TRPG

2018年5月19日 (土)

自卓リプレイ SW2.0 第7話の2

山中の遺跡、後編。
この地方にやたらデカい爬虫類が多いと思ったら、大昔、ドラゴンの曾孫を作りまくった魔法王国のせいだった。
まぁそれで誰が困っているわけでもない。むしろ役に立ってるんだからいいんじゃねぇかな。
そう考えると、三千年の時を超えて魔法王国の計画は成功していると言えるだろう。

彼らが作りたかったのは、なんでも言う事を聞いてくれる大怪獣軍団だったんだけど。
そんなもんできた所で、どうせ暴走と反乱を食らって滅びるのがパターンというものだ。
「行き過ぎた力は身を亡ぼすのだ」って、正論だけどもう耳タコだからなそれ。

Photoキャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:20+1
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:5/ライダー:4
戦闘特技:武器習熟A/フレイル、全力攻撃、武器習熟S/フレイル
騎竜:飛竜

Photo_2キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:23+1
敏捷:24+1
筋力:15
生命:15
知力:12
精神:11
フェンサー:5/ライダー:5
/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動、武器習熟A/スピア
騎竜:亀

Photo_3キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:8
生命:12
知力:25+1
精神:23

コンジャラー:5/セージ:4
戦闘特技:魔法拡大/数、武器習熟A/スタッフ、MP軽減/操霊魔法

Photo_4キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16+2
敏捷:17+2
筋力:8
生命:12
知力:20
精神:21

プリースト(ル=ロウド):5/スカウト:3/アルケミスト1
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導
符術:パラライズミスト

残りの部屋も僅か。あと一息といったところか。
まぁパーティ4人中3人ほど、ここまでに10点ぐらい最大HPが減っているし、行っては見たが開かない扉なんかもあったりはしたが。
そういうのも含めて迷宮探索だよ。

残りの部屋

7

サグウェン「よし、次の部屋だ。自転車を漕げ」

自転車ではなく発電機なのだが、形状の説明でそのまま覚えたようだ。

シエン「生命抵抗成功で、出目1で……今回の減少値は0、と」

強制的にダメージを受け続けるギミックだが、理論上はノーダーメージ突破も可能。
そう言ってもあまり納得してくれない一同、次は6番の部屋へ向かう。

扉を開けると……また魔法陣がモンスターを召喚する部屋だった。
出たモンスターは、ドラゴンインファントとカマウェトが2体ずつ。

シエン「あれ? カマウェトって『水中特化』らしいけど……」

GM「ん?……ああ、確かにな。だが落ち着け。水中特化のモンスターを陸に放り出してはいけない、という法律はかつての魔法王国には無かった。それだけの事だ」

一番落ち着くべきなのは、モンスターを選別していた時の自分だが。
【水中特化】を【水中適応】と見間違えたか。

ただでさえレベル低めの敵なのに、苦手な陸上で-2のペナルティーを受けてのたのた動くカマウェト。
それを思いきりぶっ叩く気まずい戦闘が始まる。
せいぜい頑張れドラゴンインファント。

結果

がんばれるわけねぇだろ。
一応、インファントがブレス吐いて少々のダメージは与えたが焼け石に水。
一方的に蹴散らして終了。

シエン「特殊なカマウェトで【水中適応】だった事にすれば良かったんじゃ……」

まぁそんな事しても、長男がクリティカルヒットで53点のダメージとか出してたし。
あんま変わらんかっただろ。

この部屋には宝箱もあったので、ただ無駄に戦わされる部屋でも無かった。
その中には多少の金品と、新しい暗証番号が書かれた羊皮紙が。

次は部屋2へ。

GM「着いたな。扉を開けるな。中は資料室だな。空っぽの」

サグウェン「調べる前に空っぽと言われてしまった……」

その後、プレイヤー達が気が済まなかったようなので、探索だか捜索だかは判定させた。
何も無い事には変わり無いが。

そして部屋7番へ。
特に鍵も罠も無い扉を開けると、中は物置みたいになっていた。
荷物の大半は持ちだされていたが、爆弾まで仕掛けられた箱があったので、それを開けてみる事にする。
罠を解除すると、中にはいくらかの金品と……

GM「魔法のアイテム【召喚阻止の札】! このダンジョンのモンスター召喚魔法陣を停止させ、敵との遭遇を1回無効化できる!」

シエン「今さら!?」

GM「売れば金になるから無駄では無い。あと日記帳が一冊ある。少々読んだ所でわかるが、これはショトスが書いた物だ」

変な薬を売ってお尋ね者になった商人の昔の話。

彼は昔、デュボールの大手流通・ヴァイストン商会に勤めていた。
しかし取引先の一つ・クローバン商店が倒産し、ショトスが担当していた支店が大打撃を受け、潰れてしまう。
その責任を負わされたショトスは、本人の抗議も甲斐なく、辺境のドライダンドへIターンする事となったのだ。

失意の日々を送るショトス。
しかし学者の心得もあった彼は、生態系のあちこちを下級の竜が占めるこの地に興味が芽生え、私的に調査を開始。
何年もかけ、やがてこの施設を始めとした魔法文明時代の遺跡群を見つける。
違法薬の製法も、その過程で見つけたものだ。
さらに『それ以上の物』も、遺跡の中にはあったらしい。

ショトスはヴァイストン商会を辞め、自分で商売を始める。
『裏』の儲けもあり、経営はそこそこ軌道に乗った。
そうして得た金をつぎ込み、遺跡から得た『それ以上の物』の復元を進めている。
彼の真の目的……ヴァイストン商会を文字通り焼き払う日のために。

サグウェン「世界征服とかが目標じゃないんか?」

GM「日記を読む限り……雇っている部下達には、ロストテクノロジーを手に入れ、それでこの地を掌握してうんぬん~という事にしていたようだがな。本音の部分だと、割とどうでもいいらしい」

シエン「肝心なのは、俺を追いだした奴らに復讐してやるっ!というわけですな」

ラスボスの動機がようやく判明、残りの部屋も僅か。次は……

セルジオ「そろそろリフレッシュルームに行かないか? ボスキャラが出て来る頃だろ」

まぁ残りの部屋も僅かだし、そろそろだと思うわな。
一同、以前見つけていた「リフレッシュルーム」の扉をカードキーで開ける。

中には複数の回復装置が。
大きな透明容器の中に入って体のあちこちにチューブを付けると、治療効果の薬液で一杯になる不思議な装置だ。

サグウェン「要するに、ドラゴンボールとかキン肉マンに出てきた奴だろ」

同じ世代だと話が早くて助かる。
これにより、HP・MP・種族特徴の使用回数、とにかく全部回復。バッドステータスも治療されるので、減った最大HPも回復だ。
当然、部屋を出るとまた鍵がかかってしまうし、カードキーは戻って来ないので、この部屋を使えるのはシナリオ中に1回だけだが。

完全に回復した一行、クライマックスへ挑む。

セルジオ「自転車こぐの、また俺か。……判定失敗、最大HP4点も減った……せっかく治ったのに」

まぁそういう事もあるだろう。
次男が汗だくになって、部屋11へ。
前は開かなかった扉も、今は暗証番号を知っているのであっさり開く。

ここも資料室だが、少々残っている本や手紙もある。

ショトスが売りさばいていたヤクは、この遺跡で製法を見つけたらしい。
だが本来……魔法文明時代、この遺跡で造られた薬は、別の遺跡へ送られていた。

GM「で、前もってショトスの日記を読んだお前らには、その別の遺跡にあるのがヴァイストン商会を焼き払う『それ以上の物』だと見当がつくぞ」

シエン「これで終わりかな? このダンジョンは」

実際、この時点で全ての部屋を調べている。

ザウェル(GM)「調査は十分でしょう。帰って報告でよろしいかと」

シナリオとしては、「肝心な情報」3つを見つければクリア条件達成……という事にしてある。
ただプレイヤーにはそんな事わからないだろうから、3つ見つけた時点で同行NPCからOKサインを出そうと思っていた。
結果的に、全部の部屋を回ってしまったが……。

シエン「じゃあ帰ってファーザーに報告ですな。ボスキャラいなかった……なんか怪しい」

セルジオ「怪しいよなあ」

GM「そうは言うがね。ダンジョン終わり=シナリオ終了、と誰が決めたんだ?」

シエン「わかってます、いやわかってますよ」

しかし全部の部屋を調べはしたので、もう帰るかここで暮らすかしかない。
一行は最初の部屋へ戻り、遺跡から出る。

再戦

が、出るとそこに立ちはだかる人影が。

人影(GM)「どうやらネズミが入り込んでいたようだな」

それは黒騎士! 以前倒した筈の男が!

シエン「2回目だっけ、3回目?」

セルジオ「生き返る度に体を改造して、最後は頭だけになるんだっけ?」

そういうマンガも昔あったが、そうではなく、まだ穢れの量が蘇生可能範囲内だっただけだ。
今回は手下としてモンスターも引き連れている……ゴルゴルゴールドが2体。

サグウェン「なんだなんだ? 騎士から猿回しに転向か?」

黒騎士(GM)「フッ……そんな事を言っても今日で最後だ。追い詰められたショトスは、自分の切り札を動かすつもりだからな!」

サグウェン「で、俺の穢れも限界だ……か」

GM「まだいっぱいでは無いと思ったが、まぁいいだろう。先制値は14だから判定しな」

指輪を割って先攻奪取。黒騎士バンと何度目かの最後の戦いが始まる。
戦闘ルールは、1m刻みで動きたい奴もいないので簡易戦闘。
PC側は全員後方エリア、敵はゴルゴルゴールド1体だけを(【スパーク】避けのため)前線エリアに配置して、もう1体と黒騎士は敵後方エリアからだ。

支援魔法をかけた後、サグウェンとセルジオは前線エリアに入って攻撃。

セルジオ「クリティカルした。いろいろ込みで22点。騎竜も攻撃しとくよ」

サグウェン「クリlティカルした。【全力攻撃】はしてないがいろいろ込みで30点。騎竜も攻撃しとくか」

ゴルゴルゴールド、1体撃破。どうなっている。

シエン「あ、射線が敵後方エリアまで通った。【スパーク】撃ちます」

酷い話だ。ゴルゴルには直撃、黒騎士も出目が酷くて抵抗失敗。
10点前後のダメージをばら撒かれる。

やっと敵の反撃か。
先ずはゴルゴルゴールドが出てきて【投げ】を試みる。
狙われるのは……サグウェンの騎竜。

サグウェン「げ……出目3で回避失敗」

GM「よし、騎竜を放り投げるか。敵後方エリアに」

騎竜だけ飛んで行くのか、乗り手ごと飛んで行くのか、一同でちと話した後、本人の希望もあって乗り手ごと吹っ飛ぶ事にした。

飛んできて転倒もしているサグウェンを、黒騎士が敵後方エリアで襲う。
騎竜に【魔力撃】を景気良くお見舞い。29点の攻撃力が叩きこまれる。
前線エリアにまだ敵がいるので、それが遮蔽となって回復魔法が届かない状況でだ。

久しぶりにピンチっぽくなってきたな。

2ラウンド目。

ゴルゴルゴールドを攻撃するセルジオ。
しかし今度は普通にしかダメージが出ない。タフな相手なのでなかなか死にそうにない。

サグウェン「待ってても助けに来るのに時間かかりそうだな……前線エリアに戻りたいんで離脱宣言で」

シエン「いや、待って。攻撃魔法でゴルゴルを倒せる可能性、ゼロじゃないから」

残りの後衛二人、攻撃魔法で火力叩きだすタイプでも無いので望み薄だが、まぁゼロじゃないのは本当なのでやるだけはやってみる。

結果。
敵のHPを残り8まで削ったものの、やっぱり倒せねぇわな。

セルジオ「でもこれなら次ターンには倒せるな。回避にペナルティー受けてまで離脱宣言しなくてもいいんじゃ?」

サグウェン「なら守りに徹したいが……なんで特技が無いと防御に専念できない不思議ルールなんだ」

GM「攻撃を我慢してガードを固めるなどという高度な判断が、素人にできるわけが無い。敵が眼前にいたら殴ってしまうのがラクシア人の本能なのだ」

本能に従って敵の騎竜に攻撃。20点↑の打撃が炸裂。

ついに敵の手番が回ってきた。
果たしてサグウェンは凌げるのか。騎竜ぐらいはやられてしまいそうだが……。

黒騎士は【マルチアクション】で自騎竜に回復魔法をかけながら攻撃。
5/8の確率で騎竜を狙うという裁定だが、ライダー側を狙う。
サグウェンの出目が良すぎて外れ。

黒騎士の騎竜も攻撃。
5/8の確率で騎竜を狙うという裁定だが、ライダー側を狙う。
騎竜の出目が駄目過ぎて外れ。

まさかの無傷で終了。

結局、ここが山場だった。

3ターン目、ゴルゴルはシエンがポップポップパンの攻撃魔法で倒す。
射線が通ったので【キュア・ハート】がサグウェンの騎竜に飛んで回復させた。

一安心した所で、前衛二人組は敵の騎竜から倒す事にする。

GM「む。ようやく防御ファンブルが来たな。敵の騎竜に。結果は……算出ダメージ2倍、か」

敵の首を絞めるルールになっちまったか。
敵の騎竜、HPほぼ満タンから1ターンで撃破。

まぁ黒騎士本体じゃなくて良かったと考えておく。
しょうがないから、黒騎士は【マルチアクション】で【フォース】を撃ちながら頑張って抵抗。

頑張ったけど、順調に6ターン目で撃破。

シエン「HPがちょっと残っただけ? じゃあ杖の魔力ポップポップで攻撃。ぱちーん」

ギリ2桁ぐらいのダメージがトドメになり、黒騎士撃破だ。

GM「黒騎士は倒されると『ぐわああ』と悲鳴をあげ、たまたま側にあった崖から転落。その下を流れる川に落ちた。姿は見えなくなったが、剣の欠片と戦利品は手に入るからまぁ気にすんな」

サグウェン「崖なんて有ったのか!?」

GM「ここらは山中だと言ってあっただろう。そこらに有るわ」

カンペキや。
なんか一同が「露骨やんけ」とか言ってるが、そんな事関係無くシナリオは進む。

さて、PC一同は任務終了の報告と報酬を受け取るため、ドラゴンベースに戻る。
だが……

GM「なんか燃えてるぞ。基地そのものが」

シエン「燃えてる!?」

本部の上空には、火を吐く巨大な竜の姿が!
この国にゴロゴロしているデカいトカゲではなく、正真正銘本物のドラゴンである。
しかも全身至る所に、鎧のような金属装甲による強化が施されていた。

ドラゴンベースを完全に焼き払うと、ドラゴンは大空を飛んで姿を消す。

焼け跡に行ってみる一同。
すると焼け跡で上げ蓋が開き、地下からマジンファーザーと数名の職員が出てきた。

シエン「こんな事もあろうかと……てやつですか?」

マジンファーザー(GM)「そうだ。ここはいつ何者に奇襲されるかわからんからな。しかし困った……あの恐るべきドラゴンの攻撃で、こちらの腕利達も倒されてしまった。具体的には君達より高レベルの者全て」

サグウェン「おいおい!」

一応、報酬は払ってもらえる。焼け跡から資材を拾って。
そしてPC一同から報告を聞くマジンファーザー。

マジンファーザー(GM)「なるほど……ショトスの手に入れた『それ以上の物』、その切り札というのは、あのサイボーグドラゴンであろうな。ならばこちらも、封印していた奥の手を出すしかあるまい!」

セルジオ「基地が壊滅する前に出せよ」

マジンファーザー(GM)「ここには無いから無理だったのだ。封印の遺跡へ行かねばな。さ、共に行こう諸君!」

シエン「え? その報酬は……?」

次回は封印の遺跡となるのだ。

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2018年5月13日 (日)

自卓リプレイ SW2.0 第7話の1

商人ショトスの経営する工場で、違法ヤク製造の現場を抑えた一行。
ショトス本人は捕まらなかったが、まぁそれも時間の問題。後なるようになるだろう。
とすると、PC達は当面何をすればいいのか、という話になるが……。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:20+1
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:5/ライダー:4
戦闘特技:武器習熟A/フレイル、全力攻撃、武器習熟S/フレイル
騎竜:飛竜

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:23+1
敏捷:24+1
筋力:15
生命:15
知力:12
精神:11
フェンサー:5/ライダー:5
/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動、武器習熟A/スピア
騎竜:亀

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:8
生命:12
知力:25+1
精神:23

コンジャラー:5/セージ:4
戦闘特技:魔法拡大/数、武器習熟A/スタッフ、MP軽減/操霊魔法

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16+2
敏捷:17+2
筋力:8
生命:12
知力:20
精神:21

