米俵が並んでいるが、列が崩れて、三つほど持ち去られている。
部屋の隅には、踏み潰された団子もあった。

ザウェル(GM)「ゴブリン避けの罠も見破られましたか。奴らもだんだん覚えてきましたね…!」

シエン「ホウ酸団子ですか……」

セヴウェイ「とりあえず、仕事はゴブリン退治だよな?」

サグウェン「米俵を取り返すんだろ?」

GM「そう、取り返す。ゴブリンはブチ殺すのが当然なので、依頼主はわざわざ言っていない」

セヴウェイ「……じゃあ足跡追跡からかな」

それができるのはレンジャー技能のあるセヴウェイと、スカウト技能のあるザウェル(同行NPC)。
ただしザウェルのサイコロは、非戦闘時のぶんはPCらに振らせる事にしている。
でないとGMだけが延々サイコロをふる時間ができてしまうので。

セヴウェイ・ザウェルともに判定に成功、足跡を見つけて追跡が可能に。
しかしこのゲームは判定のサイコロが1ゾロ(自動失敗)だと経験値がもらえるので、他の二人も一応判定はしてみる事にした(技能が無いので成功の目はほぼ無い)。

サグウェン「お、自動成功。6ゾロだ」

GM「ほう? ではサグウェンは、足跡を追って歩き出すと、ぐるりと一周して倉庫の床下へ頭を突っ込む」

サグウェン「んんん?」

実はこの判定、難易度が二段階あったのだ。
達成値9~10で成功すると、足跡を追っていける。
だが11以上で成功すると、近くに隠れ潜んでいる敵のスパイの足跡を見つける事ができるのだ。

判定の目標値は、こちらの決めた難度とPCらが得てきた経験値の総計で決める事にしている。
その表も作成してある
判定目標値をA~Dの4段階にわけてあり、このシナリオでは8~13の間で設定した。
技能レベルでの判定ではB~Dから、冒険者レベルが基準となる判定ではA~Cからセレクトする事にしている。

GM「よって高床式倉庫の床下で、御座を被って隠れている『不確定名・蛮族』を1匹見つけた」

蛮族はコボルドだった。このゲームにおける最弱級モンスターの一種である。

GM「コボルドは先制土下座をかます。『ごめんなさい、許してください、降参です!』だとよ」

セヴウェイ「米俵はどうした?」

コボルド(GM)「ゴブリンが持って行きました!」

セヴウェイ「ゴブリンはどこ行った?」

コボルド(GM)「先に逃げて、途中で待ち伏せしてます!」

セヴウェイ「お前らの本拠地は?」

コボルド(GM)「はい、喜んで言います!」

セヴウェイ「いや、案内しろよ」

コボルド(GM)「ああっ! お、お腹が痛い! 動けません!」

コボルドが言う事には、追手がいたら先回りして報告しに来い、という命令を受けていたとの事。
このコボルドを発見して尋問した時点で、逆に敵の裏をかいて不意打ちできる事にしてある。
その後まで延々連れ回されても邪魔なので、とりあえずここから動こうとしないという事にした。
苛立ったPCらが拷問なり処刑なりするかもしれないが、その時にはあっさり死んだ事にするのみ。

セヴウェイ「……じゃあ待ち伏せと本拠地の、場所だけ聞いておくか」

コボルド(GM)「はい、ここからこう行ったこれこれこんな場所です! 一匹残らずやっちゃってください」

シエン「では、このコボルドは叔父貴殿に渡しますか」

GM「うむ。コボルドは村人にしょっぴかれて行った」

コボルド、ゲームから退場。
捕虜の扱いをどうするかは様々な意見があるだろうが、そういうので延々グダグダするのも見飽きた
よって自分がGMをする時、名無し雑兵を捕虜にすると、基本的に腹パン一発で知ってる事を何でも吐くし、尻を蹴って追いはらえば二度と出てこない事にしている。