プリースト(ル=ロウド):5/スカウト:3/アルケミスト1
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導
符術:パラライズミスト

シナリオ開始前、いろいろと調整する一行……とGM。

GM「今回から防御ファンブルを採用しようと思う」

サグウェン「なにぃ!?」

危ない橋を渡りたくないプレイヤーからのブーイング。
「敵も同じ条件だから」で押し通す事にする。

前衛が割と回避力高めだからな……それに当てる敵を多くすると、単に能力を殺す事になるし。
おおむね問題無いがもし事故るとヤバい、という状態にすれば、戦闘バランスをいじらないで緊迫感を生む事もできるだろう。

調査依頼

PC一行は、ドラゴンベースのマジンファーザーに呼び出される。

マジンファーザー(GM)「ショトスは現在、手配中だ。そう長くはかからないだろう。というわけで、君達には地図にあった地点を調べてもらいたい」

PC達が、前回のシナリオで入手した地図。
そこに記された場所は山中の只中であり、特に何も無い筈の所だ。

シエン「ありましたね、そんな地図。仕方がありませんね……報酬は?」

GM「そりゃ当然……ん? シナリオに書いてねぇな」

セルジオ「ただ働ききはちょっと……」

単なる書き忘れだ。
いそいでルールブック2巻をひっぱりだし、適当な額を約束し、半分ほどを前金として渡す。
だいたい半額を先に渡して、消耗品その他をいくらか買う余裕を作るのがウチのグループのよくあるやり方だ。
適当に何か買い足し、あるいは大事に懐にいれ、出発前の準備は終了。

街道

調査地点の側、山の麓までは街道もある。
一行は当然その道を行くわけだが……

GM「陽が傾くころ、宿が見えるぞ。村ではなく、旅人が寝泊まりするための野中の一軒家だ」

シエン「泊まるしかありませんね」

宿屋に入る一行を、肥えた宿の親父が出迎える。客はPC達だけだ。

宿親父(GM)「いらっしゃい。部屋はあいてるよ。馬小屋もあいてるよ」

サグウェン「馬小屋というか、この地方なら竜小屋だろ」

一行は部屋に泊まる事にする。
WIZみたいに馬小屋がタダならそっちに泊まったかもしれないが、そういうわけでは無いので普通に一部屋とる事にした。

GM「部屋泊まりなら、晩飯がサービスで出るとシナリオに書いてあるな」

サグウェン「メシを食わないと何かペナルティーがあったんだっけか」

GM「睡眠と同じで、必要量を取らないと最大HP・MPが一時的に減少とかだっけな。まぁ絶食・不眠を余儀なくされてから確認すればいいだろう。ルール的には握り飯と水、3時間の睡眠があれば、一生平気で生きていられる筈だ」

リアルでやれば極端に短い一生になるだろうが。

GM「じゃ、メシ食ってお前らは寝た。それでいいな? 話を進めるぞ」

セルジオ「うん」

GM「じゃ、生命抵抗しろ」

シエン「おや?」

サグウェン「おい? このGMのシナリオで宿屋に泊まると必ず一服盛られるんだが!?」

GM「じゃあなんで何も疑わずにメシ食ってんだ」

セルジオ「ええ……世の中に安心して泊まれる宿屋は無いんか?」

シエン「宿屋が出てきたら盛られる事前提にせにゃならんの!?」

話の中で描写されない普通に宿は普通にメシ食って終わってんだよ。
これで整合性は完璧。

食った毒に抵抗判定を行った結果、セルジオはやたらとぐっすり寝てしまう。
もちろん夜中に黒ずくめの刺客が踏み込んできて、景気良く刃物を振り回してくれる。

シエン「あれ? 夜中、こちらが寝てる筈の時間に? じゃあこちらの武装は……」

GM「シナリオには特に何も書いてないな。好きにしていいぞ」

というわけで、刺客が刃物を振り回している間(たぶん3秒ぐらい)に、薬に抵抗したPCは武具を装着したまま飛び起きて万全の体勢をとって戦闘に挑む。

メシ食って薬が効いたら即踏み込んできた、にしとけば良かっただけではあるが、シナリオ作成中はすっかり失念してたんだからまぁ仕方がない。

セルジオは寝てる状態から戦闘開始。
しかも馬小屋では無いので、竜も使わせてもらえない酷い状態だ。

敵は【山賊の首領】と同じ戦闘力。それが4体だ。
しかも先手を敵に取られてしまう。

GM「では簡易戦闘ルールで。寝てる次男は後衛配置な」

しかもここで気づいたが、シエンはゴーレム作ってないしザウェル(NPC)は防具も装備してねぇ(最初のシナリオからここまで、購入せずにきていた)。

敵が四体全部前衛に出てきて挑む事は明白。
その半分(二人)は前に出なければいけないので、PC側は本来後衛のシエンかザウェル(NPC)を前に出し、見殺しにする必要が出て来るだろう。

GM「しゃあないな。先制判定は1足りなかっただけだろ? まだ1ラウンド目が始まる前だし、ザウェルが【運命変転】使えばPC側が取れるんだから使った事にしとけ」

シエン「え? 【運命変転】て1シナリオ1回じゃなかったっけ。ここで使うべきかな」

GM「1日1回だぞ。お前の種族も人間なのに何を勘違いしてんだ」

というわけでPC側が先攻という事になった。
敵4体を長兄サグウェン単独で食い止める事になるが、まぁ相手よりレベルも高いしそうすぐにはやられないだろう。

戦闘開始。
PC側は全員後衛から開始。
セルジオはシエンが主動作で起こす。

GM「毒の後遺症はまだ残っているので、あらゆる行為判定に2点のペナルティーがある……とシナリオにはあるな」

書いたの俺だけど。
仕方ないのでそれを【キュア・ポイズン】で治療し、サグウェンとセルジオの二人が敵に突撃。

竜に乗ってないのでいつもより戦闘力は落ちている筈だが、ダイス目が順調で、特に危なげなく勝利。
敵の【全力攻撃】が全部避けられたからね、仕方ないね。

戦利品を剥いだ後、PC一同は宿屋の親父に詰め寄ろうとする。

セルジオ「宿屋の親父はどこだ!? 逃げたのか?」

GM「刺客の覆面はぐと、その一人が親父だよ」

親父は「金で雇われて魔がさした、助けてくれ」と命乞い。金を受け取る筈だった場所は……PC一同が向かっている山中だった。
そこに昔の遺跡があるらしい。

山中の遺跡

翌日、PC一同は山の中へ入っていく。
地図に記された場所は、遠目には大きな岩がゴロゴロしているだけだ。
だが現場に行ってみると、大岩の隙間に地下への階段が隠されていた(判定無しで発見)。

地下へ降りていくと、人工の部屋に着く。
7 PC達が来たのは1番の部屋。
南には壁が無く、通路に直に続いている……のだが、通路には床が無い

しかし中空に支えられるレールがあり、PCの眼前には全員が竜ごと乗れるゴンドラが一台。
もちろん、これに乗れと言う事だ。

セルジオ「でもレールがあるんだから、その上は歩けるだろ?」

GM「歩けないとシナリオに書いてあるな。歩けないぞ」

セルジオ「……」

サグウェン「でも俺の竜は飛べるから、俺は乗らなくていいよな?」

GM「それはそうだが、まぁ説明を聞け」

警戒するのはわかるが、残念ながら無駄な事だ。

仕方なくゴンドラに乗りこむPC一同。
ちょっと調べた結果(判定無し)、このゴンドラはこの迷宮を移動するためのモノレールである事、そして移動に使われるエネルギーが全く無い事がわかる。
動力が断線してて、動かないのだ。

シエン「ええ? どうすれば?」

だが非常用の動力があるので、それを使えばゴンドラは動く。
非常動力はいわゆる自転車の形をしており、これを死ぬ気で漕いで発電する事で、数トンのゴンドラを動かす電力を供給する事もできるのだ。

なおこれにより、発電したPCはHP最大値が1d6減少する(回復は数日の休息の後……つまりこのシナリオ終了後)。
ただし目標値13の生命抵抗判定に成功すれば、減少は出目の半分で済む。しかも端数切捨てなので、出目が「1」なら減少値は「0」だ。

1回の判定(と最大HP減少)で移動できるのは、部屋から部屋への一度のみ。
多くの部屋をぐるぐる廻ると最大HPがどんどん削られていくという、心理的な圧迫感を狙ったダンジョンである。

こうして回復不可能ダメージと付き合わされるダンジョン巡りが始まった。

セルジオ「仕方ないな……。じゃあ俺から漕ぐとしよう。よいしょ」

判定の結果、彼の最大HPが2点減少。

GM「よし、じゃあ好きな部屋まで漕げ。隣だろうが反対側だろうが、1回の移動は1回だからな」

なお、1番の部屋以外はちゃんと扉があるので、目の前を通り過ぎるだけでは何がある部屋なのかはわからない。

サグウェン「じゃあどこから入ればいいのかわからないじゃないか」

GM「まぁ最初の何回かは感で選ぶしかないな」

よって発電担当した者が適当に選ぶ事にする。
セルジオが選んだのは3番の部屋。

そこはかつて図書室か資料室だったらしく、いくつもの本棚が並んでいる。
しかし中身がごっそり持ちだされ、めぼしい物は何も無い。

シエン「ハズレですな」

何も無いだけの部屋でもPC達にダメージが蓄積される、イカすダンジョンだ。

というわけで次の部屋へ。
次の発電担当を、最大HPと相談しながら決める。

セルジオ「うん、また俺だよね」

HPだけならサグウェンの方が高いのだが、前衛で回避力もセルジオほどでは無い……という事で今回は免除された。
助け合いの精神が美しくて涙。

次に選んだのは8番の部屋。
扉を調べて見ると、魔法文明語で『リフレッシュルーム。効能・疲労回復。利用グループはメタルカードを入れてください』と書いてあり、カードを差し込むスリットが一つ。

シエン「ここで減少した最大HPを回復できると見た。……カードがどこにあるのかわからないけど」

ぐるぐる周ってりゃじきに見つかるだろ。
それは今じゃなかっただけの事だ。

次はシエンが発電機を漕ぐ。
次は部屋9。

まぁここも、本が持ちだされた資料室だったんだが。

連続で無駄足を踏みながら、どんどんHPを削って部屋を巡るPC一行。
そろそろ良くも悪くも何かが起きないと倦怠感でダレてくる。
まぁ実際のゲームプレイなんてこんなもんだ。ダンジョン巡りなんぞで都合よく緩急ついたりしねぇよ。

次は部屋10へ。
ここでついに宝箱を発見!
罠(スタナー。麻痺毒により、長時間、器用度と敏捷度が減少)を解除し、蓋を開けると中には金品と魔法文明語の文字で何かが書かれた羊皮紙が入っていた。

シエン「その字は読めるけど、何かって何?」

GM「それがわからない。意味のある文章ではなく、文字が羅列してあるのだ。何かの暗号かもしれんが、今この場でわかる物ではない……と思ってくれ」

今は金品を背嚢に入れ、前進あるのみ。

後衛二人と回避特化の次男、三人でじゅんぐりに発電機を漕ぎ続ける一行。
部屋11へ入る……いや、入ろうとする。

だが扉は開かず。
その表面には『暗証番号を入力してください』と書かれて、キーボードらしき物もあった。

セルジオ「もしかして……さっきの意味不明文字列?」

ほう、なかなか冴えている。
さっそく入力する一行。すると……

GM「『この暗証番号は別の物です。この部屋の暗証番号を入力してください』と、親切なお報せが表示されるぞ」

残念。暗証番号もそれを使う扉も、一個では無かったのだ。

またまた頑張って発電機を漕ぐ一行。
隣の部屋12へ入って見る。
NPC(スカウト担当)に、音や罠を調べさせ、何も無さそうだと判明してから入室。

GM「部屋の中には魔法陣があるな。お前らが入ると、重々しい起動音とともに光り輝き、モンスターを召喚するぞ。戦え」

サグウェン「聞き耳とか無意味だろ……ひでぇ」

しかしまぁ敵は全然ひどく無い。ブロブとかダグウィとか、魔法生物連合だが、敵のレベルはPC一行より低めだ。
このダンジョン、最大HPが減っていく事を前提に敵を配置しとるからね。

しかしHPが減らされているとはいっても、まだまだ余力はあったPC一行。
順調に敵を倒し、勝利する。

GM「だが悪い報せもある。この部屋、敵が出るだけで他には何も無いんだ」

仕方ないので戦利品を漁る一行。
ここまででこのダンジョンの部屋を半分は調べたんだが、どうにもハズレばっか引いてる感があるな。

他の三人が段々弱ってきたので、次はサグウェンが発電機を漕ぐ。
選んだ部屋は4番。
中には宝箱があった。
罠(冥界波。一人のHPを「0」にする)を解除し、中を見る。
金品がいくらかと、金の板金が一枚。
部屋8に入るためのアイテム【メタルカード】である。

GM「なお、このカードには本物の金も使われている。持って帰って売り飛ばせば現金(500ガメル)になるという事だ」

回復地点をあえて使わない事で、入手できる金が少し増える。
PCらも多少は悩むだろう。

次に選んだ部屋は5番。
ここの扉も、暗証番号入力を求める物だった。

セルジオ「よし、今度こそ入力!」

今度は開いてくれる扉。
中は……やはり本棚が沢山並んでいる部屋。
案の定、本は持ちだされているが、この部屋にはまだ何冊かの本や資料の束が残されていた。

内容は……この遺跡を造った者達の残した記録だった。

この遺跡は、かつてこの地を治めていた魔法王の計画によって建てられた物である。
計画の目標は、王国で使役・運用する新たな魔物の開発。
ここら一帯では、竜族に目をつけ、新種の竜を交配・改造によって産みだそうとしていた。

が、計画が終わる前に魔法王国の終焉が来てしまう。
この地も施設も、当然のように放棄された。

しかし……計画の途中で生み出された試作品種達は生き残った。
竜といっても能力の低い物達で、容易に開発できるからこそ多数造られた実験体達。
最終目標・竜族の戦闘力と知能を持ちながら制御・改造が容易な種へと至るための、足がかりにすぎなかった彼らだが、放棄された後に施設を抜け出し、この地一帯へ住みついた。

研究・実験のため、この地が生態系をいじられていた事も追い風となった。
三千年の間に、実験体達はこの地の生態系の各ニッチに食い込み、完全に根付いたのである。

GM「……という事だ。まぁ施設放棄後の事は記録されているわけでなく、現状と照らし合わせての結論だが」

ようやく背景設定に食い込む部分へ辿り着いた。
後はこのダンジョンを突破してもらうだけだが、そう上手くいくかどうかは怪しい所だ。

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2018年2月12日 (月)

自卓リプレイ SW2.0 第6話の2

違法薬工場への地下通路を見つけた(はず)のパーティ一行。
やっと敵との殴りあいが始まろうとしている。
最終的に剣で殴れば物事が解決してこそヒロイックファンタジーというもの。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:19+1
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:5/ライダー:3
戦闘特技:武器習熟A/フレイル、全力攻撃、武器習熟S/フレイル
騎竜:飛竜

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:23+1
敏捷:23+1
筋力:15
生命:15
知力:12
精神:11
フェンサー:5/ライダー:4
/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動、武器習熟A/スピア
騎竜:飛竜

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:8
生命:12
知力:25
精神:22

コンジャラー:5/セージ:3
戦闘特技:魔法拡大/数、武器習熟A/スタッフ、MP軽減/操霊魔法

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16+2
敏捷:16+2
筋力:8
生命:12
知力:20
精神:21

プリースト(ル=ロウド):5/スカウト:3/アルケミスト1
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導
符術:パラライズミスト

敵の工場敷地内で見つけた地下道の入口へ入っていく一行。

シエン「さあ、ダンジョンアタックだ」

セルジオ「力押しは俺達の得意とする所ではある」

まぁ不得意よりは得意な方がいいに決まっているが……。

地下道

621 目につく扉に【聞き耳】などしつつ、まず良い達成値の出た所へ入る一行。

最初に入ったのは部屋1。
中は……便所だった

セルジオ「では探索だな」

次男の決定により、便所に入ってあちこち叩きまくる事に決定。

GM「では全員、冒険者レベル+生命力ボーナスで判定な」

セルジオが失敗し、悪臭とバイ菌により体調を崩す。
これにより、このシナリオが終了するまでの間、あらゆる回復に1点のペナルティーがつくようになってしまった。
この便所は10分以上籠っていると体を害する可能性のある、恐怖の不潔便所なのだ。
中世ヨーロッパの都市が糞尿だらけだったという偏った知識から考えた、変則トラップの一種である。
一応、【キュアディジーズ】の魔法である程度の達成値を出せば解除できるようには設定しておいた。