セヴウェイ「待ち伏せを迂回して、本拠地へ直接行く事はできそうか?」

GM「それは難しいという事にしておこう」

シエン「では、待ち伏せている奴を奇襲するとしよう」

コボルドの教えた奇襲場所は、南にある山の入口あたり。
PCらはそこへ向かう。

初戦闘

情報どおり『不確定名・蛮族』が4匹(全て同種)、山中の岩陰で待ち伏せていた。
敵の死角からそれを確認するPC達。
【魔物知識】判定に成功し、種類はゴブリンだと判明(弱点はわからず)。

GM「戦闘ルールはいつも通り標準戦闘でな。敵との距離を何mで戦闘開始するか、お前らが決めていいぞ」

相談するプレイヤー一同。
遠い距離から始めれば魔法が2発撃てるな~おいおいMP消費が~じゃあどうする~うーん……

……なんで初期レベルの雑魚戦闘開始前に延々悩んでんだ……?

まぁ前回のシナリオがキャンペーンラストバトルの10LVオーバーシナリオだったので、各種魔法や特技を考慮して2~3m刻みの距離調整するような状態だったから、それが抜けきってねぇのか。
バカな話だ。
一番バカなのはさっさと簡易戦闘でやっちまえば良かった事を思いつかなかった自分だと、録音を聞き直していて気付いたが。

結局、敵(4匹とも同地点)から、サグウェン・セヴウェイ・ザウェルは10m、シエンは15mの位置から開始。
不意打ちなので先制はPC側。

1ラウンド目

シエンが【スパーク】の呪文を唱える。
電光炸裂、達成値16で敵の抵抗を上回り、7~10点のダメージを敵にばら撒く。

ザウェルは【フィールド・プロテクション】の呪文を唱える。
自分・サグウェンとその騎竜・セヴウェイとその騎竜の5体にかけ、ダメージ軽減を1点付与。

サグウェンが敵に突撃。
11点の物理ダメージを剣で叩きこみ、1匹を撃破。
だが騎竜の攻撃はサイコロの出目が悪く外れ。

セヴウェイが敵に突撃。
騎竜に攻撃させるが外れ。
本人の攻撃は当たるが、フェンサーなので武器が軽いうえに出目が良くない。軽い手傷は負わせたものの倒せず。

GM「ダイス目が悪いのはわかるが、それにしても騎竜の達成値が低いな。何か間違ってないか?」

実は間違っていた。
ライダーPC二人とも、騎竜のレベルを自分のライダー技能レベルと同じにしていたのだ。よって二人とも、自分の騎竜を1レベルモンスターとして扱っていたのである。
確かに昔はそういうルールだったのだが、今は変更され、騎獣のレベル=キャラクターの冒険者レベルだ。だから二人の騎竜は2レベルモンスターになるのが正しい。

急いで騎竜のデータを修正する二人。

ここからゴブリン(残り3匹)の反撃。
攻撃されるのはサグウェン・セヴウェイ・その騎竜達。
誰が攻撃されるかは、知能に基づいた攻撃目標決定表を独自に作ったので、それで決める。
ソードワールド用に作った物なのに、六面体以外のサイコロを平気で使っている不届きなシロモノであるが。
基本的にランデムで目標を決めるが、出目次第では、攻撃できる範囲の中で、その時一番HPの低いキャラを攻撃してくる。
その確率は知能が高いと上がる……というわけだ。
とはいえ相当に大雑把な表であり、この表だけ使っていると自軍の回復やバフ・デバフは使わないという事になってしまう。
まぁそこら辺は敵とその能力に応じて適当に、だ。

今回、サグウェンが2回、その騎竜が1回攻撃された。
が、その全てを回避成功。
際どい攻撃もあったが、騎竜に飛行能力(命中・回避に+1)のおかげでギリギリ避ける。

2ラウンド目

サグウェンがさらに1匹を葬る。
だが騎竜の攻撃は外れ。

セヴウェイが敵にするが、これは出目3で外れ。
騎竜がゴブリンに噛みつくが、HPを1点残してしまう。
だが彼の蛇型騎竜には【毒牙】の能力を持たせてあるので、追加ダメージが発生するのだ……セヴウェイの【ライダー技能+器用度ボーナス】+サイコロ2個がゴブリンの生命抵抗を上回れば。