シエン「食らわなければいいだろ。次男だし」

本人の回避力を信じ、回復魔法のMPをケチる事に決定。

次に部屋2へ。
物音がしたので、何かがいる事は判明。
中には、テーブルでカードゲームを遊んでいる兵士が二人。
戦闘力は「山賊の首領」と同じ。

サグウェン「一応聞くが、地下道では竜に乗れないんだな?」

GM「シナリオには何も書かなかったな……禁止しなかったんだから乗れる事にすっか」

サグウェン「ええ!?」

GM「このドライダンドでは竜は一般的な家畜だからな。この地の建築業者は、特に注文をつけないと竜に乗れるサイズで建てちまうんだよ」

あっさり敵撃破。
正直弱い敵グループだが、この編成にはちゃんと理由がある。

敵を倒して奥(4)へと進む一行。
しかしここは見張り兵士のロッカー室。
金目の物を漁って、次へ。

そして部屋3。
ここは牢屋だ。
もし一行が工場でヘマしていた場合、捕まってここに放り込まれる事になっていた。
見張り兵士が2人しかいないのは、防具以外のアイテム無しで戦う事を想定していたからなのである。

奥に道が無いので引き返す一行。
部屋5に行くと、そこは物置。
牢屋に捕まった者の荷物もここに置かれるので、もし一行が捕えられていたら、防具以外のアイテムはここに放り込まれる筈だった。

さらに奥へ。
廊下の奥で、ついに上へ登る梯子を見つける。
だがまだ地下道の探索が終わっていないと判断し、通路を西へ。

部屋6。
ここも物置だが、今は空箱がゴロゴロしているだけだ。

次は部屋7。
ここには「警報スイッチ」と札のついた、何かのON/OFFスイッチがある。

シエン「今はON? ならOFFにしとくよ」

まぁそうだろう。
一行は梯子を登る。

隠し工場

そこは工場の中だった。
もちろん、一行が入った事のある工場ではない。入口の無かった建物の中は、もう一つの工場になっていたのだ。

622_2 まず部屋1。
探索の結果、西の扉には警報が隠されていたが、地下道でスイッチを切ってあるので既に無害。

西の扉からでると、色々な扉がある通路へ。
あちこち彷徨ってから、部屋2へ入る。
そこには台座があり、そこに杖が置かれ、鎖でぐるぐる巻きに縛られていた。

シエン「どんな杖なのかわからん?」

GM「わからんな。【鑑定】コマンドは自分らの荷物袋に入れないと、カーソルが合わさらないのだ」

よって先に杖を手に入れようとするが、鎖を解くには【開錠】判定が必要。
スカウト担当のNPCが頑張ったところ、達成値9で失敗する。

サグウェン「出目ひどいぞ……」

力づくで引っこ抜く事もできなくは無いし、冒険者レベル+筋力ボーナスで判定もできるが、こっちは目標値17とかなり高く設定しておいた。
みんなでやれば誰かは成功するだろうしな。

全員失敗
まぁこんな事もある。

セルジオ「再挑戦はできない?」

GM「このゲームのルールにあったな……確か10分でできる判定は、1時間後にもう1回できなくもない筈だ」

仕方なしに、他の部屋から先に探る事にする一行。

道をぐるっと引き換えし、部屋3へ。
ここも物置になっているが、やはり空の木箱ばかり。
多少の金品は見つけたが、ゲーム的に意味もある物は無し。

次は工場の隅、部屋4。
ここにはモンスターが飼われていて、部屋に入った侵入者に襲いかかる。
ドラゴンフライが4体襲いかかってきた。

サグウェン「昔のドラクエで酷い目にあった記憶があるな」

シエン「このゲームの奴は火を噴かないよ」

範囲攻撃魔法でダメージを与え、前衛が突撃するいつもの戦法。
初版とその後で能力値が激変している敵に(GMが)幻惑されながら、戦闘そのものは問題無く勝利。

まぁここは敵に襲われるだけの部屋なので、益になる物は特に無し。

次に通路の突き当たり(5)から扉に入ろうとするが、「専用の鍵が必要な扉」なので開かない。
諦めて次へ。

部屋6に入ると、壁に地図がかかっていた。
この地方の地図で、一点を〇印で囲んである。
この時点では知る事はできないが、これは次のシナリオで意味を持つ地図なのだ。
壁には鍵束もかかっていたので、これも持って行く。

次に7番の部屋に向かう。
中には従業員(魔道に魅入られた魔法使い)が二人、それが飼っているドラゴンインファントが2匹。
もちろん友達になれるわけは無し、戦闘になる。

レベル的には大した事は無いがそこそこ強い……というより確実にダメージを重ねてくる。
また敵の前衛・ドラゴンインファントを全滅させた直後、敵の魔導師が【ライトニング】の呪文を2連発。
不味い巻き込まれ方をしたうえクリティカルを食らい、同行NPCのザウェルがHPを-1にされ、倒される。

セルジオ「そいつが死ぬかもしれない!?」

GM「生死判定は1ゾロ以外成功だ。そしてコイツは人間で、今日はまだ【運命変転】を使っていない。よってここで死ぬ事だけは無い」

まぁ普通に成功、一命は取り留める。
残りが魔術師二人だけなので、次のターンに味方前衛が突撃して撃破。
勝利はした。
瀕死のNPCを【応急手当】から回復させ、部屋を調べさせる。

部屋には魔法文明語で書かれた本があり、内容は製薬に関する物だった。
その薬はドラゴン系モンスターに有効な物で、精神的にアッパーにするが常習性が強いというもの。
データ的には、短時間の間、【不屈】と【全力攻撃】の特技を付与する。

サグウェン「そう聞くとあんま大したもんじゃねえな」

もっと派手なもんにした方が良かったか。
竜が主要な家畜の地域で竜に害悪のあるシャブが出回ってる、という話なのだが、やはり人体に直接加害しないといまいち危険に思えないのかもしれん。
まぁ次回までになんか考えておこう。
設定を思いつきで適当に2~3転させられるのも、身内ゲームの良い所だ。

シエン「そろそろ杖を取りに再挑戦していいかな?」

というわけで、再び杖へ。
しかし【開錠】に挑戦したNPC・ザウェル、1ゾロを振って完膚なきまでに失敗。

GM「【運命変転】使って成功にしておくか……」

こうして魔法の杖が手に入る。
ここで【物品鑑定】を行わせる。これに失敗すると、使い方がわからず次回のシナリオまでお預け……という事にしておいた。
実際に失敗したが、シエンは知力の指輪を叩き壊して達成値を上げ、無理矢理成功にする。

こうして魔法の杖ポップ・ポップ・パンを入手。
これは貧弱な威力の単体攻撃魔法を無消費で撃てる……というもの。
ライダー二人なんてパーティをキャンペーンの都合で要求され、支援魔法の拡大使用を余儀なくされるシエンへ、MPが尽きた時のためのサポート目的で出した物だ。
より高レベル帯に入り、魔晶石やMP回復アイテムを大量に用意できるようになれば、叩き売られて金にされてしまうだろう。

サグウェン「ポップ!? ダイの大冒険か!」

GM「いや、花火だか爆竹だかをそう呼ぶらしい。あのキャラも担当はどこかで使い捨てる気だったようだから、まぁそういう意味で名前つけたんじゃねぇかな。結局は最後まで生き残って最も重要な仲間になったが……」

作品は生き物、現場で創られるんだよ!
だいたい連載開始時は10週目までしか考えないのが普通らしいしな。

次は北西の隅、部屋8へ。
しかしここには何も無い。床から数メートル上に窓があるだけだ。
ここは窓から突入する事を選んで上手くいった時のスタート地点であり、地下道から入ってしまえば別に何も起こらない場所なのだ。

いよいよ、鍵のかかっていた部屋9へ。
鍵束を使って中へ入ると……そこは製薬工房だった。
設備自体は表向きの工場と似たような物だが、材料も作り置かれている物も全く違う。

GM「お前らの騎竜も、ヤクの匂いをかいでふらふらと寄って行こうとしているぞ」

明確な証拠品と製造現場を抑えた一行。
よってここで信号弾を窓から打ち上げる事にする。

まぁ当然、それだけで終わるわけがない。

ボスキャラ(GM)「そういう事をするのはやめていただこうか」

セルジオ「何!? いつのまに?」

現われたボスキャラは、以前のシナリオで倒した筈の黒騎士だ。

黒騎士(GM)「貴様らを倒すため、地獄の底から蘇ってきた! 今日こそ貴様らと決着をつける!」

蘇生魔法がある世界なら別におかしくはない展開。
敵視点では蘇った後で赴任した工場警備の仕事で、たまたま潜入してきた因縁の敵に出会っただけのごく自然な流れである。

黒騎士は壁にあった警報装置を叩いて押す。
もちろん、警報装置のスイッチはOFFにしているので何も起こらないが。

ボスの戦力も途中の探索・発見で少々変わるようにしておいた。
まぁよくある事だ。

黒騎士(GM)「装置に細工をしておくとは卑怯な奴らめ……やはり生かしておくわけにはいかん!」

まぁ最低限の部下は後ろに2体、同伴しているのだが。
またもや魔道に魅入られた魔法使い達である。
黒騎士の号令で戦闘態勢を整える敵軍。
黒騎士の号令で本人が突撃し、魔法使いたちは当然後ろから攻撃魔法を叩きこんで来るのだ。

イニシアチブは、同行NPCが指輪を叩き割って奪取。

すぐに倒せる敵では無いと判断し、バフ系魔法を連発するシエン。
黒騎士に【挑発攻撃】と【全力攻撃】によるダメージコントロール&痛打を狙う前衛組。
しかし黒騎士、レベルはPC達より1つ高いだけだが、魔法戦士な上にライダーであり、回復しながら殴ってきて騎竜にも攻撃させてくる。
さらに後ろの魔術師達が【リープスラッシュ】を遠慮なく撃ちこむオマケつきだ。

長引きはしたが、黒騎士本人が乱戦エリアにいるので範囲魔法2連発なんて真似はされず、回復しきれないダメージは受けない。
黒騎士の竜が倒れ、地に降りた黒騎士本人も死闘の末に撃破。
後ろの魔術師達はバンザイ降伏し、戦闘は終了。

戦利品を漁りながらも窓から信号弾を打ち上げるPC一行。
やがて外から大騒ぎが聞こえてきた。
これで商人・ショトスが違法薬に手を出していた証拠も抑え、任務完了である。

ほどなく扉が蹴り開けられ、ジークフリードが飛び込んできた。

ジークフリード(GM)「やったな! 俺はお前達を信じていたぜ!」

セルジオ「よくもまぁ、こんな面倒臭い仕事を押しつけやがって」

つっても万年ダンジョンに潜るだけってのも飽きるし。
たまには調査とか潜入とかも少しぐらいやりたいよな。

こうしてPCらは報酬を受け取り、経験値も手に入る。
しかし商人ショトス本人はまだ捕まっていない。
大人しく捕まるのか?
そもそもヤツはなぜそんなブツを作っていたのか?

もちろん、そこら辺は次回のシナリオの話だ。

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2018年1月28日 (日)

自卓リプレイ SW2.0 第6話の1

犯罪の疑惑渦巻く商人の所から、羊皮紙を手に入れた一行。
正確には「囚われた奴を助けたらそいつが持ってた」だが、まぁ今はいいんだ。そこは重要な事じゃない。
肝心なのは、その羊皮紙に何かの情報があるという事だ。
もちろん次のシナリオに繋がる話だ。
この展開で「実は中学生の時に書いた初恋の人へのラブレターでした!」とかだったら、斬新ではあるがゲームとしてはおかしい。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:19+1
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:5/ライダー:3
戦闘特技:武器習熟A/フレイル、全力攻撃、武器習熟S/フレイル
騎竜:飛竜

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:23+1
敏捷:23+1
筋力:15
生命:15
知力:12
精神:11
フェンサー:5/ライダー:4
/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動、武器習熟A/スピア
騎竜:飛竜

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:8
生命:12
知力:25
精神:22

コンジャラー:5/セージ:3
戦闘特技:魔法拡大/数、武器習熟A/スタッフ、MP軽減/操霊魔法

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16+2
敏捷:16+2
筋力:8
生命:12
知力:20
精神:21

プリースト(ル=ロウド):5/スカウト:3/アルケミスト1
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導
符術:パラライズミスト

前回の依頼主・ドラゴンベース所長のマジンファーザーに呼び出される一行。
NPCが入手していた情報だが、NPCが勝手に解決するわけにもいかない。
急にキャンペーンやシナリオの路線を変更したくてそういう腰砕けな流れにした事も無いでは無かったが、まぁ過去の事だ。
新しいマンガを読んだ時は注意だ。

医務室

一行が呼ばれたのは、基地の医務室。
前回救出したNPC・ニギブーンがベッドに寝ている。
PCらがレベルアップによる技能の上昇や買い物をしている数日の間、ケガ人は寝ていたのだ。
このゲームは一日6時間の休息でHPが最大値の2割回復するので、まぁ5日ほど寝ていた事にしよう。

サグウェン「全快しないと動けないのかよ!?」

セルジオ「PC達なら回復魔法をかけて寝て、一日で全快させるけど……」

ニギブーン(GM)「ありがとう。お前達のおかげで助かったぜ!」

ケガが全快した筈の彼は、ベッドの上に寝転がったままPCらへ情報の詳細を話す。
彼が入手した情報は、商人・ショトスのもつ薬品工場で非合法の薬が製造されている……というもの。
表向きは各種ポーションを製造している健全な工場だが、そのどこかで竜に服用させる中毒性のキツい薬も作っているらしい。

ここで所長・マジンファーザーが体のあちこちにあるランプをチカチカさせながら、依頼をきり出す。

マジンファーザー(GM)「君達にはその工場に潜りこんで、製造現場へ乗りこんでもらいたい。そこで信号弾を渡すので、そこから打ち上げてくれ。それを合図に、工場の近くで待機している官憲達が踏み込む」

サグウェン「捕まったり物が処分されてたりしたら、切り捨てられそうだな俺達……」

PCらが快く受けてくれた所で、もう一人のNPC・ジークフリートが登場。

ジークフリート(GM)「安心しな。俺だって遊んでいたわけじゃないんだぜ。前回のミッションはお前達が解決しちまったが、その間に俺は俺で有益な物を見つけた」

彼は前回、PCらとは別ルートでニギブーンを探しているうちに、ショトスが人を雇うのに利用している斡旋所をつきとめた。
そこを利用すれば「ぞろぞろわいてくる名無しの雑兵(PCらがいつも倒している雑魚敵)」として雇われる事ができるのだ。

なお、ジークフリートの部下はそこを突きとめる途中で全滅した設定なので、彼自身は潜入に参加しない。
彼は信号弾を見たら乗りこむメンバーなのである。

というわけで、彼はPCらに木札をくれた。
これを見せればショトスの雑兵として仕事を貰えるのだ。

報酬の話を適当にして、前金を貰ってから斡旋所へ。

斡旋所

舞台は裏町の職安・カンコドル亭へ。
ここには毎日、日雇い仕事を探しに薄汚れた男達がやってきて、目つきの悪い男にどこかへ連れられて行く。

PC一行が横並びで木札を見せると、愛想笑いしか表情の無い受付が「あそこですか」と言って、慣れた様子で人を呼ぶ。
出てきた男が、PCらを含めて武装した男達を馬車(リヤカー)へ案内する。
それを四足ドラゴンに曳かせ、舞台は山裾の森中にある工場へと移った。

工場

着いた所は工場兼倉庫。
馬車は敷地の門を通り、守衛の詰所へ向かった。
二日の間、定期的に巡回する警備がPCらに与えられた仕事だ。

シエン「薬を作るわけじゃないんだ?」

GM「それは工員がやる。お前らは守衛として潜りこんだ」

守衛の詰所(十数人の雑兵があちこちの部屋でごろごろしてるプレハブ)から、PCらの行動が始まる。

工場の敷地は広いが、塀に囲まれている。
敷地内には複数の建物があり、中央にあるのが製薬の工場。
その周りに完成したポーションを入れる倉庫がある。
その他、工員の宿舎や守衛の詰所、本社員の事務所等。

セルジオ「ここに入るな、と言われている場所は?」

GM「実は無いんだ。わざわざ『ここは立入禁止だ』と言われた場所は無い。しかしお前らには巡回コースが指示されている」

サグウェン「そのルートから外れた所にあるんだろうな」

GM「よしよし、それに気づけばOK。さっそく冒険者レベル+知力ボーナスで、目標値たった9の判定をしてもらおうか」

当然、全員成功。

GM「では気づく。巡回ルートは見取り図で説明されるんだが、『倉庫』の一つだけ明らかにバカでかく、巡回はその『倉庫』の周囲をぐるりと回るように指定されている。で、さっきの達成値で15に達していた奴はいるか?」

サグウェン「あ、俺16いってる」

一番知力低い奴だけが……。

GM「では気づく。見取り図によると、その『倉庫』、入口が無いぞ。他の建物には描いてあるのにな」

サグウェン「???」

そしてPCらが巡回する時間がきた。
敷地内をぐるりと回る一行。

サグウェン「巡回の時も竜には乗っていいんだよな?」

GM「そら、そういう国だし」

セルジオ「今回から俺も翼竜にしたよ。仮に地上に入口が無くても、パーティ全員で空から乗りこめるよ」

巡回しながら、工場内を観察する一行。

セルジオ「工員はどんな連中?」

GM「日当いくらの期間工。人間・ドワーフ・エルフ・グラスランナーとかの普通の種族だな。休憩時間はたぶんパチンコの話とタバコで過ごすだろう」

例の『倉庫』も、巡回中によく見てみる。
やはり出入口は無い。
窓ならあるが、2階の高さにしか無い。

シエン「じゃあ見張りがいない時にそこから入れる?」

GM「見張りは常時いるぞ。雇われ人の巡回がな。その隙間をぬって入る事は不可能では無い……が、パーティ全員に忍び込む判定をしてもらって一人でも失敗したら見つかる。どんなアイデアを出しても判定無しにはしないからな」

リスキーだが不可能では無い、という事にしておいた。
普通に考えて、2階の窓から入るしかない建物なんぞ作らんだろう。職員は全員毎朝壁よじ登って通勤すんのかいな。
だからどこかに入口はあるのだ。
しかしPCらがそれを見つけられないかもしれないので、まぁイチバチの最終手段として「2階の窓」を作っておいた。

しかし当然のように、窓からどうにか侵入できないか相談し始める一行。
GMにも少々質問は来るが「一人でも失敗したらアウト」だけは回答の最後に強調しておく。

サグウェン「他に入口があるだろうから、それを探すか」

というわけで調査続行。

シエン「隠し扉を探したいけど、スカウト技能で探せるかな?」

GM「現時点では無理だな。そりゃ調べる事はできるが、一部屋程度の範囲に10分かかるんだろう。『倉庫』は大きいので、壁全部調べると時間がかかり過ぎるし絶対に巡回に見つかる」

サグウェン「巡回を見張る奴、とかはいるのか?」

GM「いない。出かける時と戻って来た時に人数のチェックはあるがな。時間も確認はされているが、便所だのタバコだの安いクスリだのでロスする奴も多いんで、30分も一時間もかけん限りまぁ問題無い」

セルジオ「『倉庫』に出入りする奴がいるかどうか、見張れない?」

GM「それも現時点では無理だな。出入口に何のあたりもついてないし、4人で壁全部を監視もできない

色々と考えてみるが、そう簡単に名案は浮かばず。
まぁそりゃそうだ。

セルジオ「俺達より先に働いてる奴はいない? 話を聞いてみようかと思うんだけど」

うむ、やはり聞きこみは基本だな。
もちろんいないわけがない。
詰所に戻ってから、ゴロゴロしている雇われ雑兵に話しかける一行。

名無し雑兵(GM)「ここは人の入れ替わりが激しいから、あんま長い奴はいねぇな。仕事自体は楽なんだが

セルジオ「人の入れ替わりが激しいの、ちょっと怪しくないか」

名無し雑兵(GM)「へっへっへ……まぁそんな事は考えないのが良いんじゃねぇの。なんせあの店であんな雇われ方した俺らだからな?

シエン「思いきって『倉庫』の事も聞いてみる。あれ、入口がないよな?って」

名無し雑兵(GM)「さあ? 入れと言われてないんだしどうでもいいんじゃね

PCらにとって残念ながら、名無しの雑兵に訊けば隠し扉の位置を的確に教えてくれるシナリオではなかった。

隠し扉か地下通路でもあるのかと、他にどんな施設があるのか、位置はどうか、GMに訊きまくるプレイヤー一同。
見取り図が無いとわかり難いとか言ってくる。

作ってねぇよそんなもん。
だが質問されているうちに、説明忘れが一つあった事に気づく。

GM「位置と距離で思い出した。例の『倉庫』は、工場の隣にくっついて建っとるわ

サグウェン「おい! 話が変わるぞ」

一同、なぜか例の『倉庫』が他の建物から遠くにぽつんとあると思い込んでいたらしい。
「周囲を回るように巡回……」などと言ってしまったからか。

プレイヤー一同、GMへブーイング。
こんなに俺とプレイヤー達で意識の差があるとは思わなかった。

ともかく、ゲームは進む。

シエン「次の巡回中、もよおしたふりをして工場に入ろう。便所借ります、と言って」

GM「工場の便所なんぞ、巡回中じゃなくても借りれるぞ。詰所の便所は何個もあるわけじゃねぇから『今使われてるからこっち借りるな』で通る。対して工場には何個もあるからな」

工場内探索開始。
しかしスカウト技能は同行NPCに習得させているので、彼を工場内に放流し、結果を待つ。

工場内

ザウェル(GM)「帰ってきました。隠し通路はありませんでした

終わった。

敷地再び

残念。
工場の中から行くのでは無いのだ。
まぁこれで調べる場所が絞れつつある、と考えれば無駄では無い。

まぁ見取り図も無い大雑把な敷地内だが、施設の種類なんてそう多くない筈だ。

でもプレイヤー一同はなんか相談しながら行き詰りかける不思議。

セルジオ「普通の倉庫は複数あるから、隠し地下通路があるとしたらあそこじゃないだろう。一つしか無い建物……事務所かな?」

普通の倉庫に無いのは正解。
だがこいつの思考自体は間違い。
倉庫の一つに隠し通路を設けて「どの倉庫なのか」という情報を用意しておく、という手法は当然ある。
今回、たまたまそうでは無かっただけだ。

GM「事務所は正社員が勤める建屋で、雇われ守衛は立ち入り禁止だ。普通には入れないと言っておく

シエン「人の出入りが多いのはどこ?」

GM「工場と工員の宿舎だな

なんか混乱しだすプレイヤー一同。
仕方ないから、リクエストに応えて見取り図を即興で作る事にした
しかし何の意味もねーぞこれ。
位置を書いた所で「地下通路で入るのです」とすればどこからでも繋げる事できるし。
実際、正解ルートは地下だ。
そもそも、俺が忘れてたり思いついたりツッコまれたりすれば、建物が後付けでどんどん増えるし敷地も広がる。

サグウェン「HIGAN島じゃねぇんだから」

実際、「従業員はどこで飯食ってんの?」という疑問が出たので、有りもしなかった食堂が急遽追加された。
もちろん、シナリオ上は何の意味も無い場所だ。

しかしこの即席見取り図、実は意外と役に立った。
「どこの何を調べたのか」を、プレイヤーが思いだせるという効果があったのである。
まぁゲーマーの記憶力なんてニワトリとそう差が無いからな。

セルジオ「じゃあ事務所を調べてみよう。トイレを借りるパターンで」

GM「しかしお前は断られる。『工場で借りなさい』との事だ

さて、ではどうするのか……

……なんか窓から侵入する事を再検討し始めた。

セルジオ「巡回する奴らとは話せるんだから、俺達の前後の連中に金を握らせておけばどうかな?」

シエン「突っ込むわけだな」

サグウェン「やっちまうか?」

セルジオ「他に案があるなら言ってくれ」

むしろ無いのか、こいつらは。
突撃しかする気が無いゲームを延々成功にしてやるのもなんか気にいらねぇな。
もし実行したら、前後の連中に裏切らせて判定無用で失敗にしてやる事を内心で決意。
まともな人なんて敵の雑兵には数えるほどしかいないんだよ……。

シエン「その前にリスクの低い所から調べておくか。守衛の詰所とか」

そうだな。詰所を調べる、と宣言はしてないもんな。

だが残念。
下層民のチンピラを寝泊まりさせておく場所に、重要箇所への隠し通路は無かった。

シエン「なら事務所? 巡回を仮病使って一回休めない? で、窓から事務所を見張っておきたいんだけど」

セルジオ「それならスカウトがやるべきじゃない?」

サグウェン「でも見張ってどうすんだ?」

シエン「いや、怪しい奴が出入りしてないかと思って」

サグウェン「わかるのか、それ」

GM「それも含めて結果を出すために、誰がやるのか決めろ

突撃あるのみ、よりはよほど建設的だわい。

セルジオ「スカウト技能持ちだろうなぁ」

もう少し話しあい、仮病ではなく「巡回開始直後にスカウトがパーティ離脱、物陰から事務所を見張る。巡回終了直前に合流」という事に。

結果は……

ザウェル(GM)「役付正社員の中に、事務所からどこかへ出て行って戻って来ない奴がいました

セルジオ「どんな奴?」

GM「人相を説明された事にしよう。で、お前らは敷地内を巡回していた筈だが、そんな奴は全く見かけていない

ではどこに行ったのか。
しばらく悩む一行。
【足跡追跡】してみればいいんじゃね?という事に、しばらくしてから気づく。

もうGMからやるよう指示しても良かったかもな。

セルジオ「今回から俺も騎芸でやれるから、やってみるよ。俺、知力ボーナス2になってるんだぜ」

0の兄貴を尻目に、知性の芽が吹いた次男
その甲斐あってか判定成功。

消えた男の足跡をたどっていくと……敷地の一画、壁と倉庫の陰になっている所で消えていた。

GM「そこを探せば判定不要、上げ蓋が隠されている。それを開ければ、地下道の入口だ

つまり建物の中では無かったのだ。
「目についた所に当てずっぽうに入ればいい」という展開を避けたからである。

シエン「そうか……巡回ルートから外れた地面を調べれば良かったのか」

そんな事を思いつけるのはエスパーだけだろう。
それに場所の目星がついていない状態で宣言しても「どこを調べればいいのか、お前らにはわからん」と裁定するだけだ。

セルジオ「事務所の存在に気づかないといけなかったわけか。最初はGMも工場と倉庫の話しかしなかったのに」

GM「そうでもない。工場内である程度の地位を持つ者に目をつければ、じきにここへ来るよう設定はしていた」

それこそ倉庫や工場を見張って、偉そうな奴が来たら追ってみる……でも良かった。
つーか最初に決めた見つけ方がそれだ。
他にも2、3パターン考えていたが、まぁ見つかったんだから良しとしよう。

ようやく敵の隠し工場への道を見つけた一行。
待ち受けるのは何か。
まぁ要するに敵と戦いになるんだが。
知力ボーナス0の戦士がいるパーティで戦闘皆無のシナリオなんてやり辛いし、仕方ねぇな。

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2017年12月16日 (土)

自卓リプレイ SW2.0 第5話の2

仕事をくれた商人に裏切られ、最後に刺客を放たれた一行。
知り合ったNPCから、その商人が非合法の薬を扱っていると聞き、なし崩しで首を突っ込む事に。
商人の部下に捕まった別のNPCを探し、街中の探索が続く。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:18
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:5/ライダー:2
戦闘特技:武器習熟A/フレイル、全力攻撃、武器習熟S/フレイル
騎竜:飛竜

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:23
敏捷:23
筋力:15
生命:15
知力:11
精神:11

フェンサー:5/ライダー:3/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動、武器習熟A/スピア
騎竜:四足トカゲ

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:7
生命:12
知力:25
精神:22

コンジャラー:5/セージ:2
戦闘特技:魔法拡大/数、武器習熟A/スタッフ、MP軽減/操霊魔法

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16
敏捷:16
筋力:8
生命:12
知力:19
精神:21

プリースト(ル=ロウド):4/スカウト:3/アルケミスト1
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導
符術:パラライズミスト

情報屋・グータラスから、敵のアジトの一つを教えてもらえた一行。
もちろん、次はそこへ向かう事になる。

河原

その場は、寂れた区画の川沿いである。
堤防になっている土手を越えて覗くと、川の側に小屋が建っていた。

シエン「スカウトがエルフならなぁ……川の中から近づいて覗けるんだけど」

この世界のエルフは、器用で素早くて感知能力(知力で判断される)が優秀で暗視能力があって潜水が得意だからな。
魔術師へ適正が高いゲームは沢山あるだろうが、盗賊・斥候に高適正というのは案外珍しいような気がする。

魔法が届くかどうか、火矢でもブチ込むか、大岩転がして潰せないか……いろいろ考える一行。

GM「ところで、目的はニギブーンの救出なのを忘れてはいないか? 中にいた場合に一緒に始末してしまう手段はちょっとな……」

まぁ話の流れ的に、ここにはいないだろうと予想はできるだろうが。
救出が目的なのに、なぜ攻撃・破壊を主体に考えるのか。

サグウェン「日が暮れてから夜襲をかけるべきか? でも俺は夜は弱くなっちまうんだ」

セルジオ「じゃあ今行くか」

シエン「罠があるなら、その時はその時~」

小屋の戸を蹴り開けて突入する一行。
中にはヤクザ・チンピラの類が何人かいた。

ヤクザ&チンピラ(GM)「なんだ!? 出入りか!」

「サイコロをふるまでもない」敵を蹴散らす演出。
だがその途中、川から敵増援のモンスターが出現!

【魔物知識】の結果、ミラーゴーレムだと判明。

シエン「そいつなら俺は魔物知識判定しなくても弱点以外わかるよ」

見落としとった。
まぁ過ぎた事は仕方ない。戦闘開始。

このモンスターは、物理ダメージにはカウンターダメージ、魔法攻撃は反射する確率ありと、ショボい攻撃を繰り返すと返って被害が大きくなるタイプのモンスター。
1体とはいえ2部位あるし、まぁまぁ手強いはず。

行動次第で戦わなくてもゲームを進められるようにはしてあったが、正面から力押しする事を選んだなら仕方ねぇな。

プロテクション系をかけて物理攻撃で攻めるパーティ一行。
作戦は功を奏し、かすり傷を負うだけでゴーレムを叩き壊す事ができた。

ゴーレムがブッ壊されると、生き残りのザコは万歳降伏。

シエン「カクカクシカジカ、こういうわけだ。さっさと知っている事を教えろ」

GM「しかしお前ら、本当に最初から正面攻撃しかする気無かったな……」

サグウェン「いや、俺は最初ちょっと違う手も考えようかと言ったけど。無視されただけで」

シエン「ゴーレムには勝ったし! 結果オーライだよ!」

TRPGなんだし、正面衝突以外の方法をダメ元で考えてみてもいいと思うのだが……。
しかしこうしてプレイをふり返って見ると、普通に戦って普通に勝てる敵しか出ていない。
なら面倒な事をごちゃごちゃ考えはせんわな。

「敵の数はざっと見ただけで百人。奥にはもっといるだろう」とするべきだったか。

こうして敵のチンピラは知っている事をぺらぺら喋り出す。

ヤクザ&チンピラ(GM)「あいつか……船着場の倉庫に連れて行かれたらしいぜ」

この街にも大きな川が通っている(事にした)。
よって河川を使った輸送も行われており、船着場も用意されており、そこには倉庫が並んでおり、その一つはショトスの商会が持っている物なのだ。

船着場

一行は船着場に向かう。
大きな川の船着場には、大きな倉庫がいくつも並んでいた。

セルジオ「よし、まずは隣の倉庫に入ろう」

隣はたまたま空だった。
そこで目当ての倉庫に【聞き耳】を立てる。
どこに捕まっていそうか、これでだいたい見当がついた事にした。

セルジオ「裏口はあるのか?」

GM「ある事にしよう」

シエン「じゃあ火事が起こった事にして、相手が出てきたのとは反対側の戸から入ればいいんじゃないか」

セルジオ「本当につけなくていいのか?」

サグウェン「その損害は俺らが弁償させられんだろ」

セルジオ「バレなきゃよくねぇ?」

つけなきゃいいんだよ。
敵の陽動だけが目的なんだから。
手段を考えているうちに目的を忘れる奴がいるのは困る。

というわけで、二手に分かれる一行。
表口で「火事だー!」と叫び、敵が出てこなかった側にいる者達が飛びこむという計画。

叫ばれた敵達が、まずは表口から顔を出す事にする。

敵の兵士(GM)「火事!? どこだ!」

シエン「キョロキョロして声色変えながら『んー、向こうでなんかあったらしいですね』と言う」

だったら【変装】かなんかで判定させれば良かったかと今なら思うが、この時はそのまま進めてしまった。
まぁこのゲームの【変装】はスカウト技能が無ければまず成功しないので、させてたらまたゲームがグダグダしていただろうが。

GM「で、表で騒いでるが? 裏口班は?」

セルジオ「予定通り突入するか」

もしここでまたゴチャゴチャと面倒な事をあれこれ言いだしたら「迷ってるうちに敵に気づかれた」とかやろうかと、内心思ってた。
即決してくれたので、ここでもさっさと進めてしまう。

GM「倉庫の中を走ると、遠くの入口で背中を向けてる敵の兵士が見える。お前らの側には縛られてる奴が転がされているよ」

サグウェン「ダッシュだ。助ける」

セルジオ「これが偽物なら諦めるしかねぇわ」

同じギミックを同じシナリオで2回連続はやらんよ。
敵兵士はすぐにサグウェン・セルジオに気づいて駆け寄ってくる。

シエン「俺はそのタイミングで逃げ出すよ」

GM「じゃあ敵と戦うなら、シエン抜きだな」

別に勝てなくはない……が、奪還すべき人質を手に入れた以上、わざわざ戦力が減っている状況で戦う理由も無い。

サグウェン「え? あ? 戦いになるのか?」

GM「それはお前らが決めるんだよ」

なぜか迷いだすライダー二人組。
別に考える必要がある所でもねぇだろ。

GM「このゲーム、1ターン10秒だからリアル10秒以内に決めろ。そうでないと敵が目の前に来るから戦闘開始な。1、2、3……」

9秒目まで数えた所で、サグウェンが「逃げる!」と決定。
竜に乗った二人、くるりと背を向けて倉庫から飛び出した。
外でシエンも合流し、この場からずらかろうとするが……

GM「敵も当然、追いかけてくるわな。さて、このゲームで駆けっこをどう判定するか……」

シエン「移動力? それなら私は全力移動で18メートルですが」

普通の人間なら40~50程度なのだが、こいつは魔術師として必要な能力に全振りしているので、肉体関係の能力値は相当酷い事になっている。
シエンが全力で走る速度はサグウェンが歩く速度と互角で、セルジオが歩く速さより遅いのだ。
二足歩行の亀かな?