上回らなかったので生き残られた。
確率的には有利な勝負だったのだが……。
戦法は間違っていないが、運がついてこねぇ。

ゴブリン(残り2匹)の反撃。

GM「お、HPの一番低い奴が狙われると出たな。乱戦エリア内で今一番HPが低いのはセヴウェイか」

さらにもう1匹も、セヴウェイを狙う出目。

そして2発ともあっさり回避成功。

3ラウンド目

サグウェンの騎竜が1匹を屠る。
さらに本人が残り1匹をブッた斬り、この手番で全滅させた。

セヴウェイ「さすが兄貴だ」

サグウェン「力対力ならな。魔法が来ると知らんが」

GM「ザウェルが『強いじゃないですか。さすがです』と褒めておくぞ。良かったな」

戦利品の、ゴブリンのショボイ武器をかき集める。
取得に補正のあるキャラなんてまだ一人もいないので、ダイス目のしょっぱさも手伝ってはした金にしかならないが。

シエン「ダバイン家の人間は金集めが下手ですな」

無傷なので特に治療等もせず、一行はゴブリンの本拠地へ向かう。

本拠地潜入

Photo 山中を進むと、そう密度の高く無い林の中に、四つの掘っ立て小屋が見えてくる。
その間を、時折人影(蛮族影?)がうろつく。
無論、それがゴブリンどもの巣だ。

サグウェン「うーん……ここは力任せに突撃するというのはどうだろうか」

ソレイユ族のロールプレイとしては正しいのかもしれん。

シエン「いや、火責めという手もありますよ」

セヴウェイ「それよりスカウト技能の持ち主に見てきてもらえばどうだ? ぞろぞろ行くより見つかる可能性は低いだろう」

ザウェル(GM)「了解、行ってきます」

茂みの中を隠れて偵察。【隠密】判定の達成値は12。
上手いこと敵に見つからず、ザウェルは戻ってくる。
結果、4つの掘っ立て小屋の中央にある広場に、2匹のゴブリンがペットを連れて居るのを見てきた。
わざわざ見つかりに行く事もなかろうと、PCらは適当な小屋に裏から入れないか試してみる。
まずは北西の小屋から……

GM「その小屋は……裏口はあるが、窓は無い」

シエン「ザウェル、聞き耳だ。頑張りたまえ」

ザウェル(GM)「物音はしません……が、鍵がかかっていますね」

そして【解除】判定は失敗。鍵は開かない。
ダメモトで他のPCも試してみるが……

セヴウェイ「6ゾロ。自動成功だわ。こんな所で親父の秘密の戸棚から質草を漁る技が役立つとはな」

初回なのでキャラの設定など何も固まっていない筈だが、早くもロクデナシが完成しそうになってきた。
中は倉庫である……が、米俵は無い。
だが売り飛ばせそうな金品は見つける事ができた。

その総額がいくらになるか、このキャンペーンでは【宝物鑑定】を行って決める事にしている。
シナリオの方で「基準〇〇ガメル」と設定しておき、見つけた時に技能判定。
その達成値次第で実際の価格が上下する、という具合だ。
良く鑑定できれば売却価格が上がる……というのもおかしな話だが、一応の理屈としては……

本来なら、質屋だか道具屋だかで鑑定料のような物をとられるだろう。
だが自分達で鑑定済みなら、鑑定料は払わずに売り払えるだろう。
「金品いくつか」を拾ったとして、高い達成値で鑑定できれば、より多くの品を鑑定できたのだろう。
ならば得られる金は、鑑定できなかった時より多くなるのではないか。