サグウェン「それに助けた奴をどこへ持って行くか、決めてなかったぞ」

合流したし、もう敵を倒せばいいか。
結局、そういう話になった。
逃げた後の合流地点まで考えておけば良かったんだろうな。

路地裏で向きを変え、敵と激突。
相手は【山賊の首領】と同じ能力の戦士が2人、【魔道に魅入られた魔法使い】と同じ能力の真語魔法使いが2人。

しかし運悪く先制判定に失敗。
「指輪を割れば逆転できる」程度の失敗なのだが……ボス戦でも無いのに消耗品を使うのか?という話になる。
このレベル程度だと、まだ消耗品を使う事前提で戦うほど裕福では無いのだ。

……が、敵に範囲攻撃魔法を使える者が二人もいるので、消耗品を使ってでも先攻をとっておく事になった。
【ライトニング】を2連発されると、救出したNPCがどっちかに巻き込まれて死ぬだろう……という話になったからだ。

こうして先手をとった一行。
ライダー二人を前に出し、敵の前衛相手に最初からクロスレンジの戦闘に持ち込む。
中レベルあたりから「範囲攻撃魔法に味方を巻き込まない」戦闘特技もあるが、このレベルの名無し敵はそんな物を習得していないので、救出したNPCが巻き込まれる事は無くなった。

【カウンターマジック】で精神抵抗力を上げつつ、ライダー二人の攻撃で攻める。
いつも通り、セルジオが【挑発攻撃】で敵の目標を一つは引きつけつつ、魔剣と竜でそこそこのダメージも与える。
そこをサグウェンが【全力攻撃】で仕留めていく。
敵魔術師の【リープスラッシュ】も【カウンターマジック】のおかげで致命打にはならず。ただ必ず当たるので、ダメージは蓄積していく。

セルジオ「HPが残り3点……」

シャドウなので魔法抵抗は高いのだが、回復がかかる前に攻撃魔法が集中してしまうとやはりしんどい。
一応、前にも書いた通り「敵の知能で補正かけながらもランダムに目標を決定」していたのだが。

とはいえ最終的には勝利。
戦利品を漁りつつ、救出したNPC・ニギブーンを応急手当する。

ニギブーン(GM)「お前達か! ありがとうよ……これをたくすぜ!」

服の中に隠していた羊皮紙を一向に渡すニギブーン。
そこに書かれていた物とは……

もちろん、次回に続くのだ。

 

 

……のだが、その前に立ち塞がる敵の影。
前回戦った黒騎士の姿が!

敵襲

サグウェン「え!? またかよ」

シエン「生きてたのか?」

GM「いや、鎧には『穢れ1』と書いてある。彼は『さあ、私自身の仇を討たせてもらおうか』と怒りをおさえずに言うぞ」

なお、レベル6で能力値は変わっていない。
だがプリースト技能6レベルが追加されており、【マルチアクション】【魔力撃】を習得しているので、ちゃんとパワーアップはしているのだ。

多少不自然ではあるが、「戦闘特技は前から持っていた。魔法技能を習得していなかったので使えなかっただけ」という事にすれば、一応、矛盾は無い筈だ。

サグウェン「あー……わかったわかった」

シエン「とにかくこいつのその怨念は殺そう」

GM「いや、鎧には『穢れ1』と書いてある。彼は『さあ、私自身の仇を討たせてもらおうか』と怒りをおさえずに言うぞ」

残念ながら先制判定には失敗し、敵が先手をとって動く。

魔力撃+騎芸で一撃あたり30点近いダメージを叩きだす。
その行動で回避や抵抗は下がるが、ダメージを受けたら【マルチアクション】で傷を治しながら攻撃自体は継続。
結構な強敵になる筈なのだが……

シエン「よし、同行NPCに【パラライズミスト】を頼もう」

ザウェル(GM)「黒騎士とその騎竜、どっちに?」

サグウェン「騎士の方で」

今回は敵の回避値を下げる手段を用意しているので、【魔力撃】を使ったターンにはだいたい攻撃が当たる。

サグウェン「おっと、俺の攻撃はクリティカル……こっちも30点ちょいのダメージな」

半端なダメージなら回復してしまう敵だが、回復しきれないとちとジリ貧か。

セルジオ「黒騎士の攻撃は俺へな。【挑発攻撃】当たってるから」

シエン「【ファイアウェポン】もかけておくか……」

一方的とまでは行かないが、微妙に敵を圧しながら戦闘が続く。
サグウェンが【全力攻撃】を1ゾロで空振りしたり、黒騎士が自分の回復魔法を1ゾロで失敗したり、ザウェルが回復魔法を1ゾロで失敗したのをル=ロウドの特殊神聖魔法でやり直したりと、まぁまぁいい勝負だ。

割とダラダラしたもどかしい戦いの末、最後はサグウェンの騎竜が黒騎士に噛みつき、トドメを刺した。

シエン「じゃあもう復活しないよう、火葬しとくか」

黒騎士を葬った後、ドラゴンベースへニギブーンと羊皮紙を持って帰る一行。

マジンファーザー(GM)「よくやってくれた、諸君! さっそくここに書かれた情報を見てみよう!」

何がどうなるのか、それは次回のお話。

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2017年12月 9日 (土)

自卓リプレイ SW2.0 第5話の1

落ちてた手紙を届けた商人が仕事をくれたが、どうやら裏切られたらしい。
一行は助けてくれた戦士について行って見る事にする。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:18
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:5/ライダー:2
戦闘特技:武器習熟A/フレイル、全力攻撃、武器習熟S/フレイル
騎竜:飛竜

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:23
敏捷:23
筋力:15
生命:15
知力:11
精神:11

フェンサー:5/ライダー:3/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動、武器習熟A/スピア
騎竜:四足トカゲ

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:7
生命:12
知力:25
精神:22

コンジャラー:5/セージ:2
戦闘特技:魔法拡大/数、武器習熟A/スタッフ、MP軽減/操霊魔法

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16
敏捷:16
筋力:8
生命:12
知力:19
精神:21

プリースト(ル=ロウド):4/スカウト:3/アルケミスト1
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導
符術:パラライズミスト

一行は知り合った戦士・ジークフリートについて行く。
ついた先は、この地方の都・ドライダント。
その都の側にある森の中が、一行が案内された場所だ。

洋館

森の中には洋館がある。
住人がいなければゾンビでも出そうだ。

セルジオ「どこかで聞いたような説明だな」

GM「この地方によくある様式で建てられているので、以前見た物と共通点が多いのだ」

ジークフリートは館の中へどすどすと入っていく。

ジークフリート(GM)「オヤジ! 帰ったぞ、オヤジ!」

言われて出てきたのは、デカいゴーレム。
その頭部は透明のケースになっており、中年のオッサンの頭が入っている。

サグウェン「???」

グレートマジンガーとか鋼鉄ジーグとか見て「サイボーグの所長っていっぺん出してみてぇな」と思った、ただそれだけで作ったキャラである。
「かくかくしかじか」とこれまでの事を「オヤジ」に説明するジークフリート。

マジンファーザー(GM)「そういう事か。歓迎するぞ、冒険者諸君!」

サグウェン「何にせよ、もう少し詳しい話を聞きたいが」

マジンファーザーは商人・ショトスの抱く「この地方を脅かす野望」について話し出す。
まず、彼の部下達(白衣の研究者)が、飲み薬を持ってきた。

マジンファーザー(GM)「これはドラゴンに使う薬でね。餌に混ぜて食べさせる物だ。竜の能力を増強するのだが、毒性と依存性がある。竜を生活の基盤にしているこの国の法では、違法の劇薬になるな」

薬と書いて「ヤク」と読む奴だ。

マジンファーザー(GM)「この薬の名称はドラゴンアンプァン。そしてこれの売人をやっていたのは、ショトスが所有していた建物で働いていた者からだ。ならばショトスが無関係なわけは無いはず……と思ったが、今のところ、微妙にシッポが掴めていない。よって今、その調査を進めているところなのだ」

セルジオ「こいつらは官憲?」

という所で、別の部下が部屋に入ってきて「ドルレイク様が来られました」と告げる。
一行の伯父貴が登場。

シエン「おや?」

ドルレイク(GM)「お前ら、帰っていたのか」

セルジオ「ただいま戻りました」

マジンファーザー(GM)「そうか、知り合いか」

実はマジンファーザーはドライダンド最大の竜牧場・ドラゴンベースの所長だ。
よってドルレイクとは古い付き合いである。

ドルレイク(GM)「(話を聞いて)そういう物を放っておいたらこちらの商売にも支障が出かねんな。お前達(PC一行)、手伝ってやってもいいのではないか。金はちゃんと出る筈だ」

シエン「以前、ショトスの所に手紙を持って行こうとしたら、伯父貴が行け行け言ってたけど」

ドルレイク(GM)「そりゃ、そんな奴だと知らんかったからな」

マジンファーザー(GM)「はっきりした証拠を掴まんうちから、誰にでも喋るわけにも行かんでな」

セルジオ「よし、ショトスがそういう薬を扱っている事を噂で流そう! そうすれば官憲達も表立って動けるし、焼き討ちもできる」

最後がどういう流れで繋がるのかよくわからん。

一行がいろいろ話していると、そこへ所員の一人が慌てて駆けこんで来る。

所員(GM)「た、大変です! 調査員の一人が行方不明になりました!」

とううわけで、今回のシナリオは消えた調査員の捜索だ。

シエン「仕方ありませんな」

報酬と前金の話をさっくり終えて、本題に入る。

消息を絶った調査員はニギブーンという男。
以前のシナリオで山賊をやっていた者である。

シエン「あー、いたねー」

彼はあの後、ジークフリートと知り合い、「そういう事なら俺が奴の世界征服を止めてやるぜ!」と勇んで参加したのだ。
だが残念な事に、最初の仕事である街中の調査で行方不明となった。
彼を見つけるのが今回の任務だ。

GM「というわけで今回はシティアドベンチャーだ」

サグウェン「脳味噌を使うのは苦手だぜ……キャラ的に」

シエン「私は知力には自信あります! 知識であって知能ではありませんが」

サグウェン「自分で言うか」

セルジオ「兄貴よ、俺はもうすぐ知力ボーナスが2になるぜ」

サグウェン「俺はまだゼロのままなのにな……」

まーソレイユをポイント制で作ればそうなるわな。

調査開始

キャラの知能はさておき、シティアドベンチャーが始まってしまった。

GM「さっそく、行く場所を考えてくれ。ドライダント市の中でな」

しばらくリアルに沈黙する一行。

セルジオ「……先ずは冒険者ギルドで情報を集める、かな?」

冒険者ギルドなんて物は、この世界の標準では用意されていない筈だ。
最近のライトノベル系ファンタジー物には当然のようにあるそうなので、そこら辺と混同しちまっているのだろう。

まぁ「冒険者の店」はある筈なので、そこへ行く事にする。
このドライダンドは地方都市なので、冒険者の店といってもそう多くは無い。
大きな物は2~3軒あるだけ、という事にしておく。
「適当な方へ適当に入る」という事で話を進める。

……が。

セルジオ「……ミキプルーンて奴は最後にどこに行ったんだ?」

唐突にそこへ思い立ったため、冒険者の店の入口でUターンして館へ引き返す事に。
そこで話を聞くと、スラムの一画へ行くと言って出掛けてから行方不明になったらしい。

うん、最初はそれ聞いてから出かけると思った。
予想通りにはいかないもんだな。

ニギブーンが向かうといっていたスラムの一画へ、一行も向かう。

スラム

スラム街・アイリーン地区。
仕事を見つけ損ねた日雇いが昼間からごろごろしている通りへ訪れた一行。

セルジオ「どこかで聞いたような地区名だな」

そこらで寝ているあぶれ日雇いに10ガメルほどちらつかせ、行方不明になったニギブーンの特徴を話す一行。
見かけなかったかどうか尋ねると……何人かのあぶれ者や浮浪者が小銭に群がって来た。
とりあいながらも、浮浪者の一人が教えてくれる。

浮浪者(GM)「すまん、わからん。だが向こうの公園に情報屋のグータラスって奴がいる。奴ならきっと何か知っているぜ」

教えられた公園に行くと、その中の林にあるダンボールハウスにそれらしい奴を発見。
呼びかけると、ボリボリと腹を掻きながら乞食が現れる。
ニギブーンの特徴と行方を尋ねると……

グータラス(GM)「それらしい奴なら知ってるな。この件は1000ガメルだ」

シエン「腕が要らないようだな」

セルジオ「要らないようだ」

痛めつけるつもりか。

GM「ほう、そう言うのか?」

一応確認。
実は「金を出さずに力で言う事をきかせる事もできるが、その場合は後々裏切ってくる」という予定にしてあった。

シエン「……その情報ってのは、どこまで教えてくれる?」

グータラス(GM)「それらしい奴を見た場所を教えてやるよ」

セルジオ「それだけじゃ出せないな」

グータラス(GM)「じゃあ出せるようになってからまた来な」

ダンボールハウスに引っ込むグータラス。

セルジオ「ダンボールか……よく燃えそうだな」

サグウェン「街中で火をつけてお尋ね者になるような真似はやめろ」

いろいろ相談を始める一行。
どうも遥か昔の(他のキャンペーンの)シナリオで「金を払った情報がガセで敵の罠だった」という経験があったせいで、高額の情報を買いたくは無いようだ。
そんな事もあったかもしれないが、俺の作ったシナリオなら、シナリオクリアまでに取り返せるようにはしておいた筈。
よって俺は無罪だ。

セルジオ「やはり兄貴(サグウェン)が力づくで聞くべきか?」

シエン「兄貴は力押しキャラだが悪人じゃなかったはずだぞ」

サグウェン「すぐ火をつけたがる弟(セルジオ)が言う事か……」

結局、前金を貰っているので、そこから全員少しずつ出して1000ガメル出して見る事にした。

グータラス(GM)「わかった。じゃあこっちだぜ」

案内され、スラムの別の一画へ。
騙したらどうなるかわかってるな?と口ぐちに言うセルジオとシエン。
「マジでそれ言うの?」と念を押すGM。
そう言われると仲裁に入るサグウェン。

正直、裏切らせるかどうか結構迷った。

廃屋

グータラス(GM)「あの廃屋だぜ」

人のほとんどいない区画の、二階建ての廃屋に到着。
そしてサグウェンにだけ話しかける。

グータラス(GM)「お前さんだけは信用できそうだから言っとくぜ。とりあえず気をつけな。『あの男』にも気を付けた方がいい」

意味深な事を告げ、グータラスは物陰へ姿を消した。

サグウェン「『あの男』ねぇ……?」

というわけで廃屋の周りで行動再開。
とりあえず正面から近づいてみる一行。

だが廃屋の入口には、三人ほどのチンピラがたむろしていた。
セージ・ライダー技能で【魔物知識】判定をしてみると『一般の兵士』である事に気づく。

GM「腕前(レベル)としてはそんなもん。判定に成功したから気づくが、持ってる武器や服の下に着込んだ防具もちゃんとした戦闘に使える物だ。そこらのヤンキーのふりしてるが、どうやら『見張り番』らしいぞ」