まぁこんな所だ。
本当は「スカウト技能の売却価格がわかるだけの鑑定って、今までほとんど使わんかったな」という過去の思いから、技能の使い道を無理矢理ひねり出しただけであるが。

今回は「基本100ガメル」ぶんの金品を得た。
【宝物鑑定】の目標値は、上で出した表のとおりA~Dの4段階。
C(今回は9)で成功すれば±0だが、成功が一段階上がるごとに+20%、下がるごとに-20%の修正を行う。
シエンがセージ技能で、ザウェルがスカウト技能で鑑定した結果、シエンがA(一番高い目標値、今回は13以上)で成功したので、売却価格は40%UP。
人里へ帰って売れば、パーティには140ガメルが入る事となった。

GM「さらにアイテムが2つも見つかるから喜べ」

シエン「おう!?」

効果を知るためには、またも【宝物鑑定】。今回は効果を知るためなので、挑戦できるのはセージ技能だけだ。
これに失敗すると、人里の道具屋かどこかで鑑定してもらわねばならず、使う事ができるのは次のシナリオから……という事にしている。

シエン「達成値16」

2d6で11ふりやがったか。
1つ目が『煙玉』だと判明。これは逃亡を補助する道具だ。
このキャンペーンでは、敵から逃亡する時に「ミストグレイブ」等でお馴染みの【逃亡判定】を行う事にしている。
このアイテムを消費すれば、その判定をパーティ全員が成功した物として扱えるというステキ道具だ。
無論、それ以外の場合でも煙を起こす用途で使う事もできる。

GM「もう1個あるが。不確定名は『?武器』」

サグウェン「こっちの方が大事そうだ」

これも鑑定に失敗すると、使う事はできないという扱いにする所だが……

シエン「ちょっとふるわずに達成値12」

……成功である。

GM「これは魔剣だ」

サグウェン「いきなり!?」

GM「だが形状はサイコロでランダムに決める」

1d6で、1か2なら剣。3なら槍。4なら斧。5ならフレイル、6ならメイスだ。
鑑定したシエンに振らせると……

シエン「……5が出た」

よって魔法のフレイルが登場。
使用者の【武器習熟】に応じて威力をあげ、種族に応じて騎獣へ特殊能力を与えるという逸品だ。
データは長くなるので別の場所に記しておく

問題は誰が装備するかだが、武器で戦う者二人のうち、サグウェンは戦闘特技【武器習熟A/剣】を習得しているため、フレイルで戦うと無駄ができてしまう。
よってセヴウェイが装備する事となった。

セヴウェイ「必要筋力5で使えるフレイルって貴重だしな。騎竜の精神抵抗も2増やしてくれるしな……やったぜ」

シエン「あれだな、サグウェン兄貴。初っ端の【武器習熟】は失敗だったな!」

つってもGMがいつ魔剣を出すかなんて、プレイヤー側には読みようが無いからな。
使い手の成長とともに強化されていく魔剣を思いついたから一話から出そう!……というこちらの考えを先読みできるのは、リアル魔法使いぐらいのもんだろ。

サグウェン「あ、でも非戦闘時に『騎竜にリジェネしたいからちょっと貸してくれ』はできるんじゃないのか!」

できるな。だが

GM「使い手を決めたら基本的に貸し借り無しでヨロ」

なにせ魔剣にも意思があるらしいからな。理屈でできても武器が「断る」と考えれば効果は発揮されんだろ。
改めて思うが、我ながらヒドイ裁定だ。初めから貸し借りが無意味な能力に調整しとけばよかっただろうに。
録音を聞いて文章にする過程でいろいろ考え直す事ができるので、リプレイに起こすというのは意外と意味のある事なのかもしれん。

手間と見合うかどうかはわからんが。

GM「ともかく、魔剣を手に入れたのだ。ウキウキしながら進めようじゃないか」

シエン「魔剣というか、魔鎚だな?」

たった1回戦闘しただけで、武器パワーアップイベントを踏んだPC達。
なかなか好調で次回へ向かう。

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2017年8月25日 (金)