セルジオ「襲撃するか……それとも裏にまわってみるか?」

シエン「行ってみよう」

裏口はあるが、裏には見張りらしい影は無い。
そして二階の窓からは、ニギブーンが柱に縛られているのが見えた。

シエン「どんな状態かわかるか?」

GM「ぐったりしてる、という事ぐらいかね」

飛竜に乗っているサグウェンが、まず二階の窓まで飛んで行こうかという話になる。
流石に窓から飛竜が突っ込むのは無理だと判断し、そこから中に入り込むならサグウェンは降りねばならない事にする。

単独行動になるので、少々躊躇うサグウェン。
しかも半端に話を聞き逃しており、なぜ二階に行くのかわかっていなかった事も判明。
捕まった奴の救出だろうが……。

相談でちょっとグダグダした後、結局「いつでも逃げ出せそうだし大丈夫だろ」という事で、とりあえず飛竜で窓まで飛んで行く事になった。

シエン「まぁ、そのニギブーンが本物かどうかもまだわからんけどねぇ」

セルジオ「メタ的な話をすれば、GMが『ニギブーンが窓から見える』と言ったけど」

GM「いや、ニギブーン探してる時にニギブーンの外見した奴を発見したら、『ニギブーンかもしれない奴を見つけた』なんて言い方を俺はせんよ」

んな事を人間に化けられる魔物がいる世界で言いだしたら、街中の人間全部を「人間に見える人」と表現しなきゃいけなくなるからな。

サグウェン「よし、とにかくも部屋には入ってみよう」

しかしすぐには駆け寄らず、プレイヤー同士がちょっと相談。
それを少しの間、横で聞くGMの自分。
そして……

GM「セルジオ。冒険者レベル+知力ボーナス+2d6で達成値出してくれや」

セルジオ「? ……13だな」

GM「おう。では相手の変装を疑ってるお前は、まさにその『ニギブーン』は変装した奴だと気づいた」

セルジオ「え? 兄貴、そいつ怪しいぜ!」

サグウェン「じゃあ様子を見てみる……か?」

GM「だったら相手は行動するわ。縛られているフリをしていた男は、いきなりサグウェンへ粉をブチ撒ける。生命抵抗力で判定しろ」

サグウェン「何!? ……13だぞ」

GM「んじゃギリ成功か……難易度設定値が少々低すぎたか?」

2~3種の技能をだいたい同時に近い上げ方する設定で数値を決めたので、メイン技能を重点的に伸ばすキャラには少々甘いバランスになっていた事に後で気づいた。

目潰しの粉を振り払ったサグウェン。
相手は舌打ちしながら武器を抜く。

武器を構えて応戦するサグウェン。
物音から状況を察し、表にいた見張り達が屋内へ駆け込む。
PCパーティの残りメンバーも屋内に突入し、1階と2階で並行して戦闘開始。
敵は人間の戦士、偽ニギブーン(【山賊の首領】と同能力)と3レベル戦士三人。

まぁ処理を面倒にしたくないので、先制判定はパーティで行う事にしたが。
しかし出目が悪く、先制は敵側。

全力攻撃を繰り返す、偽ニギブーン。
それを避けながら反撃するサグウェン。

1階は突っ込んでくる敵をセルジオと騎竜が止め、乱戦に持ち込む。

まぁ地力で上回っているので、サグウェンは偽ニギブーンを特に問題無く撃破。
断末魔が聞こえると、一階の兵士達も逃げ出した。

セルジオ「それを止める事はできるかな?」

GM「ブッブー(外れ音)。逃げる時にはゲーム型サプリメントの『逃亡判定ルール』を使う事にしているだろ? 当然、敵が逃げる時も使うのだ」

よって敵は『モンスターレベル+2d6』で達成値を出す。
PCらは『冒険者レベル+敏捷度ボーナス+2d6』で達成値を出す。
PCらの最高達成値が敵と同点以上なら、敵に『決められた威力レート(PCらがレベル5なので威力20)+成功した者で最高の冒険者レベル』の魔法ダメージを与える事ができる。

上記の結果、HPが1以上残った敵は逃亡。
HPが0以下になった敵はその場に転がる。

実際に判定。
弱っていた兵士一人だけを倒す事ができた。

セルジオ「逃げた奴を追いかける事はできないのか?」

GM「そこら辺は(主にシナリオの都合で)GM判断。今回は無理って事にする。付け加えるなら、偽ニギブーンも雑魚兵士も事切れている」

シエン「じゃあこの廃屋を調べるしかないな」

いくらかの金品は見つかった。
しかし今後の手がかりになりそうな物は無い。
困りながら廃屋を出る一行。

そこへ情報屋のグータラスが再登場。

グータラス(GM)「ちょっと危なかったようだが、なんとかなったようだねぇ」

サグウェン「どういう事だ?」

グータラスは1000ガメルをPCらに返す。

シエン「“私が出した1000ガメル”が返ってきましたね!」

パーティ全員のワリカンだったので、完全に大嘘である。

セルジオ「さて、ガセを掴ませた覚悟はいいか」

シエン「私はお金が返ってきたので別にどうでもいいですが」

グータラス(GM)「すまんね。“あいつらに言われていた仕事”をやったのさ」

セルジオ「そうか」

シエン「やはりな」

昔のキャンペーンで騙されて裏切られたぐらいで、疑い深いヤローどもだ。

グータラス(GM)「だがあいつらは、ワシらのシマに入りこんできてこういう“仕事”を押し付けてくる連中なんでな。いなくなってくれるなら嬉しい話だ。あんたらの腕前はよくわかった。おまけに話もわかる人のようだ……その人(サグウェン)だけは」

腹の中でどう思ってるかはともかく、情報屋への敵意を口にしない唯一のPCだったので、こういう流れにしておいた。
どうでもいいのでここに書いていないが、セルジオとシエンは「コイツ殴ろう」「燃やそう」的な事を何度も発言している。

情報屋から話を聞くのに、金を請求されたから「ブン殴ろう」と発言したら、相手には好意を持たれない。
そのぐらいのリアリティはあってもいいだろう。

グータラス(GM)「ワシは奴らの本拠地は知らない。だがよく出入りしている建物は知っている。そこを教えてやろう。本拠地はそこから探し出せばいい」

と、サグウェンに教えるグータラス。
という事で、一行はそこへ向かう事にした。

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2017年11月18日 (土)

自卓リプレイ SW2.0 第4話の2

手紙を届けた商人の依頼で、古代遺跡に潜る一行。
地下一階を調べ終えはしたが、怪しい竜の石像の仕掛けは解けず。
仕方が無いので地下二階を探索する。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:17
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:4/ライダー:1
戦闘特技:武器習熟A/フレイル、全力攻撃
騎竜:飛竜

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:22
敏捷:23
筋力:15
生命:15
知力:11
精神:11

フェンサー:5/ライダー:1/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動、武器習熟A/スピア
騎竜:四足トカゲ

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:7
生命:12
知力:25
精神:21

コンジャラー:4/セージ:2
戦闘特技:魔法拡大/数

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16
敏捷:16
筋力:8
生命:12
知力:19
精神:20

プリースト(ル=ロウド):4/スカウト:2
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導

地下二階
41_2一行は地下二階へ降りる事にした。

南東の部屋から下へ。
部屋11番……やはり研究室跡だが、敵も金目の物も無い。

次は北上する一行。
部屋9番。敵の気配を察し、突入する。
今度は不意打ちは無しだ。

ここにも檻があるが、全て壊れている。
いたのはアンデッド化したトカゲ達だ。
モンスターデータとしては、ワイトが1体、グールが2体。

先制は敵に取られたので、この戦闘は敵から。
グールの2回攻撃が面倒だったが、エンチャント系の魔法をかけつつ殴りかえす。
ライダーと騎竜二組の攻撃で1匹ずつ撃破。

戦利品を漁るが、相変わらずこの時の出目はふるわず、みみちい粗品を拾う。

シエン「ダバイン家の男だからな!」

キャンペーン導入に使っただけの没落貴族一家設定がサイコロ運に響くとは不思議。
まぁそんな事は置いといて、部屋を調べる一行。

GM「半分朽ちかけた羊皮紙が見つかる。読める部分には魔法文明語で『卵を竜に見せる……』と書いてある」

セルジオ「さっきは見せなかったか?

サグウェン「腹の下に置いただけだ。手にもって真正面に立て、という事なんだろう

シエン「目に近づけろ、という事かもな」

地下一階に引き返し、思いついた通りにやってみる事にする一同。

GM「では像の目に映るように掲げる、でいいな。そうすると石像がガタガタとスライドし、横にどく。そこには下へ降りる階段が出現する……というわけだ」

プレイヤーがエスパーとなり完全に的確な行動だけをとると、このダンジョンは部屋3番の宝箱の罠をかわすだけでクリア可能だ。

せっかく見つけたのだからと、一行は現れた階段を降りる。
部屋14番に到着。

やはり研究室跡で、実験器具や魔道書が残骸となって残っているのも同じ。
しかし保存状態はやや良い。

テーブルの上にはクリアケースがあり、中には螺旋の模型があった。

セルジオ「DNA……か?

GM「プレイヤーに分かり易く説明するなら、そんな感じだ。このアイテムは持って行け」

さらに、鍵のかかった箱も発見。
今度は解除に成功。
まぁこっちはただの換金品だ。
なんやかんやで5600ガメル相当の収入。

この時点でもまだ行っていない場所があるので、さらに探索を続ける一行。
敵との遭遇に備え、回復アイテムでHPやMPを回復。

通路の爆弾を避けつつ、部屋8番へ。
そこもやはり研究室跡。
この地方の生物やその生態についての資料がゴロゴロ転がっている。
解剖図や各種生体実験の報告書等もだ。

やはり金品の入った箱もあり、鍵を解除して回収。

サグウェン「……終わりか?

シエン「『剣の欠片』が入った敵と出会ってないな?」

不思議に思いながらも遺跡から出る一行。

帰り道

遺跡を出て帰り道を行くと……黒い鎧の騎士と、そいつが連れている部下達が、PCらを待っていた。

セルジオ「うん、セルジオは知ってた!

シエン「シエンもなんとなくそんな気はしてた。館で起こるかと思ってたけどな!」

セルジオ「で、その騎士は見つけた物をよこせって言うんだろ?

もちろんその通りだ。

一応、一行は粘液やグールエキスを見せて「これで全部です」と誤魔化そうとはしてみる。

黒騎士(GM)「そうか。それなら確認してみよう」

黒騎士の指パッチンを合図に、敵の部下が襲ってくる。
【魔物知識】で相手の能力を調べたところ、黒騎士はレベル6。騎竜に乗っているので2部位の敵だ。
周囲の部下達は『腕利きの傭兵(5レベル)』相当の敵、6体だ。

シエン「うーん……レベル的にヤバい」

GM「一応、敵は降伏勧告はするが?」

セルジオ「長兄どうすんの?

サグウェン「俺? 俺かよ……

セルジオ「GM。相手は『今回手に入れた物だけ出せ』と言ってるのか?

GM「お前らの身ぐるみ剥いで、要ると判断した物を持って行くと言っている」

セルジオ「じゃあ『いい魔剣あるじゃねぇか』と言って持っていかれる可能性もあるわけか

降伏するかどうかの判断でグダる三人。
まぁそりゃそうだ。
しかしどうも降伏は選びたくないようなので、その意を汲んで話を進める事にする。
この時、リアルに腹減ってたしな。

GM「黒騎士はもう一度指パッチンして、攻撃開始だ」

セルジオ「兄貴! 肉体言語で行くんだ

GM「……という所で、『ちょっと待った!』と声がかかる。精悍な青年が姿を表わすぞ。『黒騎士さんよ。俺の相手もしてもらうぜ』と言う」

サグウェン「ほうほう?

GM「なお、黒騎士の返事は『……お前、誰?』だ。青年は『今から覚えてもらうぜ!』と叫び、その後ろに彼の仲間であろう戦士達が姿を現す。彼らが向かってくるので、そっちは黒騎士の部下軍団が迎え撃つ事になるな」

シエン「え?」

GM「というわけで、お前達の相手は黒騎士が騎竜とする事になった」

というわけで、欠片入りの敵騎士と今シナリオ最終戦闘。
黒騎士はレベル6ファイターだが、特殊能力は種族特徴の【運命変転】しかない。
騎芸により竜に乗っている間は打撃力が上がるが、変な事はしてこないのでそう事故の起こる敵では無い筈だ。

先制はパーティがとったので、先ず支援魔法をかけてから前衛が攻撃。
相手の知能が「人間並み」なので、セルジオが【挑発攻撃】を打ち、攻撃を引き付けている所へサグウェンが【全力攻撃】で叩く戦法を取る。

セルジオ「こっちの命中達成値は14!

GM「回避達成値16。避けたな」

基礎能力で敵が上なので、そう思い通りにもいかないが。
支援による強化と回復を重ねながら、攻撃を繰り返す。

セルジオ「クリィカルでダメージ合計16

GM「実ダメージ10。残りは……ん? 金属鎧だからクリティカル値が+1されるんじゃねぇか?」

サグウェン「あー……モンスター相手だとあんま使わんルールだからつい忘れるな

GM「まぁ今回はこのダメージでいいわ。次の攻撃からこれ入れて計算してくれな」

こういう「場合わけ」なルールはつい忘れるな。

これ以降、思った以上に攻撃が当たらなくなる。
ならば【ファナティシズム】の魔法で命中値を上げるか、しかしあの魔法は回避が下がる、このパーティの前衛は回避型だからな……と相談する一行。

セルジオ「俺の回避値はいろいろ合計して15。これが13まで下がると……

サグウェン「ん? ボスキャラの命中値が9とか言ってるんだが?

【挑発攻撃】で敵の攻撃を引き付けるために高めていたようだが、なんだか過剰になっていた次男の回避値。
やはりこのレベルから【攻撃障害】を持てる騎獣を出したのはやり過ぎだったか?

ともかく【ファナティシズム】で前衛二人の命中値を上げる。
直後、6ゾロや1ゾロが出始めて効果に疑問符がつく一幕も。
しかし戦闘が続くうちに地味に効果が現れ、黒騎士の攻撃はセルジオがひきつけて回避、そこをサグウェンが【全力攻撃】で大ダメージを狙う戦法が「それなりに」成立するようになった。

最後はHPが残り2点まで落ちた黒騎士に【フォース】が炸裂し、撃破。

セルジオ「あれ? 黒騎士、【運命変転】使ってなくないか?

GM「あ、確かに。でも使いたくなる場面も無かったわ」

とりあえず黒騎士は絶命。

サグウェン「え? 死亡?

倒された敵の生死判定の結果はGMの任意だと、昔遊びに行ったイベントで某NEのK松先生も言っていた。
というわけで、死んじまった敵からは何も聞きだせない。
そんな一行に、黒騎士の手下を全滅させたNPCの戦士が近づいて来る。

戦士(GM)「俺はショトスのケツを追いかけている最中でな。俺の名はジークフリートという」

サグウェン「どこかで聞いたか?