自卓リプレイ SW2.0 第1話の1

キャラクター作成

その日、もう何度目かわかりもしない、仲間内でのTRPGプレイが始まった。
総勢4人の小グループだが、日程を合わせるのに少々手こずる。
全く、世の中は思い通りにいかないものだ。

ゲーム開始前、キャラクターメイキングでもそうだった。

自分「今回はランダム作成でキャラクターを作ろうと思う」

プレイヤー達「なにィ!?」

サイコロ2個の期待値は5.5。このグループの共通認識である。
ソードワールド2.0には作成ポイントを割り振ってキャラクターを作る選択ルールがあるので、皆は自然と毎回それを使うようになっていた。
だが1回ぐらいはランダムメイキングも面白かろう……と思い、ゲームマスターを務める自分から提案したのである。

プレイヤー1「今回、ライダーメインの舞台でライダー技能持ち2人パーティにするとか言ってなかったか…?」

その通り。
今回はラクシアという舞台世界の片隅に、自分が設定したオリジナル都市とその周辺で、騎獣に乗って戦うライダーがメインとなるキャンペーンをやろう……と事前に連絡していたのである。
しかも使う種族も「この中から選べ」と、30種ほどある選択肢を10種ほどに絞らせていた。
そんな縛りを入れておいて、ダイス運に自信の無い奴らが、要求されるパーティを作る事ができるのか。
まぁ無理だろ。
しかし何も考えなかったわけではない。

自分「安心しろ。キャラ6人作れ。その中から一番使えそうな奴を選んでいいから」

公式ルールだと“作ったキャラクターを破棄して、2~3回作り直して良い”となっている。
それを、作ったキャラクターをストックして6人作成、どれを選んでも良いというハウスルールに変更だ。
これならかなり使えるパーティをかなり思う通りに用意できる筈であろう。

プレイヤー2「……種族までランダムか……」

これまたハウスルールだが、今回使って良い種族から、サイコロで決めるという事にしておいた。
もちろん、その表も自作した。
逆に生まれ(初期技能と基礎能力値傾向)は、通常作成ならランダムに決めるところを、自由に選んで良い事にした。
しかも能力値のサイコロを振ってからである。
これで「知力高めだから魔術師生まれ」「筋力高めだから戦士生まれ」等、かなり思い通りに進む筈であろう。

しばらくサイコロをふる音が響く。

やがて、4人一同で向かい合ったまま、ため息をついた。

まさかこの作成方法でロクなパーティが組めないとはな……。

プレイヤー3「全員、後衛かな…?」

あんまり偏ったパーティは、ゲームマスター(=自分)の負担が大きいから嫌だ。

こうしていつもどおり、作成ポイントを割り振って各人がキャラクターを作る事になった
やはり慣れない事はするもんじゃねぇな。

こうして完成した精鋭達は、以下のとおり。

Photo_2プレイヤーY

キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)18歳
器用:16
敏捷:18
筋力:24
生命:23
知力:3
精神:9

ファイター:2/ライダー:1
戦闘特技:武器習熟/ソードA
騎獣に乗って剣を振り回す純脳筋。
レベルが低くて各キャラクターのMPが低いうちは、こういうキャラがいると安定して戦う事ができる。