GM「そりゃファンタジー世界にはごろごろいる名前だろうからな」

いつもいつも特撮かアニメがモトネタの名前ばかりだったので、今回は超メジャーな神話伝承の類からストレートにいただいた。
今考えれば「ジーグブリード」ぐらいには手を加えて良かったかもしれんが。

ここで何をしていたのか、PCらに尋ねるジークフリート。
正直に話すPCらに、彼は言う。

ジークフリート(GM)「そういう事か。ならショトスの所には戻るな。この黒騎士は本名バンといい、ショトスの部下だ。ショトスの所に戻ったら、報酬どころか首がとぶぞ」

サグウェン「しかしこの男(ジークフリート)も信用できるかどうかわからんな

ジークフリート(GM)「なら俺の雇い主の所へ来な。案内するぜ。お前らが冒険者なら、いくらか仕事もまわせるかもしれんしな」

少々疑いながらも、一行はこの戦士について行く事にしてみる。
雇い主の所に戻ってもロクな目にあわない事はわかってるしな。

その結果がどうなるかは次回の話。

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2017年11月12日 (日)

自卓リプレイ SW2.0 第4話の1

なんとなく巻き込まれた山賊退治を終え、一行は先を急ぐ。
商人に拾った手紙を届けるだけの話だが、もうちょっとだけ続くのだ。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:17
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:4/ライダー:1
戦闘特技:武器習熟A/フレイル、全力攻撃
騎竜:飛竜

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:22
敏捷:23
筋力:15
生命:15
知力:11
精神:11

フェンサー:5/ライダー:1/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動、武器習熟A/スピア
騎竜:四足トカゲ

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:7
生命:12
知力:25
精神:21

コンジャラー:4/セージ:2
戦闘特技:魔法拡大/数

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16
敏捷:16
筋力:8
生命:12
知力:19
精神:20

プリースト(ル=ロウド):4/スカウト:2
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導

開始前、騎竜に名前をつけようかという話になる。

その時、漢字を使う事の是非の話になる。

すると「漢字は良し悪しを論じるなら『魔法拡大/数』などと漢字で特技名を表記するのも是非を論じるべきでは?」という話になる。

そして「なぜ『ライトニング』などと英語読みの表記は許されるのか」という話になる。

その果てに「異世界言語を構築して全てそれで呼称・表記すべきでは?」という話になる。

「そんなゲームしたいのか」という安定の結論に達し、その日も普通にセッションが始まった。

開始前の準備

GM「では皆、名誉点を50点増やしとけ」

シエン「ああ、ゴルドウスの武器か」

これで名誉アイテム1個ぐらいのポイントにはなるだろう。

セルジオ「これはパーティに対して入るという事?」

GM「ああ。だからゲーム上ではおこらないが、パーティを解散したら武器を所持していない奴はこの名誉点を失うな」

ショトスという商人

GM「では肝心のシナリオ開始だ。前回までの話は当然覚えていないな」

サグウェン「鳥倒して家に帰った」

GM「まだ帰ってねぇよ。これから『魔剣を手に入れ損ねた商人にその事を教えてやる』のだ」

やはりキャンペーンとなると、開始前の確認は必須だ。
なんとか話の流れを思い出した一行は、ショトスという商人の屋敷――森の中にある館へ辿り着く。

GM「大きくご立派で、人がいなくなったらゾンビが住みつきそうな洋館だな」

セルジオ「住人を呼び出す」

サグウェン「ノッカーて奴で扉をガンガン」

GM「じゃ中から使用人が出て来る。いわゆる執事って奴だ。『お客さんですか。何のご用でしょう?』と応対してくれるぞ」

セルジオ「落し物を拾ったので届けにきました」

一行は執事に拾った手紙を渡す。
執事は一旦奥へ引っ込んだ後、すぐに戻ってきて「ご主人様がお呼びです。どうぞ」と中へ招いた。

サグウェン「行くのか俺ら?」

セルジオ「いいと思うけど、帰るのか?」

GM「帰ってもいいが、その線でシナリオ作ってねぇから今日はここまでになるな。仮面ライダーの上映会でもやるか。今アギトをDVD屋で借りて視聴してるところだが」

そっちは気が進まなかったようで、一行は屋敷の主人に会う事にした。
目ざめろその魂。

GM「お前達は食堂へ通され、お茶と饅頭を出された。同じテーブルにショトス本人もついている」

少々やせ気味の、30歳程度の男だ。

セルジオ「その人が飲み食いするのを見てから、サグウェンが食って大丈夫かどうかを見て……」

シエン「口をつけるのはそれからだな」

サグウェン「相手が常日頃から対毒の訓練をかかさずに耐性をつけているかもしれんがな」

飯に毒を盛られるシナリオを2~3回やったぐらいで警戒しおって。
まぁ今回はそういう話では無いので、問題無く進める。

ともかく、PCらの拾った手紙、そして一行の話を聞くショトス。

ショトス「君達の話はわかった。魔剣を手に入れ損ねたのは残念だが、それに執着しようとは思わない。私が君達でも、君達と同じ主張をして魔剣を手放さないだろうしな」

サグウェン「武器そのものが欲しいわけじゃなかったのか?」

ショトス「ほう、鋭いな。その通りだ」

シエン「兄ちゃんは頭が悪くてもカンは鋭いんだぜ」

本当にそうならカッコイイが、その路線を続けるのは難しそうだ。

ショトス「私が部下を使って探すほど欲しい物は別にあり、その過程でたまたま高名な魔剣が見つかったので、部下が私に送ろうとしていたに過ぎない……というわけで、君達に一仕事頼みたいのだがね?」

ショトスは、ある魔術師の残した研究を追っていると言う。
彼の部下が次に調べる予定の遺跡を調査してきてくれ、というのが彼の依頼だ。

遺跡で手に入った物を持ち帰ってショトスに見せる。
彼が追っている研究成果に関係ありと判断した物は、ショトスが受け取る。
他の品は全てPCらが貰う。
ショトスが何か一つでも受け取った場合、PCら各人には2000ガメルずつ支払われる。

GM「ショトスが欲しがっているのは、研究の過程を記録した書物や、その試作品だな。武具や金品、魔物の戦利品なんかは求めていない。ま、細かい判断はブツを見せればわかる」

遺跡の場所は既に掴んでおり、この地の北側にある樹海の中。
そこまでの地図は渡される。

というわけで出発した一行。
道中何事も無く、数日かけて樹海の中の広場にたどり着く。
苔むした小山があり、そこには隠し扉があった……古代の人工物なのだ。

その向こうは地下への入口。

ダンジョンへ

41_2 一行が降りて行くと、地下一階の部屋1番に出る。

部屋の北西辺りに、ドラゴンの石像がある。
大きな台座に乗った、人間よりやや大きい像だ。

ザウェル(同行NPC)に調べさせたところ、罠を発見。
石像に触れると、何らかの攻撃が飛んでくる。
これを解除する事は不可能。

また、石像に設定していた目標値は2段階であり、ある程度以上高い達成値が出るとオマケでもう一つ判る事があった。

GM「像の目はガラス製だな。もちろん何か意味があるんだろうが、現時点では詳細は不明」

シエン「この罠を解除する事に関係あるんだな……」

試しに像へ触ってみようかという案も出たが、攻撃される事がわかっているなら後回しにしようという事になり、先ずはこの部屋を出る事になった。

一行は北の扉から出る(点線が扉)。
そこはT字路だ。

次に向かうは3番の部屋。
入る前に、扉へ聞き耳。

ここでもハウスルールを設けており、【聞き耳】の達成値が極端に高いと、部屋の中にいる敵へ不意打ちを仕掛け易くなる事にしている。
逆に極端に低いと、敵に不意打ちされ易くなる事にしている。
もちろん、これは各プレイヤーにも説明済みである。

GM「達成値15か。よし敵発見。これならPC側の不意打ちで始められるな」

喜んで突撃するパーティ。
部屋の中にいた敵は……何も無し。

サグウェン「はあ?」

セルジオ「はあ?」

シエン「はあ?」

中の記述を別の部屋と間違えたわい。
突入して敵を確認する段階で気づいちまった。

古代のダンジョンの中には、魔物の気配が充満しているのだ。

部屋は何かの研究所跡。
朽ちた棚に、ボロボロの研究資料が何冊も突っ込まれている。

セルジオ「これを持って帰ればいいのか?」

GM「残念ながら、今伝えたのはガラクタの描写だ」

シエン「では価値のある物を探そう」

結果、まだ無事な箱を一つ発見。
【探索】の結果、罠も見つかった。
罠は『冥界波』……ランダムで誰か一人のHPをゼロにするオリジナルの魔法罠である。

サグウェン「食らえばゼロ、か……」

まぁギリで【解除】に成功したので、無事に箱は開いた。
中にはデカい宝石が一個。
卵型の宝石で、箱の裏にも『竜の卵』と書いてある。売却すれば2000ガメルの価値がある。

宝石を入手し、次にパーティは南下。
ザウェルに調べさせた所、罠は見つからない。

というわけで、それを信じて通路を進んだ一行は、7番地点にてトラップを踏んだ。
出目が悪いと仕方ねぇな。

ここに配置したトラップは「シナリオ終了まで、あらゆる消費MPが1点増加する」という呪い属性の罠。
精神抵抗(このシナリオでは目標値12)に失敗した者がこの効果を受けるのだが……

シエン「全員成功」

サグウェン「そもそも俺はMP消費するような技を一つも持ってない」

トラップ、渾身の空振り。
まぁ無事であるに越した事は無い。

一行は南の扉へ向かう。
【聞き耳】はまたも絶好調、今度こそ中の敵に不意打ちをかます事ができた。

部屋5番の中にあったのは、下り階段と幾つもの壊れた檻。
そして無事な檻と、そこで飼われている奇怪な生物の群れである。

GM「トカゲの頭が生えたでかいナメクジが4匹だ」

シエン「そんなモンスター、いたっけ?」

無論オリジナルだ。
【魔物知識】判定の結果、見た目はともかく、能力的には『ジャイアントスラッグ』と全く同じだと判明。

弱点も見抜いたので、魔法ダメージ+2のボーナスも得る。
そのうえ不意打ちなので、もはやワンサイドゲームは確実となった。

セルジオ「ピンゾロ。自動失敗という奴だな

シエン「さっきから多いな?」

サグウェン「GM、お前の貸したサイコロ、何か仕込んでねーか」
※この日、セルジオのプレイヤーがサイコロを忘れたので、自分が貸していた。

ポイズンクラウドでスリップダメージを与えながら、敵の攻撃からは(サイコロが)恐れず逃げないという男らしい激戦。
まぁ勝ったからいいんだよこれで。
戦利品の出目もボロボロで『粘液』を1匹ぶんしか獲れなかったけど、ドラクエ2じゃあるめぇし、ナメクジ漁で儲けようなんて誰も考えて無い筈だ。

サグウェン「GM。ダンジョンの外に一旦出て、日光浴びてHP回復したいんだが、構わんか?

こういうのを認めると「MP大放出しながら戦闘、頻繁にダンジョンの外に出てキャンプして回復」という戦法にも繋がるので、どこまで許すかは難しい所だ。
まぁ今回はOKしておく事にした。

戦闘終了後、改めて部屋を調べる一行。
ナメクジを飼っていた檻は戦闘で壊れた事にしておいた。そこにあった「餌の無限供給装置」ごとだ。
得に金品やアイテムの類も無く、ここは下層に降りるための部屋だと判明。

しかし「先に地下1階を調べよう」という事になり、一行は別の部屋を目指す事に。

次に向かったのは部屋4番。
まやもや下り階段を見つける一行。
ここもやはりかつての研究室跡だが、魔物やアイテムの類は何も無い。

サグウェン「じゃあ北

あくまで一階を調べ尽くす方針。
北扉から部屋を出て、6番地点に仕掛けられていた毒ガスを今度はギリで見破る。
わざわざ【解除】に挑戦する必要は無いと、東から迂回し、2番の部屋へ。

今度の【聞き耳】判定は6ゾロ=自動成功。

シエン「絶好調。敵がいる? じゃあこっちの不意打ちだな」

2連続で「非常に」高い達成値を出す一行。
オープンダイスで振らせていないとサマを疑う所だ。

この部屋も研究室跡。
檻も残っており、角の生えた蛇が4匹生き残っている。
戦闘力的には『アナコンダ』と同等だ。

特に手強い敵でもなく、PCからの不意打ちとあっては問題になるわけもない。
【スパーク】炸裂→前衛突撃であっさり片づける。

相変わらず微妙な戦利品を拾い、部屋を調べる。
箱を発見。罠は無いが、鍵がかかっている。

GM「【解除】に失敗すると、箱を開けるにはブッ壊すしかなくなる。その時は中身が傷むので、金品収入が減額されるぞ」

いわば「収入にダメージを与える仕掛け」だ。
まぁこのゲームシステム的に【解除】判定に2回挑戦できるので、確率的にはPC側が有利になるようにはしてある。

そして見事に2回失敗。
力づくで開ける方針に強制変更。

サグウェン「どっせーい!

フレイルで蓋を叩き破ると、中には期待どおりに金品が(背景的には、売れるだけの価値がある研究器具や薬品であろう)。
【宝物鑑定】もやらせる……これまたハウスルールで、達成値が高いと売却価格にボーナス有りだ(低いと減額も有りだ)。

シエン「よし、鑑定の方は6ゾロ出したぞ」

極端な出目が続くな。
ブチ壊した減額や達成値による増額が入り、結果的には1200ガメルほどの収入になる。

地下一階の部屋は全て調べた。
次は地下二階へ降りるわけだが……

シエン「その前に。『竜の卵』を石像の下に置きたいんだけど」

竜の卵なら竜が温めるだろう、という考え。
その結果は……

GM「悪くは無いが、今回は外れだ。石像に触れた事により、その口からブレスが発射されてシエンを焼く」

シエン「ギャー!」

17点のダメージを食らい、最大HPの7割を一撃で失うシエン。

セルジオ「……GM。ドラゴンの像は動いたのか?

GM「いや。口が開いただけだが?」

セルジオ「よし。像の後ろに回り込んで、背後から触れるぞ

こいつはこいつなりに考えてはいるようだが……

GM「像の口が開き、ブレスが発射された。それは触れた者へとホーミングし、弧を描いてセルジオへ命中する」

セルジオ「!?!?

シナリオには「触れた者にダメージを与える」と書いたんでな。
景気良く燃え上がるセルジオ。

ドラゴン像の謎は解けず、ただ次男と三男のケツが燃えたのみ。
やむなく一行は地下二階へ降りる事になる。

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2017年11月 5日 (日)

自卓リプレイ SW2.0 第3話の2

蛮族を殴るよくある仕事中、どこかの商人への手紙を拾ったパーティ一行。
その商人へ手紙を届けてやる途中、山賊退治をやる事になった。

半ば無理矢理巻き込んだような流れだが、気のいいプレイヤーどもなので文句を言わずやってくれた。
本当だ。信じろ。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:16
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:4/ライダー:1
戦闘特技:武器習熟/フレイルA、全力攻撃

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:22
敏捷:22
筋力:15
生命:15
知力:11
精神:11

フェンサー:4/ライダー:1/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:6
生命:12
知力:25
精神:21

コンジャラー:3/セージ:2
戦闘特技:魔法拡大/数

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16
敏捷:16
筋力:8
生命:12
知力:18
精神:20

プリースト(ル=ロウド):3/スカウト:2
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導

山賊山の鳥

山賊の住む山に乗りこんだパーティ一行。
8番に踏み込んだところ、西からサンダーバードが飛んできて攻撃してくる。

31_3

サグウェン「コイツか……勝てるのかこれ」

GM「4レベルのキャラ2人いる4人パーティで5レベルモンスター1匹に勝てないなら、キャラ作り直しを考えるべきだろ」

シエン「そっか。じゃいけるだろ」

GM「あ。致命的な事忘れてたわ。この辺りは足場が悪いから、飛行・浮遊できない奴は命中・回避・魔法行使に-1の修正あるわ」

なお、強い気流により、飛行・浮遊している者は冒険者レベル+器用度ボーナスで毎手番開始時に目標値12の判定が必要。
失敗すると落下して転倒だ。

セルジオ「サンダーバードも飛行しているが……」

GM「ここに住んでいて気流をよく知っているので、奴は判定は不要。必ず成功する」

シエン「わかった。じゃ逃げるか」

敵だけが一方的に有利な状況を前に、全員の意思が一瞬で一致し逃亡決定。

しかし先手を取られたので、まずは敵の攻撃。
パーティは回避の高いセルジオだけを前に出し、敵の攻撃を凌がせる。

行動を(知能を考慮した上での表で)ランダム決定した所、三部位が全てセルジオに物理攻撃を仕掛けた。

セルジオ「(サイコロころころ)全部避けたぞ」

大した奴だ。
PCらの手番が回ってきたので、逃亡を宣言する。
GMの出目が腐って目標値が低かったので、全員成功。

結果的に無傷で逃亡できた。

12番へ引き返し、東周りで迂回して、残る1番へ。
山の頂上近くに小屋があったので覗いてみる。
中には、山賊が1人とペットが2匹。

山賊は『山賊の首領』、剣の欠片いり。
ペットは『アナコンダ』だった。

小屋の扉を蹴り開けて突入する一行。

山賊の首領(GM)「なんだお前らは? そうか、俺を討ちに来た冒険者だな!」

だらだら前口上を流す意味もないので、理解力の高い山賊にしておいた。

運命変転を使って先制を奪取。
となるとやはり【スパーク】が飛んでくるので、ボスは後ろに下げて蛇を前に出す。

【スパーク】→【フィールド・プロテクション】→前衛の突撃と、現在の黄金パターンで戦うパーティ。
蛇は2ターン目に全滅。

山賊の首領も、セルジオが【挑発攻撃】でひきつけて、横からサグウェンが【全力攻撃】を叩き込む。
ほぼ消化試合。

セルジオ「あ、回避で1ゾロ」

GM「じゃ物理ダメージ20点な」

そういう事も1回だけあったが、まぁ安パイで終わったといっていいだろう。
ボスが死にかけで弱った所で……

サグウェン「よし、ここで日輪の力を借りて、今、必殺の【輝く肉体】!」

この能力で、敵の命中・回避・行使を2下げる事ができるのだ。
死にかけた敵に必要な技かどうかは微妙だが、必殺技っぽくトドメに用いたかったのはわかる。

シエン「でもまだサンダーバードが残ってるぞ」

サグウェン「え? あいつと戦うの……?」

少し相談した結果、やっぱり【輝く肉体】はやめておく事になった。
普通に命中して撃破。

戦利品とボスの貯金(800ガメル相当の金品)を入手。
またシナリオの都合上、ボスは生死判定に成功した事にした。
別にボスを自動で死なせて「『山賊首領の首』を入手。宿場へ持ち帰ってシナリオクリア」でも構わんのだが、生首にするか縄で縛った敵大将にするか、選べてもいいと思ったので。