Photo_3 プレイヤーN

キャクラター名:セヴウェイ
種族:シャドゥ(男)17歳
器用:21
敏捷:21
筋力:15
生命:15
知力:11
精神:11

フェンサー:2/ライダー:1/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃

騎獣に乗る剣士。
これまた物理戦闘担当の前衛だが、挑発攻撃で敵の攻撃をひきつける役目のようだ。

Photo_4 プレイヤーU

キャクラター名:シエン
種族:人間(男)16歳
器用:6
敏捷:6
筋力:6
生命:12
知力:24
精神:20

コンジャラー:2/セージ:1
戦闘特技:魔法拡大/数

知力系技能担当の魔術師。
他の二人が知力を捨て去ったキャラ構成なので、こういう奴が一人は必要になる。

この3キャラクターが、今、ソードワールド2.0はラクシアの大地で旅立つ。

旅立ちの日

ラクシアという世界にデュボールという国がある。
「竜の城塞」と呼ばれ、5人のドラゴンライダーを擁する竜騎士の国だ。

公式にある国家
ここからオリジナル設定

首都の高級住宅街に、ダバイン子爵家という貴族の別荘があった。
100年以上前、当時一、二を争う竜騎士を世に出した事もある、古くからの名門である。
今は領地の管理を代官に任せ、領主を始めとした一族は首都で暮らしていたのだが……

GM(自分。以降、GMとだけ表記)「当主ビジョットは、いまいち頼りない顔を深刻に落ち込ませて言うぞ。『すまん……小豆相場が上手くいかなかった』」

シエン「小豆かぁ!?」
サグウェン「先物か……」
セヴウェイ「先物か!」

当主ビジョット(GM)「だが安心してくれ、息子達よ。お前達に負担はかけない」

そう、今回のPC3人は全員兄弟という設定である。
サイコロ3個+10で各人の年齢を決めさせたところ、サグウェンが18歳で長男、セヴウェイが17歳で次男、シエンが16歳で三男末弟となった。
全員種族が違うので、母親が異なるという事になるが……まぁ貴族だし、なんか許される手段があるだろ多分。
なお、ソレイユ族が人間と混血できるのかどうか、実は知らん。ただ「使いたければまぁいいだろ」と言ったところ、使いたがったプレイヤーがいたので許可しておいた。
まぁ身体同サイズの生身ヒューマノイドだし、なんとかなるだろ多分。

当主ビジョット(GM)「既に借金は清算してある(キリッ」

シエン「屋敷を売ったか」

当主ビジョット(GM)「領地もだ(キリキリッ)。というわけで、私はこれから親戚を頼ろうと思う。既に向こうとは連絡をとってある」

そういう子爵とPC達の横を、元使用人達が荷物を持って出て行く。
彼らの間では、こんな日が来るだろうと薄々わかっていたのだ。
母親たちの姿も、既に見えない。

幸い、馬と荷車だけは残っていた。

GM「当主ビジョットは『さあ、出発しようか』と言いながら、当然のように荷車に座っている。馬は息子が乗る物と既に決まっているようだ」

シエン「私も馬に乗れませんので、荷車で本を読んでます。さあ兄さん達、馬に曳かせてください」

セヴウェイ「お前は相変わらず体が弱いな。しゃあないから、兄上と交代で馬に曳かせるわ」

サグウェン「シエンも生命力は12あるやんけ」

能力値ボーナス+2のラインにはギリで引っかかっているので、初期レベルの後衛としては言うほど虚弱でもない

こうして馬と荷車に乗り、親戚家へ向かうダバイン子爵と息子達。
首都を出て、向かうは南西。
国境を越えて、さらにその向こうへ進む。
北をティラの樹海という広大な森、南をルデア山脈という大きな山地に挟まれた街道を3~4日ほど行くと……

GM「やがて城塞都市が見えてくる。当主ビジョットは『あれがドライダンド侯国。大きな地図には載っていないが、かつて我々の同胞だった国だ』と言うな」

サグウェン「かつて?」

60年ほど前の事。
デュボール国が国境の外・南西の未開地へ、国家主導で開拓事業を行った。
だが南・カルゾラル高原から攻めてきた蛮族軍との間で戦争が起こり、あわや全滅の危機に。
しかし当時のドラゴンライダーの一人が目覚ましい活躍をみせ、戦いはデュボール側の逆転勝利に終わった。
この戦いで本国に不満を持った開拓民達を鎮めるため、また大きな戦で開拓地の面倒を見る余裕が無くなった事もあり、デュボールはこの地を救ったドラゴンライダーに爵位を与え、この地の領主とした。
こうして誕生したのがドライダンド侯国である。

そう、今回はワールドガイドに無いオリジナル都市を舞台にするのだ。
細かい設定もある程度は決めてある。

GM「……というわけで、暴徒化した市民によって火炎瓶が役所に投げ込まれる毎日は、新領主の下で独立する事で終わりを告げたのでしたマル」

シエン「それ、今はデュボールへの反感は無いのか」

GM「ある意味では有る。だがまともに交易できる国は位置的にデュボールしかないも同然だし、そもそもかつての同国民。交易のほとんどはデュボール相手だ。戦後60年経つうちに、頭の良い奴はデュボールの大学へ行ったり、観光旅行で普通に行き来したりするようになっている。デュボールから来る奴は温泉や静養のため、ドライダンドから行く奴は大都市の店で爆買い目的だったりと違いはあるがな。流行の新ファッションがデュボールから入ってきて、カッコイイその服に『チッ、またデュボールか』と舌打ちしながら値札を確認して買って着て街の通りを歩く、というのもよくある事だ」

セヴウェイ「なるほど……気には食わないが憧れてはいるのか」

サグウェン「うーん……なんというか」

シエン「どこかの某国みたいだな」

そんなドライダンド侯国領内に入ったダバイン子爵と息子達。
しかし父の指示で、城塞都市ではなく山の方へ進路を変える。

セヴウェイ「親父? この道であってるんだよな?」

当主ビジョット(GM)「うむ。田園地帯へ行くぞ」

平野に恵まれない国なので、田園地帯はルデア山脈北辺に設けられた棚田と段々畑だ。

シエン「あれだな……これ、立派な都落ちだよな。ここまで行くと清々しい」

獣避けの柵をぬって進む。
周囲はだいたい田んぼだ。

一同「……ライス?」

当主ビジョット(GM)「この国の主食は米なのだ。(とってつけたように)ここの米は美味しいぞ」

田園地帯で一際大きな建物に向かう一行。
そこで、麦藁帽を被った恰幅の良いおっさんに会う。
60~70年前、開拓事業が始まった頃に「ならば俺も行って土地を手に入れよう」と参加した、当時のダバイン子爵家次男だか三男だかの息子にあたる男だ。
彼の名はドルレイクという。

ドルレイク(GM)「遠い所をよく来た。ビジョットがこうなるだろうとは薄々思っていたが、そこは親戚。食っていける程度の田はやろう。ビジョットがくたばるのは勝手だが、息子らまで巻きぞえにするのは良くなかろうからな。色々あるだろうが、まぁ何かあったら言え。親父に何かあれば、葬式の手配ぐらいはしてやろう」

セヴウェイ「いい人だな、このおじさん。おい親父、いつ頃くたばる予定だ」

GM「ビジョットは『何を言う。私はまだ健康だ』と言うが、この親父がまともな野良仕事などできないだろうという事は、お前達は皆知っている」

シエン「元気なのは『ムスコ』だけか……俺達というわけではなくて」

ドルレイクは周囲の田園を指し示す。

ドルレイク(GM)「ここはこの国の穀倉地帯でな。飼料をドラゴンベースに収めてもいる」

サグウェン「ドラゴンベース? どこの事だ?」

GM「それに関して、ドルレイクの使用人が出てきて説明してくれる」

わかりやすく書くと、この国のライダーギルド本部だ。
なぜ騎獣の元締めが「竜の基地」なのかというと、この国で最も流通している騎獣が多種多様なドラゴンだからである。

使用人(GM)「この国では、ドラゴンがデュボール以上に(←ここ重要。強調する)流通していますからね!」

サグウェン「デュボールだと、ワイバーンぐらいではドラゴンと認められてなかったようだが……この国には、立派なドラゴンがそんなに流通しているのか?」

頷く使用人。
彼が指さす先では、何頭もの大トカゲが荷車に米俵を乗せて曳いていた。

シエン「爬虫類……ですな」

使用人(GM)「ドラゴンです。この地の開拓民が驚いた事に、ここには爬虫・両生類型の幻獣が幾種類も住んでいましてね」

しかも人に慣れ、調教できる種類もとても多かった。
現地調達できる労働力として、牛馬の代価品として重宝し、すぐに飼育技術が確立して戦闘にも用いるようになった。
そしてデュボールからの独立後、独自の法を使うようになると、これら「人が調教可能な爬虫・両生類型の幻獣」もドラゴンの一種だと正式に定められたのである。
この国独自の分類に基づいた法律で。