シエン「生きてるなら起こしていろいろ聞いてみるか」

というわけで、レンジャー技能で首領のHPを1まで回復させ、意識を取り戻させる。

山賊首領(GM)「すまねぇ、もう俺は足を洗うぜ。でも聞いてくれ、俺……このニギブーン、正義のためやむなく山賊をやっていたんだ。この宿場の先に住んでる商人……奴は、世界征服を企む悪の秘密組織の首領なんだよ!」

一同「……?」

ニギブーン(GM)「だから俺はここで見張ってたんだ。その活動資金として、ここらを通る連中から金を強制的に恵んでもらってたのさ」

サグウェン「真偽判定ってこのゲームにあったよな」

やってみるが、山賊首領は嘘をついていない。

シエン「まあ間違った事を本気で信じている場合も『本人は嘘をついていない』だけどね!」

サグウェン「じゃあどういう手段で世界征服を企んでいるのか、聞いてみようか」

ニギブーン(GM)「うん、知らん! 冒険者だった俺の従兄弟が、死ぬ間際に言ってただけだからな!」

その従兄弟は遺跡発掘中に、ショトスという商人の部下達とかち合った。
どっちも「俺達が漁る、お前らは引っ込んでろ」と穏便に交渉。
決裂したので戦いになり、従兄弟は重傷を負って逃亡。
彼が死ぬ直前に山賊首領が駆けつけたが、そのまま息を引き取ったのだ。

ニギブーン(GM)「いくら取り合いになったからって、普通殺さねぇだろ? 従兄弟が死ぬ前に『あの男は、恐ろしい企みで世界征服を企み……グハッ!』と言い残した言葉を、俺は信じてるぜ!」

シエン「信じるかどうかは別として、このシナリオのどこかにある魔剣のありかを吐いてもらおうかな」

お、まだ覚えてやがったか。

ニギブーン(GM)「ああ! ずっと前に拾った未鑑定品の武器か。あれならサンダーバードの巣の向こうにある倉庫に放り込んだまま忘れてたぜ」

なお、説明書は部下が入手し、報告はしたけどその時に首領は武器の事を忘れていたという設定。

シエン「いや、おかしいだろ。なんでお前らはサンダーバードに襲われないんだ」

ニギブーン(GM)「餌をやってるうちに俺らの顔だけは覚えたぜ。巣がある櫓も俺が建ててやったのさ。俺と一緒に行ってみるか?」

というわけでニギブーンと一緒に行って見る。

結果。
サンダーバードは見知らぬ人間(PCら)がいたので興奮し、電撃を発射。
ニギブーンは煙をあげて倒れる

サグウェン「あかんやんけ!」

GM「山賊達は襲われない程度に警戒されない仲になっただけであり、飼いならしたわけでは無いのだ」

ブーブー言いながらPCらは撤退。

サグウェン「シナリオクリア条件はもう満たしてるし、帰ろうか?」

このパーティはダイス目5を出してれば問題無く勝てる奴としか戦いたがらないのだ。

セルジオ「だけど魔剣は欲しいな」

シエン「うん、戦闘がしたいわけじゃないが魔剣は欲しいな」

欲の皮は突っ張っているので帰るわけでは無いのだ。

なんとか楽して強敵を凌げないか。
ムシのいい事を考え、議論し、脱線して「最近のファンタージーライトノベルは登場人物が自分のステータスをポイントで把握してるらしいな」などとどうでもいい事を語り合う一行。
そんな事はサイレントナイト翔が20年以上前に通っているぜ、と自分が言ってやる前に……

シエン「いっそ巣のある櫓をブチ壊せない物か」

ようやくそこへ目を向けたか。
櫓を調べた結果……

GM「これ建てたニギブーンもプロじゃないからな。土台に脆い所があるんで、頑張れば即座に崩壊するぞ」

それにより、普通の足場で戦える上に、戦闘前に敵のHPを減らす事ができるのだ(崩れた巣から飛び上がる前に、崖や枝に体をぶつけるため)。
減らせるHPは冒険者レベル+筋力ボーナスで判定。

もちろんソレイユのサグウェンがこの判定をやらされる。

サグウェン「達成値……16」

GM「そっか。じゃあサンダーバードは資材で頭打って死んじまったよ」

ダイス目が悪ければ無傷で襲いかかってきたし、出目が良ければ勝利でいいや。
そんな考えで作ったイベントなのだ。

ようやく6番へ着いたPC達。
倉庫があったので鍵を開ける。
罠があったが麻痺毒針とかもうどうでもいいので割愛。
今さら麻痺しても麓まで引きずって持って帰るだけだし。

400ガメルほどの金品の中、魔剣を発見!
もちろん、これはゴルドウスの武器だ。

貴重なブランド品という設定だが、シナリオの都合でぽんぽん入手できちまった。
やったぜ。

やはり形状はランダムで決定。
使い手となるのはセルジオ確定なので、彼がサイコロをふる。

結果、これは槍……ゴルドウス・ランスだった。
なんか命中値の低い種類2連発になったな。

魔剣と死にかけのニギブーンを持って帰る一行。
無事にシナリオは成功、討伐報酬と経験値を得る。

商人・ショトスの情報と魔剣を入手した一行。
少々きな臭い物を感じつつも、とりあえず商人に手紙は届ける事になる。

「手紙は燃やして平和なゴブリン退治がしたい」などとぬかす奴がいなくて良かった。

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2017年11月 4日 (土)

自卓リプレイ SW2.0 第3話の1

蛮族を殴るよくある仕事中、どこかの商人への手紙を拾ったパーティ一行。
どうやら貴重な魔剣を手に入れ損ねた可哀想な人らしい。
これはぜひその商人へ、手紙を届けてやらねばならないだろう。

「あまり時間がとれないので他のシナリオは作れない」と言えば、大概のシナリオは通る。
やはり気心の知れたメンバーは貴重であるな。

Photo キャクラター名:サグウェン
種族:ソレイユ(男)
器用:16
敏捷:18
筋力:25
生命:24
知力:3
精神:9

ファイター:4/ライダー:1
戦闘特技:武器習熟/フレイルA、全力攻撃

Photo_2 キャクラター名:セルジオ
種族:シャドゥ(男)
器用:22
敏捷:22
筋力:15
生命:15
知力:11
精神:11

フェンサー:4/ライダー:1/レンジャー:1
戦闘特技:挑発攻撃、回避行動

Photo_3 キャクラター名:シエン
種族:人間(男)
器用:6
敏捷:6
筋力:6
生命:12
知力:25
精神:21

コンジャラー:3/セージ:2
戦闘特技:魔法拡大/数

Photo_4 キャクラター名:ザウェル
種族:人間(男)
器用:16
敏捷:16
筋力:8
生命:12
知力:18
精神:20

プリースト(ル=ロウド):3/スカウト:2
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導

田舎の商人

商人・ショトスが住んでいるのは、街から一日の距離にある邸宅である事がすぐわかる。
彼らの伯父が知っているからだ。

セルジオ「叔父の知人か?」

GM「いや、相手がそこそこ手広くやってる商人で、たまに仕事するんで知っているだけ。個人的に付き合いがあるわけでは無い」

こうして出発するPC一行。
向かっている途中で日が暮れるが、その辺りに小さな宿場がある。

GM「宿場があるけど野宿するぞ、というBAKAはおらんな? 泊まる前提でシナリオ組んでるから、お前は泊まる事にした」

こうして一行は宿屋に入る。

宿屋の主人(GM)「いらっしゃい。……冒険者さんか。こっちだよ」

パーティをカウンターの隅へ。
とりあえず座るパーティに、一人100ガメル入った袋を渡す。

シエン「……はい?」

よくわからないまま所持金を100ガメルずつ増やしたPC達。
彼らが書き込んだのでシナリオを進める。

宿屋の主人(GM)「それは前金で、成功報酬は400ガメルだ。さっそく明日頼むよ」

シエン「……はい?」

セルジオ「詳細を聞かせてもらおうか?」

宿屋の主人(GM)「詳細? 聞いてなかったかい。山賊退治だよ。しかしあんたら、細かい事も知らずによく来たね」

そこで宿屋に郵便配達員、二足歩行のドラゴンに乗って訪問。
手紙を宿屋の親父に渡す。
手紙を読んだ親父は、目を丸くしてPCらを見た。

宿屋の主人(GM)「あんたら、山賊退治に来た人じゃなかったんだな! 冒険者の店から『人手が見つからない、もう少し待て』って今届いちまったよ。……まぁ前金は財布に入れたんだし、やってくれるって事でいいよな」

というわけでシナリオ本編開始だ。

セルジオ「まあそんな事だろうと思った。料金ぶんの仕事はしよう」

山賊退治

割と最近、ここらに山賊が棲みついた。彼らは道行く人々に通行料をせびるそうだ。
山賊が住む山を教えてもらった一行。
GMは山賊山のMAPを用意する。

サグウェン「俺のドラゴン、空飛べるんだが。上空からマップを把握できんか?」

GM「隠密系技能の無いお前が敵に見つからない高度からだろ? 『遥か下に山が見えますなあ』としかならんと思うが……ああ、あちこちに小屋がある事はわかるな。敵は一箇所に固まっているわけでは無い、というわけだ」

31_3 セルジオ「山ごと燃やせばいいじゃないか?」

GM「山火事を起こすのでNG」

それでいいなら村人がもうやってるだろ。

PC達はまず0番からMAPに入る。
1番が頂上だ。

PCらはまず5番へ移動した。

ここは、山肌に扉がある。天然の洞窟に扉を設けたのだ。
扉もあるし道も続いてはいる……が、ここに踏み込むと愉快なイベント発生。

頭上の茂みから、矢の雨が叩きこまれる。

GM「というわけで【危険感知】判定だ」

パーティ内の最高値が13だったので、矢の範囲内に入る前にストップできた。
無論、垂直に切り立った崖上の茂みにいる敵をどうにかできるわけではない。
よく見れば矢座間があるので、茂みの中に見張り小屋でもあるようだ。

というわけで、現時点は無傷だが、ここを突っ切るなり扉に何か行動するなら、矢の雨でダメージを受けながら……という事になる。

セルジオ「君子危うきになんとやら」

シエン「逃げ帰ったふうを装って引き返すか」

今度は9番へ向かう。
ぐねぐねした道を登っていくと……

GM「はいもう一度【危険感知】判定だ」

シエン「さっきあんな事があったんで、注意して登ってるつもりだが?」

GM「注意して登ってる前提で危険感知が必要なんだよ」

目標値は高め(14)に設定していたんだが、出目が良くて成功。
山賊が二人とペットが二匹、茂みから飛び出して来た。
不意打ちを受けずに戦闘開始。

敵は山賊の弓兵が2人、ジャイアントアントが2匹。
蟻の背中には毒ガスを入れた袋が背負わされており、蟻が倒されると袋が破れて半径3m以内を18ラウンドの間毒ガスで満たしてくれる。

敵は弱いが変なギミックがついているタイプの戦闘だ。

簡易戦闘で開始。
先制はとったので、先ずは前線エリアにいる2匹のアリへ【スパーク】を撃つ。

蟻の片方が倒されたので、毒袋が破れて前線エリアは毒ガスに満たされた。
もう片方も前衛二人が殴って撃破。
毒ガスを吸った奴は、手番終了時にサイコロ2個+5点のダメージ(生命抵抗で目標値12に成功すれば半減)。

さらに弓兵が前線エリアに矢を撃ちこむ。
まぁこれはさほど被害無し。

2ラウンド目、弓兵にさらに【スパーク】を撃つ。
そこへライダー二人が突っ込んで勝負あり。

戦闘後、東の4番へ。
PCらの予測通り、矢の雨を降らせた見張り小屋があった。
そこを探ってみるものの……

GM「特に何も無いな。毒薬の在庫も使い切った状態だ」

9番を経由せずに4番に入れば、敵に毒爆弾を準備する時間を与えずに戦闘で使わせない事ができ、勝利すれば毒薬の在庫も入手できる設定であった。

まぁ今さらな話なので、PCらは一旦、道を引き返す。

5番の扉には鍵がかかっていたが、開錠に成功。
中には400ガメル相当の金品と……

GM「魔剣の説明書があるな。このシナリオで魔剣を入手すれば、鑑定の判定は不要だ」

シエン「つまり、この山のどこかに魔剣があると!」

前衛キャラが二人なので二本出すという大サービスだ。
売却金額も設定してあるので、要らんなら売ればいい。
このレベルにしては大金が得られる。

サグウェン「む……もしまたフレイルなら、俺が二刀流戦士になるのか!」

なんでお前が両方持つ前提なんだよ。
フレイル使い二人のパーティになるに決まってんだろ。

つまり鈍器ワールドRPG2.0、開幕

一行が向かうのは、次は11番。
どうでもいい事だが、0-9間と5-11間は崖と橋による立体交差であり、四辻の道では無い。

11番には、蔦と茂みと木の枝に大半が覆われた櫓がある。
そして3番への道は、ほぼ垂直に近い傾斜だ。

サグウェン「櫓という事は、上に何かが有るんだな?」

GM「植物と地形のせいで、ここからは見えないと言っておく」

スカウト技能の持ち主に登らせるか、サグウェンがドラゴンを飛ばして上を見てくるか。
しばらく話し合った後、結局ドラゴンで飛ぶ事に。

バッサバッサと上へ、上へ、3番へ。
すると……

GM「櫓の上に巣を作っているモンスターが1匹」

サグウェン「ライダー技能で【魔物知識】判定……お、出目11か」

知力ボーナス±0だが、ダイス目で無理矢理成功。
魔物はサンダーバードだった。

一人で勝てる敵では無いので、もちろん引き返す事にする。

サグウェン「バッサバッサ……ただいま。あかん、あんなんおったわ」

GM「いやいやいやいや。なんで敵が棒立ちで動かない設定なんだよ」

というわけで、ゲームブック系サプリメントにあった【逃亡判定】だ。
サイコロ2個+敵のモンスターレベルで目標値を決める(今回は14)。
逃げるキャラクターの冒険者レベル+敏捷度ボーナス+サイコロ2個で、その目標値めがけて判定。

成功したので、結果的には無傷で逃亡成功。

サンダーバードは11番まで追いかけては来なかったので、PCらは道を引き返す事にした。

9番→4番→10番とパーティは進む。

10番からは2番に何があるか見える。
10番から2番には川が流れており、小屋は川の真上に建てられているのだ。

シエン「なんだ、トイレか」

GM「いや、大きさが違う。寝泊まりして暮らせる小屋だ」

シエン「そこで水棲の化け物でも飼ってるんじゃねえの」

長い付き合いだけあって、こっちの手を読むようになってきたな。

小屋を覗くと、山賊の突撃兵が4人。
ただし少しカスタムされている。
4人ともエルフなのだ。よって【運命変転】は無いが【優しき水】の種族特徴があり、水中で自在に攻撃してくる。

実は7番には川が流れこむ沼があり、水面近くを吊り橋が渡っている。
ここのエルフ山賊を倒しておかないと、水中から奇襲+橋をひっくり返されて水中での戦闘という一風変わったシチュエーションの戦闘になる設定だった。

シエン「突撃ー!」

こうして盗賊団エルフ部隊と、地上で戦闘開始。

自分たちよりレベルの低いモンスターが同数。
負けるわけが無い。
まぁ水中で襲われるか地上で戦えるか、の2択で全て決まる戦闘なんで。

エルフ部隊がいた小屋の中には宝箱があった。
罠を解除し、中に入っていた金品(400ガメル相当)を入手。

西の沼へ行く事もできたが、PCらは一旦山を下り、8番を通るルートを選ぶ。

なぜこの道を選んだのかは、録音を聞き直してもよくわからなかった。
まぁ何か考えはあったのだろう。

8番に踏み込むと……西からサンダーバードが飛んできて攻撃してくる。

サグウェン「コイツか……勝てるのかこれ」

GM「4レベルのキャラ2人いる4人パーティで5レベルモンスター1匹に勝てないなら、キャラ作り直しを考えるべきだろ」

シエン「そっか。じゃいけるだろ」

このゲームにおける初期の強敵の一つ、サンダーバード。
しかしあくまで低レベル帯では……であり、今のパーティで勝てないわけがない。

今、連休だし、今夜あたり焼き鳥でも食いに行こうかね……。

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