無論、これはドラゴンライダーを擁する国家から分かれた地である事、最大の英雄であった初代領主もドラゴンライダーであった事が、大きな要因となっている。

まぁ後付けの設定はともかく、せっかくファンタジー世界なのだから竜騎士メインの話を一回はやりたいと思っていた。
しかし当然ながら、ドラゴンを乗り物として常用するようなレベル帯はかなり高い。
もっとやり易い、低めのレベルでプレイしたいと思い、作ったのが今回の舞台なのだ。
PCらにもその事はあらかじめ話してあり、ライダー技能持ちが1パーティに二人もいる。

シエン「確かに、それなら『ドラゴン』ですな……」

使用人(GM)「(真顔で真剣に)ええ、ドラゴンです。この国の騎士達は、みな馬ではなくドラゴンに乗っています。ドラゴンライダーの数なら、デュボールに負けていません! いや勝っています!」

サグウェン「(そこらへんをてくてく歩いている『ドラゴン』を眺めながら)ああ……そうだな……」

こうして和やかに話をしていると、血相を変えた別の使用人が走ってくる。

使用人(GM)「た、大変です! 49番倉庫に……またゴブリンが入りました!」

セヴウェイ「ゴブリンすか?」

GM「ドルレイクが形相を変えるな。『おのれぇ……八つ裂きにしてカオスにくれてやらねばならんな……!』。彼の後ろのでかいトカゲが『んげー』と鳴く」

もちろんそのトカゲがドルレイクの飼ってる愛竜カオスだ。
ドルレイクはPCらを見る。

ドルレイク(GM)「そうだ。腕に覚えがあるようだな、一つここで見せてもらおうか。役人達を呼ぶよりは早いだろう」

セヴウェイ「なるほど……これから世話になるんだから、いいんじゃないか兄貴達」

サグウェン「ではそうしようか」

ドルレイク(GM)「うむ。こちらの施しを受けるだけより、そちらの面子も立とうからな」

横目でビジョットを見るドルレイク。
ビジョットは明後日の方を向いて口笛を吹いている。

報酬は一人400ガメル
成功報酬だが、前金代わりに薬草類(救命草7つ、魔香草3つ)を渡される。
また、ゲーム的には既に所持金を減らして購入していた筈の最初の騎獣を、ここでドルレイクの厩舎から渡してもらえた。

サグウェンはコアトル姿の飛行種ドラゴンを、セヴウェイはオロチ姿の蛇型種ドラゴンを借りる。
無論、両方とも今回のために作成したオリジナルデータだ。
各タイプの説明はここで
初期作成キャラの最初のシナリオから、飛行や攻撃阻害能力を利用できる、結構PCらに有利なデータだと思う。

そして慣れない土地を案内する意味も兼ね、使用人の一人が同行してくれる。

Photo_5 同行NPC

キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)22歳
器用:16
敏捷:16
筋力:8
生命:12
知力:18
精神:18

プリースト(ル=ロウド):2/スカウト:1
戦闘特技:魔法拡大/数

このゲームである程度技能構成に融通の利くパーティを作ろう思うと、メンバーが4人程度は必要になる。
よってゲームマスター側から、プレイヤーが持っていないがパーティ全体には欲しい技能を担当するキャラクターを1人同行させる事にしている。

準備は万全、最初のミッションを開始。
古典ファンタジーRPGではかつてド定番だった初回ミッション、ゴブリン退治である。
はてさてどうなる事か。

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